JP4344859B2 - 液体供給モジュール及びこれを用いた分析装置 - Google Patents

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本発案は、複数の液体を計量して外部に供給する液体供給モジュールと、この液体供給モジュールを用いた分析装置に関連する。さらに詳しくは、微量の試料液を用いるマイクロ分析に適した液体供給モジュール及び分析装置に関する。
近年、分析化学の分野では、マイクロ化技術(Micro Electro−Mechanical System、以下本明細書では、MEMSと記載する。)の研究が急速に進歩しており、分析計のマイクロ化(μ−TAS;Micro Total Analytical System,あるいはLab on a chipなどと呼ばれている。)の動きがタンパク質、遺伝子、生化学などの分析分野に波及し、研究が進められている。
例えば、免疫反応や酵素反応を利用して分析対象物質を固定層に固定化し、さらに、発色試薬を作用させることによって、ダイオキシン類を分析するバイオMEMS分析装置が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
かかるバイオMEMS分析装置によれば、微量の分析対象成分を、高感度で簡易、迅速、かつ安価に測定することができる。
このバイオMEMS分析装置においては、マイクロチップ化された反応部に対して、数種類以上の試薬を定められた順序で、定められた量を、定められた速度で流す試薬供給システムが必要である。この試薬供給システムに用いるポンプとしては、1μm〜数100μmと微細な径の流路が形成されている反応部に送液をするため、0.1MPa〜数10 Mpa程度の突出圧を備えているものが必要である。
従来、このような要求を満たすために、プランジャー式ポンプを複数台使用することが行われていた。また、高圧に耐えるデッドボリュームの少ない切替えバルブを組み合わせて、プランジャー式ポンプの数量を少なくすることも行われていた。
「BioMEMSを利用した煙道中のダイオキシン測定システムの開発、成果報告書(初年度)」、新エネルギー・産業技術総合開発機構、平成14年3月
しかし、プランジャー式ポンプや切替えバルブは大型で、反応部がマイクロ化して小型になっても、試薬供給のための前処理部分が大きくなってしまい、分析装置全体の小型化、マイクロ化の障害となっていた。しかも、使用するプランジャー式ポンプや切替えバルブは高価であり、これらの数量が増えると分析装置全体のコスト高につながっていた。
一方、小型で低コストの高圧定流量ポンプの開発も試みられているが、マイクロチップと同等のサイズでこれらの性能を実現した例は報告されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、小型化、低コスト化が容易であり、微量の試料液を用いるマイクロ分析に適した液体供給モジュール及び分析装置を提供することを課題とする。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]キャリア液が導入され排出される入口と出口との間に3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントを有し、何れか1の流入及び/又は流出ポイントと他の流入及び/又は流出ポイントで区切られる各々の区間が、各々所定容積の定量部とされている主流路と、前記何れかの流入及び/又は流出ポイントにおいて前記主流路と連通し、何れかの定量部で定量すべき液体を該定量部に流入させるための2以上の流入路と、前記何れかの流入及び/又は流出ポイントにおいて前記主流路と連通し、何れかの定量部で定量すべき液体の余剰分を流出させるための1以上の流出路と、前記主流路の前記3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントよりも上流側に介装された主流路用の入口側開閉弁及びポンプと、前記主流路の前記3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントよりも下流側に介装された主流路用の出口側開閉弁と、前記流入路の各々に介装された流入路用の入口側開閉弁及びポンプと、前記流出路の各々に介装された排出路用の出口側開閉弁とを備え、前記主流路、流入路及び流出路の流入及び/又は流出ポイントを含む部分、並びに前記流入路の各々に介装された流入路用のポンプが基板上に形成されており、前記何れか1以上の流入路から何れか1の流出路に定量すべき液体を送液することにより、何れかの1の定量部に当該液体を充填した後、前記主流路の入口から出口にキャリア液を送液することにより、前記定量部に充填された当該液体をキャリア液と共に主流路の出口から排出できるように構成されていることを特徴とする液体供給モジュール。
