JP2007162951A - 電磁制御弁 - Google Patents

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Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Yusuke Inoue
雄介 井上
Toshiyuki Shioda
敏幸 塩田
Tokumi Tsugawa
徳巳 津川
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Abstract

【課題】冷凍サイクルの減圧装置として使用される電磁制御弁において、圧縮機によって冷媒が圧縮されることによりその冷媒の圧力が急上昇しても異常高圧にはならないようにする。
【解決手段】入口ポート2と出口ポート6との間の冷媒流路に圧入リング33を固定配置し、これに下流側から対向してプラグ34を配置し、そのプラグ34をスプリング35によって圧入リング33に当接させ、スプリング35のばね力は主弁体9を弁閉方向に付勢しているスプリング14よりも十分に強くしている。プラグ34を主弁体9に対する主弁座として、これらが主弁を構成し、圧入リング33、プラグ34およびスプリング35は、入口側の冷媒圧力が異常高圧になった場合にその高圧を下流側に逃すリリーフ弁を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は電磁制御弁に関し、特に弁の前後の差圧がソレノイドにより設定された差圧になるよう流量を制御するパイロット作動式の電磁制御弁に関する。
たとえば自動車用エアコンシステムの冷凍サイクルにおいて、圧縮機によって圧縮された高温・高圧のガス冷媒をコンデンサまたはガスクーラで凝縮または冷却し、凝縮または冷却された冷媒を減圧装置にて低温・低圧の冷媒にし、この低温の冷媒をエバポレータで蒸発させ、蒸発された冷媒をアキュムレータで気液分離し、分離されたガス冷媒を圧縮機に戻すような構成が知られている。このシステムの減圧装置として冷媒流量を外部から供給される電流によって制御できるパイロット作動式の電磁制御弁が使用されている。
電磁制御弁には、凝縮器またはガスクーラで冷却された後の冷媒が入る。その冷媒にフロン系の冷媒を使用した場合、その冷媒は凝縮器で凝縮されるため、冷媒の圧力は異常に上昇することはない。しかし、冷媒として二酸化炭素を使用した場合には、冷媒は凝縮可能な最高圧力である臨界点を越えて圧縮されるため、ガスクーラで冷却されるだけで凝縮することはない。このため、特に、圧縮機の起動時などでは、冷媒の圧力が急上昇し易いという性質がある。このような冷媒の圧力は、圧力センサにより監視されていて、異常高圧が検出されると、圧縮機が電磁クラッチによってエンジンの出力軸から切り離されるようにしている。
しかしながら、異常高圧が検出されるたびに圧縮機がエンジンから切り離されると自動車用エアコンシステムの起動性が悪くなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、圧縮機によって冷媒が圧縮されることによりその冷媒の圧力が急上昇しても異常高圧にはならないようにした電磁制御弁を提供することを目的とする。
本発明では上記問題点を解決するために、流体の出入口の差圧がソレノイドに流す電流値により設定された差圧になるよう流量を制御するパイロット作動式の電磁制御弁において、導入された流体が所定圧力以上になると、主弁をバイパスさせるようにしたリリーフ弁を備えていることを特徴とする電磁制御弁が提供される。
このような電磁制御弁によれば、導入された流体の圧力が急上昇して、所定圧力以上になると、リリーフ弁が開いて主弁をバイパスさせ、減圧するので、導入される流体が異常に高圧になることはなくなる。
本発明の電磁制御弁は、導入される流体の異常高圧を回避するリリーフ弁を備えているので、圧縮機によって圧縮された冷媒の圧力が急上昇したとしても、所定圧力以上になるとリリーフ弁が開いて高圧を主弁の下流側に逃がすようになるので、異常高圧による自動車用エアコンシステムの停止および再起動という動作がなくなり、起動性が悪くなるという不具合を解消できるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を、自動車用エアコンシステムの冷凍サイクルに減圧装置として用いられている膨張弁に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る電磁制御弁の構成を示す縦断面図である。
本発明による電磁制御弁は、そのボディ1の側面に高圧の冷媒を受ける入口ポート2が設けられ、そこに冷媒配管3が溶着されている。この冷媒配管3には、その通路を塞ぐようにストレーナ4が配置されている。入口ポート2は、冷媒流路を介して出口ポート6に連通されている。この出口ポート6には、冷媒配管7が溶着されている。冷媒流路の途中には、圧入リング33が固定配置されており、その圧入リング33に下流側から対向してプラグ34が配置され、そのプラグ34は、スプリング35の付勢力によって圧入リング33に当接されている。そのプラグ34に上流側から対向して主弁体9が配置されている。主弁体9は、圧入リング33およびプラグ34との間に冷媒が導入される部屋を構成するピストン10と一体に形成されている。ピストン10は、主弁体9がプラグ34に対して接離する方向に進退自在に配置され、中心軸線位置には冷媒通路11が形成され、その冷媒通路11は主弁体9に横から穿設されたオリフィス12と連通されている。この冷媒通路11およびオリフィス12が、ピストン10の図の上部の部屋に導入された高圧の冷媒を減圧してピストン10の図の下方の空間に導く絞り流路を構成している。ピストン10の図の下方の空間は、圧入部材13によって閉止されており、ピストン10と圧入部材13との間には、ピストン10を主弁の弁閉方向に付勢するスプリング14が配置されている。圧入部材13は、スプリング14の荷重をその圧入量で調整した後、図の下端部がボディ1に溶着されている。
ここで、スプリング35は、ピストン10の下部にあるスプリング14よりも十分にばね力が強いので、通常は、プラグ34は圧入リング33に着座しており、これら圧入リング33およびプラグ34が主弁体9に対する主弁座として働き、これらが主弁を構成している。また、圧入リング33、プラグ34およびスプリング35は、入口側の冷媒圧力が異常高圧になった場合にその高圧を下流側に逃すリリーフ弁を構成している。つまり、プラグ34がリリーフ弁の弁体として機能し、圧入リング33がリリーフ弁の弁座として機能する。
