JP4337382B2 - 情報表示制御装置、サーバ及びプログラム - Google Patents

情報表示制御装置、サーバ及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示制御装置、サーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、国語辞典、英和辞典、和英辞典等の各種辞典等、数種類の電子辞書データが組み込まれた電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。この電子辞書データには、見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられて記憶され、検索語を指定することにより、検索語と一致する見出語の説明情報を表示させることができる。より具体的には、例えば、ユーザによって入力された入力文字(検索語)に適合する見出語候補を検索して一覧表示し、表示した一覧から選択された見出語の説明情報を読み出して表示するものが知られている。
【0003】
また、上記した電子辞書において、ユーザが所望する情報を効率良く検索するための機能として、ジャンプ機能(以下、適宜「ジャンプ」という。)と呼ばれる機能を備えているものが知られている。ジャンプとは、見出語に対応する説明情報が表示されている際に、その説明情報中の一部の文字列を指定して、当該指定した文字列を検索語として再度検索を行う機能のことである。
【0004】
このジャンプ機能の一つとして、複数の辞書を有した電子辞書において、1つの辞書の使用中に他の辞書にジャンプする際、ジャンプ先の辞書を設定することのできる機能が知られている(特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−134585号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子辞書等の情報表示制御装置において、例えば、逆引き検索やキーワード検索、スペルチェック等、辞書等の集合情報毎に固有の検索方式を備えたものが知られている。ユーザは、検索方式を指定することにより、指定した検索方式により、入力文字に適合する見出語候補を該当する集合情報から検索することができる。しかしながら、各検索方式は、集合情報毎に固有の機能として提供されているため、検索された見出語候補をもとに、他の辞書から直接検索することができなかった。このため、一覧表示した見出語候補から見出語を選択し、当該見出語の説明情報を表示させた後、他の辞書にジャンプする必要があった。
【0007】
本発明は、上記した従来の事情に鑑みてなされたものであり、電子辞書等の情報表示制御装置において、一の集合情報から検索した見出語候補の一覧表示から見出語を選択し、当該見出語の説明情報を表示させた後、他の辞書にジャンプするようなことをせずに、一覧表示された見出語候補から直接当該見出語に対応する説明情報を、他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報表示制御装置は、
見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられ情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶手段(例えば、図2に示す国語辞典DB501,英和辞典DB502,カタカナ語辞典DB503,漢和辞典DB504)と、
前記複数の集合情報のうち、ユーザの操作により見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定手段(例えば、図2に示す入力装置200;図13に示すステップS10)と、
前記第1の集合情報指定手段により指定された一の集合情報について検索する文字をユーザに入力させる入力手段(例えば、図2に示す入力装置200;図13に示すステップS16)と、
前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して適合する見出語の一覧を表示する制御を行う見出語表示制御手段(例えば、図2に示すCPU100;図13に示すステップS18)と、
この見出語表示制御手段により表示制御された見出語のうち、ユーザ操作により一の見出語を指定する見出語指定手段(例えば、図2に示す入力装置200;図13に示すステップS20)と、
前記見出語指定手段により一の見出語が指定された後にユーザにより決定操作が行われることに応じて、前記一の集合情報から対応する説明情報を読み出して表示する検索結果表示手段(例えば、図2に示す入力装置200;図13に示すステップS24)と、
前記検索結果表示手段による表示に替えて、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報をユーザの操作により指定する第2の集合情報指定手段(例えば、図2に示す入力装置200;図13に示すステップS26)と、
前記第2の集合情報指定手段により他の集合情報が指定されたことに応じて、前記見出語指定手段により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記第2の集合情報指定手段により指定された他の集合情報の中から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図2に示すCPU100;図15に示す第1見出語ジャンプ処理)と、
を備えることを特徴としている。
【0010】
この請求項1に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から入力文字に適合する見出語を検索して見出語候補の一覧表示して、表示した一覧から一の見出語がユーザにより指定された後に、決定操作により一の集合情報から説明情報が表示されることがなく、他の集合情報が指定された場合に、当該他の集合情報から、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行うことができる。従って、一の集合情報についての見出語候補の一覧表示から指定された見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、
前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報の検索に利用可能な検索方式を表示する検索方式表示制御手段(例えば、図2に示す入力装置200;図21に示すステップS51)を更に備え、
前記入力手段は、入力文字の入力とともに前記検索方式表示制御手段により表示制御された検索方式の択一的な指定入力を行う手段(例えば、図2に示すCPU100;図21に示すステップS52)であり、
前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式に基づいて、前記入力された入力文字に適合する見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索する手段(例えば、図2に示す入力装置200;図21に示すステップS54)である、
ことを特徴としている。
【0012】
この請求項2に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、指定された検索方式に基づいて入力文字に適合する見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能な検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報表示制御装置において、
前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式が逆引き検索方式であった場合に、前記入力された入力文字を語尾とする見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索する逆引き検索手段(例えば、図2に示すCPU100;図21に示すステップS54)を有することを特徴としている。
【0014】
この請求項3に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、逆引き検索方式に基づいて入力文字を語尾とする見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能な逆引き検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の情報表示制御装置において、
前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式がキーワード検索方式であった場合に、前記入力された入力文字を含む説明情報に対応づけられた見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索するキーワード検索手段(例えば、図2に示すCPU100;図21に示すステップS66)を有することを特徴としている。
【0016】
この請求項4に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、キーワード検索方式に基づいて入力文字を含む説明情報に対応付けられた見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能なキーワード検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記見出語指定手段により指定された見出語の文字種別を、前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の文字種別に変換する文字種別変換手段(例えば、図2に示すCPU100;図30に示すステップS506)を更に備え、
前記説明情報表示制御手段は、前記文字種別変換手段により変換された見出語により、当該変換された見出語に適合する見出語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した見出語及び説明情報を表示する制御を行う変換後見出語検索手段(例えば、図2に示すCPU100;図30に示すステップS508,S510)を有する、
ことを特徴としている。
【0018】
この請求項5に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語の文字種別と、指定された他の集合情報に含まれる見出語の文字種別とが異なる場合に、当該見出語の文字種別を、指定された他の集合情報に含まれる見出語の文字種別に変換することができる。そして、他の集合情報から、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に適合する追加語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した追加語に対応する見出語及び説明情報を表示する制御を行う第1の追加語検索手段(例えば、図2に示すCPU100)を有する、
ことを特徴としている。
【0020】
この請求項6に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された他の集合情報に含まれる見出語に追加語が対応付けられている場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語に適合する追加語及び当該追加語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語に適合する見出語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した見出語及び説明情報を表示する制御を行う第2の追加語検索手段(例えば、図2に示すCPU100;図14に示すステップS112,S114)を有する、
ことを特徴としている。
【0022】
この請求項7に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語に対応する追加語がある場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語の追加語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0023】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語に適合する追加語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した追加語に対応する見出語及び説明情報を表示する制御を行う第3の追加語検索手段(例えば、図2に示すCPU100)を有する、
ことを特徴としている。
【0024】
この請求項8に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、一の集合情報及び指定された他の集合情報に含まれる見出語にそれぞれ追加語が対応付けられている場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語の追加語に適合する追加語及び当該追加語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語を構成する一部分の文字を選出する選出手段(例えば、図2に示す入力装置200;図37に示すステップSS702)と、
この選出手段により選出された文字に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索して表示する制御を行う選出文字対応情報表示制御手段(例えば、図2に示すCPU100;図37に示すステップSS704,706)と、
を更に備えることを特徴としている。
【0026】
この請求項9に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語に対応する追加語がある場合には、追加語を構成する一部分の文字を選出し、選出した文字に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を指定された他の集合情報から読み出して表示することができる。
【0027】
請求項10に記載の発明のサーバは、
見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶手段(例えば、図39に示す記憶装置712)と、
