JP4338506B2 - リチウム二次電池およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム二次電池およびその製造方法に関し、特に、負極活物質層を含む負極を備えたリチウム二次電池およびその製造方法に関する。
従来、リチウム二次電池において、負極を構成する集電体上に、微結晶または非晶質のシリコンからなる負極活物質層を形成することにより、充放電サイクル特性を向上させる技術が知られている。上記した微結晶または非晶質のシリコンからなる負極活物質層は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタリング法または蒸着法などにより形成することができる(たとえば、特許文献1参照)。
また、従来では、リチウム二次電池の充放電サイクル特性を向上させる技術として、上記特許文献1に開示された技術以外に、非水電解質にビニレンカーボネートなどを添加する方法や、微結晶または非晶質のシリコンからなる負極活物質層にコバルトなどの金属を添加する方法も試みられている(たとえば、特許文献2および3参照)。
国際公開WO01/29913号公報 国際公開WO02/058182号公報 国際公開WO02/071512号公報
しかしながら、上記した従来の技術を用いてリチウム二次電池を作製したとしても、充放電サイクルを重ねていくと、負極活物質層の構造変化の可逆性が失われるという不都合がある。具体的には、負極活物質層において、リチウムイオンを吸蔵(充電)することにより膨張した体積が、リチウムイオンを放出(放電)した後に、元の体積(充電前の体積)に戻らなくなるという不都合がある。このため、負極活物質層中に空孔ができるので、導電性が低下するとともに、負極活物質層を構成する活物質が脱落するという不都合が生じる。その結果、充放電サイクルを重ねていくと、充放電容量が小さくなるとともに、充放電サイクル特性を向上させるのが困難になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、充放電容量を大きくすることができるとともに、充放電サイクル特性を向上させることが可能なリチウム二次電池を提供することである。
この発明のもう1つの目的は、充放電容量を大きくすることができるとともに、充放電サイクル特性を向上させることが可能なリチウム二次電池を容易に製造し得るリチウム二次電池の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるリチウム二次電池は、正極と、集電体上に形成され、シリコンまたはシリコンを主成分とする微結晶および非晶質の少なくとも一方からなる負極活物質層を含む負極と、非水電解質と、負極活物質層上の少なくとも一部に形成された炭酸リチウムおよびフッ化リチウムの少なくともいずれか一方からなる被膜とを備えている。なお、本発明における微結晶とは、結晶子サイズが100nm以下の微結晶を含む。また、非晶質であるかどうかの判定、および、微結晶の結晶子サイズは、X線回折スペクトル中のピークの有無、および、出現したピークの半値幅をScherrerの式に適用することによって得られる。
この第1の局面によるリチウム二次電池では、上記のように、負極活物質層の表面上の少なくとも一部に、リチウム化合物からなる被膜を形成することによって、負極活物質層と非水電解質とが接触する領域が小さくなるので、負極活物質層と非水電解質との化学反応を抑制することができる。この場合、負極活物質層において、充電により膨張した体積が、放電後に元の体積(充電前の体積)に戻らなくなるのを抑制することができるので、負極活物質層中に空孔ができるのを抑制することができる。このように、第1の局面によるリチウム二次電池では、負極活物質層の構造変化の可逆性が失われるのを抑制することができるので、負極活物質層中に空孔ができることに起因する導電性の低下や負極活物質層を構成する活物質の脱落を抑制することができる。その結果、充放電容量を大きくすることができるとともに、充放電サイクル特性を向上させることができる。また、リチウム化合物からなる被膜は、炭酸リチウムおよびフッ化リチウムの少なくともいずれか一方を含む。このような材料からなる被膜を形成することによって、充放電サイクル特性を大幅に向上させることができる。
