JP2007241370A - 携帯装置及び撮像装置 - Google Patents

携帯装置及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007241370A
JP2007241370A JP2006059106A JP2006059106A JP2007241370A JP 2007241370 A JP2007241370 A JP 2007241370A JP 2006059106 A JP2006059106 A JP 2006059106A JP 2006059106 A JP2006059106 A JP 2006059106A JP 2007241370 A JP2007241370 A JP 2007241370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
portable device
user
search
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006059106A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sugiura
徹 杉浦
Jun Konno
純 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2006059106A priority Critical patent/JP2007241370A/ja
Publication of JP2007241370A publication Critical patent/JP2007241370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】本発明は、シンプルな構成でありながら画像検索に有効な情報を入力することのできる携帯装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の携帯装置(10)は、画像検索の検索キーとして、ユーザの意図した画像の二次元的特徴の少なくとも一部を、装置本体上に設けられたユーザインタフェース(13,11)で入力させることを特徴とする。このような携帯装置は付属品を必要としないので、構成がシンプルである。また、装置本体上に設けられたユーザインタフェースであっても、例えば、絵柄の輪郭等を含まない単純な二次元的特徴であれば、十分に入力が可能である。たとえ単純な特徴であっても、それが画像上の分布情報を含んでいる限りは、一定の検索効果を期待することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像検索機能付きのディジタルカメラや画像ストレージャなど、画像検索の検索キーをユーザ入力させることのできる携帯装置及び撮像装置に関する。
画像検索機能付きのディジタルカメラが公知である(特許文献1等参照)。特に、特許文献1に記載のディジタルカメラは、画像検索の検索キーとして、ユーザの意図した画像の特徴を描画させるので、必要な画像がユーザの記憶の中にしか存在していなくとも、多数の画像の中からそれを探し出すことができる。
このディジタルカメラには、ユーザに対し描画させるために、携帯機器であるカメラ本体の付属品として、タッチペンが用意されている。タッチペンによれば、ユーザは、絵柄の輪郭等の詳細な特徴を入力することができる。
特開2000−76302号公報
しかし、タッチペンによる入力は、ディジタルカメラの構成を複雑にする割には、画像検索精度をあまり高くできないという問題がある。なぜなら、ユーザによっては、記憶が曖昧だったり、記憶している画像を正確に描画できなかったりするからである。
そこで本発明は、シンプルな構成でありながら画像検索に有効な情報を入力することのできる携帯装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯装置は、画像検索の検索キーとして、ユーザの意図した画像の二次元的特徴の少なくとも一部を、装置本体上に設けられたユーザインタフェースで入力させることを特徴とする。
なお、前記ユーザインタフェースは、前記ユーザが操作可能な操作部材と、前記ユーザに対し前記入力を促す画像表示手段とからなることが望ましい。
また、前記画像の二次元的特徴は、前記画像の配色パターンであることが望ましい。
また、前記ユーザインタフェースは、前記画像上の単数又は複数の領域の範囲と、前記領域の色の種類とを、前記ユーザに対し指定させることが望ましい。
また、本発明の携帯装置は、前記ユーザインターフェースを介して入力された前記二次元的特徴を検索キーとして使用し、予め取得された複数の画像の中から、前記ユーザの意図した画像に類似する単数又は複数の類似画像を画像検索する画像検索手段を更に備えることが望ましい。
また、前記画像表示手段は、前記画像検索された前記類似画像を表示することが望ましい。
また、前記ユーザインタフェースは、前記画像表示手段に表示された複数の前記類似画像の中の1つを前記ユーザに対し選択させることが望ましい。