前記複数の集合情報のうち、見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定情報及び検索するための入力文字を前記利用者端末から受信する第1の受信手段(例えば、図39に示す通信装置714)と、
前記受信した入力文字に適合する見出語を、前記受信した第1の集合情報指定情報により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して前記利用者端末に適合する見出語の一覧を表示させるために送信する第1の送信手段(例えば、図39に示すCPU702,通信装置714)と、
前記第1の送信手段により送信された見出語一覧からユーザにより一の見出語が指定され、決定操作が行われたことを前記利用者端末から受信する決定受信手段(例えば、図39に示す通信装置714)と、
前記決定受信手段の受信に応じて、ユーザにより指定された一の見出語に対応する説明情報を、前記一の集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する検索結果送信手段と、
前記決定受信手段による受信をすることなく、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報を指定する第2の集合情報指定情報、及び前記第1の送信手段によって送信した見出語のうちの一の見出語を指定する見出語指定情報を、前記利用者端末から受信する第2の受信手段(例えば、図39に示す通信装置714)と、
前記第2の受信手段の受信に応じて、前記受信した見出語指定情報により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を、前記受信した第2の集合情報指定情報により指定された他の集合情報の中から読み出して前記利用者端末に送信する第2の送信手段(例えば、図39に示すCPU702,通信装置714)と、
を備えることを特徴としている。
【0029】
この請求項10に記載の発明によれば、サーバにおいて、複数の集合情報のうちの一の集合情報を指定する第1の集合情報指定情報及び入力文字を利用者端末から受信した際に、第1の集合情報指定情報により指定された一の集合情報に含まれる見出語から入力文字に適合する見出語を検索し、適合する見出語の一覧を表示させるために利用者端末に送信することができる。そして、サーバにおいて、送信された見出語一覧からユーザにより一の見出語が指定され、決定操作が行われたことを利用者端末から受信すると、ユーザにより指定された一の見出語に対応する説明情報を、前記一の集合情報から読み出して利用者端末に送信する。一方、ユーザによる決定操作がされることなく、他の集合情報を指定する第2の集合情報指定情報、及び一の見出語が指定された見出語指定情報を受信した際に、第2の集合情報指定情報により指定された他の集合情報から、見出語指定情報により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して利用者端末に送信することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図39を参照して、本発明に係る情報表示制御装置を折りたたみ式の携帯型電子辞書(以下、単に「電子辞書」という。)に適用した場合の実施の形態について詳細に説明する。
【0031】
電子辞書には、国語辞典、英和辞典、和英辞典、英英辞典等の各種辞典、各種用語辞典、百科事典といった種々の辞書種別の電子辞典や電子事典のデータ(辞書データベース)が内蔵されている。辞書データベースとは、見出語と、当該見出語を説明解説等するための文字データ、静止画像データ、動画データ、音声データ等が記憶された説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成したものである。ユーザは、辞書種別を選択して文字を入力(以下、「入力文字」という。)することにより、当該入力文字の解説等を表示させることができる。
【0032】
図1(a)に、電子辞書1の斜視概観図の一例を示す。同図に示すように、電子辞書1は、ディスプレイ10と、キー群20とを備えて構成されている。キー群20を構成する各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザは、これらのキーを押下して電子辞書1を操作する。
【0033】
図1(b)に、キー群20のキー配列の一例を示す。同図に示すように、キー群20は、電源のON/OFFを切り替える電源キー21、入力文字を入力する文字入力キー23、説明情報の表示指示や操作の確定指示等を入力するの訳/決定キー25、カーソルの移動方向等を指示する方向指示キー27、指定した単語へのジャンプキー29、ヒストリ見出語を一覧表示するヒストリキー31、前回表示した画面等に戻るための戻るキー33、前ページ送りキー38、次ページ送りキー39、検索対象の辞書種別を指定するための辞書種別キー35等を備えて構成される。同図に示す電子辞書1では、辞書種別キー35として、国語辞典を指定する国語辞典キー35a、英和辞典を指定する英和辞典キー35b、漢和辞典を指定する漢和辞典キー35c、カタカナ語辞典を指定するカタカナ語辞典キー35d、類語辞典を指定する類語辞典キー35e、百科事典を指定する百科事典キー35fを備えている。
【0034】
〔第1の実施の形態〕
先ず、本発明を適用した電子辞書の第1の実施の形態について説明する。尚、第1の実施の形態において、電子辞書は、特に、国語辞典、英和辞典、カタカナ語辞典、及び漢和辞典の4種類の辞書データベース(以下、データベースを「DB」という。)を内蔵している。以下、第1の実施の形態では、国語辞典の辞書DBである国語辞典DB、英和辞典の辞書DBである英和辞典DB、カタカナ語辞典の辞書DBであるカタカナ語辞典DB、及び漢和辞典の辞書DBである漢和辞典DBを包括して、適宜「辞書DB」という。
【0035】
図2は、第1の実施の形態における電子辞書1の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、電子辞書1は、CPU100、入力装置200、表示装置300、RAM400、フラッシュROM500の各機能部を備えて構成される。
【0036】
CPU100は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御する。具体的には、CPU100は、入力装置200から入力される押下信号等に応じてフラッシュROM500に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果をRAM400に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜表示装置300に出力して、対応した表示情報を表示させる。
【0037】
入力装置200は、仮名やアルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備え、押下されたキーの押下信号等をCPU100に出力する。この入力装置200は、図1に示すキー群20に相当し、上記した辞書種別の指定、入力文字の入力、説明情報の表示指示、ジャンプ実行指示、ヒストリ一覧の表示指示等の入力手段が実現される。
【0038】
表示装置300は、CPU100から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示させるものであり、LCD等により構成される。この表示装置300は、図1に示すディスプレイ10に相当する。
【0039】
RAM400は、CPU100が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。特に、第1の実施の形態を実現するため、指定辞書種別格納領域401と、選択見出語格納領域403と、選択ヒストリ見出語格納領域405とを備える。
【0040】
フラッシュROM500には、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU100は、電子辞書1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。
【0041】
また、フラッシュROM500には、電子辞書1の動作に係る各種処理プログラムや電子辞書1の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータが格納される。特に、第1の実施の形態を実現するため、国語辞典DB501と、英和辞典DB502と、カタカナ語辞典DB503と、漢和辞典DB504と、辞書検索プログラム505と、第1見出語ジャンププログラム506と、ヒストリ検索プログラム507と、国語辞典用ヒストリ一覧テーブル508と、辞書種別/文字種別対応テーブル509とが格納される。
【0042】
CPU100は、このフラッシュROM500に格納された辞書検索プログラム505に従って辞書検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作に応じて検索対象の辞書DBを決定する。この際、決定された検索対象の辞書DB(以下、「指定辞書DB」という。)の辞書種別(以下、「指定辞書種別」という。)が指定辞書種別格納領域401に保持される。図3に、指定辞書種別格納領域401の一例を示す。同図に示す指定辞書種別格納領域401には、当該時点での指定辞書種別“国語辞典DB”が格納されている。
【0043】
ここで、各種辞書DBの蓄積形式について説明する。図4は、国語辞典DB501の蓄積形式の一例を示す図である。同図に示すように、集合情報の1つである国語辞典DB501には、見出語と、当該見出語の文字種別が格納される見出語文字種別と、追加見出語と、説明情報とが対応付けられた辞書データ(情報)が蓄積(集合)される。追加見出語には、対応する見出語を、当該見出語と異なる文字種別で表記した文字列が格納される。例えば、レコードL10に示す辞書データにおいて、見出語文字種別“カタカナ”の見出語“バガボンド”の追加見出語として、“バガボンド”をアルファベット表記した“vagabond”が格納されている。また、説明情報には、該当する見出語を説明するための文字データである説明情報が格納される。
【0044】
図5は英和辞典DB502の蓄積形式の一例、図6はカタカナ語辞典DB503の蓄積形式の一例、図7は漢和辞典DB504の蓄積形式の一例を、それぞれ示している。図5に示すように、英和辞典DB502には、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積され、各見出語に対応する見出語文字種別には、文字種別“アルファベット”が格納される。同様にして、図6に示すように、カタカナ語辞典DB503には、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積され、各見出語に対応する見出語文字種別には、文字種別“カタカナ”が格納される。そして、図7に示すように、漢和辞典DB504には、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積され、各見出語に対応する見出語文字種別には、文字種別“漢字”が格納される。
【0045】
続いて、CPU100は、入力文字の入力操作に応じて、見出語候補一覧表示処理を実行する。見出語候補一覧表示処理とは、説明情報の表示対象とする見出語を決定するためにCPU100が実行する処理であり、説明情報の表示に先立って実行される処理である。また、見出語候補とは、説明情報の表示対象の見出語となり得る見出語の候補のことであり、ユーザが入力装置200から入力した入力文字を基に、CPU100によって指定辞書DBから検索される。ここで、ユーザが、辞書種別“国語辞典”を指定して“明細書”という語句の意味を調べる場合を具体例に挙げ、図8を参照して見出語候補一覧表示処理について説明する。
【0046】
“明細書”という語句の意味を調べるために、ユーザは“め”“い”“さ”“い”“しょ”(或いは“し”“ょ”)の順で入力文字を入力していく。このとき、CPU100は、各文字が入力される毎に、当該時点までに入力された入力文字から始まる見出語を始めとする、当該入力文字に適合する見出語を、国語辞典DB501から随時検索し、見出語候補として一覧表示する。図8(a)は、“め”“い”と入力された状態の画面例である。国語辞典DB501に記憶された見出語のうち、入力文字I100である“めい”で始まる見出語が検索され、見出語候補一覧T100として表示されている。図8(b)は、(a)に続いて“さ”“い”と入力された状態の画面例である。入力文字I102である“めいさい”で始まる見出語を始めとする“めいさい”に適合する見出語が、見出語候補一覧T102として表示されている。
【0047】
図8において、見出語候補一覧T100,T102に表示された見出語候補のうち、1つの見出語候補が反転表示され、選択マーカM100として表示されている。ユーザは、入力装置200から方向指示キー27を押下することにより選択マーカM100を上下に移動させて、他の見出語候補を反転表示させることができる。以下、見出語候補一覧において反転表示により選択されている見出語候補を、適宜「選択見出語」という。図8(c)は、選択マーカM100が移動されて、“めいさいしょ”という見出語候補が反転表示されている状態の画面例である。この図8(c)において、訳/決定キー31が押下操作されることにより、説明情報を表示する対象とする見出語が“めいさいしょ”として決定される。
【0048】
ユーザは、見出語候補一覧表示処理によって、“め”“い”“さ”“い”“しょ”の5文字(“しょ”を2文字とする場合には6文字)全てを入力する必要がなく、見出語候補一覧に所望の見出語が表示された際に、迅速に説明情報の表示対象とする見出語を決定することができる。
【0049】
そして、CPU100は、この見出語候補一覧表示処理により決定された見出語“めいさいしょ”に対応する説明情報を国語辞典DB501から読み出して表示する。
【0050】
また、CPU100は、指定辞書DBから説明情報を読み出して表示した際に、対応する見出語をヒストリ見出語として、該当する辞書DB用のヒストリ一覧テーブルに格納する。特に、国語辞典DB501の説明情報が表示された場合に、国語辞典用ヒストリ一覧テーブル508にヒストリ見出語が蓄積記憶されるようになっている。図9に、国語辞典用ヒストリ一覧テーブル508の一例を示す。同図に示すように、国語辞典用ヒストリ一覧テーブル508には、当該時点までに国語辞典DB501から読み出されて表示された説明情報の見出語であるヒストリ見出語と、該当する見出語の見出語文字種別と、追加見出語とが対応付けられて蓄積記憶される。
【0051】
