JP4336221B2 - 太陽電池モジュール及びそれを用いた太陽電池アレイ - Google Patents

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Description

本発明は、太陽エネルギーを利用して発電を行う太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの複数を建物の屋根上に設置し、これら太陽電池モジュール同士を瓦重ねして成る太陽電池アレイに関する。
従来、例えば図32に示すように、家庭の電気負荷を低減させるために、家屋の屋根上に太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する瓦一体型の太陽電池モジュール30を瓦重ねして配設して成る太陽光発電屋根400が知られている。
このような瓦型の太陽光発電屋根400の場合、太陽電池モジュール30は、図33に示すように、瓦材10と略同一形状をなす瓦状本体31の上部に、ガラスや樹脂などの透光性基板に複数の太陽電池セルを貼り合せて構成される太陽電池32を埋め込めませるようにし、瓦状本体31と太陽電池32とを樹脂等の接着剤により一体化させたものが用いられている。太陽電池モジュール30は太陽電池32を有しない瓦材10と形状的には何ら変わりがないので、太陽電池モジュール30の屋根上への配設は、通常の瓦材10の施工と同様に、野地板33上に配された桟木9に瓦材10を屋根の軒先から順次瓦重ねしていくことができる。なお、太陽電池モジュール30から出力される出力配線34は、この瓦材10の重なりにより生じる瓦材10と野地板33の隙間を通すものが一般的である。
また、図34の(b)に示すように、屋根の棟に対し平行な方向、すなわち屋根面に平行で水平な方向に隣り合う2つの瓦材10のうち、一方の瓦材10に形成され、下方へ突出する上部突出部35と、他方の瓦材10に形成され、上方へ突出する下部突出部36とが噛み合わされており、瓦材10どうしが容易にずれたりしないようにしている。
また、図34の(b)に示すように、家屋の軒先近傍に配される瓦材10に、積雪の落下防止のために上方に突出させた雪止め用の突起29を設けた雪止め付き平板瓦27や波板瓦28を配する場合がある。
特開2000−199302号公報 特開2000−336874号公報 特開2002−61356号公報 特開2001−193245号公報
しかしながら、上述のように屋根面に瓦材10を一部積み重ねながら固定して配線して行く必要があるため、全ての配線作業の完了時には、太陽電池モジュール相互等の結線とともに、太陽電池モジュールの屋根面への固定も終えた状態となる。
したがって、後で結線の間違い等により、太陽電池モジュールの屋根面からの取り外し作業が必要となれば、その作業が煩雑となり問題である。
また、太陽電池モジュール等の保守・点検作業においても、太陽電池モジュールの取り外しが必要な作業であれば容易ではない。
さらに、前述したように、瓦一体型の太陽電池モジュールにおいて雪止め用の突起を設けると、太陽電池モジュールの受光面積(発電面積)が小さくなるだけでなく、突起が影を作るなどの問題が生じる。また、その問題を解消するために、通常の雪止め付き瓦材10を使用すれば、施工が複雑化するだけでなく、雪止め部周辺には、堰き止められた雪により重量が増加するので、その過重に耐えられる強度を持たせる必要がある上に、雪止め付き瓦材10と一般瓦材10の2種類の瓦材10を用意しなくてはならず、製造上及び施工上において工程が複雑化し問題である。
雪止め、配線の方式として、表面に凸部を設けこれを雪止め及び端子取り出し部の収納部として使用する太陽電池一体型屋根材(例えば、特許文献1を参照) や太陽電池一体型屋根材等の表面に雪止めを設ける方法(例えば、特許文献2を参照)が提案されているが、前述の問題を解決することはできない。
また、図35に示す瓦型の太陽光発電屋根401の場合、太陽電池モジュール130は、ガラスや樹脂などの透光性基板と太陽電池セルを貼り合せて構成される太陽電池132に、瓦材110と置き換え可能な取付構造・防水構造をもつ金属などの枠108を取り付けたものであり、前記太陽電池モジュール130は他の太陽電池を有しない瓦材110と、混ぜ葺きすることができる。
しかしながら、上述のように太陽電池モジュール130を瓦状に葺く場合、一般の瓦葺を使用する場合よりも重ね合わせで生じる隙間が少なく、通気性が悪い。特に枠108が押し出し成型等で作製された金属の場合は、雨水の吹き込みや結露による湿気や夏場等に瓦裏にたまる熱気が排出されにくい。また、瓦材110と太陽電池モジュール130、及び太陽電池モジュール130どうしの重ねあわせ部で軋みによる騒音、レール材の被覆の磨耗などの問題が生じる。さらに、このように太陽電池モジュール130を瓦重ねに設置するとメンテナンス等で太陽電池モジュールを交換するとき、モジュールの着脱が煩雑となるといった問題がある。
図36に示すように、一方、雨水の吹き込み防止の方法として、下段太陽電池モジュールの棟側枠126と上段太陽電池モジュールの軒側枠127の間に合成樹脂発泡体を挟むことが提案されている。(例えば、特許文献3参照)
また、瓦裏面の換気の方法として、軒側枠127にスリットをあける方法が提案されている。(例えば、特許文献4参照)
この方法では雨水の吹き込みは軽減できるが、一度入ってしまった雨水や結露による湿気がより排出されにくくなったり、内部に溜まった水により金属の腐食が生じるといった問題がある。
そこで、本発明では、屋根上での太陽電池モジュールの配設作業や保守・点検作業等を簡便に行うことが可能な太陽電池モジュールおよびそれを用いた太陽電池アレイを提供することを目的とする。さらに雪止めの機能を任意の太陽電池モジュールに持たせることが可能な優れた屋根用の太陽電池モジュール及びそれを用いた太陽電池アレイを提供することを目的とする。
また本発明では、瓦裏の湿気、熱気が排出され易くすること、瓦重ね部の軋みや磨耗をなくすること、メンテナンス時などに太陽電池モジュールを容易に取り外しすることを可能とする太陽電池アレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、瓦材とともに屋根面に配設されることによって、瓦材または他の太陽電池モジュールの上に瓦重ねして下面で野地板を覆う太陽電池モジュールであって、前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールに位置合せされる、前記下面に設けられた位置合わせ体と、位置合わせ体に着脱可能に装着される発電体と、を含み前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールとの間に空隙を設け、該空隙は、軒側面の全長に沿って、外部空間に開口する換気通路を構成することを特徴とする
