JP4333954B2 - 液封防振装置 - Google Patents

液封防振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4333954B2
JP4333954B2 JP2004381501A JP2004381501A JP4333954B2 JP 4333954 B2 JP4333954 B2 JP 4333954B2 JP 2004381501 A JP2004381501 A JP 2004381501A JP 2004381501 A JP2004381501 A JP 2004381501A JP 4333954 B2 JP4333954 B2 JP 4333954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
metal
bracket
cylindrical
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004381501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006189058A (ja
Inventor
哲也 宮原
和俊 佐鳥
武司 國谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Yamashita Rubber Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Yamashita Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Yamashita Rubber Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004381501A priority Critical patent/JP4333954B2/ja
Publication of JP2006189058A publication Critical patent/JP2006189058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4333954B2 publication Critical patent/JP4333954B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

この発明は、液封エンジンマウントのような防振装置であって、樹脂化したブラケットを有するものに関する。
防振本体部は第1取付金具と第2取付金具をインシュレータで連結し、インシュレータ内側に液室を設けるとともに、この液室の開口部をダイアフラムで覆っている。このダイアフラムは外周部にリング金具を一体化し、このリング金具と第2取付金具等の端部とをカシメにより固定している。
特開平10−47424号公報 特開平11−257413号公報 特開2000−74127号公報 特開2000−266104号公報
ところで、上記ダイアフラムの構造によると、ダイアフラムと第2取付金具等とのカシメ工程が必要となり、組立工数が多くなる。また、ダイアフラムにリング金具が必要なため、部品点数が多くなり重量を増加する。そこで本願発明はこのような課題の解決を目的とする。
上記課題を解決するため本願発明の液封防振装置に係る請求項1は、振動源へ取付けられる第1取付金具と、振動受側へ取付けられる樹脂製ブラケットと、この樹脂製ブラケットに形成された円筒部へ嵌合する円筒状の第2取付金具と、この第2取付金具と第1取付金具を結合する弾性体のインシュレータと、このインシュレータの内側に形成される液室と、この液室内を仕切る仕切り部材と、液室の開口端を塞ぐダイアフラムとを備えた液封防振装置において、
前記樹脂製ブラケットは樹脂と金属の複合体であり、樹脂部は前記円筒部を構成する樹脂円筒部を備え、金属部はこの樹脂円筒部の内周側へ一体化される円筒状の補強金属部をなし、この補強金属部は一端部を樹脂円筒部の一端部よりも長く突出させ、かつ補強金属部の内側に前記第2取付金具を嵌合し、第2取付金具と補強金属部とを結合して固定するとともに、
この結合に先立って、前記樹脂製ブラケットの前記樹脂円筒部内面に予め支持された前記ダイアフラムの上へ前記仕切り部材を乗せ、さらに前記第2取付金具を補強金属部の内側へ嵌合し、前記樹脂円筒部の一端部よりも長く突出している前記補強金属部の一端部を折り曲げて前記第2取付金具の一端部抜け止め固定することにより積み上げ式で組立てたことを特徴とする。
このようにすれば、樹脂製ブラケットを樹脂と金属の複合体とし、金属部を円筒状の補強金属部としたので、この補強金属部により樹脂製ブラケットであっても、補強金属部の内側に位置する第2取付金具と強固かつ耐久性良く結合一体化することができる。そのうえ、積み上げ式で容易に組立てることができる。
請求項2は上記請求項1において、前記樹脂製ブラケットの補強金属部及び前記第2取付金具の各金属部先端同士を直接重ねて金属同士で結合したことを特徴とする。
