JP4346538B2 - 冷凍サイクル及びアキュムレータ - Google Patents

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Description

本発明は空調装置に適用される冷凍サイクル、及びその冷凍サイクルを構成するアキュムレータに関する。
従来、自動車用空調装置の冷凍サイクルの冷媒にはフロンが使用されてきたが、オゾン層破壊の問題があるため、近年では、フロンに代わる冷媒として例えば二酸化炭素(CO2)等を用いた冷凍サイクルが開発されている(例えば特許文献1参照)。この二酸化炭素等を使った冷凍サイクルは、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となるため、「超臨界冷凍サイクル」と呼ばれている。
図6は、このような従来の超臨界冷凍サイクルのシステム構成図である。
この超臨界冷凍サイクルは、冷媒を超臨界域まで昇圧する圧縮機101と、昇圧された冷媒を冷却するガスクーラ102と、ガスクーラ102から送られた冷媒を減圧する膨張装置103と、減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器104と、余剰の冷媒を溜めておくアキュムレータ105(低圧受液器)と、ガスクーラ102にて冷却された冷媒を、アキュムレータ105から圧縮機101に送られる冷媒によってさらに冷却する内部熱交換器106とを備えている。
ここで、アキュムレータ105は、蒸発器104から流れ出る冷媒を気体と液体に分離し、圧縮機101へ向けて主にガス冷媒を送出するものであるが、溜まった液冷媒の中には、圧縮機101から高圧冷媒とともに吐出されて超臨界冷凍サイクルを循環した圧縮機用の潤滑オイルが含まれる。すなわち、この潤滑オイルは液冷媒に溶けるため、アキュムレータ105からガス冷媒のみを圧縮機101に戻すとすると、圧縮機101の潤滑オイルが不足し、圧縮機101が焼き付いて破損してしまうことがある。これを防止するために、アキュムレータ105には例えば少量の液冷媒を流出させる小孔が設けられている。
以上の構成において、圧縮機101の出口から流れ出た冷媒は、ガスクーラ102で冷却された後、内部熱交換器106を通過し、膨張装置103で減圧されて蒸発器104に導入される。この蒸発器104を通過することにより蒸発した冷媒は、アキュムレータ105に導入される。このとき、蒸発器104に導入された全ての冷媒が蒸発するわけではないため、蒸発器104を通過した冷媒は、アキュムレータ105の内部で一旦液冷媒とガス冷媒に分離される。アキュムレータ105は、その出口側配管から圧縮機101へ向けて主にガス冷媒を送出するが、上記冷媒配管の底の部分には上述した小孔が設けられており、この冷媒配管の流路断面の大きさに対する小孔の大きさの比率により、液冷媒の流出量が決まる。アキュムレータ105から送出された冷媒は、内部熱交換器106でガスクーラ102から送出された冷媒と熱交換をして圧縮機101に導入される。
特開2001−201213号公報
上述のような超臨界冷凍サイクルにおいては、アキュムレータ105の冷媒配管の流路断面の大きさに対する小孔の大きさの比率により、ガス冷媒に混合される液冷媒の比率が決まる。それにより、内部熱交換器106での熱交換量が決まり、圧縮機101に導入される冷媒の乾き度と温度も決まる。したがって、圧縮機101に導入される冷媒の乾き度及び温度と、内部熱交換器106での熱交換量との関係がほぼ一対応で決まってしまい、冷凍サイクルの特性を制御する際の自由度が小さいといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、圧縮機の焼き付きを防止するとともに、冷凍サイクルの特性を制御する上での自由度を向上させることを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、空調装置を構成する冷凍サイクルにおいて、潤滑オイルが含まれた冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒を冷却する外部熱交換器と、前記外部熱交換器から送出された冷媒を減圧する膨張装置と、前記膨張装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータと、前記アキュムレータから前記圧縮機に送られる冷媒と、前記外部熱交換器から前記膨張装置に送られる冷媒との熱交換を行う内部熱交換器と、前記アキュムレータの液相部の液冷媒を所定量導出し、前記アキュムレータの気相部から前記内部熱交換器の入口に向けて送出されるガス冷媒に混合させる液冷媒混合手段と、前記アキュムレータの液相部の液冷媒の一部を、前記内部熱交換器の入口側を経由せずに出口側に直接導くことが可能な液冷媒バイパス手段と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクルが提供される。