上記第1の局面によるリチウム二次電池において、好ましくは、集電体は、算術平均粗さRaが0.1μm以上の凹凸形状の表面を有する。なお、算術平均粗さRaは、日本工業規格(JIS B0601−1994)に定められており、たとえば、触針式表面粗さ計により測定することができる。このように構成すれば、集電体上に形成される負極活物質層は、集電体の表面の凹凸形状を反映した凹凸形状になる。このため、充放電時に負極活物質層が膨張および収縮する際に、負極活物質層の凹状領域に応力が集中するので、負極活物質層の凹状領域に亀裂が生じるとともに、負極活物質層が亀裂により柱状に分離される。これにより、負極活物質層内に発生する応力が分散されるので、充放電時における負極活物質層の可逆的な構造変化(膨張および収縮)が容易になる。その結果、充放電サイクル特性をより向上させることができる。
上記第1の局面によるリチウム二次電池において、好ましくは、集電体は、耐熱性銅合金を含む箔からなる。なお、本発明における耐熱性銅合金とは、たとえば、200℃で1時間の焼鈍後の引張強度が300MPa以上である銅合金のことを言う。このように構成すれば、負極活物質層を形成する際の温度変化に起因して、集電体の機械的強度が低下するのを抑制することができる。これにより、容易に、集電体を含む負極を所定の形状に加工することができる。また、耐熱性銅合金を含む箔は、良好な導電性を有するので、集電体の導電性が低下することがない。
この場合、好ましくは、耐熱性銅合金を含む箔は、電解銅および電解銅合金のいずれか一方が設けられた表面を有する。このように構成すれば、耐熱性銅合金を含む箔(集電体)の機械的特性および熱的安定性を向上させることができる。また、電解銅または電解銅合金により耐熱性銅合金を含む箔(集電体)の表面を容易に凹凸形状にすることができるので、充放電時に、耐熱性銅合金を含む箔(集電体)の表面上に形成される負極活物質層を容易に柱状に分離させることができる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
(実施例1、実施例2および比較例1共通)
[負極集電体の作製]
図1は、本発明の実施例1、実施例2および比較例1によるリチウム二次電池の負極を構成する負極集電体の構造を示した断面図である。図1を参照して、実施例1、実施例2および比較例1によるリチウム二次電池の負極を構成する負極集電体の作製プロセスについて説明する。
まず、銅に0.02%〜0.2%のジルコニウムが添加された31μmの厚みを有する耐熱性のジルコニウム銅箔の表面を粗面化した。具体的には、電解法を用いて、ジルコニウム銅箔の表面の算術平均粗さRaが0.25μmになるように銅を析出させた。このようにして、図1に示すように、表面に凹凸形状を有する粗面化された耐熱性のジルコニウム銅箔からなる負極集電体1を作製した。この負極集電体1としてのジルコニウム銅箔の焼鈍(温度:200℃、時間:1時間)後の引張強度は、300MPaであった。なお、負極集電体1は、本発明の「集電体」の一例であり、ジルコニウム銅は、本発明の「耐熱性銅合金」の一例である。
(実施例1)
[負極(負極活物質層および被膜)の作製]
図2は、本発明の実施例1によるリチウム二次電池の負極の作製に使用したスパッタリング装置を示した概略図である。まず、図2を参照して、実施例1によるリチウム二次電池の負極の作製に使用したスパッタリング装置の構成について説明する。
このスパッタリング装置は、図2に示すように、真空チャンバ11と、真空チャンバ11内に回転可能に支持された水冷回転ドラム12と、水冷回転ドラム12と対向するように設置されたスパッタ源13および14と、スパッタ源13に直流パルス電力を供給するための直流パルス電源15と、スパッタ源14に高周波電力を供給するための高周波電源16とを備えている。また、真空チャンバ11には、アルゴンガスを導入するためのガス導入口11aと、真空チャンバ11内を真空排気するための真空排気口11bとが設けられている。