このようすよれば、樹脂製ブラケットを樹脂と金属の複合体とし、その補強金属部先端部で第2取付金具と各先端同士を直接重ねて結合するので、樹脂製ブラケットであっても金属同士の強固な結合ができる。したがって樹脂製ブラケットであってもインシュレータ側と第2取付金具を利用して金属同士で結合できる。
請求項3は上記請求項において、前記ダイアフラムの外周部が前記樹脂製ブラケットの円筒部内面に予め一体化されていることを特徴とする。
このようにすれば、ダイアフラムを複合樹脂ブラケットの成形と同時に一体化できる。このため、組立時にダイアフラムをカシメで固定する工程が不要となり、工数を削減できる。また、従来必要であったダイアフラムのリング金具を省略でき、部品点数の削減及び軽量化が可能になる。さらに、複合樹脂ブラケットとダイアフラム間は一体化により確実にシールされるので、構成部品の公差や組立制度によってシール性にバラつきが生じることもない。
以下、図面に基づいて自動車の液封エンジンマウントに適用した実施形態を説明する。図1〜図8は一実施例に係り、図1は液封エンジンマウントの側面図、図2はその平面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は要部の拡大断面図、図5は図4のA部拡大図、図6はダイアフラムの一体化工程を示す図、図7は組立説明図である。
図1及び図2に示すように、エンジンマウント1は防振本体部2と複合樹脂ブラケット3とを一体化したものである。防振本体部2は振動源である図示省略のエンジンへ取付けられるための第1取付金具4と、入力振動で弾性変形する防振ゴム等からなるインシュレータ5等を備える。6は防振本体部2と一体のボルトである。複合樹脂ブラケット3は防振本体部2の下部の周囲へ一体化され、その取付部30にボルトを挿通することにより図示省略の振動受け側である車体へ取付けられる。
図3に明らかなように、このエンジンマウント1は液封式であり、インシュレータ5の図示状態下部と一体化した円筒金具7と、その下側開口部を覆うダイアフラム8とにより、防振本体部2の内部を液室とし、この内部をさらに仕切り部材9で主液室10と副液室11に区画し、両液室を仕切り部材9に形成した共振オリフィス12で連結したものであり、液室内には公知の非圧縮性液体が封入されている。
仕切り部材9には、中央に円形の穴13を設けてここに可撓性弾性部材14を設けて内圧上昇を吸収するようになっている。図中の符号15はエンジンへ取付けるためのエンジンハンガブラケットであり、ここに第1取付金具4が連結される。
図4に示すように、複合樹脂ブラケット3は金属補強部17と樹脂部18との複合体である。金属補強部17の軸方向中間部は圧入部20をなし、この内側に円筒金具7が圧入されて一体化される。圧入部20の内面側は樹脂部18で覆われずに露出している。但し、圧入部20のうち大入力部位には部分的に外側が樹脂補強部で部分的に補強されている。
金属補強部17は鉄等の高強度を有する適宜金属材料よりなり、図示状態の下端部に外向きの下フランジ25を設け、その近傍をリブ26で補強した円筒状をなし、この下端部を除き外周面が中心軸と平行なストレートになっており、上端部に爪29が形成されている。この爪29は内側へ折曲げられて内側に重なる円筒金具7の上端部を固定する。
樹脂部18は、6−6ナイロン等公知の適宜材料を用い、射出成形等の適宜方法により金属補強部17と一体に成形される。射出成形を例にすれば、予め型内へ金属補強部17を配置し、十分に高い射出圧で一体に成形する。この成形は複合樹脂ブラケット3を防振本体部2とは別に成形できるので、防振本体部2側に対する変形等の悪影響を気にせず、必要十分な高圧で成形できるから、成形精度を高めることができる。
樹脂部18は、金属補強部17が一体化されている樹脂円筒部19と取付部30を略L字状断面をなすように一体形成したものであり、取付部30は樹脂円筒部19の下端から略直角に屈曲して外側へ張り出す部分であって、予めインサートされているカラー53等を介してボルト等の締結部材(いずれも図示省略)により車体側へ取付ける部分である。取付部30の肉厚をt1、樹脂円筒部19の肉厚をt2とすれば、t1<t2又はt1>t2である。
円筒金具7は金属製の筒状体であり、上端は外向きフランジ28をなし、それより下方は径一様のストレート構造であり、この部分を先頭にして複合樹脂ブラケット3の圧入部20へ圧入することができる。但し、円筒金具7の上端部は部分的に外向きフランジ28を形成しないストレート部27をなし、この上に補強金属部17の上端に形成された爪29を折り曲げるようになってる。
図5に明らかなように、円筒金具7の外周部には上下方向の溝状をなす空気逃げ凹部34が形成され、この空気逃げ凹部34は円筒金具7の上下端部へ達している。さらに、円筒金具7の外周部にはインシュレータ5から連続する部分で構成される等の適宜材料からなるシール23が一体に形成され、金属補強部17との間に介装されている。空気逃げ凹部34はこのシール23に形成され、シール23の上端部は空気逃げ凹部34を閉塞するシール突起23aをなし、金属補強部17と円筒金具7の各上部間を爪29の近傍にて密にシールしている。
