JP4344666B2 - サブコネクタのロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、メインコネクタを形成するフレームにサブコネクタを挿入・固定するサブコネクタのロック構造に関する。
特許文献1に、複数のサブコネクタをフレームに組み付けてメインコネクタを形成する分割コネクタ1が記載されている。この分割コネクタ1では、図7(a)に示すように、フレーム2のサブコネクタ収容部3の対向する両内壁4、4から可撓性の係止腕5、5がそれぞれ突設され、サブコネクタ6の両側に設けられた係止突起7、7と係合することによりサブコネクタ収容部3にサブコネクタ6が組み付けられる。
サブコネクタ収容部3内にサブコネクタ6を組み付けるには、相手コネクタとの嵌合面8の反対側から、サブコネクタ6をサブコネクタ収容部3内に挿入する。サブコネクタ6をサブコネクタ収容部3内に挿入すると、係止突起7、7が可撓性の係止腕5、5と当接し、さらにサブコネクタ6を挿入すると、係止突起7が可撓性の係止腕5を強制的に撓ませる。この状態でさらにサブコネクタ6を挿入させると、係止突起7が可撓性の係止腕5を撓ませたまま、摺動し、サブコネクタ6を組付位置まで挿入すると、係止突起7が可撓性の係止腕5から外れ、可撓性の係止腕5が元の形状に復帰し、係止突起7の垂直壁面9と当接する。
これにより、サブコネクタ6がフレーム2のサブコネクタ収容部3内に、抜けが阻止された状態で組み付けられる。
特開2002−198121号(図4)
ところが、可撓性の係止腕5は、片持形状なので、撓んだ際の先端部の嵌合面8からの位置と、元の形状に復帰した際の嵌合面からの位置とに差(ストローク差)Sがあるため、図7(b)に示すように、係止突起7と可撓性の係止腕5とが係合した状態では、ストローク差Sだけ、サブコネクタ6が嵌合面8からサブコネクタ収容部3側へ移動する。このため、相手コネクタとの嵌合時に、相手コネクタに収容されている端子との接触代が減少してしまうという課題を有している。この接触代の減少は、小型の端子であればあるほど、十分な接触代を確保することができなくなる。
そこで、本発明は、コネクタの嵌合面とサブコネクタの先端位置とが面一となって、端子の接触代を十分確保することができるサブコネクタのロック構造の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、サブコネクタを収容してメインコネクタを形成するフレームのサブコネクタ収容部又は、サブコネクタ収容部に挿入されるサブコネクタのいずれか一方に設けられた片持の可撓性のロックアームと、いずれか他方に設けられて前記サブコネクタ収容部へのサブコネクタの挿入時に前記可撓性のロックアームが当接・摺動し一旦撓んだ後に元の形状に復帰して係合する係止部とを備え、前記サブコネクタを前記フレームのサブコネクタ収容部に挿入・固定するサブコネクタのロック構造であって、前記係止部へのロックアームの係合状態で前記メインコネクタの相手コネクタへの嵌合面と前記サブコネクタの端面とが面一となるように、前記ロックアームの撓み時の先端部の位置と形状復帰した時の先端部の位置とのストローク差を吸収するストローク差吸収手段を設け、前記サブコネクタの上下面とサブコネクタ収容部の内面に、前記サブコネクタ収容部からの嵌合面側への突き抜けを防止する突き抜け防止手段を設け、該突き抜け防止手段は、前記サブコネクタの上下面又はサブコネクタ収容部の上下面部対向壁のいずれか一方に設けた突き抜け防止リブと、他方に設けられて前記突き抜け防止リブが挿入する挿入溝と、この挿入溝の前記嵌合面側に設けられて前記突き抜け防止リブが、少なくとも前記ロックアームが撓み状態から形状復帰したときに当接する当接壁とからなり、前記フレームには、相手コネクタとの嵌合面を形成する嵌合面形成部材が設けられ、該嵌合面形成部材は、サブコネクタ収容部の嵌合面側の開口縁部に両端部が両持ち梁状に設けられてサブコネクタの端面側が当接する可撓性の嵌合面壁を有し、前記嵌合壁面は、前記突き抜け防止リブと前記当接壁とが当接した状態で撓むことを特徴とする。