ここで、実施例1では、負極活物質層およびリチウム化合物からなる被膜を形成するために、それぞれ、別々のスパッタ源を用いた。具体的には、直流パルス電力が供給されるスパッタ源13として、シリコンスパッタ源(負極活物質層用)を用いるとともに、高周波電力が供給されるスパッタ源14として、炭酸リチウムスパッタ源(被膜用)を用いた。なお、炭酸リチウムは、本発明の「リチウム化合物」の一例である。
そして、負極を構成する負極活物質層を形成する際には、水冷回転ドラム12上に、上記のようにして作製した負極集電体1を設置するとともに、以下の表1に示す条件下で、負極集電体1上に、非晶質シリコンを堆積した。
Figure 0004338506
上記表1を参照して、シリコンスパッタ源(スパッタ源13)に供給する直流パルス電力の周波数、パルス幅および電力は、それぞれ、100kHz、1856nsおよび2000Wに設定した。また、アルゴンガス流量、ガス圧力、堆積時間および膜厚は、それぞれ、65sccm、2×10−1Pa〜2.5×10−1Pa、146分および5μmに設定した。なお、ガス流量の単位であるsccmは、standard cubic centimeter per minutesの略であり、標準状態での体積流量を示す。
また、負極を構成する被膜を形成する際には、以下の表2に示す条件下で、負極活物質層の表面上に、炭酸リチウムを堆積した。
Figure 0004338506
上記表2を参照して、炭酸リチウムスパッタ源(スパッタ源14)に供給する高周波電力の周波数および電力は、それぞれ、13.56MHzおよび200Wに設定した。また、アルゴンガス流量、ガス圧力、堆積時間および膜厚は、それぞれ、60sccm、2×10−1Pa〜2.5×10−1Pa、15分および0.015μm(15nm)に設定した。
図3は、本発明の実施例1によるリチウム二次電池の被膜形成前の負極の構造を示した断面図であり、図4は、本発明の実施例1によるリチウム二次電池の被膜形成後の負極の構造を示した断面図である。次に、図2〜図4を参照して、実施例1によるリチウム二次電池の負極(負極活物質層および被膜)の詳細な作製プロセスについて説明する。
まず、図2に示すように、真空排気口11bを用いて、真空チャンバ11内の真空度が1×10−4Paになるまで真空排気した。この後、ガス導入口11aから65sccmの流量でアルゴン(Ar)ガスを導入するとともに、ガス圧力(2×10−1Pa〜2.5×10−1Pa)を安定させた。次に、直流パルス電源15からシリコンスパッタ源(スパッタ源13)に直流パルス電力(周波数:100kHz、パルス幅:1856ns、電力:2000W)を供給することによって、プラズマ13aを発生させた。この際、プラズマ13a中のアルゴンイオンがシリコンスパッタ源(スパッタ源13)の表面に衝突するので、シリコンスパッタ源(スパッタ源13)を構成するシリコン原子がはじき出される。この状態で、負極集電体1が設置された水冷回転ドラム12を矢印A方向に146分間回転させることによって、図3に示すように、負極集電体1上に、5μmの厚みを有する非晶質シリコンからなる負極活物質層2を堆積した。ここで、スパッタリング法を用いることにより、負極活物質層2を構成する非晶質シリコンは、負極集電体1の表面の凹凸形状に対してほぼ均一に堆積される。したがって、負極活物質層2は、負極集電体1の表面の凹凸形状を反映した凹凸形状になった。
続いて、実施例1では、図2に示すように、ガス導入口11aから60sccmの流量でアルゴン(Ar)ガスを導入するとともに、ガス圧力(2×10−1Pa〜2.5×10−1Pa)を安定させた。この後、高周波電源16から炭酸リチウムスパッタ源(スパッタ源14)に高周波電力(周波数:13.56MHz、電力:200W)を供給することによって、プラズマ14aを発生させた。この状態で、負極集電体1(負極活物質層2)が設置された水冷回転ドラム12を矢印A方向に15分間回転させることによって、図4に示すように、負極活物質層2の表面上に、0.015μm(15nm)の厚みを有する炭酸リチウム被膜10を堆積した。この炭酸リチウム被膜10は、厚みが小さいため、負極活物質層2の凹凸形状を反映した凹凸形状になった。なお、炭酸リチウム被膜10は、本発明の「被膜」の一例である。最後に、負極集電体1、負極活物質層2および被膜10を、2.5cm角の正方形に切り出した後、負極タブを取り付けることによって、実施例1によるリチウム二次電池の負極を作製した。
