JP4346380B2 - 三流体ノズルおよび該三流体ノズルを備えたごみ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気体と2種類の液体の3つの流体を混合噴霧する三流体ノズル及び該三流体ノズルを備えたごみ処理装置に関し、ごみ処理装置のガス冷却塔において排ガス冷却用のノズルとして好適に用いられるものである。
詳しくは、排ガス中に含まれる酸性成分除去のために塩基性中和水溶液とその希釈液と空気との三流体を混合噴霧する排ガス冷却用ノズルにおいて、特に、希釈液としてプラント施設からの排水を循環させて用いた場合に、排水の含有物によるノズルに目詰まりを発生させないようにするものである。
ごみ焼却炉および該焼却炉で発生した焼却灰や焼却飛灰の溶融炉では、焼却時および溶融時に発生する高温ガス中に酸性ガス成分(HCl、SOx)が含まれているため、これら酸性ガス成分を除去した後に排気する必要がある。
上記酸性ガス成分の除去方法として、湿式方法、乾式方法、半湿式方法とがある。湿式方法では排ガスを塩基性水溶液の貯槽に通して酸性成分を吸収・中和している。
乾式方法では塩基性粉体を噴霧して粉体に酸性ガス成分を吸着させた後、排気ガスをバグフィルターなどの集塵機を通して排気している。
半湿式方法では塩基性水溶液を水で希釈してノズルよりガス冷却用噴霧として排ガスに噴霧する方法で、蒸発の過程で排ガスの冷却と排ガス中の酸性成分の吸収・中和を同時に行うものである。
上記湿式法は排水が発生する。ごみ焼却・溶解プラントでは、水についてはクローズドシステムが前提となり、排水を発生させない場合があるため、排水を発生させる湿式法を採用できない場合が多い。また、上記乾式法は塩基性粉体と排ガスとを接触させて直接反応させるため反応効率が低くなり、排ガス中に含まれる酸性ガス濃度が高くなると排出基準以下まで酸性成分を除去するのが困難となる。
これに対して、半湿式法は上記湿式法と乾式法の問題を解消できると共に、排ガスの冷却と同時に酸性成分の吸収・中和を行える利点を有する。
よって、焼却炉および溶融炉から排ガスを導入するガス冷却塔に、苛性ソーダ水溶液等の塩基性中和剤水溶液を排ガスに噴霧するノズルを取り付ける上記半湿式法が好適に用いられる。其の際、酸性成分の中和には苛性ソーダ等の塩基性中和剤は同じモル数であれば、濃度を低くして水溶液量が多い方が反応効率が良くなるため、苛性ソーダ水溶液を更に水で希釈して濃度を低めることが好ましい。
また、半湿式法では噴霧する塩基性水溶液の粒子径が小さい程、排ガスとの接触部分が増加して酸性成分の除去機能を高めることができる点、噴霧によりガス冷却塔内の濡れを防止する点、排ガスの冷却効率を高めてランニングコストを増大させない点から、噴霧を微粒化する必要がある。
噴霧を微粒化させるために、特開2002−159889号公報(特許文献1)等に開示された液体に空気を混合して液体を微粒化させ、気液混合ミストを噴霧する二流体ノズルが排ガス冷却用ノズルとして好適に用いられる。
特開2002−159889号公報
一方、ごみ焼却・溶融プラントで、水をクローズドシステムとして排水出来ない場合、ごみ焼却炉および熔解炉において灰ビットやスラグの水冷用の排水もプラント外に排出することはできない。この排水をガス冷却用ノズルに供給する塩基性水溶液の希釈液として用いると、排水を噴霧することで蒸発させて煙突から排出できるため、ガス冷却塔を排水処理装置としても利用することができる。
しかしながら、上記排水を苛性ソーダ水溶液等の塩基性水溶液苛性ソーダの希釈液として用いると、排水にはカルシウム分が溶け込んでおり、このカルシウム分が苛性ソーダと混合すると配管等にカルシウム水和物(スケール)が発生しやすい問題がある。また、粘度の上昇や排水中に含まれる異物が顕在化しやすい問題がある。
