JP4331229B2 - 増田足チャートの生成表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、株、債権、為替、商品などのように市場で取引される対象物の価格動向を、日足、週足、又は月足に係る短期増田足曲線、中期増田足曲線、及び長期増田足曲線からなる3本の増田足曲線を使用して表現する増田足チャートの生成表示装置に関する。
本出願人は、先に、初心者にも見やすく、かつ株価動向予測にも好適な株価チャート(一般に「増田足チャート」と称される)を提案している(特許文献1参照)。すなわち、この増田足チャートによれば、株価チャートの時間軸方向の1単位(日足、週足、又は月足)は、相前後する一対の移動平均値を上下端としかつ増減傾向に対応する足色を有する足(垂直バー)で表される。
また、本出願人は、先に、短期、中期、長期の各移動平均値相互の大小関係に基づいて、株価チャートを時間軸に沿う6つの区間に分類して傾向を把握する方法を提案している。すなわち、この分類方法(一般に、「6色パターン分類」と称される)によれば、いずれの銘柄の株価チャートも、上昇トレンドの入り口に相当するパターンA区間(短期>長期>中期)、上昇トレンドに相当するパターンB区間(短期>中期>長期)、上昇トレンドの崩れに相当するパターンC区間(中期>短期>長期)、下降トレンドの入り口に相当するパターンD区間(中期>長期>短期)、下降トレンドに相当するパターンE区間(長期>中期>短期)、下降トレンドの終縁に相当するパターンF区間(長期>短期>中期)に分類される(特許文献2参照)。
そして、このような6色パターン分類を利用すれば、例えば、下降トレンドの終縁に相当するパターンF区間で「買い」を入れる一方、上昇トレンドの崩れに相当するパターンC区間で「売り」を入れることによって、初心者等にあっても比較的容易に売買利益を上げることができるとされている。
もっとも、そのような6色パターン分類といった便利な機能があるとはいえ、必ずしもそれだけで常に確実に売買利益を上げることができるとは限らない。なぜなら、6色パターン分類の推移は必ずしも規則的に現れるとは限らず、しばしば6色パターンの到来順序に狂いを生じ、これが原因で買いタイミングや売りタイミングを誤ることがあるからである。そのため、確実に買いタイミングや売りタイミングを掴むためには、単に6色パターンに頼るのみならず、短期、中期、長期各足の絡み(個々の足の長さ、それらの足の乖離、終値との距離等々)をも把握する必要があり、これは初心者にとっては負担が大きく、使い勝手が悪いという問題点があった。
特開2003−118268号公報 特開2003−85381号公報
このような問題点を解決するための1つの案としては、買いタイミングや売りタイミングを得るために必要な高度な判断を熟練者の知識が組み込まれたコンピュータにより実現させることによって、将来予測を行うと共に、こうして得られた将来の予測結果を、当該チャートの未来領域に具体的に描き出すことによって視覚化することが考えられる。このような手法によれば、初心者であっても、単にチャートの未来領域における表示を観察するだけで、売り買いに必要な情報を容易に取得することができる。
ところで、この種の株価チャートにおいては、ローソク足チャートのように、始値・高値・安値・終値といった瞬時値情報を用いて表すものと、移動平均線チャートのように所定の平均化時間を基準とする移動平均値を用いて表すものと、上げ下げのパーセントに基づくものといったような様々なものが存在する。それらのチャートにおいて、将来の予測値を図表化して描くためには、いくつかの問題点が存在する。
すなわち、例えば、ローソク足において、将来の予測値を図表化して描こうとした場合、もともと、ローソク足は、始値・高値・安値・終値が分からなければ描くことはできないが、それらの値を正確に予測することは至難の業であり、そのため、ローソク足チャートにおいて将来を予測した場合、せいぜい上昇トレンド又は下降トレンドにあることを示す矢印を描く程度のことしかできず、利用者に対して必ずしも有効な情報を与えることができない。
また、移動平均線を利用するチャートにあっては、それを描くための情報としては移動平均値が予測できれば足りるため、将来の予測結果を図表化することは比較的に容易ではあるが、過去の移動平均値の推移のみに基づき将来を正確に予測することは必ずしも容易なことではなく、また移動平均値曲線それ自体には売り買いのポイントを的確に表示する術がないため、仮に将来の予測値を移動平均値の形で描いたとしても、それをもって利用者に有効な情報を提供できるとは限らない。
また、上がり又は下がりの程度をパーセント(割合)で示すようにしたチャートにあっては、変動幅が100%で制限されるため、変動幅が特に大きな銘柄等にあっては、高値圏又は底値圏における売り買いのタイミングを把握することが困難となり、将来予測は比較的容易である反面、利用者にとっては高値圏又は底値圏における判断が難しいという難点がある。
このように、従来株価チャートには、瞬時値をベースとするもの、平均値をベースとするもの、パーセント(割合)をベースとするものといった様々なものが存在するが、それらのチャートに予測値の表示という手法を導入しようとすると、いずれのチャートにあっても一長一短があり、ユーザに対して必ずしも有効な情報を与えることができないという問題点が指摘されていた。
加えて、従来の株価予測手法としては、一般に、過去における株価の推移を類型化する一方、これに現在の株価の状況を当て嵌めて将来予測を行うものであるため、その時々の状況に合わせて適切な株価予測を行うためには、相当多数の過去のデータの蓄積が必要とされると共に、それでも株価の変動要因は区々であるため、必ずしも、正確な株価予測は原理上からみても限界があると言う問題点も指摘されている。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、将来予測を的確に行うことができると共に、予測結果を図表化して描くことが容易であり、描かれた図表によって、ユーザに対し売り買いのタイミングを把握するに必要な情報を的確に提供することができ、しかも、過去における価格推移等のデータに依存することなく予測を行うことが可能なチャートの生成表示装置を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有する増田足チャートの生成表示装置によって解決することができる。