このサブコネクタのロック構造では、サブコネクタをサブコネクタ収容部に挿入すると、ロックアームが係止部に当接摺動して、可撓性のロックアームが一旦撓んだ後の元の形状に復帰し、係止部と係合する。このとき、可撓性のロックアームのストローク差がストローク差吸収手段によって吸収されるので、可撓性のロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合した状態では、サブコネクタの端面とコネクタの嵌合面とが面一となる。また、このサブコネクタのロック構造では、コネクタをサブコネクタ収容部に挿入し、ロックアームを係止部に当接摺動させてロックアームを一旦撓ませた後に、ロックアームが元の形状に復帰する位置までサブコネクタを挿入すると、突き抜け防止リブが挿入溝に挿入され、当接壁に当接する。ロックアームが元の形状に復帰し、サブコネクタの端面がコネクタの嵌合面と面一となった状態では、突き抜け防止リブリブは当接壁から離れる。従って、サブコネクタ収容部内へのサブコネクタの挿入時に、サブコネクタがサブコネクタ収容部から突き抜けることがない。また、このサブコネクタのロック構造では、サブコネクタ収容部内にサブコネクタが収容され、ロックアームが係止部に係合した状態では、サブコネクタの端面は嵌合面壁に当接し、ロックアームが係止部側に押圧される。
請求項2の発明では、請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、前記ストローク吸収手段は、前記サブコネクタの端面位置が前記係合状態で係合面と面一となるように前記サブコネクタを前記ストローク差分延設した延長部であることを特徴とする
このサブコネクタのロック構造では、サブコネクタにストローク差分延設した延長部を設けることにより、サブコネクタ収容部内にサブコネクタを挿入し、ロックアームが係止部に当接・摺動して元の形状に復帰可能なときに、すなわちロックアームの先端部が係止部を通り越す際に、サブコネクタの延長部がコネクタの嵌合面を一旦通り越す。そして、ロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合すると延長部はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの端面とが面一となる。
請求項3の発明では、請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、前記サブコネクタに前記ロックアームが嵌合面側から後端側へ延設され、前記係止部が前記サブコネクタ収容部の内壁に設けられ、前記ストローク差吸収手段は、前記ロックアームの位置を前記嵌合面と反対側に前記ストローク差分移動させたことであることを特徴とする。
このサブコネクタのロック構造では、ロックアームの位置をコネクタの嵌合面と反対側にストローク差分だけ移動させることにより、ロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合するとサブコネクタの端面側はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの端面位置とが面一となる。
請求項4の発明では、請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、前記サブコネクタに前記ロックアームが嵌合面側から後端側へ延設され、前記係止部が前記サブコネクタ収容部の内壁に設けられ、前記ストローク差吸収手段は、前記係止部の位置を前記嵌合面側へストローク差分移動させたことであることを特徴とする。
このサブコネクタのロック構造では、係止部の位置を嵌合面側へストローク差分だけ移動させたので、サブコネクタ収容部内にサブコネクタを挿入し、係止部が可撓性のロックアームに当接摺動して元の形状に復帰可能なときに、サブコネクタの先端側がコネクタの嵌合面を一旦通り越す。そして、可撓性のロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合するとサブコネクタの端面側はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの端面位置とが面一となる。