そして、CPU100は、第1見出語ジャンププログラム506に従って第1見出語ジャンプ処理を実行する。具体的には、CPU100は、上記した見出語候補一覧表示処理により表示された見出語候補一覧の表示中に辞書種別キー35が押下されると、指定された辞書種別キー35に対応する辞書種別で指定辞書種別格納領域401を更新するとともに、選択見出語を選択見出語格納領域403に格納する。図10に、第1の実施の形態における選択見出語格納領域403の一例を示す。同図に示す選択見出語格納領域403には、選択見出語“いぬ”に対応付けて、国語辞典DB501において見出語“いぬ”に対応付けて格納されている見出語文字種別“ひらがな”と追加見出語“戌”とが格納されている。
【0052】
次いで、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル509を参照して、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する判別処理を実行する。
【0053】
図11に、第1の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブル509の一例を示す。同図に示すように、辞書種別/文字種別対応テーブル509には、辞書種別と、見出語文字種別とが対応付けて格納されている。すなわち、辞書種別“国語辞典DB”に対応付けて国語辞典DB501に記憶される見出語の文字種別である“ひらがな”及び“カタカナ”が、辞書種別“英和辞典DB”に対応付けて英和辞典DB502に記憶されている見出語の文字種別である“アルファベット”が、辞書種別“カタカナ語辞典DB”に対応付けてカタカナ語辞典DB503に記憶されている見出語の文字種別である“カタカナ”が、辞書種別“漢和辞典DB”に対応付けて漢和辞典DB504に記憶されている見出語文字種別である“漢字”が、それぞれ格納されている。
【0054】
例えば、見出語候補一覧の表示中に漢和辞典キー35cが押下された場合であって、図10に示す選択見出語格納領域403が参照された場合には、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル509を参照して取得した指定辞書種別“漢和辞典DB”の見出語文字種別(“漢字”)と、選択見出語の見出語文字種別(“ひらがな”)とが一致しないと判別する。
【0055】
CPU100は、上記した判別処理において一致すると判別した場合には、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。また、CPU100は、一致しないと判別した場合であって、選択見出語格納領域403に追加見出語が記憶されている場合には、指定辞書DBから選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0056】
また、CPU100は、ヒストリ検索プログラム507に従ってヒストリ検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、ヒストリキー31の押下操作に応じて、当該時点での指定辞書種別に対応するヒストリ一覧テーブルを参照して、ヒストリ一覧を表示する。一覧表示したヒストリ見出語が選択されて(以下、選択されたヒストリ見出語を「選択ヒストリ見出語」という。)、辞書種別キー35が押下されると、CPU100は、指定された辞書種別キー35に対応する辞書種別で指定辞書種別格納領域401を更新するとともに、選択ヒストリ見出語を選択ヒストリ見出語格納領域405に格納する。
【0057】
図12に、選択ヒストリ見出語格納領域405の一例を示す。同図に示す選択ヒストリ見出語格納領域405には、選択ヒストリ見出語“バガボンド”に対応付けて、国語辞典DB501において見出語“バガボンド”に対応付けて格納される見出語文字種別“カタカナ”と追加見出語“vagabond”とが格納されている。
【0058】
次いで、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル509を参照して、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択ヒストリ見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する判別処理を実行する。
【0059】
例えば、ヒストリキー31が押下された場合であって、指定辞書種別格納領域401に格納される指定辞書種別が“国語辞典DB”の場合には、CPU100は、国語辞典用ヒストリ一覧テーブル508に格納されているヒストリ見出語を読み出して一覧表示する。そして、続けてカタカナ語辞典キー35dが押下された場合であって、図12に示す選択ヒストリ見出語格納領域405が参照された場合には、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル509を参照して取得した指定辞書種別“カタカナ語辞典DB”の見出語文字種別(“カタカナ”)と、選択ヒストリ見出語の見出語文字種別“カタカナ”とが一致すると判別する。
【0060】
CPU100は、上記した判別処理において一致すると判別した場合には、指定辞書DBから選択ヒストリ見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。また、CPU100は、一致しないと判別した場合には指定辞書DBから選択ヒストリ見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0061】
次に、電子辞書1の動作について図13〜図15に示すフローチャートを参照して説明する。
【0062】
図13は、辞書検索プログラム505を実行することにより実現される辞書検索処理に係る電子辞書1の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作に応じて(ステップS10:YES)、指定辞書種別を決定し、ヒストリキー31の押下操作又は入力文字の入力操作を待機する。そして、CPU100は、ヒストリキー31の押下操作に応じて(ステップS12:YES)、ヒストリ検索処理を実行する(ステップS14)。
【0063】
図14は、ヒストリ検索プログラム507を実行することにより実現されるヒストリ検索処理の実行に係る電子辞書1の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、先ず、指定辞書種別用のヒストリ一覧テーブルを参照してヒストリ一覧を表示し(ステップS100)、ヒストリ一覧に表示されるヒストリ見出語の選択操作を受け付ける(ステップS102)。そして、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作を監視し、押下された場合には(ステップS104:YES)、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択ヒストリ見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する(ステップS106)。
【0064】
ステップS106において、一致すると判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBからステップS102で選択された選択ヒストリ見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS108:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS110)。
【0065】
また、ステップS106において、一致しないと判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBから選択ヒストリ見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS112:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS114)。
【0066】
図13に戻り、CPU100は、入力文字の入力操作に応じて(ステップS16:YES)、上記した見出語候補一覧表示処理を実行して見出語候補一覧を表示し(ステップS18)、見出語候補一覧に表示される見出語候補の選択操作を受け付ける(ステップS20)。次いで、CPU100は、訳/決定キー31の押下操作又は辞書種別キー35の押下操作を監視する。そして、CPU100は、訳/決定キー31の押下操作に応じて(ステップS22:YES)、ステップS20で選択された選択見出語に対応する説明情報を表示する(ステップS24)。また、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作に応じて(ステップS26:YES)、ステップS20で選択された選択見出語について第1見出語ジャンプ処理を実行する(ステップS28)。
【0067】
図15は、第1見出語ジャンププログラム506を実行することにより実現される第1見出語ジャンプ処理に係る電子辞書1の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、先ず、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する(ステップS200)。
【0068】
ステップS200において、一致すると判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS202:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS204)。
【0069】
また、ステップS200において、一致しないと判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBから選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS206:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS208)。
【0070】
次に、以上説明した第1の実施の形態における電子辞書1の操作例について、図16,図17に示す画面遷移例を参照して説明する。
【0071】
(操作例1)
図16(a)は、ユーザが国語辞典キー35aを押下し、文字入力キー23を操作して文字列“いぬ”を入力した場合の見出語候補一覧表示画面W10の一例を示す図である。同図に示す見出語候補一覧表示画面W10には、入力文字I10である“いぬ”の見出語候補一覧T10が表示されている。この見出語候補一覧T10において、選択マーカM10により見出語候補“いぬ”を選択して漢和辞典キー35cを押下すると、(b)に示すように、漢和辞典DB504から読み出された見出語“戌”の説明情報を表示した説明情報表示画面W12が表示される。
【0072】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、選択見出語“いぬ”の見出語文字種別(“ひらがな”)と、指定辞書種別“漢和辞典DB”の見出語文字種別(“漢字”)とが一致しないと判別され(図15に示すステップS200:NO)、選択見出語“いぬ”の追加見出語“戌”と一致する見出語が、漢和辞典DB504から検索され、対応する説明情報が読み出されて表示される(図15に示すステップS206,S208)。
【0073】
(操作例2)
図17(a)は、ユーザが国語辞典キー35aを押下し、文字入力キー23を操作して文字列“ばかぼん”を入力した場合の見出語候補一覧表示画面W20の一例を示す図である。同図に示す見出語候補一覧表示画面W20には、入力文字I20である“ばかぼん”の見出語候補一覧T20が表示されている。この見出語候補一覧T20において、選択マーカM20により見出語“バガボンド”を選択して訳/決定キー25を押下すると、(b)に示すように、国語辞典DB501から読み出された見出語“バガボンド”の説明情報を表示した説明情報表示画面W22が表示される。
【0074】
図17(b)に示す説明情報表示画面W22においてヒストリキー31を押下すると、(c)に示すように、国語辞典−ヒストリサーチ画面W24に、国語辞典のヒストリ一覧T22が表示される。このヒストリ一覧T22には、(b)の説明情報表示画面W22で表示した説明情報の見出語である“バガボンド”がヒストリ見出語として表示されている。
【0075】
図17(c)に示す国語辞典−ヒストリサーチ画面W24において、ヒストリ一覧T22の内、一のヒストリ見出語を反転表示させるヒストリ選択マーカM22によりヒストリ見出語“バガボンド”を選択し、カタカナ語辞典キー35dを押下すると、(d)に示すように、カタカナ語辞典DB503から読み出された見出語“バガボンド”の説明情報を表示した説明情報表示画面W26が表示される。
【0076】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、見出語候補一覧表示処理により、追加見出語が記憶されている辞書DBの見出語候補一覧の表示中に、辞書種別キー35の押下操作に応じて、押下された辞書種別キー35に対応する辞書DBから、選択見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。また、この際、押下された辞書種別キー35に対応する辞書種別(指定辞書種別)の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致しない場合は、指定辞書DBから、選択見出語の追加見出語と一致する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を適切に読み出して表示する制御を行うことができる。例えば、国語辞典DB501から読み出して表示した見出語候補一覧から文字種別が“ひらがな”の見出語が選択され、続いて漢和辞典が指定された場合には、漢和辞典から、選択見出語の追加見出語と一致する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。
【0077】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した電子辞書の第2の実施の形態について説明する。尚、第2の実施の形態における電子辞書は、特に、国語辞典、英和辞典、類語辞典、及び百科事典の4種類の辞書DBを内蔵している場合の実施形態である。以下、第2の実施の形態では、国語辞典の辞書DBである国語辞典DB、英和辞典の辞書DBである英和辞典DB、類語辞典の辞書DBである類語辞典DB、及び百科事典の辞書DBである百科事典DBを包括して、適宜「辞書DB」という。また、第2の実施の形態における電子辞書の構成は、第1の実施の形態において図2に示した電子辞書1の構成において、RAM400を図18(a)に示すRAM410に、フラッシュROM500を図18(b)に示すフラッシュROM510に、それぞれ置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0078】
