JP4342028B2 - 蓋体組付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食用具及び蓋体付き容器を組み付ける蓋体組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
果汁飲料、乳酸菌飲料等の飲食物は、例えばコップ状の容器に収容され、このコップ状容器の開口部には蓋体が装着され、蓋体は蓋体装着装置によって自動的に装着される。このような蓋体装着装置は、所定方向に回転駆動されるターレット手段を備え、このターレット手段の周囲には、複数個の容器受部及び蓋体受部が設けられている。
【0003】
このような蓋体装着装置では、蓋体は、ターレット手段の蓋体受部に受け入れられ、容器は、ターレット手段の容器受部に受け入れられる。容器及び蓋体が蓋体装着域まで移送されると、ターレット手段に設けられた蓋体装着手段が蓋体を保持して容器の開口部に被せ、このようにして容器に蓋体が装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このような蓋体装着装置によって容器に蓋体を装着する前に、飲食物が収容された容器に、ストロー、スプーンなどの飲食用具を貼付しており、このような飲食用具の貼付は、蓋体装着装置とは全く別の組付ラインを構成する飲食用具貼付装置によって行われている。それ故に、飲食用具を貼付した後蓋体を装着するには、飲食用具を貼付した容器を、飲食用具貼付装置を含む組付ラインから蓋体装着装置を含む別の組付ラインに搬送しなければならず、その作業が繁雑であるとともに、蓋体付き容器の製造効率が悪いという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、飲食用具及び蓋体付き容器を組み付けることができる簡単な構成の蓋体組付装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上端部に半径方向外方に突出する係止フランジを有する容器に、上面の外周部に設けられた湾曲突部を有する弾性変形可能な蓋体を着脱自在に組み付ける蓋体組付装置であって、
飲食物が収容された容器を飲食用具貼付域を通して搬送し、この飲食用具貼付域を通して搬送される間に飲食用具を容器に貼付する飲食用具貼付装置と、前記飲食用具貼付装置にて前記飲食用具が貼付された容器を蓋体装着域を通して搬送し、前記蓋体装着域を通して搬送される間に容器に蓋体を着脱自在に装着する蓋体装着装置と、前記飲食用具貼付装置に容器に貼付すべき飲食用具を送給する飲食用具送給装置と、前記蓋体装着装置に容器に装着すべき蓋体を送給する蓋体送給装置と、を具備し、
前記蓋体装着装置は、周方向に間隔を置いて複数個の容器受部及び蓋体受部が設けられたターレット手段と、各蓋体受部に対応して前記ターレット手段に設けられた蓋体装着手段と、を備え、前記ターレット手段は、環状容器受けプレートと、前記環状容器受けプレートの上方に設けられた環状蓋体受けプレートと、を備え、前記環状容器受けプレートの外周部には前記複数個の容器受部が設けられ、前記環状蓋体受けプレートの外周部には前記環状容器受けプレートの前記複数個の容器受部に対応して前記複数個の蓋体受部が設けられ、また、前記蓋体装着手段は、上下方向に移動自在に支持された昇降部材を備え、前記昇降部材には吸着部材が設けられており、
前記飲食用具貼付装置からの容器は前記蓋体装着装置の前記環状容器受けプレートの前記容器受部に受け入れられ、また前記蓋体送給装置からの蓋体は、その前記湾曲突部が弾性変形することによって前記環状蓋体受けプレートの前記蓋体受部に離脱自在に受け入れられ、前記容器受部に受け入れられた容器及び前記蓋体受部に受け入れられた蓋体が前記蓋体装着域の上流側部を通して搬送される間に、前記昇降部材が下降してその前記吸着部材が前記蓋体受部に保持された蓋体の上面に作用してこれを吸引保持し、前記昇降部材が更に下降すると、その前記吸着部材が蓋体の上面に作用して前記蓋体受部から蓋体を外し、蓋体が前記容器受部に保持された容器の前記係止フランジに着脱自在に装着されることを特徴とする蓋体組付装置である。
【0007】