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、位置合せ体は、野地板に配設された状態で、下方への変位を阻止する変位阻止部を有することを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、位置合せ体は、野地板に配設された状態で、発電体の両端部をそれぞれ支持することを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、位置合せ体は、予め定める装着位置に発電体を案内する案内部を有することを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、発電体が位置合せ体に装着された状態で、発電体に設けられる発電体側固定部分と位置合せ体に設けられる位置合せ体側固定部分とを着脱自在に固定する連結部材と、連結部材を覆い、発電体側固定部分または位置合せ体側固定部分に着脱自在に装着されるカバー体とをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、カバー体は、本体部と、本体部に対して変位可能に設けられる可動部と、予め定める変位方向一方に向かう弾発力を可動部に与える弾発力発生手段とを有し、可動部が変位方向一方に位置する状態で、可動部が位置合せ体または発電体に係止されて、カバー体が位置合せ体または発電体に装着されることを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記カバー体に雪止め部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記の太陽電池モジュールにおける棟側端部もしくは前記瓦材の棟側端部を挟持する取付金具、又は、屋根面に固定された支持金具に係合される取付金具を、前記下面に設けたことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記軒側面よりも棟側の上面にストッパーを設けたこと特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記ストッパーは、前記軒側面の長手方向の全長に沿って設けられた突起であることを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記突起が軒側に傾斜していることを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記上段の太陽電池モジュールの軒端部に、着脱自在なカバー体を垂設したことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記空隙は、屋根上方の外部空間に連通することを特徴とする。
本発明太陽電池アレイは、前記太陽電池モジュールの複数どうしを互いに瓦重ねして、各太陽電池モジュールが電気的にそれぞれ接続されることを特徴とする。
本発明の太陽電池モジュールによれば、瓦材とともに屋根面に配設されることによって、瓦材または他の太陽電池モジュールの上に瓦重ねして、下面で野地板を覆う太陽電池モジュールであって、前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールに位置合せされる、前記下面に設けられた位置合わせ体と、位置合わせ体に着脱可能に装着される発電体と、を含むことで、位置合せ体が野地板に配設された状態で、発電体を取外すことができる。これによって屋根上での太陽電池モジュールの配設作業や保守および点検作業を簡便に行うことができる。たとえば太陽電池モジュール配設後の各発電体の結線の間違いおよび発電体の破損などによって、発電体を取外す必要が生じた場合に、発電体を容易に取外すことができる。また、本発明では、前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールとの間に空隙を設け、該空隙は、軒側面の長手方向の全長に沿って、外部空間に開口する換気通路を構成しているため、瓦裏の湿気、熱気が前記開口から排出され易い。
また、位置合せ体は、野地板に配設された状態で、下方への変位を阻止する変位阻止部を有することで、太陽電池モジュールが下方にずれることを防ぐことができる。
たとえば変位阻止部は、下方の瓦材、下方の他の太陽電池モジュールまたは野地板に設けられる係止部に係止される。
また、位置合せ体は、野地板に配設された状態で、発電体の両端部をそれぞれ支持することで、発電体の両端部が支持されることによって、発電体の変形を防止することができる。これによって発電体が雪を積載しても発電体の破損を防ぐことができる。
また、位置合せ体は、予め定める装着位置に発電体を案内する案内部を有することで、発電体が案内体に案内されて位置合せ体に装着される。
また、発電体が位置合せ体に装着された状態で、発電体に設けられる発電体側固定部分と位置合せ体に設けられる位置合せ体側固定部分とを着脱自在に固定する連結部材と、連結部材を覆い、発電体側固定部分または位置合せ体側固定部分に着脱自在に装着されるカバー体とをさらに含むことで、連結部材によって位置合せ体と発電体とを固定することによって、発電体を装着した後に、発電体が位置合せ体からずれること防ぐことができる。
たとえば連結体は、ボルトによって実現され、各固定部分のいずれかは、ねじ孔が形成されることによって実現される。さらにカバー体が連結部材を覆うことによって、太陽電池モジュールの美観を向上することができる。
また、カバー体は、本体部と、本体部に対して変位可能に設けられる可動部と、予め定める変位方向一方に向かう弾発力を可動部に与える弾発力発生手段とを有し、可動部が変位方向一方に位置する状態で、可動部が位置合せ体または発電体に係止されて、カバー体が位置合せ体または発電体に装着されるようにすれば、可動部は、弾発力発生手段によって弾発力が与えられた状態に保たれるので、カバー体が位置合せ体または発電体から脱離することを防ぐことができる。また弾発力に抗して可動部を変位方向他方に移動させることによって、可動部と、位置合せ体または発電体との係止状態を解除することができる。これによってカバー体と位置合せ体または発電体との装着状態を容易に解除することができる。
また、前記カバー体に雪止め部を設ければ、屋根上に設置した太陽電池モジュールの任意位置に雪止め部を設けることが容易となるので、主要部材である太陽電池モジュールを1種類にすることができるとともに、雪止め用とそうでない一般の太陽電池モジュールとを分けて管理し、設置工事する必要がなく、施工が簡素化できる。しかも、カバー体のみ雪止め用に変更すればよいので、施工完了後の仕様変更も容易である。さらに太陽電池モジュールのいずれにも雪止めカバーを配することが可能なので、屋根上の軒側の太陽電池モジュールだけでなく、屋根の中間位置や棟側の太陽電池モジュールにも雪止め機構を備えたカバー体を配して、積雪の荷重が一部の太陽電池モジュールに集中しないように配慮することもできる。
また、前記の太陽電池モジュールにおける棟側端部もしくは前記瓦材の棟側端部を挟持する取付金具、又は、屋根面に固定された支持金具に係合される取付金具を、前記下面に設ければ、上段の太陽電池モジュールと下段の太陽電池モジュール又は瓦材との間で、取付金具に関する摺接部分を排除することができる。したがって、取付金具に関する瓦重ね部の軋みや摩耗をなくすることができる。
また、前記軒側面よりも棟側の上面にストッパーを設ければ、屋根上作業者などが太陽電池アレイに乗ったり、積雪などの荷重が加えられて、上段の太陽電池モジュールにおける軒側端部が下方に撓んだ際に、太陽電池モジュールの枠体が変形しにくい。
