JP4350139B2 - 液循環システム - Google Patents
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Description
それぞれ液体を保持する第1の槽及び第2の槽と、
前記第1の槽及び前記第2の槽から取り出された前記液体を、前記第1の槽及び前記第2の槽へ戻す循環手段と、
を備えた液循環システムであって、
前記第1の槽は、前記液体を槽外に取り出せる取り出し部1L及び取り出し部1Hを、前記取り出し部1Hの方が前記取り出し部1Lよりも上方となるように備え、
前記第2の槽は、前記液体を槽外に取り出せる取り出し部2L及び取り出し部2Hを、前記取り出し部2Hの方が前記取り出し部2Lよりも上方となるように備え、
前記循環手段は、
前記取り出し部1Lから取り出された前記液体の流路となる配管1Aと、
前記取り出し部1Hから取り出された前記液体の流路となる配管1Bと、
前記取り出し部2Lから取り出された前記液体の流路となる配管2Aと、
前記取り出し部2Hから取り出された前記液体の流路となる配管2Bと、
前記配管1Aと前記配管2Bとが合流して成る合流配管Xと、
前記配管2Aと前記配管1Bとが合流して成る合流配管Yと、
前記合流配管Xと前記合流配管Yとが更に合流して成る合流配管Zと、
を備え、
前記合流配管Zは分岐して、それぞれ、前記第1の槽及び前記第2の槽に至ることを特徴とする液循環システムを要旨とする。
(2)請求項2の発明は、
前記取り出し部1Hは、前記第1の槽の上縁であり、前記配管1Bは、前記第1の槽の上縁をオーバーフローした前記液体の流路となる配管であるとともに、
前記取り出し部2Hは、前記第2の槽の上縁であり、前記配管2Bは、前記第2の槽の上縁をオーバーフローした前記液体の流路となる配管であることを特徴とする請求項1記載の液循環システムを要旨とする。
(3)請求項3の発明は、
前記第1の槽及び前記第2の槽は、それらの液面が上昇したとき、前記上縁の上方に突出する可動堰部材をそれぞれ備えることを特徴とする請求項2記載の液循環システムを要旨とする。
(4)請求項4の発明は、
前記循環手段を流れる前記液体を濾過する濾過手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液循環システムを要旨とする。
(5)請求項5の発明は、
前記第1の槽及び前記第2の槽はそれぞれ浴槽であり、
前記液体は湯水であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液循環システムを要旨とする。
本発明の液循環システムを適用した濾過循環システム1の構成を図1に基づいて説明する。
(i)基本的な動作
まず、第1の浴槽ユニット3、第2の浴槽ユニット5、及び循環配管7に湯水を導入しておく。水量は、第1の浴槽ユニット3において、第1の浴槽9Aから流入縁1Hを通り、上面吸込桝11へのオーバーフローが生じるが、湯水が他の浴槽縁15を越えてあふれず、また、第2の浴槽ユニット5において、第2の浴槽9Bから流入縁2Hを通り、上面吸込桝11へのオーバーフローが生じるが、湯水が他の浴槽縁15を越えてあふれない量とする。流入縁1H、2Hにおける水流の深さは、ともに、10〜20mmとする。この状態で、濾過ポンプ10を駆動すると、次のような湯水の流れが生じる。
第1の浴槽9Aに入浴者が入ると、その水位が上がり、第1の浴槽9Aから上面吸込桝11へのオーバーフローの流量が増え、上面吸込桝11の水位が上昇する。すると、スライド堰板27が浮き子となって上昇し、第1の浴槽9Aと上面吸込桝11との境が高くなる。その結果、第1の浴槽9Aの水位は高いまま維持される。入浴者がさらに増えると、第1の浴槽9Aの水位はさらに上昇し、スライド堰板27もさらに上昇する。スライド堰板27のスライド可能範囲には上限があり、その上限に達してから、さらに入浴者が増えると、スライド堰板27の高さは変化しないので、第1の浴槽9A内の水位は上昇することができず、オーバーフローの流量が急激に増す。その結果、上面吸込桝11内の水位が上昇し、排水管35の吸込口35aに達すると、排水管35から外部へ排水される。また、スライド堰板27の高さが、ちょうどスライド可能範囲の上限に達したときの第1の浴槽9Aの水位は、他の浴槽縁15と一致するので、そこからさらに入浴者が増したときは、第1の浴槽9A内の湯水は、流入縁1Hにおけるオーバーフローとともに、他の浴槽縁15を越えて外部に排出される。
第1の浴槽9Aに入浴者が入っており、第1の浴槽9Aの水位と、第2の浴槽9Bの水位とが同程度であるとする。なお、第2の浴槽9Bには、入浴者が入っていてもいなくてもよい。この状態において、第1の浴槽9Aから入浴者が出たとすると、第1の浴槽9Aの水位は一時的に低下し、上面吸込桝11へのオーバーフローが減少する。このため、上面吸込管1Bにおける押し込み圧力が減少し、上面吸込管1Bの流量が減少する。すると、上面吸込管1Bと合流する配管2Aは、湯水が流れやすくなるので、配管2Aの流量が増加する。その結果、第2の浴槽9Bから流れ出る湯水の流量(配管2Aの流量と上面吸込管2Bの流量との合計)は全体として増加する。第2の浴槽9Bに戻る湯水の流量は変化しないので、第2の浴槽9Bの水量は徐々に減少する。濾過循環システム1全体の水量は一定であるから、第2の浴槽9Bの水量が上記のように減少すれば、必然的に、第1の浴槽9Aの水量は増加し、その水位が上昇する。この状態が、第1の浴槽9Aの水位と、第2の浴槽9Bの水位とが同じになるまで続く。なお、上記の場合とは反対に、第2の浴槽9Bから入浴者が出た場合も、同様に、一旦低下した第2の浴槽9Bの水位が、やがて回復する。
