JP4343567B2

JP4343567B2 - Ticket management method and electronic ticket system

Info

Publication number: JP4343567B2
Application number: JP2003088879A
Authority: JP
Inventors: 康之吉田; 信也菅又; 二郎高橋; 洋一角田
Original assignee: Mizuho Information and Research Institute Inc
Current assignee: Mizuho Information and Research Institute Inc
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2009-10-14
Anticipated expiration: 2023-03-27
Also published as: JP2004295649A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者に対して効率的かつ安全にチケットを提供することができるチケット管理方法及び電子チケットシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、各種イベントに参加するためのチケットや、商品やサービスを受けるためのチケットは、紙等の媒体を用いて、所定の流通ルートで提供されている。そして、チケット提供者は、この媒体に表示された記載内容に基づいて、チケットの真正性を判断する。しかしながら、このようなチケットの作成や配布には、印刷等の時間や手間がかかる。その上、紙媒体を提供できる範囲にも限りがあった。一方、利用者にとっても、チケット入手や管理が困難な場合もある。
【０００３】
そこで、携帯型端末を用いて入場のチェックを行なうシステムが提案されている（例えば、特許文献１参照。）。ここでは、利用者は、携帯電話端末から、インターネットを介して、飛行機の座席の搭乗予約を行なう。予約できた場合、搭乗予約データファイルに登録し、携帯電話端末に予約内容が送信する。この予約内容は携帯電話端末に保持される。搭乗者は、飛行場の搭乗口で携帯電話端末の発信ボタンを押し、ＩＤ番号等を、飛行場の搭乗口に設置された無線機能付きコンピュータに送る。無線機能付きコンピュータは、搭乗予約データファイルを用いて携帯電話端末から送信されたＩＤ番号を検索する。無線機能付きコンピュータは、搭乗予約が有ればゲートを開く。このように、搭乗者は、切符を用いないで飛行機に搭乗できる。
【０００４】
また、携帯電話端末を用いて、チケット等に関するバーコードをダウンロードして出力させる方法が提案されている（例えば、特許文献２参照。）。ここでは、携帯電話端末のメール機能を利用して、バーコードを携帯電話端末に配信する。そして、携帯電話端末に設けられた表示部に出力することにより、バーコード読取装置にてバーコード情報を読み取らせる。これにより、常時持ち歩く携帯電話端末を用いてチケット等を利用することができる。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１１−１８４９３５号公報（第１頁）
【特許文献２】
特開２００２−９４４５０号公報（第１頁）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献１に記載の技術のように、無線機能付きコンピュータに予約内容を送信し、このコンピュータが搭乗予約データファイルを確認する場合、無線機能付きコンピュータや、携帯電話端末にＩＤ番号等の発信機能を設ける必要がある。
【０００７】
一方、特許文献２に記載の技術のように、バーコードリーダ等を光学的に読み取ることができれば簡便である。しかし、バーコードは光学的に複写（コピー）することが可能であり、重複使用される可能性がある。
【０００８】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、利用者に対して効率的かつ安全にチケットを提供することができるチケット管理方法及び電子チケットシステムを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項１に記載の発明は、チケット管理サーバ、表示識別子を読み取る照合手段及び、アプリケーションプログラム記憶部を備えたモバイルコンピュータ端末を用いて、商品又はサービスを提供するためのチケットの管理方法であって、モバイルコンピュータ端末からチケット要求を受信したチケット管理サーバは、チケット要求を行なった利用者の端末識別子を記録した電子チケットプログラムを生成し、前記モバイルコンピュータ端末に送信する段階を実行し、前記モバイルコンピュータ端末が、前記チケット管理サーバから、チケットの有効期間としての表示許容時間及び表示識別子生成期間に関するデータが格納された電子チケットプログラムを受信し、アプリケーションプログラム記憶部に格納する格納段階と、前記電子チケットプログラムの起動に基づき、現在時刻を取得し、前記現在時刻が前記表示識別子生成期間に含まれる場合、前記モバイルコンピュータ端末に記録された端末識別子を取得し、前記電子チケットプログラムに記録された端末識別子と照合し、両者が一致した場合に前記照合手段で読み取り可能な表示識別子であって、表示識別子の生成時刻を含めた表示識別子を生成する表示識別子生成段階と、前記現在時刻が前記表示識別子生成期間に含まれる場合のみ、前記表示識別子を前記表示許容時間のみ出力を行なう表示識別子出力段階とを実行し、前記照合手段が、前記表示識別子の読取時刻が、表示識別子生成時刻から所定時間内にある場合は、チケットを真正と判断する段階を実行することを要旨とする。
【００１３】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のチケット管理方法において、前記電子チケットプログラムは、前記表示識別子の出力に関して表示フラグを記録する表示フラグメモリ領域を有し、前記チケット管理方法は、前記モバイルコンピュータ端末が、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示フラグを前記表示フラグメモリ領域に記録する段階をさらに含み、前記表示識別子出力段階は、前記表示フラグメモリ領域に前記表示フラグが記録されていない場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００１４】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載のチケット管理方法において、前記電子チケットプログラムには表示識別子の出力に関する制限回数に関するデータが格納され、さらに、前記表示識別子の出力回数に関するデータを記録する出力回数メモリ領域を有し、前記チケット管理方法は、前記モバイルコンピュータ端末が、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示識別子の出力回数に関するデータを前記出力回数メモリ領域に記録する段階をさらに含み、前記表示識別子出力段階は、前記出力回数が前記制限回数以下の場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００１５】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれか１項に記載のチケット管理方法において、前記電子チケットプログラムには表示許容地域に関するデータが格納され、前記チケット管理方法は、前記モバイルコンピュータ端末が、現在位置を取得する段階をさらに含み、前記表示識別子出力段階は、前記現在位置が前記表示許容地域に含まれる場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００１７】
請求項５に記載の発明は、チケット管理サーバ、表示識別子を読み取る照合手段及び、アプリケーションプログラム記憶部を備えたモバイルコンピュータ端末を用いて、商品又はサービスを提供するための電子チケットシステムであって、モバイルコンピュータ端末からチケット要求を受信したチケット管理サーバは、チケット要求を行なった利用者の端末識別子を記録した電子チケットプログラムを生成し、前記モバイルコンピュータ端末に送信する手段を備え、前記モバイルコンピュータ端末が、前記チケット管理サーバから、チケットの有効期間としての表示許容時間及び表示識別子生成期間に関するデータが格納された電子チケットプログラムを受信し、アプリケーションプログラム記憶部に格納する格納手段と、前記電子チケットプログラムの起動に基づき、現在時刻を取得し、前記現在時刻が前記表示識別子生成期間に含まれる場合、前記モバイルコンピュータ端末に記録された端末識別子を取得し、前記電子チケットプログラムに記録された端末識別子と照合し、両者が一致した場合に前記照合手段で読み取り可能な表示識別子であって、表示識別子の生成時刻を含めた表示識別子を生成する表示識別子生成手段と、前記現在時刻が前記表示識別子生成期間に含まれる場合のみ、前記表示識別子を前記表示許容時間のみ出力を行なう表示識別子出力手段とを備え、前記照合手段が、前記表示識別子の読取時刻が、表示識別子生成時刻から所定時間内にある場合は、チケットを真正と判断する手段を備えたことを要旨とする。
【００２１】
請求項６に記載の発明は、請求項５に記載の電子チケットシステムにおいて、前記電子チケットプログラムは、前記表示識別子の出力に関して表示フラグを記録する表示フラグメモリ領域を有し、前記電子チケットプログラムの起動により、前記モバイルコンピュータ端末は、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示フラグを前記表示フラグメモリ領域に記録する手段をさらに備え、前記表示識別子出力手段は、前記表示フラグメモリ領域に前記表示フラグが記録されていない場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００２２】
請求項７に記載の発明は、請求項５又は６に記載の電子チケットシステムにおいて、前記電子チケットプログラムには表示識別子の出力に関する制限回数に関するデータが格納され、さらに、前記表示識別子の出力回数に関するデータを記録する出力回数メモリ領域を有し、前記電子チケットプログラムの起動により、前記モバイルコンピュータ端末は、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示識別子の出力回数に関するデータを前記出力回数メモリ領域に記録する手段をさらに備え、前記表示識別子出力手段は、前記出力回数が前記制限回数以下の場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００２３】