また、前記ストッパーは、前記軒側面の長手方向の全長に沿って設けられた突起であるようにすることで、前記ストッパーは、前記下段の太陽電池モジュールにおける棟側端部または瓦材における棟側端部に、さらに雨水が吹き込みにくい。
また、前記突起が軒側に傾斜していることで、前記支持ストッパーは、前記下段の太陽電池モジュールにおける棟側端部または瓦材における棟側端部に設けられて、軒側に傾斜する突起であることから、前記突起が雨返しとなって、雨水が吹き込みにくい。
本発明の太陽電池アレイによれば、本発明の太陽電池モジュールの複数どうしを互いに瓦重ねして、各太陽電池モジュールが電気的にそれぞれ接続されるようにすることで、上述したように位置合せ体が野地板に配設された状態で、発電体を取外すことができる。これによって屋根上での太陽電池アレイの配設作業や保守および点検作業を簡便に行うことができる。
以下図面を参考にして本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
以下に、本発明に係る太陽電池モジュール1及びそれを用いた太陽電池アレイ90の実施形態について、模式的に図示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1に太陽電池モジュール1の受光面側からみた斜視図を、図2に断面図を、図3に分解斜視図を、図4に2つに分離した分解断面図をそれぞれ示す。また、図5にこの太陽電池モジュール1の複数を結線して配設して成る太陽電池アレイ90が、建物の屋根の一部に配設されている様子を示す。また、図6〜図13、及び図15〜図16、図18に太陽電池モジュール1の一部断面図を、図14に枠カバー2の斜視図を、図17に太陽電池モジュール1の出力配線を取り出す様子を示す。
図1に示すように、太陽電池モジュール1は、発電機能を有し平面略長方形をなす板状本体の太陽電池部50と、ケーシング51と、枠カバー2とを含んで構成される。太陽電池部50は、発電能力を有する発電体となる。またケーシング51は、瓦材10、他の太陽電池モジュールまたは野地板に位置合せされる位置合せ体となる。太陽電池部50は、太陽電池11と、棟側長辺枠12と、軒側長辺枠13と、側面枠14とを備える。太陽電池11は、ガラスや樹脂などの透光性基板と複数の太陽電池セルとが貼り合されて、板状に形成される。棟側長辺枠12は、太陽電池11の棟側に配され、太陽電池11に取り付けられる。軒側長辺枠13は、太陽電池11の軒側に配され、太陽電池11に取り付けられる。側面枠14は、太陽電池11の左右両側に配され、太陽電池11に取り付けられる。枠カバー2は、軒側長辺枠13へ取り付けられる。
なお、本発明において、棟側とは、屋根面に設置される太陽電池モジュール1のうちの下方側である。また棟側とは、前記屋根面のうちの上方側である。また、本発明において、太陽電池モジュール1が屋根面に設置された場合において、屋根面と平行でかつ水平線に垂直な方向を傾斜方向Xとし、屋根面と平行でかつ水平線に沿って延びる方向を水平方向Yとし、鉛直な方向を鉛直方向Zとする。なお、傾斜方向一方X1は、屋根面に沿って上方に向かう方向となり、傾斜方向他方X2は、屋根面に沿って下方に向かう方向となる。
また図2〜図4に示すように、ケーシング51は、長尺支持体16と、軒側固定金具17と、棟側固定金具18とを含んで構成される。長尺支持体16は、太陽電池11の裏面、したがって太陽光を受光する光受光面に対して反対側に設けられる。軒側固定金具17は、長尺支持体16の軒側に取り付けられる。棟側固定金具18は、長尺支持体16の棟側に取り付けられる。そして、太陽電池部50とケーシング51とは、締結ねじ19により締結されている。締結ねじ19は、太陽電池部50とケーシング51とを固定する連結部材となる。また枠カバー2の内側には、軒側長辺枠13に係止される弾性部材であるスプリング3が取り付けられている。
すなわち図3に示すように、太陽電池モジュール1は太陽電池部50とケーシング51とを含む。太陽電池部50は、太陽光を受光面に受光することで発電する。ケーシング51は、一端部が屋根に取付けられる。太陽電池部50は、屋根に取り付けられるケーシング51に着脱可能に収容され、締結ねじ19により結合される。ここで、締結ねじ19は軒側長辺枠13を取り付ける枠カバー2により覆われ、外部からは見えないようにしている。また、枠カバー2はスプリング3の弾性変形により容易に脱着が可能である。
太陽電池11は受光面にガラスや樹脂等の透光性基板が設けられ、この透光性基板に多数の太陽電池素子が収容された樹脂等からなる封止材が貼着されたものが好適である。また、太陽電池素子としては、例えばシリコン系半導体やガリウムヒ素等から成る化合物半導体などの単結晶や非単結晶の材料が用いられ、互いに直列及び/または並列に電気的に接続される。また、太陽電池本体に設けた枠は、アルミニウム等の軽量で強度的に優れた金属材料等から構成されるが、耐候性に優れた樹脂材でもよい。また、ケーシング51は強度的に優れた金属材料等を使用するのが好適である。
具体的には、太陽電池11は、矩形板状に形成される。棟側長辺枠12は、太陽電池11の棟側縁辺300を挟持して、棟側縁辺300が延びる幅方向Yの全長にわたって延びる。棟側長辺枠12は、太陽電池11を挟持する挟持部307と、挟持部307から棟側に延びる基部301と、基部301から鉛直方向上方Z1に突出するストッパー片302、303と、基部301から棟側に延びる係止部304とを有する。
ストッパー片302,303は、太陽電池モジュールが部分的に鉛直方向Zに重ねられた場合に、棟側の太陽電池モジュールが下方に変形した際に、軒側の太陽電池モジュールに当接する。そして当接した状態から、棟側の太陽電池モジュールがさらに変形することを阻止する。
基部301は、太陽電池11の裏面よりも下方に突出し、太陽電池11と平行に延びる下面309が形成される。係止部304は、先端部分305が係止部304の残余の部分306に対して上方Z1に向かって滑らかに湾曲する。係止部304は、棟側に太陽電池モジュールが配置される場合に、棟側の太陽電池モジュール1に形成される変位阻止部331と嵌合して、棟側の太陽電池モジュール1を位置合せする。
軒側長辺枠13は、太陽電池11の軒側縁辺310を挟持して、軒側縁辺310が延びる幅方向Yの全長に沿って延びる。軒側長辺枠13は、太陽電池11を挟持する挟持部317と、挟持部317から軒側に延び、挿通孔が形成される太陽電池側固定部311と、挟持部317から棟側でかつ太陽電池11の裏面に延びる嵌合部312とを有する。
ケーシング51は、2つ設けられる。各ケーシング51は、図3に示すように、太陽電池11の幅方向Yに互いに間隔を開けてそれぞれ設けられる。各ケーシング51は、同一形状に形成される。ケーシング51は、太陽電池部50よりも幅方向Y寸法が短く、傾斜方向X寸法が太陽電池部50とほぼ同様の寸法に形成される。
長尺支持体16は、長方形板状に形成され、その長手方向が傾斜方向Xに沿って延びる。長尺支持体16の上面320は、滑らかに延びる。太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、棟側長辺枠12の基部301の下面309は、長尺支持体16の上面320に当接する。