また、本発明の携帯装置は、前記複数の画像の各々から前記二次元的特徴を抽出すると共に、それらを前記複数の画像の各々に対応付けた画像データベースを作成する作成手段を更に備え、前記画像検索手段は、前記画像データベースに基づき前記画像検索を行うことが望ましい。
また、本発明の携帯装置は、前記複数の画像を保管する画像保管手段を更に備えることが望ましい。
また、本発明の撮像装置は、被写体の画像を取得する撮像手段と、本発明の何れかの携帯装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、シンプルな構成でありながら画像検索に有効な情報を入力することのできる携帯装置及び撮像装置が実現する。
[第1実施形態]
第1実施形態を説明する。本実施形態は、画像検索機能を搭載したディジタルカメラの実施形態である。
先ず、ディジタルカメラの構成を説明する。
図1は、ディジタルカメラの外観図である。図1(A)は、ディジタルカメラの背面図であり、図1(B)は、ディジタルカメラの斜視図である。
図1(A),(B)に示すとおり、ディジタルカメラ10の本体上には、各種の操作部材11、カラー表示可能なディスプレイ(LCDなど)13が設けられる。操作部材11は、レリーズ釦11A、設定ダイヤル11B、ズーム釦11C、十字釦(マルチセレクタ)11E、決定釦11F、メニュー釦11Dなどである。このうち、レリーズボタン11A、設定ダイヤル11Bは本体上面に設けられ、ディスプレイ13、ズーム釦11C、十字釦11E、決定釦11F、メニュー釦11Dは、本体背面に設けられている。ユーザは、ディスプレイ13上の表示画面を目視しつつ操作部材11を操作することにより、ディジタルカメラ10へ各種の指示を入力することができる。例えば、ユーザは、レリーズ釦11Aを操作することにより、撮影を行うことができ、設定ダイヤル11Bやメニュー釦11Dを操作することにより、ディジタルカメラ10のモードを切り替えることができる。
図2は、ディジタルカメラの構成図である。
図2に示すとおり、ディジタルカメラ10には、操作部材11やディスプレイ13の他に、撮影レンズ12、カラー撮像素子(CCDやCMOSなど)14、A/D変換回路15、信号処理回路16、フレームメモリ17、CPU18、カードメモリ20などが備えられる。カードメモリ20は、ディジタルカメラ10に対し着脱可能な可搬メモリであって、大量のデータを長期保存することが可能である。特に、本実施形態のカードメモリ20は、ディジタルカメラ10が取得した複数の画像の画像ファイルと、それらの画像に関連する画像データベース20Bとを格納している。画像データベース20Bの詳細は、後述する。
このディジタルカメラ10のCPU18は、操作部材11の操作内容に基づきユーザからの指示を認識し、その指示に応じて各部を制御して各処理を行う。本実施形態のディジタルカメラ10のモードには、少なくとも撮影モードと検索モードとがあり、CPU18は、撮影モード時と検索モード時とで異なる処理を行う。
次に、撮影モード時のCPU18の処理を説明する。
図3は、撮影モード時のCPU18の処理のフローチャートである。撮影モードでは、CPU18は、レリーズボタン11Aの操作に応じて撮影を行う(ステップS21)。撮影では、CPU18は、図1の撮影レンズ12及びカラー撮像素子14を駆動して、被写体の画像(カラー画像)を取得する。その画像は、A/D変換回路15及び信号処理回路16を介してフレームメモリ17へ一時的に格納される。CPU18は、その画像に対し必要な画像処理を施して画像ファイルを作成し、それをカードメモリ20へ格納する(ステップS22)。その際、CPU18は、その画像ファイルに対し画像番号jを付与し、他の画像の画像ファイルと区別する。その一方で、CPU18は、画像処理後の画像から特徴量を抽出し(ステップS23)、それをカードメモリ20の画像データベース20Bへ登録する(ステップS24)。
次に、ステップS23(特徴量抽出),ステップS24(特徴量登録)を詳細に説明する。
図4は、ステップS23(特徴量抽出)を詳細に説明する図である。本ステップでは、CPU18は、図4(A)→(B)に示すとおり、画像Ij(j:画像番号)を色相に応じてクラスタリングし、複数の部分領域に分割する。これによって、画像Ijが色分けされる。そして、CPU18は、複数の部分領域に対し、サイズの大きいものから順に、領域番号1,2,3,…を付与する。以下、領域番号iの付与された部分領域を、Eiとおく。なお、図4(B),(C)では、部分領域Eiの境界線を水平又は垂直の直線で表したが、傾斜した直線や曲線状が含まれていても構わない。
さらに、CPU18は、図4(C)に示すとおり、画像Ijの特徴量として、部分領域Ei(i=1,2,3,…)の各々から、少なくともサイズ、色相、中心座標(重心)の各特徴要素を抽出する。以下、部分領域EiのサイズをMiとおき、部分領域Eiの色相を(Ri,Gi,Bi)とおき、部分領域Eiの中心座標を(Xi,Yi)とおく。なお、ここでは、色相(Ri,Gi,Bi)を、部分領域Eiの色相の平均値とする。