すなわち、この増田足チャートの生成表示装置は、株、債権、為替、商品などのように市場で取引される対象物の価格動向を、日足、週足、又は月足に係る短期増田足曲線、中期増田足曲線、及び長期増田足曲線からなる3本の増田足曲線を使用して表現することを前提とする。
この増田足チャートの生成表示装置には、基礎データ記憶手段と、増田足曲線生成描画手段と、増田未来足曲線生成描画手段とが備えられている。
基礎データ記憶手段には、現時点より所定期間遡る一連の日値列、週値列、及び月値列、それら一連の日値列、週値列、及び月値列のそれぞれに関する一連の短期移動平均値列、中期移動平均値列、及び長期移動平均値列、並びに、日足、週足、及び月足の各上下端を規定する一対の隣接移動平均値列、及びそれらの日足、週足、及び月足の陰陽の別(すなわち、上昇傾向の「足」(例えば、ピンク色)か、減少傾向の「足」(例えば、ブルー色)かの別)を示す足色値列が基礎データとして記憶されている。
また、増田足曲線生成描画手段は、基礎データ記憶手段に記憶された基礎データに基づいて、日足、週足、又は月足に関する短期、中期、及び長期の増田足曲線を生成描画する機能を有する。
さらに、増田未来足曲線生成描画手段は、基礎データ記憶手段に記憶された基礎データに基づいて、日足又は週足に関する短期、中期、及び長期の増田未来足曲線を生成描画する機能を有するものである。そして、特に重要な点は、この増田未来足曲線生成描画手段は、未来所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する中期増田未来日足曲線生成描画手段を含むことにある。
すなわち、基礎データ記憶手段に記憶された基礎データに基づいて、日足、週足、又は月足に関する短期、中期、及び長期の増田足曲線を描画すると共に、それに加えて、日足又は週足に関する短期、中期、及び長期の増田未来足曲線についても生成描画させることができる。そして、特に増田未来足曲線としては、未来所定日数分の中期増田未来日足列が生成描画される。
このような構成によれば、増田足チャートにおいては、短期増田日足曲線は一般に経済活動の一週を、中期増田日足曲線は経済活動の一月を、長期増田日足曲線は経済活動の四半期を代表することが多いため、それらの中で最も経済活動のトレンドを反映しやすい中期増田日足曲線をベースとすることから、増田足チャートの未来足領域には、値動きのトレンドの変化を中期増田日足曲線をもって明瞭に表示させることが可能となる。
加えて、この中期増田未来日足曲線によれば、それを構成する一対の移動平均値から終値を安定的に逆算することができるため、これをもって増田足チャートを構成する短期未来日足曲線を正確に再現させることもできる。
この発明の好ましい実施の形態においては、中期増田未来日足曲線生成描画手段が、本日の日値と明日以降所定日数分の各日のそれぞれから中期区間相当日数分だけ遡った各日の日値のそれぞれとの乖離値列を求めると共に、それらの乖離値列の極性別個数内訳を求め、大多数がいずれの極性に属するかの判断結果に応じて、所定ルールにしたがって明日以降所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する第1の中期増田未来日足列生成描画手段を含むようにしてもよい。
このような構成によれば、本日値と未来所定日数のそれぞれから中期相当の日数分遡った日の各日値のそれぞれとの乖離を踏まえた上で、所定のルールに従って未来所定日数分の中期増田未来日足列を生成するようにしているため、比較的予測精度の高い中期増田未来日足曲線を正確に描画することができる。
また、好ましい他の実施の形態においては、直近の所定日数分の中期増田日足列において、第1の足色値が所定本数以上連続する状態から第2の足色値が所定本数以上本日に至るまで連続すると言った足色値の変化が検出されたとき、所定のルールにしたがって明日以降所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する第2の中期増田未来日足列生成描画手段を含むようにしてもよい。
このような構成によれば、中期増田未来日足曲線の性質として、第1の足色が所定本数以上連続する状態から第2の足色が所定本数以上最新の日足に至るまで連続する状態への変化が存在すると、以後第2の足色がそれ以降継続する傾向が強いため、これをもって、上述の中期相当日数だけ離れた日値同士の乖離を見ることなく、直ちに中期増田未来日足の描画が可能となり、描画処理をその分だけ簡素化することができる。
また、好ましい他の実施の形態においては、本日の日値と明日以降所定近日数分の各日のそれぞれから中期区間相当日数分だけ遡った各日の日値のそれぞれとの乖離値列を求めると共に、それらの乖離値列の絶対値が所定値を越えるか否かの判断結果に応じて、所定のルールにしたがって明日以降所定近日数分の中期増田未来日足列を修正する修正手段をさらに含むようにしてもよい。
このような構成によれば、全体としては中期相当日数分だけ離れた日値同士の乖離を参考としつつも、未来直近所定日数分の中期増田未来日足についてはより精度の高い予測結果をもって修正されるため、全体として中期増田未来日足曲線の精度を向上させることができる。
また、好ましい他の実施の形態においては、中期増田未来日足曲線生成描画手段により生成された明日以降所定日数分の中期増田未来日足列に基づいて、明日以降所定日数分の短期増田未来日足列を生成して描画する短期増田未来日足曲線生成描画手段をさらに含むものであってもよい。
このような構成によれば、増田足チャートの未来領域には、中期増田未来日足曲線のみならず、短期増田未来日足曲線についても明瞭に描かれるため、短期中期いずれの増田足曲線についても将来の推移を確かな確度で知らしめることができ、それらの絡みを考慮することで将来予測をより的確に行うことが可能となる。
また、好ましい他の実施の形態においては、短期増田未来日足曲線生成描画手段が、日値列仮算出手段と、短期移動平均値列仮算出手段と、足色決定手段と、短期増田未来日足列生成描画手段とを含むように構成してもよい。
ここで、日値列仮算出手段は、中期増田未来日足曲線生成描画手段により生成された明日以降所定日数分の中期増田未来日足列から逆算して求められた明日以降所定日数分の中期移動平均値列に基づいて、明日以降所定日数分の日値列を仮算出する。
短期移動平均値列仮算出手段は、日値列仮算出手段にて算出された明日以降所定日数分の日値列に基づいて、明日以降所定日数分の短期移動平均値列を仮算出する。
足色決定手段は、今日の日値と今日の短期移動平均値との大小比較の判断結果に応じて、所定のルールにしたがって明日の短期増田未来日足の足色を決定する。