再び、図4及び図3ににおいてさらに細部構造を説明する。仕切り部材9は上部35と下部36とに2分割され、下部36はダイアフラム8の外周部33の上へ当接して支持され、外周部33によりシールされる。下部36の下端フランジ37の外周は下部36と同径であり、その上に円筒金具7の下端が当接する。また、円筒金具7の内側にはインシュレータ5から一体に下方へ伸びるライナー部40により覆われ、その下端40aが下端フランジ37へ密着してシールする。
上部フランジ38は下端フランジ37より小径であり、その外周部はライナー部40の内周へ密接してシールする。この上部フランジ38の外周上部にライナー部40の一部から内側へ張り出す段部41にて密着シールしている。上部35と下部3には共振オリフィス12が形成されている。
次に、複合樹脂ブラケット3とダイアフラム8の一体化について説明する。図6に示すように、金型42、43、44によって形成されるキャビティ45内へ補強金具17とダイアフラム8を入れ、ダイアフラム8は外周部33をキャビティ45内へ臨ませて金型43と44の間で挟む。
このとき、外周部33の受け部32と接合する下面46は接着剤47を塗布しておく。また、外周部33の外周面48は接着剤を設けない非接着面とし、補強金具17と接着剤を介さずに密接させる。
この状態でキャビティ45内へ溶融樹脂を所定の高い成形圧で注入することにより、補強金具17をインサートした樹脂部18が形成され、同時に受け部32が形成されて外周部33と一体化する。このとき、接着剤47により下面46と受け部32が強固に接着一体化する。
また、外周面48は樹脂の成形圧により外方へ押し出されて強く円筒金具7へ密着して確実なシールとなる。このとき外周面48が非接着面となっているため、この弾性変形を確実にしている。
なお、外周部33の上面を予め仮想線で示すような外方へ向かって高くなるテーパー面49としてもよい。このようにすると、金型43へセットするときの位置決めを容易とし、かつ成形圧による外方への弾性変形量を多くして補強金具17へより強く密着することができる。
この液封エンジンマウント1を組立てるには、図7に示すように、複合樹脂ブラケット3とダイアフラム8が一体化した状態で、金属補強部17の上端開口部を上に向け、内部へ液体を充填してから、仕切り部材9を金属補強部17の内側へ挿入し、下端フランジ37を外周部33上へ乗せる。
さらにその上から予め第1取付金具4及びインシュレータ5と一体化された円筒金具7を金属補強部17における圧入部20の内側へ挿入し、その下端を下端フランジ37へ当接し、空気及び余剰の液体を空気逃げ凹部34から排除しつつ、爪状をなす上端部29を内側へ折り曲げると、シール突起23aが押しつぶされて円筒金具7と金属補強部17間が密閉される。したがって、このカシメ部だけで全体がシールされて一体化される。なお、本願において、上記のようにカシメとは爪を折り曲げるものと、爪より幅の広い金属補強部17等の端縁部を折り曲げる場合の双方を含むものとする。
図8は、円筒金具7の上端部と金属補強部17のカシメ構造についてバリエーションを示し、図中のAは、金属補強部17の上端部29を内側へ斜めに倒してシール突起23aをつぶし、さらに先端部を円筒金具7の上端部27上へ略直角に折り曲げてカシメた例である。図中のBは、円筒金具7の上端部27を外方へ折り曲げて、シール突起23aをつぶしながら金属補強部17の上端部29を一緒に外方へ倒して拡径することにより固定した例である。拡径でも金属補強部17側の反力により強く結合できる。
図中のCは、金属補強部17の上端部26のみを内側へ斜めに倒してシール突起23aをつぶしながら先端部を円筒金具7の上端部27側面へ密接させた縮径により固定する例である。これらいずれの場合、空気及び余剰の液体を空気逃げ凹部34から排除しつつ行う作業が最も容易になる。
次に、本実施例の作用を説明する。樹脂製ブラケットを樹脂と金属の複合体である複合樹脂ブラケット3とし、その端部に設けた金属部である爪状の上端部29により、円筒金具7の上端部27とカシメて一体化したので、樹脂製ブラケットであっても、第2取付金具である円筒金具7と一体化できる。しかも樹脂製ブラケットを樹脂と金属の複合体とし、その金属部先端部で円筒金具7の金属部先端部と結合するので、樹脂製ブラケットであっても金属同士の強固かつ耐久性の良い結合ができることになる。
また、積み上げた端部を抜け止め固定するだけで全体を組立できるから、積み上げ式で容易に組立てできる。
さらに、第2取付金具である円筒金具7と金属同士の結合ができる。したがって樹脂製ブラケットであってもインシュレータ側と第2取付金具である円筒金具7を利用して金属同士で結合できる。
また、ダイアフラム8の外周部33を複合樹脂ブラケット3と一体化したので、複合樹脂ブラケット3の成形と同時に一体化できる。このため、組立時にダイアフラム8をカシメで固定する工程が不要となり、工数を削減できる。また、従来必要であったダイアフラム8のリング金具を省略でき、部品点数の削減及び軽量化が可能になる。さらに、複合樹脂ブラケット3とダイアフラム8間は一体化により確実にシールされるので、構成部品の公差や組立制度によってシール性にバラつきが生じることもない。