このような冷凍サイクルにおいては、アキュムレータの液相部の液冷媒の一部が、気相部から導出されたガス冷媒に混合されて混合冷媒となって内部熱交換器に供給される一方、液冷媒の他の一部が実質的に内部熱交換器を迂回して圧縮機に供給される。このとき内部熱交換器を迂回した側の液冷媒は、内部熱交換器を経由した混合冷媒と合流して圧縮機に導入される。このとき、内部熱交換器を迂回する側の液冷媒は熱交換されないため、その液冷媒の流量を大きくするほど、圧縮機に導入される冷媒の温度は低くなる。すなわち、内部熱交換器における熱交換量とは独立して、液冷媒の供給量、ひいては圧縮機の入口の冷媒温度を調整することができる。また、液冷媒が供給されるため、圧縮機に必要量の潤滑オイルを戻すことができる。
また、本発明では、潤滑オイルが含まれた冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒を冷却する外部熱交換器と、前記外部熱交換器から送出された冷媒を減圧する膨張装置と、前記膨張装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータと、前記アキュムレータから前記圧縮機に送られる冷媒と、前記外部熱交換器から前記膨張装置に送られる冷媒との熱交換を行う内部熱交換器と、を備えた冷凍サイクルに適用される前記アキュムレータであって、前記蒸発器から送出された冷媒を収容するタンクと、前記タンク内に収容された本体を有し、前記本体の一端が前記タンク内の気相部に開口するとともに、前記本体の他端が前記タンクを貫通して前記内部熱交換器の入口側につながり、さらに前記本体に前記タンク内の液相部に連通する所定の大きさの弁孔が形成された内部配管と、前記タンクに接続された三方電磁弁と、を備え、前記三方電磁弁は、前記タンクに一体形成されたボディと、前記ボディの内部に形成され、当該アキュムレータの出口側に接続されたバイパス管に連通するバイパス通路と、前記弁孔に接離して前記弁孔を開閉する第1弁部と、前記バイパス通路に接離して前記バイパス通路を開閉する第2弁部と、前記第1弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記弁孔を介して前記内部配管内へ流出する流量を制御するとともに、前記第2弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記バイパス通路を介して前記バイパス管内へ流出する流量を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするアキュムレータが提供される。
このようなアキュムレータによれば、三方電磁弁の第1弁部側及び第2弁部側の弁開度を制御することにより、上述した冷凍サイクルを具体的に実現することができる。
本発明の冷凍サイクルによれば、アキュムレータの液相部の液冷媒の一部を、内部熱交換器の入口側を経由せずに出口側に直接導くことが可能であるため、内部熱交換器における熱交換量とは独立して圧縮機の入口の冷媒温度を調整することができ、冷凍サイクルの特性を制御する上での自由度を向上させることができる。
また、液冷媒の一部を内部熱交換器を迂回させて供給することで、圧縮機に必要量の潤滑オイルを確実に戻すことができる。
この冷凍サイクルは、例えば本発明のアキュムレータを採用することで具体的に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態は、本発明の冷凍サイクルを自動車用空調装置に適用したものであり、二酸化炭素を冷媒として用いる超臨界冷凍サイクルとして構成されている。図1は、本実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。
本実施の形態の冷凍サイクルは、自動車のエンジンによって回転駆動され、冷媒を超臨界域まで圧縮する圧縮機1と、圧縮機1から吐出された冷媒を冷却するガスクーラ2(外部熱交換器)と、ガスクーラ2から送出された冷媒を減圧する膨張装置3と、膨張装置3を通過して減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器4と、蒸発器4から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータ5と、アキュムレータ5から圧縮機1に送られる冷媒と、ガスクーラ2から膨張装置3に送られる冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器6と、冷凍サイクルの動作状態に応じてアキュムレータ5の後述する制御弁を制御する演算制御部7(制御手段)とを備えている。
圧縮機1の内部には、潤滑用のオイル(潤滑オイル)が循環しているが、この潤滑オイルの一部は、冷媒の吐出時に高圧冷媒とともに押し出されて冷凍サイクルを循環する。
膨張装置3は、流路断面が固定されたオリフィス(絞り流路)として構成されている。
