JP4347513B2 - 文字入力装置及び文字入力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、PDAなどに適用され、操作パネルの限られたスペースに配置されたテンキーボタンや回転式入力デバイスを用いて文字を入力する文字入力装置及び文字入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機は、メール機能、スケジュール機能、電話帳機能などが付加され、特に、小型化され、高機能化の一途をたどっているため、テンキーボタンや回転式入力デバイスを用いて、電話番号の数字や記号を入力するだけでなく、文字入力や各種機能を処理する必要がある。
【0003】
しかしながら、携帯電話機は、部品を実装する操作パネルのスペースが限られているため、追加機能を操作するのに必要なキーボタンを実装するスペースが不足している。
例えば、電話番号を入力するために0〜9の数字を割り付けたテンキーボタンに、複数個ずつ分割した日本語のカタカナ表記や英字のアルファベット表記を割り付け、各キーボタンを複数回押下することによりカタカナ、英字の入力を可能としている。
【0004】
このように、既存のテンキーボタンや回転入力デバイスの組み合わせにより、さらに新規に追加された他の機能を操作できるようにした従来技術として、例えば、特開平9−233528号公報の記載によれば、予めキー入力された文字が漢字変換部により複数の漢字候補に変換されたとき、スピーカの音量調節機能を制御する回転式の制御用入力デバイスを、変換された複数の漢字候補から目的の漢字を選択して表示部に表示させる制御用入力デバイスとして兼用することができる漢字変換機能を有する携帯電話機が提案されている。
【0005】
また、特開平10−65786号公報の記載によれば、押し込み操作によるスイッチ機能が可能な回転式ダイヤル(回転式入力デバイス)を備え、回転式ダイヤルの押し込み操作によってアルファベット文字の入力モードに切り替え、回転式ダイヤルを回転操作してA〜Zのアルファベット文字を任意に入力することができる携帯無線装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−233528号公報に記載の携帯電話機では、既存の回転式入力デバイスの割り付け項目数を増加させ、例えば、漢字候補の変換に有効利用することができるが、漢字候補に変換するためのかな文字を入力する方法は、既存のテンキーボタン(ダイヤルボタン)を10数回押下しなければならないという問題があった。
【0007】
例えば、「あ」行〜「わ」行の50音のかな文字が入力可能に表記されたテンキーボタンを用いて、目的のかな文字「お」を入力する場合、かな文字が表記されている「あ」行を入力するキーを、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」と目的の文字が現れるまで5回押下して確定する必要があり、かな文字を入力するたびに手間がかかるという問題がある。
【0008】
また、特開平10−65786号公報に記載の携帯無線装置では、回転式入力デバイスに付加した押し込み操作スイッチにより機能を切り替え、回転式入力デバイスのディスクを回転させることにより、テンキーボタンを操作することなく、AからZのアルファベット文字を入力することができるが、かな文字入力やカタカナ文字入力のキー操作を簡単化する方法については記載されていない。
【0009】
本発明は以上の事情を考慮してなされたものであり、例えば、携帯電話機やPDAなどの操作パネルに実装されたテンキーボタン及び回転式入力デバイスを用いた文字入力操作において、任意の1文字の入力操作に対し、少なくともテンキーボタンの押下回数を1回以下に削減し、回転式入力デバイスの回転操作により簡単に文字入力ができる文字入力装置及び方法を提供する。
【0010】
本発明は、表示部、テンキーボタン及び回転式入力デバイスを有する操作パネルと、予め行方向及び列方向に複数配列した複数の文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶する文字記憶部と、操作パネル及び文字記憶部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、さらに回転式入力デバイスが回転操作された際、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出し、読み出された文字を入力対象の文字として表示部に表示し、次の文字入力のために1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出して表示部に表示するともに、前記表示部に表示された入力対象文字を入力確定して、変換前のかな文字列を記憶部に記憶することを特徴とする文字入力装置である。
【0011】
本発明によれば、携帯電話機やPDAなどの操作パネルに実装されたテンキーボタン及び回転式入力デバイスを用いた文字入力操作において、任意の1文字の入力操作に対し、少なくともテンキーボタンの押下回数を1回以下に削減し、回転式入力デバイスの回転操作により簡単に文字入力ができる。
【0012】
前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、回転式入力デバイスが所定速度より速く回転操作された際、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字を順に行方向に配列した先頭文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出す構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの回転操作が所定速度より速い場合は、テンキーボタンにより選択された先頭文字を順に行方向に配列した先頭文字を選択することができる。
【0013】
前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、回転式入力デバイスが所定速度より遅く回転操作された際、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字に対応して列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出す構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの回転操作が所定速度より遅い場合は、テンキーボタンにより選択された先頭文字の列方向に配列した文字を選択することができる。
