JP4342497B2 - 画像再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の記憶媒体に記憶してある画像の再生を行うものであり、特に装置にセットされた状態の各記憶媒体に記憶された画像内容を表すサムネイルを組み合わせて配置した全サムネイルを表示し、一度に全記憶媒体の内容を確認できるようにした画像再生装置に関する。
従来、複数種類の記憶媒体に対応した装置(録画再生装置、再生装置等)が存在する。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)のような記憶メディア用のドライブ部を設けると共に、ハードディスク装置のような大容量の記憶媒体を内蔵した装置が存在する。このような複数種類の記憶媒体に対応した装置は、異なる記憶媒体間でデータのダビング等を行って記憶内容の整理、編集可能にしていることが一般的である。
また、近時は、DVD以上の記録容量を確保した記録メディアであるブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)、HD−DVD(High Definition DVD)等に対応した装置も登場しており、DVD、ブルーレイディスク(以下、BDと称す)、及びハードディスク装置の3種類の記憶媒体に対してデータの読み書きを行える装置も存在する。
上述した装置は、各記憶媒体に画像(動画、静止画)が記憶されている場合、画像の内容を一目で確認できるように画像を縮小したサムネイルを複数配置した表示(サムネイル表示)を記憶媒体ごとに行えるようにしている。なお、サムネイルは記憶媒体に予め記憶されている場合と、記憶媒体に記憶されている画像に基づき作成される場合があり、記憶媒体に予めサムネイルが記憶されている場合の方がスムーズに表示を行える。
また、下記の特許文献1では、サムネイルを予め記憶媒体に記憶せずに、サムネイルを動画像又は静止画像として表示可能にした方法が開示されている。
特開2003−61039号公報
複数の記憶媒体に対応した装置も勿論サムネイル表示を行えるが、サムネイル表示の形態は記憶媒体ごとの表示に留まっているのが現状であり、そのため、各記憶媒体に記憶されている画像を一度に確認できないと云う問題がある。例えば複数の記憶媒体のそれぞれに記憶されている各画像を集めて編集作業を行うような場合、記憶媒体ごとのサムネイル表示を随時切り替えて、編集対象の画像を選定する必要があるため、非常に手間がかかると云う問題がある。
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、装置にセットされてアクセスできる状態の各記憶媒体のサムネイルを集めて表示し、一度に全記憶媒体のサムネイルを確認できるようにした画像再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明は複数の記憶媒体に対するサムネイル表示を一画面で行う場合に、サムネイル表示の状態でスクロール及び動画再生を可能にして、各記憶媒体に記憶してある内容を効率的に確認できるようにした画像再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像再生装置は、複数の記憶媒体のそれぞれに記憶してある画像の再生が可能な画像再生装置において、別々の記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを組み合わせて配置したサムネイル配置画を作成する配置画作成手段と、作成したサムネイル配置画を出力する出力手段と、前記出力手段が出力する範囲が、前記配置画作成手段が作成したサムネイル配置画の一部である場合、サムネイル配置画のスクロール命令を受け付けることが可能な命令受付手段と、該命令受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、サムネイル配置画の他部を含む範囲を前記出力手段が出力するように出力範囲を移動する手段と、前記出力手段が出力したサムネイル配置画に含まれるサムネイルの選択を受け付ける手段と、スクロール命令の受付に応じた出力範囲の移動により、選択を受け付けたサムネイルが出力範囲中の端に位置する場合、選択を受け付けたサムネイルを出力範囲中の端に残して出力範囲の移動を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを配置したサムネイル配置画を作成して出力するので、画像再生装置にセットされてアクセス可能な全記憶媒体に記憶されている画像の内容をユーザは一度で確認できるようになり、各記憶媒体の記憶内容を効率良く把握して、整理編集にかかる手間を低減できる。
また、本発明にあっては、スクロール命令を受け付けた場合、サムネイル配置画の出力範囲を移動するので、全記憶媒体に対するサムネイルを配置したサムネイル表示を随時スクロールできる。そのため、各記憶媒体に多数の画像を記憶されていることにより、一度のサムネイル表示で全サムネイルを表示できない場合でも、ユーザはスクロールすることで各サムネイルを随時確認でき、良好な使い勝手をユーザに提供できる。
そして、本発明にあっては、スクロールにより選択されたサムネイルが出力範囲の端に位置する場合、選択されたサムネイルを出力範囲中の端に残してスクロールを行うので、ユーザがサムネイルを一旦選択すれば、そのサムネイルはスクロールを行っても常に表示されることになる。その結果、例えば、整理編集のために選択したサムネイルを常に表示した状態で、新たな整理編集対象のサムネイルを探すためにスクロールを行うことができ、整理編集対象のサムネイルを探しやすくなると共に、スクロールを終えたあとは、選択したサムネイルが出力範囲中に残った状態となり、後の整理編集作業も行い易くなる。