請求項6の発明では、請求項5記載のサブコネクタのロック構造であって、前記突き抜け防止リブと前記挿入溝がサブコネクタの上面側と下面側でそれぞれ複数設けられ、上面側又は下面側のいずれか一方に設けた前記挿入溝のピッチと、いずれか他方に設けた前記挿入溝のピッチとが異なる寸法に設定されていることを特徴とする。
このサブコネクタのロック構造では、サブコネクタをサブコネクタ収容部内に挿入する際に、サブコネクタの上面側と下面側の挿入溝のピッチが異なる寸法に設定されているので、サブコネクタをサブコネクタ収容部内に正規な挿入方向と異なる誤った方向で挿入しようとしても、突き抜け防止リブが挿入溝に挿入することができないので、サブコネクタをサブコネクタ収容部内に挿入することができない。従って、サブコネクタ収容部へのサブコネクタの誤挿入を防止することができる。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ロックアームのストローク差がストローク差吸収手段によって吸収されるので、ロックアームが元の形状に復帰して係止部と係合した状態では、サブコネクタの端面位置とコネクタの嵌合面とが面一となり、相手コネクタとの嵌合時に端子同士の接触代を十分確保することができる。また、突き抜け防止リブが挿入溝に挿入し、当接壁に当接してサブコネクタのサブコネクタ収容部内への挿入量が規制されるので、サブコネクタがサブコネクタ収容部内から突き抜けることがない。また、サブコネクタ収容部内にサブコネクタが収容され、ロックアームが係止部に係合した状態では、サブコネクタの端面は嵌合面壁に当接し、ロックアームが係止部側に押圧されるので、サブコネクタ収容部内にサブコネクタをがたつきなく収容することができる。
請求項2の発明によれば、サブコネクタにストローク差分延設した延長部を設けることにより、可撓性のロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合すると延長部はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの端面位置とが面一となる。これにより、相手コネクタとの嵌合時に、端子同士の接触代を十分確保することができる。
請求項3の発明によれば、可撓性のロックアームの位置をコネクタの嵌合面と反対側に移動させることにより、可撓性のロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合するとコネクタの先端側はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの先端位置とが面一となる。これにより、相手コネクタとの嵌合時に、端子同士の接触代を十分確保することができる。
請求項4の発明によれば、係止部の位置を嵌合面側へストローク差分だけ移動させたので、可撓性のロックアームが元の形状に復帰し係止部と係合するとコネクタの先端側はサブコネクタ収容部側へ移動して、コネクタの嵌合面とサブコネクタの先端位置とが面一となる。これにより、相手コネクタとの嵌合時に、端子同士の接触代を十分確保することができる。
請求項6の発明によれば、サブコネクタの上面側と下面側の挿入溝のピッチが異なる寸法に設定されているので、サブコネクタ収容部へのサブコネクタの誤挿入を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はサブコネクタ10を収容してメインコネクタ11を形成するフレーム12を示し、(a)はサブコネクタ10を収容した状態を示す一部断面図、(b)は(a)の一部を拡大した断面図である。
本実施形態のサブコネクタ10のロック構造では、メインコネクタ11を形成するフレーム12のサブコネクタ収容部13に挿入されるサブコネクタ10に設けられた片持の可撓性のロックアーム14と、サブコネクタ収容部13へのサブコネクタ10の挿入時に可撓性のロックアーム14が当接摺動し一旦撓んだ後に元の形状に復帰して係合する係止部15とを備え、サブコネクタ10をフレーム12のサブコネクタ収容部13に挿入・固定する。