短期増田未来日足列生成描画手段は、短期移動平均値列仮算出手段により得られる短期移動平均値列に基づいて算出される短期増田未来日足列の明日以降直近所定本数の足色の全てが、足色決定手段にて決定された明日の短期増田未来日足の足色と同一か否かの判断結果に応じて、所定のルールにしたがって明日以降所定日数分の短期増田未来日足列を描画する。
このような構成によれば、日値列仮算出手段にて算出された未来所定日数分の日値列に基づいて、未来所定日数分の短期移動平均値列を仮算出すると共に、陰陽色決定手段により明日の短期増田未来日足の陰陽色を決定し、さらに短期増田未来日足列の未来直近所定本数の陰陽色の全てが、陰陽色決定手段にて決定された明日の短期増田未来日足の陰陽色と同一か否かの判断結果を踏まえて、未来所定本数の短期増田未来日足列を描画するようにしているため、こうして得られた未来所定本数の短期増田未来日足列の予測精度が一層向上することとなる。
また、好ましい他の実施の形態においては、昨日以前所定日数分の長期増田日足曲線の延長線上に、明日以降所定日数分の長期増田未来日足列を生成して描画する長期増田未来日足列生成描画手段をさらに含む、ようにしてもよい。
このような構成によれば、増田足チャートの未来領域には、中期増田未来日足曲線、短期増田未来日足曲線、長期増田未来日足曲線を描くことができる。
また、好ましい他の実施の形態においては、長期増田未来日足列生成描画手段は、変化分算出手段と、長期移動平均値列算出手段と、長期増田未来日足列描画手段と、修正手段とを含むように構成してもよい。
ここで、変化分算出手段は、今日の長期移動平均値と今日より所定日数遡った日の長期移動平均値とを結ぶ直線における1日あたりの変化分を算出する。
長期移動平均値列算出手段は、変化分算出手段にて算出された1日あたりの変化分と本日の長期移動平均値とに基づいて、日足に関する明日以降所定日数分の長期移動平均値列を算出する。
長期増田未来日足列描画手段は、長期移動平均値列算出手段にて算出された未来所定日数分の長期移動平均値列に基づいて、未来所定日数分の長期増田未来日足列を生成して描画する。
修正手段は、本日の日値と明日以降所定近日数分の各日のそれぞれから長期区間相当日数分だけ遡った各日の日値のそれぞれとの乖離値列を求めると共に、その乖離の絶対値が所定値を越えるか否かの判断結果に応じて、所定のルールにしたがって明日以降直近所定日数分の長期増田未来日足列を修正する。
このような構成によれば、短期、中期、長期増田未来日足列を生成することに加え、特に長期増田未来日足列の生成を高精度に行うことができる。
また、好ましい他の実施の形態においては、増田未来足曲線生成描画手段は、未来所定週数分の短期増田未来週足列、中期増田未来週足列、及び長期増田未来週足列のそれぞれを生成して描画する増田未来週足列生成描画手段をさらに含むように構成してもよい。
このような構成によれば、増田足チャートの未来足領域には、必要により、増田未来日足曲線に代えて、増田未来週足曲線を描くことも可能となる。
好ましい他の実施の形態においては、増田未来週足列生成描画手段が、第1の乖離極性算出手段と、第2の乖離極性算出手段と、足色決定手段と、短期増田未来週足描画手段と、中期増田未来週足描画手段と、長期増田未来週足列描画手段とを含む、ようにしてもよい。
ここで、第1の乖離極性算出手段は、今週の週値と来週以降所定週数分の各週のそれぞれから短期区間相当週数分だけ遡った各週の週値のそれぞれとの乖離の極性を求める。
また、第2の乖離極性算出手段は、今週の週値と来週以降所定週数分の各週のそれぞれから中期区間相当週数分だけ遡った各週の週値のそれぞれとの乖離の極性を求める。
足色決定手段は、今週の週値と来週から短期区間相当週数分だけ遡った週の週値との大小関係の判断結果に基づいて、所定のルールにしたがって来週の短期未来週足の足色を決定する。
短期増田未来週足描画手段は、第1の乖離極性算出手段にて算出された一連の乖離極性列を予め用意された類型パターンと照合すると共に、その照合結果に応じて、所定のルールにしたがって、来週以降所定週数分の短期増田未来週足を描画する。
また、中期増田未来週足描画手段は、第2の乖離極性算出手段にて算出された一連の乖離極性列の極性別個数内訳において正負いずれの個数が優勢であるかの判断結果に応じて、所定のルールにしたがって、来週以降所定週数分の中期増田未来週足列を描画する。
さらに、長期増田未来週足列描画手段は、今週の長期移動平均値と今週より所定週数遡った週の長期移動平均値とを結ぶ直線における1週あたりの変化分を算出すると共に、算出された1週あたりの変化分と今週の長期移動平均値とに基づいて、来週以降所定週数分の長期移動平均値列を算出し、算出された長期移動平均値列に基づいて、来週以降所定週数分の長期増田未来週足列を生成して描画する。
このように、本発明の増田足チャートの生成表示装置によれば、従前から存在した通常の短期、中期、長期増田足曲線に加えて、その未来領域には、短期、中期、長期の増田未来日足及び週足曲線を描くことができ、これに基づいて、ユーザは株、債権、為替、商品などのように市場で取引される各種の対象物の動向価格を、実際に図示された将来の値動きを参照しながら、その売り買いのタイミングを適切に把握することができるのである。
なお、以上の増田足チャートの生成表示装置は、別の観点から見れば、コンピュータを、上述の増田足チャートの生成表示装置として機能させるためのコンピュータプログラムとしても把握することができることは勿論である。
本発明によれば、株、債権、為替、商品などのように市場で取引される対象物の価格動向を、日足、週足、又は月足にかかる短期増田足曲線、中期増田足曲線、及び長期増田足曲線からなる3本の増田足曲線を使用して表現する増田足チャートにおいて、これに新たに増田未来足チャート表示領域を設けると共に、この領域には、必要に応じて、短期、中期、長期の増田未来日足、週足を表示させることができ、これに基づいてユーザは、上記対象物の将来における価格動向を適切に把握しつつ、売り買いのタイミングを認識することが可能となる。
以下に、この発明に係る増田足チャートの生成表示装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施の一形態であるクライアント・サーバ方式による株価チャート表示システムの構成図が図1のブロック図に概念的に示されている。