アキュムレータ5には、その液相部に混入した潤滑オイルを圧縮機1側に戻すための機構が設けられている。すなわち、液相部の液冷媒の一部が気相部から導出されたガス冷媒に混合されて混合冷媒となって内部熱交換器6に導入される一方、液相部の液冷媒の他の一部はガス冷媒とは混合されずに内部熱交換器6を迂回させるバイパス管8を通って送出される。この内部熱交換器6を経由した混合冷媒とバイパス管8を経由した液冷媒は、内部熱交換器6の出口側で合流して圧縮機1に導入される。このとき、混合冷媒及び液冷媒のそれぞれに含まれる潤滑オイルが圧縮機1に戻される。
内部熱交換器6においては、ガスクーラ2から蒸発器4に向かって流れる冷媒が、アキュムレータ5から圧縮機1に向かって流れる冷媒によって冷却される一方、アキュムレータ5から圧縮機1に向かって流れる冷媒が、ガスクーラ2から蒸発器4に向かって流れる冷媒によって加熱される。
次に、アキュムレータの構成について詳細に説明する。図2は、アキュムレータ周辺の構成を表す断面図である。
図2に示すように、アキュムレータ5は、蒸発器4から送出された冷媒を収容するタンク10と、タンク10内に収容されて気液分離されたガス冷媒を圧縮機1へ導くU字管20(内部配管)と、タンク10内の液冷媒の一部をU字管20へ流出させる際の液冷媒の流量を制御する制御弁30とから構成されている。
タンク10は、その上部に蒸発器4につながる図示しない配管が接続される入口ポート11が外部に延出して設けられており、その上端面には、U字管20の一端を貫通させる穴12が形成されている。また、タンク10の下端部中央には開口部13が設けられており、制御弁30がそのボディ31を嵌合させて固定されている。このタンク10は、その内部上下に、それぞれガス冷媒が溜められた気相部14と、液冷媒が溜められた液相部15とを有している。さらに、タンク10の上端壁から下方に所定長さ垂下するように、邪魔板16が設けられている。
U字管20は、U字状に湾曲した本体21を有し、その本体21の一端部22がタンク10内上部の気相部14に開口するとともに、本体21の他端部23がタンク10上部の穴12を貫通して内部熱交換器6の入口側につながっている。この一端部22の開口端は、邪魔板16により囲まれており、入口ポート11から流入した気液混合状態の冷媒を直接吸引することがないようになっている。また、本体21の下端中央部には、タンク10内の液相部15に連通する連通孔24が形成されている。
制御弁30は、三方電磁弁として構成されており、タンク10に一体形成されたボディ31と、ボディ31の内部に配置された弁体32と、弁体32を駆動制御するソレノイド33とを備えている。
ボディ31は、その上端部に縮径部34を有し、下端部に半径方向外向きに延出するフランジ部35を有する段付筒形状をなし、その縮径部34がタンク10の開口部13に圧入されて固定されている。この縮径部34と開口部13との間には、シール用のOリング51が介装されており、タンク10内の液冷媒が外部に流出するのを防止している。
また、縮径部34の先端面からは、弁体32と同軸状に筒状の冷媒通路形成部36が突出して設けられている。この冷媒通路形成部36は、U字管20の連通孔24に内嵌されており、弁体32が着脱可能な第1弁座37が一体に形成されている。そして、この第1弁座37を規定するとともにU字管20の本体21内部に連通する部分が弁孔を構成している。また、冷媒通路形成部36の側部には、内部をタンク10の液相部15と連通させる連通孔38が形成されており、弁体32及び第1弁座37からなる弁機構が開弁しているときには、液相部15の液冷媒の一部が連通孔38を介してU字管20の本体21内部に流出できるようになっている。
また、ボディ31の上記第1弁座37に対向する部分が内方に延出しており、その先端部にて弁体32が着脱可能な第2弁座39が一体に形成されている。すなわち、弁体32は、その上下が円錐形状となっており、その各傾斜面にて第1弁部及び第2弁部がそれぞれ形成されている。一方の弁部がその対応する弁座に着座しているときには、他方の弁部がその対応する弁孔を開放するように構成されている。
さらに、ボディ31にはバイパス管8が一体に形成されており、そのバイパス管8の先端が内部熱交換器6の出口側につながっている。このボディ31には、弁座39が規定する弁孔を含むバイパス通路40が形成されており、このバイパス通路40がバイパス管8の内部冷媒通路と連通している。これにより、弁体32と弁座39との隙間から導入された液冷媒は、このバイパス通路40及びバイパス管8を通って内部熱交換器6の出口側に直接導出され、内部熱交換器6を経由した混合冷媒と合流する。そして、さらに所定の配管60を通って圧縮機1に供給される。
ソレノイド33は、弁体32に一体的に形成されたプランジャ41と、プランジャ41の下方に同軸状に配置されたコア42と、外部からの供給電流によりプランジャ41及びコア42を含む磁気回路を生成する電磁コイル43と、この電磁コイル43を覆うように配置され、ソレノイド33のケースを構成する円筒状のヨーク44とを備えている。
