JP4336762B2 - 携帯端末の動作モードの自動切換えシステム、切換え方法および携帯端末 - Google Patents

携帯端末の動作モードの自動切換えシステム、切換え方法および携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末の動作モード、特に携帯端末が着信規制区域に出入りする際の動作モードの自動切換えシステム等に関する。
携帯電話は、常時利用者に携帯されているため、映画館や劇場、コンサートホール等にそのまま持ち込まれることが多い。しかし、このような場所では、携帯電話の呼出し音や通話音声が周囲の迷惑となることから、一般の場所と比べて着信を規制する必要性が高い(本明細書では、着信を規制する必要が高い区域を、着信規制区域という。)。そのため、電源を切ったり、マナーモードに切り替えるように館内放送で注意を喚起することもおこなわれていいるが、忘れてしまったり、面倒であるといった理由で、必ずしも守られるとは限らない。このため、携帯電話の動作モードを、利用者の操作によらずに自動的にマナーモードに切り替える技術が検討されている。
例えば、着信規制区域に、携帯電話に対して制御情報を送信する無線送信装置を設置し、無線送信装置からの電波が届く範囲に携帯電話があるときは、携帯電話が自動的にマナーモードに設定される技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、最近では携帯電話を、映画館や劇場、コンサートホール等における電子チケットとして利用することが検討されている。これは、利用者があらかじめ携帯電話から通信ネットワークを経由して所定のサーバにアクセスし、所定の映画館等における所定日時の指定席を予約し、映画館等で、携帯端末に付けられた非接触式IC(Integrated Circuit)カードをゲートの読取装置に近づけ、チケットの確認をおこなうものである。そして、このような技術と組合せ、読取装置でチケット確認をおこなう際に、読取装置から制御信号を携帯電話に発信し、携帯電話をマナーモードに設定させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。同文献ではさらに、携帯電話のタイマを起動させ、所定時間後にマナーモードを解除させる技術も開示されている。
特開2001−25062号公報 特開2003−69670号公報
しかしながら、従来の技術には、次のような問題点があった。
まず、特許文献1に記載された無線送信装置を設置する手段は、設備の設置コストや、館内の隅々まで信号電波が確実に届くか(さらに、着信規制区域外では確実に電波が遮断されるか)といった問題があり、経済性や信頼性の面で難点があった。
この点、特許文献2に記載された、ゲートに設置された装置で携帯電話をマナーモードに切り替える方法では、上記の問題は解消される。しかし、同文献に記載の技術では、入場の際に携帯電話のマナーモード解除タイマを作動させるため、一定時間経過後には、自動的にマナーモードが解除されてしまう。このため、利用者が動作モードを確認する機会がなくなり、例えば、着信規制区域内でマナーモードになっていることを確認して安心していたところ、着信規制区域を退出後、いつの間にかマナーモードが解除されてしまうことが考えられる。また、普段からマナーモードで利用している利用者にとっては、常にマナーモードに設定されているという安心感から、動作モード自体に注意を払わないケースも多いと考えられ、長時間本人の認識なしにマナーモードの解除状態が持続することもありうる。
このように、従来技術は、着信規制区域内に入った携帯電話のマナーモードへの自動設定に重点が置かれていたため、着信規制区域を出た後の携帯電話の動作モードの設定については、適切な手段が検討されていなかった。
本発明は、以上の事情に鑑み、着信規制の必要な区域に入場する際には確実に携帯端末を所定の動作モードに設定し、退場する際には携帯電話の動作モードを利用者に確実に確認させることのできる、携帯端末の動作モードの自動切換えシステム、切換え方法および携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末の動作モードの自動切換えシステムは、電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段と、各着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を受信する第1の受信手段と、第1の受信手段で受信した動作モード制御信号に基づいて着信通知手段を選択し、選択された着信通知手段だけを作動させる制御部とを有する携帯端末と、携帯端末に動作モード制御信号を送信する第1の送信手段とを有している。そして、本発明の自動切換えシステムは、上記目的を達成するため、携帯端末に動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を送信する第2の送信手段を有し、携帯端末は、動作モード変更問合せ信号を受信する第2の受信手段と、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなう通報手段とを有し、制御部は、受信した動作モード変更問合せ信号に基づき、通報手段に動作モードの変更の要否を問い合わせる通報をおこなわせることを特徴としている。
