JP4335113B2 - Dcオフセットキャリブレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明はダイレクトコンバージョン方式の無線受信機において妨害波入力時に発生するDCオフセットを補正するシステムに関するものである。
従来、携帯電話機においては、例えば880〜915MHz帯のGSM(Global System for Mobile Communication)と1710〜1785MHz帯のDCS(Digital Cellular System)のような2つの周波数帯の信号を扱えるデュアルバンド方式の携帯電話機がある。また、かかるデュアルバンド方式の携帯電話機においては、ローカル信号の周波数を切り替えることにより一つの周波数シンセサイザで2つの周波数帯に対応することができるようにしたものがある。
ところが、近年においては、GSMやDCSの他に、例えば1850〜1915MHz帯のPCS(Personal Communication System)の信号を扱えるトリプルバンド方式の携帯電話機に対する要求がある。また、携帯電話機は今後さらに多くの周波数帯に対応できるものが要求されることが考えられる。このような複数の周波数帯に対応できる無線機に使用される受信信号の復調を行う高周波用半導体集積回路には、無線機の小型化やコストの低減という観点からダイレクトコンバージョン方式が有効である。この方式によれば、RF入力信号を低周波のベースバンド信号に直接変換するので、従来の中間周波数を必要とする方式に比べ中間周波数フィルターが不要になるなどの利点がある。
周波数変換はミキサ回路を用いRF入力信号周波数と等しい周波数のローカル信号とをミキシングすることで行われる。しかしながら、ダイレクトコンバージョン方式においては、ミキサ回路に2次の非線形歪が存在すると、入力信号レベルが大きい場合、出力のベースバンド信号にDCオフセットが生じる。この様子を図5および図6を参照しながら詳しく説明する。図5はRF入力信号のスペクトルを表したもので、符号501はセンター周波数がローカル信号周波数fLOと等しい微弱レベルの希望信号を表し、符号502はさらに高い周波数fINTに存在する高レベルの妨害信号を表す。このように高レベルの妨害信号を伴ったRF入力信号をミキサ回路に入力した結果、ミキサ出力に現れる出力信号のスペクトルは図6のようになる。符号601,602は、それぞれ、RF入力希望信号501と妨害信号502が周波数変換されてミキサ出力に現れた成分である。603はミキサ回路に2次の非線形歪が存在した場合に高レベルの妨害信号により発生するDCオフセットである。したがって、ダイレクトコンバージョン方式では、ミキサ出力の希望信号601の帯域内にDCオフセット603が発生するため、受信感度が低下するという問題点を有する。ミキサ回路を差動回路で構成し差動のバランスが完全に対称であれば2次の非線形歪は存在しないが、製造ばらつきにより差動回路を構成する素子の対称性は完全にはできないため、2次の非線形歪をなくすことは不可能である。
そこで、2次の非線形歪により発生するDCオフセットを補正する技術が提案されている。
以下、図4を参照しながら、RF入力信号に含まれる妨害信号を検知して、ミキサ出力に発生するDCオフセットを補正する方法について説明する。この方法は特許文献1に示されているものである。図4において、符号403はミキサ回路を示し、符号401,402はそれぞれミキサ回路403を構成するスイッチングセルとRF入力セルを示す。RF入力端子413,414から入力されたRF入力信号は、RF入力セル402で増幅され、増幅されたRF信号はスイッチングセル401でローカル入力端子411,412から入力されるローカル信号とミキシングされることで、IF信号に変換される。そして、変換されたIF信号が出力端子409,410から出力される。ダイレクトコンバージョン方式はIF信号の中心周波数がDCであるため、ゼロIF方式とも呼ばれる。
スイッチングセル401はバイポーラトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4から構成される。すべてのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4がまったく同一の特性であれば差動回路としてのバランスは完全に対称になる。しかしながら、製造ばらつきによりトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4は理想特性からずれた特性を各々別個にもつことになる。そのため、RF入力信号がIF信号に変換される際に、2次の非線形歪が生じる。このため、図6に示したようにミキサ出力にDCオフセットが発生する。よく知られるように、DCオフセットは入力信号強度の自乗に比例するため、入力信号に含まれる妨害波のレベルが高ければ高いほど出力のDCオフセットは大きくなる。
図4において、符号408はDCオフセット補正器を示す。このDCオフセット補正器は、RF入力信号を検知して検波信号を出力する検波器406、検波信号に応じて制御信号を発生するコントローラ405、ミキサ出力端子409,410のDCオフセットを減少させるようにコントローラ405からの制御信号に応じて補正信号を生成する補正発生器404から成る。DCオフセット補正器408の働きにより、ミキサ回路403に入力されるRF信号の強度に応じて補正発生器404の出力する補正信号が変化し、ミキサ出力のDCオフセットが打ち消される。ミキサ回路403の2次の非線形歪は製造ばらつきによるため個体ごとに特性が異なるので、DCオフセット補正器408にはさらに、コントローラ405の生成する制御信号を調整するためにユーザインターフェース407の機能も含まれている。
米国特許第6,535,725号明細書
このようなDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、ローカル信号を生成する周波数シンセサイザとは別に妨害波を生成するための周波数シンセサイザが必要不可欠となる。所望の無線システムの妨害波の規格を満たすために、これら2つの周波数シンセサイザは非常に近い周波数で発振させなくてはならない。そうすると、それぞれの電圧制御発振器で干渉が起こり、C/Nの劣化やスプリアスが発生し、結果、精度良くDCオフセットキャリブレーションが行えなくなる。
このような理由から、本発明は精度良くDCオフセットキャンセルが行える妨害波生成手段を有するDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することを第1の目的とする。
また、前述した無線システムでは、小型化、低価格化が進んでいるが、このようなDCオフセットキャリブレーションシステムを搭載することは無線システムの大型化、高価格化につながる。
さらに、複数のバンドで動作する無線システムでは、それぞれのバンドで動作する複数のミキサを有する。そのため、それぞれのミキサについて、同様の理由でDCオフセットキャリブレーションを行う必要がある。したがって、それぞれのミキサに異なる周波数の妨害波を入力する必要がある。
そこで、本発明は異なる周波数で動作する複数のミキサを有するDCオフセットキャリブレーションシステムにおいても有効である、小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することを第2の目的とする。
第1の目的にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムは、ローカル信号を生成するための第1の分周器の分周比と、妨害波信号を生成するための第2の分周器の分周比とが異なる分周比であることを特徴とする。これによって、精度良くDCオフセットキャンセルが行える妨害波生成手段を有するDCオフセットキャリブレーションシステムを提供できる。
第2の目的にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムは、ローカル信号を生成するための第1の周波数シンセサイザと妨害波信号を生成するための第2の周波数シンセサイザとが同じ基準信号を用いているという特徴と、妨害波信号を生成するための第2の周波数シンセサイザが周波数の切り替え機能を有しないことを特徴とする。これによって、小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供できる。
具体的に説明すると、第1の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムは、ローカル信号およびRF妨害波信号をミキシングしたIF信号を出力するミキサと、RF妨害波信号のレベルを検知してIF信号に含まれるDCオフセットを補正する補正信号を出力するDCオフセット補正器と、第1および第2の周波数シンセサイザと、第1の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、ミキサに入力されるローカル信号を生成する第1の分周器と、第2の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、ミキサに入力されるRF妨害波信号を生成する第2の分周器とを備えている。そして、第1の分周器の分周比と第2の分周器の分周比とが異なる。
ここで、第1の分周器を省くことができる。このことは、第1の分周器の分周比が1であることと等価である。この場合、第1の周波数シンセサイザの出力信号がローカル信号となる。第2の分周器については、分周比が1以外の値をとる。
また、逆に第2の分周器を省くこともできる。このことは、第2の分周器の分周比が1であることと等価である。この場合、第2の周波数シンセサイザの出力信号がRF妨害波信号となる。第1の分周器については、分周比が1以外の値をとる。
上記の第1の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、例えば、第1の周波数シンセサイザが、例えば、第1の電圧制御発振器と、第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備える。
また、第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備える。
そして、上記の第1の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、第5の分周器の出力信号を第1の位相比較器の基準位相信号と第2の位相比較器の基準位相信号とすることが好ましい。
また、上記の第1の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、基準信号を第1の位相比較器の基準位相信号とし、第5の分周器の出力信号を第2の位相比較器の基準位相信号としてもよい。
さらに、上記の第1の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、基準信号を第2の位相比較器の基準位相信号とし、第5の分周器の出力信号を第1の位相比較器の基準位相信号としてもよい。