軒側固定金具17は、長尺支持体16の下方に延びて、野地板に当接する第1脚部330と、ケーシング51が下方へ変位することを阻止する変位阻止部331と、太陽電池側固定部311に固定されるためのケーシング側固定部332とを有する。変位阻止部331は、軒側の太陽電池モジュール、軒側の瓦部材または野地板に設けられる係止部21が嵌合する係止凹所333が形成される。
ケーシング側固定部332は、太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、太陽電池側固定部311に対向した位置に形成される。ケーシング側固定部332は、太陽電池側固定部311に形成される挿通孔と同軸のねじ孔が形成される。ねじ孔は、挿通孔よりも小さい直径を有する。連結部材である締結ねじ19が太陽電池側固定部311の挿通孔を通過し、ケーシング側固定部332のねじ孔に羅合することによって、太陽電池部50とケーシング51とが着脱可能に固定される。
また軒側固定金具17は、長尺支持体16と協同して上方に開口を有する嵌合孔334が形成される。太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、嵌合孔334に軒側長辺枠13の嵌合部312が嵌合することによって、太陽電池部50とケーシング51との傾斜方向Xの位置合せを容易に行うことができる。
棟側固定金具18は、長尺支持体16の下方に延びて、野地板に当接する第2脚部340と、長尺支持体16の上方に延びるとともに、先端部分341が残余の部分342に対して軒側に屈曲する案内部343が形成される。第2脚部340は、野地板に当接するとともに野地板に設けられる浅木に棟側から当接する。これによってケーシング50が野地板に対して位置合せされるとともに下方に変位することが阻止される。案内部343は、軒側に開放され、太陽電池部50の係止部304が緩やかに嵌合する係止空間344が形成される。案内部343が設けられることによって、太陽電池部50をケーシング50に設けられる装着位置に容易に案内することができる。
軒側固定金具17と棟側固定金具18のそれぞれの脚部330,340が野地板に当接することによって、長尺支持体16の両端を支持することができ、ケーシング51に装着される太陽電池部50を安定して支持することができる。また2つのケーシング51が太陽電池部50の幅方向両側を支持することによって、さらに安定して太陽電池部50を支持することができる。また太陽電池部50に出力配線6が接続される端子ボックス350が形成される場合、2つのケーシング51が間隔をあけて配置されることによって、端子ボックス350とケーシング51とが干渉することを防ぐことができる。
また図4に示すように、棟側長辺枠12の基部301の下面309から突出する突起308が形成され、長尺支持体16の上面320に凹所321が形成されてもよい。太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、前記突起308が前記凹所321に嵌合することによって、太陽電池部50とケーシング51とを位置合わせすることができる。また太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、太陽電池11とケーシング50とは、上下方向Zに間隔L1をあけて配置される。これによってケーシング51および太陽電池50の精度が低くても、確実に太陽電池部50とケーシング51とを装着させることができる。
枠カバー2は、太陽電池部50がケーシング51に装着された状態で、軒側長辺枠13を覆う。図4に示すように、軒側長辺枠13の太陽電池側固定部311には、第1係合凹所351と第1係合突起352とが形成される。第1係合凹所351および第1係合突起352は、幅方向Yに延びる。枠カバー2には、第1係合凹所351に係合する第2係合突起353と、第1係合突起352が係合する第2係合凹所354が形成される。枠カバー2の第2係合突起353が第1係合凹所351に係合し、太陽電池側固定部311の第1係合突起352が枠カバー2の第2係合凹所354に係合することによって、枠カバー2が傾斜方向Xに変位することが阻止される。また締結ボルト19が太陽電池側固定部311とケーシング側固定部332とを固定した状態で、枠カバー2が太陽電池側固定部311に装着されることによって、締結ボルト19を隠すことができる。
枠カバー2は、上述した第2係合突起353と第2係合凹所354とが形成される本体部355のほか、本体部355に対して傾斜方向Xに変位可能に設けられる可動部と、傾斜方向上方X1に向かう弾発力を可動部に与える弾発力発生手段を有する。本実施の形態では、可動部と弾発力発生手段とは、スプリング3によって実現される。この場合、スプリング3の先端部が可動部となる。スプリング3の先端部が、太陽電池側固定部311またはケーシング側固定部332に係止されることによって、枠カバー2が上下方向Zに変位することが阻止される。またスプリング3のばね力に抗する力を与えて、スプリング3の先端部を傾斜方向下方X2に移動させることによって、スプリング3の先端部と太陽電池側固定部311またはケーシング側固定部332との係止状態を解除することができる。図5に示すように、太陽電池モジュール1は、建物の屋根上にセラミックスや金属製の瓦材10と混在させて設置することが可能である。太陽電池モジュール1は、瓦材10に囲まれた設置や、瓦材10を太陽電池モジュール1どうしの間に配した設置、または屋根の一面の全てに設置することができる。なお、図中の瓦材10は外観が平坦な平板瓦を使用しているが、表面が波状の波型瓦としてもよく、棟側と軒側の瓦を交互に配する施工方法を採用しても、瓦が棟から軒まで一直線に並ぶように配する方法を採用してもよい。また、太陽電池モジュール1の長さは材瓦10の外形寸法(または、瓦重ねした際には一つの瓦の表面に現れている面における幅)の略整数倍に合わせていることが好ましい。また、太陽電池モジュールを傾斜方向Xに並べる場合、傾斜方向Xに並ぶ2つの太陽電池モジュール1のうち、軒側の太陽電池モジュール1のケーシング51と、棟側の太陽電池モジュール1のケーシング51との幅方向Yの位置をずらすことが好ましい。これによって各太陽電池モジュール1のケーシング51が干渉することを防ぐことができる。
次に、太陽電池モジュール1を瓦材10と混在させて屋根上に設置していく方法について説明する。図6〜図8に示すように、瓦材10は野地板33上に配された桟木9に窪みを引掛ける形で軒側にずり落ちないように設置される。この瓦材10の棟側の野地板33上に、軒先側受け金具20をねじや釘で固定して配し、軒先側受け金具20の金具係止部21を、太陽電池モジュール1の軒側固定金具17の変位阻止部331に形成される係止凹所333に収容するように太陽電池モジュール1を移動させる。これによって太陽電池モジュール1を屋根上に固定するとともに、瓦材10と太陽電池モジュール1とを瓦どうしのように瓦重ねさせることができる。太陽電池モジュール1は、軒側に移動することが阻止され、瓦材10の棟側端部360の上方に太陽電池モジュール1の軒側端部361が配置される。このときケーシング51が、太陽電池部50を瓦材10に対して、上下方向Zに間隔L2を開けた状態で太陽電池部50を支持する。なお、太陽電池モジュール1の棟側固定金具18は釘24やねじ釘などで野地板上に打ち付けて固定する。