同図に示されるように、この株価チャート表示システム100は、サーバ装置(Webサーバ)10とクライアント機(例えば、パソコン、PDA、携帯電話機など)20とをインターネット40を介して接続可能に構成してなるものである。なお、図において30は証券取引所などの株価情報発行元である。
サーバ装置の構成を示すブロック図が図2に示されている。同図に示されるように、サーバ装置10は、本体部101と入力部102と出力部103とを含んでいる。
本体部101は、中央処理部101aと株価記憶部101bと足データ記憶部101cとを含んでいる。
中央処理部101aは、サーバ装置としての機能を実現するために必要なコンピュータプログラムを記憶するプログラム記憶装置101a−2と、プログラム記憶装置101a−2に記憶されたコンピュータプログラムを適宜に読み出して実行することにより、サーバ装置としての各種の機能を実現するCPU101a−1とを含んでいる。プログラム記憶装置101a−2に記憶されたコンピュータプログラムとしては、後に図6以降のフローチャートを参照して説明される各種のコンピュータプログラムを挙げることができる。
株価記憶部101bは、この例では、サーバ装置10の内部に設けられたハードディスクの記憶エリアの一部割り当てにより実現されている。この株価記憶部101bには、予め決められた一群の銘柄のそれぞれに関する直近の所定最大期間分の株価情報を含むデータベースが記憶されている。このデータベースは、後に詳細に説明するように、入力部102を構成する送受信部102bの作用により、株価情報発行元30からインターネットを介して取得される株価情報(この例では東証一部の約1660銘柄を含む)に基づいて構築されたものである。
株価記憶部101bに記憶されたデータベースに含まれる株価情報の一例が図4に示されている。同図に示されるように、この株価情報は、1つの株銘柄に対し、株価情報が取得された「日付」と「始値」と「高値」と「安値」と「終値」と「出来高」とを、1日分のデータとして関連づけして記憶させることにより構成されている。なお、「日付」は、例えば日足においては、短期終値平均値の算出を行う場合に、当日と、1つ前と、2つ前の株価(終値)を特定する際に参照される。
本実施の形態では、日足の作成には、最新の450日分の日足(終値)データが、週足の作成には、最新の192週分の週足(終値)データが、月足の作成には、最新の176月分の月足(終値)データがそれぞれ使用される。そのため、株価記憶部101bには、これらの演算を行うために必要な少なくとも所定最大日数(N日)分の株価情報が記憶されることとなる。
足データ記憶部101cには、日足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する日足記憶部101c−1と、週足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する週足記憶部101c−2と、月足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する月足記憶部101c−3が含まれている。
足データ記憶部101cの日足記憶部101c−1、週足記憶部101c−2、月足記憶部101c−3にそれぞれ保存される足データの内容が図5に示されている。
同図に示されるように、日足記憶部101c−1には、各株銘柄毎に、3日〜D日目(D日目を最新日と仮定)における短期・中期・長期の終値平均値と各日の終値(今回終値)とが各日の日付と共に記憶されている。
なお、「日付」は、日足データ算出の基準となる日であり、例えば、日足における短期終値平均値を算出する場合は、3日目に該当する日(当日)が、7月10日とすると、演算には、7月9日と7月8日の株価(終値)が必要であり、この場合に、終値短期平均値を算出した日である7月10日が記憶される。
また、データの先頭が「3日目」となっているのは、日足データとしての短期終値平均値の算出には、それ以前の2日分の終値平均値が必要とされるためである。同様の理由から、中期終値平均値が保存されるのは25日目以降であり、長期終値平均値が保存されるのは75日目以降となる。
週足記憶部101c−2には、各株銘柄毎に、3週目〜W週目までの各週の短期・中期・長期の終値平均値と各週の終値(その週の最終日とされる日の終値)とが日付と共に記憶される。
なお、「日付」は、週足データ算出の基準となる日であり、例えば、週足における短期終値平均値を算出する場合は、3週目に該当する日(当日が、7月10日とすると、演算には、例えば、先週にあたる7月2日と先々週にあたる6月25日の株価(終値)が必要であり、この場合に、終値平均値を算出した日である7月10日)が記憶される。
また、データの先頭が「3週目」となっているのは、週足データとしての短期終値平均値の算出には、それ以前の2週分の終値平均値が必要とされるためである。同様の理由から中期終値平均値が保存されるのは13週目以降であり、長期終値平均値が保存されるのは26週目以降となる。
月足記憶部101−3には、各株銘柄毎に、3月目〜M月目までの各月の短期・中期・長期の終値平均値と各月の終値(その月の最終日とされる日の終値)とが日付と共に記憶される。
なお、「日付」は、月足データ算出の基準となる日であり、例えば月足における短期終値平均値を算出する場合は、3月目に該当する日(当日が7月31日とすると、演算には、例えば、先月にあたる6月30日と先々月にあたる5月30日の株価(終値)が必要であり、この場合に終値平均値を算出した日である7月31日)が記憶される。
また、月足記憶部におけるデータの先頭が「3月目」となっているのは、月足データとしての短期終値平均値の算出には、それ以前の2月分の終値平均値が必要とされるためである。同様の理由から、中期終値平均値が保存されるのは、12月目以降であり、長期終値平均値が保存されるのは、36月目以降となる。
再び、図2に戻って、入力部102には、キーボード102aと送受信部102bと図示しないマウスなどのポインティングデバイスが含まれている。キーボード102aは、会社情報の登録や会社の株価情報の随時入力などに使用される他、後述する出力部103としてのディスプレイ装置103aに所望の銘柄のチャートを表示する際に、その銘柄の銘柄(又は、便宜上銘柄コード)を入力するためにも使用される。
株価情報発行元30で取り扱っている株の銘柄数は、店頭銘柄も含めると、約4800銘柄にも及ぶ。これらの株価情報を終値が発表される午後3時以降に、全てキーボード102aから手入力することは、多大なる時間と労力を必要とする上、入力ミスも避けがたい。そのため、株価情報発行元30である例えば証券取引所から提供される株価情報をインターネット40を介してオンラインで取り込むための送受信部102bが設けられている。なお、キャッシュメモリ102b−1は、送受信手段102bを介して取り込まれた株価情報の一時記憶手段として記憶される。
