JP4347668B2 - 屎尿分離便器装置 - Google Patents

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Description

この発明は便器の排出口からの排出物を固形分である屎と液分である尿とに分離する屎尿分離便器装置に関する。
下水道設備が整備されていない地域や場所に設置されるトイレ、例えば建築現場や山岳地帯,キャンプ場,公園などに設置されるトイレ、或いは船舶や列車などに設置されるトイレでは、便器の排出口から落下した排泄物を、固形分である屎(大便)及び液分である尿(小便)を一緒に同一の槽内に受けて、それらを一括して溜めるようにしている。
これら排泄物のうち、液分の尿中には植物の養分が多く含有されており、不足の養分を補うことによってそれ自身有用な肥料となる。
一方固形分である屎もまた堆肥化することによって植物の有用な肥料となる。
ところが上記のように下水道設備が整備されていない地域や場所に設置されるトイレでは、固形分である屎と液分である尿(更には洗浄水)が一括して同一槽内に溜められるようになっているため、尿のみを有用な肥料として用いるといったことができないとともに、排泄物を堆肥化するに当ってはそれらを一括して処理しなければならない。
この堆肥化は、排泄物を好気性の微生物によって発酵処理するものであるが、このとき排泄物中に多量の液分が含まれていると良好な好気性条件が得られず、堆肥化が良好に行われない。
そこで便器からの排泄物を屎と尿とに分離するようになしたものが従来種々提案されている。
例えば下記特許文献1には、便器の排出口の下方に、中央のくびれ部と下端部の裾拡がり形状部とを有する筒状の部材を設け、液分である尿については筒内壁を伝って流下させる一方、固形分である屎についてはくびれ部からそのまま下方に落下させることで、屎と尿とを分離するようになした点が開示されている。
また下記特許文献2には、同じく尿については筒状の部材の内壁を伝って流下させる一方、屎については筒状の部材をそのまま下方に落下させることで、屎と尿とを分離するようになした点が開示されている。
しかしながらこの分離方式の場合、尿が壁面を伝わらないで筒状の部材の中央部分をそのまま落下するといったこともあり得、屎尿分離の効率が必ずしも十分でないといった問題がある。
他方下記特許文献3には、便器の下方に堆肥の層を設けるとともに、その更に下方に液分である尿を受けるトレーを設け、便器から落下した排泄物のうち固形分である屎についてはその堆肥の層で留める一方、液分である尿についてはその堆肥の層を通過して下方のトレーへと受けるようになした点が開示されている。
この特許文献3に開示のものの場合、堆肥層がろ過層としての働きを有するもので、必然的にその堆肥層中に多量の液分が供給されることとなり、堆肥化の効率の点で問題がある。
その他下記特許文献4には、便器の排出口の下方に多孔性斜板を斜めにして設け、屎が斜板上を滑落する間に屎と尿に分離するようになした点が開示されている。
この特許文献4では、多孔性斜板としてメッシュから成るものを用い得る点が開示されている。
しかしながらこの特許文献4に開示のものでは、多孔性斜板上に落下した屎が、孔やメッシュの網目に引っ掛かって一部が斜板上に残ってしまい、屎尿分離の効率の点でなお十分でない問題がある。
特開2002−201693号公報 特開平11−56677号公報 特開昭52−144137号公報 特開2001-128886号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、便器の排出口から落下した排泄物のうち、固形分である屎と液分である尿を効率高く簡単に分離することのできる新規な屎尿分離便器装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、複数のローラを回転可能に連設して成るローラコンベヤを便器の排出口の下方に傾斜して設け、該排出口から落下した排泄物のうち固形分である屎を該ローラコンベヤに載せて搬送する一方、液分である尿を該ローラコンベヤのローラとローラとの間の隙間を通じて下方に落下させることにより屎と尿とを分離するようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記ローラコンベヤは前記屎の重みによって非駆動で回転して該屎を搬送するものであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記ローラコンベヤによる屎の搬送先には屎槽が、該ローラコンベヤの下方には尿槽がそれぞれ設置してあって、該ローラコンベヤにて搬送された屎を該屎槽で、また該ローラコンベヤの隙間から落下した尿を尿槽で受けるようになしてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、便器の排出口の下方にローラコンベヤを傾斜して設け、排出口から落下した排泄物のうち固形分である屎をローラコンベヤに載せて搬送する一方、液分である尿をローラ間の隙間を通じて下方に落下させるようにしたもので、本発明によれば、ローラコンベヤ上に落下した固形分の屎をローラの回転作用によってローラコンベヤ上に残すことなく、良好に搬送先へと搬出してコンベヤ上から排出することができる。
