JP4335121B2 - キャリア位相同期回路 - Google Patents

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本発明は、振幅位相変調方式または位相変調方式において、受信機でのキャリア同期誤差に起因するビット誤り率(BER:Bit Error Rate) 特性の劣化を軽減するキャリア位相同期回路に関する。
ディジタル通信において、直交する2つの振幅変調信号により情報を表現するQAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式は、限られた帯域幅で効率よくデータを転送することができる。QAM方式では、位相方向だけでなく同相・直交成分の振幅レベルに情報を重畳して伝送することにより、1シンボル当たりのビット数の増加が可能であり、高速通信が要求されているCATVやFWA(Fixed Wireless Access)などの分野で利用されている。
QAM方式では、送信機側のローカル発振器と周波数・位相同期のとれた信号を受信機側で再生し、同期検波を用いた復調を行うことによりベースバンド帯の同相・直交信号を得る。このとき、送受ローカル信号の位相同期(以下、「キャリア位相同期」という)が不十分であると、復調信号の配置は所定の位置から回転して得られる。例えば、16QAMにおいて15度の位相回転が生じている場合、図3に示すような信号点の配置になる。位相誤差がある場合にこのような位相回転が生じると、受信信号から閾値までの距離(識別余裕)が低下し、BER特性の劣化が生じる。
キャリア位相同期の誤差によるBER特性の劣化は、変調多値数の増加とともに顕著になる。具体的には、図4に示す16QAMと図5に示す64QAMにおいて、最も外側の信号点とそれに隣接する信号点の位相を比較すると、16QAMでは信号点401と402の位相差が26.6度であるのに対して、64QAMでは信号点501と502の位相差が 9.5度まで減少する。このため、振幅の多値化の度合いを大きくするほど、キャリア位相同期を高精度に行う必要がある。
ところで、キャリア位相同期の精度を劣化させる要因として、送受信機における局部発振周波数のゆらぎ(位相雑音)がある。位相雑音φ(t) が重畳した受信信号r(t) は、同相・直交成分の変調信号i(t),q(i) 、角周波数ω、時刻t、白色雑音n(t) を用いて、 r(t) =i(t)cos(ωt+φ(t))−q(t)sin(ωt+φ(t))+n(t) …(1)
により与えられる。例えば、64QAMの受信信号は、図6のように位相雑音の影響により元の信号点が位相方向に広がった形になる。通常、位相雑音φ(t) の帯域は数十〜数百kHz程度であり、シンボルレートが数MHz以上の高速通信では緩やかな位相の変化として影響が現れる。
位相雑音が含まれた受信信号のキャリア位相同期には、自動位相制御(APC:Automatic Phase Control)回路の適用が有効である。APC回路では、位相補償後の受信信号とそのシンボル判定後の信号点から、位相差を逐次的に算出・補正することによりキャリア位相誤差の補償を実現している。ただし、APC回路では、シンボルレートに対して緩やかに変動するキャリア位相を安定かつ高精度に補償可能であるが、位相変動が速くなるにつれてAPC回路のキャリア位相補償の精度は低下する。そのため、位相雑音の周波数帯域によっては、APC回路だけでは十分な位相同期が実現できない問題点があった。
これに対して、APC回路と併用することで位相雑音を軽減する手法が提案されている(非特許文献1)。従来は図9に示すように、熱雑音に対するシンボル判定誤りの特性が最良となるように、同相・直交平面上において信号点の閾値901を直線で表していた。提案されている手法は、信号点の閾値901を、熱雑音と位相雑音の両面から最良となるように決定される曲線902に置き換えたものである。ここで、閾値を表す線は、振幅が大きくなるほど位相方向に識別余裕を大きくとるように広がったものとなる。これにより、受信機側のみの変更で熱雑音と位相雑音の環境下におけるシンボル判定を最適にすることが可能であり、BER特性を改善することができる。
また、位相雑音の別な補償手法として、図10に示す送信機200と受信機210からなるシステムが提案されている(非特許文献2)。図10において、送信機200は、ローカル発振器201、中間周波数帯の信号の入力端子202、ミキサ203、バンドパスフィルタ204、アンプ205、アンテナ206により構成される。受信機210は、アンテナ211、アンプ212、バンドパスフィルタ213、ミキサ214、中間周波数帯の信号の出力端子215により構成される。送信機200は送信側のローカル信号aを変調信号bと同時に送信し、受信機210はローカル発振器を用いずに受信信号を二乗検波することでダウンコンバージョンを行うことを特徴としている。これにより、ローカル信号に含まれる位相雑音とまったく同じ位相雑音が含まれたリファレンス信号を用いた復調が可能となり、位相雑音を完全にキャンセルすることができる。