【0014】
前記回転式入力デバイスは、外周方向からの押し込み操作を検出する押し込み操作検出部をさらに備え、前記文字記憶部は、行方向に配列した各先頭文字を回転式入力デバイスの押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶し、前記制御部は、回転式入力デバイスが押し込み操作された際、回転式入力デバイスの押し込み操作回数に対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出す構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの押し込み操作により、行方向に配列した先頭文字を選択することができる。
【0015】
前記回転式入力デバイスは、外周方向からの押し込み操作を検出する押し込み操作検出部をさらに備え、前記文字記憶部は、行方向に配列した各先頭文字を回転式入力デバイスの押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶し、前記制御部は、回転式入力デバイスが押し込み操作されながら回転操作された際、回転式入力デバイスの押し込み操作回数に対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出す構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの押し込み操作により、行方向に配列した先頭文字を選択し、回転式入力デバイスの回転操作により、選択された先頭文字の列方向に配列した文字を選択することができる。
【0016】
前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、文字回転式入力デバイスの回転操作により、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字に対応して列方向に配列した最後の文字が文字記憶部から読み出された際、隣の行に配列した文字を文字記憶部から読み出す構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの回転操作を続けることにより、隣の行に配列した文字を選択することができる。
【0017】
前記制御部は、前記回転式入力デバイスの回転方向に基づいて文字記憶部から文字を読み出す方向を変更する構成にしてもよい。
この構成によれば、回転式入力デバイスの回転方向を変えることにより、文字の読み出し方向を変更することができるので文字の読み出し速度を短縮ことができる。
【0018】
前記文字記憶部は、予め行方向及び列方向に50音配列したかな文字またはカタカナ文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶する構成にしてもよい。
この構成によれば、テンキーボタン及び回転式入力デバイスを用いて、かな文字またはカタカナ文字を簡単に入力することができる。
【0019】
本発明の別の観点によれば、表示部、テンキーボタン及び回転式入力デバイスを有する操作パネルと、予め行方向及び列方向に複数配列した複数の文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶する文字記憶部と、操作パネル及び文字記憶部を制御する制御部とを備えた文字入力装置の制御部を用いて、1つテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、さらに回転式入力デバイスが回転操作された際、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出し、読み出された文字を入力対象の文字として表示部に表示し、次の文字入力のために1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出して表示部に表示するともに、前記表示部に表示された入力対象文字を入力確定して、変換前のかな文字列を記憶部に記憶することを特徴とする文字入力方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるものではない。また、本発明の文字入力装置は、携帯電話やPDAなどに限らず、テンキーボタンと回転式入力デバイス(ジョグダイヤル)だけの操作パネルを有する小型電子機器に適用することができる。
【0021】
図1は本発明を適用した携帯電話機の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本携帯電話機は、制御部1、プログラムメモリ2、バッファメモリ3、文字記憶部4、漢字変換辞書5、回転式入力デバイス6(回転検出部6a、押し込み検出部6b)、入力ボタン7(テンキーボタン7a、モードボタン7b、通話ボタン7c、機能ボタン7d、変換ボタン7e)、表示部8、通信部9、マイクロホン10、スピーカ11、バス12から構成される。
【0022】
制御部1は、例えば、コンピュータのCPU、MPUなどで構成され、プログラムメモリ2に記憶した制御プログラムによりバス12を介して装置全体を制御する。
また、制御部1は、バッファメモリ3、文字記憶部4を制御するメモリ制御部、漢字変換辞書5によりかな文字を漢字変換する漢字変換部、回転式入力デバイス6を制御する回転式入力デバイス制御部、入力ボタン7を制御する入力ボタン制御部、表示部8を制御する表示制御部、通信部9を制御する通信制御部として機能する。
【0023】
プログラムメモリ2は、例えば、ROM、EEPROM、MDなどの記憶媒体で構成され、制御部1が、バッファメモリ3、文字記憶部4、漢字変換辞書5、回転式入力デバイス6、入力ボタン7、表示部8、通信部9などを制御するための制御プログラム(メモリ制御プログラム、漢字変換プログラム、回転式入力デバイス制御プログラム、入力ボタン制御プログラム、表示制御プログラム、通信制御プログラムなど)を記憶している。
【0024】
バッファメモリ3は、例えば、不揮発性RAM、EEPROM、フラッシュメモリ、MDなどの記憶媒体で構成され、制御部1、回転式入力デバイス6、入力ボタン7、通信部9などが処理したデータを一時記憶するワークメモリ領域を備えている。