一方で液分である尿については、ローラコンベヤ上に屎が残って隙間を部分的に閉鎖するといったことがないので、ローラ間の全隙間を通じて良好に下方に落下させることができる。
これにより本発明によれば排泄物の屎と尿とを効率高く分離することができる。
本発明において、上記ローラコンベヤは屎の重みによって非駆動で回転してコンベヤ上の屎を搬送するものとなしておくことができる(請求項2)。
このようにしておけば、ローラコンベヤのローラを回転駆動させる装置を必要としないので、簡素な構成で屎尿分離便器装置を構成することができる。
本発明においては、ローラコンベヤによる屎の搬送先に屎槽を、ローラコンベヤの下方に尿槽を設置して、落下する屎と尿とをそれぞれで受けるようになすことができる(請求項3)。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態の屎尿分離便器装置(以下単に便器装置)で、12は便器である。
ここでは便器12として和風便器が示してあるがこの便器12は洋風便器であっても良い。
14は排泄物を下方に排出する便器12の排出口で、16は排出口14を開閉する便蓋である。
18は排泄物を貯溜する貯溜槽で、その内部且つ排出口14の下方には、多数の棒状のローラ20を微小な隙間を隔てて回転可能に連設して成るローラコンベヤ22が、図中右端から左端にかけて下向きに傾斜する状態で設けられている。
貯溜槽18は、仕切り24によって屎槽26と尿槽28とに区画されている。ここで貯溜槽18は、便器12の排出口14を取り囲む形態の、ほぼ密閉の容器状に形成されており、臭気が外部に漏れ出ないようになしてある。
本実施形態の便器装置10では、便器12内の排泄物が便蓋16を開いて下方に排出される。排出された排泄物は、その下方のローラコンベヤ22上で受けられ、そして排泄物中の固形分である屎30がローラコンベヤ22上に載って、各ローラ20の回転運動により図中左向き且つ下向きに搬送された上、貯溜槽18内の屎槽26内に落下してそこに貯溜される。
一方排泄物中の液分である尿32は、ローラ20と20との間の隙間を通じてそのまま下方に落下し、貯溜槽18内の尿槽28内に貯溜される。
尚洗浄装置付のものにおいては、排泄物とともに落下した洗浄水が尿32と同じくローラ20と20との間の隙間を通じて尿槽28内に落下せしめられる。
以上のような本実施形態によれば、ローラコンベヤ22上に落下した固形分の屎30を、ローラ20の回転作用によってローラコンベヤ22上に残すことなく、良好に屎槽26へと搬出してローラコンベヤ22上から排出することができる。
一方で液分である尿32については、ローラコンベヤ22上に屎30が残って隙間を部分的に閉鎖するといったことがないので、ローラ20間の全隙間を通じて良好に下方に落下させることができる。
これにより排泄物の屎30と尿32とを効率高く分離することができる。
本実施形態では、ローラコンベヤ22は屎30の重みによって非駆動で回転してするものとなしてあり、従ってローラコンベヤ22のローラ20を回転駆動させる装置を必要としないので、簡素な構成で便器装置10を構成することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は様々な形態の便器に対して適用することが可能であるし、またローラコンベヤを上記とは異なる様々な形態で構成することも可能である。
また本発明は屋外に設置される便器装置はもとより屋内に設置される便器装置、その他様々な地域,個所に設置される便器装置に適用することが可能であるなど、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の屎尿分離便器装置を示す図である。
符号の説明
10 屎尿分離便器装置
12 便器
14 排出口
20 ローラ
22 ローラコンベヤ
26 屎槽
28 尿槽
30 屎
32 尿

Claims (3)

  1. 複数のローラを回転可能に連設して成るローラコンベヤを便器の排出口の下方に傾斜して設け、該排出口から落下した排泄物のうち固形分である屎を該ローラコンベヤに載せて搬送する一方、液分である尿を該ローラコンベヤのローラとローラとの間の隙間を通じて下方に落下させることにより屎と尿とを分離するようになしたことを特徴とする屎尿分離便器装置。
  2. 請求項1において、前記ローラコンベヤは前記屎の重みによって非駆動で回転して該屎を搬送するものであることを特徴とする屎尿分離便器装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記ローラコンベヤによる屎の搬送先には屎槽が、該ローラコンベヤの下方には尿槽がそれぞれ設置してあって、該ローラコンベヤにて搬送された屎を該屎槽で、また該ローラコンベヤの隙間から落下した尿を尿槽で受けるようになしてあることを特徴とする屎尿分離便器装置。
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