よって、苛性ソーダの希釈水として上記排水を用いた混合液体を、前記特許文献の二流体ノズルに使用した場合、特に、気液混合部で上記スケールや異物による詰まりが発生しやすくなる。本発明者の実験によると、排水中のカルシウムイオン濃度が100mg/lを越えると数時間で噴霧が出来ない状態となる。詰まりが発生すると苛性ソーダ水溶液が十分に微粒化されずに噴霧されるため、排水の蒸発が完了せずに液体状態のまま冷却塔の下流に設置したバグフィルターにながれ、バグフィルターで目詰まりを生じさせる。この目詰まり状態が進行すると、排ガスが吸引できなくなり、プラントの運転ができなくなる。また、冷却塔内あるいは煙道にダストの析出を起こす、所謂ダストトラブルを引き起こし、プラントの運転に支障を来すこととなる。
これを防止するには、2流体ノズルのメンテナンスを頻繁に行う必要があるが、該メンテナンス作業は劇薬を扱う危険な作業となるため、安全上の観点からもノズルの詰まりを発生させないようにする必要がある。
なお、排水と塩基性中和剤水溶液(苛性ソーダ水溶液等)との混合流体をノズル内部に流通させることにより発生するノズルの詰まりを防止するため、排水と苛性ソーダ水溶液を別々のノズルより排ガスに噴霧させる方法もあるが、苛性ソーダ水溶液を水で希釈していないため、苛性ソーダの濃度が高くなる。苛性ソーダ濃度が高くなると排気ガスと苛性ソーダの接触部分が低くなり、排気ガス中の酸性ガスとの反応効率が低くなる。よって、酸性ガス濃度を規則値以下に低減できない一方、酸性ガス濃度を十分に低減するには苛性ソーダの使用量を増加させモル数を多くしなければならない問題が生じる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ノズルを別体とせず、1個のノズルより液体と、該液体と混合することにより固形物を発生させる液体と空気等の気体との三流体を混合して噴霧させると共に、上記2つの流体を混合すると発生する固形物により流路に詰まりを発生させないようにしたノズルを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、第一に、気体、第1液体および第2液体を混合噴霧させる三流体ノズルであって、上記第1液体と第2液体とは混合により固形物を発生させる液体からなり、
上記気体、第1液体及び第2液体とが別々の配管より供給される3つの流路を備え、これら流路に上記気体と第1液体との混合部あるいは/および上記気体と第2液体との混合部を設けていると共に、上記第1液体あるいは該第1液体と上記気体との混合流体を噴射させる第1噴口と、第2液体あるいは該第2液体と上記気体との混合流体を噴射させる第2噴口とを設け、
上記第1噴口と第2噴口から噴射する流体を、これら噴口に達するまでは混合させずに外部混合させて噴霧を発生させる構成としていることを特徴とする三流体ノズルを提供している。
上記気体は圧搾空気、上記第2液体は第1液体の希釈液からなる。
上記三流体ノズルをごみ処理装置のガス冷却塔に設置する排ガス冷却用ノズルとして用いる場合には、第1液体は苛性ソーダ等を含む塩基性中和剤水溶液、第2液体は第1液体を希釈するカルシウム成分を含むごみ焼却炉や焼却灰の溶融炉より発生する排水からなり、第1液体と第2液体との混合でカルシウム水和物からなる固形物(スケール)が発生すると共に第2液体の排水中に含まれる異物を顕在化させ、さらに、粘度の上昇をもたらし、ノズルの流路、特に、混合部に詰まりを発生させやすいものである。
上記第一の発明の三流体ノズルでは、第1液体と第2液体とはノズル内部では混合させず、外部混合させているため、ノズル内部は第1液体と第2液体との混合により生ずる固形物で流路や混合部に詰まりを発生させない。 かつ、噴口近傍で、第1液体と第2液体とを混合させ、該第1液体と第2液体のいずれか一方はノズル内部で気体と混合して微粒化させており、この微粒化させた混合流体に、第1液体と第2液体のいずれか他方を外部混合しているため、外部混合される三流体の粒子はさらに微粒化される。