ここで、本ステップのクラスタリングには、公知の様々な手法を適用することができる(例えば、特開2000−90239号公報等を参照)。因みに、このクラスタリングでは、画像Ijの色相のみを用いるよりも、画像Ijの色相とエッジの双方を用いた方が、画像Ijの色分けを、人間の感覚と近い精度で行うことができる。
図5は、図3ステップS24(特徴量登録)を詳細に説明する図である。本ステップでは、CPU18は、図5に示すとおり、画像Ijから抽出された特徴量(各特徴要素)を、画像Ijの画像番号jと、特徴要素の属する部分領域の領域番号iとに対応付けて、画像データベース20Bへ登録する。
次に、検索モード時のCPU18の処理を説明する。ここでは、CPU18の処理を、ユーザから見たディジタルカメラ10の動作として説明する。
図6,図7,図8は、検索モード時のディスプレイ13の様子を示す図である。なお、各図では、ディスプレイ13上の各領域の色相を示すため、各領域上に、その色相を表す文字(「ブルー1」,「ブルー2」,「赤1」,「赤2」など)を配置した。
ディジタルカメラ10が検索モードに設定されると、先ず、図6(A)に示すような検索用画面がディスプレイ13に表示される。
検索用画面には、カラーサンプル13A、キー画像の作成枠13C、カーソル(ここでは矩形枠)13B、ガイド用の各種の文字イメージ13aなどが配置される。カラーサンプル13Aは、画面左寄りに位置しており、ユーザに対し色相を選択させるために、色相の異なる様々なカラーパターンを縦方向へ配列している。作成枠13Cは、カラーサンプル13Aの右側に配置され、ディジタルカメラ10が取得する画像Ijと同じ縦横比を有している。作成枠13Cの中央には、作成枠13Cよりも十分に小さい正方形状のカラー要素13Dが配置されている。作成枠13Cにおいて、カラー要素13D以外の領域は、無彩色(グレー又は黒)である。カラー要素13Dは、カーソル13Bの指し示すカラーパターンと同じ色相となっている。
表示当初、この検索用画面は色選択画面となっており、カーソル13Bは、図6(A)に示すとおり、カラーサンプル13Aの何れか1つのカラーパターン(図では「ブルー1」)を指し示している。この状態で、ユーザが十字釦11Eを上下方向に操作すると、それに応じてカーソル13Bがカラーサンプル13A上を移動する。これに連動し、カラー要素13Dの色相も、カーソル13Bが指し示すカラーパターンの色相と同様に変化する。したがって、ユーザは、この色選択画面上で、カラー要素13Dの色相を自在に変化させることができる。
そして、ユーザは、カラー要素13Dが所望の色相になった時点で、十字釦11Eを右方向へ操作する。すると、カラー要素13Dの色相が確定し、カーソル13Bは、図6(B)に示すとおり、カラー要素13Dへと移動する。このときのカーソル13Bの形状は、カラー要素13Dを囲う矩形状である。これによって、検索用画面は、範囲指定画面となる。
範囲指定画面の表示中、ユーザが十字釦11Eを上下左右方向へ操作すると、それに応じて、図6(C)に示すように、カラー要素13Dが移動する。また、範囲指定画面の表示中、ユーザがズーム釦11Cを操作すると、それに応じて、図6(D)に示すように、カラー要素13Dのサイズが拡縮される。したがって、ユーザは、範囲指定画面上でカラー要素13Dの位置及びサイズ(つまり分布範囲)を自在に変化させることができる。因みに、カラー要素13Dの移動及び拡縮を適当に行えば、図6(D),(E)に示すように、カラー要素13Dの一辺のサイズを作成枠13Cの一辺のサイズよりも大きくすることも可能である。
なお、この範囲指定画面の表示中、ユーザがメニュー釦11Dを押下すると、ディスプレイ13の表示画面を色選択画面(図6(A))へ戻すことができる。よって、ユーザは、カラー要素13Dの色選択及び範囲指定を、何度でもやり直すことができる。
その後、ユーザは、カラー要素13Dの色相及び分布範囲が自分の意図したとおりになった時点で、決定釦11Fを押下する。これによって、カラー要素13Dの色相及び分布範囲が確定し、図7(F)に示すようなインポーズ画面が表示される。
このインポーズ画面は、次に行うべき処理をユーザに問うものである。次に行うべき処理とは、追加(カラー要素の追加)、又は検索(画像検索)である。ユーザは、このインポーズ画面上で、十字釦11Eを上下方向へ操作し、さらに決定釦11Fを押下することにより、「追加」と「検索」との何れか一方をディジタルカメラ10に対し指示することができる。ここで「追加」を指示すると、図7(G)に示すとおり、次の検索用画面が表示される。この検索用画面の作成枠13Cには、先のカラー要素13D(確定済み)と、次のカラー要素13E(未確定)との双方が配置される。
ユーザは、次のカラー要素13Eの色相及び分布範囲を、先のカラー要素13Dの色相及び分布範囲を設定したのと同様に設定する(図7(G),図7(H))。その後、ユーザが決定釦11Fを押下すると、図8(I)に示すとおりインポーズ画面を表示させ、次の処理をディジタルカメラ10へと指示することができる。ここで「検索」を指示すると、その時点で作成枠13Cに形成されている画像(配色パターンのみからなる画像)がキー画像として認識され、カードメモリ20に格納された複数の画像の中から、そのキー画像に類似した複数の類似画像が画像検索される。この画像検索の詳細は、後述する。