ヨーク44は、その一端部がボディ31のフランジ部35に対して覆い被さるように加締められて固定されている。電磁コイル43は、円筒状のボビン45に巻回されており、そのボビン45の下半部にコア42が配設されている。コア42は、その下端部がボビン45の下端部に圧入されている。
また、ボビン45とボディ31との間には、中央に円孔を有する円板状の金属製のプレート46が配設され、ボビン45及びプレート46の内側には、ボディ31の下端部からコア42の上半部にかけて延びる非磁性体からなるスリーブ47が取り付けられている。このスリーブ47とボディ31との間には、シール用のOリング52が介装されており、タンク10内の液冷媒が外部に流出するのを防止している。
これらソレノイド33の各内部構成部品は、ヨーク44の他端部が内径方向に加締められることによりヨーク44の内部に収容された状態で固定されている。
プランジャ41は、スリーブ47の内径よりやや小さな外径を有する円柱状の本体を備え、その下端部中央に所定深さの円形の収容溝が凹設されており、この収容溝には、プランジャ41とコア42との間に介装されてプランジャ41をコア42と離間する方向に付勢する圧縮コイルスプリング48が収容されている。プランジャ41の上端面からは、長尺状の弁体32が上方に向かって延出しており、プランジャ41の下端部は、下方に向かって外方に傾斜するテーパ状に形成されている。
コア42は、円柱状の本体を有し、その上端部がプランジャ41のテーパ部と相補形状となっており、その先端面に圧縮コイルスプリング48の端部が支持されている。
以上の構成において、プランジャ41,コア42,ヨーク44,プレート46等によって電磁コイル43を取り囲むソレノイド33の磁気回路が構成されている。そして、上記演算制御部7によって電磁コイル43への通電制御が行われる。
すなわち、電磁コイル43が非通電であり、ソレノイド33が駆動していないときには、圧縮コイルスプリング48の付勢力により弁体32が第1弁座37に着座する一方、第2弁座39からはリフトされている。このため、第2弁部側の弁開度が最大となり、液相部15内の液冷媒は、その弁開度に応じた流量がバイパス通路40及びバイパス管8を介して内部熱交換器6の出口側に導出される。そして、内部熱交換器6を経由したガス冷媒と合流してアキュムレータ5の外部へ送出される。
一方、電磁コイル43に通電されて、ソレノイド33が駆動したときには、プランジャ41がコア42側に吸引され、弁体32が第1弁座37からリフトして第1弁部側が開弁状態となる。この第1弁部側の弁開度は、電磁コイル43に供給された電流値にほぼ比例する。このため、液相部15内の液冷媒は、第2弁部側の弁孔を介して電流値に比例した流量がU字管20の内部に流出する。この液冷媒は、U字管20内を流れるガス冷媒と混合されて混合冷媒となり、アキュムレータ5を経由して熱交換に使用され、その後、バイパス管8から導出された液冷媒と合流してアキュムレータ5の外部へ送出される。なお、第2弁部側から導出される液冷媒の流量は、電磁コイル43に供給する電流値にほぼ比例して小さくなるが、この電流値を大きくすることにより、第2弁部側を閉弁状態とすることもできる。
なお、図示の内部熱交換器6には、ガスクーラ2と膨張装置3とを接続する配管70が、その中央を気密に貫通するように配置されている。この内部熱交換器6の配管70を包囲する領域により、アキュムレータ5から導出された混合冷媒を通過させる冷媒通路が構成されており、この配管70の内外で熱交換が行われる。
図1に戻り、本実施の形態では、圧縮機1の吐出口に設置した図示しない温度センサにより検出した温度Tdに基づいて、演算制御部7により制御弁30の各弁部の弁開度を制御し、圧縮機1から吐出される冷媒の温度が、潤滑オイルが劣化しない温度範囲の上限温度(本実施の形態では150℃)近傍となるようにしている。
以上に説明したように、本実施の形態の冷凍サイクルによれば、アキュムレータ5の液相部15の液冷媒の一部が、気相部14から導出されたガス冷媒に混合されて混合冷媒となって内部熱交換器6に供給される一方、液冷媒の他の一部が実質的に内部熱交換器6を迂回して圧縮機1に供給される。このとき内部熱交換器6を迂回した側の液冷媒は、内部熱交換器6を経由した混合冷媒と合流して圧縮機1に導入される。このため、内部熱交換器6における熱交換量とは独立して、液冷媒の供給量、ひいては圧縮機1の入口の冷媒温度を調整することができ、冷凍サイクルの特性を制御する上での自由度を向上させることができる。また、液冷媒を確実に供給できるため、圧縮機1に必要量の潤滑オイルを確実に戻すことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る冷凍サイクルは、アキュムレータ周辺の構成が異なる以外は第1の実施の形態の構成と同様であるため、第1の実施の形態の構成とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図3は、本実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。