また、バッファメモリ3は、変換前文字記憶領域として、入力した変換前のかな文字列を記憶する第1メモリ領域、確定文字記憶領域として、入力されたかな文字列を漢字変換辞書5によって漢字変換し確定した文字列を記憶する第2メモリ領域、電話帳記憶領域として、名前、電話番号、住所などを記載した電話帳を記憶する第3メモリ領域を備えている(図6参照)。
【0025】
文字記憶部4は、例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、MDなどの記憶媒体で構成され、平仮名、カタカナ、英数字を入力するための文字テーブルを記憶し、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタン7aに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイス6の回転量に応じて割り付けて記憶している(図3〜図5参照)。
また、文字記憶部4は、行方向に配列した各先頭文字を回転式入力デバイス6の回転量や押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶してもよい。
【0026】
漢字変換辞書5は、例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、MDなどの記憶媒体で構成され、入力されたかな文字列を漢字に変換するための漢字候補を記憶している。
【0027】
回転式入力デバイス6は、例えば、時計方向または逆時計方向に回転する回転部材(ジョグダイヤル)、回転部材の回転に同期して磁気回転信号または光回転信号の2相パルス信号(回転信号)を発生するパルス発生器などで構成され、時計方向または逆時計方向に回転して回転信号を出力する。
また、回転式入力デバイス6は、例えば、シフトレジスタ、カウンタなどで構成され、パルス発生器から発生した回転信号から回転式入力デバイス6の回転方向、回転量、回転速度などの回転データを検出し制御部1に送出する回転検出部6aを備えている。
【0028】
さらに、回転式入力デバイス6は、例えば、回転部材を復帰可能に本体側にスライドさせるスライド部品、復帰バネ、押し込み操作を検出するマイクロスイッチ、磁気センサ、光センサなどで構成され、本体側面から内側への押し込み操作を検出する押し込み検出部6bを備えている。
【0029】
入力ボタン7は、例えば、小型ボタンスイッチ、小型キーボードなどで構成され、テンキーボタン7a、モードボタン7b、通話ボタン7c、機能ボタン7d変換ボタン7eとして配置されている。
テンキーボタン7aは、電話番号を入力するための「0」〜「9」のダイヤルボタンからなり、その他の2個のダイヤルボタンと一緒に数字、文字を入力するための代表文字または複数文字をキートップに印刷している。
【0030】
モードボタン7bは、文字入力モードとして、平仮名、カタカナ、アルファベットなど入力する文字の種類を設定するボタンである。
通話ボタン7cは、通信部9を介して外部の電話機などと無線通信する機能を設定するボタンである。
機能ボタン7dは、住所データを表示する機能など他の各機能を設定するボタンである。
変換ボタン7eは、入力されたかな文字を漢字に変換したり、入力文字を確定するボタンである。
【0031】
表示部8は、例えば、ドットマトリックス型のLCD(液晶表示ディスプレイ)、PD(プラズマディスプレイ)などから構成され、表示画面に入力モード、入力された文字、通信情報を表示する。
【0032】
通信部9は、例えば、アンテナ、回線接続回路、通信信号変復調回路などで構成され、電話番号、音声信号、メール情報を含む各種通信情報を各基地局に無線で送信したり、各基地局から送信された通信情報を受信する。
マイクロホン10は、音声を音声信号に変換して通信部9に出力する。
スピーカ11は、通信部9で変換された音声信号の通信情報を出力する。
【0033】
よって、制御部1は、1つテンキーボタン7aが押下された際、押下されたテンキーボタン7aに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部4から読み出し、さらに回転式入力デバイス6が回転操作された際、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイス6の回転量に基づいて文字記憶部4から読み出し、読み出された文字を入力対象の文字として表示部8に表示するよう構成することができる。
また、制御部1は、回転式入力デバイス6が押し込み操作された際、回転式入力デバイス6の押し込み操作回数に対応する行方向の先頭文字を文字記憶部4から読み出すよう構成されている。
【0034】
図2は本発明を適用した携帯電話機の操作パネルの外観を示す図である。図2において、図1と同じ構成については、同符号を記す。
本携帯電話機の操作パネルには、回転式入力デバイス6、テンキーボタン(ダイヤルボタン)7a、モードボタン7b、通話ボタン7c、機能ボタン7d、変換ボタン7e、表示部8、通信部9、マイクロホン10、スピーカ11が実装されている。
なお、図2に示す操作パネルの各部についての説明は図1で説明したので省略する。
【0035】
図3は本実施例の文字記憶部に記憶された平仮名テーブルを示す図である。図3に示すように、文字記憶部4は、平仮名を行方向及び列方向に50音配列し、行方向に配列した各先頭文字のポインタ(ModeX)をテンキーボタン7aに割り付け、かつ列方向に配列した平仮名のポインタ(ModeY)を回転式入力デバイス6の回転量(例えば、回転角度、回転数)に応じて割り付けた平仮名テーブルを記憶している。
また、文字記憶部4は、行方向に配列した平仮名の各先頭文字のポインタ(ModeX)を回転式入力デバイス6の回転量や押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶してもよい。
【0036】
図4は本実施例の文字記憶部に記憶されたカタカナテーブルを示す図である。図4に示すように、文字記憶部4は、行方向及び列方向に50音配列したカタカナ文字を、行方向に配列した各先頭文字のポインタ(ModeX)をテンキーボタン7aに割り付け、かつ列方向に配列した文字のポインタ(ModeY)を回転式入力デバイス6の回転量(例えば、回転角度、回転数)に応じて割り付けカタカナテーブルを記憶している。
