JP4344678B2 - モードコンディショナ及び2連モードコンディショナ - Google Patents

モードコンディショナ及び2連モードコンディショナ Download PDF

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Description

本発明は、光通信等に使用される、パッチコード型のモードコンディショナに関する。
従来より、データコム通信では、コンピュータ間をつなぐシステムとして10メガビットイーサネット(登録商標)、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)が普及しており、更に伝送容量の大きいギガビットイーサネット(登録商標)への移行が開始されており、更には将来の超高速大容量伝送にためには10ギガビットイーサネット(登録商標)の開発も開始されている。
ギガビットイーサネット(登録商標)及び10ギガビットイーサネット(登録商標)の最大の特徴としては、普及しているイーサネット(登録商標)のシステムを周到しており、システム自体が既に量産状態にあるので、他の方式に比べて安価であることと、高速大容量のギガビットであることである。
つまり、ギガビットイーサネット(登録商標)及び10ギガビットイーサネット(登録商標)は10メガビットイーサネット(登録商標)、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)と同一フレーム形式を使用して、単純に伝送速度を高めたイーサネット(登録商標)である。
そのため10メガ、100メガ、1ギガ、10ギガのシームレスな通信ネットワーク拡張を行うことが可能となる。
この様に伝送容量を10メガビット、100メガビット、1ギガビット、10ギガビットと大きくしていくと、伝送方式としては電気信号の次に発光ダイオード発光の光信号、更にその次にはレーザダイオード(以降LD)発光の光信号へと変わり、又通信ケーブルとしては銅線、マルチモード光ファイバ、シングルモード光ファイバへと変えていかなくてはならない。
しかしながら、通信ケーブルは、特に北米においてはマルチモード光ファイバのネットワークが張り巡らされており、容易に取り替えるのは困難な状況になっている。
その為、既存のマルチモード光ファイバのケーブル網を使用し高速大容量伝送が可能なギガビットイーサネット(登録商標)そして将来的には10ギガビットイーサネット(登録商標)を推進していく動きが高まっている。
しかし、LD光がマルチモード光ファイバに入射されると、マルチモード光ファイバのコア径に対してLD光のスポットサイズが小さいために、コアに光が充填されず、うまく励起されなかった。
その為にLD光をシングルモード光ファイバに直接入射し、これを既存のマルチモ−ド光ファイバに接合する方法がとられた。
ところが、上記LD光を受けたシングルモード光ファイバとマルチモード光ファイバを接続すると、モードの幾つかが分散され、様々な信号は互いに干渉しあい、受光器にて正確な信号を受光出来なくなり、その為伝送距離が極端に短くなるという問題があった。
マルチモード光ファイバはグレーデッドインデックス型というタイプであり、図5(a)に示すように、各モードの到達時間をそろえる目的でコアの屈折率を放射線形にする工夫をこらしたものであり、モードの違いによる分散はない様に設計されている。
しかし、現実のマルチモード光ファイバは製造工程上、図5(b)に示すように中央部分に屈折率の低い「くぼみ」のような部分が出来るため、入射された光のモードの幾つかが分散され、様々な信号が互いに干渉しあい上記のような現象が生じるのでことになる。
そのため、折角発光源としてLD光を使用しても長い伝送距離を得ることが出来ないという課題があった。
そこで、従来の光コネクタ40は、図6に示すように、一例としてFC形光コネクタにて説明するが、これは一対の光ファイバ固定具33、33’同士を当接させたものであり、この光ファイバ固定具33、33’は、光ファイバ41、41’を挿通固定する軸孔31a、31a’を有するフェルール31、31’と、該フェルール31、31’が嵌合する凹部32aを備え、上記凹部32aと連動しかつ前記フェルール31、31’の軸孔31a、31a’と同軸の貫通孔32bを有するフェルール支持体32とからなり、上記フェルール31、31’の軸孔31a、31a’には光ファイバ41、41’を挿入し、上記フェルール支持体32の貫通孔32bに接着剤43を充填する事により、上記光ファイバ41、41’を固着してなるものであった。