本実施の形態の冷凍サイクルにおいては、アキュムレータ205の液相部の液冷媒の一部がオリフィス231を介して導出され、気相部から導出されたガス冷媒に混合されて混合冷媒となって内部熱交換器6に導入される。一方、液相部の液冷媒の他の一部は、このガス冷媒とは混合されずに内部熱交換器6を迂回させるバイパス管8を通って送出される。このバイパスされる液冷媒の流量は、バイパス管8に接続される後述する制御弁230の弁開度を制御することにより調整される。内部熱交換器6を経由した混合冷媒とバイパス管8を経由した液冷媒は、内部熱交換器6の出口側で合流して圧縮機1に導入される。このとき、混合冷媒及び液冷媒のそれぞれに含まれる潤滑オイルが圧縮機1に戻される。
次に、アキュムレータの構成について詳細に説明する。図4は、アキュムレータ周辺の構成を表す断面図である。
アキュムレータ205において、U字管220(内部配管)の本体221の下端中央部には円孔224が形成され、リング部材236が嵌入されている。このリング部材236の内部通路がオリフィス231を構成している。
タンク10の下端部中央には開口部13が設けられており、制御弁230がそのボディ31を嵌合させて固定されている。
制御弁230は、電磁弁として構成されており、ボディ31の内部に配置された弁体232と、弁体232を駆動制御するソレノイド33とを備えている。
ボディ31のリング部材236に対向する部分は内方に延出しており、その先端部にて弁体232が着脱可能な弁座39が一体に形成されている。すなわち、弁体232は、その下部が円錐形状となっており、その傾斜面にて弁部が形成されているが、その上部は弁部を構成していない。この弁体232は、ソレノイド33のプランジャ41から上方に突設された軸部の先端部に嵌合されている。
そして、電磁コイル43の通電状態によらず、液相部15の液冷媒の一部がオリフィス231を介してU字管220に導出され、ガス冷媒と混合されて混合冷媒となって送出される。この混合冷媒は、内部熱交換器6を経由する際に熱交換に使用される。
また、電磁コイル43が非通電であり、ソレノイド33が駆動していないときには、圧縮コイルスプリング48の付勢力により弁体232が弁座39からリフトされる。このため、弁開度が最大となり、液相部15内の液冷媒は、その弁開度に応じた流量がバイパス通路40及びバイパス管8を介して内部熱交換器6の出口側に導出される。そして、内部熱交換器6を経由した混合冷媒と合流してアキュムレータ5の外部へ送出される。
一方、電磁コイル43に通電されて、ソレノイド33が駆動したときには、プランジャ41がコア42側に吸引され、弁体232と弁座39との間隙が小さくなる。このときの弁開度は、電磁コイル43に供給された電流値にほぼ比例して小さくなる。このため、液相部15内の液冷媒は、弁座39により規定される弁孔を介して電流値に応じた流量がバイパス通路40に流出する。この液冷媒は、内部熱交換器6を経由した混合冷媒と合流して圧縮機1側へ送出される。なお、この電磁コイル43に供給する電流値を大きくすることにより、弁体232を閉弁状態とすることもできる。
以上に説明したように、本実施の形態の冷凍サイクルによれば、アキュムレータ205の液冷媒の一部が内部熱交換器6を迂回して圧縮機1に供給されるため、内部熱交換器6における熱交換量とは独立して、圧縮機1の入口の冷媒温度を調整することができる。
また、内部熱交換器6へ向う液冷媒の流量を調整するオリフィス231と、内部熱交換器6を迂回する液冷媒の流量を調整する制御弁230が独立して機能するため、内部熱交換器6を経由する混合冷媒に含まれる液冷媒の流量と、内部熱交換器6を迂回する液冷媒の流量とを互いに独立して調整することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る冷凍サイクルは、アキュムレータ周辺の構成と膨張装置の構成がやや異なる以外は第2の実施の形態の構成と同様であるため、第2の実施の形態の構成とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付す等してその説明を省略する。図5は、本実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。
本実施の形態の冷凍サイクルにおいては、アキュムレータ305の液相部の液冷媒の一部が、気相部から導出されたガス冷媒に混合されて混合冷媒となって内部熱交換器6に導入される。この液冷媒の流量は、電磁弁331の弁開度を制御することにより調整される。一方、液相部の液冷媒の他の一部は、このガス冷媒とは混合されずに内部熱交換器6を迂回させるバイパス管8を通って送出される。このバイパスされる液冷媒の流量は、バイパス管8に接続される電磁弁332の弁開度を制御することにより調整される。内部熱交換器6を経由した混合冷媒とバイパス管8を経由した液冷媒は、内部熱交換器6の出口側で合流して圧縮機1に導入される。このとき、混合冷媒及び液冷媒のそれぞれに含まれる潤滑オイルが圧縮機1に戻される。