本発明に従えば、飲食物が収容された容器は、飲食用具貼付装置及び蓋体装着装置の順に順次送給される。飲食用具貼付装置は、容器を飲食用具貼付域を通して搬送し、この搬送中に飲食用具が容器の所定部位に貼付される。蓋体装着装置は、複数個の容器受部及び蓋体受部が設けられたターレット手段と、各蓋体受部に対応して設けられた蓋体装着手段とを備えており、飲食用具送給装置からの容器は蓋体装着装置のターレット手段の容器受部に受け入れられ、また蓋体送給装置からの蓋体はターレット手段の蓋体受部に受け入れられる。容器受部の容器及び蓋体受部の蓋体が蓋体装着域を通して搬送される間に、蓋体装着手段の作用によって蓋体が容器に装着され、かくして容器が飲食用具貼付域及び蓋体装着域を通して連続的に移送される間に、この容器に飲食用具及び蓋体が所要の通りに組み付けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う蓋体組付装置の実施形態について説明する。
【0009】
まず、図1を参照して、本発明に従う蓋体組付装置の一実施形態について説明する。図1を参照して、図示の蓋体組付装置は、飲食物が収容された容器2を特定角度位置に位置決めする角度位置決め搬送装置4と、容器2に飲食用具6(図2参照)を貼付する飲食用具貼付装置8と、飲食用具6が取り付けられた容器2に蓋体10を装着する蓋体装着装置12と、を備えている。角度位置決め搬送装置4の上流側には容器送給装置14が設けられ、容器送給装置14によって送給された容器2が角度位置決め搬送装置4に送給される。また、飲食用具貼付装置8に関連して飲食用具送給装置16が設けられ、蓋体装着装置12に関連して蓋体送給装置18が設けられている。
【0010】
ここで、図2を参照して、この蓋体組付装置によって組み付けられる容器2について説明する。この容器2はコップ状であり、例えば紙、合成樹脂等から形成される。この容器2の上端部には、半径方向外方に突出する環状係止フランジ22が一体的に設けられている。この容器2の上面開口には、必要に応じて密封シールが貼付される。この容器2には、飲食物としての例えば果汁飲料、乳酸菌飲料、牛乳、ヨーグルト等が収容される。
【0011】
この容器2には、飲食用具6及び蓋体10が組み付けられる。飲食用具6は、収容される飲食物が果汁飲料、乳酸菌飲料等のときにはストロー24が用いられ、飲食物によってはスプーン、フォーク等が用いられる。飲食用具6は、フィルム状シート26等に密封される。この飲食用具6は、フィルム状シート26を例えば接着剤によって容器2の周側面の所定部位に貼付される。
【0012】
蓋体10は例えば透明な合成樹脂から形成され、その開口部の内周面には、容器2の係止フランジ22に着脱自在に係合する係合凹部(図示せず)が形成されている。この蓋体10の肉厚は薄く、弾性変形可能である。この蓋体10の上面中央部には円形凹部26が設けられ、その外周部に湾曲突部28が設けられている。この蓋体10は、容器2の上方から押しつけることによって、容器2の上端部に離脱自在に装着される。
【0013】
次に、この蓋体組付装置の各装置について説明する。容器送給装置14は、螺旋搬送機構31を備え、容器供給源(図示せず)からの容器2を下流側に送給する。
【0014】
角度位置決め搬送装置4は、矢印40で示す方向に回転駆動される第1ターレット手段42を備え、この第1ターレット手段42と螺旋搬送機構31との間に第1補助ターレット手段44が配設されている。第1ターレット手段42には、複数個の第1容器受部46が設けられ、また第1補助ターレット手段44にも、周方向に間隔を置いて複数個の容器受部48が設けられている。螺旋搬送機構31によって搬送された容器2は、第1補助ターレット手段44の容器受部48に一個ずつ受け入れられた後第1ターレット手段42に送給される。第1ターレット手段42の各第1容器受部46には位置決め回転機構(図示せず)が設けられ、第1ターレット手段42によって搬送される間に、容器2が特定角度位置に位置決めされる。
【0015】
飲食用具貼付装置8は、矢印50で示す方向に回転駆動される第2ターレット手段52を備えている。第2ターレット手段52には、周方向に間隔を置いて複数個の第2容器受部56が設けられ、また各第2容器受部56に対応して用具受部(図示せず)が設けられている。角度位置決め搬送装置4からの容器2は、第2ターレット手段52の第2容器受部56に一個ずつ受け渡されて保持される。