図9に示すように、瓦材10の棟側端部361に係止部21が形成されてもよい。この場合も、上述と同様に係止部21を、太陽電池モジュール1の軒側固定金具17の変位阻止部331に形成される係止凹所333に収容するように太陽電池モジュール1を移動させて、太陽電池モジュール1を野地板33に固定する。
太陽電池モジュール1どうしの瓦重ねの場合も、同様にして、図10〜図12に示すように、軒側の太陽電池モジュール1Aの棟側長辺枠12の係止部304を、棟側の太陽電池モジュール1Bの軒側固定金具17の変位阻止部331に形成される係止凹所333に収容するように棟側の太陽電池モジュール1Bを移動させることにより、図12に示すように、太陽電池モジュール同士を瓦重ねさせることができる。
このようにして固定された棟側の太陽電池モジュール1Bの軒側長辺枠13は、軒側の太陽電池モジュール1Aの棟側長辺枠12上部に覆い被さるように配置されており、棟側太陽電池モジュール1Bの軒側長辺枠13に取り付けられた枠カバー2と、軒側の太陽電池モジュール1Aのストッパー片302,303とにより雨かえし構造を形成し、雨や風の侵入を極力防止している。すなわち枠カバー2は、軒側長辺枠13の幅方向Yの全長にわたって幅方向Yに延び、軒側の太陽電池モジュール1Aの棟側長辺枠12に上下方向Zに近接した位置まで延びる。同様にストッパー片302,303は、棟側長辺枠12の幅方向Yの全長に渡って幅方向Yに延び、棟側の太陽電池モジュール1Bの軒側長辺枠13に上下方向Zに近接した位置まで延びる。
また、枠カバー2と締結ねじ19のねじ上部との空間をねじの全長よりも短くしておくことにより、締結ねじ19が緩んだ際に完全に脱落してしまわないようにねじ頭を押さえておくことができる。
図13の(a)〜(d)に枠カバー2の取り付け方法を示す。図13の(a)に示すように、枠カバー2の内側には傾斜部61を有したスプリング3が取り付けられている。傾斜部61の上面は、傾斜方向一方X1に向かうにつれて下方Z2に傾斜する。また、図13の(b)に示すように、枠カバー2の係止部材である第2係合突起353を、太陽電池モジュール1の軒側長辺枠13の係止部材である第1係合凹所351に軽く差し込み、斜め下方向に押し込む。これにより、図13の(c)に示すように、スプリング3が弾性変形により圧縮され、枠カバー2の係止部材である第2係合凹所354が、軒側長辺枠13の係止部材である第1係合突起352上に移動し、第2係合突起353と第1係合凹所351、第2係合凹所354と第1係合突起352が、図13の(d)のようにそれぞれ嵌合することができるようになる。このときスプリング3は復元力により傾斜部61が軒側長辺枠13の下面に対向する位置に移動する。これによって軒側長辺枠13に対し枠カバー2の上方Z1に向かう変位が阻止され、枠カバー2と軒側長辺枠13とが強固に保持される。
傾斜部61はその傾斜度合いによって軒側長辺枠13との接触点を上下に移動することが可能であり、長辺枠13や枠カバー2、またはスプリング3自身の寸法誤差や精度を吸収することができる。また、軒側長辺枠13と枠カバー2の嵌合精度を緩くする働きもある。さらに、傾斜部61の先端に、傾斜方向他方X2に向かうにつれて上方Z1に傾斜するスプリング突起部62を設けることにより、軒側長辺枠13にスプリング突起部62が爪を立てることとなり、スプリング3を縮みにくくして枠カバー2の保持をよりいっそう強固にすることができる。また、前記工法では枠カバー2自体を固定するためのねじ等を表面に設けなくて良いので、概観の向上や、ねじ部の防水構造が不要などの利点があり好適であり、ねじ等の固定部材を別途準備する必要がないので取り付け作業が簡便である。
スプリング3は枠カバー2に接着剤、ねじ、リベット等で取付けてもよいが、図14のように枠カバー2に形成されるスリットに挿入するようにしてもよい。スリットに挿入されるスプリング3は、幅方向Yに移動可能に形成される。また、枠カバー2への取り付け個数は、枠カバー2の長さやスプリング3の弾性強度により選定すればよく、現地設置時に補強のために追加するなどして製品強度を変えることもできるので、同一部材で対応ができ、製品の種類を削減することができる。
次に、図15の(a)〜(d)に枠カバー2の取り外し方法を示す。図15の(a)に示すように、取り外し治具40を枠カバー2の下から枠カバー2の内側に挿入した後、図中矢印の方向に引いてスプリング3を圧縮する。スプリング3が圧縮されると、図15の(b)に示すように、太陽電池モジュール1の軒側長辺枠13への係止が解除され、軒側長辺枠13の第1凹部13bを通過できるようになる。すなわち枠カバー2を軒側長辺枠13から取外すことが可能な状態となる。このため、図中矢印のように上方に持ち上げて、図15の(c)に示すように、第2係合突起353と第1係合凹所351、第2係合凹所354と第1係合突起352の嵌合が解除され、図15の(d)に示すように、容易に枠カバー2を取り外すことが可能となる。
このように枠カバー2が容易に取り外すことができるようになることにより、図16の(a)に示すように、一旦設置が完了し、軒側の太陽電池モジュール1Aと、棟側の太陽電池モジュール1Bと係合した後で、軒側の太陽電池モジュール1Aの枠カバー2を取り外すことで、太陽電池部50とケーシング51を結合している締結ねじ19を容易に取り外すことが可能となり、図16の(b)に示すように、棟側の太陽電池モジュール1Bの枠カバー2も取り外すことで、軒側の太陽電池モジュール1Aの太陽電池部50を取り外すことができるようになる。また、太陽電池モジュール1A,1Bどうしの嵌め込みも逆の手順で容易に行なうことができる。また、これを利用し、例えば図17に示すように、枠カバー2を外すと棟側の太陽電池モジュール1Bと軒側の太陽電池モジュール1Aの軒側長辺枠13の間に軒側の太陽電池モジュール1Aの裏面に通じる隙間が生じるので、ここから軒側の太陽電池モジュール1Aの出力配線6を引き出すことが可能である。そこで、太陽電池モジュール1の設置時には枠カバー2を外しておき、太陽電池モジュール1の出力配線6を外に引き出した状態で、太陽電池モジュール配設完了後に結線を行い、前記隙間から太陽電池モジュール裏面に押し込んだ後に枠カバー2を取り付けるようにする。
これにより、太陽電池モジュール1の配設と出力配線の結線を分けて作業することができるので、太陽電池モジュール1の配設中に配線工程が入るといった複雑な施工方法を簡略化させ、スムーズな配設作業とすることができる。しかも、出力配線の結線状況を確認した上で配線を収納することができるので、配線ミスを生じさせにくい。さらに、配線に問題が生じていた場合の結線状態の確認や修正も枠カバー2を外すだけで容易に行なうことができる。
また、太陽電池モジュール1の枠カバー2が取外し可能であることを利用し、図18に示すように、軒側枠に雪止め機構4(雪止め部)を備えた雪止めカバー5を着脱可能に取り付けることができる。枠カバーとして受光面に対して上方に突出させた雪止め用突出部4(雪止め部)を備えた雪止めカバー5を使用することにより、屋根上の任意の位置に雪止め構造とすることが容易になるので、雪止め対応の特別な太陽電池モジュール1の製作が不要であるとともに、雪止め用とそうでない太陽電池モジュール1とに分けて管理し、設置工事する必要がなく、施工が簡素化される。