(実施例2)
[負極(負極活物質層および被膜)の作製]
図5は、本発明の実施例2によるリチウム二次電池の負極の被膜の作製に使用したスパッタリング装置を示した概略図である。図5を参照して、この実施例2によるリチウム二次電池の負極の被膜の作製に使用したスパッタリング装置は、真空チャンバ11と、真空チャンバ11内に回転可能に支持された水冷回転ドラム12と、水冷回転ドラム12と対向するように設置された1つのスパッタ源24と、1つのスパッタ源24に高周波電力を供給するための高周波電源16とを備えている。すなわち、この実施例2によるリチウム二次電池の負極の作製に使用したスパッタリング装置は、図2に示した実施例1によるリチウム二次電池の負極の作製に使用したスパッタリング装置と異なり、直流パルス電源および直流パルス電力が供給されるスパッタ源が設けられていない。
ここで、実施例2では、負極を構成する負極活物質層を形成する際には、図2に示したスパッタリング装置を用いるとともに、直流パルス電力が供給されるスパッタ源13として、シリコンスパッタ源(負極活物質層用)を用いた。また、負極を構成する被膜を形成する際には、図5に示したスパッタリング装置を用いるとともに、高周波電力が供給されるスパッタ源24として、フッ化リチウムスパッタ源(被膜用)を用いた。なお、フッ化リチウムは、本発明の「リチウム化合物」の一例である。
そして、負極を構成する負極活物質層を形成する際には、図2に示したスパッタリング装置の水冷回転ドラム12上に、上記のようにして作製した負極集電体1を設置するとともに、上記表1に示す条件下で、負極集電体1上に、非晶質シリコンを堆積した。すなわち、この実施例2では、図3に示した実施例1と同様の負極活物質層2を形成した。
また、負極を構成する被膜を形成する際には、図5に示したスパッタリング装置の水冷回転ドラム12上に、表面上に負極活物質層2が形成された負極集電体1を設置するとともに、以下の表3に示す条件下で、負極活物質層2の表面上に、フッ化リチウムを堆積した。
Figure 0004338506
上記表3を参照して、フッ化リチウムスパッタ源(スパッタ源24)に供給する高周波電力の周波数および電力は、それぞれ、13.56MHzおよび200Wに設定した。また、アルゴンガス流量、ガス圧力、堆積時間および膜厚は、それぞれ、50sccm、1.7×10−1Pa、10分および0.025μm(25nm)に設定した。
図6は、本発明の実施例2によるリチウム二次電池の被膜形成後の負極の構造を示した断面図である。次に、図2、図3、図5および図6を参照して、実施例2によるリチウム二次電池の負極(負極活物質層および被膜)の詳細な作製プロセスについて説明する。
まず、上記実施例1と同様、図2に示したスパッタリング装置を用いて、負極集電体1上に、負極集電体1の表面の凹凸形状を反映した凹凸形状を有するとともに、非晶質シリコンからなる負極活物質層2(図3参照)を堆積した。この後、その負極活物質層2が形成された負極集電体1を、図5に示したスパッタリング装置の水冷回転ドラム12上に設置した。
次に、実施例2では、ガス導入口11aから50sccmの流量でアルゴンガスを導入するとともに、ガス圧力(1.7×10−1Pa)を安定させた。この後、高周波電源16からフッ化リチウムスパッタ源(スパッタ源24)に高周波電力(周波数:13.56MHz、電力:200W)を供給することによって、プラズマ24aを発生させた。この状態で、負極集電体1(負極活物質層2)が設置された水冷回転ドラム12を矢印A方向に10分間回転させることによって、図6に示すように、負極活物質層2の表面上に、0.025μmの厚みを有するフッ化リチウム被膜20を堆積した。このフッ化リチウム被膜20は、負極活物質層2の凹凸形状を反映した凹凸形状になった。なお、フッ化リチウム被膜20は、本発明の「被膜」の一例である。最後に、負極集電体1、負極活物質層2および被膜20を、2.5cm角の正方形に切り出した後、負極タブを取り付けることによって、実施例2によるリチウム二次電池の負極を作製した。
(比較例1)
[負極(負極活物質層)の作製]