【0016】
容器2の移動搬送経路には飲食用具貼付域Bが設けられ、飲食用具送給装置16はこの飲食用具貼付域Bの上流側に配設されている。飲食用具送給装置16は、多数の飲食用具6が帯状に巻かれた用具巻帯58から引き出す引出ローラ60と、引出ローラ60を回転駆動するためのサーボモータ62と、カッタ手段(図示せず)とを含み、用具巻帯58から引出された飲食用具6はカッタ手段によって分離された後に第2ターレット手段52の用具受部(図示せず)に受け入れられる。
【0017】
第2容器受部56の容器2及び用具受部の飲食用具6は、飲食用具貼付域Bを通して搬送される。飲食用具貼付域Bの上流側には、更に、接着剤付与装置66が配設され、接着剤付与装置66は飲食用具6を覆うフィルム状シート26(図2参照)に貼付用接着剤を付与する。そして、容器2及び飲食用具6が飲食用具貼付域Bを通して搬送される間に、用具受部に保持された飲食用具6が容器2の周側面の所定部位に押し付けられ、これによって図2(b)で示すように、容器2の周側面に飲食用具6が取り付けられる。
【0018】
容器2の移動搬送経路には印刷域Cが設けられ、この印刷域Cは上記飲食用具貼付域Bの下流側に位置している。印刷域Cには例えばインクジェット方式の印刷装置68が設けられ、印刷装置68は容器2の所定部位に、所望の印刷、例えば製造年月日、賞味期限等の印刷を施す。尚、印刷域Cの下流側には、印刷検査装置70が設けられ、印刷検査装置70は印刷装置68によって印刷されたか否かをチェックする。このように飲食用具6及び印刷が付与された容器2は、蓋体装着装置12に搬送される。
【0019】
蓋体装着装置12は、矢印72で示す方向に回転駆動される第3ターレット手段74を備え、この第3ターレット手段74と第2ターレット手段52との間に第2補助ターレット手段76が配設されている。第3ターレット手段74には、周方向に間隔を置いて複数個の第3容器受部78が設けられているとともに、各第3容器受部78に対応して蓋体受部(後述する)が設けられ、更に各蓋体受部に対応して蓋体10を装着する蓋体装着手段(後述する)が設けられている。また、第2補助ターレット手段76にも、周方向に間隔を置いて複数個の容器受部80が設けられている。第2ターレット手段52からの容器2は、第2補助ターレット手段76の容器受部80に一個ずつ受け入れられた後第3ターレット手段74に送給される。
【0020】
容器2の移動搬送経路には蓋体装着域Dが設けられ、蓋体送給装置18は、この蓋体装着域Dの上流側に配設されている。蓋体送給装置18は、蓋体供給源(図示せず)からの蓋体10を矢印で示す方向に第3ターレット手段74に向けて送給し、かく送給された蓋体10が第3ターレット手段74の蓋体受部に受け入れられる。
【0021】
第3容器受部78に保持された容器2及び蓋体受部に保持された蓋体10が蓋体装着域Dに移送されると、容器2に蓋体10が所要の通りに装着され、図2(C)に示す、飲食用具6及び蓋体10を備えた容器2が完成する。このようにして組み立てられた容器2は、容器排出装置82に排出され、容器排出装置82はこの容器2を矢印で示す方向にさらに下流側に送給する。
【0022】
この実施形態では、飲食用具貼付装置8及び蓋体装着装置12が連続的に容器2を送給する一つの製造ラインに含まれているので、飲食用具6及び蓋体10を備えた容器2を連続工程の中で組み付けることができる。また、実施形態のようにこの製造装置に印刷装置68を含めることもできる。
次に、図3〜図8を参照して、蓋体組付装置の蓋体装着装置12について説明する。
【0023】
図3を参照して、図示の蓋体装着装置12は、工場の床等に設置される装置本体102を備え、この装置本体102に、第3ターレット手段74が回転自在に支持されている。図示の装置本体102は本体プレート104を備えており、この本体プレート104の略中央部には支持スリーブ106が取り付けられている。また、本体プレート104には複数本、例えば4本の支持ロッド108(図3において1本示す)が取り付けられている。支持ロッド108の上端部には上プレート110が装着され、かかる上プレート110が支持ロッド108を介して本体プレート104に支持されている。