このように構成された携帯端末の動作モードの自動切換えシステムを着信規制区域内等で用いれば、携帯端末が動作モード制御信号を受信することによって、携帯端末は自動的にマナーモード等の所定の動作モードに切り替わる。また、携帯端末が動作モード変更問合せ信号を受信することによって、携帯電話は利用者に対して動作モードの変更の要否を問い合わせる通報をおこなうので、利用者には、設定された動作モードをそのまま維持するか、変更するかなどを適宜に設定しなおす機会が与えられる。
ここで、第1、第2の送信手段は、所定の施設の出入口に設けられたリーダライタであり、第1、第2の受信手段は、携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードであるように構成することができる
また、非接触式ICカードは、所定の施設への入場許可申請情報を有し、リーダライタは、入場許可申請情報を読み取り、所定の照合データと照合し、入場が許可されるかどうかを判定するようにしてもよい。
本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法は、第1の送信手段が、携帯端末に、携帯端末への電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を送信するステップと、携帯端末の第1の受信手段が、動作モード制御信号を受信するステップと、携帯端末の制御部が、第1の受信手段で受信した動作モード制御信号に基づいて着信通知手段を選択し、選択された着信通知手段だけを作動させるステップとを有する、携帯端末の動作モードの自動切換え方法である。そして、第2の送信手段が、携帯端末に動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を送信するステップと、該携帯端末の制御部が、第2の受信手段で受信した動作モード変更問合せ信号に基いて、携帯端末の通報手段に、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなわせるステップとを有することを特徴としている。
ここで、第1、第2の送信手段は、所定の施設の出入口に設けられたリーダライタであり、第1、第2の受信手段は、携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードであるように構成することができる。
また、非接触式ICカードは、所定の施設への入場許可申請情報を有し、リーダライタが、入場許可申請情報を読み取り、所定の照合データと照合し、入場が許可されるかどうかを判定するステップを有するようにしてもよい。
本発明の携帯端末は、電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段と、各着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を受信する第1の受信手段と、第1の受信手段で受信した動作モード制御信号に基づいて着信通知手段を選択し、選択された着信通知手段だけを作動させる制御部とを有している。そして、携帯端末に動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を受信する第2の受信手段と、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなう通報手段とを有し、制御部は、受信した動作モード変更問合せ信号に基づき、通報手段に動作モードの変更の要否を問い合わせる通報をおこなわせることを特徴としている。
ここで、第1、第2の受信手段は、携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードであるように構成することができる。
以上説明したように、本発明の携帯端末の動作モードの自動切換えシステムによれば、利用者が携帯端末を携帯して映画館等の着信規制区域に入場する際には、携帯端末は自動的にマナーモード等の所定の動作モードに切り替わるので、周囲への迷惑を防止することができる。また、着信規制区域を退出する際などに、利用者には、動作モードを維持するか、変更するかなどを適宜に設定しなおす機会が与えられるので、携帯端末が利用者の意図に反して、マナーモード解除の状態で長期間放置されるなどの問題を解消することができ、利用者の利便性が高まる。
以下に図面を参照して、本発明の携帯端末の動作モードの自動切換えシステムについて、詳細を説明する。なお、以下の説明では携帯電話を対象とするが、本発明は携帯性と通信機能を有する任意の端末に適用できる。
図1には、自動切換えシステムの全体概念図を示す。携帯電話1は近傍にある基地局Bと無線によって接続され、基地局Bは通信ネットワーク3を介して電子チケット発行サーバ4と接続可能である。着信規制区域となっている映画館、劇場等の施設Aの入口にはリーダライタ5が設置されている。携帯電話1は、非接触式ICカードを用いたインタフェース部25(図2参照)を有しており、インタフェース部25をリーダライタ5に近づけると、携帯電話1とリーダライタ5との間で双方向の通信が可能となる。