請求項８に記載の発明は、請求項５〜７のいずれか１項に記載の電子チケットプログラムにおいsて、前記電子チケットプログラムには表示許容地域に関するデータが格納され、前記電子チケットプログラムの起動により、前記モバイルコンピュータ端末は、現在位置を取得する手段としてさらに機能させ、前記表示識別子出力手段は、前記現在位置が前記表示許容地域に含まれる場合のみ、前記表示識別子の出力を許容することを要旨とする。
【００２５】
（作用）
請求項１又は５に記載の発明によれば、チケット管理サーバ、表示識別子を読み取る照合手段及びモバイルコンピュータ端末を用いて、商品又はサービスを提供する。この場合、モバイルコンピュータ端末が、前記チケット管理サーバから受信した電子チケットプログラムを格納する。そして、前記照合手段で読み取り可能な表示識別子を生成する。次に、前記表示識別子を所定時間のみ出力を行なう。これにより、自由に表示識別子を出力できる場合と異なり、所定時間のみ出力されるため、複製（コピー）を困難にすることができる。
【００２６】
本発明によれば、表示時刻を特定できる情報を含む表示識別子を生成する。これにより、表示識別子から、この表示識別子の表示時刻を特定できる。従って、照合手段は、表示識別子の表示時刻から読取時間まで時間差を算出することができる。
【００２７】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには表示許容時間に関するデータが格納される。そして、前記表示許容時間に基づいて、前記表示識別子の出力を行なう。これにより、電子チケットプログラムを用いて、任意の表示許容時間を設定することができる。
【００２８】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには表示識別子生成期間に関するデータが格納される。前記モバイルコンピュータ端末は、現在時刻を取得し、前記現在時刻が前記表示識別子生成期間に含まれる場合のみ、前記表示識別子の出力を許容する。これにより、表示識別子生成期間からずれている場合、表示識別子の出力を防止できる。
【００２９】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには、前記表示識別子の出力に関して表示フラグを記録する表示フラグメモリ領域を有する。前記モバイルコンピュータ端末は、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示フラグを前記表示フラグメモリ領域に記録する。そして、前記モバイルコンピュータ端末は、前記表示フラグメモリ領域に前記表示フラグが記録されていない場合のみ、前記表示識別子の出力を許容する。これにより、既に出力された表示識別子は再度出力されることがなく、表示識別子の重複利用を防止できる。
【００３０】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには表示識別子の出力に関する制限回数に関するデータが格納される。さらに、前記電子チケットプログラムは、前記表示識別子の出力回数に関するデータを記録する出力回数メモリ領域を有す。前記モバイルコンピュータ端末は、前記表示識別子を出力した場合には、前記表示識別子の出力回数を前記出力回数メモリ領域に関するデータを記録する。そして、前記出力回数が前記制限回数以下の場合のみ、前記表示識別子の出力を許容する。これにより、表示識別子の出力回数を制限することができる。
【００３１】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには表示許容地域に関するデータが格納される。そして、前記モバイルコンピュータ端末は、現在位置を取得し、前記現在位置が前記表示許容地域に含まれる場合のみ、前記表示識別子の出力を許容する。これにより、表示識別子の出力できる場所を制限することができる。
【００３２】
本発明によれば、前記電子チケットプログラムには、前記モバイルコンピュータ端末の端末識別子に関するデータが格納される。前記モバイルコンピュータ端末が、自身の端末識別子と、前記電子チケットプログラムに格納された端末識別子とを照合する。そして、両者が一致する場合のみ、前記表示識別子の出力を許容する。これにより、表示識別子を出力させる利用者端末を制限することができる。
【００３３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図１〜図８に従って説明する。本実施形態では、利用者に対して、イベント会場に入場する場合に用いるチケットを、ネットワークを介して提供するサービスに用いるチケット管理方法及び電子チケットシステムとして説明する。本実施形態では、サービス提供者は、チケットを表示させるための電子チケットプログラム（電子チケット）を利用者の端末に送信する。
【００３４】
本実施形態では、図１に示すように、ネットワークとしての携帯電話網Ｎを介して電子チケットを利用者に提供する。利用者は、電子チケットをモバイルコンピュータ端末としての携帯電話端末１０を用いて受信する。
【００３５】
この携帯電話端末１０は、図１に示すように、ダイヤル番号ボタン１１０の他に、表示部１０１、セレクタボタン１０２、モード変更ボタン１０３を有する。この携帯電話端末１０は、通常の電話モードの他に、電子メールの送受信を行なうためのメールモード、ウェブページの表示を行なうためのブラウザモード、そして各種プログラムの実行処理を行なうプログラム実行モードを有する。各モード（例えば、電話モード）から他のモード（例えば、プログラム実行モード）に切り替える場合には、モード変更ボタン１０３を用いる。
【００３６】
表示部１０１には、携帯電話端末１０が受信した電子メールやウェブページが表示される。本実施形態では、後述する電子チケットプログラムにより生成された表示識別子が出力される。この表示識別子は、チケットの真正性を表わすシンボルである。本実施形態では、このシンボルとして２次元コードを用いる。ここで、２次元コードとは、バーコードの表示方式を水平と垂直方向に拡張したコードである。
【００３７】
また、携帯電話端末１０のセレクタボタン１０２は、ポインタ移動機能とクリック機能とを有する。このセレクタボタン１０２を用いて方向指示を行なうことによりポインタを移動させることができ、セレクタボタン１０２を押すことにより、ポインタが示している項目を選択することができる。
【００３８】
さらに、携帯電話端末１０は、図示しない制御手段（ＣＰＵ）、記憶手段（ＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディスク等）、データ送受信手段等を有する。そして、携帯電話端末１０内の記憶手段には、アプリケーションプログラム記憶部が含まれ、後述する手順により提供された電子チケットが格納される。そして、プログラム実行モードにおいて、この電子チケットプログラムを起動することにより、この携帯電話端末１０の制御手段は、後述する処理手順（表示識別子生成段階、表示識別子出力段階、現在時刻取得段階、表示フラグ記録段階、出力回数記録段階、現在位置取得段階、端末識別子照合段階等）を実行する。これにより、携帯電話端末１０の制御手段は、表示識別子生成手段、表示識別子出力手段、現在時刻取得手段、表示フラグ記録手段、出力回数記録手段、現在位置取得手段、端末識別子照合手段等の各手段として機能する。
【００３９】
また、イベント会場の入り口には、照合手段としてのゲートシステム３０が設置される。このゲートシステム３０には、２次元コードリーダ３１及び開閉ゲート扉３２を含む。２次元コードリーダ３１は、電子チケットプログラムにより、携帯電話端末１０の表示部１０１に出力された２次元コード（表示識別子）を読み取る。ゲートシステム３０は、読み取った２次元コードを抽出し、そのチケットの真正性を照合する。このため、入場を許容するチケット識別子を予めゲートシステム３０に記録させておく。チケットの真正性を確認できた場合には、ゲートシステム３０は開閉ゲート扉３２を開けて利用者の入場を許可する。
【００４０】
この携帯電話端末１０は、図１に示すように、携帯電話網Ｎを介して、チケット管理サーバとしてのチケット管理システム２０に接続されている。
チケット管理システム２０は、電子チケットや利用者に関するデータの管理に関する各種データ処理を行なうコンピュータシステムである。図１に示すように、管理コンピュータ２１を備えている。管理コンピュータ２１は、図示しない制御手段（ＣＰＵ）、記憶手段（ＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディスク等）やデータ送受信手段等を有する。この管理コンピュータ２１は、電子チケットプログラムの提供を含むチケット管理に関して後述する処理手順のためのチケット管理プログラムを実行する。
【００４１】
さらにチケット管理システム２０は、利用者データ記憶部２２及びチケットデータ記憶部２３を備えている。
利用者データ記憶部２２には、図２に示すように、本サービスを利用して電子チケットを取得することができる利用者に関しての利用者データ２２０が記録されている。本実施形態では、利用者は事前登録が必要であり、この利用者データ２２０は、利用者が登録を行なった場合に設定される。利用者データ２２０は、利用者毎に、利用者識別子、パスワード、携帯電話番号及び提供チケット識別子に関するデータを含んで構成される。
【００４２】
利用者識別子データ領域には、各利用者を特定するために用いる識別子に関するデータが記録される。この利用者識別子は、利用者登録を行なった場合にサービス提供者により付与される。この利用者識別子を用いることにより、チケット管理システム２０において図示しない他の記憶部に記録されたデータを用いて、利用者の属性データ（例えば、利用料金の引落口座番号等）を抽出することができる。
【００４３】
パスワードデータ領域には、電子チケットを取得する場合に行なわれるユーザ認証に用いるパスワードに関するデータが記録される。
携帯電話番号データ領域には、利用者が用いている携帯電話端末１０の電話番号に関するに関するデータが記録される。
【００４４】
提供チケット識別子データ領域には、この利用者に提供したチケットを特定するための識別子に関するデータが記録される。この提供チケット識別子は、利用者にチケットを提供する度に追加記録される。
【００４５】