しかも、枠カバー2のみ雪止め用に変更すればよいので、施工完了後の仕様変更も容易である。さらに、太陽電池モジュール1の任意の位置に雪止めカバー5を配することが可能なので、屋根上の軒側だけでなく中間や棟側にも雪止めカバー5を配して、積雪の過重が一部の太陽電池モジュール1に集中しないように配慮することもできるので、太陽電池モジュール自体に要求される強度の緩和も可能である。
また図19に示すように、太陽電池モジュール1を傾斜方向Xに並べた場合には、上方の太陽電池モジュールのケーシング51と下方の太陽電池モジュールのケーシング51の位置を幅方向Yにずらすことによって、ケーシングの干渉を防いで太陽電池アレイ90を形成することができる。
以上、詳述したように、太陽電池モジュール1を瓦重ね状とした太陽電池アレイ90において、他の太陽電池モジュールや瓦に一部を覆い被された状態であっても、太陽電池モジュール1を容易に取り外しすることが可能となり、太陽電池の交換や保守・点検作業等が簡単に行え、しかも太陽電池モジュールどうしの結線の確認が可能でかつ容易に行うことができる。また、たとえ結線等に間違いがあったり、施工のやり直しを行うことがあったとしても、きわめて短時間で修正等が可能となる。
以下に、本発明に係る太陽電池モジュール101及びそれを用いた太陽電池アレイ91の実施形態について、模式的に図示した図面に基づいて詳細に説明する。図20に太陽電池モジュール101の受光面側からみた斜視図を、図21に断面図を、図22に分解斜視図を、図23に2つに分離した分解断面図をそれぞれ示す。また、図24にこの太陽電池モジュール101の複数を結線配設して成る太陽電池アレイ91が建物の屋根98の一部に配設されている様子を示す。また、図25〜図31に太陽電池モジュール101の一部断面図を示す。
図20に示すように、太陽電池モジュール101は、発電機能を有し平面略長方形をなす板状本体の太陽電池部150とケーシング151と枠カバー102とを含んで構成される。太陽電池部150は、太陽電池111と、棟側長辺枠112と、軒側長辺枠113と、側面枠114とを備える。太陽電池111は、ガラスや樹脂などの透光性基板と複数の太陽電池セルとが貼り合されて形成される。棟側長辺枠112は、太陽電池111の棟側に配され、太陽電池111に取り付けられる。軒側長辺枠113は、軒側に配され、太陽電池111に取り付けられる。側面枠114は、太陽電池111の左右両側に配され、太陽電池111に取り付けられる。枠カバー102は、軒側に配される軒側長辺枠113へ取り付けられ、他の太陽電池モジュール101の軒側枠に当接する。ケーシング151は、太陽電池部150を支持し、屋根等に固定する。太陽電池部150とケーシング151は、図21に示すように、太陽電池部150の裏面に設けた固定レール116に、軒側固定金具117と棟側固定金具118を取り付けて成るケーシングと締結ねじ119により締結されている。すなわち、太陽電池モジュール101は図24に示すように、太陽電池部150とケーシング151は、一端部が屋根に取付けられるケーシング151に、発電を行わせる太陽電池部150が着脱可能に収容され、結合ねじ119により結合される。結合ねじ119は軒側長辺枠113の取り付けられる枠カバー102により覆われ、外部から隙間が見えにくくなるようにしている。本実施形態において、この枠カバー102が装着されているので、枠カバー102の前面が軒側面102dを形成する。また、前記枠カバー102の内側には軒側長辺枠113に支持されるスプリング103が取り付けてあり、枠カバー102が容易に着脱できるようにして締結ねじ119へのアクセスをし易くしている。
図20〜図23に示す太陽電池モジュール101は、図1〜図4に示す太陽電池モジュール1とほぼ同様の構成を示す。したがって図20〜図23に示す太陽電池モジュール101の参照符号として、図1〜図4に示す太陽電池モジュールの構成の参照符号に100を加算した値をそれぞれ用いる。また同様の構成については、説明を省略する場合がある。
一方、太陽電池部150の軒側長辺枠113の下部には、太陽電池モジュール101の表面側からの荷重を支えるための枠下部支持部113aが設けられており、棟側長辺枠112には、前記枠下部支持部113aを受ける枠上部ストッパー突起402,403が設けられている。なお、枠下部支持部113aを受けるのは第1枠上部ストッパー突起402および第2枠上部ストッパー突起403の両方、もしくはいずれかでよい。
以下に前記太陽電池モジュール101を瓦材10と混在させて住宅の屋根上に太陽電池アレイ91を設置する施工方法については、前述と同様である。すなわち、太陽電池モジュール101は、建物の屋根133上に、セラミックスや金属製の瓦材10と混在して設置することが可能で、瓦材10に囲まれた設置や、瓦材10を太陽電池モジュール101どうしの間に配した設置、または屋根の一面を全て太陽電池モジュール101とすることができる。また、瓦材10は外観が平坦な平板瓦を使用しているが、波型瓦としてもよく、棟側と軒側の瓦材を交互に配する施工方法でも、瓦材が棟から軒まで一直線に並ぶように配してもよい。また、太陽電池モジュールMの長さは瓦材10の外形寸法(または、瓦重ねした際には一つの瓦の表面に現れている面の幅)の略整数倍に合わせるのが好ましい。
図25〜図27に示すように、瓦材10は野地板33上に配された桟木9に窪みを引掛ける形で軒側にずり落ちないように設置される。この瓦材10の棟側の野地板33上に支持金具120をねじや釘で固定して配し、支持金具120の金具係止部121を、太陽電池モジュール101の軒側固定金具117の変位阻止部431に形成される係止凹所433に収容するように太陽電池モジュール101を屋根上に固定する。これによって瓦材10と太陽電池モジュール101とを瓦材同士のように瓦重ねすることができる。なお、太陽電池モジュール101の棟側固定金具118は釘やねじ釘などで野地板33上に打ち付けて固定することで太陽電池モジュール101が屋根上に固定される。
太陽電池モジュール101同士の場合も同様に、図28〜図29に示すように、軒側の太陽電池モジュール101Aの棟側長辺枠112の係止部404(棟側端部)を棟側の太陽電池モジュール101Bの軒側固定金具117の変位阻止部431に形成される係止凹所433に収容するようにし、変位阻止部431で係止部404を挟持することにより、図30の(a)のように瓦重ね状に固定される。このとき棟側の太陽電池モジュール101Bは軒側の太陽電池モジュール101Aの棟側長辺枠112上部に覆い被さるように配置されているが、ケーシング151により軒側の太陽電池モジュール101Aと閉塞されないような空隙500を空けて設置される。
また、棟側の太陽電池モジュール101Bにおける軒側面102dの全長に沿って、前記空隙への開口501が設けられている。
図20〜図23に示したように太陽電池部150には2個のケーシング151が取り付けられており、軒側固定金具117のない部分では図30の(b)のような断面であるので矢印のような換気通路502による通気が可能であり、太陽電池モジュール101の第1枠上部ストッパー突起402、第2枠上部ストッパー突起403と、棟側の太陽電池モジュール101Bの枠下部支持部113a間の隙間を通じて、進入した雨や結露による湿気、夏場などに発生する瓦下の熱気を排出することができる。