本発明に係る画像再生装置は、前記配置画作成手段は、サムネイル配置画の全領域を記憶媒体ごとに区分けしてサムネイルを配置することを特徴とする。
本発明にあって、出力されるサムネイル配置画に含まれるサムネイルは、記憶媒体ごとに区分けされて配置されるので、各記憶媒体に係るサムネイルをサムネイル配置画に含ませて一度に出力しても、区分けされた領域に応じて、どのような画像が、どの記憶媒体に記憶されているかを一目で判別できる。その結果、整理編集作業も効率的に行える。なお、区分けの仕方としては、記憶媒体ごとの区分けを明確に判別しやすくするため、サムネイル配置画の縦方向の列ごとに、又は横方向の列ごとに行うことが好ましい。また、縦方向の列ごとに区分けを行うか、又は、横方向ごとに区分けを行うかは、サムネイル配置画の出力先となる画像再生装置に接続される表示装置(テレビジョン装置)の画面サイズ、画面の解像度に応じて決定することが好適であり、さらに、画像再生装置が対応する記憶媒体の数に応じて縦方向にするか、横方向にするかを特定してもよい。
本発明に係る画像再生装置は、記憶媒体を装着する装着部を備え、前記配置画作成手段は、前記装着部が装着した記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを含むサムネイル配置画を作成することを特徴とする。
本発明にあっては、装着部に装着された記憶媒体に対してサムネイル配置画を作成するので、実際にセットされている記憶媒体に記憶してある画像を確実に確認できるようになる。よって、装着部が複数あり、複数の装着部が全て記憶媒体を受け入れている場合は、全ての記憶媒体に対して記憶された画像を確認でき、複数の装着部中の一部の装着部にだけ記憶媒体が受け入れてあれば、受け入れられた記憶媒体に対してサムネイル表示が行われ、記憶媒体の実際の装着状態に応じて臨機応変にサムネイル表示を行える。
本発明に係る画像再生装置は、記憶媒体を装着する装着部を備え、該装着部が記憶媒体を装着していない場合、前記配置画作成手段は、該装着部が装着する記憶媒体用の区域を他の記憶媒体用に振り当てて区分けしたサムネイル配置画を作成することを特徴とする。
本発明にあっては、装着部に記憶媒体が装着されていない場合、その記憶媒体用の区域を空いた状態にするのではなく、他の記憶媒体に係るサムネイルの配置用に振り当てるので、サムネイル配置画が有する全領域を有効に活用して、常に多数のサムネイルを配置した表示を行える。
本発明に係る画像再生装置は、複数の記憶媒体の中の少なくとも一つは装置内に取り付けてある内蔵記憶媒体であり、前記装着部が装着した記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを前記内蔵記憶媒体に複写する手段を備え、前記配置画作成手段は、前記内蔵記憶媒体に記憶してあるサムネイルに基づいてサムネイル配置画を作成することを特徴とする。
本発明にあっては、装着部に装着された記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを内蔵記憶媒体に複写するので、配置画作成手段は内蔵記憶媒体に記憶されたサムネイルに基づいてサムネイル配置画の作成が可能になる。そのため、内蔵記憶媒体に対するアクセスだけでサムネイル配置画を作成して、サムネイル配置画の作成に要する時間を短縮し、サムネイル配置画を迅速に表示できる。
本発明に係る画像再生装置は、複数の記憶媒体のそれぞれに記憶してある画像の中に動画が含まれており、前記サムネイル配置画に含まれる動画に応じたサムネイルは、該サムネイルに係る動画の記憶場所を示す場所情報が関連付けてあり、動画に応じたサムネイルの選択を受け付けた場合、該サムネイルに関連付けてある場所情報に基づいて動画の再生を行う動画再生手段を備え、前記出力手段は、前記動画再生手段が再生する動画をサムネイル配置画中の選択されたサムネイルの箇所に配置して出力することを特徴とする。
本発明にあっては、選択したサムネイルに係る動画を再生表示するため、サムネイルのような一場面だけでなく、動画の他の場面も連続的にユーザが見ることができ、整理編集対象となる画像の中身を一段と詳細に確認でき、整理編集作業の効率化を図れる。なお、動画の再生表示はサムネイル表示中の複数のサムネイルに対して同時的に行えるようにすることが、多数の動画内容を一度に確認できるため好適である。
本発明にあっては、複数の記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを配置したサムネイル配置画を作成して出力するので、セットされた全記憶媒体に記憶された画像の内容をユーザは一度で確認できる。
本発明にあっては、サムネイル配置画は、記憶媒体ごとに区分けしてサムネイルを配置するので、記憶媒体ごとの区分けを参照して、どの記憶媒体に、どのような内容の画像が記憶されているかを容易に判別できる。
本発明にあっては、装着部に受け入れられた記憶媒体に対してサムネイル配置画を作成するので、実際にセットされている記憶媒体に記憶してある画像の中身を確認できる。
本発明にあっては、装着部が記憶媒体を受け入れていない場合、その記憶媒体用の区域を他の記憶媒体に係るサムネイルの配置用に振り当てるので、サムネイル配置画が有する全領域を有効に活用して多数のサムネイルを配置できる。
本発明にあっては、装着部が受け入れた記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを内蔵記憶媒体に複写するので、スピーディーにサムネイル配置画を表示できる。