チケットデータ記憶部２３には、図３に示すように、本サービスの利用者に対して提供される電子チケットに関するチケットデータ２３０が記録されている。このチケットデータ２３０は、利用者に提供可能なチケットが登録された場合に記録される。チケットデータ２３０は、チケット毎に、チケット識別子、価格、表示識別子生成期間としての有効期間及び、表示許容時間としての表示時間に関するデータを含んで構成される。
【００４６】
チケット識別子データ領域には、各チケットを特定するための識別子に関するデータが記録される。
価格データ領域には、電子チケットの提供価格に関するデータが記録される。この価格は、利用者に提供したチケットに関する課金を行なう場合に用いられる。
【００４７】
有効期間データ領域には、このチケットの有効期間に関するデータが記録される。この有効期間としては、例えば、このチケットに関するイベントの開催期間を用いる。
【００４８】
表示時間データ領域には、この電子チケットを用いて２次元コードを、利用者の携帯電話端末１０の表示部１０１に表示させる時間に関するデータが記録される。
【００４９】
次に、利用者に提供される電子チケットに関して説明する。この電子チケットは、後述するように携帯電話端末１０を、チケットを表示させるための各手段として機能させるアプリケーションプログラムである。図４に示すように、電子チケット４０は、チケット識別子メモリ領域４００、有効期間メモリ領域４０１、表示時間メモリ領域４０２及び表示フラグメモリ領域４０３を含んで構成される。さらに、電子チケット４０は、チケット識別子メモリ領域４００〜表示フラグメモリ領域４０３に記録されたデータを用いて、チケットを表示させるプロセスを記録したチケット表示プログラムメモリ領域４１０を含む。
【００５０】
チケット識別子メモリ領域４００には、電子チケットを特定するための識別子に関するデータが格納される。
有効期間メモリ領域４０１には、チケットの有効期間に関するデータが格納される。
【００５１】
表示時間メモリ領域４０２には、チケット（ここでは、２次元コード）の表示時間に関するデータが記録される。
表示フラグメモリ領域４０３には、チケットの表示の有無に関するフラグが記録される。一度も電子チケット４０が起動されていない場合には、この表示フラグデータ領域は空欄になる。一方、電子チケット４０が起動され、チケットが表示された場合には、表示フラグデータ領域に表示済フラグが記録される。
【００５２】
上記のように構成されたシステムにおいて、本サービスに関する電子チケットの提供を行なう場合の処理手順を説明する。
（電子チケットの取得・格納段階）
本サービスを利用して、電子チケットの取得・格納する段階の処理を、図５を用いて説明する。本実施形態では、本サービスを利用する場合、まず、利用者は、携帯電話端末１０を用いてチケット管理システム２０にアクセスし、チケット要求を行なう（Ｓ１−１）。この場合、利用者は携帯電話端末１０のブラウザを起動し、チケット管理システム２０にアクセスするためのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を入力する。そして、携帯電話端末１０は、携帯電話網Ｎを介して、チケット要求をチケット管理システム２０に送信する。このチケット要求は、利用者識別子、パスワード、要求対象のチケット識別子に関するデータを含む。
【００５３】
このチケット要求を受信した管理コンピュータ２１は、チケット要求に含まれる利用者識別子とパスワードとを用いてユーザ認証を行なう（Ｓ１−２）。
そして、ユーザ認証を完了した場合、利用者に提供する電子チケット４０を生成する（Ｓ１−３）。本実施形態では、管理コンピュータ２１は、チケットデータ記憶部２３から要求対象のチケットに関するチケットデータ２３０を抽出する。そして、電子チケット４０のチケット識別子メモリ領域４００〜表示時間メモリ領域４０２に、チケット識別子、有効期間及び表示時間に関するデータを記録する。さらに、管理コンピュータ２１は、利用者に提供する電子チケットのチケット識別子を、提供チケット識別子として、この利用者の利用者データ２２０に記録する。
【００５４】
そして、管理コンピュータ２１は、生成した電子チケットを携帯電話端末１０に送信する（Ｓ１−４）。この電子チケットの送信は、携帯電話網Ｎを介して行なわれる。
【００５５】
この電子チケットを受信した携帯電話端末１０は、受信した電子チケットを記録する（Ｓ１−５）。この電子チケットは、携帯電話端末１０内のアプリケーションプログラム記憶部に格納される。
【００５６】
（電子チケットの利用段階）
次に、電子チケットの利用段階の処理を説明する。利用者は、電子チケットを格納した携帯電話端末１０を、イベント会場に持参する。そして、イベント会場に入場する前に、この電子チケットを起動する（Ｓ１−６）。この場合、まず、利用者は、モード変更ボタン１０３を用いてプログラム実行モードを選択する。この場合、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図７に示す表示画面５００が出力される。この表示画面５００を用いることにより、携帯電話端末１０のアプリケーションプログラム記憶部に格納されたプログラムを選択することができる。ここでは、セレクタボタン１０２を用いて「電子チケット」を選択する。
【００５７】
この場合、携帯電話端末１０は、格納された電子チケットプログラムにより電子チケット表示処理を実行する（Ｓ１−７）。この電子チケット表示処理を、図６を用いて説明する。
【００５８】
まず、携帯電話端末１０は、電子チケット４０内の表示フラグメモリ領域４０３を確認する（Ｓ２−１）。表示フラグメモリ領域４０３に表示済フラグが記録されている場合（ステップ（Ｓ２−１）において「Ｙｅｓ」）には、携帯電話端末１０はアラームを出力する（Ｓ２−２）。この場合、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図７に示す表示画面５１０が出力される。この場合には、チケット（２次元コード）は表示されない。
【００５９】
一方、表示フラグメモリ領域４０３は空欄になっている場合（ステップ（Ｓ２−１）において「Ｎｏ」の場合）には、携帯電話端末１０は現在時刻を取得する（Ｓ２−３）。本実施形態では、携帯電話端末１０の内蔵時計から現在時刻を取得する。
【００６０】
そして、携帯電話端末１０は、電子チケット４０内の有効期間メモリ領域４０１に格納された有効期間と、現在時刻に基づいて特定される現在日時とを照合する（Ｓ２−４）。
【００６１】
現在日時が有効期間外になっている場合（ステップ（Ｓ２−４）において「Ｎｏ」の場合）には、携帯電話端末１０はアラームを出力する（Ｓ２−５）。この場合、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図７に示す表示画面５２０が出力される。この場合も、チケット（２次元コード）は表示されない。
【００６２】
一方、現在日時が有効期間内になっている場合（ステップ（Ｓ２−４）において「Ｙｅｓ」の場合）には、携帯電話端末１０は、表示部１０１に、チケットを所定時間、表示する（Ｓ２−６）。本実施形態では、チケットが表示される時間として、電子チケット４０の表示時間メモリ領域４０２に記録された表示時間を用いる。この場合、携帯電話端末１０は、まず利用者にチケット表示の最終確認を行なう。このため、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図７に示す表示画面５３０が出力される。ここで、表示画面５３０には、電子チケット４０の表示時間メモリ領域４０２に記録された表示時間（ここでは、「３分間」）が出力される。
【００６３】
そして、利用者がセレクタボタン１０２を用いて「Ｙｅｓ」を選択した場合、携帯電話端末１０はチケットの表示を行なう。本実施形態では、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図８に示す表示画面５５０が出力され、続けて表示画面５６０が出力される。本実施形態では、電子チケット４０が、チケットを表象する２次元コードを生成し、表示画面５６０に含める。この２次元コードは、電子チケット４０のチケット識別子メモリ領域４００に記録されたチケット識別子を用いて生成される。さらに、携帯電話端末１０は、表示開始時刻から経過時間を測定する。そして、表示画面５６０に、表示時間（ここでは、３分間）の残り時間が表示する。
【００６４】
利用者は、この間にゲートシステム３０を通過する。この場合、利用者は、ゲートシステム３０の２次元コードリーダ３１に、表示画面５６０が出力された表示部１０１をかざす。ゲートシステム３０は、図５に示すように、携帯電話端末１０の表示部１０１に表示された２次元コードを読み取る（Ｓ１−８）。
【００６５】
そして、ゲートシステム３０は読み取った２次元コードを用いてチケットの真正性を照合する（Ｓ１−９）。具体的には２次元コードに基づいてチケット識別子を抽出し、予めゲートシステム３０に記録されたチケット識別子とを照合する。
【００６６】
そして、チケットが真正である場合（ステップ（Ｓ１−９）において「Ｙｅｓ」の場合）、ゲートシステム３０は、イベント会場への開閉ゲート扉３２を開く（Ｓ１−１０）。一方、チケットが真正でない場合（ステップ（Ｓ１−９）において「Ｎｏ」の場合）、ゲートシステム３０は、開閉ゲート扉３２を閉じたままアラームを出力する（Ｓ１−１１）。
【００６７】
携帯電話端末１０の表示部１０１に出力された表示画面５６０は、表示開始から所定時間（ここでは３分間）経過後に終了する（Ｓ２−７）。この場合、携帯電話端末１０の表示部１０１には、図８に示す表示画面５７０が出力される。
【００６８】
そして、携帯電話端末１０は、電子チケット４０の表示フラグメモリ領域４０３に、表示済フラグを記録する（Ｓ２−８）。以上により、電子チケット表示処理を終了する。
【００６９】
（電子チケットに関する課金段階）
次に、利用者に提供した電子チケット４０に関する課金処理について説明する。ここでは、管理コンピュータ２１は、定期的に、利用者毎に利用者データ記憶部２２に記録された提供チケット識別子を確認する。そして、利用者データ２２０に含まれる提供チケット識別子に基づいて、チケットデータ記憶部２３から価格を抽出し、利用者毎の料金を算出する。
【００７０】
そして、管理コンピュータ２１は、利用者識別子を用いて、利用者の引落口座を特定し、利用料金の引落処理を行なう。さらに、管理コンピュータ２１は、利用料金を引き落とした提供チケット識別子を利用者データ記憶部２２から削除する。