なお、本発明における外部混合とは、噴口から流体が噴射されると同時に混合が生じる噴口近傍での混合を指し、ノズル先端噴口から離れた位置の外部での混合のみを指すものではない。
具体的には、軸芯に沿って形成する中心流路、該中心流路を囲む中間流路、該中間流路を囲む外周流路を備える3重管構造とし、上記各流路の基端に上記気体、第1液体、第2液体の配管をそれぞれ接続している。
例えば、上記中心流路を塩基性水溶液の流路とし、中間流路を上記排水の流路とし、外周流路に圧搾空気の流路として、上記中間流路と外周流路とをノズル内部の噴口近傍で連通させて圧搾空気と排水との混合部を設け、この圧搾空気と排水との混合流体を上記中心流路先端の噴口から噴射させる塩基性水溶液と外部混合させている。
外部混合の形態としては、ノズルを単頭型とし、上記第1噴口を第2噴口で囲むと共に、第1噴口を第2噴口より突出させている。
あるいは、ノズル本体部の先端より複数の上記第2噴口を対向配置して突出した多頭型とすると共に、上記ノズル本体部の先端に上記第1噴口を設け、上記第1噴口及び第2噴口から噴射される流体を外部衝突混合させている。
上記単頭型ノズル、多頭型ノズルのいずれの場合も、上記第2噴口からは圧搾空気からなる気体と排水からなる第2液体との混合流体を噴射し、塩基性水溶液からなる第1液体を第1噴口より噴射して、第1液体と第2液体とは噴口の近傍外部で混合させることが好ましい。
上記ノズル内部で気体と第1液体との混合部、あるいは/および気体と第2液体との混合部では、一方の流体を流路周壁より流入させて他方の流体と衝突混合あるいは回転混合させる流体微粒化機構を設けていることが好ましい。
また、流体微粒化機構の他の手段として、上記中心流路、中間流路、外周流路のうち、少なくとも1つの流路中には、回転流を発生させて流体を微粒化するワーラを介在させていることが好ましい。なお、上記3つの全てにワーラを介在させてもよい。
上記のように微粒化機構を設けることにより、三流体を微粒子として噴霧でき、排ガス冷却用ノズルとして用いた場合に、排ガス中の酸性成分の除去効率、排ガスの冷却効率を高めることが出来ると共に、冷却塔内に濡れ発生の防止、ランニングコストの低減を図ることができる。
上記三流体ノズルは、三重管構造とし、排ガス冷却用ノズルとする場合には気体として圧搾空気、第1液体として塩基性水溶液、第2液体として排水を用い、流体微粒化機構を設けることが好ましい。
本発明は、第に、前記三流体ノズルを、ごみ焼却炉あるいは/および焼却灰の溶融炉から発生する排ガスの冷却塔に高温排気ガス冷却用のノズルとして設置している三流体ノズルを備えたごみ処理装置を提供している。
この排ガス冷却用ノズルとする場合には、上記第1液体としてごみ焼却炉あるいは/および溶融炉で発生する排水を用いる排水循環手段を備え、水をクローズドシステムとしている。また、上記第2液体として苛性ソーダ水溶液を用い、排ガスを微粒化した液で吸収してから、排ガス中に含まれる酸性成分を苛性ソーダで中和しているため、酸性成分の除去を効率よく行うことができる。
上記冷却塔の下流にはバグフィルターを設置し、該バグフィルターで更に煤塵、酸性ガス、ダイオキシン類、重金属類を除去した後に煙突より排気していることが好ましい。
上述した如く、本発明によれば、第1液体と第2液体とをノズル内部では混合させずに噴口近傍の外部で混合させ、ノズル内部において第1液体と第2液体との混合により生ずる固形物で流路や混合部に詰まりが発生するを防止できる。かつ、第1液体と第2液体のいずれか一方はノズル内部で気体と混合して微粒化させ、この微粒化させた混合流体に、第1液体と第2液体のいずれか他方を外部混合しているため、外部混合される三流体の粒子十分に微粒化されることができる
また、本発明の三流体ノズルをごみ処理装置のガス冷却塔に取り付け、排ガス冷却ノズルとし、第1液体として排ガス中の酸性成分を吸収中和する苛性ソーダ水溶液等の塩基性水溶液を用いると共に、該塩基性水溶液の希釈液としてごみ焼却炉および溶融炉で発生する排水を利用した場合、排水と塩基性水溶液との混合で生じるスケールの発生、異物の顕在化を防止でき、スケールおよび異物によるノズルの詰まり無くすことができ、ノズルのメンテナンスを最小に押さえることができる。また、ノズルより噴射する三流体噴霧を微粒化しているため、排ガスとの接触部が増加し、排ガス中の酸性成分の除去性能を高めることができると共に、排水をクローズドシステムで処理することができる利点も有する。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の三流体ノズルを使用するごみ処理装置の概略図を示す。
図1中に示すように、ごみ焼却炉1の下流に第1ガス冷却塔2、第1バグフィルター3、第1ファン4、煙突5を導管L1を介して接続している。
上記ごみ焼却炉1で高温加熱によるごみ焼却後に発生する焼却灰、第1ガス冷却塔2および第1バグフィルター3で発生する焼却飛灰を溶融炉6へ投入し高温で溶融している。
上記溶融炉6の下流に第2ガス冷却塔7、第2バグフィルター8、第2ファン9を導管L2を介して接続し、第2ファン9を通過後のガスを上記煙突5に導入して、ごみ焼却炉1側のガスと共に大気に放出している。
上記第1ガス冷却塔2および第2ガス冷却塔7には、模式的に示すように、本発明の三流体ノズル10を取り付けている。該三流体ノズル10には苛性ソーダ水溶液の貯留槽11より苛性ソーダ水溶液N、ごみ焼却炉1および溶融炉6で発生する排水W、コンプレッサー12より圧搾空気Aの三流体を配管T1、T2、T3を介して供給している。
ごみ焼却炉1および溶融炉6の排水を三流体ノズル10に循環させることにより、排水をごみ処理装置外には排出しないクローズドシステムとしている。
図2および図3は第1実施形態の三流体ノズル10を示す。
三流体ノズル10は、内管15、中管16、外管17とからなる三重管構造で、内管15の中空部を苛性ソーダ水溶液Nを流通させる中心流路R1、内管15と中管16の間は排水Wを流路させる中間流路R2、中管16と外管17の間は圧搾空気Aを流通させる外周流路R3としている。
上記内管15、中管16、外管17cの噴射側先端は順次寸法をあけて前方へ突出させ、キャップ18で外嵌している。キャップ18の先端中央に開口を設け、該開口から内管15の噴射端部15aを突出させ、その先端開口を第1噴口20とし、苛性ソーダ水溶液Nを噴射させている。該第1噴口20を囲むキャップ18の先端開口を第2噴口21とし、排水Wと圧搾空気Aとの混合流体を噴射させている。
上記中心流路R1を形成する内管15の後端に苛性ソーダ水溶液供給口15bを設けて配管T1と接続し、中間流路R2を形成する中管16の後端側の周壁に排水供給口16bを設けて配管T2と接続し、外周流路R3を形成する外管17の後端側周壁に圧搾空気供給口17bを設けて配管T3と接続している。
中管16には内管15の外周面に当接させる仕切壁部16cを突設すると共に、該仕切壁部16cに周方向に間隔をあけてオリフィス16dを穿設し、噴射側下流にむけて排水Wの流速を高めている。
仕切壁部16cより上流側は内周面に段差を設けて縮径化させていると共に、仕切壁部16cより噴射側下流の周壁に周方向に間隔をあけて圧搾空気流入穴16eを設け、仕切壁部16cより噴射側下流は混合部22とし、中管16の先端はキャップ18の内面に当接させている。
外管17の先端開口はキャップ18の内面と中管16に囲まれた中空部23に連通させている。この中空部23に圧搾空気Aを流入させ、中空部23に面する中管16の圧搾空気流入穴16eを通して混合部22に流入させ、排水Wと圧搾空気Aとを混合させている。混合部22はキャップ18内の段状に縮径させた第2噴口21に連通させ、該第2噴口21から排水Wと圧搾空気Aとの混合流体を噴射させている。