また、この冷凍サイクルでは、ガスクーラ2から送出された冷媒を減圧する膨張装置303が、内部に弁機構を有する膨張弁として構成されている。
以上に説明したように、本実施の形態の冷凍サイクルによれば、アキュムレータ305の液冷媒の一部が内部熱交換器6を迂回して圧縮機1に供給されるため、内部熱交換器6における熱交換量とは独立して、圧縮機1の入口の冷媒温度を調整することができる。
また、二つの電磁弁を用いたため、内部熱交換器6を経由する混合冷媒に含まれる液冷媒の流量と、内部熱交換器6を迂回する液冷媒の流量とを互いに独立して調整することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内での変化変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記第1及び第2の実施の形態では、制御弁30,230をソレノイド33駆動の電磁弁として構成し、その弁開度が電磁コイル43に供給される電流値に比例して可変制御される例を示したが、ソレノイド33への通電をオン・オフして弁部を開閉させることにより、冷媒流量を制御するようにしてもよい。また、制御弁を、例えばステッピングモータにより弁部が開閉制御されるように構成してもよいし、ばね等を含む内部の機械的構成と冷媒圧力により弁体が駆動されるいわゆる機械式の制御弁として構成してもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、膨張装置3を流路断面が固定されたオリフィスとして構成した例を示したが、内部に弁機構を有する膨張弁として構成してもよい。この場合、制御弁30,230を機械式の制御弁として安価に構成し、その弁部の前後差圧をこの膨張弁により微調整する方法をとることもできる。
また、上記実施の形態では、本発明の冷凍サイクルを、二酸化炭素を冷媒とし、膨張装置3にて減圧される前の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルとして構成した例を示したが、二酸化炭素以外の冷媒を用いて超臨界冷凍サイクルとしてもよい。また、超臨界冷凍サイクルではなく、フロン等を冷媒とし、膨張装置3にて減圧される前の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力よりも小さくなる冷凍サイクルとして構成することも可能である。
第1の実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。 アキュムレータ周辺の構成を表す断面図である。 第2の実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。 アキュムレータ周辺の構成を表す断面図である。 第3の実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。 従来の超臨界冷凍サイクルのシステム構成図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 ガスクーラ
3,303 膨張装置
4 蒸発器
5,205,305 アキュムレータ
6 内部熱交換器
7 演算制御部
8 バイパス管
10 タンク
14 気相部
15 液相部
20,220 U字管
30,230 制御弁
31 ボディ
32 弁体
33 ソレノイド
36 冷媒通路形成部
37 弁座
38 連通孔
39 弁座
40 バイパス通路
41 プランジャ
42 コア
43 電磁コイル
70 配管
231 オリフィス
232 弁体
331,332 電磁弁



Claims (18)

  1. 空調装置を構成する冷凍サイクルにおいて、
    潤滑オイルが含まれた冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒を冷却する外部熱交換器と、
    前記外部熱交換器から送出された冷媒を減圧する膨張装置と、
    前記膨張装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータと、
    前記アキュムレータから前記圧縮機に送られる冷媒と、前記外部熱交換器から前記膨張装置に送られる冷媒との熱交換を行う内部熱交換器と、
    前記アキュムレータの液相部の液冷媒を所定量導出し、前記アキュムレータの気相部から前記内部熱交換器の入口に向けて送出されるガス冷媒に混合させる液冷媒混合手段と、
    前記アキュムレータの液相部の液冷媒の一部を、前記内部熱交換器の入口側を経由せずに出口側に直接導くことが可能な液冷媒バイパス手段と、