さらに、複合樹脂ブラケット3とダイアフラム8の外周部33との結合部に接着剤47を介在させたので、複合樹脂ブラケット3とダイアフラム8の外周部33との結合をより強力にして確実なシール性を確保できる。そのうえ、ダイアフラム8の外周部33の上面等をテーパー面49にすれば、複合樹脂ブラケット3と一体化するため金型内へセットするときは位置決めとなり、かつ成形圧によりダイアフラム8の外周部33を外方へ押し出すように変形させて複合樹脂ブラケット3の補強金属部17との密着を強固にする。これにより樹脂成形時の圧力低下を小さくして、樹脂の成形後における品質を安定化できる。
そのうえ、複合樹脂ブラケット3を樹脂と金属の複合体とし、少なくとも円筒金具7の嵌合する部分を金属部としたので、複合樹脂ブラケット3であっても円筒金具7を圧入により一体化できる。
また、積み上げ式で組み立て、複合樹脂ブラケット3の補強金属部17と円筒金具7の各先端部を爪形状等の上端部29によるカシメにより結合一体化するだけで組み立てることができる。このとき、複合樹脂ブラケット3と重なる円筒金具7の外周部に空気の逃げ凹部34を形成したので、積み上げ式で組立てるときにおける空気の逃げを確保できる。また、円筒金具7の外周部にシール23を設けたので、積み上げ式で円筒金具の一端をカシメて固定するとき、シールを確実にする。
さらに、ダイアフラム8の外周部33と複合樹脂ブラケット3の補強金属部17とを非接着にしたので、成形時におけるダイアフラム8の外周部33の変形により補強金属部17へ強く圧着させてシール性を確保できる。これにより樹脂成形時の圧力低下を小さくして、樹脂の成形後における品質の安定化と、金属部への樹脂バリの発生を抑制できる。
以上のように、本願には、樹脂ブラケットを使用するとともに、樹脂ブラケットの円筒部内へ、インシュレータ、仕切り部材及びダイアフラムを有する防振本体部を積み立て式で組立てる液封防振装置において、樹脂ブラケットとして複合樹脂ブラッケトを採用し、この複合樹脂ブラッケトの補強金属部を結合に利用すれば、複合樹脂ブラッケトの端部に突出させた補強金属部を結合させるだけで全体を一体化して組立てることができることが示されている。
この場合、複合樹脂ブラッケトの端部に突出する補強金属部が上方になるように配置し、樹脂ブラケットの円筒部内下部にダイアフラム支持部を設け、円筒部内へ上方よりダイアフラム、仕切り部材及びインシュレータを順に入れて積み上げてから、前記複合樹脂ブラッケトの端部に突出する補強金属部を曲げることにより、全体を結合一体化することができる。この場合には、ダイアフラムを底部側にして積み立てる形式になる。なお、この組立方にのみ着目した場合、ダイアフラムを複合樹脂ブラッケトと予め一体化しておくことは、必ずしも必要ではない。
なお、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、エンジンマウントに限らず各種の防振装置に適用できる。
実施例に係る液封エンジンマウントの側面図 その上面視図 図2の3−3線断面図 図3における要部の拡大断面図 図4のA部拡大図 ダイアフラムの一体化方法を示す図 エンジンマウントの組立を示す図 結合構造のバリエーションを示す図
符号の説明
1:エンジンマウント、2:防振本体部、3:複合樹脂ブラケット、4:第1取付金具、5:インシュレータ、6:一体ボルト、7:円筒金具、8:ダイアフラム、9:仕切り部材、10:主液室、23:空気逃げ部、29:爪形状等をなす上端部、32:受け部、33:外周部、34:シール、47:接着剤、50:端部、51:取付リング

Claims (3)

  1. 振動源へ取付けられる第1取付金具と、振動受側へ取付けられる樹脂製ブラケットと、この樹脂製ブラケットに形成された円筒部へ嵌合する円筒状の第2取付金具と、この第2取付金具と第1取付金具を結合する弾性体のインシュレータと、このインシュレータの内側に形成される液室と、この液室内を仕切る仕切り部材と、液室の開口端を塞ぐダイアフラムとを備えた液封防振装置において、
    前記樹脂製ブラケットは樹脂と金属の複合体であり、樹脂部は前記円筒部を構成する樹脂円筒部を備え、金属部はこの樹脂円筒部の内周側へ一体化される円筒状の補強金属部をなし、この補強金属部は一端部を樹脂円筒部の一端部よりも長く突出させ、かつ補強金属部の内側に前記第2取付金具を嵌合し、第2取付金具と補強金属部とを結合して固定するとともに、
    この結合に先立って、前記樹脂製ブラケットの前記樹脂円筒部内面に予め支持された前記ダイアフラムの上へ前記仕切り部材を乗せ、さらに前記第2取付金具を補強金属部の内側へ嵌合し、前記樹脂円筒部の一端部よりも長く突出している前記補強金属部の一端部を内側へ折り曲げて前記第2取付金具の一端部の上へ重ねて抜け止め固定することにより組立てたことを特徴とする液封防振装置。
  2. 上記請求項1において、前記樹脂製ブラケットの金属部分である補強金属部及び前記第2取付金具の各金属部先端同士を直接重ねて金属同士で結合したことを特徴とする液封防振装置。