第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムは、ローカル信号およびRF妨害波信号をミキシングしたIF信号を出力する複数のミキサと、複数のミキサについてそれぞれ、RF妨害波信号のレベルを検知してIF信号に含まれるDCオフセットを補正する補正信号を出力する複数のDCオフセット補正器と、第1および第2の周波数シンセサイザと、第1の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、複数のミキサのそれぞれに入力される、周波数の異なったローカル信号を生成する第1の分周器と、第2の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、複数のミキサのそれぞれに入力される、周波数の異なったRF妨害波信号を生成する第2の分周器とを備えていて、複数のバンドで動作することができるものである。そして、複数のミキサそれぞれについて、第1の周波数シンセサイザの出力信号からローカル信号を生成するための分周比が第2の周波数シンセサイザの出力信号からRF妨害波信号を生成するための分周比と異なる。
上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるローカル信号が第1の周波数シンセサイザの出力信号であってもよい。
また、上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるRF妨害波信号が第2の周波数シンセサイザの出力信号であってもよい。
また、上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、例えば、第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備える。
また、第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備える。
そして、第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、第5の分周器の出力信号を第1の位相比較器の基準位相信号および第2の位相比較器の基準位相信号とすることが好ましい。
また、上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、基準信号を第1の位相比較器の基準位相信号とし、第5の分周器の出力信号が第2の位相比較器の基準位相信号としてもよい。
また、上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、基準信号を第2の位相比較器の基準位相信号とし、第5の分周器の出力信号を第1の位相比較器の基準位相信号としてもよい。
また、上記第2の発明のDCオフセットキャリブレーションシステムにおいては、第2の周波数シンセサイザが周波数切り替え機能を持たないようにすることが好ましい。
本発明にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムによると、一方の周波数シンセサイザの出力信号やスプリアスが、他方の周波数シンセサイザに与える影響が無視できるので、精度よくDCオフセットキャリブレーションを行うことができ、かつ小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態として図1を用いて説明する。分周器103は、周波数シンセサイザ104の周波数信号fLvcoを分周比M1で分周し、周波数信号fLoを出力してミキサ102のローカル信号として入力する。
また、分周器105は周波数シンセサイザ106の周波数信号fIvcoを分周比M2で分周し、周波数信号fIを出力してミキサ102とDCオフセット補正器101にRF信号の妨害波信号として入力する。DCオフセット補正器101は、図4に示したものと同様である。
このとき、ローカル信号fLo,周波数信号fLvco,分周比M1および妨害波信号fI,周波数信号fIvco,分周比M2の関係は(1)式および(2)式で表される。
fLo = fLvco / M1 (1)
fI = fIvco / M2 (2)
実施の形態における無線システムの規格において、妨害波は希望波のオフセット周波数がfdまで許容しなくてはならないとする。
このとき、DCオフセットキャリブレーションを精度よく行うためには
|fLo-fI|≒fd (3)
とするのが望ましい。
しかし、多くの無線規格では
fLo≒fI >> fd (4)
となり、2つの周波数シンセサイザ103および104同士の干渉によりC/Nが劣化してしまう。そのため、DCオフセットキャリブレーションを十分に精度よく行うことができない。
そこで、本件の第1の発明として、ローカル信号fLoを生成するための分周器103の分周比M1と、妨害波信号fIを生成するための分周器105の分周比M2とを異なる値とする。M1≠M2より、fLvco≠fIvcoとなるので、2つの周波数シンセサイザ103および104同士の干渉を回避できる。その結果、それぞれの周波数シンセサイザ103,105で良好なC/N特性を得ることができる。周波数信号fLvcoおよびfIvcoに良好なC/N特性を得ることが、精度よくDCオフセットキャリブレーションを行うために必須であることは明白のことである。
さらに、分周比M1,M2,および周波数差|fLo−fI|を適切に選択することで、2次高調波やリファレンスリークなど、一方の周波数シンセサイザから発するスプリアスと他方の周波数シンセサイザとの干渉を回避することができる。これも前述の理由と同様、精度よくDCオフセットキャリブレーションを行うために必須であることは当然のことである。
なお、分周器103または105のどちらかを省略した構成では、第1の実施の形態において分周比M1またはM2の一方を1とすることで、上記と同様の議論が成り立つことは明白である。