図18(a)に示すように、RAM410は、第2の実施の形態を実現するため、特に、指定辞書種別格納領域411と、選択見出語格納領域413とを備える。また、(b)に示すように、フラッシュROM510には、第2の実施の形態を実現するため、特に、国語辞典DB511と、英和辞典DB512と、類語辞典DB513と、百科事典DB514と、辞書検索プログラム515と、第2見出語ジャンププログラム516と、辞書種別/文字種別対応テーブル517とが格納され、辞書検索プログラム515は、国語辞典用逆引き検索プログラム515aと、英和辞典用スペルチェックプログラム515bと、百科事典用キーワード検索プログラム515cとを備える。
【0079】
CPU100は、フラッシュROM510に格納された辞書検索プログラム515に従って辞書検索処理を実行する。具体的には、CPU10は、辞書種別キー35の押下操作に応じて指定辞書種別を決定し、指定辞書種別格納領域411を更新する。そして、CPU100は、入力文字の入力操作に応じて見出語候補一覧表示処理を実行し、決定された見出語に対応する説明情報を指定辞書DBから読み出して表示する。
【0080】
ここで、各種辞書DBの蓄積形式について説明する。図19は、百科事典DB514の蓄積形式の一例を示す図である。同図に示すように、百科事典DB514には、見出語と、見出語文字種別と、追加見出語と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。説明情報には、対応する見出語を説明・解説する語義情報に対応付けて、当該語義情報中に含まれるキーワードが格納される。例えば、レコードL20に示す辞書データにおいて、見出語“いでんし”の説明情報には、キーワードとして、語義情報中に含まれる文字列“ディーエヌエー”,“核酸”,“塩基配列”,・・・が格納されている。
【0081】
また、図示しないが、国語辞典DB511には、第1の実施の形態において図4に示した国語辞典DB501と同様に、見出語と、見出語文字種別と、追加見出語と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。また、英和辞典DB512及び類語辞典DB513には、第1の実施の形態において図5に示した英和辞典DB502と同様に、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。
【0082】
また、第2の実施の形態における電子辞書は、上記した各辞書DBに記憶される見出語を検索するための種々の検索方式を提供している。ユーザは、指定辞書DBに記憶される見出語の検索に利用可能な検索方式を選択することにより、該当する検索方式に基づいて、入力文字に適合する見出語候補を検索することができる。
【0083】
例えば、第2の実施の形態における電子辞書は、国語辞典DB511に記憶される見出語を検索するための検索方式として、例えば、入力文字と前方一致する見出語を検索する通常検索方式と、入力文字を語尾とする見出語を検索する逆引き検索方式と、入力文字を含む慣用句を検索する慣用句検索方式とを備えている。特に、国語辞典キー35aが押下された場合であって、逆引き検索方式が指定された場合には、CPU100は、国語辞典用逆引き検索プログラム515aに従って国語辞典用逆引き検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、逆引き検索方式が選択されて訳/決定キー25が押下された場合に、国語辞典DB511に記憶される見出語から、入力文字を語尾とする見出語を検索して、検索した見出語候補を一覧表示する。
【0084】
また、英和辞典DB512に記憶される見出語を検索するための検索方式として、例えば、入力文字と前方一致する見出語を検索する通常検索方式と、入力した英単語(入力文字)のスペルが正しいか否かを判別し、修正候補を検索するスペルチェック検索方式と、入力した英単語(入力文字)を用いた成句を検索する成句検索方式と、入力した英単語(入力文字)を用いた例文を検索する例文検索方式とを備えている。特に、英和辞典キー35bが押下された場合であって、スペルチェック検索方式が指定された場合には、CPU100は、英和辞典用スペルチェックプログラム515bに従って英和辞典用スペルチェック検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、スペルチェック検索方式が選択されて訳/決定キー25が押下された場合に、公知のスペルチェック処理により入力文字のスペルが正しいか否かを判別し、修正候補となる見出語を検索して、検索した見出語候補を一覧表示する。
【0085】
また、百科事典DB514に記憶される見出語を検索するための検索方式として、例えば、入力文字と前方一致する見出語を検索する通常検索方式と、入力文字を含む説明情報に対応づけられた見出語を検索するキーワード検索方式とを備えている。特に、百科事典キー35fが押下された場合であって、キーワード検索方式が指定された場合には、CPU100は、百科事典用キーワード検索プログラム515cに従って百科事典用キーワード検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、キーワード検索方式が選択されて訳/決定キー25が押下された場合に、入力文字と一致するキーワードを百科事典DB514から検索し、検索したキーワードに対応する説明情報の見出語候補を一覧表示する。
【0086】
また、CPU100は、第2見出語ジャンププログラム516に従って第2見出語ジャンプ処理を実行する。具体的には、CPU100は、見出語候補一覧表示処理により表示された見出語候補一覧の表示中に辞書種別キー35が押下されると、指定された辞書種別キー35に対応する辞書種別で指定辞書種別格納領域411を更新するとともに、選択見出語を選択見出語格納領域413に格納する。この選択見出語格納領域413(図示略)には、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態における選択見出語格納領域413の一例を示す。同図に示す選択見出語格納領域413には、選択見出語に対応付けて、当該選択見出語の見出語文字種別と追加見出語とが格納される。
【0087】
次いで、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル517を参照して、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する判別処理を実行する。
【0088】
図20に、第2の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブル517の一例を示す。同図に示すように、辞書種別/文字種別対応テーブル517には、辞書種別と、見出語文字種別とが対応付けて格納される。すなわち、辞書種別“国語辞典DB”に対応付けて国語辞典DB501に記憶されている見出語の文字種別である“ひらがな”及び“カタカナ”が、辞書種別“英和辞典DB”に対応付けて英和辞典DB502に記憶されている見出語の文字種別である“アルファベット”が、辞書種別“類語辞典DB”に対応付けて類語辞典DB513に記憶されている見出語の文字種別である“アルファベット”が、辞書種別“百科事典DB”に対応付けて百科事典DB514に記憶されている見出語文字種別である“ひらがな”及び“カタカナ”が、それぞれ格納されている。
【0089】
CPU100は、上記した判別処理において一致すると判別した場合には、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。また、CPU100は、一致しないと判別した場合であって、選択見出語格納領域413に追加見出語が記憶されている場合には、指定辞書DBから選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0090】
次に、第2の実施の形態における電子辞書の動作について図21に示すフローチャートを参照して説明する。尚、第2見出語ジャンププログラム516の実行に係る処理は、第1の実施の形態において図15に示して説明した第1の実施の形態における電子辞書の動作フローと同一であるため、説明を省略する。
【0091】
図21は、辞書検索プログラム515を実行することにより実現される辞書検索処理に係る、第2の実施の形態における電子辞書の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作に応じて、指定辞書種別を決定し、入力文字の入力操作を待機する。
【0092】
具体的には、国語辞典キー35aが押下されると(ステップS50:YES)、CPU100は、国語辞典用の検索方式を一覧表示する(ステップS51)。特に、国語辞典用検索方式から逆引き検索方式が指定された場合には(ステップS52:YES)、CPU100は、国語辞典用逆引き検索処理を実行し、国語辞典DB511に記憶される見出語から、入力文字を語尾とする見出語を検索して、検索した見出語候補を一覧表示する(ステップS54)。
【0093】
また、英和辞典キー35bが押下されると(ステップS56:YES)、CPU100は、英和辞典用の検索方式を一覧表示する(ステップS57)。特に、スペルチェック検索方式が指定された場合には(ステップS58:YES)、CPU100は、英和辞典用スペルチェック処理を実行し、入力文字のスペルが正しいか否かを判別し、修正候補となる見出語を検索して、検索した見出語候補を一覧表示する(ステップS60)。
【0094】
そして、百科事典キー35fが押下されると(ステップS62:YES)、CPU100は、百科事典用の検索方式を一覧表示する(ステップS63)。特に、キーワード検索方式が指定された場合には(ステップS64:YES)、CPU100は、百科事典用キーワード検索処理を実行し、入力文字と一致するキーワードを百科事典DB514から検索し、検索したキーワードに対応する説明情報の見出語候補を一覧表示する(ステップS66)。
【0095】
続いて、CPU100は、一覧表示させた見出語候補の選択操作を受け付けて(ステップS68)、訳/決定キー31の押下操作又は辞書種別キー35の押下操作を監視する。そして、CPU100は、訳/決定キー31の押下操作に応じて(ステップS70:YES)、ステップS68で選択された選択見出語に対応する説明情報を表示する(ステップS72)。また、CPU100は、辞書種別キー35の押下操作に応じて(ステップS74:YES)、ステップS68で選択された選択見出語について、第2見出語ジャンプ処理として、図15に示す第1見出語ジャンプ処理と同一の処理を実行する(ステップS76)。
【0096】
次に、以上説明した第2の実施の形態における電子辞書の操作例について、図22〜図24に示す画面遷移例を参照して説明する。
【0097】
(操作例1)
図22(a)は、国語辞典キー35aを押下した際に表示される入力文字入力画面W30の一例を示す図である。この入力文字入力画面W30において、通常の検索方式である検索方式“国語辞典”と、検索方式“逆引き”と、検索方式“慣用句検索”の各検索方式が選択可能であり、同図において、検索方式“逆引き”が反転表示され、検索方式選択マーカM30として表示されている。ユーザは、入力装置200から方向指示キー27を押下することにより検索方式選択マーカM30を上下に移動させて、他の検索方式を反転表示させることができる。
【0098】
図22(a)に示す入力文字入力画面W30において、検索方式選択マーカM30により検索方式“逆引き”を選択して、文字入力キー23を操作して入力文字I30である“かんえん”を入力し、訳/決定キー25を押下すると、国語辞典用逆引き検索処理が実行されて、逆引き検索により国語辞典DB511から入力文字“かんえん”に適合する見出語候補が検索され、(b)に示すように、検索された見出語候補を一覧表示した逆引き候補一覧表示画面W32が表示される。
【0099】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、逆引き検索方式の指定操作に応じて(図21に示すステップS52:YES)、逆引き検索により、国語辞典DB511から入力文字に適合する見出語が検索される(ステップS54)。
【0100】
図22(b)に示す逆引き候補一覧表示画面W32には、入力文字“かんえん”の逆引き候補一覧T30が表示されている。この逆引き候補一覧T30において、選択マーカM32により見出語“げきしょうかんえん”を選択して百科事典キー35fを押下すると、(c)に示すように、百科事典DB514から読み出された見出語“げきしょうかんえん”の説明情報を表示した説明情報表示画面W34が表示される。
【0101】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、選択された見出語に対応する説明情報が百科事典DB514から読み出されて表示される(図21に示すステップS72)。
【0102】
これによれば、国語辞典DB511に記憶される見出語の検索方式である検索方式“逆引き”が指定されて、入力文字に適合する見出語を検索した場合であって、検索した見出語候補から何れかの見出語を選択した状態で他の辞書種別を指定する辞書指定キー35が押下された場合に、選択見出語に適合する見出語及び対応する見出語の説明情報を指定辞書DBから適切に読み出して表示することができる。
【0103】
(操作例2)
図23(a)は、百科事典キー35fを押下した際に表示される入力文字入力画面W40の一例を示す図である。この入力文字入力画面W40において、通常の検索方式である検索方式“百科事典”と、検索方式“キーワード検索”との各検索方式が選択可能であり、同図において、検索方式“キーワード検索”が反転表示され、検索方式選択マーカM40として表示されている。ユーザは、入力装置200から方向指示キー27を押下することにより検索方式選択マーカM40を上下に移動させて、他の検索方式を反転表示させることができる。
【0104】