そして、本実施形態のサブコネクタ10のロック構造では、係止部15へのロックアーム14の係合状態でメインコネクタ11の相手コネクタへの嵌合面16とサブコネクタ10の端面17とが面一となるように、ロックアーム14の撓み時の先端部14aの位置と形状復帰したときの先端部14aの位置とのストローク差Sを吸収するストローク差吸収手段18が設けられている。
図1(a)、図2に示すように、メインコネクタ11を形成するフレーム12は合成樹脂で一体成形されており、略円柱状の本体部19と、この本体部19の軸方向の中間部に形成された環状のフランジ部20と、このフランジ部20の一部が切り掛かれた電線挿通部21とが形成されている。
本体部19は、中心部に相手コネクタとの嵌合用の回動レバー(不図示)が挿入されるレバー挿入孔22が設けられ、このレバー挿入孔22の周囲に複数の端子収容室23と、2つのサブコネクタ10、10がそれぞれ収容されるサブコネクタ収容部13、13が形成されている。また、サブコネクタ収容部13、13は、レバー挿入孔22を挟んで両側に位置している。本体部19の相手コネクタとの嵌合面16側には、嵌合面16を形成する嵌合面形成部材24が組み付けられている。
嵌合面形成部材24は、複数の端子収容室23の嵌合面16側の開口縁部およびサブコネクタ収容部13、13の嵌合面側の開口縁部25に位置して、本体部19の嵌合面16側を面一に形成している。さらに、嵌合面形成部材24には、サブコネクタ収容部13の嵌合面16側に、可撓性の嵌合面壁26が形成されている。この嵌合面壁26には、サブコネクタ収容部13に収容されたサブコネクタ10の端面17が面一状態で当接する。
サブコネクタ収容部13は、側面部対向壁27a、27bと、上下面部対向壁28a、28bとで断面矩形状に形成されている。側面部対向壁27a、27bには、サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13に収容した状態で後述するサブコネクタ10の両側面38、39がそれぞれ対向し、上下面部対向壁28a、28bには、後述するサブコネクタ10の上下面36、37がそれぞれ対向する。側面部対向壁27a、27bには、所定の間隔をあけて一対のガイドリブ29a、29a、29b、29bが設けられている。これらのガイドリブ29a、29a、29b、29b間には、嵌合面16側に係止部15、15が形成されている。これらの係止部15、15には、サブコネクタ10の可撓性のロックアーム14、14が係止する。また、上下面対向壁28a、28bには、上下面対向壁28a,28bから内側へ突出した薄い支持壁30、30が一体に設けられている。この支持壁30、30には、嵌合面16と反対側に開口し、サブコネクタ10の挿入方向に沿って挿入溝31、32がそれぞれ2つづつ設けられている。また、上下面部対向壁28aに設けられた2つの挿入溝31は所定のピッチ寸法L2に設定され、上下面部対向壁28bに設けられた2つの挿入溝32は所定のピッチ寸法L1に設定されている。また、これらの挿入溝31のピッチ寸法L1、L2は異なる寸法に設定され、L2>L1に設定されている。これらの挿入溝31、31、32、32の嵌合面16側の底部が、当接壁33となっている。そして、挿入溝31、32内には、後述するサブコネクタ10の突き抜け防止リブ42、43がそれぞれ挿入され、当接壁33に突き抜け防止リブ42、43の先端部が当接する。
サブコネクタ10は、図4乃至図6に示すように、上下2段に複数の端子収容室34が形成されたハウジング35と、電線端末に接続され端子収容室34内に収容された端子(不図示)とで形成されている。ハウジング35は、上下面36、37と両側面38、39とで箱形形状に形成されている。両側面38、39には、ガイド溝40、40がそれぞれ形成されている。このガイド溝40内には、サブコネクタ10の端面17側から、後端41側に向けて延設された片持の可撓性のロックアーム14、14がそれぞれ形成されている。また、上下面36、37には、一対の突き抜け防止リブ42、43が端面17側に向けてそれぞれ2つづつ設けられている。