次に本発明の第2の実施の形態として図2を用いて説明する。ローカル信号fLoを生成するための周波数シンセサイザ104は、電圧制御発振器(VCO)201と、その信号を分周する可変分周器202と、可変分周器202の出力信号と位相比較基準信号fREFdとを比較して位相差に比例した信号を出力する位相比較器(PD)203と、位相比較器205の信号を電流に変換するチャージポンプ(CP)205と、チャージポンプ205の出力信号を平滑にして電圧制御発振器201の制御端子に制御信号を出力してVCO201の制御端子に制御信号を出力するローパスフィルタ(以下LPF)206からなる。
また、妨害波信号fIを生成するための周波数シンセサイザ106は、電圧制御発振器207と、その信号を分周する分周器208と、分周器208の出力信号と位相比較基準信号fREFdを比較して位相差に比例した信号を出力する位相比較器209と、位相比較器209の信号を電流に変換するチャージポンプ210と、チャージポンプ210の出力信号を平滑にして電圧制御発振器207の制御端子に制御信号を出力するLPF211からなる。
上記の分周器208は、可変分周器でも固定分周器でもどちらでもよい。第1の実施の形態では、fLvco≠fIvcoとすることが目的で、それを分周器103と分周器105の工夫(M1≠M2)で実現している。したがって、分周器208については、可変/固定のどちらでも実現できる。
本件の第2の発明として、二つの異なる周波数シンセサイザ104,106に同じ位相比較基準信号fREFdを用いることを特徴とする。図2においては、基準信号fREFを分周器204で分周し、位相比較器203,209に位相比較基準信号fREFdを入力している。
これによって、周波数シンセサイザ104,106それぞれに個別に位相比較基準信号fREFdを生成する必要がない。そのため、回路規模を小さくでき、その結果、小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することができる。
また、図2以外の実施の形態としては、分周比M1,M2,ローカル信号fLoおよび妨害波信号fIを適切に選択することにより、位相比較器203,209のどちらか一方の位相比較器に基準信号fREFを分周せずにそのまま用いることでも、回路規模を小さくすることができ、小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することができる。
図3はデュアルバンドに対応したDCオフセットキャリブレーションシステムにおける本発明の第3の実施の形態を図示したものである。バンド1とバンド2の2つのバンドに対応するため、2つのミキサ102,302を備え、それぞれのミキサ102,302にDCオフセット補正器101、301を有している。DCオフセット補正器101は、図4に示したものと同様である。さらに、それぞれのミキサ102,302に対しローカル信号としてfLo,fLo2を入力し、妨害波信号としてfI,fI2を入力している。ミキサ102はバンド1、ミキサ302はバンド1に対応するミキサとする。
本件の第3の発明は、妨害波信号としてfIおよびfI2を発生するための周波数シンセサイザ306に周波数切り替え機能を有しないことを特徴とする。つまり、この周波数シンセサイザ306は、図2の周波数シンセサイザ106における分周器208を、固定分周器305に代えたものである。また、図2の分周器103,105に代えて、分周器303,304を用いている。分周器303は、周波数信号fLvcoを分周比M1とM1×M3とでそれぞれ分周する。また、分周器304は、周波数信号fIvcoを分周比M2とM2×M4とでそれぞれ分周する。
この発明の実施の形態によれば、複雑な周波数切り替え機能をなくすことで周波数シンセサイザを簡素化し、DCオフセットキャリブレーションシステムの小型化と低価格化を実現できる。
前述の説明で使用した記号と同じ信号を図3でも与え、バンド1に対応するものとする。
新たにバンド2に対応する記号として、前述した式(1)、(2)、(3)式と同様にローカル信号fLo2,周波数信号fLvco,分周比M1,M3および妨害波信号fI2,周波数信号fIvco,分周比M2,M4の関係が以下の式で表される。
fLo2 = fLvco / (M1×M3) (5)
fI2 = fIvco / (M2×M4) (6)
このとき、M3とM4の少なくともどちらかは1ではないとする。
バンド2の無線システムの規格において、妨害波は希望波のオフセット周波数がfd2まで許容しなくてはならないとする。
このとき、DCオフセットキャリブレーションを精度よく行うためには
|fLo2-fI2|≒fd2 (7)
とするのが望ましい。
(4)式と同様、多くの無線規格では
fLo2≒fI2 >> fd2 (8)
となる。
一方、(1)式と(5)式、(2)式と(6)式からそれぞれ(9)式と(10)式が導かれる
fLo = fLo2 ×M3 (9)
fI = fI2 ×M4 (10)
(3)式に(9)、(10)式を代入すると、
|fLo2×M3 - fI2×M4|≒fd (11)
となる。
ここで、精度よくDCオフセットキャリブレーションを行うためにオフセット周波数fd、fd2を各バンドの規格値から離れすぎないようにしなくてはならない。
(7)式と(10)式は、バンド1とバンド2の無線規格によって、各バンドのDCオフセットキャリブレーション時でfLvcoおよびfIvcoの発振周波数を切り替える必要があることを意味する。
ところで、ダイレクトコンバージョン方式において、異なる周波数の希望波を受信するためにはローカル信号fLoおよびfLo2を生成するための周波数シンセサイザ104は発振周波数の切り替え機能が必要不可欠である。
そこで、(3)式、(7)式から以下の式を導出した。
|fLvco2/(M1×M3)-fIvco/(M2×M4)|=|fLo2-fI2|≒fd2 (13)
|fLvco1/M1-fIvco/M2|=|fLo-fI|≒fd (14)