また、文字記憶部4は、行方向に配列したカタカナの各先頭文字のポインタ(ModeX)を回転式入力デバイス6の回転量や押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶してもよい。
【0037】
図5は本実施例の文字記憶部に記憶された英数字テーブルを示す図である。図5に示すように、文字記憶部4は、行方向及び列方向に複数配列した英数字を、行方向に配列した各先頭文字のポインタ(ModeX)をテンキーボタン7aに割り付け、かつ列方向に配列した文字のポインタ(ModeY)を回転式入力デバイス6の回転量(回転角度、回転数)に応じて英数字テーブルを記憶している。
また、文字記憶部4は、行方向に配列した英数字の各先頭文字(ModeX)のポインタを回転式入力デバイス6の回転量や押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶してもよい。
【0038】
図6は本実施例のバッファメモリの各メモリ領域を示す図である。図6(a)は、変換前文字記憶領域として、入力した変換前のかな文字列を記憶する512バイトの第1メモリ領域を示し、図6(b)は、確定文字記憶領域として、入力されたかな文字列を漢字変換辞書5によって変換し確定した文字列を記憶する512バイトの第2メモリ領域を示し、図6(c)は、電話帳記憶領域として、名前、電話番号、住所などを記載した電話帳を記憶する第3メモリ領域を示している。
【0039】
図7は本実施例による文字入力手順1を示すブロック図である。図7において、図2に示す操作パネルに実装された回転式入力デバイス6及び入力ボタン7を操作することにより、例えば、かな文字列「さいとう」を入力し、これを漢字「斎藤」に変換するものとする。
S7−1:モードボタン7bを押下し、平仮名の文字入力モードに設定する。
S7−2:テンキーボタン7aに割り付けた「サ」のボタン(「3」のダイヤルボタン)を押下する。「さ」が表示部8の画面に表示される。
【0040】
S7−3:次の文字「い」を入力するため、「ア」のボタン(「1」のボタン)を押下する。
表示部8の画面に文字列「さあ」が表示され、前に入力した「さ」が確定され、第1メモリ領域に「さ」が記憶される。
S7−4:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」がその列に配列した平仮名「い」に変化し、表示部8の画面に文字列「さい」が表示される。
【0041】
S7−5:次の文字「と」を入力するため、「タ」のボタン(「4」のボタン)を押下する。
表示部8の画面に文字列「さいた」が表示され、前に入力した「い」が確定され、第1メモリ領域に「い」が記憶される。
S7−6:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「た」がその列に配列された平仮名「ち」、「つ」、「て」、「と」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいと」が表示される。
【0042】
S7−7:次の文字「う」を入力するため、「ア」のボタン(「1」のボタン)を押下する。
表示部8の画面に文字列「さいとあ」が表示され、前に入力した「と」が確定され、第1メモリ領域に「と」が記憶される。
S7−8:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」がその列に配列された平仮名「い」、「う」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとう」が表示される。
S7−9:変換ボタン7eを押下すると、かな文字列「さいとう」が確定され、漢字変換辞書5により、例えば、「斎藤」に変換されて表示部8の画面に表示される。ユーザが「斎藤」を確定すれば、第2メモリ領域に記憶される。
【0043】
図8は本実施例による文字入力手順2を示すブロック図である。図8において、図2に示す操作パネルに実装された回転式入力デバイス6及び入力ボタン7を操作することにより、例えば、かな文字列「さいとう」を入力し、これを漢字「斎藤」に変換するものとする。
S8−1:モードボタン7bを押下し、平仮名の文字入力モードに設定する。
S8−2:テンキーボタン7aに割り付けた「サ」のボタン(「3」のボタン)を押下する。「さ」が表示部8の画面に表示される。
【0044】
S8−3:次の文字「い」を入力するため、回転式入力デバイス6を逆方向に2回高速回転すると、「さ」が、行方向に配列した先頭平仮名「か」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さあ」が表示され、前に入力した「さ」が確定され、第1メモリ領域に「さ」が記憶される。
S8−4:回転式入力デバイス6を順方向に低速回転すると、「あ」の列に配列した平仮名「い」に変化し、表示部8の画面に文字列「さい」が表示される。
【0045】
S8−5:次の文字「と」を入力するため、回転式入力デバイス6を順方向に3回高速回転すると、「い」が、行方向に配列した先頭平仮名「か」、「さ」、「た」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいた」が表示され、前に入力した「い」が確定され、第1メモリ領域に「い」が記憶される。
S8−6:回転式入力デバイス6を順方向に低速回転すると、「た」の列に配列した先頭平仮名「ち」、「つ」、「て」、「と」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいと」が表示される。
【0046】
S8−7:次の文字「う」を入力するため、回転式入力デバイス6を逆方向に3回高速回転すると、「と」が、行方向に配列した先頭平仮名「さ」、「か」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとあ」が表示され、前に入力した「と」が確定され、第1メモリ領域に「と」が記憶される。
S8−8:回転式入力デバイス6を順方向に低速回転すると、「あ」の列に配列した平仮名「い」、「う」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとう」が表示される。
