JP4345003B2 - スティック形点火コイルの組付け方法 - Google Patents
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Description
(1)第1発明によるスティック形点火コイルの組付け方法は、請求項1に記載したように、円筒形状の1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルの中空孔に、円筒形状の2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルを同軸に挿入して1次コイルと2次コイルとを組み付ける方法が、1次スプールの中空孔に一端部から他端部まで棒状の調芯部材を軸方向に挿通し、その先端を2次スプールの一端部の位置決め部に係合させる第1工程と;2次コイルの一端部を1次コイルの他端部開口に臨ませ、調芯部材及び該2次コイルを1次コイルの一端部に向かって一体的に移動させ、2次コイルを1次スプールの中空孔に同軸に挿入する第2工程と;から成る。
(2)第2発明によるスティック形点火コイルの組付け方法は、請求項4に記載したように、円筒形状の1次スプールに1次巻線を巻かれた1次コイルの中空孔に、円筒形状の2次スプールに2次巻線を巻かれた2次コイルが同軸に組み付けられ、1次コイル及び2次コイルが薄肉円筒形状のコイルケースに収容されて成る点火コイルのコイル部に、高圧タワー部の円筒形状のプラグキャップを同軸的に組み付ける方法が、棒状の調芯部材の先端を、コイルケースの一端部を貫通させた後2次スプールの一端部に形成された位置決め部に係合させる第1工程と;調芯部材にプラグキャップを挿通させ、調芯部材で案内しつつコイルケースの一端部に向かって移動させ、コイルケースとプラグキャップとを同軸上に結合する第2工程と;から成る。
(2)第2発明にかかるスティック形点火コイルの組付け方法によれば、同心的に配置された2次コイル、1次コイル及びコイルケースに高圧タワー部のプラグキャップを確実かつ容易に同軸的に結合できる。請求項5の組付け方法によれば、プラグキャップの結合時にコイルケースにばねを収容できる。
点火コイルはコイル部、高圧タワー部及び制御部から成る。このうちコイル部は中心コア、その外周側の2次コイルその外周側の1次コイル、その外周側のコイルケース等を含む。2次スプールは全体として有底円筒形状で、一端部(下端部)の底部に調芯部材の先端の位置決め部としての凹部又は凸部を持つ。たとえば凹部を形成するためには底部から軸方向に突出する突出部にくぼみを形成すれば良い。
B.組付け方法
<コイル部の組付け>
この組付け方法は、1次コイルの中空孔に2次コイルを同軸性を保ちつつ挿入し、1次コイルと2次コイルとを組み付ける方法であり、第1工程と第2工程とを含む。第1工程では、1次スプールの中空孔に一端部から他端部まで棒状の調芯部材を軸方向に挿通し、その先端を2次スプールの一端部の位置決め部に係合させる。調芯部材(調芯治具)はたとえばステンレス鋼から成り丸棒形状を持ち、その外径は2次コイルの外径と同程度で、1次コイルの内径以下となっている。
<コイル部と高圧タワー部との組付け>
この組付け方法は、1次コイルの中空孔に2次コイルが同心的に組み付けられ、1次コイル及び2次コイルが薄肉円筒形状のコイルケースに収容されて成る点火コイルのコイル部に、高圧タワー部の円筒形状のプラグキャップを同軸的に組み付ける方法である。第1工程と第2工程とを含む。第1工程では、棒状の調芯部材の先端をコイルケースの一端部を貫通させた後2次スプールの一端部に形成された位置決め部に係合させる。
<エポキシ樹脂の充填>
2次コイルと1次コイルとの間の円筒状のすきま及び1次コイルとコイルケースとの間の円筒状のすきまに溶融したエポキシ樹脂を注入する。その際、1次コイル及び2次コイルの一端部とコイルケースの一端部との間の通路がエポキシ樹脂の円滑な流通を可能する。それぞれのすきまのエポキシ樹脂が硬化して絶縁樹脂となる。
<実施例>
(構成)
図1に示す第1実施例のスティック形点火コイルは軸方向中間部のコイル部10、その一端(下端)側の高圧タワー部、及びその他端(上端)側の制御部55から成る。コイル部10はエンジンヘッドのプラグホール(不図示)に挿入され、下端の高圧タワー部(不図示)を介して点火プラグに接続されている。上端の制御部55がエンジンヘッドカバーの上面に着座している。
(組付け)
次に、この点火コイルの組み付けについて、図1、図2及び図3を参照しつつ説明する。2次コイル13の2次スプール14の上方開口から中空孔に中心コア11が挿入され、その下端が底部17に当接している。2次コイル13と中心コア11との一体物を、調芯治具65を利用して1次コイル21の1次スプール22の中空孔に挿入する。詳述すると、図3(a)に示すように、2次コイル13と1次コイル21とを同軸上に配置し、1次スプール22の中空孔に調芯治具65を下端側から挿通し、その先端66を2次スプール14の高圧端子40の嵌入部41に嵌入させる。
(効果)
(イ)この点火コイルによれば、点火コイルに関し以下の効果が得られる。第1に、コイル部10の2次コイル13の2次巻線15が傷ついておらず、2次巻線14と1次スプール22との間の絶縁樹脂の肉厚が一定である。また、コイル部10と高圧タワー部のプラグキャップ45との同軸性が良好である。
(ロ)一方、点火コイルの組付け方法に関する効果は以下の通りである。第1に、コイル部10の2次コイル13と1次コイル21とが確実に調芯される。2次コイル13の下端部を丸棒状の調芯治具65の先端66で案内しつつ1次コイル21の中空孔に挿入するからである。その結果、2次巻線15と1次スプール22の内周面との間に所定の間隔、即ち両者の調芯性が保たれ、2次巻線15が1次スプール22の角部などにより傷ついたり、破断することが防止される。
<変形例>
図4に示す変形例は2次スプール14の突出部81及び高圧端子85の形状が上記実施例とは異なる。詳述すると、一端部の突出部81は中心孔82が形成されているのみで、上記実施例のようなくぼみ19は形成されていない。また、高圧端子85は円板形状の底壁部86と周壁部88とを含み、底壁部86には中心孔82に嵌入する円錐形状の嵌入部87が形成されている。この変形例によれば、突出部81及び高圧端子85の形状がシンプルで、その分コストが安くできる。
14:2次スプール 15:2次巻線
18:突出部 21:1次コイル
22:1次スプール 23:1次巻線
25:コイルケース 30:延長部
31:円筒部 32:保持部
33:圧入部 45:プラグキャップ
56:頭部ケース 65:調芯治具
70:抵抗
Claims (5)
- 円筒形状の1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルの中空孔に、円筒形状の2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルを同軸に挿入して1次コイルと2次コイルとを組み付ける方法であって、
前記1次スプールの中空孔に一端部から他端部まで棒状の調芯部材を軸方向に挿通し、その先端を前記2次スプールの一端部の位置決め部に係合させる第1工程と、
前記2次コイルの一端部を前記1次コイルの他端部開口に臨ませ、前記調芯部材及び該2次コイルを該1次コイルの一端部に向かって一体的に移動させ、該2次コイルを該1次スプールの中空孔に同心的に挿入する第2工程と、
から成ることを特徴とする点火コイルのコイル部の組付け方法。 - 前記調芯部材の長さは前記1次コイルの長さよりも長く、外径は前記2次コイルの外径と同じである請求項1に記載の組付け方法。
- 前記第2工程の次に、前記2次コイル及び前記1次コイルを薄肉円筒形状のコイルケースの他端部開口から挿入し、該2次コイルの一端部を該コイルケースの一端部に当接させる第3工程を含む請求項2に記載の組付け方法。
- 円筒形状の1次スプールに1次巻線を巻かれた1次コイルの中空孔に、円筒形状の2次スプールに2次巻線を巻かれた2次コイルが同軸に組み付けられ、1次コイル及び2次コイルが薄肉円筒形状のコイルケースに収容されて成る点火コイルのコイル部に、高圧タワー部の円筒形状のプラグキャップを同軸的に組み付ける方法であって、
棒状の調芯部材の先端を、前記コイルケースの一端部を貫通させた後前記2次スプールの一端部に形成された位置決め部に係合させる第1工程と、
前記調芯部材に前記プラグキャップを挿通させ、該調芯部材で案内しつつ前記コイルケースの一端部に向かって移動させ、該コイルケースと該プラグキャップとを同軸的に結合する第2工程と、
から成ることを特徴とする点火コイルのコイル部とプラグキャップとの組付け方法。 - 前記第2工程では、前記コイルケースの円筒形状の保持部にばねを挿入し、円筒形状の圧入部を前記プラグキャップの円筒形状の圧入部に圧入する請求項4に記載の組付け方法。
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