サブコネクタ10の上面36の突き抜け防止リブ42、42は所定のピッチ寸法P1に設定され、下面37の突き抜け防止リブ43、43は所定のピッチ寸法P2に設定されている。また、これらの突き抜け防止リブ42、43のピッチ寸法P1,P2は異なるピッチ寸法に設定され、P2>P1に設定されている。さらに、サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13内に収容した状態では上面36に上面部対向壁28bが対向する。また、突き抜け防止リブ42、42のピッチ寸法P1は、挿入溝32のピッチ寸法L1と等しく設定されている。
また、サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13内に収容した状態では下面37に下面部対向壁28aが対向する。また、突き抜け防止リブ43、43のピッチ寸法P2は、挿入溝31のピッチ寸法L2に等しく設定されている。このため、サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13に、上面36が下面部対向壁28aに対向し、下面37が上面部対向壁28bに対向するように正規な挿入方向と異なった方向で挿入しようとしても、突き抜け防止リブ42、42のピッチ寸法P1と挿入溝31のピッチ寸法L2とが異なり、突き抜け防止リブ43、43のピッチ寸法P2と挿入溝32のピッチ寸法L1とが異なるので、挿入することができない。
また、ハウジング35の先端側には、サブコネクタ10の端面17の位置が係合状態で嵌合面16と面一となるようにサブコネクタ10をストローク差S分延設した延長部(ストローク差吸収手段)44が形成されている。
次に、サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13内に組み付ける手順について説明する。
図2(b)に示すように、サブコネクタ10を嵌合面16の反対側の後端41側からサブコネクタ収容部13内に挿入する。サブコネクタ10をサブコネクタ収容部13内に挿入すると、サブコネクタ10の両側面38、39が、側面部対向壁27a、27bに対向し、ガイド溝40、40内にガイドリブ29a,29bが挿入する。また、上下面36、37は、上下面部対向壁28b、28aに対向し、突き抜け防止リブ42が、挿入溝32内に挿入し、突き抜け防止リブ43が挿入溝31に挿入する。
この状態から、さらにサブコネクタ10をサブコネクタ収容部13内に挿入すると、図7(a)に示すように、ロックアーム14が係止部15に当接して、撓んだ状態で摺動する。そして、図7(b)に示すようにロックアーム14の先端部14aが係止部15の係止壁15aを通過する直前では、サブコネクタ10の端面17は、嵌合面16と略面一となっており、ロックアーム14の先端部14aが係止部15の係止壁15aを通過すると、図7(c)に示すように、サブコネクタ10の端面17は嵌合面16を通過し、延長部44が嵌合面16側に突出する。
この場合、嵌合面壁26は可撓性を有しているので、サブコネクタ10の延長部44の端面17によって押圧されて撓む。これと共に、挿入溝31、32内の突き抜け防止リブ42、43は、当接壁33、33にそれぞれ当接して、これ以上のサブコネクタ10の移動を阻止する。また、ロックアーム14の先端部14aが係止部15の係止壁15aを通過すると、ロックアーム14のオーバーストローク差S分だけ、ロックアーム14の先端部14aが係止壁15aから離れる。このオーバーストローク差S分だけ延長部44の端面17が嵌合面16から突出している。
そして、図7(d)に示すように、サブコネクタ10の挿入動作を停止すると、嵌合面壁26の付勢力によって、サブコネクタ10が後端41側へ移動し、ロックアーム14の先端部14aが係止壁15aに当接して、係止部15にロックアーム14が係合する。この状態では、延長部44の端面17が嵌合面16と面一状態となっており、嵌合面壁26の付勢力によってサブコネクタ10は後端側へ押圧されている。
以上により、サブコネクタ10がサブコネクタ収容部13内に、嵌合面16と端面17が面一状態で収容され、フレーム12に組み付けられる。また、この状態では、可撓性の嵌合面壁26によって、サブコネクタ10はサブコネクタ収容部13から抜け出る方向(サブコネクタ収容部13へのサブコネクタ10の挿入方向と反対方向)へ付勢され、ロックアーム14の先端部14aは係止壁15aに押圧・当接されている。