S8−9:変換ボタン7eを押下すると、かな文字列「さいとう」が確定され、漢字変換辞書5により、例えば、「斎藤」に変換されて表示部8の画面に表示される。ユーザが「斎藤」を確定すれば、第2メモリ領域に記憶される。
【0047】
図9は本実施例による文字入力手順3を示すブロック図である。図9において、図2に示す操作パネルに実装された回転式入力デバイス6及び入力ボタン7を操作することにより、例えば、かな文字列「さいとう」を入力し、これを漢字「斎藤」に変換するものとする。
S9−1:モードボタン7bを押下し、平仮名の文字入力モードに設定する。
S9−2:テンキーボタン7aに割り付けた「サ」のボタン(「3」のボタン)を押下する。「さ」が表示部8の画面に表示される。
【0048】
S9−3:次の文字「い」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に8回押し込むと、「さ」が、行方向に配列した先頭平仮名「た」、「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さあ」が表示され、前に入力した「さ」が確定され、第1メモリ領域に「さ」が記憶される。
S9−4:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」の列に配列された平仮名「い」に変化し、表示部8の画面に文字列「さい」が表示される。
【0049】
S9−5:次の文字「と」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に3回押し込むと、「い」が、行方向に配列した先頭平仮名「か」、「さ」、「た」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいた」が表示され、前に入力した「い」が確定され、第1メモリ領域に「い」が記憶される。
S9−6:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「た」の列に配列された平仮名「ち」、「つ」、「て」、「と」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいと」が表示される。
【0050】
S9−7:次の文字「う」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に7回押し込むと、「と」が、行方向に配列した先頭平仮名「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとあ」が表示され、前に入力した「と」が確定され、第1メモリ領域に「と」が記憶される。
S9−8:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」の列に配列された平仮名「い」、「う」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとう」が表示される。
S9−9:変換ボタン7eを押下すると、かな文字列「さいとう」が確定され、漢字変換辞書5により、例えば、「斎藤」に変換されて表示部8の画面に表示される。ユーザが「斎藤」を確定すれば、第2メモリ領域に記憶される。
【0051】
図10は本実施例による文字入力手順4を示す説明図である。図10において、図2に示す操作パネルに実装された回転式入力デバイス6及び入力ボタン7を操作することにより、例えば、かな文字列「さいとう」を入力し、これを漢字「斎藤」に変換するものとする。
S10−1:モードボタン7bを押下し、平仮名の文字入力モードに設定する。
S10−2:テンキーボタン7aに割り付けた「サ」のボタン(「3」のボタン)を押下する。「さ」が表示部8の画面に表示される。
【0052】
S10−3:次の文字「い」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に押し込みながら逆方向に回転すると、「さ」が、行方向に配列した先頭平仮名「か」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さあ」が表示され、前に入力した「さ」が確定され、第1メモリ領域に「さ」が記憶される。
S10−4:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」の列に配列した平仮名「い」に変化し、表示部8の画面に文字列「さい」が表示される。
【0053】
S10−5:次の文字「と」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に押し込みながら順方向に回転すると、「い」が、行方向に配列した先頭平仮名「か」、「さ」、「た」に変化し、表示部8の画面に文字列「さいた」が表示され、前に入力した「い」が確定され、第1メモリ領域に「い」が記憶される。
S10−6:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「た」の列に配列した平仮名「ち」、「つ」、「て」、「と」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいと」が表示される。
【0054】
S10−7:次の文字「う」を入力するため、回転式入力デバイス6を本体側に押し込みながら逆方向に回転すると、「と」が、行方向に配列した先頭平仮名「さ」、「か」、「あ」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとあ」が表示され、前に入力した「と」が確定され、第1メモリ領域に「と」が記憶される。
S10−8:回転式入力デバイス6を順方向に回転すると、「あ」の列に配列した平仮名「い」、「う」の順に変化し、表示部8の画面に文字列「さいとう」が表示される。
S10−9:変換ボタン7eを押下すると、かな文字列「さいとう」が確定され、漢字変換辞書5により、例えば、「斎藤」に変換されて表示部8の画面に表示される。ユーザが「斎藤」を確定すれば、第2メモリ領域に記憶される。
【0055】
図11は本実施例のバッファメモリの各メモリ領域による文字記憶手順を示す図である。図11において、例えば、図7に示す文字入力手順1に基づくバッファメモリの各メモリ領域による文字記憶手順について説明する。
図11(a)は、S7−3の処理で、S7−2の処理で入力した平仮名「さ」が確定され、確定した平仮名「さ」を記憶したバッファメモリ3の第1メモリ領域を示す。