【0024】
支持スリーブ106には、一対の軸受112を介して回転軸114が回転自在に支持されている。回転軸114の一端部は支持スリーブ106を越えて本体プレート104の下側に突出し、この突出端部にキー部材116を介して歯車118が装着されている。この歯車118は、蓋体装着装置12の主駆動源に駆動連結されている。また、回転軸114の他端側は支持スリーブ106及び上プレート110を越えて上方に突出している。上プレート110の上面には支持部材120が取り付けられ、回転軸114の他端部はスリーブ軸受122を介して支持部材120に回転自在に支持されている。
【0025】
第3ターレット手段74は、回転軸114の軸線方向中間部に装着されている。第3ターレット手段74は、キー部材124を介して回転軸114に固定された回転スリーブ126と、回転スリーブ126の外周に取り付けられた本体テーブル128と、この本体テーブル128の下部外周に取り付けられた外側テーブル130とを備え、これらが回転軸114と一体的に回転する。外側テーブル130には、環状の載置プレート132と、この載置プレート132の上方に配設された一対の環状容器受けプレート134,136と、環状容器受けプレート134,136の上方に配設された環状蓋体受けプレート138とが装着されている。環状容器受けプレート134,136の外周部には、周方向に間隔を置いて複数個の略半円状の受け凹部(図示せず)が形成され、この形態では、載置プレート132及び一対の環状容器受けプレート134,136の受け凹部は、容器2が受け入れられる第3容器受部78を構成し、第3ターレット手段74に送給された容器2は、図3に示すように、その底部が載置プレート132の上面に載置され、その周側面が一対の環状容器受けプレート134,136の受け凹部に受け入れられる。
【0026】
環状蓋体受けプレート138の外周部には、周方向に間隔を置いて複数個の略半円状の受け凹部140(図4も参照)が形成されている。各受け凹部140は、環状容器受けプレート134,136の受け凹部(図示せず)に対応してその上方に位置し、蓋体10を受け入れる蓋体受部141を構成する。蓋体10は、その湾曲突部28が幾分弾性変形することによって受け凹部140内に離脱可能に保持される。
【0027】
第3ターレット手段74には、蓋体受けプレート138の各受け凹部140に対応してその上方に、蓋体装着手段142が設けられている。本体テーブル128の上面に上テーブル144が取り付けられ、蓋体装着手段142は、上テーブル144の外周部に装着された案内支持筒体146と、この案内支持筒体146内にスリーブ軸受148を介して上下方向に移動自在に支持された昇降部材150とを備えている。昇降部材150の先端部(下端部)には押圧部材152が装着され、この押圧部材152の外周部には、蓋体10の湾曲突部28の形状に対応した押圧部が形成されている。押圧部材152の中央部には円形開口部が形成され、この円形開口部内に吸着部材154が装着されている。吸着部材154は、例えばゴム等の弾性を有する漏斗状部材から構成される。
【0028】
昇降部材150の先端側には軸線方向に延びる通路155が形成され、この通路155の一端部が吸着部材154に連通され、その他端部が昇降部材150の周側面に開口している。また、本体テーブル128には、各蓋体装着手段142に対応して通路156が形成され、この通路156の一端部が本体テーブル128の下面に開口し、その他端部がその周側面に開口し、通路156の他端部がチューブ158を介して昇降部材150の通路155に連通している。更に、支持スリーブ106のフランジ部160の上面には通路形成部材162が装着されている。この通路形成部材162には、蓋体装着域Dの上流側部に対応して通路凹部(図示せず)が形成され、通路凹部に接続パイプ164が接続されている。更にまた、本体プレート104には、吸引源に接続されたパイプ部材166が取り付けられ、このパイプ部材166がチューブ168を介して接続パイプ164に連通されている。従って、蓋体装着手段142が蓋体装着域Dの上流側部を移動する間、吸引源からの吸引力は、チューブ158及び昇降部材150の通路155等を通して吸引部材154に作用する。