[2]前記流入路の各々に介装された流入路用のポンプが、圧電振動子により駆動されるポンプである[1]に記載の液体供給モジュール。
[3]前記流入路の何れか2以上が、前記流入及び/又は流出ポイントよりも上流側で互いに合流している[1]又は[2]に記載の液体供給モジュール。
[4][1]から[3]の何れかに記載の液体供給モジュールと、該液体供給モジュールの主流路の出口から定量された液体がキャリア液と共に供給される反応部とを備える分析装置。
[1]の態様の発明によれば、特定の流入路から流出路に液体を流した後に、主流路にキャリア液を流すことにより、当該特定の流入路が連通する流入及び/又は流出ポイントと、当該特定の流出路が連通する流入及び/又は流出ポイントとの間に充填された一定量の液体が、キャリア液によって主流路の出口から送出される。
ここで、流入及び/又は流出ポイントは3箇所以上存在するので、いずれの流入及び/又は流出ポイントに連通する流入路と流出路とを選択するかにより、種々の容積を選択して計量することが可能である。
また、流入路から流出路へは、高圧、かつ一定速度で送液する必要がないので、突出圧や定量性に劣るポンプの使用も可能である。その結果、反応部の流路抵抗等を考慮した高圧定流量ポンプは、主流路の送液のためにのみ必要とされることとなり、小型で、かつ低コストの液体供給モジュールとすることができる。
また、[1]の態様の発明によれば、流入及び/又は流出ポイントを含む流路構成の主要部分、並びに流入路用のポンプを基板上に形成するので、液体供給モジュール全体の小型化が容易である。
[2]の態様の発明によれば、流入路から流出路への送液に圧電振動子により駆動されるポンプを使用することにより、小型で、かつ低コストの液体供給モジュールとすることができる。
[3]の態様の発明によれば、流入路を、前記流入及び/又は流出ポイントよりも上流側で互いに合流した構成とすることにより、複数の液体を予め混合して供給することができる。
[4]の態様の発明によれば、上記各態様の液体供給モジュールから反応部に液体を供給することにより、小型で、かつ低コストの分析装置とすることができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体供給モジュール及び分析装置の概略構成図である。本実施形態の液体供給モジュールは、マイクロチップ10と、開閉弁V0〜V9と、ポンプP0とから概略構成されている。本実施形態の分析装置は、この液体供給モジュールに反応部20を加えて、概略構成されている。
マイクロチップ10は、図2に示すように、互いに接合された基板1と振動板2と、振動板2上に設けられた圧電振動子P1〜P5とを備えている。振動板2には、図2(b)上方左側から順に入口S1〜S5が穿設されている。また、図2(b)下方左側から順に主流路入口M1、主流路出口M2、逃口T3、T2、T1が穿設されている。また、基板1には、入口S1〜S5、主流路入口M1、主流路出口M2、逃口T1〜T3の各々と連通する流路Rが形成されている。
図1及び図2に示すように、主流路入口M1の上流側は、キャリア液が収納された液体タンクL0に接続され、主流路入口M1と液体タンクL0との間には、開閉弁V0が介装されている。入口S1〜S5の上流側は、各々試料液や薬品が収納された液体タンクL1〜L5に接続され、入口S1〜S5と液体タンクL1〜L5との間には、各々開閉弁V1〜V5が介装されている。また、逃口T1〜T3の下流側には、各々開閉弁V6〜V8が介装されている。主流路出口M2の下流側は反応部20に接続され、主流路出口M2と反応部20との間には、開閉弁V9が介装されている。
流路Rは、図2に示すように、主流路入口M1からポイントA、B、C、D、Eを経由して主流路出口M2に至る主流路R0と、入口S1からポイントAに至る流路R1、入口S2からポイントAに至る流路R2、入口S3からポイントBに至る流路R3、入口S4からポイントBに至る流路R4及び入口S5からポイントCに至る流路R5と、ポイントCから逃口T1に至る流路R6、ポイントDから逃口T2に至る流路R7及びポイントEから逃口T3に至る流路R8とから構成されている。また、流路R1と流路R2とは、ポイントXからポイントAの間合流している。
主流路R0は、本発明の主流路の主要な部分を構成している。流路R1〜R5は、本発明の流入路の主要な部分を構成している。流路R6〜R8は、本発明の流出路の主要な部分を構成している。
また、ポイントA〜Eは本発明の流入及び/又は流出ポイントであり、ポイントA、Bは流入ポイント、ポイントCは流入及び流出ポイント、ポイントD、Eは流出ポイントとなっている。
なお、本実施形態において、流出ポイントは、流入ポイントよりも下流側、又は同じ位置とされている。しかし、本発明の流出ポイントと流入ポイントとの位置関係に特に限定はなく、流出ポイントが流入ポイントよりも上流側であってもよい。
また、開閉弁V0と開閉弁V1〜V5とが本発明の入口側開閉弁に、開閉弁V6〜V9が本発明の出口側開閉弁に各々相当する。
基板1は、流路Rを形成できるものであれば、材質に特に限定はないが、例えば、シリコン、石英、ガラス、ポリジメチルシロキサン樹脂等の樹脂、ステンレス等の金属の基板が使用できる。この内、加工が容易であることから、シリコン基板が好ましい。
振動板2は、基板1との接合が可能であり、圧電振動子により振動するものであれば、材質に特に限定はないが、例えば、シリコン、石英、ガラス、ポリジメチルシロキサン樹脂等の樹脂、ステンレス等の金属の板が使用できる。この内、接合が容易であること、透明で流路内の観察が可能であることから、ガラス板が好ましい。特に基板1をシリコン基板とし、振動板2をガラス板とすると、陽極接合により接合できるので好ましい。
圧電振動子P1〜P5としては、BaTiO、PZT(55%PbZrO,45%PbTiO)などの強誘電体磁器からなる電歪振動子が好ましく、特にPZT好ましい。
流路Rの各ポイントA〜E間の容積は、流路の断面積と各ポイント間の流路長により任意に決定できる。本実施形態では、流路Rは幅0.61mm、深さ0.2mmの矩形の流路とされ、A−B間の流路長は82mm、B−C間の流路長は82mm、C−D間の流路長は41mm、D−E間の流路長は41mmとされている。これにより、A−B間の容積は10μL、B−C間の容積は10μL、C−D間の容積は5μL、D−E間の容積は5μLとなっている。
表1において、選択する入口と逃口を「入口」と「逃口」の欄に、この「入口」から「逃口」に送液した場合に、通過する主流路R0のポイントを「区間」の欄に示す。また、その「区間」に対応する長さと容積を、「長さ」と「容積」の欄に、各々示す。
表1に示すように、特定の入口と逃口とを適宜選択することにより、対応する容積の液体を、主流路R0内にはさみ込めるようになっている。
Figure 0004344859
流路R1〜R5は、各々圧電振動子P1〜P5の前後で、圧電振動子P1〜P5に向けて拡径するテーパ状となっている。また、各々圧電振動子P1〜P5の下流側のテーパ状流路が、上流側のテーパ状流路よりも広い流路となっている。そのため、各々圧電振動子P1〜P5との組み合わせにより、上流側から下流側に送液するポンプを構成している。
すなわち、圧電振動子に駆動回路(図示せず)より電圧を印加すると、振動板が流路側へ変位し、対応する流路の体積が減少し、その体積に相当する液体が、流路の両側へ押し出される。一方、電圧の印加を取除くと、振動板は元の位置に戻り、体積も元に戻り、その体積に相当する液体が、逆に流路Rの両側から流入する。
このとき、狭い方から広い方へ流れる流量の方が、広い方から狭い方へ流れる流量より大きくなるので、圧電振動子を往復変位させると、この差分に相当する流量が、流路の狭い方から広い方への一定方向へ流れることになり、この動作を繰り返すことで、上流側から下流側に流すポンプとして機能するようになっている。
ポンプP0に特に限定はないが、高い吐出圧と定量性が得られることから、プランジャー式ポンプが好ましい。
開閉弁V0〜V9は、製作の便宜上、マイクロチップ10の周囲に配置することが好ましい。そのため、開閉弁V1〜V5は、圧電振動子P1〜P5に対応する位置よりも上流側であって、入口S1〜S5の上流側に介装されている。また、開閉弁V6〜V9は、主流路出口M2、逃口T1〜T3の下流側に介装されている。また、開閉弁V0は、ポンプP0よりも下流側であって、主流路入口M1の上流側に介装されている。
しかしながら、開閉弁V0〜V9が、各々の流路に介装される位置に特に限定はなく、例えば、開閉弁V1を圧電振動子P1に対応する位置と、ポイントXとの間に介装してもよい。
本実施形態の液体供給モジュールは、下流側の反応部20と共に本発明の第1実施形態に係る分析装置を構成している。
反応部20は、液体供給モジュールから流入する試料液や試薬が反応する場所である。反応部20の具体的構成に特に限定はないが、分析対象成分又は分析対象成分と試薬とが複合化した複合体を固定する固定層を備えたものが好ましい。特に、非特許文献1に記載されているように、流路中に、固定層であるビーズを収納した構成のものが好ましい。
また、本実施形態の分析装置は、反応部20における反応を検出する検出手段を備えることが好ましい。検出手段としては、蛍光分析、化学発光分析、吸光分析、反射光分析等の光分析による検出手段が好ましく、特に蛍光分析手段が好ましい。
なお、反応部20における反応の検出は、反応部20において行ってもよいし、反応部20の下流側に検出部を設け、反応部20から流出した反応液について行ってもよい。
以下に、本実施形態の液体供給モジュールで、複数種類の液体を、一定量反応部20に送出する手順を説明する。
(液体タンクL1、L2内の液体の混合液の供給)
液体タンクL1、L2内の液体を混合し、この混合液を反応部20に供給するためには、まず、準備段階として、主流路R0内全体に液体タンクL0内のキャリア液を充填しておく。
次に第1段階として、開閉弁V1とV2、及び開閉弁V6〜V8の何れか一つを開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、圧電振動子P1、P2を作動させる。
例えば、開閉弁V1とV2、及び開閉弁V8のみを開いた状態で、圧電振動子P1、P2を作動させた場合、液体タンクL1、L2の液体は、流路R1、R2から導入され、ポイントXで合流した後、主流路R0のポイントAからポイントE、並びに排出路R8を介して排出される。これにより、主流路R0のポイントAとポイントEとの間に、液体タンクL1、L2内の液体の混合液が充填される。
次に第2段階として、開閉弁V0とV9を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、ポンプP0を作動させて、主流路R0のポイントAとポイントE(第1段階で開閉弁V8を開いた場合)との間に充填された液体タンクL1、L2内の液体の混合液を、液体タンクL0のキャリア液によって押し流し、主流路出口M2から排出する。これにより、液体タンクL1、L2内の液体の混合液が、一定量反応部20に送出される。また、第2段階におけるキャリア液の送液を充分に行うことによって、主流路R0内全体にキャリア液が充填される。
ここで、液体タンクL1内の液体と液体タンクL2内の液体との混合比は、各々の液体の粘性を考慮しつつ、圧電振動子P1、P2によって駆動されるポンプのパワーを調整することにより調節できる。例えば、各々の液体の粘度が同じ場合に、流路R1、R2の大きさや形状、圧電振動子P1、P2の駆動パワーを、各々同じレベルとすると、各々の液体の混合比を1:1とすることができる。
液体タンクL1内の液体と液体タンクL2内の液体とは、第1段階の間は層流状態で流れるため充分に混合していない。しかし、第1段階から第2段階へ切り替える際に、一時的に流れがとまり、この間に層流状態が解除される。その結果、両者は、充分に混合された状態で、反応部20に送出される。
(液体タンクL3内の液体の供給)
次に、液体タンクL3内の液体を反応部20に供給するためには、まず、第1段階として、開閉弁V3、及び開閉弁V6〜V8の何れか一つを開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、圧電振動子P3を作動させる。
例えば、開閉弁V3及び開閉弁V6のみを開いた状態で、圧電振動子P3を作動させた場合、液体タンクL3内の液体は、流路R3から導入され、主流路R0のポイントBからポイントC、並びに排出路R6を介して排出される。これにより、主流路R0のポイントBとポイントCとの間に、液体タンクL3内の液体が充填される。
次に第2段階として、開閉弁V0とV9を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、ポンプP0を作動させて、主流路R0のポイントBとポイントC(第1段階で開閉弁V6を開いた場合)との間に充填された液体タンクL3内の液体を、液体タンクL0のキャリア液によって押し流し、主流路出口M2から排出する。これにより、液体タンクL3内の液体が、一定量反応部20に送出される。また、第2段階におけるキャリア液の送液を充分に行うことによって、主流路R0内全体にキャリア液が充填される。
(液体タンクL4内の液体の供給)
次に、液体タンクL4内の液体を反応部20に供給するためには、まず、第1段階として、開閉弁V4、及び開閉弁V6〜V8の何れか一つを開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、圧電振動子P4を作動させる。