出力部103は、本体部101に接続されたディスプレイ装置103aとプリンタ装置103bとを含んで構成される。ディスプレイ装置103a並びにプリンタ装置103bは、処理部101aが有するプログラム記憶装置101a−2に記憶されたプログラムに従って、入力部102から株価や株価に関する情報を入力するための入力画面を表示並びにプリントアウトしたり、足データ記憶部101cに格納された日足・週足・月足の各データに基づいて、日足・週足・月足に関する短期・中期・長期の増田足曲線などなどを表示及びプリントアウトする。
なお、増田足曲線を表示並びにプリントアウトする動作は、クライアント機における動作と基本的には同様であるから、クライアント機における該当する動作の説明に委ねることとする。
次に、クライアント機(例えば、パソコン、PDA、携帯電話機などで構成される)20について説明する。クライアント機の構成を示すブロック図が図3に示されている。
同図に示されるように、クライアント機20についても、本体部201と入力部202と出力部203とを含んでいる。
本体部201は、中央処理部201aと足データ記憶部201bとを含んでいる。中央処理部201aは、サーバ装置としての機能を実現するために必要なコンピュータプログラムを記憶するプログラム記憶装置201a−2と、プログラム記憶装置201a−2に記憶されたコンピュータプログラムを適宜読み出して実行することにより、クライアント機としての各種の機能を実現するCPU201a−1とを含んでいる。プログラム記憶装置201a−2に記憶されたコンピュータプログラムとしては、後にフローチャートを参照して説明される各種のコンピュータプログラムを挙げることができる。
足データ記憶部201bには、クライアント機20からの送信リクエストに応じてサーバ装置10から返送された1又は2以上の銘柄に関する、日足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する日足記憶部201b−1と、週足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する週足記憶部201b−2と、月足の短期・中期・長期の増田足曲線を描画するに必要な足データを記憶する月足記憶部201b−3が含まれる。
なお、足データ記憶部201bの日足記憶部201b−1、週足記憶部201b−2、月足記憶部201b−3にそれぞれ格納される足データの内容は、先に図5を参照して説明したサーバ装置10の日足記憶部101c−1、週足記憶部101c−2、月足記憶部101c−3に格納される足データの内容と基本的には同様であるから説明は省略する。
再び、図3に戻って、入力部202には、キーボード202aと送受信部202bと図示しないマウスなどのポインティングデバイスが含まれている。キーボード202aは、クライアント機20からサーバ装置10へと各種の指示操作を行うために使用される。この指示操作には、送信リクエストに対する銘柄指定操作、日足・週足・月足といった足種別の指定操作、短期・中期・長期といった平均化期間の指定操作、パターン別出現数データの送信要求操作、などなどが含まれる。また、送受信部202bは、クライアント機20とサーバ装置10との間のインターネットを経由する通信に使用される。
出力部203は、本体部201に接続されたディスプレイ装置203aとプリンタ装置203bとを含んで構成される。ディスプレイ装置203a及びプリンタ装置203bは、足データ記憶部201bに格納された日足・週足・月足の各データに基づいて、日足・週足・月足に関する短期・中期・長期の増田足曲線などなどを表示並びにプリントアウトするために使用される。
次に、サーバ装置10のソフトウェア構成について説明する。サーバ装置の動作内容を示す概略フローチャートが図6に示されている。
同図において、処理が開始されると、まず、データベース構築のために株価情報入力処理(ステップ101)が実行される。株価情報入力処理(ステップ101)の詳細が図7のフローチャートに示されている。
同図に示されるように、株価入力処理においては、まず当日の株価をインターネットを介して受信して(ステップ201)、キャッシュメモリ102b−1に書き込んだ後(ステップ202)、キャッシュメモリ102b−1にデータがあることをチェックする(ステップ203)。
キャッシュメモリ102b−1にデータがあれば(ステップ203YES)、キャッシュメモリ102b−1から1件目のデータを読み出し(ステップ204)、読み出したデータの銘柄をキーとして株価記憶部101bを検索する(ステップ205)。
株価記憶部101bにそのデータが存在すれば(ステップ206YES)、当日分の株価を株価記憶部101bに書き加えるのに対して(ステップ209)、株価記憶部101bにそのデータが存在しなければ(ステップ206NO)、当日分の株価と銘柄情報とを新たに株価記憶部101bに書き込んだ後(ステップ207)、エラーとして銘柄、株価、日付などをプリントアウトする(ステップ208)。
以上の動作(ステップ205〜209)を、キャッシュメモリ102b−1のデータがなくなるまで(ステップ210NO)、キャッシュメモリ102b−1から次々とデータを読み出す度に(ステップ211)、繰り返し実行する。
これにより、株価記憶部101b内には、株価情報発行元からインターネットを介して取得される株価情報に基づいて、一群の銘柄のそれぞれに関する直近の所定最大期間分の株価情報を含むデータベースが構築される(図4参照)。
図6に戻って、株価情報入力処理(ステップ101)が終了すると、続いて、当日入力ありを条件として(ステップ102YES)、足データ作成処理(ステップ103)が実行される。足データ作成処理(ステップ103)の詳細を示すフローチャートが図8に示されている。同図に示されるように、足データ作成処理においては、まず、株価記憶部101bから1件目の銘柄のデータを読み出した後(ステップ301)、その銘柄のデータに基づいて、日足、週足、月足の各足について、短期、中期、長期の終値移動平均値(MA1、MA2、MA3)を演算により求める(ステップ302)。