なお、インポーズ画面(図8(I)など)の表示中、ユーザがメニュー釦11Dを押下すると、ディジタルカメラ10を検索モードから離脱させ、ディスプレイ13にメニュー画面を表示させることができる。
画像検索が完了すると、図8(J)に示すとおり、複数の類似画像が類似度の高い順にサムネイル表示される。このとき、カーソル13Bは、最も類似度の高かった画像を指し示している。この状態で、ユーザが十字釦11Eを上下左右方向へ操作すると、それに応じてカーソル13Bが複数の類似画像上を移動する。そして、ユーザがカーソル13Bを所望の類似画像上に配置させて決定釦11Fを押下すると、その類似画像が、図8(K)に示すとおり拡大表示される。さらに、ユーザがメニュー釦11Dを押下すると、図8(L)に示すとおり画像メニューが表示され、拡大表示された類似画像に対し必要な処理を施したり、その類似画像の画像ファイルを移動させたり、その画像ファイルを加工したりすることが可能になる。因みに、その際のディジタルカメラ10の処理は、通常の画像再生時におけるそれと同様である(以上、検索モード時のディジタルカメラ10の動作)。
以上の検索モード時のディジタルカメラ10の動作を、CPU18の処理のフローチャートで表すと、図9に示すとおりになる。但し、図9では、簡単のため、ディスプレイ13の表示画面を前画面に戻すステップや、ディジタルカメラ10を検索モードから離脱させるステップについては省略してある。図9のステップS11〜S15が、ユーザに対しキー画像を入力させるステップであり、ステップS16,17が、画像検索を行うステップであり、ステップS18〜S22が、サムネイル画像や拡大画像や画像メニューを表示させるステップである。
このうち、画像検索からサムネイル表示までのステップ(ステップS16〜18)を詳細に説明する。
先ず、画像検索に当たり、CPU18は、作成枠13Cに形成された画像(配色パターンのみからなる画像)をキー画像I0として認識し、そのキー画像I0を、色相に応じて複数の部分領域に分割する。これによって、キー画像I0が色分けされる。そして、CPU18は、複数の部分領域に対し、サイズの大きいものから順に、領域番号1,2,3,…,nを付与する(n:キー画像の部分領域の総数)。以下、領域番号iが付与された部分領域を、Eiとおく。さらに、CPU18は、キー画像I0の特徴量として、部分領域Ei(i=1,2,3,…n)の各々から、少なくともサイズ、色相、中心座標(重心)の各特徴要素を抽出する。以下、部分領域EiのサイズをM0iとおき、部分領域Eiの色相を(R0i,G0i,B0i)とおき、部分領域Eiの中心座標を(X0i,Y0i)とおく。なお、ここでは、色相(R0i,G0i,B0i)を、部分領域Eiの色相の平均値とする。このようにしてキー画像I0から抽出された特徴要素を表にすると、図10のとおりである。
続いて、CPU18は、カードメモリ20に格納された画像データベース20B(図5)を参照し、カードメモリ20に格納された複数の画像I1,I2,I3,…の各々と、キー画像I0との距離d1,d2,d3,…を計算する。ここで、画像Ijとキー画像I0との距離djは、両者の特徴量により、例えば、以下の式で表される。
Figure 2007241370
但し、上式において、α,β,γは、単位系の異なる特徴要素を標準化するための重み係数であり、Γは、部分領域の大きさによって重視度を変えるための重み係数であり、nは、キー画像I0に属する部分領域の総数である。
すなわち、画像Ijとキー画像I0との距離djは、画像Ijとキー画像I0との間で領域番号の等しい部分領域同士の距離を求めてから、それらの距離を適当な重みを付けて総合したものである。また、式には表さなかったが、色相に関しては、その色相成分毎に異なる重み係数を付してから距離を求めてもよい。この距離djが短いほど、画像Ijとキー画像I0との類似度を高いとみなすことができる。
続いて、CPU18は、距離d1,d2,d3,…と予め決められた閾値とを比較し、閾値よりも短い距離を見出し、それに対応する画像を、類似画像とみなす。ここでは、複数の類似画像Ia,Ib,Ic,…が得られたとする。
さらに、CPU18は、複数の類似画像Ia,Ib,Ic,…をカードメモリ20から読み出し、それらを距離dの小さい順、つまり類似度の高い順にソートし、それらをディスプレイ13へサムネイル表示する(図8(J)参照)。
以上、本実施形態のディジタルカメラ10は、画像検索のキー画像I0として、ユーザの意図した画像の二次元的特徴の少なくとも一部を、本体上に設けられたユーザインタフェース(CPU18,ディスプレイ13,操作部材11)によって入力させる。
このように、本実施形態のユーザインタフェース(CPU18,ディスプレイ13,操作部材11)は、タッチペンなどの付属品を利用せず、ディジタルカメラ10に通常設けられているものを利用しているに過ぎないので、ディジタルカメラ10の構成をシンプルに抑えている。その一方で、このユーザインタフェース(CPU18,ディスプレイ13,操作部材11)は、絵柄の輪郭等を含まない単純な二次元的特徴であれば、十分に入力可能である。