例えば、開閉弁V4及び開閉弁V6のみを開いた状態で、圧電振動子P4を作動させた場合、液体タンクL4内の液体は、流路R4から導入され、主流路R0のポイントBからポイントC、並びに排出路R6を介して排出される。これにより、主流路R0のポイントBとポイントCとの間に、液体タンクL4内の液体が充填される。
次に第2段階として、開閉弁V0とV9を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、ポンプP0を作動させて、主流路R0のポイントBとポイントC(第1段階で開閉弁V6を開いた場合)との間に充填された液体タンクL4内の液体を、液体タンクL0のキャリア液によって押し流し、主流路出口M2から排出する。これにより、液体タンクL4内の液体が、一定量反応部20に送出される。また、第2段階におけるキャリア液の送液を充分に行うことによって、主流路R0内全体にキャリア液が充填される。
(液体タンクL5内の液体の供給)
次に、液体タンクL5内の液体を反応部20に供給するためには、まず、第1段階として、開閉弁V5、及び開閉弁V7又は開閉弁V8の何れか一つを開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、圧電振動子P5を作動させる。
例えば、開閉弁V5及び開閉弁V7のみを開いた状態で、圧電振動子P5を作動させた場合、液体タンクL5内の液体は、流路R5から導入され、主流路R0のポイントCからポイントD、並びに排出路R7を介して排出される。これにより、主流路R0のポイントCとポイントDとの間に、液体タンクL5内の液体が充填される。
次に第2段階として、開閉弁V0とV9を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、ポンプP0を作動させて、主流路R0のポイントCとポイントD(第1段階で開閉弁V7を開いた場合)との間に充填された液体タンクL5内の液体を、液体タンクL0のキャリア液によって押し流し、主流路出口M2から排出する。これにより、液体タンクL5内の液体が、一定量反応部20に送出される。また、第2段階におけるキャリア液の送液を充分に行うことによって、主流路R0内全体にキャリア液が充填される。
本実施形態によれば、以上の手順により、複数種類の液体を、一定量反応部20に順次送出することができる。
上記各第1段階における送液速度、送液時間に特に限定はないが、計量する量以上の量を送液する必要がある。また、上記各第2段階における送液速度、送液時間にも特に限定はないが、反応部20の容積や、反応部20に至るまでのデッドボリューム等を考慮して送液量を決める必要がある。
なお、各段階の送液速度は、特に一定でなくともよく、途中で変化しても差し支えない。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る液体供給モジュール及び分析装置は、第1実施形態のマイクロチップ10を、図3に示すものに置き換えたものである。図3のマイクロチップ10は、主流路R0のポイントA、B、C、D、Eの各ポイント間の長さが異なるのみで、その他は図2のマイクロチップ10と同じである。そのため、図3には、図2と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、流路Rは幅0.61mm、深さ0.2mmの矩形の流路とされ、A−B間の流路長は41mm、B−C間の流路長は41mm、C−D間の流路長は20.5mm、D−E間の流路長は20.5mmとされている。これにより、A−B間の容積は5μL、B−C間の容積は5μL、C−D間の容積は2.5μL、D−E間の容積は2.5μLとなっている。
表2において、選択する入口と逃口を「入口」と「逃口」の欄に、この「入口」から「逃口」に送液した場合に、通過する主流路R0のポイントを「区間」の欄に示す。また、その「区間」に対応する長さと容積を、「長さ」と「容積」の欄に、各々示す。
表2に示すように、特定の入口と逃口とを適宜選択することにより、対応する容積の液体を、主流路R0内にはさみ込めるようになっている。
Figure 0004344859
本実施形態の液体供給モジュールで、複数種類の液体を、一定量反応部20に送出する手順は、第1実施形態と同じなので、説明を省略する。
<第3実施形態>
図4は、本発明の第3実施形態に係る液体供給モジュール及び分析装置の概略構成図である。本実施形態の液体供給モジュールは、マイクロチップ30と、開閉弁V01、V02、V1〜V7と、ポンプP01、P02とから概略構成されている。本実施形態の分析装置は、この液体供給モジュールに反応部20を加えて、概略構成されている。