ピストン10と圧入部材13とによって形成された部屋は、ボディ1に形成された冷媒通路15を介して主弁の下流側、すなわち、出口ポート6に連通する空間に連通されており、その途中にパイロット弁座16が成形され、このパイロット弁座16に対向して下流側からニードル形状のパイロット弁体17が配置され、パイロット弁座16とともにパイロット弁を構成している。
ボディ1の上部には、パイロット弁を制御するソレノイドが設けられている。このソレノイドは、下端部がボディ1の上部に形成された嵌合穴18に嵌入されたスリーブ19と、そのスリーブ19の中に軸線方向に進退自在に配置されたプランジャ20と、スリーブ19の上端部に嵌合された筒状のコア21と、プランジャ20の軸線位置に貫通して固定配置され、下端部がボディ1に形成された軸受22によって軸支され、上端部がコア21の軸線位置に貫通形成された開口部に圧入されている軸受23によって軸支されたシャフト24と、プランジャ20と軸受23との間に配置され、シャフト24を介してパイロット弁体17をその弁閉方向に付勢するスプリング25と、スリーブ19の外側に配置された電磁コイル26と、その外側を囲繞するよう形成されたヨーク27と、このヨーク27とスリーブ19との間に磁気回路を形成するよう配置されたプレート28とから構成されている。コア21の開口端部は、圧入部材29によって閉止された後、それらの先端部は溶接によってシールされている。そして、ボディ1とスリーブ19とプレート28とによって囲まれた空間には、ゴムOリング30が配置されている。
ソレノイドのシャフト24は、パイロット弁体17と一体に形成されている。また、ボディ1に形成されたパイロット弁の弁孔、軸受22の孔、およびスリーブ19が嵌入される嵌合穴18は同一軸線上に形成されている。これにより、別部品で作られる場合に比較して、これらの軸線は、実質的に同一軸線上となり、嵌合穴18にシャフト24が同一軸線上に配置されたスリーブ19を嵌入することで、別部品であるシャフト24の先端に一体に形成されたパイロット弁体17を実質的に同一軸線上にあるパイロット弁の弁孔に案内することができる。また、軸受22の孔は、ソレノイド内の軸受23と比較して、シャフトとの間のクリアランスを多少大きくしてある。ただし、そのクリアランスは、シャフト24が軸受23を支点として傾いたとしても、プランジャ20がスリーブ19に接触することがない程度の大きさにして、この電磁制御弁のヒステリシス特性が悪くならないようにしている。プランジャ20と軸受23との間に配置されたスプリング25の荷重は、軸受23のコア21への圧入量を調節することにより調整される。さらに、ソレノイドのボディ1への固定は、ボディ1の上部に形成されたフランジにヨーク27の下端部をかしめ加工することで行っている。
このように構成された電磁制御弁において、まず、電磁コイル26が通電されていなく、入口ポート2に冷媒が導入されていないときには、主弁体9はスプリング14によって主弁座のプラグ34に着座され、主弁は閉じた状態にある。パイロット弁体17もまた、ソレノイドに内蔵されたスプリング25によってパイロット弁座16に着座され、パイロット弁は閉じた状態にある。
ここで、入口ポート2に高圧の冷媒が導入されると、その冷媒は、ピストン10の上部の部屋に導入される。この冷媒は、主弁体9のオリフィス12およびピストン10の冷媒通路11を介してピストン10の下部の部屋に導入され、さらにボディ1に形成された冷媒通路15を介してパイロット弁に供給される。パイロット弁の前後差圧がある値を越えると、冷媒がパイロット弁体17を押し開き、出口ポート6に連通する空間に流れる。これにより、ピストン10の下部の部屋が低圧になるので、ピストン10が図の下方へ移動し、主弁体9が主弁座のプラグ34から離れて主弁が開き、入口ポート2に導入された冷媒が主弁を通って出口ポート6に流出するようになる。
出口ポート6への冷媒の流出により、主弁の上流側の冷媒圧力が下がると、パイロット弁に供給される冷媒の圧力も低下するので、パイロット弁体17は、閉弁方向に移動する。これにより、ピストン10の下部の部屋に導入される冷媒の圧力が上昇するため、ピストン10は図の上方へ移動し、これに伴って、主弁体9は弁閉方向へ付勢されるため、主弁は冷媒の流量を絞り、主弁の上流側の冷媒圧力を上げる。以上の動作を繰り返すことで、主弁の前後差圧が一定に制御される。このときの主弁の前後の差圧は、ソレノイド内のスプリング25の荷重によって決められる。
また、電磁コイル26に通電すると、プランジャ20がコア21の方へ吸引され、パイロット弁体17を弁閉方向に付勢しているスプリング25のばね力が減少して、パイロット弁の設定差圧を小さくする。電磁コイル26の通電電流値を増加すると、プランジャ20のコア21への吸引力が増加し、パイロット弁の差圧、すなわち差圧弁の前後差圧をさらに小さく設定することができる。
ここで、入口ポート2に導入される冷媒の圧力がスプリング35の付勢力よりも大きくなった場合には、プラグ34が冷媒の圧力によって押し上げられるので、その冷媒は、主弁を通らずに下流側にバイパスされる。なお、スプリング35の荷重は、圧入リング33の圧入量にて調節される。このようにして、入口側の冷媒圧力が異常高圧になった場合にリリーフ弁が圧力を逃がしてやることで、圧力の異常上昇を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る電磁制御弁の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ボディ
2 入口ポート
3 冷媒配管
4 ストレーナ
6 出口ポート
7 冷媒配管
9 主弁体
10 ピストン
11 冷媒通路
12 オリフィス
13 圧入部材
14 スプリング
15 冷媒通路
16 パイロット弁座
17 パイロット弁体
18 嵌合穴
19 スリーブ
20 プランジャ
21 コア
22 軸受
23 軸受
24 シャフト
25 スプリング
26 電磁コイル
27 ヨーク
28 プレート
29 圧入部材
30 ゴムOリング
33 圧入リング
34 プラグ
35 スプリング