【0029】
案内支持筒体146の軸線方向中間部の周側面には、上記軸線方向に延びるスリット開口172が形成されている。また、昇降部材150には短軸174が固定され、短軸174の先端部はこのスリット開口172を通して外方に突出し、短軸174の突出端部に、コロ176が回転自在に装着されている。一方、上プレート110の内面には複数本のロッド部材180が装着され、これらロッド部材180の下面にリング状のカム部材182が装着され、このカム部材182のカム作用部184に、コロ176が接触している。カム作用部184は、蓋体装着域Dに対応してその上下方向の肉厚が次第に薄くなっており、従って蓋体装着域Dにおいては昇降部材150は下降した後上昇し、その他の領域では上昇状態に維持される。
【0030】
図3とともに図4を参照して、この第3ターレット手段74の周囲には、上述した蓋体装着域Dに加えて、蓋体受け入れ域E、容器受け入れ域F及び容器排出域Gが配設され、矢印72で示す第3ターレット手段74の回転方向に見て、蓋体受け入れ域E及び容器受け入れ域Fは上記蓋体装着域Dの上流側に配設され、容器排出域Gは上記蓋体装着域Dの下流側に配設されている。
【0031】
蓋体送給装置18は、蓋体受け入れ域Eに関連して設けられ、上流側に位置する送給ベルト部192と、下流側に位置する蓋挿入部194とから構成されている。図7をも参照して、送給ベルト部192は、一対のローラ196(図7において一方のみ示す)間に巻き掛けられた無端状ベルト198を備え、このベルト198の上ベルト部200が矢印で示す方向に移動する。無端状ベルト198の両側には、蓋体10の送給方向に延びる案内ガイド板202,204が設けられている。蓋体供給源(図示せず)から供給された蓋体10は、その湾曲突部28(図2参照)が上となるように無端状ベルト198の上ベルト部200に供給され、一対の案内ガイド板202,204に案内されながら矢印で示す下流側に送給される。
【0032】
蓋挿入部194は細長い案内板206を備え、この案内板206は送給ベルト部192の下流側から蓋体受け入れ域Eを越えて更に下流側に容器受け入れ域Fの上流側まで延びている。この案内板206の両側部には案内ガイド部材208,210が設けられ、案内ガイド部材208,210の内側案内面は、第3ターレット手段74の環状蓋体受けプレート138の外周に沿って弧状に湾曲して延びている。
【0033】
蓋挿入部194の案内板206の上流端部は無端状ベルト198の上ベルト部200の下流端に近接し、無端状ベルト198の上ベルト部200とほぼ同一平面になっている。この案内板206の上端部の幅方向(図4において上下方向)中央部には、略V字状の切欠き212(図4参照)が設けられている。このように構成することによって、無端状ベルト198から案内板206に移動する蓋体10は、その両側部から案内板206に導かれるようになり、蓋体10を確実に案内板206に導くことができる。
【0034】
送給ベルト部192の下流端部上方には空気噴射ノズル203が設けられている。この空気噴射ノズル203は圧縮空気供給源(図示せず)に接続され、圧縮空気供給源からの圧縮空気が空気噴射ノズル203から、送給ベルト部192から蓋挿入部194に移動する蓋体10の上面に吹き付けられる。
【0035】
この蓋体送給装置18には、図7に示すように、蓋体送給経路を通して送給される蓋体10の移動を一時的に停止するための移動阻止手段214が設けられている。移動阻止手段214は、空圧シリンダ218を備え、空圧シリンダ218が案内板206の下面に装着された取付ブラケット220に装着されている。空圧シリンダ218の出力部には移動阻止片222が装着され、この移動阻止片22の先端部が案内板206に形成された開口を通して上方に突出可能に構成されている。空圧シリンダ218が伸長すると、移動阻止片222の上端部が案内板206の上方に突出し、案内板206の上面に沿って移動する蓋体10に作用する。一方、空圧シリンダ218が収縮すると、移動阻止片222は案内板206の下方に後退し、この移動阻止片222が案内板206の上面の蓋体10に作用することはない。