図23(a)に示す入力文字入力画面W40において、検索方式選択マーカM40により検索方式“キーワード検索”を選択して、文字入力キー23を操作して入力文字“でぃーえぬえー”を入力し、訳/決定キー25を押下すると、百科事典用キーワード検索処理が実行されて、キーワード検索により百科事典DB514から入力文字“でぃーえぬえー”に適合する見出語候補が検索され、(b)に示すように、検索された見出語候補を一覧表示したキーワード検索候補一覧表示画面W42が表示される。
【0105】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、キーワード検索方式の指定操作に応じて(図21に示すステップS64:YES)、キーワード検索により、百科事典DB514から入力文字に適合する見出語が検索される(ステップS66)。
【0106】
図23(b)に示すキーワード検索候補一覧表示画面W42には、入力文字“でぃーえぬえー”のキーワード検索候補一覧T40が表示されている。このキーワード検索候補一覧T40において、選択マーカM42により見出語“いでんし”を選択して国語辞典キー35aを押下すると、(c)に示すように、国語辞典DB511から読み出された見出語“いでんし”の説明情報を表示した説明情報表示画面W44が表示される。
【0107】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、選択された見出語に対応する説明情報が国語辞典DB511から読み出されて表示される(図21に示すステップS72)。
【0108】
これによれば、百科事典DB514に記憶されている見出語の検索方式である検索方式“キーワード検索”が指定されて、入力文字に適合する見出語を検索した場合であって、検索した見出語候補の表示中に他の辞書種別を指定する辞書指定キー35が押下された場合に、選択見出語に適合する見出語及び対応する見出語の説明情報を指定辞書DBから適切に読み出して表示することができる。
【0109】
(操作例3)
図24(a)は、英和辞典キー35bを押下した際に表示される入力文字入力画面W60の一例を示す図である。この入力文字入力画面W60において、通常の検索方式である検索方式“英和辞典”と、検索方式“スペルチェック”と、検索方式“成句検索”と、検索方式“例文検索”との各検索方式が選択可能であり、同図において、検索方式“スペルチェック”が反転表示され、検索方式選択マーカM60として表示されている。ユーザは、入力装置200から方向指示キー27を押下することにより検索方式選択マーカM60を上下に移動させて、他の検索方式を反転表示させることができる。
【0110】
図24(a)に示す入力文字入力画面W60において、検索方式選択マーカM60により検索方式“スペルチェック”を選択して、文字入力キー23を操作して入力文字I60である“dissapear”を入力し、訳/決定キー25を押下すると、英和辞典用スペルチェック処理が実行されて、スペルチェックにより英和辞典DB512から入力文字“dissapear”に適合する見出語候補が検索され、(b)に示すように、検索された見出語候補を一覧表示したスペルチェック候補一覧表示画面W62が表示される。
【0111】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、スペルチェック検索方式の指定操作に応じて(図21に示すステップS58:YES)、スペルチェックにより、英和辞典DB512から入力文字に適合する見出語が検索される(ステップS60)。
【0112】
図24(b)に示すスペルチェック候補一覧表示画面W62には、入力文字“dissapear”のスペルチェック候補一覧T60が表示されている。このスペルチェック候補一覧T60において、選択マーカM62により見出語“dissapear”を選択して類語辞典キー35eを押下すると、(c)に示すように、類語候補一覧表示画面W64が表示され、類語辞典DB513から読み出された見出語“dissapear”の類語候補一覧T62が表示される。この類語候補一覧T62において、選択マーカM64により見出語“dissapear”を選択して訳/決定キー25を押下すると、(d)に示すように、対応する説明情報を表示した説明情報表示画面W66が表示される。
【0113】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、選択された見出語に対応する説明情報が類語辞典DB513から読み出されて表示される(図21に示すステップS72)。
【0114】
これによれば、英和辞典DB512に記憶されている見出語の検索方式である検索方式“スペルチェック”が指定されて、入力文字に適合する見出語を検索した場合であって、検索した見出語候補から何れかの見出語を選択した状態で他の辞書種別を指定する辞書指定キー35が押下された場合に、選択見出語に適合する見出語及び対応する見出語の説明情報を指定辞書DBから適切に読み出して表示することができる。
【0115】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、辞書種別毎に特有の検索方式を備えている場合に、当該検索方式により検索された見出語候補一覧の表示中に、辞書種別キー35の押下操作に応じて、押下された辞書種別キー35に対応する辞書DBから、選択見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。
【0116】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した電子辞書の第3の実施の形態について説明する。尚、第3の実施の形態における電子辞書は、特に、英和辞典及び百科事典の2種類の辞書DBを内蔵している場合の実施形態である。以下、第3の実施の形態では、英和辞典の辞書DBである英和辞典DB、及び百科事典の辞書DBである百科事典DBを包括して、適宜「辞書DB」という。また、第3の実施の形態における電子辞書の構成は、第1の実施の形態において図2に示した電子辞書1の構成において、RAM400を図25(a)に示すRAM420に、フラッシュROM500を図25(b)に示すフラッシュROM520に、それぞれ置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0117】
図25(a)に示すように、RAM420は、第3の実施の形態を実現するため、特に、指定辞書種別格納領域421と、選択見出語格納領域423と、変換文字列格納領域425とを備える。また、(b)に示すように、フラッシュROM520には、第3の実施の形態を実現するため、特に、英和辞典DB521と、百科事典DB522と、辞書検索プログラム523と、第3見出語ジャンププログラム524と、辞書種別/文字種別対応テーブル525と、仮名/アルファベット対応テーブル526とが格納される。
【0118】
CPU100は、フラッシュROM520に格納された辞書検索プログラム523に従って辞書検索処理を実行する。具体的には、CPU10は、第2の実施の形態と同様に、辞書種別キー35の押下操作に応じて指定辞書種別を決定し、指定辞書種別格納領域421を更新する。そして、CPU100は、入力文字の入力操作に応じて見出語候補一覧表示処理を実行し、決定された見出語に対応する説明情報を指定辞書DBから読み出して表示する。
【0119】
また、図示しないが、英和辞典DB521には、第1の実施の形態において図5に示した英和辞典DB502と同様に、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。また、百科事典DB522には、第1の実施の形態において図4に示した国語辞典DB501と同様に、見出語と、見出語文字種別と、追加見出語と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。
【0120】
また、CPU100は、第3見出語ジャンププログラム524に従って第3見出語ジャンプ処理を実行する。具体的には、CPU100は、見出語候補一覧表示処理に従って表示した見出語候補一覧の表示中に辞書種別キー35が押下されると、指定された辞書種別キー35に対応する辞書種別で指定辞書種別格納領域421を更新するとともに、選択見出語を選択見出語格納領域423に格納する。図26に、第3の実施の形態における選択見出語格納領域423の一例を示す。同図に示す選択見出語格納領域423には、選択見出語“DNA”に対応付けて、英和辞典DB521において見出語“DNA”に対応付けて格納されている見出語文字種別“アルファベット”が格納されている。
【0121】
次いで、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル525を参照して、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する判別処理を実行する。
【0122】
図27に、第3の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブル525の一例を示す。同図に示すように、辞書種別/文字種別対応テーブル525には、辞書種別“英和辞典DB”と英和辞典DB521に記憶されている見出語の文字種別である“アルファベット”とが対応付けられて、辞書種別“百科事典DB”と百科事典DB522に記憶されている見出語の文字種別である“ひらがな”及び“カタカナ”とが対応付けられて、それぞれ格納されている。
【0123】
CPU100は、上記した判別処理において一致すると判別した場合には、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。また、CPU100は、一致しないと判別した場合には、仮名/アルファベット対応テーブル526を参照して、選択見出語を指定辞書種別の見出語文字種別に変換する。図28に、仮名/アルファベット対応テーブル526の一例を示す。仮名/アルファベット対応テーブル526には、“A”〜“Z”の各アルファベットと、対応する仮名とが対応付けて格納されている。
【0124】
また、この際、変換後の文字列を変換文字列格納領域425に格納する。図29に、変換文字列格納領域425の一例を示す。同図に示すように、変換文字列格納領域425には、変換文字列“でぃーえぬえー”が格納されている。CPU100は、指定辞書DBから、変換文字列格納領域425に格納されている変換文字列と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0125】
次に、第3の実施の形態における電子辞書の動作について図30に示すフローチャートを参照して説明する。尚、辞書検索プログラム523の実行に係る処理は、第2の実施の形態において図21に示して説明した第2の実施の形態における電子辞書の動作フローと同一であるため、説明を省略する。
【0126】
CPU100は、図21に示す辞書検索処理において、辞書種別キー35の押下操作を検知すると(ステップS74)、第2見出語ジャンプ処理に替えて第3見出語ジャンプ処理を実行する。図30は、第3見出語ジャンププログラム524を実行することにより実現される第3見出語ジャンプ処理に係る、第3の実施の形態における電子辞書の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、先ず、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する(ステップS500)。
【0127】
ステップS500において、一致すると判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS502:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS504)。
【0128】
また、ステップS500において、一致しないと判別された場合には、CPU100は、選択見出語を指定辞書種別の見出語文字種別に変換する(ステップS506)。次いで、CPU100は、指定辞書DBから変換文字列と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS508:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS510)。
【0129】
次に、以上説明した第3の実施の形態における電子辞書の操作例について、図31に示す画面遷移例を参照して説明する。
【0130】
図31(a)は、ユーザが英和辞典キー35bを押下し、文字入力キー23を操作して文字列“dna”を入力した場合の見出語候補一覧表示画面W70の一例を示す図である。同図に示す見出語候補一覧表示画面W70には、入力文字I70である“dna”の見出語候補一覧T70が表示されている。この見出語候補一覧T70において、選択マーカM70により見出語候補“DNA”を選択して百科事典キー35fを押下すると、(b)に示すように、百科事典DB522から読み出された見出語“DNA”の説明情報を表示した説明情報表示画面W72が表示される。
【0131】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、文字種別“アルファベット”で表記された選択ヒストリ見出語“DNA”が、百科事典DB522の見出語文字種別“仮名”に変換されて変換文字列“でぃーえぬえー”が作成される(図30に示すステップS506)。続いて、この変換文字列“でぃーえぬえー”が入力文字に設定されて百科事典DB522から適合する見出語が検索され、対応する説明情報が表示される(図30に示すステップS508,S510)。
【0132】
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、指定辞書種別の見出語文字種別と選択見出語の見出語文字種別とが異なる場合に、選択見出語の文字種別を、指定辞書種別の見出語文字種別に変換した後、指定辞書DBから、変換文字列と一致する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を適切に読み出して表示する制御を行うことができる。例えば、英和辞典DB521から読み出して表示した見出語候補一覧から見出語が選択され、続いて百科事典が指定された場合には、“アルファベット”で表記される選択見出語を、百科事典DB522の見出語文字種別“仮名”に変換することができる。そして、百科事典DB522から、変換文字列と一致する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。