Claims (4)

  1. 流体の出入口の差圧がソレノイドに流す電流値により設定された差圧になるよう流量を制御するパイロット作動式の電磁制御弁において、
    導入された流体が所定圧力以上になると、主弁をバイパスさせるようにしたリリーフ弁を備えていることを特徴とする電磁制御弁。
  2. 前記リリーフ弁は、前記主弁の下流側にて前記主弁の進退方向と同じ方向に進退自在に配置されて前記主弁の弁座を構成するよう中心に弁孔を有するプラグと、前記主弁の弁体を弁閉方向に付勢する第1のスプリングよりも十分に大きな付勢力を有して前記プラグを前記主弁の方向へ付勢する第2のスプリングと、前記プラグの上流側に配置されて前記第2のスプリングの付勢力によって前記プラグが当接される圧入リングとを有していることを特徴とする請求項1記載の電磁制御弁。
  3. 所定圧力以上で開く前記リリーフ弁の前記第2のスプリングの荷重を、前記圧入リングの圧入量で調整したことを特徴とする請求項2記載の電磁制御弁。
  4. パイロット弁を駆動する前記ソレノイドのシャフトとパイロット弁体とが一体に形成され、前記シャフトは両端が前記主弁を収容しているボディ側に設けられた第1の軸受と前記ソレノイド内に設けられた第2の軸受とによって支持され、前記ボディに、前記パイロット弁の弁孔と、前記第1の軸受の軸受用孔と、前記ソレノイドのプランジャを収容しているスリーブの一端が嵌入される嵌合穴とが同一軸線上に形成され、前記第2の軸受は前記スリーブの他端側に嵌合された中空のコアの軸線位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電磁制御弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011225039A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Tgk Co Ltd 制御弁および車両用冷暖房装置

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