    を備えたことを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 前記液冷媒混合手段及び前記液冷媒バイパス手段は、それぞれ前記液相部から導出する液冷媒の流量を調整する制御弁又は絞り流路を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  3. 前記液冷媒混合手段及び前記液冷媒バイパス手段は、前記アキュムレータと前記内部熱交換器とを接続する冷媒流路に設けられた前記制御弁としての三方電磁弁からなることを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル。
  4. 前記アキュムレータは、
    前記蒸発器から送出された冷媒を収容するタンクと、
    前記タンク内に収容された本体を有し、前記本体の一端が前記タンク内の前記気相部に開口するとともに、前記本体の他端が前記タンクを貫通して前記内部熱交換器の入口側につながり、さらに前記本体に前記タンク内の前記液相部に連通する所定の大きさの弁孔が形成された内部配管と、
    を備え、
    前記三方電磁弁は、
    前記タンクに一体形成されたボディと、
    前記ボディの内部に形成され、前記アキュムレータの出口側に接続されたバイパス管に連通するバイパス通路と、
    前記弁孔に接離して前記弁孔を開閉する第1弁部と、
    前記バイパス通路に接離して前記バイパス通路を開閉する第2弁部と、
    前記第1弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記弁孔を介して前記内部配管内へ流出する流量を制御するとともに、前記第2弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記バイパス通路を介して前記バイパス管内へ流出する流量を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
  5. 前記第1弁部及び前記第2弁部は、それぞれ前記三方電磁弁を構成するプランジャに一体に設けられたことを特徴とする請求項4記載の冷凍サイクル。
  6. 前記三方電磁弁は、前記タンクの下端部に接続して設けられ、
    前記内部熱交換器は、前記アキュムレータに並設され、前記タンクの上端部近傍に対向する位置に前記入口側が配置され、前記三方電磁弁にほぼ対向する位置に前記出口側が配置されたことを特徴とする請求項4記載の冷凍サイクル。
  7. 前記制御手段は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、前記潤滑オイルが劣化しない温度範囲の上限温度近傍となる予め設定した流量の液冷媒を送出できるように、前記第1弁部及び前記第2弁部のそれぞれを動作制御することを特徴とする請求項4記載の冷凍サイクル。
  8. 前記アキュムレータは、
    前記蒸発器から送出された冷媒を収容するタンクと、
    前記タンク内に収容された本体を有し、前記本体の一端が前記タンク内の前記気相部に開口するとともに、前記本体の他端が前記タンクを貫通して前記内部熱交換器の入口側につながり、さらに前記本体に前記タンク内の前記液相部に連通する前記絞り流路としてのオリフィスが形成された内部配管と、
    前記液冷媒バイパス手段を構成する前記制御弁としての電磁弁と、
    を備え、
    前記電磁弁は、
    前記タンクに一体形成されたボディと、
    前記ボディの内部に形成され、前記アキュムレータの出口側に接続されたバイパス管に連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路に接離して前記バイパス通路を開閉する弁体と、
    前記弁体を動作させて、前記液相部の液冷媒が前記バイパス通路を介して前記バイパス管内へ流出する流量を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル。
  9. 前記弁体は、前記電磁弁を構成するプランジャに一体に設けられたことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  10. 前記制御手段は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、前記潤滑オイルが劣化しない温度範囲の上限温度近傍となる予め設定した流量の液冷媒を送出できるように、前記弁体を動作制御することを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  11. 前記膨張装置にて減圧される前の冷媒圧力が、前記冷媒の臨界圧力以上となることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  12. 