【0133】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明を適用した電子辞書の第4の実施の形態について説明する。尚、第4の実施の形態における電子辞書は、特に、国語辞典及び漢和辞典の2種類の辞書DBを内蔵している場合の実施形態である。以下、第4の実施の形態では、国語辞典の辞書DBである国語辞典DB、及び漢和辞典の辞書DBである漢和辞典DBを包括して、適宜「辞書DB」という。また、第4の実施の形態における電子辞書の構成は、第1の実施の形態において図2に示した電子辞書1の構成において、RAM400を図32(a)に示すRAM430に、フラッシュROM500を図32(b)に示すフラッシュROM530に、それぞれ置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0134】
図32に示すように、RAM430は、第4の実施の形態を実現するため、特に、指定辞書種別格納領域431と、選択見出語格納領域433と、切出語格納領域435とを備える。また、(b)に示すように、フラッシュROM530には、第4の実施の形態を実現するため、特に、国語辞典DB531と、漢和辞典DB533と、辞書検索プログラム535と、第4見出語ジャンププログラム537と、辞書種別/文字種別対応テーブル539とが格納され、第4見出語ジャンププログラム537は、切出語検索プログラム537aを備える。
【0135】
CPU100は、フラッシュROM530に格納された辞書検索プログラム535に従って辞書検索処理を実行する。具体的には、CPU10は、第2の実施の形態と同様に、辞書種別キー35の押下操作に応じて指定辞書種別を決定し、指定辞書種別格納領域431を更新する。そして、CPU100は、入力文字の入力操作に応じて見出語候補一覧表示処理を実行し、決定された見出語に対応する説明情報を指定辞書DBから読み出して表示する。
【0136】
尚、図示しないが、国語辞典DB531には、第1の実施の形態において図4に示した国語辞典DB501と同様に、見出語と、見出語文字種別と、追加見出語と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。また、漢和辞典DB533には、第1の実施の形態において図5に示した英和辞典DB502と同様に、見出語と、見出語文字種別と、説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。
【0137】
また、CPU100は、第4見出語ジャンププログラム537に従って第4見出語ジャンプ処理を実行する。具体的には、CPU100は、上記した見出語候補一覧表示処理により表示された見出語候補一覧の表示中に辞書種別キー35が押下されると、指定された辞書種別キー35に対応する辞書種別で指定辞書種別格納領域431を更新するとともに、選択見出語を選択見出語格納領域433に格納する。図33に、第4の実施の形態における選択見出語格納領域433の一例を示す。同図に示す選択見出語格納領域433には、選択見出語“へきれき”と、国語辞典DB531において見出語“へきれき”に対応付けて格納されている見出語文字種別“ひらがな”及びその追加見出語“霹靂”とが対応付けて格納されている。
【0138】
次いで、CPU100は、辞書種別/文字種別対応テーブル539を参照して、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する判別処理を実行する。
【0139】
図34に、第4の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブル539の一例を示す。同図に示すように、辞書種別/文字種別対応テーブル539には、辞書種別と、見出語文字種別とが対応付けて格納される。すなわち、辞書種別“国語辞典DB”に対応付けて国語辞典DB531に記憶されている見出語の文字種別である“ひらがな”及び“カタカナ”が、辞書種別“漢和辞典DB”に対応付けて漢和辞典DB533に記憶されている見出語の文字種別である“漢字”が、それぞれ格納されている。
【0140】
CPU100は、上記した判別処理において一致すると判別した場合には、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。また、CPU100は、一致しないと判別した場合であって、選択見出語格納領域433に追加見出語が記憶されている場合には、指定辞書DBから選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0141】
特に、CPU100は、一致しないと判別した場合であって、国語辞典DB531から読み出した見出語候補一覧の表示中に漢和辞典キー35cが押下された場合には、切出語検索プログラム537aに従って切出語検索処理を実行する。具体的には、CPU100は、先ず、選択見出語格納領域433の追加見出語から先頭文字を切り出して切出語格納領域435に格納する。図35に、切出語格納領域435の一例を示す。同図に示すように、切出語格納領域435には、切出語“霹”が格納されている。
【0142】
また、次ページ送りキー39の押下操作に応じて、CPU100は、追加見出語の文字列の内、当該時点で切出語格納領域435に格納される文字の直後の文字を切り出して切出語格納領域435に格納し、切出語と一致する見出語を漢和辞典DB533から検索して、対応する説明情報を読み出して表示する。さらに、前ページ送りキー38の押下操作に応じて、CPU100は、追加見出語の文字列の内、当該時点で切出語格納領域435に格納される文字の直前の文字を切り出して切出語格納領域435に格納し、切出語と一致する見出語を漢和辞典DB533から検索して、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0143】
例えば、見出語候補一覧の表示中に漢和辞典キー35cが押下された場合であって、図33に示す選択見出語格納領域433を参照した場合には、CPU100は、追加見出語“霹靂”の先頭文字“霹”を切り出して切出語格納領域435に格納する。続いて、CPU100は、切出語格納領域435に格納されている切出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。さらに、続いて、次ページ送りキー39が押下された場合には、CPU100は、追加見出語“霹靂”から、当該時点で切出語格納領域435に格納されている文字“霹”の直後の文字“靂”を切り出して切出語格納領域435に格納し、切出語格納領域435に格納されている切出語と一致する見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する。
【0144】
次に、第4の実施の形態における電子辞書の動作について図36,図37に示すフローチャートを参照して説明する。尚、辞書検索プログラム535の実行に係る処理は、第2の実施の形態において図21に示して説明した、第2の実施の形態における電子辞書1の動作フローと同一であるため、説明を省略する。
【0145】
CPU100は、図21に示す辞書検索処理において、辞書種別キー35の押下操作を検知すると(ステップS74)、第2見出語ジャンプ処理に替えて第4見出語ジャンプ処理を実行する。図36は、第4見出語ジャンププログラム537を実行することにより実現される第4見出語ジャンプ処理に係る、第4の実施の形態における電子辞書の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、先ず、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致するか否かを判別する(ステップS600)。
【0146】
ステップS600において、一致すると判別された場合には、CPU100は、指定辞書DBから選択見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS602:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS604)。
【0147】
また、ステップS600において、一致しないと判別された場合であって、押下された辞書種別キー35が漢和辞典キー35cの場合には(ステップS606:YES)、CPU100は、切出語検索処理を実行する(ステップS608)。
【0148】
図37は、切出語検索プログラム537aを実行することにより実現される切出語検索処理に係る、第4の実施の形態における電子辞書の動作フローである。同図に示すように、CPU100は、先ず、ポインタ位置を追加見出語の先頭文字位置に初期化する(ステップS700)。ここで、ポインタとは、当該時点で追加見出語から切り出されて切出語格納領域435に格納される文字を指示するものである。続いて、CPU100は、ポインタ位置の文字を切り出す(ステップS702)。そして、CPU100は、切出語と一致する見出語を漢和辞典DB533から検索し、一致する見出語が検索された場合には(ステップS704:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS706)。
【0149】
また、CPU100は、次ページ送りキー39が押下された場合には(ステップS708:YES)、ポインタ位置を直後の文字位置に更新し(ステップS710)、ポインタ位置の文字を切り出す(ステップS712)。そして、CPU100は、切り出した文字と一致する見出語を漢和辞典DB533から検索し、一致する見出語が検索された場合には(ステップS714:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS716)。
【0150】
さらに、CPU100は、前ページ送りキー38が押下された場合には(ステップS718:YES)、ポインタ位置を直前の文字位置に更新し(ステップS720)、ポインタ位置の文字を切り出す(ステップS722)。そして、CPU100は、切り出した文字と一致する見出語を漢和辞典DB533から検索し、一致する見出語が検索された場合には(ステップS724:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS726)。
【0151】
そして、CPU10は、戻るキー33の押下操作を検知しない場合には(ステップS728:NO)、ステップS708に戻って、次ページ送りキー39又は前ページ送りキー38の押下操作を待機する。
【0152】
図36に戻り、押下された辞書種別キー35が漢和辞典キー35c以外の辞書種別キー35の場合には(ステップS606:NO)、CPU100は、指定辞書DBから選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索し、一致する見出語が検索された場合に(ステップS610:YES)、対応する説明情報を読み出して表示する(ステップS612)。
【0153】
次に、以上説明した第4の実施の形態における電子辞書の操作例について、図38に示す画面遷移例を参照して説明する。
【0154】
図38(a)は、ユーザが国語辞典キー35aを押下し、文字入力キー23を操作して文字列“へきれき”を入力した場合の見出語候補一覧表示画面W80の一例を示す図である。同図に示す見出語候補一覧表示画面W80には、入力文字I80である“へきれき”の見出語候補一覧T80が表示されている。この見出語候補一覧T80において、選択マーカM80により見出語候補“へきれき”を選択して漢和辞典キー35cを押下すると、(b)に示すように、漢和辞典DB533から読み出された見出語“霹”の説明情報を表示した説明情報表示画面W82が表示される。
【0155】
具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、選択見出語“へきれき”の見出語文字種別(“ひらがな”)と、指定辞書種別“漢和辞典DB”の見出語文字種別(“漢字”)とが一致しないと判別される(図36に示すステップS600:NO)。続いて、選択見出語“へきれき”の追加見出語“霹靂”から先頭文字“霹”が切り出され(図37に示すステップS700,S702)、切出語“霹”と一致する見出語が漢和辞典DB533から検索されて、対応する説明情報が読み出されて表示される(図15示すステップSS704,S706)。
【0156】
さらに、(b)に示す説明情報表示画面W82において次ページ送りキー39を押下すると、(c)に示すように、“靂”の説明情報を表示した説明情報表示画面W84が表示される。具体的には、以下の内部処理が実行される。すなわち、追加見出語“霹靂”から文字“霹”の直後の文字“靂”が切り出され(図37に示すステップS710,S712)、切出語“靂”と一致する見出語が漢和辞典DB533から検索されて、対応する説明情報が読み出されて表示される(図15示すステップSS714,S716)。
【0157】
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、見出語候補一覧の表示中に、漢和辞典キー35cが押下され、辞書種別“漢和辞典DB”の見出語文字種別(“漢字”)と、選択見出語の見出語文字種別とが一致しない場合であって、選択見出語に追加見出語が対応付けられている場合に、先ず、選択見出語の追加見出語の先頭文字を切り出し、次いで、切出語と一致する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を漢和辞典DB533から読み出して表示することができる。従って、見出語候補一覧から文字種別“漢字”で表記された追加見出語が対応付けられた見出語が選択されて漢和辞典キー35cを押下された場合に、追加見出語から切り出した先頭文字に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を漢和辞典DB533から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。さらに、次ページ送りキー39又は前ページ送りキー38の押下操作に応じて、追加見出語を構成する文字を順次切り出して、適合する見出語及び説明情報を読み出して表示することができる。
【0158】
尚、上記した第4の実施の形態を、説明情報を表示した見出語をヒストリ見出語として保持しておく場合に適用することも可能である。すなわち、ヒストリ見出語を一覧表示したヒストリ一覧から、追加見出語が文字種別“漢字”で表記されるヒストリ見出語が選択されて漢和辞典キー35cが押下された場合に、追加見出語を構成する先頭文字を切り出して、切出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を漢和辞典DB533から読み出して表示することとしてもよい。そして、次ページ送りキー39又は前ページ送りキー38が押下された場合に、追加見出語を構成する文字を順次切り出して、切出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を漢和辞典DB533から読み出して表示することとしてもよい。