しかも、たとえ単純な特徴であっても、それが二次元的特徴である限り(画像上の分布情報を含んでいる限り)は、一定の検索効果を期待することができる。例えば、その二次元的特徴が、「上半分が青色、下半分が茶色」という単純な配色パターンだったとしても、様々な画像の中には、それに類似するものと類似しないものとが存在するので、検索の効果は十分に期待できる。
また、このユーザインタフェースは、ディスプレイ13を利用するので、ユーザに対し入力を促すような画面を表示させて、入力を容易にすることも可能である(図6,図7,図8参照)。
また、このユーザインタフェースは、単数又は複数のカラー要素と、それらカラー要素の色相の種類とをユーザに対し指定させるので、ユーザの意図した画像の配色パターンが仮に複雑であったとしても確実に対応できる。また、ユーザの意図した画像の配色パターンが仮に単純であったとしても、余分な手間がかかることはない。
また、本実施形態のディジタルカメラ10は、ディスプレイ13を、ユーザインタフェースと画像検索された類似画像の表示とに兼用するので、多機能である割には、その構成がシンプルである。
また、本実施形態のユーザインタフェースは、ディスプレイ13に表示された複数の類似画像の中の1つをユーザに対し選択させるので、仮に、検索された類似画像が多数であったとしても、ユーザは必要な画像を確実に得ることができる。
また、ディジタルカメラ10は、複数の画像の画像データベースを作成しておき、それに基づき画像検索を行うので、検索に必要な時間を抑えることもできる。
(その他)
なお、本実施形態のディジタルカメラ10は、カラー要素の形状を正方形としたが、長方形、円形、楕円形などとしてもよい。また、本実施形態では、カラー要素のサイズが可変であったが、不変としてもよい。その場合、ユーザは、大きなサイズのカラー要素を1つ配置したいときには、小さいカラー要素を複数個並べて配置すればよい。
また、本実施形態のディジタルカメラ10では、ユーザ入力可能な画像の二次元的特徴が、配色パターンであったが、階調パターンや、階調及び色相の組み合わせパターンであってもよい。その場合、画像検索も、入力された特徴に基づき行われることになる。
また、本実施形態のディジタルカメラ10は、画像データベース20Bの格納先をカードメモリ20としたが、ディジタルカメラ10の内部に設けられた不揮発性メモリや、ディジタルカメラ10に接続されたコンピュータなどとしても構わない。
また、本実施形態のディジタルカメラ10は、2つの画像間の類似度を示す距離dとして重み付きユークリッド距離を用いたが、マハラノビス距離など、他の距離を用いてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態のディジタルカメラ10は、複数の画像I1,I2,I3,…に関する画像データベースを予め作成しておき、それを利用して画像検索を行ったが、画像データベースの作成を省略し、複数の画像I1,I2,I3,…の特徴量については、画像検索時に画像の各々から抽出することとしてもよい。但し、画像データベースを予め作成しておいた方が、検索時間を短縮することができるため好ましい。
また、本実施形態は、ディジタルカメラの実施形態であったが、このディジタルカメラと同様のユーザインタフェースや画像検索機能等は、画像ストレージャ、携帯情報端末(PDA)などの他の携帯機器へ搭載することも可能である。
ディジタルカメラの外観図である。 ディジタルカメラの構成図である。 撮影モード時のCPU18の処理のフローチャートである。 ステップS23(特徴量抽出)を詳細に説明する図である。 ステップS24(特徴量登録)を詳細に説明する図である。 検索モード時のディスプレイ13の様子を示す図である。 検索モード時のディスプレイ13の様子を示す図である(図6の続き)。 検索モード時のディスプレイ13の様子を示す図である(図7の続き)。 検索モード時のCPU18の処理のフローチャートである。 キー画像の特徴要素を示す図である。
符号の説明
11…操作部材,13…ディスプレイ,11A…レリーズ釦,11B…設定ダイヤル,11C…ズーム釦,11E…十字釦,11F…決定釦,11D…メニュー釦

Claims (10)

  1. 画像検索の検索キーとして、ユーザの意図した画像の二次元的特徴の少なくとも一部を、装置本体上に設けられたユーザインタフェースで入力させる
    ことを特徴とする携帯装置。
  2. 請求項1に記載の携帯装置において、
    前記ユーザインタフェースは、
    前記ユーザが操作可能な操作部材と、前記ユーザに対し前記入力を促す画像表示手段とからなる
    ことを特徴とする携帯装置。
  3. 請求項2に記載の携帯装置において、
    前記画像の二次元的特徴は、
    前記画像の配色パターンである
    ことを特徴とする携帯装置。
  4. 請求項3に記載の携帯装置において、
    前記ユーザインタフェースは、
    前記画像上の単数又は複数の領域の範囲と、前記領域の色の種類とを、前記ユーザに対し指定させる