上記一対のフェルール31、31’はスリーブ44で保持され、該スリーブ44の外周には両端にネジ部を設けたアダプタカプリング45を配設すると共に、該アダプタカプリング45のネジ部にカプリングナット46を螺合して各カプリングナット46とフェルール支持体32との間に配設したバネ47の押圧力により光ファイバ固定具33、33’のフェルール31、31’の先端面同士を当接させることにより光ファイバ41、41’の先端面同士を光学的に接続するようにしてあった。
スリーブ44は外径に概ね平行して内径が配置されており、開放端の一方から他方まで一直線でつながった円筒形状である。
又入射側のフェルール31はその外周部のほぼ中心位置に軸孔31aを有し、該軸孔31aにはシングルモード光ファイバ41を接着固定しており、出射側フェルール31’はその外周部の中心から偏心した位置に軸孔31’を有し、該軸孔31a’にはマルチモード光ファイバ41’を接着固定しており、互いのフェルール31、31’の先端面がスリーブ44の内径の中で固定されていた。
その為シングルモード光ファイバ41の中心位置とマルチモード光ファイバ42の中心位置が偏心しており、シングルモード光ファイバ41を通ってきた光は図5(b)に示すようなマルチモード光ファイバ41’の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生せず、信号は干渉せず効率よく伝送することが可能となった(特許文献1)。
次に、従来の第二例を説明するが、図7は従来のパッチコード形のモードコンディショナを示す構成図である。
パッチコードとはLAN機器1等の伝送機器から光ファイバ成端パネル(パッチパネル)4までの短い距離を結ぶジャンパコードのことである。
図8は図7に示したモードコンディショナの略中間点にある光ファイバ接合部の内部(送信側のみ)の拡大図である。
上述した従来のモードコンディショナは二つの2連光コネクタ54、55の間を光ファイバコードで結合した構成であり、途中に光ファイバコードの接合部56を有する。光送受信器2の送信側に結合される光ファイバのみシングルモード光ファイバ51であり、他の光ファイバはマルチモード光ファイバ52である。接合部56の送信側ではシングルモード光ファイバ51とマルチモード光ファイバ52とがコア51a、52a同士の中心がずれるように融着接続されている。光送受信器2からシングルモード光ファイバ51に入力された光は、マルチモード光ファイバ52に入射するときはコア中心を避けて、つまりモードを高次モードのみに条件付けされて入射される。一旦中心からずれて入力された光は伝搬中にコア16の中心の低屈折率部に入ることはほとんどないので、モードの異常な分散は発生せず、信号は干渉せず効率よく伝送することが可能となった(特許文献2)。
特開2001−13375号公報 特開2000−231027号公報
しかし、図6、図7、図8に示したいずれの従来例においても、一対の光ファイバのコアの中心位置を相対的に偏心させて接続し、特に上記一対の光ファイバの一方にシングルモード光ファイバ41を配し、他方にマルチモードファイバ41’を配置した従来の光コネクタ40では、10メガビット、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)、1ギガビットイーサネット(登録商標)までの伝送速度を有するイーサネット(登録商標)であれば、シングルモード光ファイバ41を通ってきた光はマルチモード光ファイバ41’の中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送することができたが、近年550mまでの伝送距離の要求が出てきており、10ギガビットイーサネット(登録商標)においては、550mの伝送距離では、入射された光のモードの幾つかが分散されてしまい、様々な信号は互いに干渉しあい受光器にて正確な信号を受光出来なくなるという問題がやはり発生してしまっている。
上記に問題点に鑑みて本発明は、シングルモード光ファイバと、該シングルモード光ファイバの一端側に位置するマルチモード光ファイバと、前記シングルモード光ファイバの一端と前記マルチモード光ファイバの一端とが融着接合された接合部と、前記シングルモード光ファイバ及び前記マルチモード光ファイバの他端にそれぞれ接続固定された光コネクタと、を有し、上記接合部における光ファイバの各コアの中心位置を相互に偏心させ、かつ各コアの中心軸を傾けて融着接合し、上記コアの中心位置の偏心方向をX軸、上記光ファイバの軸方向をZ軸とし、上記X軸とZ軸に直角な方向をY軸としたとき、上記コアの中心位置のX軸方向への偏心量分だけ上記Y軸とZ軸をずらした軸をそれぞれY’軸、Z’軸としたときに、入射ビームはY’軸とZ’軸のなす面内にあることを特徴とする。