また、第1枠上部ストッパー突起402は軒側に傾斜した構造となっており、雨水が吹き込みにくい構造としている。さらに、第1枠上部ストッパー突起402を乗り越えて進入した雨水についても、第2枠上部ストッパー突起403で堰き止められ、軒側に傾斜した第1枠ストッパー上部突起402の傾斜構造により、第1枠上部突起ストッパー402の裏側に溜まることなく排出される。
一方、このような構造の場合には、ケーシング151がない部分へ積雪荷重や作業者がモジュールの上に乗るなどの荷重がかかると、棟側の太陽電池モジュール101Bの軒側が下方へたわみ、それによって軒側長辺枠113が変形して戻らなくなったり、枠カバー102が外れたり、変形して雨水が溜まる部分ができたりする恐れがある。そこで、図30の(c)に示すように、棟側の太陽電池モジュール101Bの軒側長辺枠113の下部に軒側面102dの荷重を支えるための枠下部支持部113aを設け、荷重がかかったときに軒側の太陽電池モジュール101Aの棟側長辺枠112の枠上部ストッパー突起402,403の少なくともいずれかが、これを支持し、軒側の太陽電池モジュール101Aの棟側長辺枠112によって棟側の太陽電池モジュール101Bとそこにかかった荷重を支えるようにする。
このようにすることにより、作業者などが太陽電池モジュール101上に乗るなどにより荷重がかかった場合においても、太陽電池モジュールの軒側長辺枠113は少し下に動くだけですぐに前記枠上部ストッパー突起402,403により支えられるので、太陽電池モジュール101の四辺の枠が変形しにくい。積雪などの平均的な荷重に対しても同様である。
ここで、前記ストッパー突起402,403が、棟側の太陽電池モジュール101Bにおける軒側面102dよりも棟側に設けられることが重要である。なお、本実施形態において、前記ストッパー突起402,403は、軒側の太陽電池モジュール101Aに設けられているが、棟側の太陽電池モジュール101Bに設けてもよい。
また、荷重がかかった際にも枠カバー102が、軒側の太陽電池モジュール101Aに押し付けられて表面を削るようなことがないので太陽電池モジュールの外観を保護できる。また、加重を支える支持部である枠上部ストッパー突起402,403、枠下部支持部113aはともに、前記軒側面102dの全長に沿って設けられた、雨水の溜まらない雨返しの頭頂部分であるので、荷重による表面処理等の剥離が生じても製品品質に影響を及ぼす危険がない。さらにこれら太陽電池モジュール101の接触部分は通常時には離れているので軋み音などを生じさせることがない。
次に、メンテナンス等で太陽電池モジュールを取り外す方法を説明する。
図31の(a)のように一旦設置が完了した太陽電池モジュール101Bを取り外す場合、図31の(b)のように取外すべき太陽電池モジュール101の枠カバー102aを取り外すことで、太陽電池部150とケーシング151とを結合している締結ねじ119を容易に取り外すことが可能となり、さらに図31の(c)のように、取外すべき太陽電池モジュール101Bの棟側の太陽電池モジュール101Cの枠カバー102bも取り外すことで、太陽電池部150だけを取り外すことができるようになる。このとき、取外すべき太陽電池モジュール101Bの第1枠上部ストッパー突起402と、取外すべき太陽電池モジュール101の棟側の太陽電池モジュール101の枠下部支持部113aの間に空隙が空けられていることにより、引っかかったり、傷ついたりすることなく、簡便に太陽電池部150を取り外すことができる。また、太陽電池モジュール同士の嵌め込みも逆の手順で容易に行なうことができる。
以上、詳述したように、太陽電池モジュール101を瓦重ね状とした太陽電池アレイ91において、軒側の太陽電池モジュール101Aと棟側の太陽電池モジュール101Bの重ね合わさる部分に接合する突起または支持部を設けるとともに、前記突起間が通常時には閉塞されない空隙を設け、通常時は通気性を確保し、荷重がかかるときには突起が荷重を支えるようにしたので、瓦裏の湿気、熱気をためることなく、瓦重ね部の軋みや磨耗がなく、しかも、メンテナンス時などに太陽電池モジュールを容易に取り外しすることが可能となる。
また、前述の太陽電池モジュール101は棟側枠上部に一個以上の雨返し用の突起を設け、そのうち一個以上の突起が上段太陽電池モジュールの荷重受け部を受けるようにすることにより、雨の吹き込みにも対応できる雨返し構造とできる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものでなく、発明の目的を逸脱しない限り任意の形態とすることができることは云うまでもない。たとえば図1〜図4に示す太陽電池モジュール1と図20〜図23に示す太陽電池モジュール101の特徴を兼ねる太陽電池モジュールも本発明に属する。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
本発明の参考例に係る太陽電池アレイ90を構成する太陽電池モジュール1を模式的に説明する斜視図である。 図1の太陽電池モジュール1の構成を模式的に説明する断面図である。 図1の太陽電池モジュール1の分解斜視図である。 図2の太陽電池モジュール1の太陽電池部50とケーシング51の構成を模式的に説明する断面図である。 図1〜図4の太陽電池モジュール1が屋根の一部に配設されて太陽電池アレイ90を形成している例を模式的に説明する斜視図である。 本発明の参考例に係る太陽電池アレイ90の一例を説明する断面図である。 図6を拡大して示す断面図である。 太陽電池モジュール1が瓦材10に位置合せされた状態を示す断面図である。 本発明に係る太陽電池アレイ90の他の設置例を説明する断面図である。 図1〜図3の太陽電池モジュール1のさらに他の設置例を説明する断面図である。 図10を拡大して示す断面図である。 太陽電池モジュール1同士が位置合せされた状態を示す断面図である。 図13の(a)〜(d)は、本発明に係る太陽電池モジュール1の枠カバー2の取り付けの例を模式的に説明する側面図である。 本発明の参考例に係る太陽電池モジュール1の枠カバー2及び、スプリング3の例を模式的に説明する斜視図である。 図15の(a)〜(d)は、本発明に係る太陽電池モジュール1の枠カバー2の取り外しの例を模式的に説明する断面図である。 図16の(a)および(b)は、本発明に係る太陽電池アレイ90の太陽電池モジュール1の取外し方法の例を模式的に説明する断面図である。 本発明の参考例に係る太陽電池モジュール1どうし、及び太陽電池モジュール1と瓦材10の隙間から、太陽電池出力配線6の引き出し、収納を模式的に説明する斜視図である。 本発明の参考例に係る太陽電池モジュール1の枠カバー2が雪止め構造を有する構造を模式的に説明する断面図である。 図1〜図4の太陽電池モジュール1が屋根の一部に配設されて太陽電池アレイ90を形成している他の例を模式的に説明する斜視図である。 本発明に係る太陽電池アレイ91を構成する太陽電池モジュール101を模式的に説明する斜視図である。 図20の太陽電池モジュール101の構成を模式的に説明する断面図である。 