    ことを特徴とする携帯装置。
  5. 請求項2〜請求項4の何れか一項に記載の携帯装置において、
    前記ユーザインターフェースを介して入力された前記二次元的特徴を検索キーとして使用し、予め取得された複数の画像の中から、前記ユーザの意図した画像に類似する単数又は複数の類似画像を画像検索する画像検索手段を更に備えた
    ことを特徴とする携帯装置。
  6. 請求項5に記載の携帯装置において、
    前記画像表示手段は、
    前記画像検索された前記類似画像を表示する
    ことを特徴とする携帯装置。
  7. 請求項6に記載の携帯装置において、
    前記ユーザインタフェースは、
    前記画像表示手段に表示された複数の前記類似画像の中の1つを前記ユーザに対し選択させる
    ことを特徴とする携帯装置。
  8. 請求項5〜請求項7の何れか一項に記載の携帯装置において、
    前記複数の画像の各々から前記二次元的特徴を抽出すると共に、それらを前記複数の画像の各々に対応付けた画像データベースを作成する作成手段を更に備え、
    前記画像検索手段は、
    前記画像データベースに基づき前記画像検索を行う
    ことを特徴とする携帯装置。
  9. 請求項5〜請求項8の何れか一項に記載の携帯装置において、
    前記複数の画像を保管する画像保管手段を更に備えた
    ことを特徴とする携帯装置。
  10. 被写体の画像を取得する撮像手段と、
    請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の携帯装置と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
JP2006059106A 2006-03-06 2006-03-06 携帯装置及び撮像装置 Pending JP2007241370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006059106A JP2007241370A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 携帯装置及び撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006059106A JP2007241370A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 携帯装置及び撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007241370A true JP2007241370A (ja) 2007-09-20

Family

ID=38586890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006059106A Pending JP2007241370A (ja) 2006-03-06 2006-03-06 携帯装置及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007241370A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2039524A2 (en) 2007-09-18 2009-03-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and method for forming raster line
JP2010181991A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Fujifilm Corp 画像検索指令システムおよびその動作制御方法
JP2016026347A (ja) * 2015-09-07 2016-02-12 オリンパス株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773195A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Canon Inc 画像検索方法並びにその装置
JP2000076302A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Casio Comput Co Ltd 画像検索方法,画像検索装置および電子スチルカメラ
JP2002215627A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Hitachi Ltd 画像検索手法および装置、並びに、画像データベース作成方法および装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773195A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Canon Inc 画像検索方法並びにその装置
JP2000076302A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Casio Comput Co Ltd 画像検索方法,画像検索装置および電子スチルカメラ
JP2002215627A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Hitachi Ltd 画像検索手法および装置、並びに、画像データベース作成方法および装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2039524A2 (en) 2007-09-18 2009-03-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and method for forming raster line
JP2010181991A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Fujifilm Corp 画像検索指令システムおよびその動作制御方法
JP2016026347A (ja) * 2015-09-07 2016-02-12 オリンパス株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9881229B2 (en) Apparatus, method and program for image search
JP4782105B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US8768097B2 (en) Image processing apparatus, moving image reproducing apparatus, and processing method and program therefor
WO2007004519A1 (ja) 検索システム及び検索方法
JP5653131B2 (ja) オブジェクト認識装置およびその認識方法
JP2011081556A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよびサーバ
JP2011008752A (ja) ドキュメント操作システム、ドキュメント操作方法およびそのためのプログラム
US8509564B2 (en) Graphic arrangement deciding method, recording medium and information processing apparatus
KR20110028877A (ko) Ui 제공방법 및 이를 적용한 디스플레이 장치
US8744178B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and program
JP2010267180A (ja) 画像処理装置、電子機器、及びプログラム
JP2010134876A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
WO2013171857A1 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、及び情報記憶媒体
JP2006314010A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US20100080490A1 (en) Apparatus and method for processing image
US9621790B2 (en) Imaging device, imaging method and storage medium
US11049303B2 (en) Imaging apparatus, and operation program and operation method for imaging apparatus
JP2010021656A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5446700B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2007241370A (ja) 携帯装置及び撮像装置
JP5385624B2 (ja) 画像キーワード付与装置および画像検索装置ならびにそれらの制御方法
US20120327118A1 (en) Display control apparatus, display control method and program
US20220283698A1 (en) Method for operating an electronic device in order to browse through photos
JP2005293367A (ja) 画像処理方法及び装置
JP4550460B2 (ja) コンテンツ表現制御装置およびコンテンツ表現制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120619