このように、上記実施形態によれば、可撓性のロックアーム14のストローク差Sがストローク差吸収手段18である延長部44によって吸収されるので、可撓性のロックアーム14が元の形状に復帰して係止部15と係合した状態では、サブコネクタ10の端面17とコネクタの嵌合面16とが面一となり、相手コネクタとの嵌合時に、端子同士の接触代を十分確保することができる。
また、サブコネクタ10にストローク差S分延設した延長部44を設けることにより、可撓性のロックアーム14が元の形状に復帰し係止部15と係合すると延長部44はサブコネクタ収容部13側へ嵌合面壁26の付勢力により移動して、相手コネクタの嵌合面16とサブコネクタ10の端面17の位置とが面一となる。これにより、相手コネクタとの嵌合時に、端子同士の接触代を十分確保することができる。
また、上記実施形態によれば、サブコネクタ収容部13の上下面部対向壁28a、28bに設けた、挿入溝31、31、挿入溝32、32のピッチ寸法L1、L2を異なる長さに設定し、サブコネクタ10の上下面37、36にそれぞれ設けた突き抜け防止リブ42、42、突き抜け防止リブ43、43のピッチ寸法P1、P2を異なる長さに設定することにより、サブコネクタ収容部13へのサブコネクタ10の挿入方向を決めることができ、サブコネクタ収容部13へのサブコネクタ10の誤挿入を防止することができる。
さらに、突き抜け防止リブ42、43の先端部が、当接壁33、33にそれぞれ当接することにより、サブコネクタ収容部13からのサブコネクタ10の突き抜けを確実に防止することができる。
また、突き抜け防止リブ42、43の先端部が、当接壁33、33にそれぞれ当接することにより、サブコネクタ10の移動を確実に阻止するので、撓んだ状態の嵌合面壁26に無理な力が加わることを防止することができる。
また、上記実施形態では、嵌合面16を形成する嵌合面形成部材24に可撓性の嵌合面壁26を設けたことにより、ロックアーム14の先端部14aが係止部15の係止壁15aに押圧・当接されるので、サブコネクタ収容部13内でのサブコネクタのがたつきを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態では、サブコネクタ10の両側面38、39にロックアーム14が設けられ、ロックアーム14が係合する係止部15をサブコネクタ収容部13の側面部対向壁27、27に設けた場合、ストローク差S吸収手段18として、サブコネクタ10に延長部44を設けたが、延長部44を設けることに代えて、ロックアーム14の位置をサブコネクタ10の端面17からストローク差S分後端41側へ移動しても良い。さらに、係止部15の係止壁15aの位置を、ストローク差S分嵌合面16側へ移動しても良い。いずれの場合であっても、ロックアーム14の先端部14aが係止部15の係止壁15aに当接・係合する際には、サブコネクタ10の端面17は嵌合面16より一旦突出する。
また、上記実施形態では、サブコネクタ10の両側面38、39にロックアーム14が設けられ、ロックアーム14が係合する係止部15をサブコネクタ収容部13の側面部対向壁27a、27bに設けた例を示したが、サブコネクタ10の両側面38、39に係止部15を設け、サブコネクタ収容部13の側面部対向壁27a、27bにロックアーム14を設けても良い。
フレームにサブコネクタが収容されたメインコネクタを示し、(a)は一部を破断した破断側面図、(b)は(a)の一部を拡大した断面図である。 メインコネクタを示し、(a)は正面図、(b)は一部を破断した側面図である。 サブコネクタ収容部の内部を示し、(a)はサブコネクタの上面が対向する対向壁を示す正面図、(b)はサブコネクタ収容部を示す正面図、(c)はサブコネクタの下面が対向する対向壁を示す正面図である。 サブコネクタを示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図である。 サブコネクタを示し、図4(b)のV−V線に沿って切断した断面図である。 サブコネクタを示す斜視図である。 サブコネクタ収容部へサブコネクタを挿入する際のロックアームと係止部との関係を示し、(a)はロックアームが係止部に当接・摺動している状態を示す断面図、(b)はロックアームが係止部の係止壁を通り越す直前の状態を示す断面図、(c)はロックアームが係止部の係止壁を通り越した状態を示す断面図、(d)はロックアームの先端部が係止壁に当接・係合した状態を示す断面図である。 従来のサブコネクタのロック構造を示し、(a)はサブコネクタとフレームを示す断面図、(b)は(a)の一部を拡大した断面図である。