【００７１】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・上記実施形態では、電子チケット４０は、チケット識別子メモリ領域４００にチケット識別子に関するデータを格納し、表示時間メモリ領域４０２に表示時間に関するデータを格納している。そして、チケットの表示を行なう場合、携帯電話端末１０の表示部１０１には表示画面５６０が出力される。この表示画面５６０には、チケットを表象する２次元コードを含んでいる。携帯電話端末１０は、表示開始時刻から経過時間を測定し、表示開始から所定時間（ここでは３分間）経過後に終了する。このため、チケットを表象する２次元コードは所定の表示時間のみ出力される。２次元コードは容易に画面表示を行なうことができるが、一方で光学的な複写（コピー）も可能である。従って、この表示時間を比較的短く設定することにより、その間のコピーを抑制することができる。
【００７２】
・上記実施形態では、携帯電話端末１０の表示部１０１には、表示画面５６０が出力される。この表示画面５６０には、表示時間（ここでは３分間）の残り時間が表示される。このため、利用者は、表示時間の残り時間を把握することができる。従って、より確実に、ゲートシステム３０を通過することができる。
【００７３】
・上記実施形態では、電子チケット４０は、有効期間メモリ領域４０１に有効期間に関するデータを格納している。そして、携帯電話端末１０の内蔵時計から現在時刻を取得し、有効期間メモリ領域４０１に格納された有効期間と現在日時とを照合する。現在日時が有効期間外になっている場合には、携帯電話端末１０はアラームを出力する。この場合、２次元コードは表示されず、電子チケット表示処理を終了する。この結果、表示フラグデータ領域は空欄のままになる。このため、２次元コードは、表示フラグにより１度しか出力されない。従って、有効期間外に利用者が誤って電子チケット４０を起動した場合にも、チケットが無駄になることを防止できる。
【００７４】
・上記実施形態では、携帯電話端末１０の表示部１０１に出力された表示画面５６０が、所定時間の表示を終了した場合、携帯電話端末１０は、電子チケット４０の表示フラグメモリ領域４０３に表示済フラグを記録する。そして、表示フラグメモリ領域４０３に表示済フラグが記録されている場合、電子チケット４０が起動されても、携帯電話端末１０の表示部１０１には２次元コードは出力されない。このため、電子チケットの再表示を防止し、重複使用等を抑制できる。
【００７５】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、利用者に対して、イベント会場に入場する場合に用いる電子チケット４０を、ネットワークを介して提供する。このような入場券のようなチケットに限られるものではなく、割引クーポンや乗車券等、商品やサービスを受けるための表示識別子に応用することができる。
【００７６】
・上記実施例では、携帯電話端末１０の表示部１０１には、チケットを表彰する表示識別子（シンボル）として２次元コードを用いる。チケットを表彰できるものであれば、バーコード等であってもよい。
【００７７】
・上記実施例では、携帯電話端末１０は、電子チケット４０のチケット識別子メモリ領域４００に記録されたチケット識別子を用いて、表示識別子としての２次元コードを生成し、表示画面５６０に含める。これに加えて、表示識別子（上記実施形態では２次元コード）に、表示識別子の生成時刻（表示時刻）に関する情報を含めてもよい。この場合、ゲートシステム３０は、２次元コードリーダ３１により表示識別子生成時刻を読み取る。そして、表示識別子の読取時刻が、表示識別子生成時刻から所定時間内にある場合は、チケットを真正と判断する。表示識別子をコピーして使用する場合、表示識別子生成時刻と、この表示識別子の利用時刻との間に、比較的大きな時間差が生じる。これにより、コピーされた表示識別子の利用を抑制することができる。
【００７８】
・上記実施例では、携帯電話端末１０の表示部１０１に出力された表示画面５６０が、所定時間の表示を終了した場合、携帯電話端末１０は、電子チケット４０の表示フラグメモリ領域４０３に表示済フラグを記録する。そして、表示フラグメモリ領域４０３に表示済フラグが記録されている場合、電子チケット４０が起動されても、携帯電話端末１０の表示部１０１には２次元コードを出力しない。これに代えて、携帯電話端末１０が、電子チケット４０が起動回数を計数し、この起動回数に応じて表示識別子の出力可否を判断してもよい。この場合、電子チケット４０には、表示識別子の出力に関する制限回数に関するデータが格納しておく。さらに、表示識別子の出力回数に関するデータを記録する出力回数メモリ領域を設けておく。携帯電話端末１０は、表示識別子を出力した場合には、その出力回数を出力回数メモリ領域に関するデータを記録する。そして、出力回数が制限回数以下の場合のみ、表示識別子の出力を許容する。これにより、誤って表示させた場合や、表示時間に間に合わなかった場合にも対応でき、利用者の利便性を向上することができる。また、起動回数が予め定められた回数以下の場合に、前記表示識別子を出力することにより、チケットの複数回の表示を許容することができる。従って、電子チケット４０を回数券として活用することもできる。
【００７９】
・上記実施例では、電子チケット４０は、有効期間メモリ領域４０１に有効期間に関するデータを格納している。そして、携帯電話端末１０の内蔵時計から現在時刻を取得し、有効期間メモリ領域４０１に格納された有効期間と現在日時とを照合する。現在日時が有効期間外になっている場合には、携帯電話端末１０はアラームを出力する。この場合、２次元コードは表示されず、電子チケット表示処理を終了する。表示識別子の出力可否の判断は、時間的制約に限られるものではなく、例えば、地理的制約を設けてもよい。この場合、電子チケット４０に、表示許容地域に関するデータを記録したメモリ領域を設けておく。そして、電子チケット４０の起動の指示を受けた場合、携帯電話端末１０は、現在位置に関する情報を取得する。この場合、携帯電話端末１０は、ＧＰＳ（Global Positioning Systems）やＰＨＳ（Personal Handy-phone System ）等の位置情報提供サービスを利用する。そして、現在位置が予め定められた位置（例えば、イベント会場）から所定範囲（表示許容地域）にある場合に、表示識別子を生成し、表示する。これにより、利用者が、本来、表示識別子を利用する場所から位置的に大きくずれた場所において、電子チケット４０の起動を防止できる。
【００８０】
・上記実施例では、電子チケット４０は、チケット識別子メモリ領域４００、有効期間メモリ領域４０１、表示時間メモリ領域４０２及び表示フラグメモリ領域４０３を含んで構成される。これに加えて、電子チケット４０にチケット要求を行なった利用者の端末識別子を格納するメモリ領域を設けてもよい。この端末識別子としては携帯電話番号や電子メールを用いることができる。この場合、携帯電話端末１０は、自身の携帯電話番号と、電子チケット４０に格納された携帯電話番号とを照合する。両者が一致しない場合、表示識別子は表示せず、電子チケット表示処理を終了する。これにより、電子チケット４０が他の携帯電話端末にコピーされた場合においては、チケットの利用を防止することができる。
【００８１】
・上記実施例では、利用者データ記憶部２２には、本サービスを利用して電子チケットを取得することができる利用者に関しての利用者データ２２０が記録されている。そして、このデータを用いて口座引落により課金処理を行なう。これに代えて、通信事業者の情報料回収代行サービスを利用してもよい。この場合、課金データを通信事業者に提供する。これにより、効率的に利用料金を回収することができる。
【００８２】
・上記実施形態では、チケット管理システム２０は、電子チケット４０を、ネットワークとしての携帯電話網Ｎを介して、モバイルコンピュータ端末としての携帯電話端末１０に送信する。モバイルコンピュータ端末は携帯電話端末１０に限られるものではなく、ノートパソコンやＰＤＡ（Personal Digital Assistant）等のモバイル端末であってもよい。また、ネットワークも携帯電話網Ｎに限られるものではなく、無線ＬＡＮやインターネット等をネットワークとして用いてもよい。
【００８３】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、利用者に対して効率的かつ安全にチケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図２】利用者データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図３】チケットデータ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図４】電子チケットに格納されたデータの説明図。
【図５】本実施形態の処理手順の説明図。
【図６】本実施形態の処理手順の説明図。
【図７】携帯電話端末に表示された表示画面の説明図。
【図８】携帯電話端末に表示された表示画面の説明図。
【符号の説明】
１０…携帯電話端末、２０…チケット管理サーバとしてのチケット管理システム、２１…管理コンピュータ、３０…照合手段としてのゲートシステム、４０…電子チケットプログラムとしての電子チケット、４０３…表示フラグメモリ領域。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ticket management method and an electronic ticket capable of providing a ticket efficiently and safely to a user. system It is about.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, tickets for participating in various events and tickets for receiving goods and services are provided on a predetermined distribution route using a medium such as paper. Then, the ticket provider determines the authenticity of the ticket based on the description content displayed on the medium. However, creating and distributing such a ticket takes time and labor for printing. In addition, the range in which paper media can be provided is limited. On the other hand, it may be difficult for users to obtain and manage tickets.