濾過循環システム1は、逆洗機能を備えている。逆洗機能とは、濾過器8に溜まった浮遊物や沈殿物を湯水とともに排水する機能である。具体的には、合流配管Zの上流側を、濾過器8が備える濾材(図示略)の下流側に接続して、濾材において通常とは逆方向に湯水を流し、濾材の上流側から出た湯水は、そのまま外部に排出する。このとき、濾材に溜まっていた浮遊物や沈殿物は、湯水ともに排出される。
(i) 濾過循環システム1は、上述したように、第1の浴槽9Aと第2の浴槽9Bとを直接連通する連通管がなくても、第1の浴槽9Aの水位と、第2の浴槽9Bの水位とのバランスをとることができる。そして、濾過循環システム1が有する全ての配管には、基本的には常時湯水が流れる。そのため、連通管を有する濾過循環システム特有の問題、すなわち、湯水が流れにくい連通管にて汚れが付着したり、菌が繁殖してしまうという問題が生じない。
図2に示す濾過循環システム101を製造した。濾過循環システム101は、湯水を保持する第1の浴槽103Aと、同じく湯水を保持する第2の浴槽103Bと、第1の浴槽103Aの底面と第2の浴槽103Bの底面とを直接連通させる連通管106と、第1の槽103A及び第2の槽103Bから取り出された湯水を、再び、第1の浴槽103A及び第2の浴槽103Bへ戻す循環配管107と、循環配管107の途中にそれぞれ設けられた濾過器108、濾過ポンプ110、昇温装置112、及びストレーナー114から構成される。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
5・・・第2の浴槽ユニット 7、107・・・循環配管
8、108・・・濾過器 9A、103A・・・第1の浴槽
9B、103B・・・第2の浴槽 10、110・・・濾過ポンプ
11・・・上面吸込桝 12、112・・・昇温装置 1H・・・流入縁
2H・・・流入縁 14、114・・・ストレーナー 15・・・他の浴槽縁
1L、2L、117、118・・・出口 19、123、125・・・入口
21・・・点検蓋 23・・・安全柵 25・・・スライド堰ボックス
27・・・スライド堰板 29・・・開口 1B、2B・・・上面吸込管
31、35・・・吸込口 33・・・開口 35・・・排水管
37・・・水位センサー 1A、2A、119、121・・・配管
47、51、55・・・合流点 X、Y、Z、127・・・合流配管
58・・・分岐点 59、61・・・戻り配管
63、65、67、69、71、73、79、81・・・流量調整バルブ
75、77・・・仕切バルブ 106・・・連通管
Claims (5)
- それぞれ液体を保持する第1の槽及び第2の槽と、
前記第1の槽及び前記第2の槽から取り出された前記液体を、前記第1の槽及び前記第2の槽へ戻す循環手段と、
を備えた液循環システムであって、
前記第1の槽は、前記液体を槽外に取り出せる取り出し部1L及び取り出し部1Hを、前記取り出し部1Hの方が前記取り出し部1Lよりも上方となるように備え、
前記第2の槽は、前記液体を槽外に取り出せる取り出し部2L及び取り出し部2Hを、前記取り出し部2Hの方が前記取り出し部2Lよりも上方となるように備え、
前記循環手段は、
前記取り出し部1Lから取り出された前記液体の流路となる配管1Aと、
前記取り出し部1Hから取り出された前記液体の流路となる配管1Bと、
前記取り出し部2Lから取り出された前記液体の流路となる配管2Aと、
前記取り出し部2Hから取り出された前記液体の流路となる配管2Bと、
前記配管1Aと前記配管2Bとが合流して成る合流配管Xと、
前記配管2Aと前記配管1Bとが合流して成る合流配管Yと、
前記合流配管Xと前記合流配管Yとが更に合流して成る合流配管Zと、
を備え、
前記合流配管Zは分岐して、それぞれ、前記第1の槽及び前記第2の槽に至ることを特徴とする液循環システム。 - 前記取り出し部1Hは、前記第1の槽の上縁であり、前記配管1Bは、前記第1の槽の上縁をオーバーフローした前記液体の流路となる配管であるとともに、
前記取り出し部2Hは、前記第2の槽の上縁であり、前記配管2Bは、前記第2の槽の上縁をオーバーフローした前記液体の流路となる配管であることを特徴とする請求項1記載の液循環システム。 - 前記第1の槽及び前記第2の槽は、それらの液面が上昇したとき、前記上縁の上方に突出する可動堰部材をそれぞれ備えることを特徴とする請求項2記載の液循環システム。
- 前記循環手段を流れる前記液体を濾過する濾過手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液循環システム。
- 前記第1の槽及び前記第2の槽はそれぞれ浴槽であり、
前記液体は湯水であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液循環システム。
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