上記構成からなる三流体ノズル10では、配管T1から供給される苛性ソーダ水溶液Nは中心流路R1を流通して第1噴口20から噴射される。配管T2から中間流路R2に供給される排水Wはオリフィス16dを通って混合部22に流入する。配管T3から外周流路R3に供給される圧搾空気Aは、外周流路R3から圧搾空気流入穴16eを通って中間流路R2の混合部22に流入する。混合部において外周より中心に向けて流入する圧搾空気Aとオリフィス16dを通って流速が高められている排水Wとが衝突混合し、排水Wと圧搾空気Aとの混合流体の微粒化が図られる。
上記微粒化された混合流体は第2噴口21より気液混合ミストMとして噴射される。第2噴口21の中心より第1噴口20が突出し、該第1噴口20より苛性ソーダ水溶液Nが噴射されることにより、第2噴口21より噴射される圧搾空気Nを排水との微粒化された気液混合ミストMは苛性ソーダ水溶液Nの噴霧を囲む状態で外部混合される。
上記構成とすると、排水Wと苛性ソーダ水溶液Nとは三流体ノズル10内部では混合されず、第1噴口20の外部で混合されるため、三流体ノズル10内部はカルシウム成分を含む排水Wと塩基性中和剤である苛性ソーダ水溶液Nとの混合により生ずる固形物(カルシウム水和物)は生成されず、ノズル内部流路や混合部に詰まりが発生することが防止できる。
また、排水Wは混合部22で圧搾空気Aと混合して微粒化され、この微粒化させた混合流体に、第1噴口20近傍で苛性ソーダ水溶液Nを外部混合しているため、苛性ソーダ水溶液Nは気液混合ミストMとの混合で微粒化される。
このように、ガス冷却用ノズルから苛性ソーダ水溶液を微粒化して噴霧しているため、排ガスとの接触面積が増加し、排ガス中の酸性成分を吸収率が高まりると共に排ガスの冷却効率を高めることができる。しかも、焼却炉や溶融炉で発生する排水を苛性ソーダ水溶液の希釈液および排ガスの冷却液に利用しているため、排水をクローズドシステムで処理することができる。
図4(A)(B)は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、第1実施形態ではノズル先端を単頭型としているが、第2実施形態の三流体ノズル30は多頭型としている点である。
三流体ノズル30は、内管15’、中管16’、外管17’の下流端に多頭型のY字状のアダプタ32を接続している。該アダプタ32の分岐部32aの先端に互い近接する方向に突出させた一対のチップ取付部32bを設けている。
アダプタ32の基部32cの中心に内管15’と連通する中心流路部R1’を設け、基部32の先端に第1噴口20’を設け、苛性ソーダ水溶液を噴射している。
また、アダプタ32の基部32cから両側の分岐部32aに排水Wが流通する中間流路R2’と圧搾空気Aが流通する外周流路R3’を夫々設けている。
上記一対のチップ取付部32bにはノズルチップ33を内嵌固定すると共に、近接して対向する先端に排水Wと圧搾空気Aとの気液混合ミストMを噴霧する第2噴口21’を設けている。
上記ノズルチップ33内に設けた圧搾空気流路33aは外周流路R3’とを連通させると共に排水流路33bは中間流路R2’と連通させ、かつ、ノズルチップ33の軸芯を流通する圧搾空気Aに混合部33dで排水Wを外周側より流入させ、排水Waを微粒化させて混合させている。この混合部33dに連続して小径部33e、大径部33f、小径部33gを通して、上記第2噴口21’より気液混合ミストMを噴霧している。
第2実施形態の三流体ノズル30では、圧搾空気Aと排水Wをノズルチップ33で混合して第2噴口21’より対向噴射して衝突混合させている。かつ、この衝突混合位置に対して苛性ソーダ水溶液Nを第1噴口20’より噴射しているため、圧搾空気Aと排水Wの気液混合ミストMに苛性ソータ水溶液Nが更に衝突混合される。このように、苛性ソータ水溶液Nを気液混合ミストMに外部衝突混合させることにより、三流体ノズル30の内部で固形物を発生させず、かつ、苛性ソータ水溶液を超微粒化させて噴霧できるため、排ガスの酸性成分の除去機能および排ガスの冷却効率を高めることができる。