さらに、上記各コアの中心位置が10〜25μmの範囲内で相互に偏心し、かつ中心軸を3〜25°で傾けて入射させることで、両者を光学的に接続することが好ましい。
さらに、上記接合部の外周に補強部材を配置し、接続スリーブで前記補強部材を覆い、前記接続スリーブ内部の隙間には接着剤を充填することが好ましい。
このように本発明によれば、シングルモード光ファイバを通ってきた光は、マルチモード光ファイバの中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射するとともにマルチモード光ファイバの中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して伝送されるので、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送することができる。
以下本発明実施形態を図によって説明する。
図1(a)は本発明のモードコンディショナを示す構成図であり、レーザ光源を有する光送受信器2に着脱自在に接続される光コネクタ14と、該光コネクタ14に一端が接続固定されたシングルモード光ファイバ11が接合部にてマルチモード光ファイバ12と融着接合され、該マルチモード光ファイバ12の他端に他の光コネクタ15を接続固定した、伝送用光ファイバコード5に着脱自在に接続可能な、パッチコード形のモードコンディショナ10において、前記接合部16にて、前記シングルモード光ファイバ11と前記マルチモード光ファイバ12の各コア11a、12aの中心位置を相互に偏心させ、かつ各コア11a、12aの中心軸を傾けて融着接合している。
また、本発明は光送受信器2に着脱自在に接続される、2連のモードコンディショナ10であって、光受信器側パッチコードの光ファイバがマルチモード光ファイバ13であり、かつ光送信器側パッチコードが請求項1記載のパッチコードであることを特徴とするモードコンディショナ10である。
また、上記接合部16内でシングルモード光ファイバ11とマルチモード光ファイバ12とが融着接合され、該融着接合部の外周に補強部材16bを固定し、接続スリーブ16aで更に少なくとも上記補強部材16bを覆い、上記接続スリーブ16aの内部に生じた隙間に充填剤16cを封入している。
本発明のモードコンディショナ10は、一体型の光送受信器2に結合させるためのパッチコード形のモードコンディショナ10である。
図2はマルチモード光ファイバ12に光が入射される場合の、入射方向を示した概念図である。
入射ビーム入射位置20aのコア12aの中心位置12bの偏心方向をX軸、光ファイバの軸方向をZ軸、X軸とZ軸に直角な方向をY軸とし、Y軸とZ軸をコアの中心位置が相互に偏心した偏心量δの分ずらした軸をそれぞれY’軸、Z‘軸としたときに、Y’軸とZ’軸のなす面内に入射ビーム20を光ファイバの軸心に対して角度をψ傾けて入射する。
本発明のモードコンディショナ10では、コア12aの中心位置12bの相対的な偏心δを10〜25μmの範囲内で偏心させ、かつY’軸とZ’軸のなす面内に光ファイバの入射ビーム18を光ファイバの軸心に対しての角度ψを3〜25°の範囲内で傾けて接続したことを特徴とする。
ここで、コア12aの中心位置12bの相対的な偏心量δを10〜25μmの範囲内としているのは、10μm未満であれば、偏心効果が発揮できずに、マルチモード光ファイバ12の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分に光が入射してしまい、モードの異常な分散が発生してしまい、25μmを超えるとマルチモード光ファイバのコア直径が50μmもしくは62.5μmのために、入射する光がコア部分を外れるので適正に光が伝搬されなくなるために10〜25μmの範囲内としている。この範囲内で偏心量δを15〜20μmに調整するとより望ましい効果が得られる。
また、角度ψを3〜25°の範囲内としているのは、3°未満であれば、角度ずらし効果が発揮できずに、マルチモード光ファイバ12の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分に光が入射してしまい、モードの異常な分散が発生してしまい、また、25°を超えると、入射角度が大きすぎて、せっかくコア部に入射した光がクラッド部へ逃げてしまい適正に光が伝搬されなくなるために3〜25°の範囲内としている。この範囲内で角度ψを5〜15°に調整すると更に好ましい効果が得られる。