マイクロチップ30は、図5に示すように、互いに接合された基板1と振動板2と、振動板2上に設けられた圧電振動子P1〜P4とを備えている。振動板2には、図5(b)上方左側から順に入口S1、S2、S4、S3が穿設されている。また、図5(b)下方左側から順に第1主流路入口M11、逃口T1、主流路出口M2、逃口T2、第2主流路入口M12が穿設されている。また、基板1には、入口S1〜S4、第1主流路入口M11、第2主流路入口M12、主流路出口M2、逃口T1、T2の各々と連通する流路Rが形成されている。
図4及び図5に示すように、第1主流路入口M11及び第2主流路入口M12の上流側は、各々キャリア液が収納された液体タンクL0に接続され、主流路入口M11と液体タンクL0との間には開閉弁V01が、主流路入口M12と液体タンクL0との間には開閉弁V02が、各々介装されている。入口S1及びS2の上流側は、各々試料液や薬品が収納された液体タンクL1に接続され、入口S1と液体タンクL1との間、入口S2と液体タンクL1との間には、各々開閉弁V1、V2が介装されている。また、入口S3及びS4の上流側は、各々試料液や薬品が収納された液体タンクL2に接続され、入口S3と液体タンクL2との間、入口S4と液体タンクL2との間には、各々開閉弁V3、V4が介装されている。
また、逃口T1、T2の下流側には、各々開閉弁V5、V6が介装されている。主流路出口M2の下流側は反応部20に接続され、主流路出口M2と反応部20との間には、開閉弁V7が介装されている。
流路Rは、図5に示すように、第1主流路入口M11からポイントA、B、C、Yを経由して主流路出口M2に至る主流路R01、第2主流路入口M12からポイントD、E、F、Yを経由して主流路出口M2に至る主流路R02と、入口S1からポイントAに至る流路R1、入口S2からポイントBに至る流路R2、入口S3からポイントDに至る流路R3、入口S4からポイントEに至る流路R4と、ポイントCから逃口T1に至る流路R5、ポイントFから逃口T2に至る流路R6とから構成されている。また、主流路R01と主流路R02とは、ポイントYから主流路出口M2の間合流している。
主流路R01、R02は、本発明の主流路の主要な部分を構成している。流路R1〜R4は、本発明の流入路の主要な部分を構成している。流路R5、R6は、本発明の流出路の主要な部分を構成している。
また、ポイントA〜Fは本発明の流入及び/又は流出ポイントであり、ポイントA、B、D、Eは流入ポイント、ポイントC、Fは流出ポイントとなっている。
また、開閉弁V01、V02と開閉弁V1〜V4とが本発明の入口側開閉弁に、開閉弁V5〜V7が本発明の出口側開閉弁に各々相当する。
基板1、振動板2は、圧電振動子P1〜P4の材質等は、第1実施形態に用いているものと同じであるので、説明を省略する。また、ポンプP01、P02は、各々第1実施形態のポンプP0と同じであるので、説明を省略する。
また、第1実施形態と同様に、流路R1〜R4は、各々圧電振動子P1〜P4の前後で、圧電振動子P1〜P4に向けて拡径するテーパ状となっている。また、各々圧電振動子P1〜P4の下流側のテーパ状流路が、上流側のテーパ状流路よりも広い流路となっている。そのため、各々圧電振動子P1〜P4との組み合わせにより、上流側から下流側に送液するポンプを構成している。
製作の便宜上、開閉弁V1〜V4は、圧電振動子P1〜P4に対応する位置よりも上流側であって、入口S1〜S4の上流側に介装されている。また、開閉弁V5〜V7は、主流路出口M2、逃口T1、T2の下流側に介装されている。また、開閉弁V01、V02は、各々ポンプP01よりも下流側であって第1主流路入口M11の上流側、ポンプP02よりも下流側であって第2主流路入口M12の上流側に介装されている。
しかしながら、開閉弁V01、V02、V1〜V7が、各々の流路に介装される位置に特に限定はなく、例えば、開閉弁V1を圧電振動子P1に対応する位置と、ポイントAとの間に介装してもよい。
本実施形態の液体供給モジュールは、下流側の反応部20と共に本発明の第3実施形態に係る分析装置を構成している。本実施形態の分析装置は、反応部20における反応を検出する検出手段を備えることが好ましい。
反応部20及び検出手段は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
以下に、本実施形態の液体供給モジュールで、2種類の液体を、一定量混合して反応部20に送出する手順を説明する。
まず、準備段階として、主流路R01、R02内全体に液体タンクL0内のキャリア液を充填しておく。