【0159】
また、第4の実施の形態では、漢和辞典キー35cが押下された場合に、選択見出語の追加見出語を構成する文字を切り出して、適合する見出語及び当該見出語の説明情報を漢和辞典DB533から読み出して表示する場合について説明したが、以下のようにしてもよい。すなわち、選択された見出語が、複数の単語が組み合わされた複合語である場合に、当該複合語を構成する先頭の単語を切り出して、切出語に適合する見出語及び当該見出語の説明情報を指定辞書DBから読み出して表示することとしてもよい。そして、次ページ送りキー39又は前ページ送りキー38が押下された場合に、複合語を構成する単語を順次切り出して、切出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を指定辞書DBから読み出して表示することとしてもよい。
【0160】
以上、本発明を適用した実施の形態例について説明したが、本発明は、上記したものに限らず適宜変更可能である。
【0161】
例えば、上記した実施の形態においては、見出語候補一覧の表示中に辞書種別キー35が押下された場合であって、指定辞書種別の見出語文字種別と、選択見出語の見出語文字種別とが一致しない場合に、指定辞書DBから、選択見出語の追加見出語と一致する見出語を検索する場合について説明したが、見出語候補一覧の表示中に押下された辞書種別キー35に対応する辞書DBに追加見出語が記憶されている場合には、以下のようにしてもよい。すなわち、指定辞書DBから、選択見出語と一致する追加見出語を検索し、検索された追加見出語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示することとしてもよい。例えば、英和辞典DBから読み出した見出語候補一覧の表示中に、国語辞典キー35aが押下された場合に、国語辞典DBの追加見出語から、選択見出語と一致する追加見出語及び対応する見出語の説明情報を読み出して表示する。
【0162】
また、見出語候補一覧の表示中に押下された辞書種別キー35に対応する辞書DBに追加見出語が記憶されているとともに、選択見出語に追加見出語が対応付けられている場合には、以下のようにしてもよい。すなわち、指定辞書DBから、選択見出語の追加見出語と一致する追加見出語を検索し、検索された追加見出語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示する。例えば、国語辞典DBから読み出した見出語候補一覧の表示中に、百科事典キー35fが押下された場合に、百科事典DBの追加見出語から、選択見出語の追加見出語と一致する追加見出語及び対応する見出語の説明情報を読み出して表示する。
【0163】
また、上述した実施の形態では、本発明の情報表示制御装置を、電子辞書、電子事典等を含む電子辞書に適用した場合について説明したが、このような製品に限定されるものではなく、携帯電話、パソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子機器全般に適用可能である。
【0164】
また、上記した実施の形態では、電子辞書を、単体で動作するいわゆるスタンドアローン型の装置として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。すなわち、通信装置を内蔵或いは接続可能に構成し、サーバと通信することによって本発明に係る装置を実現することも可能である。
【0165】
図39に、通信装置を内蔵した電子辞書端末600と、サーバ700とが通信回線を介して通信可能に接続されたシステム構成の概略構成例を示す図である。サーバ700は、例えば、汎用のワークステーションやサーバ用コンピュータ等によって構成されるものであり、電子辞書端末600は、携帯電話機や、通信装置を内蔵したパソコン、通信装置を内蔵した電子辞書等により構成されるものである。通信回線は、有線/無線の電話網やインターネット網等である。
【0166】
図39において、上記した実施の形態の電子辞書の主要機能を有する機能ブロックを太線で示した。例えば、第1の実施の形態における電子辞書1のCPU100が実行する辞書検索処理や第1見出語ジャンプ処理、ヒストリ検索処理等は、サーバ700のCPU702が実行する。また、フラッシュROM500が記憶する各種データや各種プログラム等は、サーバ700が備えるハードディスク等から構成される記憶装置712が記憶する。また、辞書検索処理や第1見出語ジャンプ処理、ヒストリ検索処理等の実行に伴うデータはサーバ700のRAM710が記憶する。
【0167】
一方、電子辞書1の入力装置200及び表示装置300は、それぞれ、電子辞書端末600の入力装置604及び表示装置606に相当する。
【0168】
すなわち、サーバ700がホスト(或いはサーバ)、電子辞書端末600が端末(或いはクライアント)に相当するホスト・端末のシステム(或いはクライアント/サーバ型のシステム)を形成する。そして、電子辞書端末600の入力装置604から入力された入力文字等が通信装置610を介してサーバ700に送信され、サーバ700のCPU702が記憶装置712に記憶された各種データ及び各種プログラムに従って辞書検索処理や第1見出語ジャンプ処理、ヒストリ検索処理等を実行し、処理結果を通信装置714を通じて電子辞書端末600に送信して表示装置606に表示させる。このように、サーバ700及び電子辞書端末600から構成されるシステムで、本発明を実現することも可能である。この場合、電子辞書端末600においては、各種辞書DBやヒストリ一覧テーブル等のデータ等を記憶しておく必要がなく、また辞書検索処理や第1見出語ジャンプ処理、ヒストリ検索処理等を実行する必要もない。このため、演算処理能力が比較的低いCPU602や、記憶容量等が比較的小さいROM606等を具備する電子辞書端末600(例えば携帯電話)であってもよい。
【0169】
【発明の効果】
請求項1又は11に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から入力文字に適合する見出語を検索して一覧表示することができる。そして、表示した一覧から一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、当該他の集合情報から、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行うことができる。従って、一の集合情報から指定された見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0170】
請求項2に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、指定された検索方式に基づいて入力文字に適合する見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能な検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0171】
請求項3に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、逆引き検索方式に基づいて入力文字を語尾とする見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能な逆引き検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0172】
請求項4に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語から、キーワード検索方式に基づいて入力文字を含む説明情報に対応付けられた見出語を検索して一覧表示した場合であって、表示した一覧から見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合に、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の検索に利用可能なキーワード検索方式により検索した見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0173】
請求項5に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語の文字種別と、指定された他の集合情報に含まれる見出語の文字種別とが異なる場合に、当該見出語の文字種別を、指定された他の集合情報に含まれる見出語の文字種別に変換することができる。そして、他の集合情報から、指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0174】
請求項6に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された他の集合情報に含まれる見出語に追加語が対応付けられている場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語に適合する追加語及び当該追加語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0175】
請求項7に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語に対応する追加語がある場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語の追加語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0176】
請求項8に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、一の集合情報及び指定された他の集合情報に含まれる見出語にそれぞれ追加語が対応付けられている場合には、指定された他の集合情報から、指定された見出語の追加語に適合する追加語及び当該追加語の見出語に対応する説明情報を読み出して表示することができる。従って、一の集合情報の見出語に基づいて、適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を他の集合情報から適切に読み出して表示する制御を行うことができる。
【0177】
請求項9に記載の発明によれば、一の集合情報に含まれる見出語をもとに検索して一覧表示した入力文字に適合する見出語の中から、一の見出語が指定されるとともに、他の集合情報が指定された場合であって、指定された見出語に対応する追加語がある場合には、追加語を構成する一部分の文字を選出し、選出した文字に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を指定された他の集合情報から読み出して表示することができる。
【0178】
請求項10又は12に記載の発明によれば、サーバ又はコンピュータにおいて、複数の集合情報のうちの一の集合情報を指定する第1の集合情報指定情報及び入力文字を利用者端末から受信した際に、第1の集合情報指定情報により指定された一の集合情報に含まれる見出語から入力文字に適合する見出語を検索し、利用者端末に送信することができる。そして、サーバにおいて、他の集合情報を指定する第2の集合情報指定情報、及び一の見出語が指定された見出語指定情報を受信した際に、第2の集合情報指定情報により指定された他の集合情報から、見出語指定情報により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を読み出して利用者端末に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は電子辞書の斜視概観図の一例、(b)は電子辞書のキー配列の一例を示す図。
【図2】第1の実施の形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。
【図3】指定辞書種別格納領域の一例を示す図。
【図4】国語辞典DBの蓄積形式の一例を示す図。
【図5】英和辞典DBの蓄積形式の一例を示す図。
【図6】カタカナ語辞典DBの蓄積形式の一例を示す図。
【図7】漢和辞典DBの蓄積形式の一例を示す図。
【図8】見出語候補一覧表示処理を説明するための画面遷移例を示す図。
【図9】国語辞典用ヒストリ一覧テーブルの一例を示す図。
【図10】第1の実施の形態における選択見出語格納領域の一例を示す図。
【図11】第1の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブルの一例を示す図。
【図12】選択ヒストリ見出語格納領域の一例を示す図。
【図13】辞書検索処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図14】ヒストリ検索処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図15】第1見出語ジャンプ処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図16】第1の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図17】第1の実施の形態における電子辞書の他の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図18】第2の実施の形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。
【図19】第2の実施の形態における百科事典DBの蓄積形式の一例を示す図。
【図20】第2の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブルの一例を示す図。
【図21】辞書検索処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図22】第2の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図23】第2の実施の形態における電子辞書の他の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図24】第2の実施の形態における電子辞書の他の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図25】第3の実施の形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。