図11(b)は、S7−5の処理で、S7−4の処理で入力した平仮名「い」が確定され、確定した平仮名「い」を続いて記憶したバッファメモリ3の第1メモリ領域を示す。
【0056】
図11(c)は、S7−7の処理で、S7−6の処理で入力した平仮名「と」が確定され、確定した平仮名「と」を続いて記憶したバッファメモリ3の第1メモリ領域を示す。
図11(d)は、S7−9の処理で、S7−8の処理で入力した平仮名「う」が確定され、確定した平仮名「う」を続いて記憶したバッファメモリ3の第1メモリ領域を示す。
【0057】
図11(e)は、S7−9の処理で、確定した文字列「さいとう」が漢字「斎藤」に変換され、変換した漢字「斎藤」を記憶したバッファメモリ3の第2メモリ領域を示す。
図11(f)は、漢字「斎藤」が確定されると、バッファメモリ3の第1メモリ領域がクリアされ、文字列「さいとう」がクリアされたバッファメモリ3の第1メモリ領域を示す。
図11(g)は、電話帳の名前として漢字「斎藤」を登録したバッファメモリ3の第3メモリ領域を示す。
【0058】
図12は本発明を適用した携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。図12において、
S12−1:キー入力待ち。
S12−2:入力ボタン7または回転式入力デバイス6が操作された否かを判定する。そうならば、S12−3に進み、そうでないならば、S12−1に戻る。
S12−3:現在のモードが文字入力モードか否かを判定する。そうならば、平仮名入力、カタカナ入力、英数字入力モードかを判定して、S12−4に進み、そうでないならば、S12−13に進む。
【0059】
S12−4:テンキーボタン(ダイヤルボタン)7aによる文字入力か否かを判定する。そうならば、S12−5に進み、そうでないならば、S12−6に進む。
S12−5:テンキーボタン7aの各ボタンに割り付けられた行方向の先頭文字を文字テーブルから読み出し表示部に表示する。表示した文字が確定されたならば、確定した文字を第1メモリ領域に記憶し、S12−6に進む。
S12−6:回転式入力デバイス6による文字入力か否かを判定する。そうならば、S12−7に進み、そうでないならば、S12−8に進む。
【0060】
S12−7:回転式入力デバイス6の回転量や押し込み操作回数に応じて割り付けた列方向の文字を文字テーブルから読み出し表示部に表示する。表示した文字が確定されたならば、確定した文字を第1メモリ領域に記憶し、S12−8に進む。
S12−8:変換ボタンが押下された否かを判定する。そうならば、S12−9に進み、そうでないならば、S12−10に進む。
S12−9:入力された文字列を漢字変換し、漢字変換した文字を第2メモリ領域に記憶し、S12−10に進む。
【0061】
S12−10:電話帳の機能ボタンが押下された否かを判定する。そうならば、S12−11に進み、そうでないならば、S12−1に戻る。
S12−11:変換した漢字を第3メモリ領域に設けた電話帳に登録する。
S12−12:第1及び第2メモリ領域をクリアし、動作を終了する。
S12−13:他の機能(例えば、通信、モード設定など)を実行し、動作を終了する。
【0062】
図13は実施例1による文字選択手順を示すフローチャートである。図13は、特に、行方向の先頭文字がテンキーボタン7aの押下により選択された後、回転式入力デバイス6の回転操作による列方向の文字の選択手順を示す。
S13−1:回転式入力デバイス6の回転方向が順方向であるか否かを判定する。そうならば、S13−2に進み、そうでないならば、S13−3に進む。
S13−2:回転式入力デバイス6の順方向の回転量に応じて、列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を増加させ、目的の文字を文字テーブルから読み出す。
【0063】
S13−3:回転式入力デバイス6の逆方向の回転量に応じて、列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を減少させ、目的の文字を文字テーブルから読み出す。
S13−4:列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)、つまり文字テーブルの変数値が、列方向に配列された最大文字数M+1以上または0以下にならないように1〜Mの範囲で循環する。
【0064】
図14は実施例2による文字選択手順を示すフローチャートである。図14は、特に、回転式入力デバイス6の高速回転操作による行方向の先頭文字の選択手順と、回転式入力デバイス6の低速回転操作による列方向の文字の選択手順を示す。
S14−1:回転式入力デバイス6の回転速度が高速回転であるか否かを判定する。そうならば、S14−2に進み、そうでないならば、S14−6に進む。
S14−2:回転式入力デバイス6の回転方向が順方向であるか否かを判定する。そうならば、S14−3に進み、そうでないならば、S14−4に進む。
S14−3:回転式入力デバイス6の順方向の高速回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を増加させ、目的の行方向の先頭文字を選択する。
【0065】
S14−4:回転式入力デバイス6の逆方向の高速回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を減少させ、目的の行方向の先頭文字を選択する。
S14−5:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)が、行方向に配列された最大文字数N+1以上または0以下にならないように1〜Nの範囲で循環する。
なお、図14に示すS14−6からS14−9の処理は、図13に示すS13−1からS13−4の処理と同じであるので説明を省略する。
【0066】
図15は実施例3による文字選択手順を示すフローチャートである。図15は、特に、回転式入力デバイス6の押し込み操作による行方向の先頭文字の選択手順と、回転式入力デバイス6の回転操作による列方向の文字の選択手順を示す。
S15−1:回転式入力デバイス6の押し込み操作であるか否かを判定する。そうならば、S15−2に進み、そうでないならば、S15−4に進む。
S15−2:回転式入力デバイス6の押し込み操作回数に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を増加させ、目的の行方向の先頭文字を選択する。