倉掛卓也 他、位相雑音の影響を低減するQAMシンボル判定法、2003年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B-8-8 、2003年 庄司洋三 他、ミリ波自己ヘテロダイン通信システムの提案、電子情報通信学会技術研究報告、RCS2000-30、2000年
非特許文献1の方法では、白色雑音レベルと位相雑音レベルの相対値の変化により、最適な閾値が変化する。したがって、最適な設計をすることが困難であった。また、位相雑音に対する特性を高めるために閾値を歪ませることにより、熱雑音に対するBER特性が劣化し、大きな改善効果が得られない問題点があった。
非特許文献2の方法では、送信側のローカル発振器の位相雑音情報を直接送信するため、ローカル信号(図10のa)を送るための周波数帯域が別途必要になる。したがって、周波数リソースが限られた領域には適用が困難であった。
本発明は、多値QAM環境で位相雑音によって生じるBER特性の劣化を、周波数リソースを有効に利用して効率よく改善することができるキャリア位相同期回路を提供することを目的とする。
第1の発明は、直交復調した受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第1の受信信号と、位相同期精度を表す第1の位相誤差信号を出力する第1のAPC回路と、第1のAPC回路とキャリア位相補償特性が異なり、直交復調した受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第2の受信信号と位相同期精度を表す第2の位相誤差信号を出力する第2のAPC回路と、第1の位相誤差信号および第2の位相誤差信号を入力し、その大小比較を行う比較回路と、比較回路における各位相誤差信号の比較結果に応じて、キャリア位相誤差を補償した第1の受信信号および第2の受信信号のうち、位相同期精度の高い方の受信信号を選択して出力する選択回路とを備える。
第1の発明は、キャリア位相補償特性の相関が低い2つのAPC回路を用い、位相同期精度の高い方のAPC回路出力を随時選択することを特徴とする。互いに独立なキャリア位相補償を行うAPC回路では、一方の同期状態が悪化してBER特性が劣化している場合でも、他方は正常に同期がとれている可能性がある。このため、位相同期精度の高い方のAPC回路を選択することができ、キャリア位相に起因したビット誤りを回避でき、BER特性を改善することができる。
第2の発明は、送信側で誤り訂正用の冗長ビットを付加したディジタル信号を受信し、直交復調した受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第1の受信信号を出力する第1のAPC回路と、第1のAPC回路とキャリア位相補償特性が異なり、直交復調した受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第2の受信信号を出力する第2のAPC回路と、第1の受信信号のシンボル判定を行う第1のシンボル判定回路と、第2の受信信号のシンボル判定を行う第2のシンボル判定回路と、第1のシンボル判定回路でシンボル判定された受信信号の誤り訂正を行うとともに、受信信号の誤りの数が訂正可能な範囲内であったか否かを示す第1の誤り訂正可否信号を出力する第1の誤り訂正回路と、第2のシンボル判定回路でシンボル判定された受信信号の誤り訂正を行うとともに、受信信号の誤りの数が訂正可能な範囲内であったか否かを示す第2の誤り訂正可否信号を出力する第2の誤り訂正回路と、第1の誤り訂正可否信号および第2の誤り訂正可否信号を入力し、いずれか一方が誤り訂正可を示す場合にはその誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択する選択信号を出力し、両方とも誤り訂正可を示す場合または両方とも誤り訂正否を示す場合には第1の誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択する選択信号を出力する判定回路と、判定回路から出力される選択信号に応じて、第1の誤り訂正回路または第2の誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択して出力する選択回路とを備える。
第2の発明は、第1の発明におけるAPC回路の位相同期精度を表す手段として、誤り訂正回路を用いることを特徴とする。誤り訂正回路は、生じた誤りを訂正する機能と、生じた誤りの訂正はできないものの検出ができる機能をもつ。これにより、誤り訂正回路から出力される誤り訂正可否信号は、APC回路における位相同期状態を表す指標とすることができる。本発明では、これを利用して位相同期精度の高い方のAPC回路を選択する。
第1の発明および第2の発明において、第1のAPC回路は、位相変動に対する追従特性の高いキャリア位相補償特性を有する構成であり、第2のAPC回路は、位相変動に対する追従特性の低いキャリア位相補償特性を有する構成とする。
APC回路は、補償可能な位相誤差の帯域を追従パラメータにより設定可能である。追従パラメータが大きいAPC回路は変動の速い位相変化に強く、追従パラメータが小さいAPC回路は変動の緩やかな位相変化に強い。これを利用することにより、2つのAPC回路のキャリア位相補償特性の相関を小さくすることができる。
本発明は、キャリア位相補償特性の相関が小さい2つのAPC回路を用い、位相同期精度の高い方のAPC回路を選択することにより、位相雑音に起因するビット誤りを軽減できる。これにより、位相雑音の特性が必ずしもよくない安価な発振器を用いることが可能となり、ディジタル通信システムのコスト低減を図ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のキャリア位相同期回路の第1の実施形態を示す。図において、キャリア周波数オフセットが補償された受信信号は、キャリア位相補償特性が互いに異なる2つのAPC回路101,102に入力される。APC回路101,102は、キャリア位相誤差を補償した受信信号と、位相同期精度を表す位相誤差信号を出力する。比較回路107は、APC回路101,102からそれぞれ出力される位相誤差信号を入力し、その大小比較を行う。選択回路108は、APC回路101,102から出力されるキャリア位相誤差を補償した受信信号を入力し、比較回路107における各位相誤差信号の比較結果に応じて、位相同期精度の高い方の受信信号を選択して出力する。
APC回路101,102は、キャリア位相と残留したキャリア周波数オフセットに起因する位相変動、および位相雑音による位相変動を推定して補償する。ここでは、LMS(Least Mean Square)アルゴリズムの適用を想定し、その場合のAPC回路の動作について図7を参照して説明する。また、本実施形態では、64QAMが適用されるものとする。
APC回路に入力された受信信号701は、その時点での位相推定値702だけ位相を補償し、受信信号703となる。この位相補償後の受信信号703は、最も近い64QAMの信号704に判定され、これを基準信号として受信信号703との位相誤差705を算出する。これに追従特性を示すステップサイズパラメータを乗算し、位相の推定値を更新する。この作業を逐次繰り返すことにより位相補償が実現される。ただし、シンボル同期が確立して正しくシンボル判定が行われる前はAPC回路は正しく動作しないため、初期引き込み段階ではシンボル判定後の基準信号704の代わりに既知信号を用いることとする。また、APC回路101,102のステップサイズパラメータは互いに異なり、キャリア位相補償特性が互いに独立になっている。
以上の手順により、APC回路101,102はそれぞれキャリア位相誤差を補償した受信信号を出力するとともに、位相補償後の受信信号703と基準信号704の差である位相誤差信号を出力する。比較回路107は、APC回路101,102からそれぞれ出力される位相誤差信号の大小比較を行い、位相同期精度の高い方を示す信号を選択する選択信号を出力する。選択回路108は、比較回路107から出力される選択信号に応じて、APC回路101,102から出力される受信信号のうち位相同期精度の高い方の受信信号を選択して出力する。これにより、キャリア位相同期精度の高いAPC回路を随時選択することができ、BER特性を改善することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明のキャリア位相同期回路の第2の実施形態を示す。図において、キャリア周波数オフセットが補償された受信信号は、キャリア位相補償特性が互いに異なる2つのAPC回路101,102に入力される。APC回路101,102はキャリア位相誤差を補償した受信信号を出力し、シンボル判定回路103,104で64QAMにおける信号点のうち最も近いシンボルに判定される。シンボル判定された受信信号は、それぞれ誤り訂正回路105,106に入力される。誤り訂正回路105,106では、シンボル判定された受信信号の誤り訂正を行うとともに、誤り訂正の可否を示す誤り訂正可否信号を出力する。判定回路109は、誤り訂正回路105,106からそれぞれ出力される誤り訂正可否信号を入力し、比較する。選択回路108は、誤り訂正回路105,106から出力される受信信号を入力し、判定回路109における各誤り訂正可否信号の判定結果に応じて、位相同期精度の高い方の受信信号を選択して出力する。
本実施形態では、誤り訂正符号にリードソロモン符号を用いるものとする。送信側でリードソロモン符号に符号化された64QAMの信号は、受信後にキャリア周波数オフセットが補償され、APC回路101,102に入力される。APC回路101,102は、キャリア位相と残留したキャリア周波数オフセットに起因する位相変動、および位相雑音による位相変動を推定して補償する。ここでは、第1の実施形態と同様に、ステップサイズパラメータの異なるLMSアルゴリズムを適用し、位相補償後の受信信号を出力する。
シンボル判定回路103,104でシンボル判定された受信信号は、誤り訂正回路105,106で誤り訂正される。このとき、誤り訂正回路105,106は、受信信号に含まれる誤りの数が訂正可能な範囲内か否かを示す誤り訂正可否信号を出力する。誤り訂正可否信号は、シンボル判定された受信信号に誤りがない場合またはすべての誤りが訂正可能であった場合に「1」、そうでない場合に「0」となる。誤り訂正が正しく行われたか否かは、誤りパターンを表すベクトルであるシンドロームを計算することにより判定する。受信信号をY、検査行列をHとすると、シンドロームSは、
S=YHt …(2)
により算出される。ただし、添え字tは行列の転置を表す。誤り訂正後の受信信号に対して式(2) を適用すると、誤り訂正後の受信信号に誤りが生じていない場合はシンドロームが0ベクトルとなるため、誤りが訂正されたか否かを判定することができる。
判定回路109は、誤り訂正回路105,106から出力される誤り訂正可否信号の判定結果により、キャリア位相補償の精度を比較する。ここでは、APC回路101をマスタとし、APC回路102をスレーブとする場合の動作について説明する。まず、誤り訂正回路105から出力される誤り訂正可否信号を判定し、APC回路101から出力される受信信号に誤りがない場合、または誤り訂正が可能であった場合には、誤り訂正回路105から出力される受信信号を選択する信号を出力する。一方、APC回路101で誤り訂正不能な誤りが生じていた場合には、誤り訂正回路106から出力される誤り訂正可否信号を判定する。このとき、APC回路102から出力される受信信号に誤りがない場合、または誤り訂正が可能であった場合には、誤り訂正回路106から出力される受信信号を選択する信号を出力する。また、双方で誤り訂正不能な誤りが生じていた場合には、マスタであるAPC101に対応する誤り訂正回路105から出力される受信信号を選択する信号を出力する。選択回路108は、判定回路109から出力される選択信号に応じて、誤り訂正回路105,106から出力される受信信号の一方を選択して出力する。
このような選択処理を行うことにより、最悪でもAPC回路101を単体で用いた場合と同等のBER特性が得られる。また、APC回路101と102のビット誤りが独立に起これば、位相同期精度の高い方の受信信号を選択することができるので、BER特性を改善することができる。
図8は、本発明のキャリア位相同期回路を64QAMに適用した場合のBER特性を示す。ここでは、APC回路101,102にVLMS(Variable-gain Least Mean Squares)アルゴリズムを適用しており、それぞれのステップサイズパラメータを0.15、0.05としている。比較のため、APC回路101,102を単体で用いた場合のBER特性を併せて示す。これによると、誤り訂正が効果的になるCNRの高い領域において、単体のAPC回路を用いた場合より、本実施形態のように位相同期精度の高い方の受信信号を選択する方の特性がよくなることがわかる。たとえば、BERが10-3の点に注目すると、CNRを 0.5dB改善した場合と同等の効果を実現することができる。
本発明のキャリア位相同期回路の第1の実施形態を示す図。 本発明のキャリア位相同期回路の第2の実施形態を示す図。 16QAMの信号点配置に15度の位相誤差が生じた状態を示す図。 16QAMの信号点配置を示す図。 64QAMの信号点配置を示す図。 位相雑音を含む64QAMの信号点配置を模式的に示す図。 LMSアルゴリズムによるキャリア位相補償の仕組みを模式的に示す図。 本発明のキャリア位相同期回路を64QAMに適用した場合のBER特性を示す図。 従来法における64QAMの閾値を示す図。 従来法における送受信機の構成例を示す図。
符号の説明
101,102 自動位相制御(APC)回路
103,104 シンボル判定回路
105,106 誤り訂正回路
107 比較回路
108 選択回路
109 判定回路
200 送信機
201 ローカル発振器
202 中間周波数帯の信号の入力端子
203,214 ミキサ
204,213 バンドパスフィルタ
205,212 アンプ
206,211 アンテナ
210 受信機
215 中間周波数帯の信号の出力端子
401,402 16QAMの信号点
501,502 64QAMの信号点
701 APC回路における位相補償前の受信信号
702 LMSアルゴリズムによるキャリア位相の推定値
703 LMSアルゴリズムによりキャリア位相補償された受信信号
704 シンボル判定した信号点
705 残留するキャリア位相

Claims (3)

  1. 直交復調した受信信号のキャリア位相誤差を補償するキャリア位相同期回路において、 前記受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第1の受信信号と、位相同期精度を表す第1の位相誤差信号を出力する第1の自動位相制御回路と、
    前記第1の自動位相制御回路とキャリア位相補償特性が異なり、前記受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第2の受信信号と位相同期精度を表す第2の位相誤差信号を出力する第2の自動位相制御回路と、
    前記第1の位相誤差信号および前記第2の位相誤差信号を入力し、その大小比較を行う比較回路と、
    前記比較回路における各位相誤差信号の比較結果に応じて、キャリア位相誤差を補償した前記第1の受信信号および前記第2の受信信号のうち、位相同期精度の高い方の受信信号を選択して出力する選択回路と
    を備えたことを特徴とするキャリア位相同期回路。
  2. 送信側で誤り訂正用の冗長ビットを付加したディジタル信号を受信し、直交復調した受信信号のキャリア位相誤差を補償するキャリア位相同期回路において、
    前記受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第1の受信信号を出力する第1の自動位相制御回路と、
    前記第1の自動位相制御回路とキャリア位相補償特性が異なり、前記受信信号を入力し、キャリア位相誤差を推定・補償した第2の受信信号を出力する第2の自動位相制御回路と、
    前記第1の受信信号のシンボル判定を行う第1のシンボル判定回路と、
    前記第2の受信信号のシンボル判定を行う第2のシンボル判定回路と、
    前記第1のシンボル判定回路でシンボル判定された受信信号の誤り訂正を行うとともに、受信信号の誤りの数が訂正可能な範囲内であったか否かを示す第1の誤り訂正可否信号を出力する第1の誤り訂正回路と、
    前記第2のシンボル判定回路でシンボル判定された受信信号の誤り訂正を行うとともに、受信信号の誤りの数が訂正可能な範囲内であったか否かを示す第2の誤り訂正可否信号を出力する第2の誤り訂正回路と、
    前記第1の誤り訂正可否信号および前記第2の誤り訂正可否信号を入力し、いずれか一方が誤り訂正可を示す場合にはその誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択する選択信号を出力し、両方とも誤り訂正可を示す場合または両方とも誤り訂正否を示す場合には第1の誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択する選択信号を出力する判定回路と、
    前記判定回路から出力される選択信号に応じて、前記第1の誤り訂正回路または前記第2の誤り訂正回路で誤り訂正された受信信号を選択して出力する選択回路と
    を備えたことを特徴とするキャリア位相同期回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のキャリア位相同期回路において、
    前記第1の自動位相制御回路は、位相変動に対する追従特性の高いキャリア位相補償特性を有する構成であり、
    前記第2の自動位相制御回路は、位相変動に対する追従特性の低いキャリア位相補償特性を有する構成である
    ことを特徴とするキャリア位相同期回路。
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