しかる後、足データ記憶部101cから該当する銘柄のデータを読み出し(ステップ303)、該当するデータの有無を判定する(ステップ304)。ここで、該当するデータ有りと判定されるときには(ステップ304YES)、足データ記憶部の該当銘柄データに演算値(MA1,MA2,MA3)を書き加えるのに対して(ステップ305)、該当データ無しと判定されるときには(ステップ304NO)、その演算値(MA1,MA2,MA3)と銘柄情報とを新たに足データ記憶部に書き込んだ後(ステップ306)、エラーとして、銘柄、演算結果、日付などをプリントアウトする(ステップ307)。
以上の動作(ステップ302〜307)を、株価記憶部101bのデータがなくなるまで(ステップ308)、実行する。
これにより、足データ記憶部101c内には、日と週と月とから選ばれた少なくとも1の時間単位における基準時の直近の短期間、中期間、長期間の株価の移動平均値のそれぞれを求めるための演算を、データベース上の予め決められた銘柄それぞれの株価情報に基づいて実行した結果として求められた短期間、中期間、長期間の株価の移動平均値データ列が、銘柄別に記憶されることとなる(図5参照)。
再び、図6に戻って、足データ作成処理(ステップ103)が終了すると、続いて、受信チェックを行いつつ(ステップ104)、クライアント機20からの送信リクエスト待機状態となり(ステップ105)、この状態においてクライアント機20から送信リクエストが到来すると(ステップ105YES)、当該クライアント機20に対して、送信リクエストに対するレスポンスとして、足データ記憶部101cに格納された足データが送信される(ステップ106)。
なお、クライアント機20からの送信リクエストには、銘柄指定データ、足種別(日足、週足、月足)指定データ、平均化期間(短期、中期、長期)指定データなどなどが含まれており、サーバ装置10からクライアント機20に対するレスポンスはこれらの指定データに従って実行される。
次に、クライアント機20のソフトウェア構成について説明する。クライアント機の動作内容を示す概略フローチャートが図9に示されている。
同図に示されるように、クライアント機20はサーバ装置10に対して送信リクエストを送信した後(ステップ401)、サーバ装置10からのレスポンス到来を待機する状態となる(ステップ402,403)。この送信リクエストには、銘柄指定データが少なくとも含まれている。
この状態において、クライアント機20からの送信リクエストに対するレスポンスとして足データが到来すると(ステップ403YES)、それらのデータはクライアント機20に受信されて、足データ記憶部201bに格納される(ステップ404)。
しかる後、増田足表示処理(ステップ405)が実行される。増田足表示処理の詳細を示すフローチャートが図10に示されている。
図10において処理が開始されると、まず、データ最大値Dに「450」をセットし(ステップ501)、さらに日足記憶部6aから最新の450日分の足データを読み込み(ステップ502)、さらにポインタNに初期値「2」をセットした後、ポインタNの値を+1しては(ステップ509)、ポインタ(N)と(N−1)とで指定される相前後する一対のデータの大小比較結果に基づいて(ステップ504)、3つの処理(ステップ505,506,507)のいずれかを実施する処理を、ポインタNの値が最大値Dに達するまで繰り返し、ポインタNの値が最大値Dに達するのを待って(ステップ508NO)、処理を終了する。
ここで、第1の処理(ステップ505)は、終値平均値(N)が終値平均値(N−1)よりも大きい場合に実施されるものであって、この場合、終値平均値(N)を上線、終値平均値(N−1)を下線としてN日目に所定幅のバーグラフを「ピンク」で表示する。
また、第2の処理(ステップ506)は、終値平均値(N)のほうが終値平均値(N−1)よりも小さい場合に実施されるものであって、この場合、終値平均値(N)を下線、終値平均値(N−1)を上線としてN日目に所定幅のバーグラフを「ブルー」で表示する処理が実行される。
これに対して、第3の処理(ステップ507)は、終値平均値(N)と終値平均値(N−1)とが一致する場合に実施されるものであって、この場合1つ前の色と同一のもので横一本の直線が描かれる。
終値平均値の算出例が図11に、増田足による日足短期線の一例を示す図が図12にそれぞれ示されている。
図11に示されるように、終値3日平均値の値は、相前後する3日間の終値の総加算値を「3」で除したものとされる。例えば、図において、3日目の終値3日平均値の値は、1日の終値が「800」、2日目の終値が「1000」、3日目の終値が「1200」であるから、(800+1000+1200)÷3=1000として求められる。
一方、こうして求められた終値3日平均値によって、図12に示されるように、増田足による日足短期線が描かれる。図から明らかなように、増田足による各日足は、相前後する終値3日平均値を上線又は下線とするバーとして表される。
このバーの色は、陽線の場合(先の終値3日移動平均値の値よりも後の終値移動平均値のほうが高い場合)には第1の色(例えば、ピンク色(P))とされ、逆に陰足(先の終値3日平均値よりも後の終値3日平均値のほうが低い場合)には第2の色(例えば、ブルー色(B))とされる。なお、これら増田足の描き方については既に本出願人により各種の公開公報により開示されているからこれ以上の説明は省略する。
次に、本発明の要部であるところの未来足生成描画処理について説明する。従前の増田足チャートの生成表示装置にあっては、出願人の各種公開公報に開示されるように、ディスプレイの画面上において、横軸に時間軸を且つ縦軸に株価軸をとった2次元座標上に、短期、中期、長期の増田足を描くようにしている。
また、場合によっては、そのような画面は上下に2分割され、上部の領域には増田足チャートをまた下部の領域にはローソク足チャートを描き、それらを時間軸整合させることによって、下部領域において4本値(始値、高値、安値、終値)を表示する一方、上部領域においては、日足、週足、月足の1以上について、短期、中期、長期の増田足チャートを描くようにしている。
ここで、一般に、日足の計算のためには、毎日の終値が使用され、週足の計算のためには週末の終値が、月足については月末の終値が使用される。もっとも、週足の場合、日々仮の終値として、毎日の終値が使用され、月足においても日々仮の終値として、毎日の終値が使用される。