【0067】
S15−3:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)が、行方向に配列された最大文字数N+1以上または0以下にならないように1〜Nの範囲で循環する。
なお、図15に示すS15−4からS15−7の処理は、図13に示すS13−1からS13−4の処理と同じであるので説明を省略する。
【0068】
図16は実施例4による文字選択手順を示すフローチャートである。図16は、特に、回転式入力デバイス6の押し込み操作しながら回転操作することによる行方向の先頭文字の選択手順と、回転式入力デバイス6の回転操作による列方向の文字の選択手順を示す。
S16−1:回転式入力デバイス6の押し込み回転操作であるか否かを判定する。そうならば、S16−2に進み、そうでないならば、S16−6に進む。
S16−2:回転式入力デバイス6の押し込み回転操作が順方向であるか否かを判定する。そうならば、S16−3に進み、そうでないならば、S16−4に進む。
【0069】
S16−3:回転式入力デバイス6の順方向の回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を増加させ、目的の行方向の先頭文字を選択する。
S16−4:回転式入力デバイス6の逆方向の回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を減少させ、目的の行方向の先頭文字を選択する。
S16−5:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)が、行方向に配列された文字数N+1以上または0以下にならないように1〜Nの範囲で循環する。
なお、図14に示すS16−6からS16−9の処理は、図13に示すS13−1からS13−4の処理と同じであるので説明を省略する。
【0070】
図17は実施例5による文字選択手順を示すフローチャートである。図17は、特に、回転式入力デバイス6の回転操作による行方向に配列された先頭文字と列方向に配列された文字の選択手順を示す。例えば、テンキーボタン7aによって行方向に配列された先頭文字を選択し、次に回転式入力デバイス6を回転し続けることによって、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」→「か」→「き」といった50音順に表示して選択する手順である。
【0071】
S17−1:目的の文字か否かを判定する。そうならば、文字を確定し回転式入力デバイスによる文字選択を終了する。
S17−2:回転式入力デバイス6の回転方向が順方向であるか否かを判定する。そうならば、S17−3に進み、そうでないならば、S17−8に進む。
【0072】
S17−3:回転式入力デバイス6の順方向の回転量に応じて、列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を増加させ、列方向の文字を文字テーブルから読み出す。
S17−4:列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)が、列方向に配列された文字数M+1以上になったか否かを判定する。そうならば、S17−5に進み、そうでないならば、S17−1に戻る。
S17−5:列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を、最小値=1に設定し、回転式入力デバイス6の順方向の回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を増加させ、次の行方向の先頭文字を文字テーブルから読み出す。
【0073】
S17−6:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)が、行方向に配列された文字数N+1以上になったか否かを判定する。そうならば、S17−7に進み、そうでないならば、S17−1に戻る。
S17−7:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を、最小値=1に設定し、文字テーブルの先頭行の先頭文字を文字テーブルから読み出し、S17−1に戻る。
【0074】
S17−8:回転式入力デバイス6の逆方向の回転量に応じて、列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を減少させ、列方向の文字を文字テーブルから読み出す。
S17−9:列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)が、0以下になったか否かを判定する。そうならば、S17−10に進み、そうでないならば、S17−1に戻る。
S17−10:列方向に配列された文字のポインタ(ModeY)を、最大値=Mに設定し、回転式入力デバイス6の逆方向の回転量に応じて、行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を減少させ、次の行方向の最終文字を文字テーブルから読み出し、S17−1に戻る。
【0075】
S17−11:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)が、0以下になったか否かを判定する。そうならば、S17−12に進み、そうでないならば、S17−1に戻る。
S17−12:行方向に配列された先頭文字のポインタ(ModeX)を、最大値=Nに設定し、文字テーブルの最終行の最終文字を文字テーブルから読み出し、S17−1に戻る。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯電話機やPDAなどの操作パネルに実装されたテンキーボタン及び回転式入力デバイスを用いた文字入力操作において、任意の1文字の入力操作に対し、少なくともテンキーボタンの押下回数を1回以下に削減し、回転式入力デバイスの回転操作により簡単に文字入力ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した携帯電話機の操作パネルの外観を示す図である。
【図3】本実施例の文字記憶部に記憶された平仮名テーブルを示す図である。
【図4】本実施例の文字記憶部に記憶されたカタカナテーブルを示す図である。