他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図5(A)(B)は第3実施形態を示す。
この第3実施形態の三流体ノズル40と前記第1実施形態のノズル10との相違点は、三流体ノズル内部で中心流路R1を流通する苛性ソーダ水溶液Nにも外周流路R3を流通する圧搾空気Aを混合し、第1噴口20から苛性ソーダ水溶液Nと圧搾空気Aとの気液混合ミストM1を噴射させている点である。第1噴口20の外周の第2噴口21からは第1実施形態と同様に排水Wと圧搾空気Aとの気液混合ミストM2を噴射させ、気液混合ミストM1とM2とを外部混合させ、苛性ソーダ水溶液Nと排水Wとは第1実施形態と同様にノズル内部では混合していない。
図5(A)に拡大して示すように、中管16”に設けた穴16b”と内管15”に設けた穴15b”との間に、外周流路R3から中心流路R1へ圧搾空気Aを流入させる連通用小径筒41を取り付けている。この連通用小径筒41は周方向に間隔をあけて複数本設け、噴射側へ傾斜させた状態で中間流路R2を横断させて取り付けている。上記連通用小径筒41は内管16”の穴16b”より中心流路R1内に突出し、中心流路R1内において外周側より噴射側に向けて圧搾空気Aを流入させている。かつ、連通用小径筒41を突出させる穴15b”の後部周縁にはオリフィス15c”を設け、該オリフィス15c”を流通した苛性ソーダ水溶液Nに連通用小径筒41から流入する圧搾空気Aを外周側より混合して苛性ソーダ水溶液Nの微粒化を図っている。
中管16”の噴射側に圧搾空気流入穴16c”を設け、外周流路R3から中間流路R2に圧搾空気Aを流入し、排水Wと混合している構成は第1実施形態と同様である。よって、第3実施形態では、まず、苛性ソーダ水溶液Nと圧搾空気Aとを混合させた後に、排水Wと圧搾空気Aとを混合させている。
よって、第1噴口20からは苛性ソーダ水溶液Nと圧搾空気Aの気液混合ミストM1が噴射されると共に、第1噴口20を囲む第2噴口21からは排水Wと圧搾空気Aの気液混合ミストM2が噴射され、これら気液混合ミストM1とM2とが第1噴口20の近傍で外部混合される。
なお、他の構成および作用は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図6(A)(B)は参考第1実施形態を示す。
参考第1実施形態の三流体ノズル50は、第1噴口20”の内部で苛性ソーダ水溶液Nと排水Wとを混合して噴射すると共に、第1噴口20”を囲む第2噴口21”から圧搾空気Aを噴射して、これら三流体を噴口近傍の外部で混合している。
参考第1実施形態では、内管15"'の内部に旋回流れを発生させるX状のワーラ51を取り付けると共に、噴射側前部の極小径筒部15c"'を中管16"'の先端開口よりも内方に位置させて開口している。一方、中管16"'の噴射側前部を内管15"'より突出させると共に先端内面を内向きテーパ部とし、該テーパ部に囲まれた部分を比較的大面積で且つ流路長さを有する第1噴口20”としている。この第1噴口20”の内部中心位置に上記極小筒部15c"'の先端開口を位置させ、噴射直前位置の第1噴口20”の内部で苛性ソーダ水溶液Nと排水Wとを混合させて、第1噴口20”より噴射している。
噴射側先端に取り付けるキャップ18’は外管17"'の噴射側に外嵌して取り付け、その前壁中央に設けた開口より噴射側中管16"'の噴射側を突出させた状態で間隔をあけて囲み、上記第1噴口20”の外周に細幅円環状の第2噴口21”を設け、該第2噴口21”より圧搾空気Aを噴射させている。
上記構成とすると、中心流路R1を流通する苛性ソーダ水溶液Nは、ワーラ51を通過して旋回流とされた状態で極小径筒部15c"'より第1噴口20”の内部に噴射される一方、中間流路R2を流通する排水Wは第1噴口20”から噴射され、第1噴口20”の内部及び噴口近傍の外部で噴射される苛性ソーダ水溶液Nと混合される。