[0003]
Thus, a system for checking entrance using a portable terminal has been proposed (see, for example, Patent Document 1). Here, the user makes a reservation for boarding an airplane seat from the mobile phone terminal via the Internet. If the reservation can be made, it is registered in the boarding reservation data file, and the reservation contents are transmitted to the mobile phone terminal. This reservation content is held in the mobile phone terminal. The passenger presses a call button on the mobile phone terminal at the boarding gate of the airport, and sends the ID number and the like to the computer with a wireless function installed at the boarding gate of the airport. The computer with a wireless function searches for the ID number transmitted from the mobile phone terminal using the boarding reservation data file. The computer with wireless function opens the gate if there is a boarding reservation. In this way, the passenger can board the airplane without using a ticket.
[0004]
In addition, a method of downloading and outputting a barcode related to a ticket or the like using a mobile phone terminal has been proposed (for example, see Patent Document 2). Here, the barcode is delivered to the mobile phone terminal using the mail function of the mobile phone terminal. And it outputs to the display part provided in the mobile telephone terminal, and makes barcode information read by a barcode reader. Thereby, a ticket etc. can be utilized using the mobile phone terminal carried always.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-184935 (first page)
[Patent Document 2]
JP 2002-94450 A (first page)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the reservation contents are transmitted to a computer with a wireless function and the computer confirms the boarding reservation data file as in the technique described in Patent Document 1, an ID number or the like is stored in a computer with a wireless function or a mobile phone terminal. It is necessary to provide a transmission function.
[0007]
On the other hand, it is convenient if a barcode reader or the like can be optically read as in the technique described in Patent Document 2. However, the barcode can be optically copied (copied) and may be used in duplicate.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a ticket management method and an electronic ticket that can provide a ticket efficiently and safely to a user. system Is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 1 is a ticket management server, a collation unit for reading a display identifier, and With application program storage A ticket management method for providing goods or services using a mobile computer terminal, wherein the ticket management server that receives the ticket request from the mobile computer terminal records the terminal identifier of the user who made the ticket request An electronic ticket program is generated and transmitted to the mobile computer terminal, and the mobile computer terminal receives the ticket management server from the ticket management server Stores data related to the display allowable time and the display identifier generation period as the valid period of the ticket. E-ticket program To the application program storage Based on the storing step of storing and starting the electronic ticket program, If the current time is acquired and the current time is included in the display identifier generation period, A terminal identifier recorded in the mobile computer terminal is acquired, collated with a terminal identifier recorded in the electronic ticket program, and a display identifier that can be read by the collating means when they match, A display identifier generation stage for generating a display identifier including a generation time; Only when the current time is included in the display identifier generation period, The display identifier Allowable display time A display identifier output step of outputting only the display identifier, and when the reading time of the display identifier is within a predetermined time from the display identifier generation time, the collating means executes a step of determining that the ticket is authentic Is the gist.
[0013]
Claim 2 The invention described in claim 1 The ticket management method according to claim 1, wherein the electronic ticket program has a display flag memory area for recording a display flag regarding the output of the display identifier, and the mobile computer terminal outputs the display identifier. If so, the method further includes the step of recording the display flag in the display flag memory area, wherein the display identifier output step includes the display identifier only when the display flag is not recorded in the display flag memory area. The gist is to allow output.
[0014]
Claim 3 The invention described in claim 1 Or 2 In the ticket management method described in the above, the electronic ticket program stores data related to the limited number of times of display identifier output, and further includes an output number memory area for recording data related to the number of output of the display identifier. When the mobile computer terminal outputs the display identifier, the management method further includes a step of recording data relating to the output number of the display identifier in the output number memory area, wherein the display identifier output step includes The gist is to allow the display identifier to be output only when the number of outputs is equal to or less than the limit number.
[0015]
Claim 4 The invention described in claim 1 3 In the ticket management method according to any one of the above, the electronic ticket program stores data relating to a display allowable area, and the ticket management method further includes a step in which the mobile computer terminal acquires a current position, The gist of the display identifier output step is to allow the output of the display identifier only when the current position is included in the display allowable area.
[0017]
Claim 5 The ticket management server, the verification means for reading the display identifier, and With application program storage An electronic ticket system for providing goods or services using a mobile computer terminal, wherein the ticket management server that receives the ticket request from the mobile computer terminal records the terminal identifier of the user who made the ticket request Means for generating a ticket program and transmitting it to the mobile computer terminal, wherein the mobile computer terminal is connected to the ticket management server; Stores data related to the display allowable time and the display identifier generation period as the valid period of the ticket. E-ticket program To the application program storage Based on storage means for storing and activation of the electronic ticket program, If the current time is acquired and the current time is included in the display identifier generation period, A terminal identifier recorded in the mobile computer terminal is acquired, collated with a terminal identifier recorded in the electronic ticket program, and a display identifier readable by the collating means when both match, Display identifier generation means for generating a display identifier including the generation time; Only when the current time is included in the display identifier generation period, The display identifier Allowable display time Display identifier output means for performing only output, and the collating means comprises means for determining that the ticket is authentic when the display identifier reading time is within a predetermined time from the display identifier generation time. The gist.
[0021]
Claim 6 The invention described in claim 5 In the electronic ticket system according to claim 1, the electronic ticket program has a display flag memory area for recording a display flag regarding the output of the display identifier, and the mobile computer terminal is configured to display the display identifier by the activation of the electronic ticket program. Is further provided with means for recording the display flag in the display flag memory area, and the display identifier output means only displays the display flag when the display flag is not recorded in the display flag memory area. The gist is to allow the output of the identifier.
[0022]
Claim 7 The invention described in claim 5 or 6 In the electronic ticket system described in the above, the electronic ticket program stores data related to a limited number of times of display identifier output, and further includes an output number memory area for recording data related to the number of output of the display identifier. When the mobile computer terminal outputs the display identifier by starting the ticket program, the mobile computer terminal further comprises means for recording data relating to the output count of the display identifier in the output count memory area, and the display identifier output means The gist is that the display identifier is allowed to be output only when the output count is equal to or less than the limit count.
[0023]
Claim 8 The invention described in claim 5-7 The electronic ticket program according to any one of claims 1 to 4, wherein the electronic ticket program stores data relating to display-allowable areas, and the mobile computer terminal obtains a current position when the electronic ticket program is activated. The display identifier output means allows the output of the display identifier only when the current position is included in the display allowable area.
[0025]
(Function)
Claim 1 or 5 According to the invention described in (1), goods or services are provided using the ticket management server, the collating means for reading the display identifier, and the mobile computer terminal. In this case, the mobile computer terminal stores the electronic ticket program received from the ticket management server. Then, a display identifier that can be read by the collating means is generated. Next, the display identifier is output only for a predetermined time. Thus, unlike the case where the display identifier can be freely output, it is output only for a predetermined time, so that it is difficult to copy (copy).
[0026]
Book According to the invention, a display identifier including information that can specify a display time is generated. Thereby, the display time of this display identifier can be specified from the display identifier. Therefore, the collation means can calculate the time difference from the display time of the display identifier to the reading time.
[0027]
Book According to the invention, the electronic ticket program stores data relating to display allowable time. Then, the display identifier is output based on the display allowable time. Thereby, an arbitrary display allowable time can be set using the electronic ticket program.
[0028]
Book According to the invention, the electronic ticket program stores data relating to a display identifier generation period. The mobile computer terminal acquires the current time, and allows the display identifier to be output only when the current time is included in the display identifier generation period. Thereby, when it deviates from the display identifier generation period, the output of the display identifier can be prevented.