【図5】本実施例の文字記憶部に記憶された英数字テーブルを示す図である。
【図6】本実施例のバッファメモリの各メモリ領域を示す図である。
【図7】本実施例による文字入力手順1を示す説明図である。
【図8】本実施例による文字入力手順2を示す説明図である。
【図9】本実施例による文字入力手順3を示す説明図である。
【図10】本実施例による文字入力手順4を示す説明図である。
【図11】本実施例のバッファメモリの各メモリ領域による文字記憶手順を示す図である。
【図12】本発明を適用した携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】実施例1による文字選択手順を示すフローチャートである。
【図14】実施例2による文字選択手順を示すフローチャートである。
【図15】実施例3による文字選択手順を示すフローチャートである。
【図16】実施例4による文字選択手順を示すフローチャートである。
【図17】実施例5による文字選択手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部
2 プログラムメモリ
3 バッファメモリ
4 文字記憶部
5 漢字変換辞書
6 回転式入力デバイス
6a 回転検出部
6b 押し込み検出部
7 入力ボタン
7a テンキーボタン
7b 入力モード切り替えボタン
7c 通話ボタン
7d 機能ボタン
7e 変換ボタン
8 表示部
9 通信部
10 マイクロホン
11 スピーカ
12 バス

Claims (9)

  1. 表示部、テンキーボタン及び回転式入力デバイスを有する操作パネルと、予め行方向及び列方向に複数配列した複数の文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶する文字記憶部と、操作パネル及び文字記憶部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、さらに回転式入力デバイスが回転操作された際、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出し、読み出された文字を入力対象の文字として表示部に表示し、次の文字入力のために1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出して表示部に表示するともに、前記表示部に表示された入力対象文字を入力確定して、変換前のかな文字列を記憶部に記憶することを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、回転式入力デバイスが所定速度より速く回転操作された際、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字を順に行方向に配列した先頭文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、回転式入力デバイスが所定速度より遅く回転操作された際、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字に対応して列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  4. 前記回転式入力デバイスは、外周方向からの押し込み操作を検出する押し込み操作検出部をさらに備え、前記文字記憶部は、行方向に配列した各先頭文字を回転式入力デバイスの押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶し、前記制御部は、回転式入力デバイスが押し込み操作された際、回転式入力デバイスの押し込み操作回数に対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  5. 前記回転式入力デバイスは、外周方向からの押し込み操作を検出する押し込み操作検出部をさらに備え、前記文字記憶部は、行方向に配列した各先頭文字を回転式入力デバイスの押し込み操作回数に応じて割り付けて記憶し、前記制御部は、回転式入力デバイスが押し込み操作されながら回転操作された際、回転式入力デバイスの押し込み操作回数に対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  6. 前記制御部は、1つのテンキーボタンが押下された後、文字回転式入力デバイスの回転操作により、1つのテンキーボタンにより選択された先頭文字に対応して列方向に配列した最後の文字が文字記憶部から読み出された際、隣の行に配列した文字を文字記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  7. 前記制御部は、前記回転式入力デバイスの回転方向に基づいて文字記憶部から文字を読み出す方向を変更することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  8. 前記文字記憶部は、予め行方向及び列方向に50音配列したかな文字またはカタカナ文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  9. 表示部、テンキーボタン及び回転式入力デバイスを有する操作パネルと、予め行方向及び列方向に複数配列した複数の文字を、行方向に配列した各先頭文字をテンキーボタンに割り付け、かつ列方向に配列した文字を回転式入力デバイスの回転量に応じて割り付けて記憶する文字記憶部と、操作パネル及び文字記憶部を制御する制御部とを備えた文字入力装置の制御部を用いて、1つテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出し、さらに回転式入力デバイスが回転操作された際、該先頭文字に対応する列方向の文字を回転式入力デバイスの回転量に基づいて文字記憶部から読み出し、読み出された文字を入力対象の文字として表示部に表示し、次の文字入力のために1つのテンキーボタンが押下された際、押下されたテンキーボタンに対応する行方向の先頭文字を文字記憶部から読み出して表示部に表示するともに、前記表示部に表示された入力対象文字を入力確定して、変換前のかな文字列を記憶部に記憶することを特徴とする文字入力方法。
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