符号の説明
10 サブコネクタ
11 メインコネクタ
12 フレーム
13 サブコネクタ収容部
14 ロックアーム
15 係止部
16 嵌合面
17 先端部
18 ストローク差吸収手段
44 延長部

Claims (5)

  1. サブコネクタを収容してメインコネクタを形成するフレームのサブコネクタ収容部又は、サブコネクタ収容部に挿入されるサブコネクタのいずれか一方に設けられた片持の可撓性のロックアームと、いずれか他方に設けられて前記サブコネクタ収容部へのサブコネクタの挿入時に前記可撓性ロックアームが当接・摺動し一旦撓んだ後に元の形状に復帰して係合する係止部とを備え、前記サブコネクタを前記フレームのサブコネクタ収容部に挿入・固定するサブコネクタのロック構造であって、
    前記係止部へのロックアームの係合状態で前記メインコネクタの相手コネクタへの嵌合面と前記サブコネクタの端面とが面一となるように、前記ロックアームの撓み時の先端部の位置と形状復帰した時の先端部の位置とのストローク差を吸収するストローク差吸収手段を設け
    前記サブコネクタの上下面とサブコネクタ収容部の内面に、前記サブコネクタ収容部からの嵌合面側への突き抜けを防止する突き抜け防止手段を設け、
    該突き抜け防止手段は、前記サブコネクタの上下面又はサブコネクタ収容部の上下面部対向壁のいずれか一方に設けた突き抜け防止リブと、他方に設けられて前記突き抜け防止リブが挿入する挿入溝と、この挿入溝の前記嵌合面側に設けられて前記突き抜け防止リブが、少なくとも前記ロックアームが撓み状態から形状復帰したときに当接する当接壁とからなり、
    前記フレームには、相手コネクタとの嵌合面を形成する嵌合面形成部材が設けられ、該嵌合面形成部材は、サブコネクタ収容部の嵌合面側の開口縁部に両端部が両持ち梁状に設けられてサブコネクタの端面側が当接する可撓性の嵌合面壁を有し、
    前記嵌合壁面は、前記突き抜け防止リブと前記当接壁とが当接した状態で撓むことを特徴とするサブコネクタのロック構造。
  2. 請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、
    前記ストローク吸収手段は、前記サブコネクタの端面位置が前記係合状態で嵌合面と面一となるように前記サブコネクタを前記ストローク差分延設した延長部であることを特徴とするサブコネクタのロック構造。
  3. 請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、
    前記サブコネクタに前記ロックアームが嵌合面側から後端側へ延設され、前記係止部が前記サブコネクタ収容部の内壁に設けられ、
    前記ストローク差吸収手段は、前記ロックアームの位置を前記嵌合面と反対側に前記ストローク差分移動させたことであることを特徴とするサブコネクタのロック構造。
  4. 請求項1記載のサブコネクタのロック構造であって、
    前記サブコネクタに前記ロックアームが嵌合面側から後端側へ延設され、前記係止部が前記サブコネクタ収容部の内壁に設けられ、
    前記ストローク差吸収手段は、前記係止部の位置を前記嵌合面側へストローク差分移動させたことであることを特徴とするサブコネクタのロック構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサブコネクタのロック構造であって、
    前記突き抜け防止リブと前記挿入溝がサブコネクタの上面側と下面側でそれぞれ複数設けられ、上面側又は下面側のいずれか一方に設けた前記挿入溝のピッチと、いずれか他方に設けた前記挿入溝のピッチとが異なる寸法に設定されていることを特徴とするサブコネクタのロック構造。
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