前記膨張装置は、流路断面が固定された絞り流路からなることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  13. 潤滑オイルが含まれた冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒を冷却する外部熱交換器と、前記外部熱交換器から送出された冷媒を減圧する膨張装置と、前記膨張装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータと、前記アキュムレータから前記圧縮機に送られる冷媒と、前記外部熱交換器から前記膨張装置に送られる冷媒との熱交換を行う内部熱交換器と、を備えた冷凍サイクルに適用される前記アキュムレータであって、
    前記蒸発器から送出された冷媒を収容するタンクと、
    前記タンク内に収容された本体を有し、前記本体の一端が前記タンク内の気相部に開口するとともに、前記本体の他端が前記タンクを貫通して前記内部熱交換器の入口側につながり、さらに前記本体に前記タンク内の液相部に連通する所定の大きさの弁孔が形成された内部配管と、
    前記タンクに接続された三方電磁弁と、
    を備え、
    前記三方電磁弁は、
    前記タンクに一体形成されたボディと、
    前記ボディの内部に形成され、当該アキュムレータの出口側に接続されたバイパス管に連通するバイパス通路と、
    前記弁孔に接離して前記弁孔を開閉する第1弁部と、
    前記バイパス通路に接離して前記バイパス通路を開閉する第2弁部と、
    前記第1弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記弁孔を介して前記内部配管内へ流出する流量を制御するとともに、前記第2弁部を動作させて前記液相部の液冷媒が前記バイパス通路を介して前記バイパス管内へ流出する流量を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするアキュムレータ。
  14. 前記第1弁部及び前記第2弁部は、それぞれ前記三方電磁弁を構成するプランジャに一体に設けられたことを特徴とする請求項13記載のアキュムレータ。
  15. 前記制御手段は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、前記潤滑オイルが劣化しない温度範囲の上限温度近傍となる予め設定した流量の液冷媒を送出できるように、前記第1弁部及び前記第2弁部のそれぞれを動作制御することを特徴とする請求項13記載のアキュムレータ。
  16. 潤滑オイルが含まれた冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒を冷却する外部熱交換器と、前記外部熱交換器から送出された冷媒を減圧する膨張装置と、前記膨張装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器から送出された冷媒を気液分離して溜めておくアキュムレータと、前記アキュムレータから前記圧縮機に送られる冷媒と、前記外部熱交換器から前記膨張装置に送られる冷媒との熱交換を行う内部熱交換器と、を備えた冷凍サイクルに適用される前記アキュムレータであって、
    前記蒸発器から送出された冷媒を収容するタンクと、
    前記タンク内に収容された本体を有し、前記本体の一端が前記タンク内の気相部に開口するとともに、前記本体の他端が前記タンクを貫通して前記内部熱交換器の入口側につながり、さらに前記本体に前記タンク内の液相部に連通するオリフィスが形成された内部配管と、
    前記タンクに接続された電磁弁と、
    を備え、
    前記電磁弁は、
    前記タンクに一体形成されたボディと、
    前記ボディの内部に形成され、前記アキュムレータの出口側に接続されたバイパス管に連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路に接離して前記バイパス通路を開閉する弁体と、
    前記弁体を動作させて、前記液相部の液冷媒が前記バイパス通路を介して前記バイパス管内へ流出する流量を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするアキュムレータ。
  17. 前記弁体は、前記電磁弁を構成するプランジャに一体に設けられたことを特徴とする請求項16記載のアキュムレータ。
  18. 前記制御手段は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、前記潤滑オイルが劣化しない温度範囲の上限温度近傍となる予め設定した流量の液冷媒を送出できるように、前記弁体を動作制御することを特徴とする請求項16記載のアキュムレータ。




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