図20の太陽電池モジュール101の分解斜視図である。 図20の太陽電池モジュール101の太陽電池部150とケーシング151の構成を模式的に説明する断面図である。 図20〜23の太陽電池モジュール101が屋根の一部に配設されて太陽電池アレイ91を形成している例を模式的に説明する斜視図である。 図20〜23の太陽電池モジュール101の設置例を説明する断面図である。 図25を拡大して示す断面図である。 太陽電池モジュール101が瓦材10に位置合せされた状態を示す断面図である。 図20〜23の太陽電池モジュール101の他の設置例を説明する断面図である。 図28を拡大して示す断面図である。 図30の(a)〜(c)は、図20〜23の太陽電池モジュール101の他の設置例を説明する断面図である。 図31の(a)〜(c)は、図20〜23の太陽電池モジュール101の取外し方法の例を模式的に説明する断面図である。 従来の太陽電池瓦が屋根の一部に配設されている例を模式的に説明する斜視図である。 従来の太陽電池瓦が屋根の一部に配設されている例を模式的に説明する断面図である。 図34の(a)および(b)は、従来の太陽電池瓦において瓦重ねの様子を模式的に説明する断面図である。 従来の太陽電池瓦が屋根の一部に配設されている例を模式的に説明する斜視図である。 従来の太陽電池瓦が屋根の一部に配設されている例を模式的に説明する断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、30、101、101A、101B、130:太陽電池モジュール
2、102:枠カバー
3:スプリング
4:雪止め機構(雪止め部)
5:雪止めカバー
6、34:出力配線
9:桟木
10、110:瓦材
11、132:太陽電池
12、112:棟側長辺枠
13、113:軒側長辺枠
13b:第1凹部
14、114:側面枠
16:長尺支持体
17、117:軒側固定金具
18、118:棟側固定金具
19、119:締結ねじ
20:軒先側受け金具
21、404:係止部
27:平板瓦
28:波板瓦
29:突起
31:瓦材本体
32、111:太陽電池
33:野地板
35:上部突出部
36:下部突出部
40:取り外し治具
50、150:太陽電池部
51、151:ケーシング
61:傾斜部
62:スプリング突起部
90、91:太陽電池アレイ
98、133、400、401:屋根
102、102a、102b:枠カバー
102d:軒側面
108:枠
113a:枠下部支持部
116:固定レール
120:支持金具
126:棟側枠
127:軒側枠
300:棟側縁辺
301:基部
302、303:ストッパー片
304:係止部
305:先端部分
306:残余の部分
307:挟持部
309:下面
310:軒側縁辺
311:太陽電池側固定部
312:嵌合部
317:挟持部
320:上面
330:第1脚部
331、431:変位阻止部
332:ケーシング側固定部
333、433:係止凹所
334:嵌合孔
340:第2脚部
341:先端部分
342:残余の部分
343:案内部
344:係止空間
350:端子ボックス
351:第1係合凹所
352:第1係合突起
353:第2係合突起
354:第2係合凹所
353:第2係合突起
360:棟側端部
361:軒側端部
402、403:ストッパー突起
500:空隙
501:開口
502:換気通路
X、X1、X2:傾斜方向
Y:水平方向
Z、Z1、Z2:鉛直方向

Claims (13)

  1. 瓦材とともに屋根面に配設されることによって、瓦材または他の太陽電池モジュールの上に瓦重ねして、下面で野地板を覆う太陽電池モジュールであって、
    前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールに位置合せされる、前記下面に設けられた位置合わせ体と、
    位置合わせ体に着脱可能に装着される発電体と、を含み
    前記瓦材または前記他の太陽電池モジュールとの間に空隙を設け、
    該空隙は、軒側面の長手方向の全長に沿って、外部空間に開口する換気通路を構成することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記位置合せ体は、野地板に配設された状態で、下方への変位を阻止する変位阻止部を有することを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記位置合せ体は、野地板に配設された状態で、前記発電体の両端部をそれぞれ支持することを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記位置合せ体は、予め定める装着位置に前記発電体を案内する案内部を有することを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記発電体が前記位置合せ体に装着された状態で、前記発電体に設けられる発電体側固定部分と前記位置合せ体に設けられる位置合せ体側固定部分とを着脱自在に固定する連結部材と、
    前記連結部材を覆い、前記発電体側固定部分または前記位置合せ体側固定部分に着脱自在に装着されるカバー体とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記カバー体は、本体部と、
    前記本体部に対して変位可能に設けられる可動部と、
    予め定める変位方向一方に向かう弾発力を可動部に与える弾発力発生手段とを有し、
    前記可動部が変位方向一方に位置する状態で、前記可動部が前記位置合せ体または前記発電体に係止されて、前記カバー体が前記位置合せ体または前記発電体に装着されることを特徴とする請求項5記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記カバー体に雪止め部を設けたことを特徴とする請求項5記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記の太陽電池モジュールにおける棟側端部もしくは前記瓦材の棟側端部を挟持する取付金具、又は、屋根面に固定された支持金具に係合される取付金具を、前記下面に設けたことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  9. 前記軒側面よりも棟側の上面にストッパーを設けたこと特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  10. 前記ストッパーは、前記軒側面の長手方向の全長に沿って設けられた突起であることを特徴とする請求項記載の太陽電池モジュール。
  11. 前記突起が軒側に傾斜していることを特徴とする請求項10記載の太陽電池モジュール。
  12. 前記空隙は、屋根上方の外部空間に連通することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  13. 請求項1記載の太陽電池モジュールの複数どうしを互いに瓦重ねして、各太陽電池モジュールが電気的にそれぞれ接続されることを特徴とする太陽電池アレイ。
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