次に第1段階として、開閉弁V1とV3、及び開閉弁V5、V6を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、圧電振動子P1、P3を作動させる。これにより、液体タンクL1の液体は、流路R1から導入され、主流路R01のポイントAからポイントC、並びに排出路R5を介して排出される。これにより、主流路R01のポイントAとポイントCとの間に、液体タンクL1内の液体が充填される。また、液体タンクL2の液体は、流路R3から導入され、主流路R02のポイントDからポイントF、並びに排出路R6を介して排出される。これにより、主流路R02のポイントDとポイントFとの間に、液体タンクL2内の液体が充填される。
次に第2段階として、開閉弁V01、V02とV7を開き、その他の弁は閉じておく。そして、その状態で、ポンプP01、P02を作動させて、主流路R01のポイントAとポイントCとの間に充填された液体タンクL1の液体、及び主流路R02のポイントDとポイントFとの間に充填された液体タンクL2内の液体を、液体タンクL0のキャリア液によって各々押し流し、主流路出口M2から排出する。これにより、液体タンクL1、L2内の液体が、ポイントYで合流して、一定量反応部20に送出される。
ポイントAとポイントCとの間の容積とポイントDとポイントFとの間の容積が同じであれば、ポンプP01、P02によって送液される速度を同一とすることにより、液体タンクL1、L2内の液体の混合比を1:1に保って送液できる。
この第1段階において、開閉弁V1に代えて開閉弁V2を開き、圧電振動子P1に代えて、圧電振動子P2を作動させれば、液体タンクL1内の液体の送液量を減らすことができる。同様に、開閉弁V3に代えて開閉弁V4を開き、圧電振動子P3に代えて、圧電振動子P4を作動させれば、液体タンクL2内の液体の送液量を減らすことができる。
液体タンクL1内の液体の送液量と、液体タンクL2内の液体の送液量とが異なる場合であっても、ポンプP01、P02によって送液される速度を調整することにより、液体タンクL1、L2内の液体の混合比を一定に保って送液できる。
本実施形態によれば、2種類の液体を、一定比率で混合しながら反応部20に送出することができる。
以下本発明の実施例を説明するが、本発明の範囲はこの実施例に限定されるものではない。
本実施例では、第1実施形態の分析装置を用いて、ダイオキシン類の測定を行った。測定方法としては、免疫定量法の一種であるAhイムノアッセイを採用した。実施例の説明に先立ち、Ahイムノアッセイの概略を記載する。
ダイオキシンの毒性発現メカニズムには、Ah受容体とエーエイチ・レセプター・ニュクリアー・トランスロケーター(Ah Receptor Nuclear Translocator。以下、ARNTと記載する。)と呼ばれるタンパク質が関与している。ダイオキシン類は、Ah受容体及びARNTと結合、変形し、複合体を形成する。この複合体は、Ah受容体に結合する部位を持つDNA断片(以下、DREと記載する。)と結合する性質を持つ。DREは、アビジンでコーティングされた固体粒子上に固定化されるようになっており、注入されたダイオキシン類がAh受容体を介して固定化されることになる。続いて、この複合体に特異的に反応する一次抗体、さらに、発色反応を起こさせる二次抗体を添加し結合させる。さらに、発色試薬を添加すると、Ah受容体に結合したダ
イオキシン類の量に応じた発色が起きるので、その発色を光分析する。
本実施例では、液体タンクL0にキャリア液として純水を収納した。また、液体タンクL1には、試料液として、1pgのベンツ−a−ピレン(Benzo(a)pyrene)を含む水溶液を収納した。ベンツ−a−ピレンは、ダイオキシン類測定の代替物質である。
液体タンクL2には、Ah受容体と、ARNTと、DREとの混合試薬(クボタ社製、商品名:cytosol)を収納した。液体タンクL3には、1次抗体としてAB1抗体(クボタ社製、商品名:Ahイムノアッセイキット)の10μg/mlを収納した。液体タンクL4には、二次抗体としてペルオキシダーゼ(以下、HRPと記載する。)(クボタ社製、商品名:Ahイムノアッセイキット)の10μg/mlを収納した。液体タンクL5には、発色試薬としてチラミド(Tyramid)(モレキュラープローブ社製、商品名:アンプレックスレッド)の10−7Mを収納した。
圧電振動子P1〜P5としては、株式会社メガセラ製D6020X型を用いた。ポンプP0としては、ハーバード社製PHD2000型を用いた。
反応部20としては、表面にアビジンをコートした固体粒子(昭和電工社製、粒子径:40μm、材質:ポリスチレン)を5000個導入したものを用いた。