[0029]
Book According to the invention, the electronic ticket program has a display flag memory area for recording a display flag regarding the output of the display identifier. When the mobile computer terminal outputs the display identifier, the mobile computer terminal records the display flag in the display flag memory area. The mobile computer terminal permits the display identifier to be output only when the display flag is not recorded in the display flag memory area. As a result, display identifiers that have already been output are not output again, and duplication of display identifiers can be prevented.
[0030]
Book According to the invention, the electronic ticket program stores data relating to the limited number of times related to the output of the display identifier. Furthermore, the electronic ticket program has an output count memory area for recording data relating to the output count of the display identifier. When the mobile computer terminal outputs the display identifier, the mobile computer terminal records the output count of the display identifier in the data related to the output count memory area. The display identifier is allowed to be output only when the output count is equal to or less than the limit count. Thereby, the output frequency | count of a display identifier can be restrict | limited.
[0031]
Book According to the invention, the electronic ticket program stores data relating to a display allowable area. The mobile computer terminal acquires the current position, and allows the display identifier to be output only when the current position is included in the display allowable area. Thereby, the place which can output a display identifier can be restrict | limited.
[0032]
Book According to the invention, the electronic ticket program stores data relating to a terminal identifier of the mobile computer terminal. The mobile computer terminal collates its own terminal identifier with the terminal identifier stored in the electronic ticket program. And only when both agree | coincide, the output of the said display identifier is permitted. Thereby, the user terminal which outputs a display identifier can be restrict | limited.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, a ticket management method and an electronic ticket used for a service that provides a user with a ticket used when entering an event venue via a network. system Will be described. In the present embodiment, the service provider transmits an electronic ticket program (electronic ticket) for displaying a ticket to the user's terminal.
[0034]
In this embodiment, as shown in FIG. 1, an electronic ticket is provided to a user via a mobile phone network N as a network. The user receives the electronic ticket using the mobile phone terminal 10 as a mobile computer terminal.
[0035]
As shown in FIG. 1, the cellular phone terminal 10 includes a display unit 101, a selector button 102, and a mode change button 103 in addition to the dial number button 110. In addition to the normal telephone mode, the mobile phone terminal 10 has a mail mode for sending and receiving e-mail, a browser mode for displaying web pages, and a program execution mode for executing various programs. . When switching from each mode (for example, telephone mode) to another mode (for example, program execution mode), the mode change button 103 is used.
[0036]
The display unit 101 displays an email or web page received by the mobile phone terminal 10. In the present embodiment, a display identifier generated by an electronic ticket program described later is output. This display identifier is a symbol representing the authenticity of the ticket. In this embodiment, a two-dimensional code is used as this symbol. Here, the two-dimensional code is a code obtained by extending a bar code display method in the horizontal and vertical directions.
[0037]
The selector button 102 of the mobile phone terminal 10 has a pointer movement function and a click function. The pointer can be moved by giving a direction instruction using the selector button 102, and the item indicated by the pointer can be selected by pressing the selector button 102.
[0038]
Furthermore, the cellular phone terminal 10 includes a control unit (CPU), a storage unit (RAM, ROM, hard disk, etc.), a data transmission / reception unit, etc. (not shown). The storage means in the mobile phone terminal 10 includes an application program storage unit, and stores an electronic ticket provided by a procedure described later. Then, in the program execution mode, by starting the electronic ticket program, the control means of the cellular phone terminal 10 performs processing procedures (display identifier generation stage, display identifier output stage, current time acquisition stage, display flag recording, which will be described later. Stage, output number recording stage, current position acquisition stage, terminal identifier collation stage, etc.). Thereby, the control means of the mobile phone terminal 10 includes display identifier generation means, display identifier output means, current time acquisition means, display flag recording means, output frequency recording means, current position acquisition means, terminal identifier verification means, and the like. Function as.
[0039]
In addition, a gate system 30 as a verification unit is installed at the entrance of the event venue. The gate system 30 includes a two-dimensional code reader 31 and an open / close gate door 32. The two-dimensional code reader 31 reads a two-dimensional code (display identifier) output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 by an electronic ticket program. The gate system 30 extracts the read two-dimensional code and verifies the authenticity of the ticket. Therefore, a ticket identifier that allows entry is recorded in the gate system 30 in advance. If the authenticity of the ticket is confirmed, the gate system 30 opens the open / close gate door 32 and permits the user to enter.
[0040]
As shown in FIG. 1, the mobile phone terminal 10 is connected to a ticket management system 20 as a ticket management server via a mobile phone network N.
The ticket management system 20 is a computer system that performs various data processing related to management of electronic tickets and data related to users. As shown in FIG. 1, a management computer 21 is provided. The management computer 21 includes control means (CPU), storage means (RAM, ROM, hard disk, etc.), data transmission / reception means, etc., not shown. The management computer 21 executes a ticket management program for a processing procedure to be described later regarding ticket management including provision of an electronic ticket program.
[0041]
Further, the ticket management system 20 includes a user data storage unit 22 and a ticket data storage unit 23.
As shown in FIG. 2, user data storage unit 22 stores user data 220 relating to a user who can obtain an electronic ticket using this service. In this embodiment, the user needs to be registered in advance, and this user data 220 is set when the user performs registration. The user data 220 includes data on a user identifier, a password, a mobile phone number, and a provided ticket identifier for each user.
[0042]
In the user identifier data area, data relating to an identifier used for specifying each user is recorded. This user identifier is given by the service provider when user registration is performed. By using this user identifier, it is possible to extract user attribute data (for example, usage account debit account number) using data recorded in another storage unit (not shown) in the ticket management system 20. it can.
[0043]
In the password data area, data related to a password used for user authentication performed when an electronic ticket is acquired is recorded.
In the mobile phone number data area, data related to the phone number of the mobile phone terminal 10 used by the user is recorded.
[0044]
In the provided ticket identifier data area, data relating to an identifier for specifying a ticket provided to the user is recorded. The provided ticket identifier is additionally recorded every time a ticket is provided to the user.
[0045]
As shown in FIG. 3, ticket data 230 relating to an electronic ticket provided to the user of the service is recorded in the ticket data storage unit 23. The ticket data 230 is recorded when a ticket that can be provided to the user is registered. The ticket data 230 includes, for each ticket, data related to a ticket identifier, a price, a valid period as a display identifier generation period, and a display time as a display allowable time.
[0046]
Data relating to an identifier for specifying each ticket is recorded in the ticket identifier data area.
In the price data area, data related to the offer price of the electronic ticket is recorded. This price is used when charging for a ticket provided to a user.
[0047]
Data relating to the validity period of the ticket is recorded in the validity period data area. As the effective period, for example, an event period related to the ticket is used.
[0048]
In the display time data area, data related to the time for displaying the two-dimensional code on the display unit 101 of the user's mobile phone terminal 10 using this electronic ticket is recorded.
[0049]
Next, an electronic ticket provided to the user will be described. As will be described later, the electronic ticket is an application program that causes the mobile phone terminal 10 to function as each means for displaying a ticket. As shown in FIG. 4, the electronic ticket 40 includes a ticket identifier memory area 400, a valid period memory area 401, a display time memory area 402, and a display flag memory area 403. Furthermore, the electronic ticket 40 includes a ticket display program memory area 410 that records a process for displaying a ticket using data recorded in the ticket identifier memory area 400 to the display flag memory area 403.
[0050]
The ticket identifier memory area 400 stores data relating to an identifier for specifying an electronic ticket.
The validity period memory area 401 stores data relating to the validity period of the ticket.
[0051]
In the display time memory area 402, data related to the display time of a ticket (here, a two-dimensional code) is recorded.
In the display flag memory area 403, a flag related to whether or not a ticket is displayed is recorded. If the electronic ticket 40 has never been activated, this display flag data area is blank. On the other hand, when the electronic ticket 40 is activated and a ticket is displayed, a displayed flag is recorded in the display flag data area.
[0052]
A processing procedure in the case of providing an electronic ticket related to this service in the system configured as described above will be described.
(Electronic ticket acquisition / storage stage)
The process of acquiring and storing an electronic ticket using this service will be described with reference to FIG. In this embodiment, when using this service, the user first accesses the ticket management system 20 using the mobile phone terminal 10 and makes a ticket request (S1-1). In this case, the user activates the browser of the mobile phone terminal 10 and inputs a URL (Uniform Resource Locator) for accessing the ticket management system 20. Then, the mobile phone terminal 10 transmits a ticket request to the ticket management system 20 via the mobile phone network N. This ticket request includes data relating to a user identifier, a password, and a ticket identifier to be requested.
[0053]
The management computer 21 that has received the ticket request performs user authentication using the user identifier and password included in the ticket request (S1-2).