上記排水Wと苛性ソーダ水溶液Nとの混合噴霧を囲むように、外周の第2噴口21”より圧搾空気Aが噴射され、第1、第2噴口の近傍外部で圧搾空気Aは排水Wおよび苛性ソーダ水溶液Nとの外部混合され、気液混合ミストとして噴霧される。
上記三流体ノズル50では、苛性ソーダ水溶液Nは旋回流を形成して微粒化していると共に、排水Wと第1噴口20”の内部で混合され、スケールの発生が抑制される。かつ、第1噴口20”を比較的広い断面積としているためノズル内部の流路に目詰まりを発生させることもない。
なお、他の構成および作用は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図7は参考第2実施形態を示す。
参考第2実施形態の三流体ノズル60は、ノズル内部において圧搾空気Aと苛性ソーダ水溶液Nとを混合させ、この気液混合流体にノズル内部で且つ噴口近傍において排水Wを混合させ、三流体をノズル内部で混合した状態で1つの噴口61より噴霧している。
内管150、中管160、外管170の三重管構造からなる点は第1実施形態と同様であるが、内管150で構成する中心流路R1を配管T3と接続して圧搾空気Aの流路とし、内管150と中管160との間の中間流路R2を配管T1と接続して苛性ソーダ水溶液Nの流路とし、中管160と外管170の間の外周流路R3を配管T2と接続して排水Wの流路としている。上記苛性ソーダ水溶液Nを流通させる環状の中間流路R2の流路幅は、排水Wを流通させる環状の外周流路R3の流路幅より小さくしている。
詳細には、内管150の先端側に小径部150aを設け、該小径部150aの先端に開口150bを設け、この開口150bを中管160の先端テーパ部160aで空隙をあけて囲み、該空隙を一次混合部62としている。該一次混合部62の先端中央に開口160bを設けていると共に、該一次混合部61への中間流路R2に周方向に間隔をあけて穴65aを設けたスペーサ65を介在させている。 外管170の先端テーパ部170aで中管160の先端テーパ部160aを小径外周流路R3’”をあけて囲み、その中央に開口170bを設けている。
外管170にキャップ63を介してノズルチップ65を取り付け、外管170の先端面との間に大径の二次混合部66を設けると共に、該二次混合部66の先端側に段状に縮径する噴口61を設けている。
上記内管150の先端開口150b、中管160の先端開口160bと、外管170の先端開口170bは噴口61と共にノズルの軸芯に沿った位置に直列に設けている。
上記構成の三流体ノズル60では、内管150の小径部150bを通って流速をあげた圧搾空気Aを一次混合部62の中央に流入させると共に、スペーサ65の流路65aを通して流速をあげた苛性ソーダ水溶液Nを一次混合部61の外周側から流入し、一次混合部61で圧搾空気Aと苛性ソーダ水溶液Nとを混合している。この一次混合された気液混合流体は、開口160bより小径外周流路R3’、開口170bを通して二次混合部66へ流入する。該気液混合流体が小径外周流路R3'"を通る時に、外周より排水Wが衝突混合され、排水Wも開口170bを通って二次混合部66へ流入する。この二次混合部66で三流体が均等に撹拌混合され、噴口61より噴射される。
上記構成とすると、苛性ソーダ水溶液Nは先に圧搾空気Aと混合させているため微粒化が図られ、この微粒化させた混合流体を排水Wとを噴口67の直前に混合させることにより、より微粒化させた三流体の混合噴霧を発生させることができる。
なお、外周流路R3に苛性ソーダ水溶液Nを流通させて、中間流路R2に排水Wを流通させ、圧搾空気Aと排水Wとを先に混合し、この混合流体に噴口直線で苛性ソーダ水溶液Nを混合させてもよい。
他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本発明の実施形態の三流体ノズルが使用されるごみ処理装置の全体概略図である。 第1実施形態の三流体ノズルを示し、(A)は断面図、(B)は正面図である。 第1実施形態の三流体ノズルの要部拡大図である。 第2実施形態の三流体ノズルを示し、(A)は要部拡大断面図、(B)は正面図である。 第3実施形態の三流体ノズルを示し、(A)は要部拡大断面図、(B)は正面図である。 参考第1実施形態の三流体ノズルを示し、(A)は要部拡大断面図、(B)は正面図である。 参考第2実施形態の三流体ノズルの断面図である。
符号の説明
1 ごみ焼却炉
2 第1ガス冷却塔
6 溶融炉
7 第2ガス冷却塔
10 三流体ノズル
15 内管
16 中管
17 外管
18 キャップ
20 第1噴口
21 第2噴口
22 混合部
R1 中心流路
R2 中間流路
R3 外周流路
A 圧搾空気
N 苛性ソーダ水溶液
W 排水
T1 苛性ソーダ水溶液の配管
T2 排水の配管
T3 圧搾空気の配管

Claims (9)

  1. 気体、第1液体および第2液体を混合噴霧させる三流体ノズルであって、上記第1液体と第2液体とは混合により固形物を発生させる液体からなり、
    上記気体、第1液体及び第2液体とが別々の配管より供給される3つの流路を備え、これら流路に上記気体と第1液体との混合部あるいは/および上記気体と第2液体との混合部を設けていると共に、上記第1液体あるいは該第1液体と上記気体との混合流体を噴射させる第1噴口と、第2液体あるいは該第2液体と上記気体との混合流体を噴射させる第2噴口とを設け、
    上記第1噴口と第2噴口から噴射する流体を、これら噴口に達するまでは混合させずに外部混合させて噴霧を発生させる構成としていることを特徴とする三流体ノズル。
  2. 上記気体は圧搾空気、上記第2液体は第1液体の希釈液からなる請求項1に記載の三流体ノズル。
  3. 上記第1液体は苛性ソーダ等を含む塩基性中和剤水溶液、第2液体は第1液体を希釈するカルシウム成分を含む排水からなり、第1液体と第2液体との混合でカルシウム水和物からなる上記固形物が発生すると共に第2液体中に含まれる異物を顕在化させるものである請求項2に記載の三流体ノズル。
  4. 軸芯に沿って形成する中心流路、該中心流路を囲む中間流路、該中間流路を囲む外周流路を備える3重管構造とし、上記各流路の基端に上記気体、第1液体、第2液体の配管をそれぞれ接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の三流体ノズル。
  5. 上記第1噴口を第2噴口で囲むと共に、第1噴口を第2噴口より突出させている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の三流体ノズル。
  6. ノズル本体部の先端より複数の上記第2噴口を対向配置して突出した多頭型とすると共に、上記ノズル本体部の先端に上記第1噴口を設け、上記第1噴口及び第2噴口から噴射される流体を外部衝突混合させている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の三流体ノズル。
  7. 上記中心流路、中間流路、外周流路のうち、少なくとも1つの流路には回転流を発生させて流体を微粒化するワーラを介在させている請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の三流体ノズル。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の三流体ノズルを、ごみ焼却炉あるいは/および焼却灰の溶融炉から発生する排ガスの冷却塔に排ガス冷却用のノズルとして設置している三流体ノズルを備えたごみ処理装置
  9. 上記第1液体としてごみ焼却炉あるいは/および溶融炉で発生する排水を用いる排水循環手段を備え、上記第2液体として苛性ソーダ水溶液を用いている請求項8に記載の三流体ノズルを備えたごみ処理装置
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