このように、本発明のモードコンディショナ10において、シングルモード光ファイバ11のコア11aの中心位置11bを相対的に偏心量δの距離分を偏心させ、かつ上記一対の光ファイバの入射ビーム20を角度ψ分傾けて入射させて接続したことにより、図3に示すようにグレーデッドインデックス形マルチモード光ファイバのコア12a内をらせん状に光信号を伝搬することができ、これにより、マルチモード光ファイバ12の中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して伝送されるために、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず、高速度な信号を規定されている550m以上の距離の光伝送が可能となる。
なお、上記説明の構成に限ることなく、シングルモード光ファイバ11、マルチモード光ファイバ12の各コア11a、12aの中心位置を相互に偏心させ、かつ各コア11a、12aの中心軸を傾けて融着接合していればいかなる構成でも本発明の効果を奏することが出来る。
ここで、本発明のモードコンディショナ10の接合部16に収容されている、接続スリーブ16aはアルミナ、ジルコニア等のセラミックスもしくはステンレス等の金属もしくは結晶化ガラス等のガラスを用いることができるが、剛性の高い材料であればいかなるものでかまわない。また、形状はいかなる形状でも良いが、好ましくは円筒パイプ状であれば、加工が楽なのでコスト低減につながる。
次に、補強部材16bは、融着接合部を保護する目的なので、剛性が高いほうが好ましいが、組み立て時に融着接合部に接触して、破損させてしまう可能性が高いので、光ファイバの被覆部材であるナイロン66やポリエステルエラストマー等の樹脂をコーティングすることが望ましい。この方法は、融着器用のリコーターとして、市販されているので、安価に容易にしかも信頼性高く製作が可能となる。
次に、充填剤16cは接続スリーブ16aの内周面と補強部材16bとの外周面を固定するものであり、エポキシ接着剤、紫外線硬化型接着剤、光効果型接着剤等の接着剤を用いることができるが、シリコン接着剤を用いることが望ましい。
なお、本モードコンディショナ10は、使用する伝送用ファイバが図7に示すような異常な屈折率分布のないマルチモード光ファイバ12であっても何等差し支えは生じない。また、受信側はモードコンディショナは必要ないため、接合部16においてはマルチモード光ファイバ12をずらさずに融着するか、あるいは通常の光ジャンパのように1本のマルチモード光ファイバ13の両端に光コネクタ14、15を接続するようにすることでもよい。

ここで、以下に示す方法で実験を行った。
モードコンディショナ10を、光コネクタ14、15をSC型コネクタ、接合部16の接続スリーブ16aをステンレス製で円筒形、補強部材16bをポリエステルエラストマーにてコーティング、充填剤16cをシリコン樹脂で封入して、シングルモード光ファイバ11とマルチモード光ファイバ12を接着固定し、光ファイバの中心位置11b、12bを偏心させ、かつ角度ずれを生じさせサンプルを作成した。
偏心量δは実施例として5、9、10、15、20、25、30μmとし、比較例としては0μmとした。
また、角度ψは実施例として2、3,10、20、25、26°とし、比較例としては0°と設定して、各組み合わせで光ファイバの長さを50mおきに長くして伝送距離を測定した。
ここで使用したマルチモード光ファイバはコア径62.5μm、クラッド径125μmである。
測定方法は、図4に示すように、LAN機器1の光送受信器2から波長が1310nm、伝送速度が10Gbit/秒としてとなるように光信号を出射し、シングルモード光ファイバ11に接続し、本発明のモードコンディショナ10を介して被測定用のマルチモード光ファイバ12に接続した。マルチモード光ファイバ12を伝送してきた光は光コネクタ23を介してレシーバ24のO/E変換器25に受光させて、電気信号に変換して、正しい信号が伝わったかを確認した。
正しい信号が伝送された最大長さを記載した結果を表1に示す。
Figure 0004344678
比較例の偏心量δが0μmではいずれの角度ψでも伝送距離が0mとなった。