ここで、fLvco1はミキサ102のDCオフセットキャリブレーション時における周波数シンセサイザ104の発振周波数で、fLvco2はミキサ302のDCオフセットキャリブレーション時における周波数シンセサイザ306の発振周波数である。
(13)、(14)式を満たすようにfLvco1,fLvco2を選択することで、fIvcoの周波数切り替え機能は不要になり、第3の発明を実施することができる。
さらに、固定分周器305は、既知の技術であるパルススワロー方式などを用いずに、簡単な分周比を選択することで、さらに小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを実現することができる。
さらに、第3の実施の形態ではバンドが2つであるが、3つ以上のバンドを持つシステムでも同様にして本発明の効果を得ることができる。
また、この実施の形態においては、複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるローカル信号が第1の周波数シンセサイザの出力信号であってもよい。また、複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるRF妨害波信号が第2の周波数シンセサイザの出力信号であってもよい。
また、この実施の形態でも、実施の形態2と同様に、位相比較器203,209のどちらか一方の位相比較器に基準信号fREFを分周せずにそのまま用いることでも、回路規模を小さくすることができ、小型で安価なDCオフセットキャリブレーションシステムを提供することができる。
最後に、本件の第1、第2および第3の発明における具体的な実施の形態として、システム構成が図3であるようなGSMおよびDCSのデュアルバンドシステムについて、前述の各記号について具体的な数値を以下の表1および表2に示す。なお、これらの数値は一例であり、本発明の実施を制限するものではない。
Figure 0004335113
Figure 0004335113
以上説明したように、本発明はダイレクトコンバージョン方式の無線受信機において妨害波入力時にミキサ出力信号に発生するDCオフセットを補正する方法等に有用である。
本発明の第1の実施の形態にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムの基本構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムの基本構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態にかかわるDCオフセットキャリブレーションシステムの基本構成を示すブロック図である。 従来のDCオフセットキャリブレーションシステムの内部回路構成を示すブロック図である。 ミキサ入力信号スペクトルを示す図である。 DCオフセット補正を行わない場合のミキサ出力信号スペクトルを示す図である。
符号の説明
101 DCオフセット補正器
102 ミキサ
103 分周比がM1の分周器
104 周波数シンセサイザ
105 分周比がM2の分周器
106 周波数シンセサイザ
201,207 電圧制御発振器
202 可変分周器
203,209 位相比較器
204,208 分周器
205,210 チャージポンプ
206,211 ローパスフィルタ
301 第2のバンドのDCオフセット補正器
302 第2のバンドのミキサ
303 分周比がM1とM1×M3の分周器
304 分周比がM2とM2×M4の分周器
305 固定分周器
306 周波数シンセサイザ
401 スイッチングセル
402 RF入力セル
403 ミキサ回路
404 補正発生器
405 コントローラ
406 検波器
407 ユーザインターフェース
408 DCオフセット補正器
409,410ミキサ出力端子
411,412 ローカル入力端子
413,414 RF入力端子
415 制御端子
501 RF入力信号にふくまれる希望信号
502 RF入力信号にふくまれる妨害信号
601 ミキサ出力に変換された希望信号
602 ミキサ出力に変換された妨害信号
603 ミキサ出力に発生したDCオフセット

Claims (13)

  1. ローカル信号およびRF妨害波信号をミキシングしたIF信号を出力するミキサと、
    前記RF妨害波信号のレベルを検知して前記IF信号に含まれるDCオフセットを補正する補正信号を出力するDCオフセット補正器と、
    第1および第2の周波数シンセサイザと、
    前記第1の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、前記ミキサに入力されるローカル信号を生成する第1の分周器と、
    前記第2の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、前記ミキサに入力されるRF妨害波信号を生成する第2の分周器とを備え、
    前記第1の分周器の分周比と前記第2の分周器の分周比とが異なるDCオフセットキャリブレーションシステム。