表3に示す順序で反応室20に各液体タンクの液体を供給した。なお、圧電振動子P1〜P5による送液速度は100μL/min、ポンプP0による送液速度は5μL/minとした。なお、表中「開」は開閉バルブが開の状態であること、「ON」はポンプ又は圧電振動子が駆動していることを示す。また、「×」は開閉バルブが閉の状態であること又はポンプ又は圧電振動子が駆動していないことを示す。また、液量は、各液体が計量される量を示す。
Figure 0004344859
このような分析を5回行った結果、検出に用いたフォトマルの出力として、ゼロ点が20mVであったのに対して、試料液では80mVの出力を変動係数(CV)10%で、再現性良く得られた。これにより、試料液や薬品の定量供給が安定してなされていることが確認された。
また、表3に示すように、計量のために要する時間は各々数秒から十数秒であり、全体の所要時間を特に長くすることなく計量、送液が可能であった。
本発明の第1実施形態に係る液体供給モジュール及び分析装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る液体供給モジュールのマイクロチップであり、(b)は平面図、(a)は(b)のS1、M1線で切断した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体供給モジュールのマイクロチップであり、(b)は平面図、(a)は(b)のS1、M1線で切断した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体供給モジュール及び分析装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る液体供給モジュールのマイクロチップであり、(b)は平面図、(a)は(b)のS1、M11線で切断した断面図である。
符号の説明
1・・・・基板、2・・・・振動板、10・・・・マイクロチップ、20・・・・反応部、
V0〜V9・・・・開閉弁、P0・・・・ポンプ、P1〜P5・・・・圧電振動子、
S1〜S5・・・・入口、T1〜T3・・・・逃口、M1・・・・主流路入口、M2・・・・主流路出口、
L0〜L5・・・・液体タンク、R0・・・・主流路、R1〜R8・・・・流路、
A〜E、X・・・・ポイント

Claims (4)

  1. キャリア液が導入され排出される入口と出口との間に3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントを有し、何れか1の流入及び/又は流出ポイントと他の流入及び/又は流出ポイントで区切られる各々の区間が、各々所定容積の定量部とされている主流路と、
    前記何れかの流入及び/又は流出ポイントにおいて前記主流路と連通し、何れかの定量部で定量すべき液体を該定量部に流入させるための2以上の流入路と、
    前記何れかの流入及び/又は流出ポイントにおいて前記主流路と連通し、何れかの定量部で定量すべき液体の余剰分を流出させるための1以上の流出路と、
    前記主流路の前記3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントよりも上流側に介装された主流路用の入口側開閉弁及びポンプと、
    前記主流路の前記3箇所以上の流入及び/又は流出ポイントよりも下流側に介装された主流路用の出口側開閉弁と、
    前記流入路の各々に介装された流入路用の入口側開閉弁及びポンプと、
    前記流出路の各々に介装された排出路用の出口側開閉弁とを備え、
    前記主流路、流入路及び流出路の流入及び/又は流出ポイントを含む部分、並びに前記流入路の各々に介装された流入路用のポンプが基板上に形成されており、
    前記何れか1以上の流入路から何れか1の流出路に定量すべき液体を送液することにより、何れかの1の定量部に当該液体を充填した後、前記主流路の入口から出口にキャリア液を送液することにより、前記定量部に充填された当該液体をキャリア液と共に主流路の出口から排出できるように構成されていることを特徴とする液体供給モジュール。
  2. 前記流入路の各々に介装された流入路用のポンプが、圧電振動子により駆動されるポンプである請求項1に記載の液体供給モジュール。
  3. 前記流入路の何れか2以上が、前記流入及び/又は流出ポイントよりも上流側で互いに合流している請求項1または請求項2に記載の液体供給モジュール。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の液体供給モジュールと、該液体供給モジュールの主流路の出口から定量された液体がキャリア液と共に供給される反応部とを備える分析装置。
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