  3. 上記請求項において、前記ダイアフラムの外周部が前記樹脂製ブラケットの円筒部内面に予め一体化されていることを特徴とする液封防振装置。
JP2004381501A 2004-12-28 2004-12-28 液封防振装置 Expired - Fee Related JP4333954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004381501A JP4333954B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 液封防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004381501A JP4333954B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 液封防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006189058A JP2006189058A (ja) 2006-07-20
JP4333954B2 true JP4333954B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=36796456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004381501A Expired - Fee Related JP4333954B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 液封防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4333954B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5175530B2 (ja) * 2007-12-03 2013-04-03 株式会社ブリヂストン 防振装置
JP5119195B2 (ja) * 2009-04-17 2013-01-16 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006189058A (ja) 2006-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3051950B2 (ja) 液封入式防振装置およびその組立て方法
US5704598A (en) Vibration isolating apparatus
JP5230390B2 (ja) 防振連結ロッド
US20160186807A1 (en) Functional Component, in Particular for a Motor Vehicle, Method for Producing a Functional Component, and a Motor Vehicle Having a Functional Component
JP2004316723A (ja) 液体封入マウント装置
US20050257362A1 (en) Procede de fabrication d'une piece de carrosserie de vehicule automobile, piece de carrosserie
JP4333954B2 (ja) 液封防振装置
US11279418B2 (en) Vehicle-use resin module and method of manufacturing vehicle-use resin module
JP2006189061A (ja) 液封防振装置
JP4951576B2 (ja) 防振装置及び防振装置の製造方法
JP4375246B2 (ja) 樹脂ブラケット付き液封防振装置
JP2004156628A (ja) 液体封入式防振装置
JP4951589B2 (ja) 防振装置
JP3533267B2 (ja) 防振装置
JP3533266B2 (ja) 防振装置
JP5260994B2 (ja) 液封防振装置及びその製法
CN109070492B (zh) 部件接合方法
JP2003083391A (ja) 液封入式防振装置
JP3736302B2 (ja) 流体封入式マウント装置の製作方法
JPH06173990A (ja) 樹脂製ブラケット一体形の防振装置
JP2003278823A (ja) 液封式筒形マウントの製造方法及び液封式筒形マウント
JP4445301B2 (ja) 液封防振装置
JP2006189066A (ja) 防振装置
JP4133037B2 (ja) ダイナミックダンパの構造、及び合成樹脂製の振動体にダイナミックダンパを設ける方法
JPH1047424A (ja) 防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees