JP4333360B2 - 顔画像レイアウトシステム及び顔画像レイアウトプログラム - Google Patents

顔画像レイアウトシステム及び顔画像レイアウトプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パターン認識(Pattern recognition)やオブジェクト認識技術に係り、特に人物顔を中心とした複数の顔画像をバランス良くレイアウトするための顔画像レイアウト方法及び顔画像レイアウトシステム並びに顔画像レイアウトプログラムに関するものである。
従来、中学や高校の卒業アルバムや子供の成長アルバム等のように複数枚の顔写真(顔画像)を一つのページ(レイアウト領域)上にレイアウトする場合には、各顔写真を無造作(ランダム)にレイアウトするよりも顔写真間の内容的な関係や顔写真間位置関係等に一定の法則性を持たせたり、全体のバランス等を考慮してできるだけ見栄えが良くなるようにレイアウトするのが一般的である。
しかしながら、このようなレイアウト作業は作成者(デザイナ)の手作業によって行われるの普通であるため、デザイナのデザインセンスや経験によってはレイアウト結果に大きなバラツキが発生することが否めない。
そのため、例えば、以下の特許文献1等では、画像が配置されるバランスや間隔、年代等やプレファレンス等を評価し、遺伝的アルゴリズムを用いて自動的にレイアウトを決定できるようなソフトウェアを利用することで、誰でも見栄え良いレイアウトを簡単に行えるような方法が提案されている。
特開平9−50528号公報
しかしながら、前記方法では、レイアウトを実施するに際して各画像に写っている(含まれている)被写体の内容までも考慮したものではないため、その被写体の内容によっては位置関係がバラバラな印象を受けるようなレイアウトがなされることが考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、複数の顔画像をレイアウトするに際して各画像の内容を考慮してバランスの良いレイアウトを自動的に行うことができる新規な顔画像レイアウト方法及び顔画像レイアウトシステム並びに顔画像レイアウトプログラムを提供するものである。
〔発明1〕
上記課題を解決するために発明1の顔画像レイアウト方法は、
複数のレイアウト領域が予め決まっているレイアウト画像上に複数の顔画像をレイアウトするための方法であって、前記各顔画像毎にその顔画像中の人物顔を検出すると共に、検出した人物顔の顔面積と顔分散値とを求めた後、当該顔画像の中から1枚の顔画像を選択してこれを前記レイアウト画像上の一つのレイアウト領域内に配置し、しかる後、当該顔画像の顔面積と顔分散値とに基づいて当該顔画像と近似する顔画像を前記残りの顔画像の中から選択してこれを当該顔画像に対して対称の位置関係になるように前記レイアウト画像上の他のレイアウト領域内に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
このように本発明は、顔画像をレイアウト画像上のレイアウト領域にレイアウトするに際し、選択された顔画像の人物顔の顔面積と顔分散値と考慮して、内容が近似する顔画像同士が対称の位置関係となるようにレイアウトするようにしたことからバランスの良いレイアウトを容易に行うことができる。
〔発明2〕
発明2の顔画像レイアウト方法は、
発明1に記載の顔画像レイアウト方法において、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向も考慮して前記顔画像を配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、レイアウト画像に設定された重心方向も考慮したバランスの良いレイアウトを容易に行うことができる。
〔発明3〕
発明3の顔画像レイアウト方法は、
発明1に記載の顔画像レイアウト方法において、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向に人物顔の顔面積が徐々に変化するように顔面積の大きさに従って前記顔画像を順に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、レイアウト画像に設定された重心方向を強調したよりバランスの良いレイアウトを容易に行うことができる。
〔発明4〕
発明4の顔画像レイアウトシステムは、
複数のレイアウト領域が予め決まっているレイアウト画像上に複数の顔画像をレイアウトするためのレイアウトシステムであって、レイアウト候補となる前記顔画像を読み取って取り込む画像読取手段と、当該画像読取手段で読み取った画像中の人物顔の位置及び大きさを検出する顔画像検出手段と、当該顔画像検出手段で検出した人物顔の位置及び大きさに基づいて当該画像中の顔面積及び顔分散値を算出する顔面積・顔分散値算出手段と、前記レイアウト画像を選択すると共に選択されたレイアウト画像毎のレイアウト領域と対称線を認識するレイアウト画像選択手段と、当該レイアウト画像選択手段で選択されたレイアウト画像上の各レイアウト領域内に、前記顔面積・顔分散値算出手段で得られた当該画像中の顔面積及び顔分散値に基づいて前記顔画像の対称性を考慮しながらレイアウトしていくレイアウト手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって、ユーザ等はレイアウト画像とこれに合成する複数枚の顔面積とを選択するだけで発明1と同様にバランスの良いレイアウトが成された合成画像を自動的に作成することができる。
〔発明5〕
発明5の顔画像レイアウトシステムは、
発明4に記載の顔画像レイアウトシステムにおいて、前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向も考慮して前記顔画像を配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明2と同様にレイアウト画像に設定された重心方向も考慮したバランスの良いレイアウトが成された合成画像を自動的に得ることができる。
〔発明6〕
発明6の顔画像レイアウトシステムは、
発明4に記載の顔画像レイアウトシステムにおいて、前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向に人物顔の顔面積が徐々に変化するように顔面積の大きさに従って前記顔画像を順に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明3と同様にレイアウト画像に設定された重心方向を強調したよりバランスの良いレイアウトが成された合成画像を自動的に得ることができる。
〔発明7〕
発明7の顔画像レイアウトプログラムは、
複数のレイアウト領域が予め決まっているレイアウト画像上に複数の顔画像をレイアウトするためのレイアウトプログラムであって、コンピュータを、
レイアウト候補となる前記顔画像を読み取って取り込む画像読取手段と、当該画像読取手段で読み取った画像中の人物顔の位置及び大きさを検出する顔画像検出手段と、当該顔画像検出手段で検出した人物顔の位置及び大きさに基づいて当該画像中の顔面積及び顔分散値を算出する顔面積・顔分散値算出手段と、前記レイアウト画像を選択すると共に選択されたレイアウト画像毎のレイアウト領域と対称線を認識するレイアウト画像選択手段と、当該レイアウト画像選択手段で選択されたレイアウト画像上の各レイアウト領域内に、前記顔面積・顔分散値算出手段で得られた当該画像中の顔面積及び顔分散値に基づいて前記顔画像の対称性を考慮しながらレイアウトしていくレイアウト手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明4と同様にユーザ等はレイアウト画像とこれに合成する複数枚の顔面積とを選択するだけでバランスの良いレイアウトが成された合成画像を自動的に作成することができる。また、パソコン等の汎用のコンピュータシステムを用いてソフトウェア上でそれらの各機能を実現することができるため、それぞれ専用のハードウェアを製作して実現する場合に比べて、経済的かつ容易に実現することが可能となる。また、プログラムの書き換えだけでそれら各機能の改良も容易に行うことができる。
〔発明8〕
発明8の顔画像レイアウトプログラムは、
発明7に記載の顔画像レイアウトプログラムにおいて、前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向も考慮して前記顔画像を配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明5と同様な効果が得られると共に、発明7と同様にそれらの作用・効果を経済的かつ容易に実現することが可能となり、また、その機能の改良も容易に行うことができる。
〔発明9〕
発明9の顔画像レイアウトプログラムは、
発明7に記載の顔画像レイアウトプログラムにおいて、前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向に人物顔の顔面積が徐々に変化するように顔面積の大きさに従って前記顔画像を順に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明6と同様な効果が得られると共に、発明7と同様にそれらの作用・効果を経済的かつ容易に実現することが可能となり、また、その機能の改良も容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る顔画像レイアウトシステム100の実施の一形態を示したものである。
図示するように、この顔画像レイアウトシステム100は、画像読取手段10と、顔画像検出手段12と、顔面積・顔分散値算出手段14と、レイアウト画像選択手段16と、レイアウト手段18とから主に構成されている。
画像読取手段10は、レイアウト候補となる顔画像を読み取って画素毎の値(例えば、RGBの値)として取り込む機能を提供するようになっている。具体的には、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラ等のCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)カメラやビジコンカメラ、イメージスキャナ、ドラムスキャナ等であり、読み込んだ顔画像をA/D変換してそのディジタルデータを顔画像検出手段12へ順次送るようになっている。尚、この画像読取手段10によって読み取られる顔画像は、直ちに顔画像検出手段12に送っても良いが、顔画像を読み取った後、顔画像データベース(DB)20に一時的に全て保存しておき、適宜必要な顔画像を取り出すようにしても良い。
顔画像検出手段12は、この画像読取手段10で読み取った画像中の人物顔の位置及び大きさを検出してその情報を顔面積・顔分散値算出手段14に送る機能を提供するようになっている。この顔画像検出手段12による人物顔の位置及び大きさを検出する方法としては、従来から様々な手法が提案されており、例えば、特開平9−50528号公報等に示されているように、まず、人物肌色領域の有無を判定し、人物肌色領域に対して自動的にモザイクサイズを決定し、候補領域をモザイク化し、人物顔辞書との距離を計算することによって人物顔の有無を判定し、さらに人物顔の切り出しを行うことによって人物顔の位置及び大きさを検出できるようになっている。
顔面積・顔分散値算出手段14は、前記顔画像検出手段12で検出した人物顔の位置及び大きさに基づいて当該画像中の顔面積及び顔分散値を算出する機能を提供するようになっている。具体的には、レイアウトする画像kの大きさをS、画像kで検出された顔画像iの面積をFi、顔画像の数をnとすると、顔画像が占める面積W(顔面積)は、以下の式1によって算出することができる。
Figure 0004333360
また、nをレイアウトする画像の数、WをWの平均値とすれば、WとWの分散値(顔分散値)Vは、以下の式2及び式3のように求めることができる。
Figure 0004333360
Figure 0004333360
尚、視覚が受ける感覚量Sは、以下の式4に示すようなウェーバ・フェヒナーの法則により、物理的な刺激量Rの対数に比例することが知られている。数式1,2,3のFiの代わりに数式4で求めたFAiを使用しても良い。
Figure 0004333360
ここでaとbはそれぞれの場合にて定まる定数である。
レイアウト画像選択手段16は、前記画像読取手段10で読み取られた複数の顔画像をレイアウトするためのレイアウト画像Gをレイアウト画像データベース(DB)30等から選択すると共に、選択されたレイアウト画像G毎のレイアウト領域と対称軸を認識する機能を提供するようになっている。
すなわち、このレイアウト画像Gは、例えば図4及び図5に示すように、前記複数の顔画像Fをそれぞれレイアウトするためのレイアウト領域Eと対称軸mとを少なくとも備えたものであり、このレイアウト領域Eの数及び位置、大きさ、対称軸mの位置及び種類がレイアウト画像選択手段16によって選択されると同時に認識されるようになっている。
図4のレイアウト画像Gにおいては、点対称であり、円周上に一定の間隔を隔ててそれぞれ矩形状をした8つのレイアウト領域E1〜E8が形成されている。尚、点対称の中心の模様はデザイン上の模様であり、レイアウト画像Gの一部を成している。
一方、図5のレイアウト画像Gにおいては、対称軸mが画像中央に垂直方向に形成され、その対称軸mを挟んだ両側にそれぞれ矩形状をした6つのレイアウト領域E1〜E6が形成されている。尚、図5のレイアウト画像Gは、対称軸mを「幹」にみたてた「樹木」の模様が一体的に書き込まれ、その枝端に相当する位置に6つのレイアウト領域E1〜E6が形成されたものである。
そして、レイアウト手段18は、このレイアウト画像選択手段16で選択されたレイアウト画像G上の各レイアウト領域E内に、前記顔面積・顔分散値算出手段14で得られた画像中の顔面積及び顔分散値に基づいて前記顔画像Fの対称性を考慮しながらレイアウトしていく機能を提供するものであり、その具体例については後述する。
尚、この顔画像レイアウトシステム100を構成する画像読取手段10、顔画像検出手段12、顔面積・顔分散値算出手段14、レイアウト画像選択手段16、レイアウト手段18、顔画像データベース(DB)20、レイアウト画像データベース(DB)30等は、実際には、CPUやRAM等からなるハードウェアと、専用のコンピュータプログラム(ソフトウェア)とからなるパソコン(PC)等のコンピュータシステムによって実現されるようになっている。
すなわち、この顔画像レイアウトシステム100を実現するためのコンピュータシステムは、例えば、図2に示すように、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)40と、主記憶装置(Main Storage)に用いられるRAM(Random Access Memory)41と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)42と、ハードディスクドライブ装置(HDD)や半導体メモリ等の補助記憶装置(Secondary Storage)43、及びモニタ(LCD(液晶ディスプレイ)やCRT(陰極線管))等からなる出力装置44、イメージスキャナやキーボード、マウス、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像センサ等からなる入力装置45と、これらの入出力インターフェース(I/F)46等との間を、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture;アイサ)バス等からなるプロセッサバス、メモリバス、システムバス、入出力バス等の各種内外バス47によってバス接続したものである。
そして、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体、あるいは通信ネットワーク(LAN、WAN、インターネット等)Nを介して供給される各種制御用プログラムやデータを補助記憶装置43等にインストールすると共にそのプログラムやデータを必要に応じて主記憶装置44にロードし、その主記憶装置41にロードされたプログラムに従ってCPU44が各種リソースを駆使して所定の制御及び演算処理を行い、その処理結果(処理データ)をバス47を介して出力装置44に出力して表示すると共に、そのデータを必要に応じて補助記憶装置43によって形成されるデータベースに適宜記憶、保存(更新)処理するようにしたものである。
次に、このような構成を顔画像レイアウトシステム100を用いた顔画像レイアウト方法の一例を説明する。
図3はこの顔画像レイアウト方法の処理の流れの一例を示したフローチャート図である。図示するようにまず、最初のステップS100において、1枚のレイアウト画像Gと、これにレイアウトされる複数枚の顔画像Fを選択する。例えば、選択されたレイアウト画像Gが図4に示すように8つのレイアウト領域E1〜E8を有するものであった場合には、少なくとも8つ以上の顔画像Fが選択される。ここで、選択される顔画像Fは、その内容が少なくとも2種類以上異なるものであれば、一部でその内容が重複したものであっても良い。また、全てのレイアウト領域Eにレイアウトしない場合には、当然ながら選択される顔画像Fの数はレイアウト領域Eの数よりも少なくても良い。
次に、このようにしてレイアウトに供するレイアウト画像Gと複数の顔画像Fとが選択されたならば、次のステップS101に移行してレイアウト対象となる複数の顔画像Fについてそれぞれの顔検出を行った後、ステップS103に移行して検出した顔画像から顔面積と分散値とをそれぞれ求める。この顔面積と分散値は前記の式1〜式3を用いることで容易且つ正確に算出することができる。
その後、このようにして選択された全ての顔画像Fについての顔面積と分散値とが求められたならば、次のステップS105に移行してレイアウト対象となる1枚の顔画像Fを選び出してその顔画像Fを、レイアウト画像G上のいずれかのレイアウト領域Eにレイアウト(合成)する。
このようにしてまず最初の顔画像Fが配置されたならば、次にステップS107に移行して、残りの顔画像中からこの顔画像Fと顔画像数、顔面積、顔分散値が最も近い顔画像Fを選択してから、次のステップS109に移行して、その選択した顔画像Fを最初にレイアウトした顔画像Fの対称の位置関係になる他のレイアウト領域Eにレイアウトする。
例えば、選択されたレイアウト画像Gが図4に示すように点対称を有するものであって、そのうちの一つのレイアウト領域E2に最初に選択された顔画像F1がレイアウトされたならば、図7に示すように、その顔画像F1と顔画像数、顔面積、顔分散値が最も近い顔画像F2が選択され、この顔画像F2が、顔画像F1の位置と対称関係となるレイアウト領域E6にレイアウトされることになる。
そして、このようにしてまず最初に一組の顔画像F、Fについてのレイアウトが終了したならば、ステップS111を経て再びステップS105に戻って残りの顔画像Fのなから任意の1つの顔画像F枚を選択し、これを残りのいずれかのレイアウト領域Eにレイアウトした後、同様にして残りの顔画像Fの中からこの顔画像Fと近似した顔画像Fを選択し、これをその対称の位置関係となる他のレイアウト領域Eにレイアウトし、その後このような動作を繰り返し実行し、全ての顔画像Fがなくなったならばレイアウト処理を終了することになる。
図7の例でいえば、レイアウト領域E2及びE6に対してそれぞれ顔画像F1、F2がレイアウトされたならば、残りの顔画像F3,F4,F5,F6,F7,F8のうち、3つの人物顔が含まれる顔画像F3が選択されてこれがレイアウト領域E8にレイアウトされた後、この顔画像F3と最も近い顔画像F4がその対称位置であるレイアウト領域E4にレイアウトされる。その後、さらに残りの顔画像F5,F6,F7,F8のうち、2つの人物顔が含まれる顔画像F5が選択されてこれがレイアウト領域E1にレイアウトされた後、この顔画像F5と最も近い顔画像F6がその対称位置であるレイアウト領域E5にレイアウトされ、さらに同様にして、残り2つの顔画像F7,F8のうち、1つの人物顔が小さく含まれる顔画像F7が選択されてこれがレイアウト領域E3にレイアウトされた後、最後に残った顔画像F8がその対称位置であるレイアウト領域E7にレイアウトされることになる。
これによって、図7に示すように内容がほぼ似通った顔画像同士が対称軸m上に対称性をもってレイアウトされるようになるため、例えば図6に示すように顔画像Fをランダムに配置した場合に比べてレイアウトバランスに優れた合成画像を容易に作成することができる。
尚、前記のように顔画像Fを一つずつ選択しながらレイアウトするようにしても良いが、図6に示すように全ての顔画像Fを取り敢えずレイアウト画像Gの各レイアウト領域Eに対して一旦ランダムに配置し、その後に一つの顔画像Fを基準にして順にその位置を入れ替えるようにしてレイアウトを行うようにしても良い。
また、図9に示すように対称軸mがレイアウト画像Gの中心を垂直上下に形成されている場合には、この対称軸mを挟んでその左右に各顔画像Fをレイアウトすることになるが、このとき、重心方向も指定されている場合にはその重心方向も考慮したレイアウトを行えば、図8に示すように、ランダムにレイアウトする場合に比べてレイアウトバランスに優れた合成画像を容易に作成することができる。図9の例では、顔画像F中の人物顔の分散値に着目し、顔画像の面積の合計が大きい顔画像Fほど重い印象を受けることから、これらをレイアウト画像Gの下側のレイアウト領域Eにレイアウトし、顔画像の面積が小さい顔画像Fになるに従ってこれらをレイアウト画像Gの上側のレイアウト領域Eにレイアウトするようにしたものである。
次に、図11及び図12は、さらに本発明の他の実施の形態を示したものであり、放射状の延びる複数の対称軸mとそれぞれの対称軸m毎の重心方向とを考慮してレイアウトを行うようにしたものである。
図10のフローチャートに示すように本実施の形態は、前記実施の形態と同様にステップS201,S203においてまずレイアウト対象となる全顔画像Fの顔検出を行うと共に、検出した顔から顔面積と顔分散値を求める。
次に、このようにして各顔画像Fに対して顔面積の大きさの順に顔画像を順序づけたなら、ステップS207に移行して基準となる最初の対称軸m1を選択した後、ステップS209に移行してその対称軸m1の重心方向の最も遠い位置のレイアウト領域Eに顔面積が最も大きい顔画像Fをレイアウト(合成)する。
次にこのようにしてレイアウトした顔画像Fに対して対称のレイアウト領域Eがあれば、そのレイアウト領域Eに残りの顔画像の中から最も近似する顔画像Fを選択してレイアウトするが、ない場合には、その対称軸m1周りの他のレイアウト領域Eを選択してそのレイアウト領域Eに、その残りの顔画像Fの中から任意の顔画像Fを選択してレイアウトした後、そのレイアウト領域Eと対称となるレイアウト領域Eに残りの顔画像Fのその顔画像と最も近似する顔画像Fを選択してレイアウトすることになる。
この結果、その対称軸m1の周りにはその重心方向と対称性が保たれた複数の顔画像Fがレイアウトされることになる。
そして、このようにして一つの対称軸m1周りのレイアウトが終了したならば、ステップS213、S215,217を経て次の対称軸m2に対して同様な方法によって残りの顔画像Fをレイアウトし、ステップS213で全てのレイアウトが終了したと判断したならば、レイアウト処理を終了することになる。
本実施の形態を図12の例でいえば、まず、基準となる最初の対称軸m1が決まったなら、その重心方向に最も近い位置にある対称軸m1先端のレイアウト領域E1内に顔面積の最も大きい顔画像F1が選択されてレイアウトされる。この最初のレイアウト領域E1には対称となるレイアウト領域E1がないことから、次に、対称軸m1側部のレイアウト領域E2が選択され、レイアウト領域E2内に残りの顔画像Fのうち最も顔面積の合計が大きい顔画像F2が選択されてレイアウトされる。そして残りの顔画像Fのうち、この顔画像F2と最も近似する顔画像F3が選択されてこれが、レイアウト領域E2に対して対称の位置にあるレイアウト領域E3にレイアウトされる。これによって最初に選択された対称軸m1について重心方向と対称性が維持されたレイアウトが成されることになる。
次に、このようにして最初の対称軸m1についてレイアウトが終了したならば、次に隣接する対称軸m2が選択されて、その重心方向に最も近い位置にある対称軸m2先端のレイアウト領域E4内に残りの顔画像Fのうち顔面積の最も大きい顔画像F4が選択されてレイアウトされた後、その対称軸m2周りのレイアウト領域E5、E6にそれぞれ次に顔分散値の大きい顔画像F5、F6が順にレイアウトされることになる。
そして、このようにして対称軸m2周りのレイアウトが終了したならば、同様な方法によって最後(対称軸が3つである場合)の対称軸m3周りの各レイアウト領域E7、E8、E9に、それぞれ顔画像F7、F8、F9をレイアウトすることで処理が終了することになる。
これによって、図11に示すように各レイアウト領域Eにランダムに顔画像Fを配置するのと比べてレイアウトバランスに優れた見栄えの良い合成画像を得ることができる。
尚、前記実施の形態では、顔面積のみで顔画像を選択したが、顔面積が等しい、あるいはほぼ等しいレイアウト画像が複数枚ある場合には、顔分散値が近いものを選択することが望ましい。これは顔分散値が近いほど視覚的に類似の画像となるからである。
顔画像レイアウトシステムの実施の一形態を示すブロック図である。 顔画像レイアウトシステムを実現するハードウェア構成を示す図である。 顔画像レイアウト方法の実施の一形態を示すフローチャート図である。 複数のレイアウト領域が指定されたレイアウト画像の一例を示す図である。 複数のレイアウト領域が指定されたレイアウト画像の一例を示す図である。 レイアウト画像に顔画像をランダムにレイアウトした例を示す図である。 レイアウト画像に顔画像を対称性を考慮してレイアウトした例を示す図である。 レイアウト画像に顔画像をランダムにレイアウトした例を示す図である。 対称性と重心方向を考慮して顔画像をレイアウト画像にレイアウトした例を示す図である。 顔画像レイアウト方法の実施の一形態を示すフローチャート図である。 レイアウト画像に顔画像をランダムにレイアウトした例を示す図である。 対称性と重心方向を考慮して顔画像をレイアウト画像にレイアウトした例を示す図である。
符号の説明
10…画像読取手段、12…顔画像検出手段、14…顔面積・顔分散値算出手段、16…レイアウト画像選択手段、18…レイアウト手段、20…顔画像データベース、30…レイアウト画像データベース、40…CPU、41…RAM、42…ROM、43…補助記憶装置、44…出力装置、45…入力装置、46…入出力インターフェース(I/F)、47…バス、100…顔画像レイアウトシステム、E…レイアウト領域、F…顔画像、G…レイアウト画像、m…対称軸。

Claims (6)

  1. 複数のレイアウト領域が予め決まっているレイアウト画像上に複数の顔画像をレイアウトするためのレイアウトシステムであって、
    レイアウト候補となる前記顔画像を読み取って取り込む画像読取手段と、
    当該画像読取手段で読み取った画像中の人物顔の位置及び大きさを検出する顔画像検出手段と、
    当該顔画像検出手段で検出した人物顔の位置及び大きさに基づいて当該画像中の顔面積及び顔分散値を算出する顔面積・顔分散値算出手段と、
    前記レイアウト画像を選択すると共に選択されたレイアウト画像毎のレイアウト領域と対称線を認識するレイアウト画像選択手段と、
    当該レイアウト画像選択手段で選択されたレイアウト画像上の各レイアウト領域内に、前記顔面積・顔分散値算出手段で得られた当該画像中の顔面積及び顔分散値に基づいて前記顔画像の対称性を考慮しながらレイアウトしていくレイアウト手段と、を備えたことを特徴とする顔画像レイアウトシステム。
  2. 請求項に記載の顔画像レイアウトシステムにおいて、
    前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向も考慮して前記顔画像を配置してレイアウトするようにしたことを特徴とする顔画像レイアウトシステム。
  3. 請求項に記載の顔画像レイアウトシステムにおいて、
    前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向に人物顔の顔面積が徐々に変化するように顔面積の大きさに従って前記顔画像を順に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とする顔画像レイアウトシステム。
  4. 複数のレイアウト領域が予め決まっているレイアウト画像上に複数の顔画像をレイアウトするためのレイアウトプログラムであって、コンピュータを、
    レイアウト候補となる前記顔画像を読み取って取り込む画像読取手段と、
    当該画像読取手段で読み取った画像中の人物顔の位置及び大きさを検出する顔画像検出手段と、
    当該顔画像検出手段で検出した人物顔の位置及び大きさに基づいて当該画像中の顔面積及び顔分散値を算出する顔面積・顔分散値算出手段と、
    前記レイアウト画像を選択すると共に選択されたレイアウト画像毎のレイアウト領域と対称線を認識するレイアウト画像選択手段と、
    当該レイアウト画像選択手段で選択されたレイアウト画像上の各レイアウト領域内に、前記顔面積・顔分散値算出手段で得られた当該画像中の顔面積及び顔分散値に基づいて前記顔画像の対称性を考慮しながらレイアウトしていくレイアウト手段と、して機能させることを特徴とする顔画像レイアウトプログラム。
  5. 請求項に記載の顔画像レイアウトプログラムにおいて、
    前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向も考慮して前記顔画像を配置してレイアウトするようにしたことを特徴とする顔画像レイアウトプログラム。
  6. 請求項に記載の顔画像レイアウトプログラムにおいて、
    前記レイアウト手段は、前記レイアウト画像に重心方向が設定されているときは、その重心方向に人物顔の顔面積が徐々に変化するように顔面積の大きさに従って前記顔画像を順に配置してレイアウトするようにしたことを特徴とする顔画像レイアウトプログラム。
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