図2には、携帯電話1の概念的な内部ブロック図を示す。携帯電話1は制御部11を中心に複数のブロックに分かれている。送受信部12はアンテナ121を介して電話やメール等の信号電波を送受信する。送受信部12は、変復調部等を備えた信号変換部13を介して、音声通話をおこなう送受話部14と、メール通信をおこなうメール送受信部15とに接続している。
携帯電話1はまた、電話やメールの着信通知手段を制御する動作モード制御部16を有している。動作モード制御部16は制御部11からの指令により、複数種類の着信通知手段である、電子音を発する鳴動部17、バイブレータによって携帯電話を振動させる振動部18、LEDを発光または点滅させる発光部19を選択的または同時に作動させ、電話やメールの着信を利用者に伝える。
携帯電話2はまた、アドレス記憶部21と、複数のボタンからなる入力部22と、液晶パネルからなる表示部23と、メッセージ記憶部24と、非接触式ICカードからなるインタフェース部25とを有している。
アドレス記憶部21は、電話番号やメールアドレスの記憶部211(同図では電話番号を例として示している。)と、電話番号等とマナーモード設定中の電話等に対する応答メッセージとの対応を示す対応参照部212とを有している。対応参照部212の「1」は電話番号等と応答メッセージとの対応付けが取られている場合、すなわち、電話番号等の着信に対して所定の応答メッセージが返信される場合を意味し、「0」はこのような対応付けが取られていない場合を示している。
表示部23は、携帯電話1が施設Aから出た後に、動作モード変更問合せ信号(後述)に基づいて、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせるメッセージを表示する通報手段としても機能する。
メッセージ記憶部24は、マナーモード設定中の着信電話に対して応答する音声メッセージを記録した音声メッセージ記憶部241と、着信メールに対して応答するテキストメッセージを記録したメールメッセージ記憶部242とを有している。
インタフェース部25は、リーダライタ5に送信される電子チケット情報を記録するとともに、動作モード制御信号(後述)をリーダライタ5から受信する第1の受信手段、および動作モード変更問合せ信号をリーダライタ5から受信する第2の受信手段として機能する。
図3には、リーダライタ5の概念的な内部ブロック図を示す。リーダライタ5は携帯電話1のインタフェース部25(非接触式ICカード)に記録された情報を受信し、インタフェース部25に情報を送信するリードライト部51を有している。リードライト部51の後者の機能は、より詳細には、動作モード制御信号をインタフェース部25に送信する第1の送信手段、および動作モード変更問合せ信号をインタフェース部25に送信する第2の送信手段としての機能である。
リーダライタ5はまた、マナーモード設定中に着信した電話やメールに対する応答メッセージのひな形を自動生成して記録する応答メッセージ生成記憶部52と、予約者の一覧531、各予約者の座席番号532、入場の有無533(図3では、入場すると「1」になる。)、上映終了予定時刻534を記録する予約者情報記憶部53と、リーダライタ5の動作を制御する制御部54とを有している。
応答メッセージ生成記憶部52は、応答メッセージのひな形を音声、テキストの両方について生成し、各々音声ひな形メッセージ記憶部521と、メールひな形メッセージ記憶部522に記録する。応答メッセージのひな形は、例えば、「現在○○映画館にて映画鑑賞中のため、電話やメールに出られません。映画は△△時◇◇分に終わります。」、「只今映画鑑賞中です。1時間後にかけ直します(メール返信します)。」といった、標準的、一般的な内容で、「○○映画館」、「△△時◇◇分」、「1時間後」などの情報は、予約者情報記憶部53の情報や現在の時間から自動生成される。
次に、図4のフロー図および図5A〜5Fの携帯電話の画面表示図等を参照して、映画館での使用を例に、本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法の手順を説明する。
まず、利用者は、携帯電話1から、基地局B、ネットワーク3を介して電子チケット発行サーバ4へアクセスし、電子チケット発行を要求する。要求を受け取った電子チケット発行サーバ4は、該当する電子チケットを携帯電話1に送信する(ステップ71)。電子チケットは利用者の識別情報(携帯電話の電話番号、メールアドレス、専用に発行された整理番号など。)、映画のタイトル、施設Aの名称、日時、指定席の情報等からなる電子的なチケット情報である。電子チケットは携帯電話1のインタフェース部25に記録され、図5Aのように表示部23に表示される。