本発明にあっては、スクロール命令を受け付けた場合、サムネイル配置画の出力範囲を移動するので、全記憶媒体のサムネイルを含むサムネイル表示を随時スクロールでき、多数のサムネイルを効率的に表示できる。
本発明にあっては、スクロールにより選択されたサムネイルが出力範囲の端に位置する場合、選択されたサムネイルを出力範囲中の端に残してスクロールを行うことにより、選択したサムネイルを常に表示した状態で、ユーザは他の所望のサムネイルも容易に探すことができる。
本発明にあっては、選択したサムネイルに係る動画を再生表示するため、サムネイルに係る動画を連続的に確認でき、整理編集作業の効率化を図れる。
本発明にあっては、サムネイル表示状態で選択されたサムネイルに係る動画を再生表示できるため、サムネイル表示の多様性を実現でき、整理編集作業の効率化に貢献できる。
図1は、本発明の実施形態に係る録画再生装置1(画像再生装置に相当)の主要な内部構成を示すブロック図である。本実施形態の録画再生装置1は、ハードディスク装置7を内蔵すると共に、DVDドライブ部8、BDドライブ部9、及びHD−DVDドライブ部10を設けており、DVD、BD、及びHD−DVDと云う3種類の光ディスク(記憶媒体、記憶メディア)を同時的に装着でき、ハードディスク装置7を含めて計4種類の記憶媒体に対応したものである。また、録画再生装置1は、アクセス可能な別々の記憶媒体に記憶された画像に応じたサムネイルを組み合わせて配置した全サムネイル表示を行えることが特徴である(図2参照)。以下、録画再生装置1の内部構成について説明する。
録画再生装置1は、チューナ部2、画像処理部3、メモリ4、制御部5、外部出力部6、ハードディスク装置7、DVDドライブ部8、BDドライブ部9、HD−DVDドライブ部10、操作部11、及びリモコン装置13の受光部12を内部バス1aで接続した構成にしている。上述した各部の中で制御部5が録画再生装置1の各種機能を実現するために、各部(2、3等)の作動に係る処理を制御している。以下、各部(2、3等)を説明する。
チューナ部2は、放送電波の受信を行うものである。また、画像処理部3は画像を再生表示するための処理を行い、特に、再生表示の対象が動画である場合、動画の再生に係る各種処理を制御部5の制御に基づき行う。メモリ4は、制御部5の処理に係るデータ及びファイルを一時的に記憶する部分と、制御部5が行う制御内容を規定したプログラムPを記憶する部分を有し、前者の部分には出力用の表示データ等が一時的に記憶される。
外部出力部6は、テレビジョン装置のような表示装置19が接続されるものであり、録画再生装置1が各種内容を出力する出力手段に相当している。よって、録画再生装置1が画像等を外部出力部6を通じて表示装置19へ出力すると、表示装置19の表示画面19aには出力内容が表示される。なお、表示装置19は、録画再生装置1の構成要素には含まれない。
ハードディスク装置7は、録画再生装置1内に取り付けられた内蔵記憶媒体に相当し、チューナ部2で放送された番組コンテンツに相当する動画タイトル(第1タイトル〜第nタイトル)、及び各動画タイトルの最初のフレームを表すサムネイルを記憶する。なお、ハードディスク装置7に記憶されるサムネイルには、サムネイルに応じた動画タイトルのハードディスク中の記憶場所(アドレス)を示す関連情報が付されているものとする。またハードディスク装置7は、制御部5の制御処理に基づき、他のドライブ部8〜10を通じてダビングされてきたコンテンツ、及び様々なデータ、ファイル等も記憶する。
DVDドライブ部8、BDドライブ部9、及びHD−DVDドライブ部10はそれぞれ、DVD、BD、及びHD−DVD(記憶メディア)を装着する装着部に相当し、装着された記憶メディアに記憶されている内容の読出及び書込処理を行う。なお、各記憶メディア(DVD、BD、及びHD−DVD)には複数の画像(動画タイトル)が予め記憶されていると共に、各タイトルの最初のフレームを表すサムネイルも記憶されているものとする。また、これらサムネイルには、各サムネイルに応じた動画タイトルが記憶されている記憶メディア中の場所(アドレス)を示す場所情報が関連付けられているものとする。
操作部11は、上下左右キー及び決定キー(図示せず)等の複数のキーボタンで構成されており、ユーザがボタン及びスイッチ等を操作することでユーザの操作命令を受け付けて、受け付けた操作命令を制御部5へ伝達する。なお、本実施形態の操作部11は、図2に示すような複数の記憶メディアのサムネイルを一度に表示する全サムネイル表示を行う操作命令、全サムネイル表示をスクロールさせるスクロール命令、全サムネイル表示中のいずれかのサムネイルの選択命令等の各種命令の受付が可能になっている。
受光部12は、リモコン装置13から発せられる命令信号を含む光を受光するものであり、受光した光に含まれる命令信号を制御部5へ伝達する。なお、録画再生装置1に付随するリモコン装置13は、操作部11と同等の操作命令をユーザから受け付けられるように上下左右キー及び決定キー等を有している。
次に、制御部5が行う録画再生装置1の各種機能に対する制御処理の中で、本発明の特徴となる図2に示す全サムネイル表示を行うための制御処理に関する内容を説明する。
先ず、制御部5は、各ドライブ部8〜10に記憶メディア(DVD、BD、HD−DVD)が装着されたか否かを検出しており、装着を検出した場合、装着された記憶メディアに記憶されたサムネイルをハードディスク装置7へ複写する制御を行う。
また、制御部5は、ハードディスク装置7が、複写されたサムネイルと予め記憶していた自身に記憶されていたタイトルのサムネイルをサムネイルデータ14として記憶するように制御を行う。このような状態で、操作部11又はリモコン装置13が、図2に示すような全サムネイル表示を行う操作命令を受け付けた場合、ハードディスク装置7に記憶されたサムネイルデータ14に基づいて表示装置19で表示させるためのサムネイルレイアウトデータ20(サムネイル配置画に相当)をメモリ4で作成する処理を、制御部5は行う。
図3は、サムネイルレイアウトデータ20の表示装置19での表示形態に応じた構成を示している。サムネイルレイアウトデータ20は、表示装置19の表示画面19aでの表示形態(図2に示す全サムネイル表示)における縦方向に沿って区切った計4個の帯状部分20c〜20fを有しており、また、各帯状部分20c〜20fは、上段に記憶メディアの種類を示す識別欄20aと、識別欄20aの下方にサムネイル配置用の配置欄20bを有している。
なお、サムネイルレイアウトデータ20に計4個の帯状部分20c〜20fを設けているのは、録画再生装置1が最大で計4個の記憶メディアを有する状態になるためであり、サムネイルレイアウトデータ20の全領域を記憶メディアごとの帯状部分20c〜20fとして区分けする。また、制御部5は、デフォルト(基本状態)として左から1番目の帯状部分20cはハードディスク装置7用に割り当てており、以下、左から2番目の帯状部分20dをDVD用、左から3番目の帯状部分20eをBD用、左から4番目の帯状部分20fをHD−DVD用に割り当てている。なお、このような割当は、あくまで基本的なものであり、制御部5は各記憶メディアの装着状況に応じて割当を変更する制御を行う。
図4は、各ドライブ部8〜10の全てに記憶メディア(DVD、BD、HD−DVD)が装着されていて、ハードディスク装置7及び各記憶メディアに動画タイトルが記憶されている場合に作成されたサムネイルレイアウトデータ20の例を示している。制御部5は、帯状部分20cの識別欄20aに「HDD」と記載し、以下、帯状部分20dの識別欄20aに「DVD」、帯状部分20eの識別欄20aに「BD」、帯状部分20fの識別欄20fに「HD−DVD」とそれぞれ記載している。
また、図4に示す場合は、ハードディスク装置7が計12個の動画タイトルを記憶し、DVDは計4個の動画タイトルを記憶し、BDは計8個の動画タイトルを記憶し、HD−DVDは計6個の動画タイトルを記憶しているものとする。そのため、制御部5は、ハードディスク装置7に記憶された12個の動画タイトルに応じたサムネイル(HDD1〜HDD12)を帯状部分20cの配置欄20bに上から順に配置し、DVDに記憶された4個の動画タイトルに応じたサムネイル(DVD1〜DVD4)を上から順に繰り返し配置し、BDに記憶された8個の動画タイトルに応じたサムネイル(BD1〜BD8)を上から順に繰り返し配置し、HD−DVDに記憶された6個の動画タイトルに応じたサムネイル(HD−DVD1〜HD−DVD6)を上から順に繰り返し配置している。
図4に示す場合で、DVD、BD、HD−DVDについては、記憶されている動画タイトル数がハードディスク装置7に比べて少ないため、制御部5はDVD、BD、HD−DVDのサムネイル繰り返し配置を行って、空いた箇所が生じないようしている。そのため、制御部5は、4種類の記憶メディアの中で最大の動画タイトル数に応じて配置欄20bの行数を定めており、図4に示す場合では、ハードディスク装置7が最大数(12個)の動画メディアを記憶するため、1行目L1〜12行目L12までの行を形成したサムネイルレイアウトデータ20を作成している。
また、図5は、各ドライブ部8〜10の中でDVDドライブ部8にDVDが装着されておらず、残りのドライブ部8、10には記憶メディア(BD、HD−DVD)が装着されており、ハードディスク装置7及び2枚の記憶メディア(BD、HD−DVD)に動画のタイトルが記憶されている場合に作成されたサムネイルレイアウトデータ20の例を示す。このように、記憶メディアが装着されていないドライブ部8がある場合、装着されていない記憶メディア用の区域(帯状部分)を、アクセス可能な記憶メディアの中で最大数の動画タイトルを有する記憶メディア用に振り当てる制御を制御部5は行う。
図5に示す場合は、ハードディスク装置7、BD、及びHD−DVDのそれぞれは図4に示す場合と同数の動画タイトルを記憶しており、そのため、制御部5は、ハードディスク装置7に2個の帯状部分20c、20dを割り当てている。なお、仮にHD−DVDが最大数の動画タイトルを記憶しているときは、隣合う帯状部分を割り当てるため、BDを左から2番目の帯状部分20dに移動させて、左から3番目及び4番目の帯状部分20e、20fをHD−DVD用に割り当てることになる。
図5に示すサムネイルレイアウトデータ20は、その他の点では、基本的に図4に示す配置と同等であり、制御部5は帯状部分20c、20dの識別欄20aに「HDD」と記載すると共に、帯状部分20eの識別欄20aに「BD」、帯状部分20fの識別欄20fに「HD−DVD」と記載している。また、帯状部分20c、20dによりハードディスク装置7に割り当てられた区域は2列になるため、1行目L1にHDD1、HDD2、2行目L2にHDD3、HDD4と云うようにサムネイルを配置している。そのため、ハードディスク装置7では6行目L6内にサムネイル(HDD1〜HDD12)が収まるが、BDの動画タイトル数が計8個であるため、8行目L8までのサムネイルレイアウトデータ20を制御部5は作成している。
さらに、図6は、各ドライブ部8〜10の中でHD−DVDドライブ部10のみに記憶メディア(HD−DVD)が装着されて、他のドライブ部8、9には記憶メディア(DVD、BD)が装着されておらず、ハードディスク装置7及びHD−DVDに動画タイトルが記憶されている場合に作成されたサムネイルレイアウトデータ20の例を示す。このような場合も、DVD及びBD用の区域(帯状部分20d、20e)を、アクセス可能な他の記憶メディアに割り当てる制御を制御部5は行う。
このように2個のドライブ部に記憶メディアが装着されていない場合、制御部5は、全領域を均等に割り当てるときと、3列の区域を一方の記憶メディアに割り当てると共に1列の区域を他方の記憶メディアに割り当てるときを判断して区分け制御を行う。具体的に制御部5は、多い動画タイトルを記憶する一方の記憶メディアの動画タイトル数が、他方の記憶メディアの動画タイトル数の2倍以上のときは後者(3列:1列)の割当を行い、多い動画タイトルを記憶する一方の記憶メディアの動画タイトル数が、他方の記憶メディアの動画タイトル数の2倍未満のときは前者(2列:2列)の割当を行う。
図6の場合では、ハードディスク装置7が記憶する動画タイトル数は12個であり、HD−DVDが記憶する動画タイトル数は6個であるため、ハードディスク装置7に計3列の帯状部分20c〜20eを割り当てて、HD−DVDには1列の帯状部分20fを割り当てている。
なお、図6に示すサムネイルレイアウトデータ20は、その他の点では、基本的に図4に示す配置と同等であり、制御部5は帯状部分20c〜20eの識別欄20aに「HDD」と記載すると共に、帯状部分20fの識別欄20aに「HD−DVD」と記載している。また、HD−DVDは6個の動画タイトル数を有するため、図6のサムネイルレイアウトデータ20は、1行目L1〜6行目L6までの計6行を有した配置欄20bを設けている。
さらにまた、図7は、各ドライブ部8〜10の中でBDドライブ部9のみに記憶メディア(BD)が装着されて、他のドライブ部8、10には記憶メディア(DVD、HD−DVD)が装着されておらず、ハードディスク装置7及びBDに動画タイトルが記憶されている場合に作成されたサムネイルレイアウトデータ20の例を示す。この場合、ハードディスク装置7が記憶する動画タイトル数はBDが記憶する動画タイトル数の2倍未満になるため、ハードディスク装置7とBDには2列の区域がそれぞれ割り当てられている。
よって、制御部5は、帯状部分20c、20dの識別欄20aに「HDD」と記載し、帯状部分20e、20fの識別欄20aに「BD」と記載している。また、ハードディスク装置は12個の動画タイトル数を有するため、図7のサムネイルレイアウトデータ20は1行目L1〜6行目L6までの計6行を有した配置欄20bを設けている。
また、図8は、各ドライブ部8〜10の全てに記憶メディア(BD、DVD、HD−DVD)が装着されておらず、ハードディスク装置7に動画タイトルが記憶されている場合に作成されたサムネイルレイアウトデータ20の例を示す。この場合、全区域がハードディスク装置7に割り当てられることになり、制御部5は、帯状部分20c〜20fの識別欄20aに「HDD」と記載し、帯状部分20c〜20fの配置欄20bの1行目L1にHDD1〜HDD4を配置し、2行目L2にHDD5〜HDD8を配置し、3行目L3にHDD9〜HDD12を配置している。
また、制御部5は、上述したように作成したサムネイルレイアウトデータ20の中で、識別欄20a及び配置欄20bの3行分(スクロール枠21で示す範囲)を一度に表示装置19の表示画面19aで表示する内容として外部出力部6から出力する制御を行う。よって作成したサムネイルレイアウトデータ20が、図8に示すように配置欄20bが3行以内であれば、全内容を一度に表示装置19で表示できることになる。
一方、サムネイルレイアウトデータ20の配置欄20bが3行を越える場合(図4〜図7に示す場合)、全内容を一度に表示装置19で表示できないため、制御部5は表示内容をスクロール可能なことを示す縦方向の矢印(図示せず)を付して表示装置19へ出力すると共に、操作部11、リモコン装置13の上下キーでスクロール命令を受け付けるようにする。
例えば、図4のサムネイルレイアウトデータ20で、1行目L1〜3行目L3までを表示装置19で表示していた場合、下方向にスクロールするスクロール命令を録画再生装置1が受けると、制御部5はスクロール枠21(配置欄20bに対する出力範囲に相当)の位置を1行ずつ下降させる制御処理を行う。具体的には、スクロール命令を受けると、先ず、2行目L2〜4行目L4を囲うようにスクロール枠21を下方に1行移動させる。これにより識別欄20a及びスクロール枠21で囲まれた2行目L2〜4行目L4までが外部出力部6から出力され、表示装置19には、2行目L2〜4行目L4に配置されたサムネイルが表示される。
以降、スクロール命令が継続されている間、所定の時間間隔でスクロール枠21を移動させる制御を制御部5は行い、これにより全サムネイル表示でのスクロールを実現している。なお、スクロールに関する処理は図4のサムネイルレイアウトデータ20に基づいて説明したが、図5〜図7に示すサムネイルレイアウトデータ20に対しても同様の処理内容を制御部5は行う。
また、図4〜図8に示すようなサムネイルレイアウトデータ20を出力して表示装置19に全サムネイル表示を行っている場合、録画再生装置1は表示されているサムネイルを操作部11、リモコン装置13の上下左右キー及び決定キーによりユーザからの選択を受け付けるようにしている。
サムネイルの選択を受け付けた場合、制御部5は、選択を受け付けたサムネイルに関連付けられた場所情報を参照し、その参照した場所情報に記憶されている動画タイトルの再生処理を画像処理部3に行わせる制御を行うと共に、再生した動画内容を、選択を受け付けたサムネイルの場所に配置して、サムネイルレイアウトデータ20と共に外部出力部6から出力する制御を行う。制御部5がこのような制御を行うことで、ユーザが表示装置19に表示された各サムネイルを選択すると、選択されたサムネイルの動画再生が表示されることになり、サムネイルのような一場面だけでなく、動画タイトルの中身を連続的に確認できるようになり、整理編集作業で各動画タイトルの中身を詳細に確認したい場合に役立つ機能になる。なお、サムネイルの選択は複数可能であり、複数選択された場合は、画像処理部3は時分割処理を行って複数の動画タイトルの再生を行う。
さらに、録画再生装置1は、サムネイルが選択された状態でスクロール命令を受け付けた場合、選択されたサムネイルが表示範囲の端に位置すれば、その選択されたサムネイルを出力範囲の端に残したまま、他のサムネイルをスクロールする処理を行う。
具体的には、図4に示すサムネイルレイアウトデータ20において、スクロール枠21で囲まれた1行目L1〜3行目L3が外部出力部6から出力されている場合で、スクロール方向と逆側で配置欄20bの出力範囲の端となる1行目L1に位置するサムネイルHDD1がユーザにより選択されたとする。この場合、制御部5は、図9に示すように、左上角部31aを欠いたスクロール対象を規定するスクロール枠31を形成し、以降、ユーザからスクロール命令を受け付けた場合、スクロール枠31を移動させる制御を行う。また、制御部5は、スクロール枠31で囲まれた範囲内と選択されたサムネイルHDD1を配置欄20b用のサムネイルとして外部出力部6から出力する制御を行う。
その結果、例えば、サムネイルHDD1が選択されて下方にスクロールする命令をユーザから受け付けると、表示装置19の表示画面19aに表示されるサムネイルレイアウトデータ20の表示出力内容は、図10(a)(b)に示すように遷移する。即ち、一旦サムネイルHDD1がユーザに選択されると、サムネイルHDD1はスクロール対象から外れて帯状部分20cの識別欄を除いた1行目191に残り、帯状部分20cの2行目191及び3行面193でハードディスク装置7に記憶されるサムネイルHDD3以降がスクロールされることになる。なお、他の帯状部分20d〜20fでは通常と同様にスクロールが行われる。
また、選択できるサムネイルの個数は1個に限定されるものではなく、複数の選択が可能であり、録画再生装置1が2個以上の選択をユーザから受け付けた場合も、上記と同様に選択を受け付けたサムネイルが1行面191まで移動すると、以降、スクロール命令が継続しても1行目191に残る。
例えば、表示画面19aで図10(a)の内容が表示されていた場合で、帯状部分20e(BD)の2行目192のサムネイルBD3がユーザから選択を受け付けた場合、スクロール命令により図10(b)に示すようにサムネイルBD3が1行面191に移動すると、制御部5は、図11に示すようなスクロール枠41を形成する。スクロール枠41は、左上角部41aに加えて帯状部分20eに相当する箇所の1行目191に相当する出力範囲の端部分41bを切り欠いた形状になっている。
このようなスクロール枠41を形成すると、制御部5は切り欠いた端部分41bには、サムネイルBD3を配置するように制御して、外部出力部6からスクロール枠41で囲まれた範囲、及びサムネイルHDD1及びサムネイルBD3を出力する。このような制御部5の制御処理により、サムネイルBD3の選択後もスクロール命令が継続すると、図10(c)に示すように、帯状部分20eでも1行面191にBD3が残ったまま、2行面192及び3行目193でスクロールが行われる。
よって、本発明では、表示中のいずれかのサムネイルが選択された状態でスクロール命令を受け付けると、スクロールの進行方向と逆側の端となる行に選択されたサムネイルがスクロールの進行に伴い残ることになるので、スクロールを継続しても選択したサムネイルを常時確認でき、多数のサムネイルが存在する場合でもサムネイルの選択作業が容易になる。
なお、同一の帯状部分で複数のサムネイルが選択された場合、スクロール方向の端となる行から順に選択されたサムネイルが残ることになり、例えば、図10(c)に示す状態で帯状部分20cのサムネイルHDD1、HDD5が選択を受け付けた場合で下方へのスクロール命令が継続する場合、帯状部分20cでは1行面191、2行目192にサムネイルHDD1、HDD5が残り、3行目193のみでスクロールが行われることになる。また、上方へ進むスクロール命令の場合は、上述した場合と逆になり、上方へ進むスクロールの進行方向と逆側になる端(下行193)に選択されたサムネイルが残るように制御部5は制御を行う。
図12に示す第1フローチャートは、上述した録画再生装置1のサムネイル表示に係る処理内容の手順を整理したものである。以下、この第1フローチャートに従って、サムネイル表示の処理手順を説明する。
まず、録画再生装置1(制御部5)は、各ドライブ部8〜10に記憶メディアが装着されたか否かを検出する(S1)。
録画再生装置1は、各ドライブ部8〜10に記憶メディアが装着されたことを検出した場合(S1:YES)、記憶メディアに記憶されたサムネイル(サムネイルデータ)をハードディスク装置7へ複写する(S2)。また、記憶メディアの装着を検出しなかった場合(S1:NO)、特にサムネイルの複写は行わない。次ぎに、録画再生装置1は、ユーザから全サムネイル表示の命令を受け付けたか否かを判断し(S3)、命令を受け付けない間は(S3:NO)、命令待ちの状態になる。
また、命令を受け付けた場合(S3:YES)、録画再生装置1は図4〜図7等に示すサムネイルレイアウトデータ20を作成し(S4)、作成したサムネイルレイアウトデータ20の一部又は全部を出力し(S5)、図2に示すような全サムネイル表示を表示装置19の表示画面19aで行う。
図13に示す第2フローチャートは、図12の第1フローチャート中のサムネイルレイアウトデータ20の作成処理段階(S4)の詳細な処理内容を表したものである。即ち、この処理段階(S4)において、録画再生装置1は装着した記憶メディア数を判断し(S10)、記憶メディア数が3枚の場合(S10:3枚)、図4に示すような各記憶メディアに応じた帯状部分20c〜20fに係る列数の割合を1:1:1:1にしたサムネイルレイアウトデータ20を作成する(S11)。
また、装着した記憶メディア数が2枚の場合(S10:2枚)、図5に示すような各記憶メディアに応じた帯状部分20c〜20fに係る列数の割合を2:1:1にしたサムネイルレイアウトデータ20を作成する(S12)。さらに、装着した記憶メディア数が1枚の場合(S10:1枚)、録画再生装置1は、一方の記憶メディアの記憶タイトル数が他方の記憶メディアの記憶タイトル数の2倍以上であるか否かを判断する(S13)。
一方の記憶メディアの記憶タイトル数が他方の記憶メディアの記憶タイトル数の2倍以上である場合(S13:YES)、図6に示すような各記憶メディアに応じた帯状部分20c〜20fに係る列数の割合を3:1にしたサムネイルレイアウトデータ20を作成する(S14)。また、一方の記憶メディアの記憶タイトル数が他方の記憶メディアの記憶タイトル数の2倍以上でない場合(S13:NO)、図7に示すような各記憶メディアに応じた帯状部分20c〜20fに係る列数の割合を1(2列):1(2列)にしたサムネイルレイアウトデータ20を作成する(S15)。なお、記憶メディアの装着がなければ、録画再生装置1は、図8に示す一つの記憶メディアのサムネイルのみを配置したサムネイルレイアウトデータ20を作成することになる。
図14に示す第3フローチャートは、上述した録画再生装置1においてサムネイル選択及びスクロール表示に係る処理内容の手順を整理したものである。以下、サムネイル選択及びスクロール表示に係る処理内容を第3フローチャートに基づき説明する。
先ず、録画再生装置1(制御部5)は、表示装置19に表示した各サムネイルの中からユーザによりサムネイル選択を受け付けたか否かを判断する(S20)。サムネイル選択を受け付けた場合(S20:YES)、次に録画再生装置1は、選択されたサムネイルが表示装置19の表示画面19aで表示されるサムネイル配置範囲(出力範囲)の端に位置するか否かを判断する(S21)。
端に位置すると判断した場合(S21:YES)、録画再生装置1は、図9及び図11に示すように、選択されたサムネイルが位置する箇所を切り欠いたスクロール枠31、41を変形する(S22)。なお、サムネイル選択を受け付けていない場合(S20:NO)、及び選択されたサムネイルが端に位置しない場合(S21:NO)はいずれも特に処理を行うことなく、先の処理段階(S23)へ進む。
この状態で録画再生装置1は、ユーザからスクロール命令を受け付けたか否かを判断し(S23)、スクロール命令を受け付けていない間は(S23:NO)、スクロール命令の受付待ちとなり、スクロール命令を受け付けた場合(S23:YES)、スクロール枠をスクロール命令に係る方向に従って移動し(S24)、スクロール枠で囲まれた範囲を含むサムネイルレイアウトデータ20を表示装置19へ出力して、全サムネイル表示を行う。それから、録画再生装置1は、ユーザからのスクロール命令が継続しているか否かを判断し(S25)、スクロール命令が継続すると判断した場合(S25:YES)、最初のサムネイル選択の判断段階(S20)へ戻る。また、スクロール命令が継続していないと判断した場合(S25:NO)、録画再生装置1は処理を終了する。
なお、本実施形態1に係る録画再生装置1は、上述した形態に限定されるものではなく種々の変形例が存在する。まず、ハード的には、図1に示す構成に限定されるものではなく、各ドライブ部8〜10の個数は適宜増減可能であり、また、各ドライブ部8〜10は同じ種類の記憶メディアに対応したものを複数揃えてもよい。さらに、記憶メディアの装着部としては、半導体メモリ、装着式のハードディスクドライブ装置(例えば、iVDR規格に応じたハードディスクドライブ装置)を装着できるものを備えるようにしてもよく、これらの記憶メディアに記憶された画像に応じたサムネイルも同様に処理することが可能である。さらにまた、内蔵式のハードディスク装置7を複数設けた構成にすることも可能である。
また、サムネイル表示に係る処理の変形例としては、例えば、各記憶メディアにサムネイルが予め記憶されていない場合は、録画再生装置1の制御部5は、装着された記憶メディアに記憶された画像(動画、静止画)に応じたサムネイルを先ず作成してから、その作成したサムネイルをハードディスク装置7へ複写する処理を行う。また、本発明の録画再生装置1で対象となるサムネイルは、動画タイトルの最初のフレームに応じたものだけでなく、動画タイトルの各チャプタを示すサムネイルも対象にできる。
さらに、録画再生装置1の仕様を簡略化する場合は、選択されたサムネイルの動画再生を行う処理を省略することが可能である。また、動画再生機能は残したまま、スクロールの際に選択されたサムネイルを出力範囲の端に残す機能を省略してもよい。さらにまた、本発明の録画再生装置1は、静止画に応じたサムネイルも上述した処理を行うことで全サムネイル表示を行うことができ、サムネイルの選択及びスクロール表示についても、動画再生に係る処理を除いて上述した内容と同様の処理を行うことが可能である。
また、全サムネイル表示を行う場合、各記憶メディアに応じた帯状部分を縦方向の列として配置する以外に、出力先の表示装置19の解像度、画面サイズ、又はユーザの嗜好に応じて帯状部分を横方向の列として並べるようにしてもよい。また、記憶メディアごとの区分けは列状に分ける以外に、配置欄20bの領域をブロック的に分けるような形態も適用可能である。
本発明の実施形態に係る録画再生装置の構成を示すブロック図である。 全サムネイル表示の一例を示す概略図である。 サムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 全ての記憶メディアに応じたサムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 2枚の記憶メディアが装着された場合のサムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 1枚の記憶メディアが装着され、且つハードディスク装置の記憶メディア数がHD−DVDの記憶タイトル数の2倍以上である場合のサムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 1枚の記憶メディアが装着され、且つハードディスク装置の記憶メディア数がブルーレイディスクの記憶タイトル数の2倍未満である場合のサムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 記憶メディアが装着されていない場合でハードディスク装置のみのサムネイルを配置したサムネイルレイアウトデータの構成を示す概略図である。 サムネイルが選択された場合に1箇所を切り欠いたスクロール枠と、サムネイルレイアウトデータとを示す概略図である。 (a)〜(c)は、サムネイルが選択された場合の全サムネイル表示の表示内容の遷移を示す概略図である。 2個のサムネイルが選択された場合の2箇所を切り欠いたスクロール枠を示す概略図である。 サムネイル表示に係る処理手順を示す第1フローチャートである。 サムネイルレイアウトデータの作成に係る処理手順を示す第2フローチャートである。 サムネイルの選択及び全サムネイル表示のスクロール命令に対する処理手順を示す第3フローチャートである。
符号の説明
1 録画再生装置
5 制御部
6 外部出力部
7 ハードディスク装置
8 DVDドライブ部
9 BDドライブ部
10 HD−DVDドライブ部
11 操作部
13 リモコン装置
14 サムネイルデータ
19 表示装置
20 サムネイルレイアウトデータ

Claims (6)

  1. 複数の記憶媒体のそれぞれに記憶してある画像の再生が可能な画像再生装置において、
    別々の記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを組み合わせて配置したサムネイル配置画を作成する配置画作成手段と、
    作成したサムネイル配置画を出力する出力手段と
    前記出力手段が出力する範囲が、前記配置画作成手段が作成したサムネイル配置画の一部である場合、サムネイル配置画のスクロール命令を受け付けることが可能な命令受付手段と、
    該命令受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、サムネイル配置画の他部を含む範囲を前記出力手段が出力するように出力範囲を移動する手段と、
    前記出力手段が出力したサムネイル配置画に含まれるサムネイルの選択を受け付ける手段と、
    スクロール命令の受付に応じた出力範囲の移動により、選択を受け付けたサムネイルが出力範囲中の端に位置する場合、選択を受け付けたサムネイルを出力範囲中の端に残して出力範囲の移動を行う手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記配置画作成手段は、サムネイル配置画の全領域を記憶媒体ごとに区分けしてサムネイルを配置する請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 記憶媒体を装着する装着部を備え、
    前記配置画作成手段は、前記装着部が装着した記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを含むサムネイル配置画を作成する請求項1又は請求項2に記載の画像再生装置。
  4. 記憶媒体を装着する装着部を備え、
    該装着部が記憶媒体を装着していない場合、前記配置画作成手段は、該装着部が装着する記憶媒体用の区域を他の記憶媒体用に振り当てて区分けしたサムネイル配置画を作成する請求項2に記載の画像再生装置。
  5. 複数の記憶媒体の中の少なくとも一つは装置内に取り付けてある内蔵記憶媒体であり、
    前記装着部が装着した記憶媒体に記憶してある画像に応じたサムネイルを前記内蔵記憶媒体に複写する手段を備え、
    前記配置画作成手段は、前記内蔵記憶媒体に記憶してあるサムネイルに基づいてサムネイル配置画を作成する請求項3又は請求項4に記載の画像再生装置。
  6. 複数の記憶媒体のそれぞれに記憶してある画像の中に動画が含まれており、
    前記サムネイル配置画に含まれる動画に応じたサムネイルは、該サムネイルに係る動画の記憶場所を示す場所情報が関連付けてあり、
    動画に応じたサムネイルの選択を受け付けた場合、該サムネイルに関連付けてある場所情報に基づいて動画の再生を行う動画再生手段を備え、
    前記出力手段は、前記動画再生手段が再生する動画をサムネイル配置画中の選択されたサムネイルの箇所に配置して出力する請求項1から5までのいずれか1つに記載の画像再生装置。
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