この比較例1では、上記実施例1および2と異なり、負極活物質層の表面上に、リチウム化合物からなる被膜を形成しなかった。すなわち、この比較例1では、図3に示したように、負極集電体1および負極活物質層2のみによって構成されるリチウム二次電池の負極を作製した。この場合の負極活物質層2の形成条件は、上記実施例1と同様に設定した。
(実施例1、実施例2および比較例1共通)
[正極の作製]
まず、LiCoO粉末90質量部と、導電材としての人造黒鉛粉末5質量部と、結着材としてのポリテトラフルオロエチレン5質量部とを含む5質量%のN−メチルピロリドン水溶液からなる正極合剤スラリーを形成した。そして、ドクターブレード法を用いて、18μmの厚みを有する正極集電体としてのアルミニウム箔上の2cm角の領域に、正極合剤スラリーを塗布した後、乾燥することによって、正極合剤からなる正極活物質層を形成した。この後、正極合剤スラリーを塗布していない正極集電体の裏面上に、正極タブを取り付けることによって、正極を作製した。
[非水電解質の作製]
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを3:7の体積比で混合した溶媒に、LiPFを1モル/リットル溶解するとともに、ビニレンカーボネートを5質量%添加することによって、非水電解質を作製した。
(実施例1)
[電池の作製]
図7は、本発明の実施例1によるリチウム二次電池の斜視図であり、図8は、図7の100−100線に沿った断面図である。図7および図8を参照して、実施例1によるリチウム二次電池の作製プロセスについて説明する。
まず、図8に示すように、アルミラミネートフィルムからなる外装体7内に、上記のようにして作製した負極集電体1、負極活物質層2および炭酸リチウム被膜10を含む負極と、正極集電体4および正極活物質層5を含む正極とを、セパレータ8を介して対向配置した。また、負極タブ3を、外装体7の一方の封口部7aを介して外側に配置するとともに、正極タブ6(図7参照)を、外装体7の他方の封口部(図示せず)を介して外側に配置した。そして、外装体7内に上記のようにして作製した非水電解質9を注入した後、一方の封口部7aおよび他方の封口部を溶着することにより封口した。このようにして、実施例1によるリチウム二次電池を作製した。
(実施例2)
[電池の作製]
図9は、本発明の実施例2によるリチウム二次電池の断面図である。図9を参照して、この実施例2では、外装体7内に、負極集電体1、負極活物質層2およびフッ化リチウム被膜20を含む負極と、正極集電体4および正極活物質層5を含む正極とを、セパレータ8を介して対向配置した後、非水電解質9を注入することによって、実施例2によるリチウム二次電池を作製した。なお、この実施例2によるリチウム二次電池のフッ化リチウム被膜20以外の構成は、上記実施例1によるリチウム二次電池と同様である。
(比較例1)
[電池の作製]
図10は、比較例1によるリチウム二次電池の断面図である。図10を参照して、この比較例1では、上記実施例1および2と異なり、外装体7内に、負極集電体1および負極活物質層2のみを含む負極と、正極集電体4および正極活物質層5を含む正極とを、セパレータ8を介して対向配置した後、非水電解質9を注入することによって、比較例1によるリチウム二次電池を作製した。なお、この比較例1によるリチウム二次電池は、負極活物質層2の表面上に被膜が形成されていないこと以外は、上記実施例1によるリチウム二次電池と同様の構成を有する。
(実施例1、実施例2および比較例1共通)
[充放電サイクル試験]
上記のようにして作製した実施例1、実施例2および比較例1によるリチウム二次電池について、充放電サイクル試験を行った。充放電の条件は、13mAの充電電流で充電終止電圧が4.2Vになるまで充電した後、13mAの放電電流で放電終止電圧が2.75Vになるまで放電した。これを1サイクルの充放電として、50サイクルの充放電を行った。そして、初期放電容量と、最大放電容量と、50サイクル目の放電容量および容量維持率とを測定した。この測定結果を以下の表4に示す。なお、最大放電容量とは、全サイクルにおける最大の放電容量であり、50サイクル目の容量維持率とは、最大放電容量を100%とした場合の50サイクル目の放電容量との比率である。