【0036】
停止域Hの上流側には、一対の噴射ノズル224(図4参照)が設けられている。噴射ノズル224は案内板206の両側部上方に配置され、圧縮空気供給源(図示せず)に連通されている。圧縮空気供給源から圧縮空気が供給されると、供給された圧縮空気は一対の噴射ノズル224から送給方向下流側に向けて下方に噴射され、噴射された圧縮空気は停止域Hに位置する蓋体10の上面に吹き付けられ、かくして蓋体10の蓋体受け入れ域Eへの移動速度が速められる。
【0037】
この蓋体送給装置18は、図5及び図6に示すように、蓋体供給源(図示せず)から供給された蓋体10を連続的に蓋体受け入れ域Eに向けて送給し、送給ベルト部192においては無端状ベルト198によって、また蓋挿入部194においては送給ベルト部192から送給される蓋体10によって押し進められる。そして、このように連続的に送給される蓋体10が第3ターレット手段74の環状蓋体受けプレート138の受け凹部140に一つずつスムースに受け入れられるように、次の通りに構成されている。
【0038】
図4〜図6を参照して、環状蓋体受けプレート138の受け凹部140は、半円状の保持受部232と、保持受部232の開口側に設けられた導入案内部234とを有している。そして、導入案内部234の一方の側部234aは、受け凹部140の開口端から半径方向外方に向けて上記下流側に弧状に拡がって延び、その他方の側部234bは、受け凹部140の開口端から半径方向外方に直線状に延び、環状蓋体受けプレート138の、隣接する受け凹部140間の部位は、先端部が半径方向外方に向けて尖った形状となっている。このように構成することによって、環状蓋体受けプレート138の上記部位の先端部が、蓋体受け入れ域Eにおいて、連続的に送給される蓋体10間に挿入され、蓋体10は受け凹部140に所要の通りに受け入れられる。
【0039】
次に、主として図3〜図5を参照して、上述した蓋装着装置12の作用を概説する。蓋体供給源(図示せず)から供給された蓋体10は、送給ベルト部192及び蓋挿入部194によって蓋体受け入れ域Eに連続的に送給される。
【0040】
蓋体10が蓋体受け入れ域Eに送給されると、蓋体10は案内ガイド部材208に案内されながら矢印72で示す方向に移動する環状蓋体受けプレート138の受け凹部140内に導かれてその保持受部232に受け入れられ、このようにして蓋体10が一つずつ蓋体受部141に受け入れられる。この受け入れ状態では、蓋体10は、その周側壁が幾分弾性変形することによって蓋体受部141に弾性的に確実に保持される。そして、第3ターレット手段74が容器受け入れ域Fまで移動すると、第2補助ターレット手段76によって送給された容器2が第3ターレット手段74の容器受部78に受け入れられ、容器受部78はこの容器2を保持する。
【0041】
容器2を保持する容器受部78及び蓋体10を保持する蓋体受部141は蓋体装着域Dを通して移動され、この蓋体装着域Dを通して移動される間に、蓋体10が容器受部78に保持された容器2に装着される。蓋体装着域Dにおいては、コロ176及び昇降部材150はカム部材182のカム作用部184に沿って従動され、昇降部材150は下方に移動された後上方に移動される。そして、昇降部材150が下降して上昇を開始するまでの間、本体テーブル128の通路156が通路形成部材162の通路凹部に連通され、吸引源(図示せず)からの吸引力が吸着部材154に作用する。
【0042】
昇降部材150が下降すると、この昇降部材150に装着された吸着部材154が蓋体受部141に保持された蓋体10の上面に作用してこれを吸引保持する。そして、昇降部材150の更なる下降によって、吸着部材154は、蓋体受部141から蓋体10を外し、更に下方に移動して容器受部78に保持された容器2の上端部に蓋体10を押し付け、このようにして蓋体10が容器2に装着される。
【0043】
蓋体装着域Dを更に下流側に移動すると、昇降部材150が上昇して元の位置に戻り、蓋体受部141への蓋体10の受け入れが可能となる。昇降部材150が上昇するときには、本体テーブル128の通路156と通路形成部材162の通路凹部との連通が遮断され、容器2に装着された蓋体10には吸着部材155による吸引作用が作用することはない。
