JP4333834B2 - 遊技機における異常払出し検出装置 - Google Patents

遊技機における異常払出し検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機における異常、特に、異常払出しを検出する検出装置及び検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技機では、主制御装置と、複数のサブ制御装置が設けられている。
例えば、パチンコ機では、パチンコ機の動作を制御する主制御装置、遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置(払出し用サブ制御装置)、表示装置への大当たり図柄やはずれ図柄等の表示を制御する図柄表示制御装置(図柄用サブ制御装置)等が設けられている。主制御装置は、入力信号、記憶装置に記憶されている情報等に基づいて各サブ制御装置にコマンド信号を出力する。各サブ制御装置は、主制御装置から出力されたコマンド信号に基づいて種々の制御を実行する。
例えば、パチンコ機の主制御装置は、一般入賞口に遊技球が入賞したことを示す一般入賞信号や、大当たり時に開放される大入賞口に遊技球が入賞したことを示す大入賞信号等の入力信号が入力されると、一般入賞口や大入賞口に対応する賞球数を含む払出しコマンド信号を払出し制御装置に出力する。払出し制御装置は、払出し機構を駆動して、入力された払出しコマンド信号に含まれている賞球数に対応する数の遊技球を払い出す。例えば、払出し制御装置は、主制御装置から出力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数を賞球残数に加算し、また、払出し機構から払い出された遊技球の数を払出し球検出器によって検出し、賞球残数から減算する。払出し制御装置は、賞球残数が「0」になるまで払出し機構から遊技玉を払出す。
このようなパチンコ機では、払出し玉検出器の不正移動や払出し球検出器の配線の不正な改造等によって不正な払い出し(異常な払出し)が行われる可能性がある。そこで、従来のパチンコ機では、主制御装置から出力された払出しコマンド信号で示される賞球数の累積値と払出し球検出器で検出された遊技玉の数との差が所定値に達すると、異常払出しであることを検出する賞球異常判定手段を設けている。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−317104号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パチンコ機では、払出し制御装置は、主制御装置から出力される払出しコマンド信号のみに基づいて遊技媒体の払出しを行っている。このため、主制御装置から正規の払出しコマンド信号が不正に出力された場合でも、払出し制御装置は、主制御装置から出力された払い出しコマンド信号に基づいて遊技球の払出しを行う。例えば、パチンコ機が大当たり状態でないにも関わらず大入賞口が開放され、開放された大入賞口に遊技球が入賞した場合でも、大入賞口に対応する賞球数を含む払出しコマンド信号が主制御装置から払出し制御装置に出力される。この時、払出し制御装置は、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に含まれている賞球数だけ遊技球の払出しを行う。このような払出しは、遊技に沿った正常な払出しではなく、異常な払出しである。
また、従来のパチンコ機の主制御装置では、使用可能なメモリ容量に規制があるため、主制御装置で不正検知を確実に行うには処理能力上限界がある。
そこで、本発明は、主制御装置に対する不正による異常な払出しを好適に検出することができる遊技機における異常払出し検出装置及び異常払出し検出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの、
通常遊技時および大当り遊技時に遊技球が入賞可能な一般入賞口と、大当り遊技時にのみ遊技球が入賞可能な大入賞口と、遊技球が前記一般入賞口に入賞したことを検出する一般入賞検出装置と、遊技球が前記大入賞口に入賞したことを検出する大入賞装置と、主制御装置と、払出し制御装置と、副制御装置を備え、前記主制御装置は、前記一般入賞検出装置から出力された一般入賞信号が入力されると、一般入賞口に対応する賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を前記払出し制御装置に出力するとともに、一般入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号を前記副制御装置に出力し、また、前記大入賞検出装置から出力された大入賞信号が入力されると、大入賞口に対応する賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を前記払出し制御装置に出力するとともに、大入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号を前記副制御装置に出力し、前記払出し制御装置は、前記主制御装置から出力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数に基づいて払出しを制御し、前記副制御装置は、前記主制御装置から出力された報知コマンド信号に基づいて報知手段を制御する遊技機における異常払出し検出装置であって、
前記副制御装置は、前記主制御装置からの、一般入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号の設定時間内における出力回数が設定回数以上である場合に異常払出しであることを検出することを特徴とする遊技機における異常払出し検出装置である。
これにより、主制御装置に対する不正による異常払出しを確実に検出することができる。特に、本発明では、主制御装置の構成を変更する必要がないため、既存の遊技機に容易に異常払い出し検出機能を持たせることができる。
なお、「主制御装置に対する不正」には、例えば、不正な制御プログラム等によって主制御装置を不正に作動させる不正や、主制御装置に不正な入力信号を入力することによって主制御装置から不正なコマンド信号を出力させる不正等が含まれる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の異常払出し検出装置の第1の実施の形態の概略構成図を図1に示す。図1に示す実施の形態は、本発明をパチンコ機に適用したものである。
本実施の形態は、主制御装置(メイン制御手段)10、払出し制御装置(払出し用サブ制御手段)20を有している。主制御装置10と払出し制御装置20は、コマンド信号線Lによって接続されている。なお、図1には示していないが、パチンコ機には、払出し制御装置20以外にも、液晶表示装置等の表示装置を制御する表示制御装置(表示用サブ制御手段)、ランプ(発光手段)やスピーカ(音発生手段)を制御する副制御装置(ランプ及びスピーカ用サブ制御手段)等のサブ制御装置が設けられている。あるいは、ランプを制御するランプ制御装置(ランプ用サブ制御手段)とスピーカを制御する音制御装置(音用サブ制御手段)等のサブ制御装置が設けられる場合もある。
【0007】
以下に、主制御装置10、払出し制御装置20の動作
(構成)を説明する。
主制御装置10は、入力信号(例えば、始動信号、入賞信号等)、記憶装置(図示していない)に記憶されている情報(例えば、遊技機の動作を制御するプログラム、大当たり判定用乱数プログラム、大当たり図柄用乱数プログラム等)に基づいて、コマンド信号線Lを介して払出しコマンド信号、状態コマンド信号を払出し制御装置20に出力する。
始動信号は、遊技球(遊技媒体)が始動口に入球または始動口を通過したことを検出する始動検出装置(始動検出手段)から出力される。
入賞信号は、遊技球が入賞口に入賞したことを検出する入賞検出装置(入賞検出手段)から出力される。入賞口として、一般入賞口と大入賞口が設けられている。一般入賞口は、通常遊技時及び大当たり遊技時に入賞可能な入賞口である。遊技球が一般入賞口に入賞した場合には、主制御装置10に一般入賞信号が入力される。大入賞口は、大当たり遊技時に開放され、大当たり遊技時にのみ入賞可能な入賞口である。遊技球が大入賞口に入賞した場合には、主制御装置10に大入賞信号が入力される。
主制御装置10は、一般入賞信号が入力された時には、一般入賞口に対応する賞球数(例えば、5個)の払出しを指示する払い出しコマンド信号を、大入賞信号が入力された時には、大入賞口に対応する賞球数(例えば、15個)の払出しを指示する払出しコマンド信号を、コマンド線Lを介して払出し制御装置20に出力する。
【0008】
また、主制御装置10は、始動信号が入力された時には、大当たり判定用乱数に基づいて大当たりであるかはずれであるかを判定する。
大当たり判定時には、大当たり変動パターン用乱数に対応する大当たり変動パターンを示す変動パターンコマンド信号、大当たり図柄用乱数に対応する大当たり図柄を示す図柄コマンド信号等を図柄表示制御装置(図示省略)に出力する。次に、確定信号(停止信号)を図柄表示制御装置に出力し、図柄コマンド信号に対応する図柄を図柄表示装置に表示させる。次に、大当たりオープニングコマンド信号を図柄表示制御装置に出力し、大当たり演出パターンを図柄表示装置に表示させる。
大当たり遊技は、所定の条件(例えば、大入賞口への入賞回数、大入賞口の開放回数)が満足された時に終了する。この条件が満足された時、主制御装置10は大当たり遊技終了信号を、例えば、図柄表示制御装置に出力する。
一方、はずれ判定時には、はずれ変動パターン用乱数に対応するはずれ変動パターンを示す変動パターン信号、はずれ図柄用乱数に対応するはずれ図柄を示す図柄コマンド信号を図柄表示制御装置に出力する。次に、確定コマンド信号を図柄表示制御装置に出力する。
【0009】
さらに、主制御装置10は、パチンコ機の状態を示す状態コマンド信号をコマンド信号線Lを介して払出し制御装置20に出力する。状態コマンド信号としては、遊技機が大当たり状態にあるか否かを示す状態コマンド信号、あるいは、遊技機が大当たり状態に移行することまたは遊技機が大当たり状態を終了することを示す状態コマンド信号を用いるのが好ましい。
主制御装置10は、例えば、大当たり判定用乱数、確定信号、大当たり終了信号等に基づいてパチンコ機の状態を判別し、状態コマンド信号を形成する。
【0010】
払出し制御装置20は、コマンド信号線Lを介して、主制御装置10から出力された払出しコマンド信号及び状態コマンド信号が入力される。
払出し制御装置20は、払出しコマンド信号が入力されると、払出しコマンド信号で指示されている賞球数を記憶装置21の賞球残数記憶部22に記憶する。この時、入力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数を賞球残数記憶部22に記憶されている賞球残数に加算し、加算値を新たな賞球残数として賞球残数記憶部22に記憶する。
そして、払出し制御装置20は、賞球残数記憶部22に記憶されている賞球残数が「0」で無い場合に、払出しモータ30を駆動し、払出し機構により遊技球を払い出す。この時、払い出した遊技球の数を払出し球検出器で検出し、賞球残数記憶部22に記憶されている賞球残数から減算し、減算値を新たな賞球残数として賞球残数記憶部22に記憶する。
【0011】
また、払出し制御装置20は、状態コマンド信号が入力されると、状態コマンド信号に基づいて、遊技機が大当たり状態に移行するかあるいは遊技機が大当たり状態を終了するかを判別する。状態コマンド信号として、遊技機が大当たり状態にあるか否かを示す大当り状態コマンド信号、あるいは、遊技機が大当たり状態に移行することまたは遊技機が大当たり状態を終了することを示す大当り状態コマンド信号を用いる場合には、遊技機が大当たり状態に移行すること、あるいは遊技機が大当たり状態を終了することを容易に判別することができる。
そして、払出し制御装置20は、遊技機が大当たり状態に移行することを判別した場合には、記憶装置21の大当たり状態フラグ記憶部23に記憶されている大当たり状態フラグを、例えば「1」にセットする。一方、遊技機が大当たり状態を終了することを判別した場合には、大当たりフラグを「0」にリセットする。この場合、大当たりフラグが「1」にセットされている時には、遊技機が大当たり状態にあり、大当たりフラグが「0」にリセットされている時には、遊技機が大当たり状態にないことを示している。
【0012】
第1の実施の形態では、払出し制御装置20は、遊技機が大当たり状態にあるか否か、すなわち、大当たりフラグの状態と、主制御装置10から出力された払出しコマンド信号に基づいて、異常払出しを検出する。
遊技機が大当たり状態にない場合(通常遊技中)には、大入賞口が開放されていないため、遊技球は一般入賞口にしか入賞しない。
一方、遊技機が大当たり状態にある場合には、大入賞口が開放されるため、遊技球は大入賞口及び一般入賞口のいずれでも入賞可能である。
そして、主制御装置10は、遊技球が一般入賞口に入賞した場合には、例えば「5個」の賞球数の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力し、遊技球が大入賞口に入賞した場合には、例えば「15個」の賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を出力する。
そこで、払出し制御装置20は、遊技機が大当たり以外の状態(通常遊技中)、すなわち、大当たりフラグが「0」にリセットされている状態で、「15個」の賞球数を含む払い出しコマンド信号が入力された場合(主制御装置10が、「15個」の賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を出力した場合)に、異常払出しであることを検出する。
払出し制御装置20は、異常払出しであることを検出すると、遊技玉の払出しを中止する。例えば、異常払出しであると判別した払出しコマンド信号の賞球残数記憶部22への記憶を中止する。
さらに、異常記憶部を設け、異常払出しであると判別した賞球数を記憶するようにしてもよい。このように構成した場合には、異常払出しであることを検出した時、直ちに払出しを停止させるのではなく、監視期間を設ける。そして、監視期間において、異常払出しであることを複数回検出した時には払出しを停止させる。一方、監視期間において、異常払出しが検出されなかった場合には、単にノイズ等による誤動作であると判断し、異常記憶部に記憶している賞球数を削除し、あるいは異常記憶部に記憶している賞球数の遊技球の払出しを実行させて、遊技機を継続する。
あるいは、異常払出しであることを、表示装置、音発生装置(音発生手段)、表示ランプ(発光手段)等によって報知する。
なお、報知を行う際には、異常払い出しであることを判別可能な態様で報知を行うのが好ましい。
または、賞球残数記憶部22への記憶を中止するとともに、外部出力端子を介してホールコンピュータ等に出力して報知させるようにしてもよい。この場合には、係員等は、ホールコンピュータ等による異常報知を検知した後、異常が発生した遊技台を監視することができる。また、異常報知信号に合わせて、前述した異常記憶部に記憶されている異常な賞球数等をホールコンピュータ等へ出力することによって、どの入賞口に対して不正行為が行われたかを判断することができる。
【0013】
第1の実施の形態では、主制御装置10から、共通のコマンド信号線Lを用いて払出しコマンド信号と状態コマンド信号を払出し制御装置20に出力したが、払出しコマンド信号と状態コマンド信号を異なるコマンド信号線を介して出力することもできる。
払出しコマンド信号と状態コマンド信号を異なるコマンド線を介して出力する、本発明の異常払出し検出装置の第2の実施の形態の概略構成図を図2に示す。
【0014】
図2に示す実施の形態では、主制御装置50は、状態コマンド信号線M1及び払出しコマンド信号線M2を介して払出し制御装置60に接続されている。
また、払出し制御装置60の記憶装置61は、賞球残数記憶部62を有しているが、図1に示した実施の形態の大当たり状態フラグ記憶部23は有していない。
主制御装置50は、遊技機の状態を示す状態コマンド信号を状態信号コマンド線M1を介して払出し制御装置60に出力する。また、賞球数を示す払出しコマンド信号を払出しコマンド信号線M2を介して払出し制御装置60に出力する。
【0015】
払出し制御装置60は、払出しコマンド信号線M2を介して払出しコマンド信号が入力されると、入力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数を記憶装置61の賞球残数記憶部62に記憶する。そして、賞球残数記憶部62に記憶されている賞球残数が「0」でない時には、払出しモータ70を駆動して遊技球の払出しを行う。賞球残数の加算、減算については前述したとおりである。
また、払出し制御装置60は、状態コマンド信号線M1を介して入力される状態コマンド信号をモニターし、状態コマンド信号に基づいてパチンコ機が大当たり状態にあるか否かを判別する。
ここで、前記したように、パチンコ機が大当たり状態にない場合には、遊技球が大入賞口に入賞することはない。
したがって、払出し制御装置60は、状態コマンド信号に基づいて、パチンコ機が大当たり状態にないことが判別されている時に、大入賞口に対応する賞球数(例えば、15個)を示す払出しコマンド信号が入力された場合には、異常払出しであることを判別する。
異常払出しであることを判別した場合の処理は、前記した実施の形態と同様である。
【0016】
第1及び第2の実施の形態における大当たり状態フラグまたは大当たり状態コマンド信号と、払出しコマンド信号の関係を図3に示す。
ここで、前述したように、大当たり状態フラグまたは大当たり状態コマンド信号が「0」の場合(パチンコ機が大当たり状態にない場合)には、大入賞口が開放されていないため、正常時には、大入賞口に対応する賞球数(例えば、15個)を含む払い出しコマンド信号が主制御装置(10あるいは50)から出力されることはない。
したがって、図3に示すように、大当たり状態フラグまたは大当たり状態コマンド信号が「0」(パチンコ機が大当たり状態にない)時に、一般入賞口に対応する賞球数(例えば、5個)を含む払出しコマンド信号が主制御装置(10あるいは50)から出力された場合には、正常払出しであると判断する。また、大当たり状態フラグまたは大当たり状態コマンド信号が「1」である(パチンコ機が大当たり状態にある)時には、大入賞口に対応する賞球数(例えば、15個)または一般入賞口に対応する賞球数を含む払出しコマンド信号を出力可能であるため、この場合も異常払出しの判断は行わない。
一方、大当たり状態フラグまたは大当たり状態コマンド信号が「0」(パチンコ機が大当たり状態にない)の時に、大入賞口に対応する賞球数を示す払出しコマンド信号を主制御装置(10または50)が出力した場合には、異常払出しであると判断する。
なお、前記実施の形態における「状態コマンド信号」は、遊技機の状態を判別可能な信号であればよい。例えば、8bitパラレル信号、8bitシリアル信号等のデータ構成をとるものや、オン/オフ制御信号のような1個の信号であってもよく、信号形態には限定されない。
【0017】
第1及び第2の実施の形態では、遊技機が大当たり状態でなく(通常遊技時)、且つ遊技機が大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号(例えば、大入賞口に対応する賞球数を示す払出しコマンド信号)が主制御装置から出力されたことによって異常払出しであること、すなわち、大入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出している。
しかしながら、異常払出し(不正な払出し)は、大当たり状態にある時(大当たり遊技時)にのみ遊技球が入賞可能な入賞口(大入賞口)に不正に遊技球を入賞させた場合だけでなく、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に遊技球が入賞可能な入賞口(一般入賞口)に不正に遊技球を入賞させた場合にも発生する。例えば、一般入賞口の入口側の箇所(釘の間あるいはガラス板と遊技盤との間等)に故意に遊技球を詰まらせ、遊技球を一般入賞口に誘導する誘導路を形成させる不正が行われる場合がある。第1及び第2の実施の形態では、このような一般入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出することができない。
【0018】
このような、一般入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出することができる、本発明の異常払出し検出装置の第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、大当たり状態にない時(通常遊技時)、普通に遊技を行っている場合には、一般入賞口への遊技球の入賞頻度は低いが、一般入賞口への不正な入賞が行われている場合には、一般入賞口への遊技球の入賞頻度が高くなることに注目し、大当たり状態でない時に主制御装置から出力される払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であることによって異常払出しであることを検出するように構成されている。
本実施の形態の概略構成図は、図1あるいは図2と同様である。
主制御装置10(50)は、第1あるいは第2の実施の形態と同様に、遊技球が入賞した入賞口に対応した賞球数を示す払出しコマンド信号(一般入賞口に対応する賞球数を示す払出しコマンド信号及び大入賞口に対応する払出しコマンド信号)、遊技機の状態を示す状態コマンド信号を払出し制御装置20(60)に出力する。
【0019】
払出し制御装置20(60)は、主制御装置10(50)から出力された払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断する。例えば、設定時間内に受信した払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値が設定値以上であるか否かを判断する。あるいは、払出しコマンド信号の受信時間間隔が設定時間間隔内である状態が連続して設定回数継続したか否かを判断する。あるいは、設定時間内における払出しコマンド信号の受信回数が設定回数以上であるか否かを判断する。
遊技球の払出頻度は、例えば、以下のように設定する。賞球数の累積値の設定値は、大当たり状態にない時(通常遊技時)に普通に遊技を行った場合に、所定時間内に主制御装置から出力される払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値の最高値より大きい値に設定する。あるいは、払出しコマンド信号の受信時間間隔の設定時間間隔は、大当たり状態にない時(通常遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置から連続して出力される設定数の払出しコマンド信号間の時間間隔の最小値より小さい値に設定する。あるいは、払出しコマンド信号の受信回数の設定回数は、大当たり状態にない時(通常遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置からの設定時間内における払出しコマンド信号の出力回数の最大値より大きい値に設定する。
【0020】
次に、主制御装置から出力される払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上である場合には、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判断する。例えば、前記したように、主制御装置10(50)から出力される状態コマンド信号に基づいて大当たり状態にあるか否かを判断する。
そして、払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であり、且つ、遊技機が大当たり状態にない場合(通常遊技時)には、異常払出しであることを検出する。
【0021】
本実施の形態では、主制御装置から出力される払出しコマンド信号の種類(例えば、一般入賞口に対応する賞球数の遊技球の払出しを指示する払出しコマンド信号や大入賞口に対応する賞球数の遊技球の払出しを指示する払出しコマンド信号)を判別する必要がないため、異常払出しであることを検出するための処理が簡単である。
また、本実施の形態を用いることにより、大当たり状態でない時(通常遊技時)における一般入賞口への不正な入賞による異常払出しだけでなく、大当たり状態でない時(通常遊技時)における大入賞口への不正な入賞による異常払出しも検出することができる。
なお、本実施の形態において、主制御装置から出力される、大入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であり、且つ大当たり状態にない場合に異常払出しであることを検出するように構成することもできる。このように構成することにより、第1及び第2の実施の形態と比べて、より確実に大入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出することができる。
【0022】
ところで、普通に遊技を行っている場合、一般入賞口への遊技球の入賞頻度は、大当たり状態にない時(通常遊技時)も大当たり状態にある時(大当たり遊技時)も設定頻度より低い。一方、前記したような一般入賞口への不正な入賞を行っている場合には、一般入賞口への遊技球の入賞頻度は、大当たり状態にない時も大当たり状態にある時も設定頻度以上となる。このため、一般入賞口への遊技球の入賞頻度、すなわち、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度に基づいて一般入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出することができる。
【0023】
一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度に基づいて一般入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出する、本発明の第4の実施の形態を以下に説明する。本実施の形態では、図1または図2に示した構成と同様の構成を用いることができる。
ただし、普通に遊技を行っている場合には、一般入賞口への遊技球の入賞頻度は、大当たり状態でない時と大当たり状態にある時とで大差ないため、本実施の形態では、主制御装置10(50)からの状態コマンド信号の出力を省略することができる。
【0024】
本実施の形態では、払出し制御装置20(60)は、主制御装置19(50)から出力された払出しコマンド信号のうち、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号を抽出する。例えば、払出しコマンド信号で指示される賞球数が一般入賞口に対応する賞球数(例えば、5個)である払出しコマンド信号を抽出する。
そして、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断する。例えば、設定時間内に受信した一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値が設定値以上であるか否かを判断する。あるいは、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信時間間隔が設定時間間隔内である状態が連続して設定回数継続したか否かを判断する。あるいは、設定時間内における一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信回数が設定回数以上であるか否かを判断する。
この場合の遊技球の払出頻度は、例えば、以下のように設定する。賞球数の累積値の設定値は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、所定時間内に主制御装置から出力される一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値の最高値より大きい値に設定する。あるいは、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信時間間隔の設定時間間隔は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置から連続して出力される設定数の一般入賞口に対応する払出しコマンド信号間の時間間隔の最小値より小さい値に設定する。あるいは、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信回数の設定回数は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置からの設定時間内における一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の出力回数の最大値より大きい値に設定する。
一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上である場合には、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する。
【0025】
本実施の形態では、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判断することなく、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かのみを判断するだけで、一般入賞口への不正な入賞による異常払出しを検出することができる。
ここで、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号は、例えば、払出しコマンド信号で指示されている賞球数によって判別することができる。また、主制御装置に状態コマンド信号を出力させる処理を実行させる必要もない。
したがって、主制御装置の構成を変更する必要がない。
【0026】
前記したように、一般入賞口の入口側の箇所に故意に遊技球を詰まらせ、遊技球を一般入賞口に誘導する誘導路を形成させる不正が行われた場合には、特定の一般入賞口への遊技球の入賞頻度が高くなる。このため、同じ一般入賞口への遊技球の入賞頻度、すなわち、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示されている遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であることによって、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しを検出することができる。
同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示されている遊技球の払出し頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しを検出する、本発明の第5の実施の形態を説明する。
【0027】
本実施の形態の異常払出し検出装置の概略構成図を図4に示す。
図4に示す実施の形態では、主制御装置(メイン制御手段)110、払出し制御装置(払い出し用サブ制御手段)120、副制御装置(ランプ及び音用サブ制御手段)140を有している。主制御装置110と払出し制御装置120及び副制御装置140は、コマンド信号線Lによって接続されている。
主制御装置110は、入力信号、記憶装置に記憶されている制御プログラム等に基づいて、遊技球が入賞した入賞口に対応する賞球数を指示する払出しコマンド信号、遊技球が入賞した入賞口を指示する入賞口コマンド信号(例えば、各一般入賞口を識別する一般入賞口識別情報)を払出し制御装置120に出力する。
また、主制御装置110は、ランプ141を制御するランプコマンド信号やスピーカ142を制御する音コマンド信号を副制御装置140に出力する。
【0028】
払出し制御装置120は、主制御装置110から出力された払出しコマンド信号及び入賞口コマンド信号が入力される。
払出し制御装置120は、前記したように、払出しモータ130を駆動し、入力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数の遊技球を払出し機構から払い出す。
また、払出し制御装置20は、払出しコマンド信号とともに入力された入賞口コマンド信号に基づき、入力された払出しコマンド信号を各入賞口毎に振り分ける。そして、各入賞口に振り分けられた払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断する。例えば、設定時間内に受信した同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値が設定値以上であるか否かを判断する。あるいは、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信時間間隔が設定時間間隔内である状態が連続して設定回数継続したか否かを判断する。あるいは、設定時間内における同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信回数が設定回数以上であるか否かを判断する。
この場合の遊技球の払出頻度は、例えば、以下のように設定する。賞球数の累積値の設定値は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、所定時間内に主制御装置から出力される同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される賞球数の累積値の最高値より大きい値に設定する。あるいは、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信時間間隔の設定時間間隔は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置から連続して出力される設定数の同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号間の時間間隔の最小値より小さい値に設定する。あるいは、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の受信回数の設定回数は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置からの設定時間内における同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号の出力回数の最大値より大きい値に設定する。
同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上である場合には、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する。
【0029】
本実施の形態の動作を図5により説明する。
払出し制御装置120は、図5に示すように、主制御装置110から出力された一般入賞口に対応する払出しコマンド信号を、入賞口コマンド信号に基づいて一般入賞口a、一般入賞口bに振り分ける。
そして、同じ一般入賞口(一般入賞口a、一般入賞口b)に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断する。図5では、入賞口aに対応する払出しコマンド信号の設定時間内における受信回数が設定回数以上であることにより、一般入賞口aへの遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する。
なお、入賞口に対する識別情報を上位ビットに、払出し数を下位ビットに割り当てることによって、1つのビット信号として構成してもよい。
【0030】
本実施の形態では、各一般入賞口毎に遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断するため、設定頻度を各一般入賞口に対応させて設定することができる。これにより、正確に一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出することができる。
また、識別情報を付加することで、同じ払出し数の入賞口であっても、どちらの入賞口が不正され易いかを確認することができる。これにより、釘調整による応急処置が可能であり、また、今後の遊技機の開発における不正対策情報として役に立つ。
なお、本実施の形態では、主制御装置から大入賞口を指示する入賞口コマンド信号を出力可能に構成することにより、大入賞口に対応する払出しコマンド信号で払出しが指示される遊技球の払出し頻度が設定頻度以上であるか否かを判断することができる。この方法を用いて大入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する場合には、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判断する処理を組み合わせるのが好ましい。
【0031】
以上の実施の形態では、主制御装置から払出し制御装置に出力されるコマンド信号(払出しコマンド信号、状態コマンド信号、入賞口コマンド信号等)に基づいて異常払出しを検出したが、遊技球の入賞口への入賞に関連して、主制御装置から払出し制御装置以外のサブ制御装置に出力されるコマンド信号に基づいて異常払出しを検出することもできる。例えば、遊技球が一般入賞口に入賞したことをランプで報知するためのランプコマンド信号を主制御装置から出力する場合には、ランプコマンド信号の出力頻度は遊技球の一般入賞口への入賞頻度に比例する。このような場合には、遊技球が一般入賞口に入賞したことを報知するランプコマンド信号の出力頻度に基づいて一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しを検出することができる。
遊技球の入賞口への入賞に関連して、主制御装置から払出し制御装置以外の副制御装置に出力されるコマンド信号に基づいて異常払出しを検出する、本発明の第6の実施の形態を説明する。本実施の形態の構成は、図4に示す構成と同様である。
本実施の形態では、主制御装置110は、遊技球が一般入賞口に入賞すると、遊技球が入賞した一般入賞口に対応する賞球数を指示する払出しコマンド信号を払出し制御装置120に出力するとともに、遊技球が一般入賞口に入賞したことをランプあるいは音で報知するためにランプコマンド信号あるいは音コマンド信号を副制御装置140に出力する。
また、主制御装置110は、ランプ141を制御するランプコマンド信号やスピーカ142を制御する音コマンド信号を副制御装置140に出力する。
【0032】
副制御装置140は、主制御装置110から出力されたランプコマンド信号あるいは音コマンド信号に基づいてランプ141あるいはスピーカ142を制御する。
また、副制御装置140は、主制御装置110から出力された、一般入賞口への入賞を報知することを指示するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信頻度(主制御装置からの出力頻度)が設定頻度以上であるか否かを判断する。例えば、一般入賞口への入賞を報知することを指示するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号間の受信時間間隔が設定時間間隔以下の状態が設定回数継続したか否かを判断する。あるいは、一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の設定時間内における受信回数が設定回数以上であるか否かを判断する。
ここで、設定頻度は、例えば、以下のように設定する。一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信時間間隔の設定時間間隔は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置から連続して出力される設定数の、一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号間の時間間隔の最小値より小さい値に設定する。あるいは、一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信回数の設定回数は、大当たり状態にない時(通常遊技時)及び大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に普通に遊技を行った場合に、主制御装置からの設定時間内における、一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信回数の最大値より大きい値に設定する。
そして、一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信頻度が設定頻度以上である場合に、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する。
【0033】
本実施の形態の動作を図6により説明する。
副制御装置140は、例えば、図6に示すように、主制御装置110から出力された、遊技球の一般入賞口への入賞をランプ141に報知することを指示するランプコマンド信号を入力する。
そして、遊技球の一般入賞口への入賞をランプ141に報知することを指示するランプコマンド信号の受信頻度が設定頻度以上であるか否かを判断する。図6では、遊技球の一般入賞口への入賞をランプ141に報知することを指示するランプコマンド信号の設定時間内における受信回数が設定回数以上であることにより、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する。
副制御装置140は、異常払出しであることを検出すると、異常払出しであることを、例えば、ランプ141あるいはスピーカ142等によって報知する。この時、異常払い出しであることを判別可能な態様で報知を行うのが好ましい。あるいは、外部出力端子を介してホールコンピュータ等に出力して報知させるようにしてもよい。
【0034】
本実施の形態では、払出し制御装置への払出しコマンド信号等以外の、他のサブ制御装置への、遊技球の一般入賞口への入賞に関連するコマンド信号の頻度に基づいて一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しを検出する。これにより、払出し制御装置以外のサブ制御装置で、一般入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出することできる。
なお、本実施の形態では、主制御装置から、遊技球の大入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号を副制御装置に出力する場合には、遊技球の大入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号の受信頻度(出力頻度)が設定頻度以上であるか否かを判断することによって、遊技球の大入賞口への入賞頻度を判断することができる。この方法を用いて大入賞口への遊技球の不正な入賞による異常払出しであることを検出する場合には、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判断する処理を組み合わせるのが好ましい。遊技球が入賞した入賞口を判別する方法としては、例えば、遊技球が大入賞口に入賞したことを検出する大入賞検出装置や遊技球が一般入賞口に入賞したことを検出する一般入賞検出装置の出力信号によって判別する方法を用いることができる。
また、本実施の形態では、ランプ及びスピーカを制御する副制御装置に代えて、ランプを制御するランプ制御装置(ランプ用サブ制御手段)とスピーカを制御する音制御装置(音用サブ制御手段)を用いることもできる。この場合には、ランプ制御装置及び音制御装置それぞれで異常払出しを検出することができる。
【0035】
本実施の形態では、副制御装置140が本発明の「報知制御装置」に対応し、遊技球の一般入賞口への入賞を報知するランプコマンド信号あるいは音コマンド信号が本発明の「遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知する報知コマンド信号」に対応する。
なお、入賞口に対応する賞球数は予め定められているから、「遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知するコマンド信号」としては、「遊技媒体が入賞した入賞口(例えば、一般入賞口あるいは大入賞口)を報知するコマンド信号」あるいは「遊技媒体が入賞した入賞口に対応する賞球数を報知するコマンド信号」等を用いることができる。
【0036】
以上のように、本実施の形態では、主制御装置からのコマンド信号と遊技機の遊技状態とに基づいてサブ制御装置で異常払出しを検出する構成としている。あるいは、主制御装置からのコマンド信号に基づいてサブ制御装置で異常払出しを検出する構成としている。
このため、例えば、遊技媒体が大入賞口に入賞したことを検出する大入賞検出装置または大入賞検出装置の検出信号を伝送する配線の途中に不正処理(例えば、大当たり中以外に、大入賞口を開放することなく、大入賞口に入賞があったことを示す大入賞信号を発生させる)がなされた場合でも、遊技状態と合わせて判定するので、異常な払出しを検出することができる。あるいは、一般入賞口の入口側に遊技球を故意に詰まらせて遊技球を一般入賞口に誘導する誘導路を形成する不正等がなされた場合等でも、異常な払出しを検出することができる。
また、サブ制御装置側に、主制御装置からのコマンド信号と遊技状態とに基づいて、あるいは主制御装置からのコマンド信号に基づいて異常払出しを検出する異常判定プログラムや、作動装置(例えば、払い出しモータ)を作動させる制御プログラム等を設けるので、処理能力に制限がある主制御装置に負担がかからない。
なお、コマンド信号線の配線途中に不正処理(例えば、最大賞球数に配線を固定設定する)がなされた場合であっても、サブ制御装置は、遊技状態と合わせて異常払出しを判別し、あるいはコマンド信号の頻度等に基づいて異常払出しを判別するので、異常な払出しを防止することができる。
さらに、直接大入賞口が開放されたことを検出する検出装置を設けるものでないため、別途部品を設けることに起因するコストの増加をまねくこともない。
【0037】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、図2で示した実施の形態において、図1に示した実施の形態のように大当たり状態フラグを用いてもよい。あるいは、図1に示した実施の形態において、図2に示した実施の形態のように状態コマンド信号をモニターする方法を用いてもよい。
また、主制御装置から払出し制御装置に出力する状態コマンド信号は、遊技機の状態を判別することができればよく、他のサブ制御装置に出力するコマンド信号を用いてもよい。例えば、大当り遊技に移行する時に表示制御装置に大当り遊技の開始を示すオープニングコマンド信号を出力し、大当り遊技の終了を示すエンディングコマンド信号を出力するように構成された遊技機では、これらのコマンド信号を払出し制御装置への状態コマンド信号として兼用してもよい。このようにコマンド信号を兼用すれば、新たにコマンド信号を増やす必要がない。
また、払出し制御装置で遊技機の状態を判別する方法は、主制御装置から出力されるコマンド信号に基づいて判別する方法に限定されない。
また、異常払出しを検出する方法は、状態コマンド信号と払出しコマンド信号に基づいて検出する方法あるいは遊技媒体の払出し頻度等に基づいて検出する方法に限定されず、種々の方法を用いることができる。例えば、大当たり状態に移行する条件が成立していないにも関わらず大当たり状態に移行したことによって異常払出しを検出する。例えば、払出し制御装置に電源が投入された後、1回も入賞していない、すなわち、主制御装置から払出しコマンド信号が1回も出力されていないにも関わらず、大当たり状態にあることが判別された場合に異常払出しであることを検出する。あるいは、払出し制御装置に電源が投入された後、主制御装置から、通常遊技時の数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力されることなく、通常遊技時と異なる数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力された場合に異常払出しであることを検出する。また、大当たり状態に移行したことを判別した後、所定期間経過しても大当たり状態にあることが判別された時に異常払出しであることを検出する。
また、払出し制御装置が異常払出しの検出、異常払い出しの禁止、異常払い出しの警報等の処理を実行する場合あるいは副制御装置が異常払出しの検出、異常払出しの警報等の処理を実行する場合について説明したが、他のサブ制御装置がこれらの処理を実行してもよいし、これらの処理を実行する異常検出装置を別に設けてもよい。払出し制御装置や副制御装置等のサブ制御装置が異常払出しの検出等の処理を実行する場合には、サブ制御装置が異常検出装置に対応する。
また、本発明を「遊技機における異常払出し検出装置」として構成したが、本発明は、実施の形態等で説明した異常払出し検出機能を備える「遊技機」として構成することもできる。
また、本発明はパチンコ機について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の遊技機に適用することができる。
【0038】
本発明は、以下のように構成することができる。
例えば、「(態様1)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、遊技機が大当たり状態になく、且つ遊技機が大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号が主制御装置から出力された場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様1の遊技機における異常払出し検出装置では、遊技機が大当たり状態になく、且つ遊技機が大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号が主制御装置から出力された場合に異常払出しであることを検出する。これにより、大当たり状態にない時(通常遊技時)に遊技媒体が通常入賞しない入賞口への遊技媒体の不正な入賞等による異常な払出し、すなわち、主制御装置に対する不正による異常な払出しを容易に検出することができる。特に、主制御装置から出力される払出しコマンド信号に基づいて外部装置(例えば、払出し制御装置)により異常払出しを検出するため主制御装置の構成を変更する必要がなく、既存の遊技機に容易に異常払い出し検出機能を持たせることができる。
ここで、「大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号」としては、例えば、大当たり状態にある時にのみ遊技媒体が入賞可能な大入賞口に対応する賞球数を指示する払い出しコマンド信号等が用いられる。
また、「(態様2)態様1の遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、遊技機が大当たり状態にある時には、大当たり状態にない時と異なる数の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力可能であり、遊技機が大当たり状態になく、且つ主制御装置から出力された払出しコマンド信号が大当たり状態にない時と異なる数の払出しを指示している場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。態様2の遊技機における異常払出し検出装置では、遊技機が大当たり状態になく(通常遊技時)、且つ主制御装置から出力された払出しコマンド信号が大当たり状態にない時と異なる数の払出しを指示している場合に異常払出しであることを検出する。これにより、大当たり状態にある時(大当たり遊技時)に出力される払出しコマンド信号が通常遊技時に出力されたことを確実に検出することができ、通常遊技時に遊技媒体が通常入賞しない入賞口への遊技媒体の不正な入賞等による異常な払出しを確実に検出することができる。
ここで、「大当たり状態にない時と異なる数には通常出力されない払出しコマンド信号」としては、例えば、遊技媒体が大入賞口に入賞したことを検出する大入賞検出装置に対応する賞球数が15個で、大入賞口以外の一般入賞口に入賞したことを検出する一般入賞検出装置に対応する賞球数が5個である場合には、15個の賞球数を含む払出しコマンド信号が相当する。つまり、大当たり状態にある時にのみ発生しうる賞球数を含む払出しコマンド信号をいう。
また、「(態様3)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、遊技機が大当たり状態になったことを判別した後、所定時間経過しても遊技機が大当たり状態にあることを判別した場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様3の遊技機における異常払出し検出装置では、所定時間以上大当たり状態にある場合に異常払出しであることを検出する。これにより、遊技機が異常に長く大当たり状態になっていることを確実に検出することができる。なお、所定時間は、通常の遊技を行った場合の大当たり遊技時間に基づいて設定される。
また、「(態様4)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置から出力される払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上であり、且つ遊技機が大当たり状態にない場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様4の遊技機では、大当たり状態でない時に、払出しコマンドで指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する。これにより、例えば、一般入賞口への遊技媒体の不正な入賞による異常払出を確実に検出することができる。
また、「(態様5)態様1〜4のいずれかの遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置から出力されるコマンド信号に基づいて遊技機が大当たり状態にあるか否かを判別する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様5の遊技機における異常払出し検出装置では、主制御装置から出力されるコマンド信号に基づいて遊技機が大当たり状態にあるか否かを判別する。ここで、主制御装置は、大当たり状態(大当たり遊技)を開始するか否か、大当たり状態を終了させるか否かを判別し、判別結果に応じたコマンド信号を出力している。例えば、大当たり状態に移行する時に、図柄表示部に大当たり変動パターンを表示させることを示す変動パターンコマンド信号、図柄表示部に大当たり図柄を表示させることを示す図柄コマンド信号等を出力する。このため、主制御装置から出力されるコマンド信号に基づいて、遊技機が大当たり状態であるかを容易に判別することができる。
また、「(態様6)態様5の遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、遊技機の状態を示す状態コマンド信号を出力可能であり、主制御装置から出力された状態コマンド信号に基づいて、遊技機が大当たり状態にないことを判別する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様6の遊技機における異常払出し検出装置では、主制御装置は、遊技機の状態を示す状態コマンド信号を出力し、主制御装置から出力された状態コマンド信号に基づいて、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判別する。前述したように、主制御装置は、コマンド信号を出力するために常に遊技機の状態(例えば、大当たり状態に移行するか否か、大当たり状態を終了させるか否か)判別している。したがって、遊技機の状態を示す状態信号を主制御装置から容易に出力させることができる。この場合には、遊技機の状態判別処理が容易となる。
また、「(態様7)態様5の遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、遊技機が大当たり状態に移行することまたは遊技機が大当たり状態を終了することを示す状態コマンド信号を出力可能である、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様7の遊技機における異常払出し検出装置では、主制御装置は、遊技機が大当たり状態に移行することまたは遊技機が大当たり状態を終了することを示す状態コマンド信号を出力する。この場合には、状態コマンド信号が遊技機が大当たり状態に移行することを示しているかあるいは遊技機が大当たり状態を終了することを示しているかを判別するだけで、遊技機が大当たり状態にあるか否かを判別することができる。
また、「(態様8)態様6または7の遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、コマンド信号線を介して払出しコマンド信号を、状態コマンド信号線を介して状態コマンド信号を出力可能である、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様8の遊技機における異常払出し検出装置では、主制御装置は、コマンド信号線を介してコマンド信号を、状態コマンド信号線を介して状態コマンド信号を出力する。これにより、状態コマンド信号を他のコマンド信号と合成及び分離する処理が不要となる。
また、「(態様9)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、遊技機に電源が供給された後、主制御装置から払出しコマンド信号が出力されることなく、遊技機が大当たり状態になった場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様9の遊技機における異常払出し検出装置では、遊技機に電源が供給された後、主制御装置から払出しコマンド信号が出力されることなく、遊技機が大当たり状態になったことを判別した場合に異常払出しであることを検出する。これにより、始動信号が出力されることなく(大当たりであるか否かの抽選が行われることなく)遊技機が大当たり状態になったこと、すなわち、主制御装置に対する不正による異常な払出しを確実に検出することができる。
また、「(態様10)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、遊技機が大当たり状態にある時には、大当たり状態にない時と異なる数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力可能であり、遊技機に電源が供給された後、主制御装置から、大当たり状態にない時の数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力されることなく、大当たり状態にない時と異なる数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力された場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様10の遊技機における異常払出し検出装置では、遊技機に電源が供給された後、主制御装置から、大当たり状態にない時(通常遊技時)の数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力されることなく、通常遊技時と異なる数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力された場合に異常払出しであることを検出する。これにより、始動信号が出力されることなく(大当たりであるか否かの抽選が行われることなく)遊技機が大当たり状態になったこと、すなわち、主制御装置に対する不正による異常な払出しを確実に検出することができる。
また、「(態様11)態様1〜10のいずれかの遊技機における異常払出し検出装置であって、異常払出しを検出した場合には、遊技媒体の払出しの停止及び異常払出しの報知の少なくとも一方を実行する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様11の遊技機における異常払出し検出装置では、異常払出しを検出した場合には、遊技媒体の払出しの停止及び異常払出しの報知の少なくとも一方を実行する。これにより、異常な払出しが行われることを防止することができ、あるいは異常な払出しが行われることを報知することができる。
また、「(態様12)遊技媒体が入賞した入賞口に対応する数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置は、遊技媒体が入賞した入賞口を示す入賞口コマンド信号を払出しコマンド信号とともに出力可能であり、主制御装置から出力される、同じ入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様12の遊技機における異常払出し検出装置では、同じ入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合、すなわち、同じ入賞口への遊技媒体の入賞頻度が異常に高い場合に異常払出しであることを検出する。例えば、一般入賞口や大入賞口の中の特定の入賞口に不正に遊技球を入賞させる不正が行われる場合には、特定の入賞口への遊技球の入賞頻度が異常に高くなる。本発明では、このような特定の入賞口への遊技球の不正な入賞等を確実に検出することができる。また、本発明では、遊技球の不正な入賞が行われている入賞口を判別することもできる。
また、「(態様13)態様12の遊技機における異常払出し検出装置であって、入賞口には、大当たり遊技状態にない時及び大当たり遊技状態にある時に遊技媒体が入賞可能な一般入賞口と、大当たり遊技状態にある時にのみ遊技媒体が入賞可能な大入賞口が含まれており、主制御装置から出力される、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様12の遊技機における異常払出し検出装置では、同じ一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合、すなわち、同じ一般入賞口への遊技媒体の入賞頻度が異常に高い場合に異常払出しであることを検出する。例えば、一般入賞口の入口側の部分に遊技媒体を故意に詰まらせて遊技媒体を一般入賞口に誘導する誘導路を形成し、遊技媒体を特定の一般入賞口に不正に入賞させる不正が行われることがある。本発明では、このような特定の一般入賞口への遊技球の不正な入賞等を確実に検出することができる。
また、「(態様14)大当たり遊技状態にない時及び大当たり遊技状態にある時に遊技媒体が入賞可能な一般入賞口と、大当たり遊技状態にある時にのみ遊技媒体が入賞可能な大入賞口と、遊技媒体が入賞した一般入賞口または大入賞口に対応する数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置から出力される、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様14の遊技機における異常払出し検出装置では、一般入賞口に対応する払出しコマンド信号で指示される遊技媒体の払出し頻度が設定頻度以上である場合、すなわち、一般入賞口への遊技媒体の入賞頻度が異常に高い場合に異常払出しであることを検出する。例えば、遊技媒体を特定の一般入賞口に不正に入賞させる不正が行われた場合、一般入賞口への遊技媒体の入賞頻度が異常に高くなる。本発明では、このような特定の一般入賞口への遊技球の不正な入賞等を確実に検出することができる。ここで、一般入賞口への遊技媒体の入賞頻度は、大当たり状態にない時と大当たり状態にある時で大きな差はない。したがって、本発明を用いることにより、大当たり状態にあるか否かを判断する必要がないため、処理が簡単となる。
また、「(態様15)態様1〜14のいずれかの遊技機における異常払出し検出装置であって、異常払出であることを払出し制御装置により検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様15の遊技機における異常払出し検出装置では、払出し制御装置が異常払出しを検出する。これにより、異常払出しの検出、異常払い出しの禁止、異常払い出しの警報当の処理を払出し制御装置で行うことができるため、回路設計が容易となる。
また、「(態様16)遊技媒体が入賞した入賞口に対応する数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号及び遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知する報知コマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置と、主制御装置から出力された報知コマンド信号に基づいて報知手段を制御する報知制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出装置であって、主制御装置からの、同じ種類の入賞口を示す報知コマンド信号の出力頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出装置。」として構成することができる。
態様16の遊技機における異常払出し検出装置では、主制御装置から出力される、遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知する報知コマンド信号の頻度が設定頻度以上である場合に異常払い出しであることを検出する。遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知手段で報知する場合、遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知手段で報知する報知コマンド信号の頻度(出力頻度)は、遊技媒体の入賞口への入賞頻度に比例する。例えば、遊技媒体を特定の入賞口に不正に入賞させる不正が行われる場合、遊技媒体がその入賞口に入賞したことを報知する報知コマンド信号の頻度が異常に高くなる。したがって、本発明では、このような不正を、払い出し制御装置以外のS部制御装置で検出することができる。
また、「(態様17)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、遊技機が大当たり状態になく、且つ遊技機が大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号が主制御装置から出力された場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様17の遊技機における異常払出し検出方法では、主制御装置から、遊技機が大当たり状態にない時には通常出力されない払出しコマンド信号が出力された場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様1の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様18)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、払出し制御装置の電源が投入された後、主制御装置から払出し制御装置に払出しコマンド信号が出力されることなく、遊技機が大当たり状態になった場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様18の遊技機における異常払出し検出方法では、払出し制御装置の電源が投入された後、主制御装置から払出し制御装置に払出しコマンド信号が出力されることなく、遊技機が大当たり状態になった場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様9の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様19)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、払出し制御装置の電源が投入された後、主制御装置から、大当たり状態にない時の数の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力されることなく、大当たり遊技状態にある時の数の払出しを指示する払出しコマンド信号が出力された場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様19の遊技機における異常払出し検出方法では、払出し制御装置の電源が投入された後、主制御装置から、大当たり状態にない時(通常遊技時)の数の払出しを指示する払出しコマンド信号が入力されることなく、大当たり状態にある時(大当たり遊技時)の数の払出しを指示する払出しコマンド信号が入力された場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様10の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様20)遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、遊技機が所定時間以上大当たり状態にある場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様20の遊技機における異常払出し検出方法では、所定時間以上大当たり状態が継続した場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様3の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様21)大当たり状態にない時及び大当たり遊技状態にある時に遊技媒体が入賞可能な一般入賞口と、大当たり遊技状態にある時にのみ遊技媒体が入賞可能な大入賞口と、遊技媒体が入賞した一般入賞口または大入賞口に対応する数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、一般入賞口に対応する遊技媒体の払出頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様21の遊技機における異常払出し検出方法では、一般入賞口に対応する遊技媒体の払出頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様14の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様22)態様21の遊技機における異常払出し検出方法であって、同じ一般入賞口に対応する遊技媒体の払出頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様22の遊技機における異常払出し検出方法では、同じ一般入賞口に対応する遊技媒体の払出頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様13の発明と同様の効果を有する。
また、「(態様23)遊技媒体が入賞した入賞口に対応する数の遊技媒体の払出しを指示する払出しコマンド信号及び遊技媒体が入賞した入賞口の種類を報知する報知コマンド信号を出力する主制御装置と、主制御装置から出力された払出しコマンド信号に基づいて遊技媒体の払出しを制御する払出し制御装置と、主制御装置から出力された報知コマンド信号に基づいて報知手段を制御する報知制御装置とを備える遊技機における異常払出し検出方法であって、同じ種類の入賞口を示す報知コマンド信号の出力頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する、遊技機における異常払出し検出方法。」として構成することができる。
態様23の遊技機における異常払出し検出方法では、同じ種類の入賞口に遊技媒体が入賞したことを示す報知コマンド信号の出力頻度が設定頻度以上である場合に異常払出しであることを検出する。これにより、態様16の発明と同様の効果を有する。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の遊技機における異常払出し検出装置を用いれば、主制御装置に対する不正による異常払出しを容易に、確実に検出することができる。しかも、主制御装置の外部で異常払出しを検出するため、既存の遊技機の主制御装置の構成を変更する必要がなく、既存の遊技機に容易に異常払い出し検出機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異常払出し検出装置の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明の異常払出し検出装置の他の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明の異常払出し検出方法の一実施の形態を説明する図である。
【図4】本発明の異常払出し検出装置のさらに他の実施の形態の概略構成図である。
【図5】本発明の異常払出し検出方法の他の実施の形態を説明する図である。
【図6】本発明の異常払出し検出方法のさらに他の実施の形態を説明する図である。
【符号の説明】
10、50、110 主制御装置
20、60、120 払出し制御装置
21、62、121 記憶装置
30、70、130 払出しモータ
140 副制御装置
141 ランプ(発光手段)
142 スピーカ(音発生手段)

Claims (1)

  1. 通常遊技時および大当り遊技時に遊技球が入賞可能な一般入賞口と、大当り遊技時にのみ遊技球が入賞可能な大入賞口と、遊技球が前記一般入賞口に入賞したことを検出する一般入賞検出装置と、遊技球が前記大入賞口に入賞したことを検出する大入賞装置と、主制御装置と、払出し制御装置と、副制御装置を備え、前記主制御装置は、前記一般入賞検出装置から出力された一般入賞信号が入力されると、一般入賞口に対応する賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を前記払出し制御装置に出力するとともに、一般入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号を前記副制御装置に出力し、また、前記大入賞検出装置から出力された大入賞信号が入力されると、大入賞口に対応する賞球数の払出しを指示する払い出しコマンド信号を前記払出し制御装置に出力するとともに、大入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号を前記副制御装置に出力し、前記払出し制御装置は、前記主制御装置から出力された払出しコマンド信号で指示されている賞球数に基づいて払出しを制御し、前記副制御装置は、前記主制御装置から出力された報知コマンド信号に基づいて報知手段を制御する遊技機における異常払出し検出装置であって、
    前記副制御装置は、前記主制御装置からの、一般入賞口への入賞を報知することを指示する報知コマンド信号の設定時間内における出力回数が設定回数以上である場合に異常払出しであることを検出する
    ことを特徴とする遊技機における異常払出し検出装置。
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