利用者は、入力部22からアドレス記憶部21を呼び出し、自動応答の対象とする電話番号・メールアドレスを選択する(ステップ72)。以下の説明では、この選択された電話番号・メールアドレスを選択電話番号等という、この操作は、呼び出したアドレス情報の各電話番号やメールアドレスに所定のチェックをすることでおこなわれ、その結果は、対応参照部212に書き込まれる。選択の結果は、図5Bのように表示部23に表示される。ここで、「レ」は選択済、ブランクは未選択の電話番号を示し、各々対応参照部212の「1」と「0」(図2参照)に対応している。選択電話番号等は入力部22からあらたに入力してもよく、この場合は対応参照部212には自動的に「1」が書き込まれる。
利用者は、施設Aのゲートに設けられたリーダライタ5に携帯電話1を近づける。リーダライタ5のリードライト部51は、携帯電話1の非接触式ICのインタフェース部25から電子チケット情報を読み取り、制御部54に送る。制御部54は、予約者情報記憶部53に記録された照合用の予約情報と、電子チケット情報とを照合して、入場を許可するか否かを判定する。(ステップ73)。
入場を許可する場合、リードライト部51は、インタフェース部25を介して携帯電話1に動作モード制御信号を送信する。ここで、動作モード制御信号とは、鳴動部17、振動部18、発光部19からなる各着信通知手段の動作状態を設定し、携帯電話1を各動作が組み合わされた所定の動作モードとするための制御信号である。動作モード制御信号は制御部11に送られ、制御部11は動作モード制御部16に、携帯電話1をマナーモードに切り替えるよう指令する(ステップ74)。このとき、マナーモードへの設定を有効にするか確認メッセージを出すようにしてもよく、例えば、利用者が確認の操作をすると自動的に設定を変更し、すぐに変更しないときは施設Aへの入場を拒否し、再度リーダライタ5での処理を求めるようにしてもよい。マナーモードの内容は、施設Aの特性に応じて動作モード制御信号で設定可能であり、例えば、バイブレータの振動が周囲の迷惑になるような場合は発光部19だけを、逆にLED表示が迷惑になるような場合は振動部18だけを作動させるようにすることも可能であり、まったく作動させないようにすることもできる。マナーモードが自動設定されると、図5Cのように、その設定内容が表示部23に表示される。
リードライト部51はまた、インタフェース部25を介して携帯電話1に、応答メッセージ生成記憶部52に記録された応答メッセージのひな形を送信する。受信された応答メッセージは、メッセージ記憶部24に保存される(ステップ75)。音声メッセージの場合、所定の操作によって、図5Dのように、携帯電話1の送受話部14のスピーカ部からメッセージが再生され、変更したい場合は、利用者が送受話部14のマイク部から希望のメッセージを吹き込む。変更された音声メッセージは、確認後、音声メッセージ記憶部241に上書き保存される。テキストメッセージの場合、所定の操作によって、図5Eのように、携帯電話1の表示部23に応答メッセージが表示され、修正したい場合は、利用者が入力部22から入力する(例えば、「只今映画鑑賞中です。2時間後にメール返信します。」)。修正されたテキストメッセージは、確認後、メールメッセージ記憶部242に上書き保存される。応答メッセージは、応答メッセージ生成記憶部52にて複数個のひな形を生成し、携帯電話1がそれらを受信し、そのなかから利用者が選択・修正するようにしてもよい。
マナーモード設定中に電話の着信があると、制御部11は発信元の電話番号をアドレス記憶部21の記憶部211と照合し、記憶部211に存在していればさらに対応参照部212と照合し(ステップ76)、対応参照部212でチェックされた相手先であれば音声メッセージ記憶部241に記録された応答メッセージを自動で返信する(ステップ77)。記憶部211に登録されていないか、あるいは記憶部211には登録されているが対応参照部212にチェックされていない相手先からの着信の場合は通常の処理と同一であり、利用者が留守番電話契約をしていれば、留守番電話センターへの接続となり、留守番電話契約をしていなければ応答せず終了する(ステップ78)。メール受信の場合も同様で、制御部11は発信元のメールアドレスをアドレス記憶部21の記憶部211と照合し、記憶部211に存在していればさらに対応参照部212と照合し(ステップ79)ユーザが選択したメールアドレスからの受信ならば、メールメッセージ記憶部242に記録された応答メッセージを自動送信し(ステップ80)、選択したメールアドレスでなければなんらの処理もおこなわない(ステップ81)。なお制御部11は、着信したのが電話かメールかによって、音声メッセージ記憶部241とメールメッセージ記憶部242のいずれかを自動的に選択する。
施設Aから退場する場合は、利用者は携帯電話1を再度リーダライタ5のリードライト部51に近づける。リードライト部51は、携帯電話1に動作モード変更問合せ信号を送信し、携帯電話1のインタフェース部25は、動作モード変更問合せ信号を受信する。ここで、動作モード変更問合せ信号とは、携帯端末1の動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報を、通報手段である表示部23におこなわせる信号である。制御部11は受信した動作モード変更問合せ信号に基づき、表示部23に対して、図5Fに示すように、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる確認メッセージを表示させる(ステップ82)。利用者は設定を変更するかどうかを判断し、入力部22から指令を入力する(ステップ83)。携帯電話1は、それに応じて設定を維持し、または設定を変更する。なお、通報手段としては表示部23からの視覚表示だけでなく、送受話部14のスピーカ部からの音声通知、および両者の併用も可能である。
以上、本発明の詳細を実施形態によって説明したが、本発明は上記の内容に限定されるものではない。以下に、他の実施形態を説明する。
まず、自動応答の対象となる選択電話番号等を、2以上のレベルにグループ化することができる。例えば、アドレス記憶部21の対応参照部212を、レベル1から4のいずれかを指定できるようにしておく。また、自動応答させるレベルの記憶部をあらたに設けておく。自動応答させるレベルは、動作モード制御信号で与えてもよいし、利用者が設定してもよい。そして電話等の着信があったときに、着信した電話番号等と、上記記憶部に入力されたレベルと、対応参照部212で指定されたレベルとを照合することによって、映画館であればレベル1,2の電話番号等に対して、コンサートホールであれば全てのレベルの電話番号等に対して自動応答させるといったように、施設によって自動応答対象者を適切に設定することが可能となる。
また、利用者が退場する場合に、携帯電話1を再度リーダライタ5に近づける代わりに、以下のようにして、動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる確認メッセージを表示させてもよい。具体的には、携帯電話1はタイマ機能を有し、タイマ作動時間経過後に上記の確認メッセージを表示部23に表示し、動作モード変更問合せ信号はタイマ作動時間の情報を有するように構成しておく。携帯電話1は例えば映画の終了時刻の30分後にセットされたタイマ作動信号を有する動作モード変更問合せ信号を、動作モード制御信号とともに受信し、その時間になると上記のメッセージを表示部23に表示し、利用者は設定を変更するかどうかを判断し、入力部22から結果を入力する。
また、予約者情報記憶部53に連動した自動メール送信装置を別途設け、例えば映画の終了時刻の30分後に動作モード変更問合せ信号を有するメールを自動送信し、各携帯電話に、マナーモード設定時間が終了したので、解除するか、そのまま維持するかを確認させるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では主に映画館や劇場を対象に説明したが、本発明は、一般的に電話やメールの着信規制や通話規制がおこなわれる可能性のある場所、たとえば、病院、診療所、交通機関、美術館や、会議場、会議室などにも同様に適用できることはいうまでもない。
このように、本発明の自動切換えシステム等によれば、着信規制区域内に携帯電話を持ち込む際にも自動的にマナーモードに設定されるので、周囲に迷惑を及ぼすおそれがなくなるとともに、利用者に、着信規制区域を退出した後に希望の動作モードに再設定する機会を確実に与えることができる。また、マナーモード設定中の電話着信またはメール着信に対して適切な応答メッセージが返信されるので、発信元が何度も電話をかけたり、メールを送信する手間が省けることになる。
本発明の携帯端末の動作モードの自動切換えシステムの全体概念図である。 図1に示す自動切換えシステムを構成する携帯端末の、概念的な内部ブロック図である。 図1に示す自動切換えシステムを構成するリーダライタの、概念的な内部ブロック図である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法のフロー図である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の表示画面である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の表示画面である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の表示画面である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の発生音を示す説明図である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の表示画面である。 本発明の携帯端末の動作モードの自動切換え方法を実施中の携帯電話の表示画面である。
符号の説明
1 携帯電話
11 制御部
12 送受信部
121 アンテナ
13 信号変換部
14 送受話部
15 メール送受信部
16 動作モード制御部
17 鳴動部
18 振動部
19 発光部
21 アドレス記憶部
211 記憶部
212 対応参照部
22 入力部
23 表示部
24メッセージ記憶部
241 音声メッセージ記憶部
242 メールメッセージ記憶部
25 インタフェース部
3 通信ネットワーク
4 電子チケット発行サーバ
5 リーダライタ
51 リードライト部