また、比較例の角度ψが0°においても伝送距離が100mまでは達しなかった。
それに比べ本発明の実施例では、100m以上の伝送距離を得ることができ、更には偏心量δが10〜25μmの範囲内かつ角度ψが3〜25°の範囲内では伝送距離が550m以上となり良い値となっている。
特に偏心量δが15〜20μm、角度が5〜15°の範囲内では750mとより高伝送距離を得ることが出来た。
以上より、モードコンディショナにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置を相対的に偏心させ、かつ上記一対の光ファイバの入射ビーム波を傾けて入射させて接続したことにより、シングルモード光ファイバを通ってきた光はマルチモード光ファイバの中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送される事となったことがわかる。
(a)は本発明のパッチコード型のモードコンディショナを示す構成図であり、(b)はその部分拡大図である。 本発明のマルチモード光ファイバに光が入射される場合の入射方向を示す概念図である。 本発明のマルチモード光ファイバのコア内の光信号の伝搬状態を示す概念図である。 実施例における測定方法を示す概念図である。 (a)は理想的なマルチモード光ファイバの屈折率分布を表すグラフ、(b)は実際のマルチモード光ファイバの屈折率分布を表すグラフである。 従来の光コネクタを示す断面図である。 従来のパッチコード型のモードコンディショナを示す構成図である。 図7に示したモードコンディショナの略中間点にある光ファイバ接合部の送信側の内部の拡大図である。
符号の説明
1:LAN機器
2:光送受信器
3:光コネクタ結合用アダプタ
4:パッチパネル
5:伝送用光ファイバコード
10:モードコンディショナ(パッチコード)
11:シングルモード光ファイバ
12:マルチモード光ファイバ
12a(11a):コア
12b(11b):中心位置
13:マルチモード光ファイバ
14、15:光コネクタ
16:接合部
16a:接続スリーブ
16b:補強部材
16c:充填剤
20:入射ビーム
20a:入射ビーム入射位置
31、31’:フェルール
31a、31a’:軸孔
32:フェルール支持体
32a:凹部
32b:貫通孔
33:光ファイバ固定具
40:光コネクタ
41、41’:シングルモード光ファイバ
43:接着剤
44:スリーブ
45:アダプタカプリング
46:アダプタカプリングナット
47:バネ
50:モードコンディショナ
51:シングルモード光ファイバ
51a:コア
52、53:マルチモード光ファイバ
52a:コア
54:光コネクタ
56:接合部

Claims (4)

  1. シングルモード光ファイバと、該シングルモード光ファイバの一端側に位置するマルチモード光ファイバと、前記シングルモード光ファイバの一端と前記マルチモード光ファイバの一端とが融着接合された接合部と、前記シングルモード光ファイバ及び前記マルチモード光ファイバの他端にそれぞれ接続固定された光コネクタと、を有してなるモードコンディショナにおいて、
    上記接合部における光ファイバの各コアの中心位置を相互に偏心させ、かつ各コアの中心軸を傾けて融着接合し、
    上記コアの中心位置の偏心方向をX軸、上記光ファイバの軸方向をZ軸とし、上記X軸とZ軸に直角な方向をY軸としたとき、上記コアの中心位置のX軸方向への偏心量分だけ上記Y軸とZ軸をずらした軸をそれぞれY’軸、Z’軸としたときに、入射ビームはY’軸とZ’軸のなす面内にあることを特徴とするモードコンディショナ。
  2. 上記各コアの中心位置が10〜25μmの範囲内で相互に偏心し、かつ中心軸を3〜25°で傾けて入射させることで、両者を光学的に接続したことを特徴とする請求項に記載のモードコンディショナ。
  3. 上記接合部の外周に補強部材を配置し、接続スリーブで前記補強部材を覆い、前記接続スリーブ内部の隙間には接着剤を充填したことを特徴とする請求項1または2に記載のモードコンディショナ。
  4. 請求項1に記載のモードコンディショナと、該モードコンディショナに併設されたマルチモード光ファイバと、を備え、
    前記モードコンディショナが光送信器側光ファイバであって、前記モードコンディショナに併設された前記マルチモード光ファイバが光受信器側光ファイバであることを特徴とする2連モードコンディショナ。
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