【0044】
このようにして容器2に蓋体が装着され、第3ターレット手段74の回転によって蓋体10付き容器2が容器排出域Gに移送されると、容器受部78に保持された容器2が第3ターレット手段74から容器排出装置82に排出され、この容器排出手段82によって更に下流側に送給される。
【0045】
【発明の効果】
本発明の請求項1の蓋体組付装置によれば、飲食物が収容された容器は、飲食用具貼付装置及び蓋体装着装置の順に順次送給され、飲食用具及び蓋体付き容器を一つの組付ラインで所要の通り組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う蓋体組付装置の一実施形態を簡略的に示す平面図である。
【図2】図2(a)は、容器、飲食用具及び蓋体をそれぞれ別個に示す図であり、図2(b)は、容器に飲食用具を貼付した状態を示す図であり、図2(c)は、容器に飲食用具及び蓋体を装着した状態を示す図である。
【図3】図1蓋体組付装置の蓋体装着装置の要部を示す断面図である。
【図4】図3の蓋体装着装置のターレット手段及びその近傍を示す平面図である。
【図5】図4の蓋体装着装置における蓋体の送給状態を示す平面図である。
【図6】蓋体がターレット手段の蓋体受部に保持される状態を示す平面図である。
【図7】図3の蓋体装着装置の蓋体送給手段に設けられた移動阻止手段及びそれに関連する構成を示す断面図である。
【図8】移動阻止手段によって蓋体の移動が阻止された状態を示す平面図である。
【符号の説明】
2 容器
6 飲食用具
8 飲食用具貼付装置
10 蓋体
12 蓋体装着装置
14 容器送給装置
16 飲食用具送給装置
18 蓋体送給装置
74 第3ターレット手段
78 第3容器受部
141 蓋体受部
Claims (1)
- 上端部に半径方向外方に突出する係止フランジを有する容器に、上面の外周部に設けられた湾曲突部を有する弾性変形可能な蓋体を着脱自在に組み付ける蓋体組付装置であって、
飲食物が収容された容器を飲食用具貼付域を通して搬送し、この飲食用具貼付域を通して搬送される間に飲食用具を容器に貼付する飲食用具貼付装置と、前記飲食用具貼付装置にて前記飲食用具が貼付された容器を蓋体装着域を通して搬送し、前記蓋体装着域を通して搬送される間に容器に蓋体を着脱自在に装着する蓋体装着装置と、前記飲食用具貼付装置に容器に貼付すべき飲食用具を送給する飲食用具送給装置と、前記蓋体装着装置に容器に装着すべき蓋体を送給する蓋体送給装置と、を具備し、
前記蓋体装着装置は、周方向に間隔を置いて複数個の容器受部及び蓋体受部が設けられたターレット手段と、各蓋体受部に対応して前記ターレット手段に設けられた蓋体装着手段と、を備え、前記ターレット手段は、環状容器受けプレートと、前記環状容器受けプレートの上方に設けられた環状蓋体受けプレートと、を備え、前記環状容器受けプレートの外周部には前記複数個の容器受部が設けられ、前記環状蓋体受けプレートの外周部には前記環状容器受けプレートの前記複数個の容器受部に対応して前記複数個の蓋体受部が設けられ、また、前記蓋体装着手段は、上下方向に移動自在に支持された昇降部材を備え、前記昇降部材には吸着部材が設けられており、
前記飲食用具貼付装置からの容器は前記蓋体装着装置の前記環状容器受けプレートの前記容器受部に受け入れられ、また前記蓋体送給装置からの蓋体は、その前記湾曲突部が弾性変形することによって前記環状蓋体受けプレートの前記蓋体受部に離脱自在に受け入れられ、前記容器受部に受け入れられた容器及び前記蓋体受部に受け入れられた蓋体が前記蓋体装着域の上流側部を通して搬送される間に、前記昇降部材が下降してその前記吸着部材が前記蓋体受部に保持された蓋体の上面に作用してこれを吸引保持し、前記昇降部材が更に下降すると、その前記吸着部材が蓋体の上面に作用して前記蓋体受部から蓋体を外し、蓋体が前記容器受部に保持された容器の前記係止フランジに着脱自在に装着されることを特徴とする蓋体組付装置。
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-
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