【図26】第3の実施の形態における選択見出語格納領域の一例を示す図。
【図27】第3の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブルの一例を示す図。
【図28】仮名/アルファベット対応テーブルの一例を示す図。
【図29】変換文字列格納領域の一例を示す図。
【図30】第3見出語ジャンプ処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図31】第3の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図32】第4の実施の形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。
【図33】第4の実施の形態における選択見出語格納領域の一例を示す図。
【図34】第4の実施の形態における辞書種別/文字種別対応テーブルの一例を示す図。
【図35】切出語格納領域の一例を示す図。
【図36】第4見出語ジャンプ処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図37】切出語検索処理の実行に係る電子辞書の動作の一例を示すフローチャート。
【図38】第4の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図39】電子辞書端末とサーバとで構成されるシステムの概略構成例を示す図。
【符号の説明】
1 電子辞書
100 CPU
200 入力装置
300 表示装置
400 RAM
401 指定辞書種別格納領域
403 選択見出語格納領域
405 選択ヒストリ見出語格納領域
500 フラッシュROM
501 国語辞典DB
502 英和辞典DB
503 カタカナ語辞典DB
504 漢和辞典DB
505 辞書検索プログラム
506 第1見出語ジャンププログラム
507 ヒストリ検索プログラム
508 国語辞典用ヒストリ一覧テーブル
509 辞書種別/文字種別対応テーブル

Claims (12)

  1. 見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられ情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶手段と、
    前記複数の集合情報のうち、ユーザの操作により見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定手段と、
    前記第1の集合情報指定手段により指定された一の集合情報について検索する文字をユーザに入力させる入力手段と、
    前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して適合する見出語の一覧を表示する制御を行う見出語表示制御手段と、
    この見出語表示制御手段により表示制御された見出語のうち、ユーザ操作により一の見出語を指定する見出語指定手段と、
    前記見出語指定手段により一の見出語が指定された後にユーザにより決定操作が行われることに応じて、前記一の集合情報から対応する説明情報を読み出して表示する検索結果表示手段と、
    前記検索結果表示手段による表示に替えて、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報をユーザの操作により指定する第2の集合情報指定手段と、
    前記第2の集合情報指定手段により他の集合情報が指定されたことに応じて、前記見出語指定手段により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記第2の集合情報指定手段により指定された他の集合情報の中から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報の検索に利用可能な検索方式を表示する検索方式表示制御手段を更に備え、
    前記入力手段は、入力文字の入力とともに前記検索方式表示制御手段により表示制御された検索方式の択一的な指定入力を行う手段であり、
    前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式に基づいて、前記入力された入力文字に適合する見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索する手段である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式が逆引き検索方式であった場合に、前記入力された入力文字を語尾とする見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索する逆引き検索手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記見出語表示制御手段は、前記入力手段により指定された検索方式がキーワード検索方式であった場合に、前記入力された入力文字を含む説明情報に対応づけられた見出語を前記第1の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索するキーワード検索手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記見出語指定手段により指定された見出語の文字種別を、前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報に含まれる見出語の文字種別に変換する文字種別変換手段を更に備え、
    前記説明情報表示制御手段は、前記文字種別変換手段により変換された見出語により、当該変換された見出語に適合する見出語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した見出語及び説明情報を表示する制御を行う変換後見出語検索手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  6. 前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
    前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に適合する追加語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した追加語に対応する見出語及び説明情報を表示する制御を行う第1の追加語検索手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  7. 前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
    前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語に適合する見出語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した見出語及び説明情報を表示する制御を行う第2の追加語検索手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  8. 前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
    前記説明情報表示制御手段は、前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語に適合する追加語を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索し、検索した追加語に対応する見出語及び説明情報を表示する制御を行う第3の追加語検索手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  9. 前記複数の集合情報に含まれる見出語のうち一部の見出語には追加語が対応づけられており、
    前記見出語指定手段により指定された見出語に対応する追加語がある場合、当該追加語を構成する一部分の文字を選出する選出手段と、
    この選出手段により選出された文字に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記第2の集合情報指定手段により指定された集合情報の中から検索して表示する制御を行う選出文字対応情報表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  10. 所定の通信回線を介して利用者端末と接続されるサーバにおいて、
    見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶手段と、
    前記複数の集合情報のうち、見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定情報及び検索するための入力文字を前記利用者端末から受信する第1の受信手段と、
    前記受信した入力文字に適合する見出語を、前記受信した第1の集合情報指定情報により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して前記利用者端末に適合する見出語の一覧を表示させるために送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された見出語一覧からユーザにより一の見出語が指定され、決定操作が行われたことを前記利用者端末から受信する決定受信手段と、
    前記決定受信手段の受信に応じて、ユーザにより指定された一の見出語に対応する説明情報を、前記一の集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する検索結果送信手段と、
    前記決定受信手段による受信をすることなく、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報を指定する第2の集合情報指定情報、及び前記第1の送信手段によって送信した見出語のうちの一の見出語を指定する見出語指定情報を、前記利用者端末から受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段の受信に応じて、前記受信した見出語指定情報により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を、前記受信した第2の集合情報指定情報により指定された他の集合情報の中から読み出して前記利用者端末に送信する第2の送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  11. コンピュータに、
    見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶機能と、
    前記複数の集合情報のうち、ユーザの操作により見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定機能と、
    前記第1の集合情報指定手段により指定された一の集合情報について検索する文字をユーザに入力させる入力機能と、
    前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記第1の集合情報指定機能により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して適合する見出語の一覧を表示する制御を行う見出語表示制御機能と、
    この見出語表示制御機能により表示制御された見出語のうち、ユーザ操作により一の見出語を指定する見出語指定機能と、
    前記見出語指定機能により一の見出語が指定された後にユーザにより決定操作が行われることに応じて、前記一の集合情報から対応する説明情報を読み出して表示する検索結果表示機能と、
    前記検索結果表示機能による表示に替えて、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報をユーザの操作により指定する第2の集合情報指定機能と、
    前記第2の集合情報指定機能により他の集合情報が指定されたことに応じて、前記見出語指定機能により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記第2の集合情報指定機能により指定された他の集合情報の中から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 所定の通信回線を介して利用者端末と接続されるコンピュータに、
    見出語と、当該見出語の説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合情報を複数種類記憶する記憶機能と、
    前記複数の集合情報のうち、見出語検索の対象とする一の集合情報を指定する第1の集合情報指定情報及び検索するための入力文字を前記利用者端末から受信する第1の受信機能と、
    前記受信した入力文字に適合する見出語を、前記受信した第1の集合情報指定情報により指定された集合情報に含まれる見出語の中から検索して前記利用者端末に適合する見出語の一覧を表示させるために送信する第1の送信機能と、
    前記第1の送信機能により送信された見出語一覧からユーザにより一の見出語が指定され、決定操作が行われたことを前記利用者端末から受信する決定受信機能と、
    前記決定受信機能の受信に応じて、ユーザにより指定された一の見出語に対応する説明情報を、前記一の集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する検索結果送信機能と、
    前記決定受信機能による受信をすることなく、前記複数の集合情報のうち、他の集合情報を指定する第2の集合情報指定情報、及び前記第1の送信機能によって送信した見出語のうちの一の見出語を指定する見出語指定情報を前記利用者端末から受信する第2の受信機能と、
    前記第2の受信機能の受信に応じて、前記受信した見出語指定情報により指定された見出語に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を、前記受信した第2の集合情報指定情報により指定された他の集合情報の中から読み出して前記利用者端末に送信する第2の送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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