52 応答メッセージ生成記憶部
53 予約者情報記憶部
54 制御部
A 施設
B 基地局

Claims (8)

  1. 電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段と、各着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を受信する第1の受信手段と、該第1の受信手段で受信した該動作モード制御信号に基づいて前記着信通知手段を選択し、選択された前記着信通知手段だけを作動させる制御部とを有する携帯端末と、前記携帯端末に前記動作モード制御信号を送信する第1の送信手段とを有する、携帯端末の動作モードの自動切換えシステムにおいて、
    前記携帯端末に該動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を送信する第2の送信手段を有し、
    該携帯端末は、該動作モード変更問合せ信号を受信する第2の受信手段と、
    前記動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなう通報手段とを有し、
    前記制御部は、受信した該動作モード変更問合せ信号に基づき、前記通報手段に該動作モードの変更の要否を問い合わせる通報をおこなわせることを特徴とする、携帯端末の動作モードの自動切換えシステム。
  2. 前記第1、第2の送信手段は、所定の施設の出入口に設けられたリーダライタであり、
    前記第1、第2の受信手段は、前記携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードである、請求項1に記載の携帯端末の動作モードの自動切換えシステム。
  3. 前記非接触式ICカードは、前記所定の施設への入場許可申請情報を有し、
    前記リーダライタは、該入場許可申請情報を読み取り、所定の照合データと照合し、入場が許可されるかどうかを判定する、請求項2に記載の携帯端末の動作モードの自動切換えシステム。
  4. 第1の送信手段が、携帯端末に、該携帯端末への電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を送信するステップと、
    前記携帯端末の第1の受信手段が、該動作モード制御信号を受信するステップと、
    前記携帯端末の制御部が、該第1の受信手段で受信した該動作モード制御信号に基づいて前記着信通知手段を選択し、選択された前記着信通知手段だけを作動させるステップとを有する、携帯端末の動作モードの自動切換え方法において、
    第2の送信手段が、前記携帯端末に該動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を送信するステップと、
    該携帯端末の第2の受信手段が、該動作モード変更問合せ信号を受信するステップと、
    該携帯端末の前記制御部が、該第2の受信手段で受信した該動作モード変更問合せ信号に基いて、該携帯端末の通報手段に、前記動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなわせるステップとを有することを特徴とする、携帯端末の動作モードの自動切換え方法。
  5. 前記第1、第2の送信手段は、所定の施設の出入口に設けられたリーダライタであり、
    前記第1、第2の受信手段は、前記携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードである、請求項に記載の携帯端末の動作モードの自動切換え方法。
  6. 前記非接触式ICカードは、前記所定の施設への入場許可申請情報を有し、
    前記リーダライタが、該入場許可申請情報を読み取り、所定の照合データと照合し、入場が許可されるかどうかを判定するステップを有する、請求項5に記載の携帯端末の動作モードの自動切換え方法。
  7. 電話またはメールの着信を利用者に通知する複数種類の着信通知手段と、各着信通知手段の動作状態を設定し、各動作が組み合わされた動作モードとする動作モード制御信号を受信する第1の受信手段と、該第1の受信手段で受信した該動作モード制御信号に基づいて前記着信通知手段を選択し、選択された前記着信通知手段だけを作動させる制御部とを有する携帯端末において、
    前記携帯端末に該動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる動作モード変更問合せ信号を受信する第2の受信手段と、
    該動作モードの変更の要否を利用者に問い合わせる旨の通報をおこなう通報手段とを有し、
    前記制御部は、受信した該動作モード変更問合せ信号に基づき、前記通報手段に該動作モードの変更の要否を問い合わせる通報をおこなわせることを特徴とする、携帯端末。
  8. 前記第1、第2の受信手段は、前記携帯端末に保持または内蔵された非接触式ICカードである、請求項7に記載の携帯端末。

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