  2. 前記第1の分周器がなく、前記第1の周波数シンセサイザの出力信号がローカル信号である請求項1に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  3. 前記第2の分周器がなく、前記第2の周波数シンセサイザの出力信号が前記RF妨害波信号である請求項1に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  4. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記第5の分周器の出力信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号および前記第2の位相比較器の基準位相信号とする請求項1、2または3に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  5. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記基準信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号とし、前記第5の分周器の出力信号を前記第2の位相比較器の基準位相信号とする請求項1、2または3に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  6. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記基準信号を前記第2の位相比較器の基準位相信号とし、前記第5の分周器の出力信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号とする請求項1、2または3に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  7. ローカル信号およびRF妨害波信号をミキシングしたIF信号を出力する複数のミキサと、
    前記複数のミキサについてそれぞれ、前記RF妨害波信号のレベルを検知して前記IF信号に含まれるDCオフセットを補正する補正信号を出力する複数のDCオフセット補正器と、
    第1および第2の周波数シンセサイザと、
    前記第1の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、前記複数のミキサのそれぞれに入力される、周波数の異なったローカル信号を生成する第1の分周器と、
    前記第2の周波数シンセサイザの出力信号を分周し、前記複数のミキサのそれぞれに入力される、周波数の異なったRF妨害波信号を生成する第2の分周器とを備え、複数のバンドで動作することができるDCオフセットキャリブレーションシステムであって、
    前記複数のミキサそれぞれについて、前記第1の周波数シンセサイザの出力信号からローカル信号を生成するための分周比が前記第2の周波数シンセサイザの出力信号からRF妨害波信号を生成するための分周比と異なるDCオフセットキャリブレーションシステム。
  8. 前記複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるローカル信号が前記第1の周波数シンセサイザの出力信号である請求項7に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  9. 前記複数のミキサについて、一部または全部のミキサに入力されるRF妨害波信号が前記第2の周波数シンセサイザの出力信号である請求項7に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  10. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記第5の分周器の出力信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号および前記第2の位相比較器の基準位相信号とする請求項7、8または9に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  11. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記基準信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号とし、前記第5の分周器の出力信号を前記第2の位相比較器の基準位相信号とする請求項7、8または9に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  12. 前記第1の周波数シンセサイザが、第1の電圧制御発振器と、前記第1の電圧制御発振器の出力信号を分周する第3の分周器と、前記第3の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第1の位相比較器と、前記第1の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第1のチャージポンプと、前記第1のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第1の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第1のローパスフィルタとを備え、
    前記第2の周波数シンセサイザが、第2の電圧制御発振器と、前記第2の電圧制御発振器の出力信号を分周する第4の分周器と、前記第4の分周器の出力信号と基準位相信号とを比較して位相差に比例した信号を出力する第2の位相比較器と、前記第2の位相比較器の出力信号を電流信号に変換する第2のチャージポンプと、前記第2のチャージポンプの出力信号を平滑化して前記第2の電圧制御発振器の制御端子に制御信号として出力する第2のローパスフィルタとを備え、
    基準信号を分周する第5の分周器をさらに備え、
    前記基準信号を前記第2の位相比較器の基準位相信号とし、前記第5の分周器の出力信号を前記第1の位相比較器の基準位相信号とする請求項7、8または9に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
  13. 前記第2の周波数シンセサイザが周波数切り替え機能を持たない請求項7、8、9、10、11または12に記載のDCオフセットキャリブレーションシステム。
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