And when user authentication is completed, the electronic ticket 40 provided to a user is produced | generated (S1-3). In the present embodiment, the management computer 21 extracts the ticket data 230 related to the request target ticket from the ticket data storage unit 23. Then, data relating to the ticket identifier, the valid period, and the display time is recorded in the ticket identifier memory area 400 to the display time memory area 402 of the electronic ticket 40. Further, the management computer 21 records the ticket identifier of the electronic ticket provided to the user in the user data 220 of the user as the provided ticket identifier.
[0054]
Then, the management computer 21 transmits the generated electronic ticket to the mobile phone terminal 10 (S1-4). The electronic ticket is transmitted via the mobile phone network N.
[0055]
The mobile phone terminal 10 that has received the electronic ticket records the received electronic ticket (S1-5). This electronic ticket is stored in an application program storage unit in the mobile phone terminal 10.
[0056]
(Use stage of electronic ticket)
Next, processing in the use stage of the electronic ticket will be described. The user brings the mobile phone terminal 10 storing the electronic ticket to the event venue. Then, before entering the event venue, this electronic ticket is activated (S1-6). In this case, the user first selects the program execution mode using the mode change button 103. In this case, the display screen 500 shown in FIG. 7 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. By using this display screen 500, a program stored in the application program storage unit of the mobile phone terminal 10 can be selected. Here, the “electronic ticket” is selected using the selector button 102.
[0057]
In this case, the mobile phone terminal 10 executes an electronic ticket display process using the stored electronic ticket program (S1-7). This electronic ticket display process will be described with reference to FIG.
[0058]
First, the mobile phone terminal 10 checks the display flag memory area 403 in the electronic ticket 40 (S2-1). When the displayed flag is recorded in the display flag memory area 403 (“Yes” in step (S2-1)), the mobile phone terminal 10 outputs an alarm (S2-2). In this case, the display screen 510 shown in FIG. 7 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. In this case, the ticket (two-dimensional code) is not displayed.
[0059]
On the other hand, when the display flag memory area 403 is blank (“No” in step (S2-1)), the mobile phone terminal 10 acquires the current time (S2-3). In the present embodiment, the current time is acquired from the built-in clock of the mobile phone terminal 10.
[0060]
Then, the cellular phone terminal 10 collates the validity period stored in the validity period memory area 401 in the electronic ticket 40 with the current date and time specified based on the current time (S2-4).
[0061]
When the current date and time is outside the valid period (in the case of “No” in step (S2-4)), the mobile phone terminal 10 outputs an alarm (S2-5). In this case, the display screen 520 shown in FIG. 7 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. Also in this case, the ticket (two-dimensional code) is not displayed.
[0062]
On the other hand, when the current date and time is within the valid period (in the case of “Yes” in step (S2-4)), the mobile phone terminal 10 displays the ticket on the display unit 101 for a predetermined time (S2). -6). In the present embodiment, the display time recorded in the display time memory area 402 of the electronic ticket 40 is used as the time for displaying the ticket. In this case, the cellular phone terminal 10 first confirms the final ticket display to the user. Therefore, the display screen 530 shown in FIG. 7 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. Here, the display time (here, “3 minutes”) recorded in the display time memory area 402 of the electronic ticket 40 is output to the display screen 530.
[0063]
When the user selects “Yes” using the selector button 102, the mobile phone terminal 10 displays a ticket. In the present embodiment, the display screen 550 shown in FIG. 8 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 and then the display screen 560 is output. In the present embodiment, the electronic ticket 40 generates a two-dimensional code representing the ticket and includes it in the display screen 560. This two-dimensional code is generated using the ticket identifier recorded in the ticket identifier memory area 400 of the electronic ticket 40. Furthermore, the mobile phone terminal 10 measures the elapsed time from the display start time. Then, the remaining time of the display time (here, 3 minutes) is displayed on the display screen 560.
[0064]
During this time, the user passes through the gate system 30. In this case, the user holds the display unit 101 on which the display screen 560 is output over the two-dimensional code reader 31 of the gate system 30. As shown in FIG. 5, the gate system 30 reads the two-dimensional code displayed on the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 (S1-8).
[0065]
The gate system 30 verifies the authenticity of the ticket using the read two-dimensional code (S1-9). Specifically, a ticket identifier is extracted based on the two-dimensional code, and collated with a ticket identifier recorded in the gate system 30 in advance.
[0066]
If the ticket is authentic (“Yes” in step (S1-9)), the gate system 30 opens the open / close gate door 32 to the event venue (S1-10). On the other hand, if the ticket is not authentic (“No” in step (S1-9)), the gate system 30 outputs an alarm with the open / close gate door 32 closed (S1-11).
[0067]
The display screen 560 output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 ends after a predetermined time (in this case, 3 minutes) has elapsed from the start of display (S2-7). In this case, the display screen 570 shown in FIG. 8 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10.
[0068]
Then, the mobile phone terminal 10 records the displayed flag in the display flag memory area 403 of the electronic ticket 40 (S2-8). Thus, the electronic ticket display process ends.
[0069]
(Billing stage for electronic tickets)
Next, a charging process related to the electronic ticket 40 provided to the user will be described. Here, the management computer 21 periodically checks the provided ticket identifier recorded in the user data storage unit 22 for each user. Then, based on the provided ticket identifier included in the user data 220, the price is extracted from the ticket data storage unit 23, and the charge for each user is calculated.
[0070]
Then, the management computer 21 uses the user identifier to identify the user's withdrawal account, and performs usage fee withdrawal processing. Further, the management computer 21 deletes the provided ticket identifier from which the usage fee has been deducted from the user data storage unit 22.
[0071]
As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
In the above embodiment, the electronic ticket 40 stores data related to the ticket identifier in the ticket identifier memory area 400 and stores data related to the display time in the display time memory area 402. When the ticket is displayed, a display screen 560 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. This display screen 560 includes a two-dimensional code representing a ticket. The cellular phone terminal 10 measures the elapsed time from the display start time, and ends after a predetermined time (here, 3 minutes) has elapsed from the start of display. For this reason, the two-dimensional code representing the ticket is output only for a predetermined display time. The two-dimensional code can be easily displayed on the screen, but can also be optically copied. Therefore, by setting this display time relatively short, copying during that time can be suppressed.
[0072]
In the above embodiment, the display screen 560 is output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10. On this display screen 560, the remaining time of the display time (here, 3 minutes) is displayed. For this reason, the user can grasp the remaining time of the display time. Therefore, it can pass through the gate system 30 more reliably.
[0073]
In the above embodiment, the electronic ticket 40 stores data related to the valid period in the valid period memory area 401. Then, the current time is acquired from the built-in clock of the mobile phone terminal 10, and the effective period stored in the effective period memory area 401 is compared with the current date and time. When the current date and time is outside the valid period, the mobile phone terminal 10 outputs an alarm. In this case, the two-dimensional code is not displayed, and the electronic ticket display process is terminated. As a result, the display flag data area remains blank. For this reason, the two-dimensional code is output only once by the display flag. Therefore, even when the user accidentally activates the electronic ticket 40 outside the valid period, it is possible to prevent the ticket from being wasted.
[0074]
In the above embodiment, when the display screen 560 output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 finishes displaying the predetermined time, the mobile phone terminal 10 has already been displayed in the display flag memory area 403 of the electronic ticket 40 Record the flag. When the displayed flag is recorded in the display flag memory area 403, the two-dimensional code is not output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 even when the electronic ticket 40 is activated. For this reason, redisplay of an electronic ticket can be prevented and duplication use etc. can be suppressed.
[0075]
In addition, you may change the said embodiment into the following aspects.
In the above embodiment, the electronic ticket 40 used for entering the event venue is provided to the user via the network. The present invention is not limited to such tickets as admission tickets, but can be applied to display identifiers for receiving products and services such as discount coupons and boarding tickets.
[0076]
In the above embodiment, a two-dimensional code is used for the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 as a display identifier (symbol) for commending the ticket. A bar code or the like may be used as long as it can commend the ticket.
[0077]
In the above embodiment, the cellular phone terminal 10 generates a two-dimensional code as a display identifier using the ticket identifier recorded in the ticket identifier memory area 400 of the electronic ticket 40 and includes it in the display screen 560. In addition to this, information related to the generation time (display time) of the display identifier may be included in the display identifier (two-dimensional code in the above embodiment). In this case, the gate system 30 reads the display identifier generation time by the two-dimensional code reader 31. The display identifier reading time is within a predetermined time from the display identifier generation time. Ah If it is, the ticket is determined to be authentic. When the display identifier is copied and used, a relatively large time difference occurs between the display identifier generation time and the use time of the display identifier. Thereby, the use of the copied display identifier can be suppressed.
[0078]
In the above embodiment, when the display screen 560 output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 finishes displaying the predetermined time, the mobile phone terminal 10 has already been displayed in the display flag memory area 403 of the electronic ticket 40 Record the flag. When the displayed flag is recorded in the display flag memory area 403, the two-dimensional code is not output to the display unit 101 of the mobile phone terminal 10 even when the electronic ticket 40 is activated. Instead, the mobile phone terminal 10 may count the number of activations of the electronic ticket 40 and determine whether or not to output the display identifier according to the number of activations. In this case, the electronic ticket 40 stores data related to the limited number of times for outputting the display identifier. Further, an output count memory area for recording data relating to the output count of the display identifier is provided. When the mobile phone terminal 10 outputs the display identifier, the mobile phone terminal 10 records data related to the output count memory area as the output count. Only when the number of outputs is equal to or less than the limit number, the display identifier is allowed to be output. As a result, it is possible to cope with a case where the display is erroneously performed or a case where the display time is not met, and the convenience for the user can be improved. In addition, when the number of activations is equal to or less than a predetermined number, it is possible to allow a ticket to be displayed a plurality of times by outputting the display identifier. Therefore, the electronic ticket 40 can be used as a coupon ticket.
[0079]
In the above embodiment, the electronic ticket 40 stores data related to the valid period in the valid period memory area 401. Then, the current time is acquired from the built-in clock of the mobile phone terminal 10, and the effective period stored in the effective period memory area 401 is compared with the current date and time. When the current date and time is outside the valid period, the mobile phone terminal 10 outputs an alarm. In this case, the two-dimensional code is not displayed, and the electronic ticket display process is terminated. The determination of whether or not the display identifier can be output is not limited to time constraints, and for example, geographical constraints may be provided. In this case, the electronic ticket 40 is provided with a memory area in which data relating to the display allowable area is recorded. When receiving an instruction to activate the electronic ticket 40, the mobile phone terminal 10 acquires information regarding the current position. In this case, the mobile phone terminal 10 uses position information providing services such as GPS (Global Positioning Systems) and PHS (Personal Handy-phone System). When the current position is within a predetermined range (display allowable area) from a predetermined position (for example, event venue), a display identifier is generated and displayed. Thus, the electronic ticket 40 can be prevented from being activated at a place where the user is largely deviated from the place where the display identifier is originally used.
[0080]
In the above embodiment, the electronic ticket 40 includes the ticket identifier memory area 400, the valid period memory area 401, the display time memory area 402, and the display flag memory area 403. In addition to this, a memory area for storing the terminal identifier of the user who made the ticket request in the electronic ticket 40 may be provided. As this terminal identifier, a mobile phone number or an e-mail can be used. In this case, the mobile phone terminal 10 collates its mobile phone number with the mobile phone number stored in the electronic ticket 40. If they do not match, the display identifier is not displayed and the electronic ticket display process is terminated. Thereby, when the electronic ticket 40 is copied to another mobile phone terminal, the use of the ticket can be prevented.
[0081]
In the above-described embodiment, the user data storage unit 22 stores user data 220 relating to a user who can acquire an electronic ticket using this service. Then, a billing process is performed by direct debit using this data. Instead, an information fee collection agency service of a telecommunications carrier may be used. In this case, billing data is provided to the telecommunications carrier. As a result, the usage fee can be efficiently collected.
[0082]
In the above embodiment, the ticket management system 20 transmits the electronic ticket 40 to the mobile phone terminal 10 as a mobile computer terminal via the mobile phone network N as a network. The mobile computer terminal is not limited to the mobile phone terminal 10 and may be a mobile terminal such as a notebook personal computer or a PDA (Personal Digital Assistant). Further, the network is not limited to the mobile phone network N, and a wireless LAN, the Internet, or the like may be used as the network.
[0083]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a ticket can be provided to a user efficiently and safely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system schematic diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of data recorded in a user data storage unit.
FIG. 3 is an explanatory diagram of data recorded in a ticket data storage unit.
FIG. 4 is an explanatory diagram of data stored in an electronic ticket.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a processing procedure of the present embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a processing procedure of the present embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a display screen displayed on a mobile phone terminal.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a display screen displayed on the mobile phone terminal.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Mobile phone terminal, 20 ... Ticket management system as ticket management server, 21 ... Management computer, 30 ... Gate system as collation means, 40 ... Electronic ticket as electronic ticket program, 403 ... Display flag memory area.

Claims

A ticket management method for providing a product or service using a ticket management server, a collation means for reading a display identifier, and a mobile computer terminal provided with an application program storage unit ,
The ticket management server that has received the ticket request from the mobile computer terminal generates an electronic ticket program that records the terminal identifier of the user who made the ticket request, and executes the step of transmitting to the mobile computer terminal,
The mobile computer terminal is
A storage step of receiving, from the ticket management server , an electronic ticket program storing data relating to a display allowable time and a display identifier generation period as a valid period of the ticket, and storing the electronic ticket program in an application program storage unit ;
Based on the activation of the electronic ticket program, the current time is obtained, and when the current time is included in the display identifier generation period, the terminal identifier recorded in the mobile computer terminal is obtained and recorded in the electronic ticket program. A display identifier that is a display identifier that can be read by the verification means when both match, and that includes a display identifier generation time,
Only when the current time is included in the display identifier generation period, a display identifier output step of outputting the display identifier only for the display allowable time , and
The ticket management method, wherein the collating unit executes a step of determining that the ticket is authentic when the reading time of the display identifier is within a predetermined time from the display identifier generation time.

The electronic ticket program has a display flag memory area for recording a display flag regarding the output of the display identifier,
  The ticket management method includes:
  When the mobile computer terminal outputs the display identifier, the mobile computer terminal further includes a step of recording the display flag in the display flag memory area,
  2. The ticket management method according to claim 1, wherein the display identifier output step allows the display identifier to be output only when the display flag is not recorded in the display flag memory area.

The electronic ticket program stores data related to the limited number of times for display identifier output,
  Furthermore, it has an output count memory area for recording data relating to the output count of the display identifier,
  The ticket management method includes:
  When the mobile computer terminal outputs the display identifier, the mobile computer terminal further includes a step of recording data relating to the output count of the display identifier in the output count memory area,
  3. The ticket management method according to claim 1, wherein the display identifier output step allows the display identifier to be output only when the output count is equal to or less than the limit count.

The electronic ticket program stores data related to display allowable areas,
  The ticket management method includes:
  The mobile computer terminal further comprising obtaining a current location;
  The ticket management method according to any one of claims 1 to 3, wherein the display identifier output step allows the display identifier to be output only when the current position is included in the display allowable area. .

An electronic ticket system for providing goods or services using a ticket management server, a collation means for reading a display identifier, and a mobile computer terminal provided with an application program storage unit,
  The ticket management server that has received the ticket request from the mobile computer terminal includes means for generating an electronic ticket program that records the terminal identifier of the user who made the ticket request and transmitting the electronic ticket program to the mobile computer terminal,
  The mobile computer terminal is
  Storage means for receiving an electronic ticket program storing data relating to a display allowable time and a display identifier generation period as a valid period of the ticket from the ticket management server, and storing the electronic ticket program in an application program storage unit;
  Based on the activation of the electronic ticket program, the current time is obtained, and when the current time is included in the display identifier generation period, the terminal identifier recorded in the mobile computer terminal is obtained and recorded in the electronic ticket program. A display identifier that is a display identifier that can be read by the verification unit when both match, and that includes a display identifier generation time,
  Only when the current time is included in the display identifier generation period, display identifier output means for outputting the display identifier only for the display allowable time,
  The electronic ticket system according to claim 1, wherein the collating means includes means for judging that the ticket is authentic when the reading time of the display identifier is within a predetermined time from the display identifier generation time.

The electronic ticket program has a display flag memory area for recording a display flag regarding the output of the display identifier,
  By starting the electronic ticket program,
  The mobile computer terminal further comprises means for recording the display flag in the display flag memory area when the display identifier is output,
  6. The electronic ticket system according to claim 5, wherein the display identifier output unit allows the display identifier to be output only when the display flag is not recorded in the display flag memory area.

The electronic ticket program stores data related to the limited number of times for display identifier output,
  Furthermore, it has an output count memory area for recording data relating to the output count of the display identifier,
  By starting the electronic ticket program,
  The mobile computer terminal further comprises means for recording, in the output count memory area, data relating to the output count of the display identifier when the display identifier is output,
  7. The electronic ticket system according to claim 5, wherein the display identifier output unit allows the display identifier to be output only when the output count is equal to or less than the limit count.

The electronic ticket program stores data related to display allowable areas,
  By starting the electronic ticket program,
  The mobile computer terminal further comprises means for obtaining a current position,
  The electronic ticket system according to any one of claims 5 to 7, wherein the display identifier output unit permits the display identifier to be output only when the current position is included in the display allowable area. .