Figure 0004338506
上記表4を参照して、負極活物質層の表面上にリチウム化合物からなる被膜を形成した実施例1および2によるリチウム二次電池の方が、負極活物質層の表面上に被膜を形成していない比較例1よりも、最大放電容量、50サイクル目の放電容量および50サイクル目の容量維持率が向上することが判明した。
具体的には、実施例1と比較例1とを比較すると、負極活物質層2の表面上に炭酸リチウム被膜10を形成した場合(実施例1)では、最大放電容量および50サイクル目の放電容量は、それぞれ、12.50mAhおよび9.43mAhであり、50サイクル目の容量維持率は、75.4%であった。その一方、負極活物質層2の表面上に被膜を形成していない場合(比較例1)では、最大放電容量および50サイクル目の放電容量は、それぞれ、12.21mAhおよび8.22mAhであり、50サイクル目の容量維持率は、67.3%であった。
また、実施例2と比較例1とを比較すると、負極活物質層2の表面上にフッ化リチウム被膜20を形成した場合(実施例2)では、最大放電容量および50サイクル目の放電容量は、それぞれ、12.47mAhおよび9.93mAhであり、50サイクル目の容量維持率は、79.6%であった。その一方、負極活物質層2の表面上に被膜を形成していない場合(比較例1)の50サイクル目の容量維持率は、上記したように、67.3%であった。
図11は、実施例1および比較例1の各サイクルにおける放電容量を示したグラフであり、図12は、実施例2および比較例1の各サイクルにおける放電容量を示したグラフである。図11を参照して、実施例1によるリチウム二次電池の放電容量は、全てのサイクルにおいて、比較例1によるリチウム二次電池の放電容量よりも大きくなることが判明した。また、図12を参照して、実施例2によるリチウム二次電池の放電容量は、1サイクル目以外の全てのサイクルにおいて、比較例1によるリチウム二次電池の放電容量よりも大きくなることが判明した。
これらの結果から、非晶質シリコンからなる負極活物質層2の表面上に、炭酸リチウム被膜10またはフッ化リチウム被膜20を形成することによって、導電性の低下や負極活物質層2を構成する非晶質シリコンの脱落が抑制されたと考えられる。すなわち、非晶質シリコンからなる負極活物質層2の表面上に、炭酸リチウム被膜10またはフッ化リチウム被膜20を形成することによって、負極活物質層2と非水電解質9とが接触する領域が小さくなるので、負極活物質層2と非水電解質9との化学反応を抑制することができる。この場合、負極活物質層2において、充電により膨張した体積が、放電後に元の体積(充電前の体積)に戻らなくなるのを抑制することができるので、負極活物質層2中に空孔ができるのを抑制することができると考えられる。このように、実施例1および2によるリチウム二次電池では、負極活物質層2の構造変化の可逆性が失われるのを抑制することができたために、負極活物質層2中に空孔ができることに起因する導電性の低下や負極活物質層2を構成する非晶質シリコンの脱落が抑制されたと考えられる。
また、負極集電体1の凹凸形状の表面の算術平均粗さRaを0.25μmにすることによって、充放電時における負極活物質層2の可逆的な構造変化(膨張および収縮)が容易になったと考えられる。具体的には、図4および図6に示したように、負極集電体1上に形成される負極活物質層2は、負極集電体1の表面の凹凸形状を反映した凹凸形状になる。このため、図13に示すように、充放電時に負極活物質層2が膨張および収縮する際に、負極活物質層2の凹状領域に応力が集中するので、負極活物質層2の凹状領域に亀裂2aが生じるとともに、負極活物質層2が亀裂2aにより柱状に分離される。これにより、負極活物質層2内に発生する応力が分散されるので、充放電時における負極活物質層2の可逆的な構造変化(膨張および収縮)が容易になったと考えられる。
なお、負極活物質層2に亀裂2aが生じた場合には、図13に示すように、負極活物質層2の表面上に形成された炭酸リチウム被膜10(フッ化リチウム被膜20)が、負極活物質層2の亀裂2aに沿って分断される。この場合には、負極活物質層2の亀裂2aが生じた部分を、炭酸リチウム被膜10(フッ化リチウム被膜20)によって覆うのが困難になる。ただし、上記したように、実施例1および2では、比較例1よりも充放電特性を向上させることができたことから、負極活物質層2の表面上の少なくとも一部に、炭酸リチウム被膜10(フッ化リチウム被膜20)が形成されていればよいと考えられる。
実施例1および2では、上記のように、非晶質シリコンからなる負極活物質層2の表面上に、炭酸リチウム被膜10またはフッ化リチウム被膜20を形成することによって、導電性の低下や負極活物質層2を構成する非晶質シリコンの脱落を抑制することができるので、充放電容量を大きくすることができるとともに、充放電サイクル特性(容量維持率)を向上させることができる。さらに、負極集電体1の凹凸形状の表面の算術平均粗さRaを0.25μmにすることによって、充放電時における負極活物質層2の可逆的な構造変化(膨張および収縮)が容易になるので、充放電サイクル特性(容量維持率)をより向上させることができる。
また、実施例1および2では、耐熱性のジルコニウム銅箔からなる負極集電体1を用いることによって、負極活物質層2を形成する際の温度変化に起因して、負極集電体1の機械的強度が低下するのを抑制することができる。これにより、容易に、負極集電体1を含む負極を所定の形状に加工することができる。また、ジルコニウム銅箔は、良好な導電性を有するので、負極集電体1の導電性が低下することがない。
また、実施例1および2では、電解法により表面に銅が析出されたジルコニウム銅箔を負極集電体1として用いることによって、負極集電体1の機械的特性および熱的安定性をより向上させることができる。また、析出された銅により負極集電体1としてのジルコニウム銅箔の表面を容易に凹凸形状にすることができるので、充放電時に、負極集電体1の表面上に形成される非晶質シリコンからなる負極活物質層2を容易に柱状に分離させることができる。
なお、今回開示された実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施例1および2では、負極活物質層の表面上に、炭酸リチウム被膜またはフッ化リチウム被膜を形成したが、本発明はこれに限らず、良好なリチウムイオン伝導性を有するリチウム化合物であれば、炭酸リチウムおよびフッ化リチウム以外の他のリチウム化合物からなる被膜を形成したとしても、同様の効果を得ることができる。炭酸リチウムおよびフッ化リチウム以外の他のリチウム化合物としては、たとえば、ヨウ化リチウム、塩化リチウムおよび窒化リチウムなどが挙げられる。
また、上記実施例1および2では、負極集電体上に、非晶質シリコンからなる負極活物質層を形成したが、本発明はこれに限らず、シリコンを主成分とする非晶質膜からなる負極活物質層を形成してもよい。たとえば、負極集電体上に、シリコンと金属とを混合した非晶質膜からなる負極活物質層を形成してもよい。また、負極集電体上に、微結晶シリコンまたはシリコンを主成分とする微結晶膜からなる負極活物質層を形成してもよい。なお、シリコンを主成分とする微結晶膜および非晶質膜とは、シリコンを50原子%以上含む微結晶膜および非晶質膜である。なお、単結晶膜または多結晶膜からなる負極活物質層は、充放電時に、可逆的な構造変化(膨張および収縮)を起こし難いので、可逆的な構造変化を起こし易い微結晶膜または非晶質膜からなる負極活物質層を形成するのが好ましい。
また、上記実施例1および2では、負極集電体の表面の凹凸形状の算術平均粗さRaを、0.25μmにしたが、本発明はこれに限らず、負極集電体の表面の凹凸形状の算術平均粗さRaが、0.1μm以上であればよい。
また、上記実施例1および2では、耐熱性のジルコニウム銅箔からなる負極集電体を用いたが、本発明はこれに限らず、焼鈍(温度:200℃、時間:1時間)後の引張強度が300MPa以上であれば、ジルコニウム銅箔以外の他の耐熱性銅合金からなる負極集電体を用いてもよい。ジルコニウム銅箔以外の他の耐熱性銅合金としては、たとえば、錫入り銅(錫:0.05質量%〜0.2質量%、燐:0.04質量%以下)、銀入り銅(銀:0.08質量%〜0.25質量%)、クロム銅(クロム:0.4質量%〜1.2質量%)、チタン銅(チタン:1.0質量%〜4.0質量%)、ベリリウム銅(ベリリウム:0.4質量%〜2.2質量%、コバルト、ニッケルおよび鉄:少量)、鉄入り銅(鉄:0.1質量%〜2.6質量%、燐:0.01質量%〜0.3質量%)、高力黄銅(銅:55.0質量%〜60.5質量%、アルミニウム:2.0質量%以下、マンガン:3.0質量%以下、鉄:1.5質量%以下)、錫入り黄銅(銅:80.0質量%〜95.0質量%、錫:1.5質量%〜3.5質量%、亜鉛:残り)、燐青銅(銅を主成分として、錫:3.5質量%〜9.0質量%、燐:0.03質量%〜0.35質量%含む)、アルミニウム青銅(銅:77.0質量%〜92.5質量%、アルミニウム:6.0質量%〜12.0質量%、鉄:1.5質量%〜6.0質量%、ニッケル:7.0質量%以下、マンガン:2.0質量%以下)、白銅(銅を主成分として、ニッケル:9.0質量%〜33.0質量%、鉄:0.4質量%〜2.3質量%、マンガン:0.2質量%〜2.5質量%、亜鉛:1.0質量%以下含む)、コルソン合金(銅に、ニッケル:3.0質量%、シリコン:0.65質量%、マグネシウム:0.15質量%添加)、および、Cr・Zr銅合金(クロム:0.2質量%、ジルコニウム:0.1質量%、亜鉛:0.2質量%)などが挙げられる。
また、上記実施例1および2では、電解法を用いて、負極集電体としてのジルコニウム銅箔の表面に銅を析出させたが、本発明はこれに限らず、負極集電体の表面に銅合金を析出させてもよい。
また、上記実施例1および2では、原料を気相中に放出して供給する方法の一例としてのスパッタリング法を用いて、負極集電体上に、負極活物質層および被膜を順次形成したが、本発明はこれに限らず、スパッタリング法以外の原料を気相中に放出して供給する方法を用いて、負極集電体上に、負極活物質層および被膜を順次形成してもよい。スパッタリング法以外の方法としては、たとえば、蒸着法および化学気相堆積法などが挙げられる。
本発明の実施例1、実施例2および比較例1によるリチウム二次電池の負極を構成する負極集電体の構造を示した断面図である。 本発明の実施例1によるリチウム二次電池の負極の作製に使用したスパッタリング装置を示した概略図である。 本発明の実施例1によるリチウム二次電池の被膜形成前の負極の構造を示した断面図である。 本発明の実施例1によるリチウム二次電池の被膜形成後の負極の構造を示した断面図である。 本発明の実施例2によるリチウム二次電池の負極の被膜の作製に使用したスパッタリング装置を示した概略図である。 本発明の実施例2によるリチウム二次電池の被膜形成後の負極の構造を示した断面図である。 本発明の実施例1によるリチウム二次電池の斜視図である。 図7の100−100線に沿った断面図である。 本発明の実施例2によるリチウム二次電池の断面図である。 比較例1によるリチウム二次電池の断面図である。 実施例1および比較例1の各サイクルにおける放電容量を示したグラフである。 実施例2および比較例1の各サイクルにおける放電容量を示したグラフである。 本発明の実施例1および2によるリチウム二次電池の負極の充放電時の状態を示した断面図である。
符号の説明
1 負極集電体(集電体)
2 負極活物質層
9 非水電解質
10 炭酸リチウム被膜(被膜)
20 フッ化リチウム被膜(被膜)

Claims (4)

  1. 正極と、
    集電体上に形成され、シリコンまたはシリコンを主成分とする微結晶および非晶質の少なくとも一方からなる負極活物質層を含む負極と、
    非水電解質と、
    前記負極活物質層上の少なくとも一部に形成された炭酸リチウムおよびフッ化リチウムの少なくともいずれか一方からなる被膜とを備えた、リチウム二次電池。
  2. 前記集電体は、算術平均粗さRaが0.1μm以上の凹凸形状の表面を有する、請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記集電体は、耐熱性銅合金を含む箔からなる、請求項1または2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記耐熱性銅合金を含む箔は、電解銅および電解銅合金のいずれか一方が設けられた表面を有する、請求項に記載のリチウム二次電池。
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