また、日足の短期、中期、長期の各足を決定するための移動平均値としては、3日移動平均値、25日移動平均値、75日移動平均値がそれぞれ使用される。同様にして、週足における短期、中期、長期の各足を決定するための移動平均値としては、3週移動平均値、13週移動平均値、26週移動平均値がそれぞれ使用される。同様にして、月足における短期、中期、長期の各足を決定するための移動平均値にとしては、3月移動平均値、12月移動平均値、36月移動平均値がそれぞれ使用される。
日足、週足、月足のそれぞれについて、短期、中期、長期の増田足を描くに必要なデータについては、先に説明したように、インターネットを介してサーバ機10からダウンロードされる。このダウンロードは、クライアント機20をサーバ機10に接続した時点において、自動的に行われるように仕組まれている。その他、接続後にあっても、必要に応じて、サーバとの接続が行われ、その時点の終値が取得される。
一方、この発明においては、上述の通常の増田足チャート上に、新たに、未来足領域(具体的には、時間軸上において本日よりも右側の領域又は特定のウィンドウ領域)を設け、ここに通常の増田足と同様に、日足及び週足のそれぞれについて、短期、中期、長期の増田未来足を描くことを可能としている。
この実施例においては、図9のフローチャートに示されるように、未来足表示領域(図40〜図51の符号W参照)に増田未来足曲線(図40〜図51の符号C1,C2,C3)を表示させるためには、後述する先読み罫線(図40〜図51の符号L1参照)を未来足領域へと移動させる操作が必要とされている(図9、ステップ406〜408参照)。
より具体的には、この増田未来足は、日足については、3日足、25日足、75日足を用いて描かれ、また週足については3週足、13週足、26週足を用いて描かれる。これら未来足の描画のためには、新たに開発された種々のソフトウェア(処理)が利用される。以下、これらのソフトウェアについて、それぞれフローチャートを参照しながら詳細な説明を行うものとする。
まず、25日未来足作成描画処理のゼネラルフローチャートが図13に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、まず直近過去5日間(4日前、3日前、2日前、1日前、本日)の25日足が調べられる(ステップ601)。
この25日足についての処理は、図3に示されるクライアント機の構成を示すブロック図において、日足記憶部201b−1から25日足に関する陰足又は陽足の別を示す足色データ(ピンク「P」又はブルー「B」)を先頭から順次読み出すことにより行うことができる(図40(a)参照)。
図13に戻って、まず、直近5日間の25日足について色データの配列が「BBBPP」であるか(ステップ602)、それとも、「PPPBB」であるか(ステップ604)の判断が行われる。ここで、直近過去5日間の25日足が「BBBPP」とされた場合(ステップ602YES)、第1の生成描画処理(ステップ603)が実行され、「PPPBB」とされた場合(ステップ604YES)、第2の生成描画処理(ステップ605)が実行され、それらのいずれでもない場合には(ステップ602NO,604NO)、第3の生成描画処理(ステップ606)が実行された後、後述する補正処理(ステップ607)が実行される。
ここで、直近5日間の25日足について色データの配列が「BBBPP」であるとは、直近5日分の中期増田日足列において、「B」が3本以上連続する状態から「P」が2本以上本日に至るまで連続すると言った足色値の変化が検出されたとき、を意味している。一方、直近5日間の25日足について色データの配列が「PPPBB」であるとは、直近5日分の中期増田日足列において、「P」が3本以上連続する状態から「B」が2本以上本日に至るまで連続すると言った足色値の変化が検出されたとき、を意味している。
第1及び第2の生成描画処理の詳細フローチャートが図14に示されている。同図(a)に示されるように、第1の生成描画処理の場合、まず、3日前のBの足の長さが求められ(ステップ701)、その長さが0.05未満か又は0.05以上かの判断が行われる(ステップ702)。
ここで、0.05未満と判定されれば、図41に示されるように、直近7日間のBの傾きを求め、Bで延長して25日足を7本描く処理が実行される(ステップ703)。これに対して、0.05以上と判定されれば、図40に示されるように、直近7日間のBの傾きを求め、左右対称的にPで25日足を7本描く処理(ステップ704)が実行される。
一方、同図(b)に示されるように、第2の生成描画処理の場合、まず、同様にして3日前のPの足の長さが求められ(ステップ711)、その長さが0.05未満か又は0.05以上かの判定が行われる(ステップ712)。
ここで、0.05未満と判定されれば、図43に示されるように、直近7日間のPの傾きを求め、Pで延長して25日足を7本描く処理が実行される(ステップ713)。これに対して、0.05以上と判定されれば、図42に示されるように、直近7日間のPの傾きを求め、左右対称的にBで25日足を7本描く処理(ステップ714)が実行される。
このようにして、直近過去5日間の25日足の内容が「BBBPP」又は「PPPBB」である場合には、図14(a),(b)に示されるように、所定のルールに従って、7日間の中期増田未来日足列が求められ、これがディスプレイの画面上に未来足表示窓W内に中期増田未来日足曲線C2´として表示されることとなる(図40〜図43参照)。
なお、図40乃至図51において、Wは未来足表示窓、L1は先読み罫線、L2は3日罫線、C1は短期増田日足曲線、C2は中期増田日足曲線、C3は長期増田日足曲線、C1´は短期増田未来日足曲線、C2´は中期増田未来日足曲線、C3´は長期増田未来日足曲線、t0は本日の時点、t1,t2〜tnは過去1日目,2日目〜n日目の時点、t1´,t2´〜tn´は未来1日目,2日目〜n日目の時点である。
一方、第3の生成描画処理の詳細フローチャートが図15に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、まず、未来7日のそれぞれの想定終値(本日の終値)と25日前終値との乖離A(1)〜A(7)の算出処理(ステップ801)が実行される。
この乖離A(1)〜A(7)の算出処理の詳細フローチャートが図16に示されている。同図に示されるように、まず、本数ポインタn=1、平均化日数ポインタm=24の初期設定を行った後(ステップ901)、本日の終値とm日前の終値との乖離の極性A(n)を求める処理(ステップ902)が、ポインタnの値を+1インクリメントし、かつポインタmの値を−1デクリメントしながら、ポインタnの値が「8」に達するまで(ステップ904NO)、繰り返される。その結果、この処理によって、乖離の極性A(1)〜A(7)が求められる。
図15に戻って、乖離A(1)〜A(7)の算出処理(ステップ801)が完了すると、続いて乖離A(1)〜A(7)の極性別個数内訳が調べられる(ステップ802)。すなわち、乖離A(n)を定義する下記の数式

A(n)=1−m日前の終値/本日の終値

から明らかなように、m日前の終値よりも本日の終値の方が高ければ、乖離A(n)の極性はプラスとなり、逆に、m日前の終値よりも本日の終値の方が低ければ、乖離A(n)の極性はマイナスとなる。
このとき、乖離A(1)〜A(7)のうちの5個以上がプラスと判定されると(ステップ803YES)、これに対応する5個以上プラス時描画処理(ステップ805)が実行される。また、5個以上マイナスと判定されると(ステップ804YES)、これに対応して5個以上マイナス時描画処理(ステップ806)が実行される。さらに、それらのいずれでもないと判定されると(ステップ803NO,804NO)、その他の描画処理(ステップ807)が実行される。なお、それらのいずれでもないと言うことは、プラスが3個又は4個であることを意味している。
5個以上プラス時描画処理の詳細フローチャートが図17に示されている。同図において処理が開始されると、まず、その5個以上の数値の絶対値が全て2%以下、かつ、今日、昨日の25日足の長さが0.25%以上かどうかの判定が行われる(ステップ1001)。ここで、判定結果が肯定されれば(ステップ1001YES)、直近7日間の傾きで(図39(b)の傾き算出方法参照)、Pの25日足を7本描く処理(ステップ1002)が実行される(図44参照)。
これに対して、上記の判定処理が否定されると(ステップ1001NO)、さらに、Pが0、かつプラスの数が6個以下であるか否かの判定が行われる(ステップ1003)。ここで、この判定が肯定されれば(ステップ1003YES)、最近7日間のBの傾きで、Bの25日足を7本描く処理(ステップ1004)が実行される(図46参照)。
一方、上記の判定処理が否定されれば(ステップ1003NO)、7日前まで遡って、Pの25日足が連続3日以上あればその傾きで、3日未満であればBの傾きを求め、それと左右対称的な傾きでPの25日足を7本描く処理(ステップ1005)が実行される(図45参照)。
5個以上マイナス時描画処理の詳細フローチャートが図18に示されている。同図において処理が開始されると、まず、その5個以上の数値の絶対値が全て2%以下、かつ、今日、昨日の25日足の長さが0.25%以上かどうかの判定処理が実行される(ステップ1101)。ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ1101YES)、直近7日間の傾きで、Bの25日足を7本描く処理(ステップ1102)が実行される(図47参照)。
これに対して、上記の判定が否定されれば(ステップ1101NO)、さらにBが0、かつプラスの数が6個以下であるか否かの判定が行われる(ステップ1103)。ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ1103YES)、最近7日間のPの傾きで、Pの25日足を7本描く処理(ステップ1104)が実行される(図49参照)。
一方、上記の判定が否定されれば(ステップ1103NO)、7日前まで遡って、Bの25日足が連続3日以上あればその傾きで、3日未満であればピンクの傾きを求め、それと左右対称的な傾きでBの25日足を7本描く処理(ステップ1105)が実行される(図48参照)。
その他の描画処理の詳細が図19に示されている。同図において処理が開始されると、まず、本日から7日前まで遡って、同じ色が2日以上連続している足の色を傾きで25日足を7本描く処理(ステップ1201)が実行される(図51参照)。なお、傾きの求め方については、図39(b)を参照されたい。
このように、25日未来足生成描画処理においては、まず、最近過去5日間の25日足が調べられ(ステップ601)、それが「BBBPP」の配列であれば(ステップ602)、それは下降トレンドから上昇トレンドへの転換の可能性が高いと見て、所定のルールに従った描画処理(ステップ603)を実行し、同様に「PPPBB」であれば、上昇トレンドから下降トレンドへと転換した可能性が強いと見て、所定のルールに従った描画処理(ステップ605)を行うのである。一方、それらのいずれでもなければ、他の描画処理(ステップ606)を実行することによって、個々に具体的な対応に従って描画処理を行うようにしているのである。
こうして3種類の描画処理(ステップ603,605,606)が終了すると、補正処理(ステップ607)が実行される。
補正処理の詳細フローチャートが図20に示されている。同図において処理が開始されると、まず、本数ポインタn=1、平均化日数ポインタm=24として初期設定を行った後(ステップ1301)、本日の終値とm日前の終値との乖離の絶対値に着目する処理が実行される(ステップ1302又は1305)。
すなわち、こうして得られた乖離[(本日の終値−m日前の終値)/m日前の終値]の値が0.01を越えるものであれば(ステップ1302YES)、未来足n本目がブルーである場合に限り(ステップ1303YES)、その未来足n本目は前日と同じ長さのピンクに修正される。
これに対して、上述の乖離[(本日の終値−m日前の終値)/m日前の終値]が−0.01よりも小さければ(ステップ1305YES)、その未来足n本目がピンクの場合に限り(ステップ1306YES)、その未来足n本目は前日と同じ長さのブルーに修正される(ステップ1307)。
以上の処理が、本数ポインタnの値が「3」となるまで、ポインタnを+1インクリメントし、かつポインタmを−1ディクリメントしながら繰り返される。その結果、仮決定された7本の25日未来足は、直近の2本の未来足に関する限り、上述の乖離と基準値(0.01又は−0.01)との比較結果に応じて修正される。
次に、未来3日足の描画処理のゼネラルフローチャートが図21に示されている。先に説明したように、本発明の増田足チャートの生成表示装置においては、最も信頼性の高い未来足として、25日増田未来日足を描くのであるが、これに必要に応じて、又は自動的に、3日増田未来日足を描くことも可能とされている。
図21において処理が開始されると、まず、先に求めた、未来7日分の25日移動平均値に基づいて、未来7日分の終値の仮算出処理(ステップ1401)が実行される。未来7日分の25日移動平均値から未来7日分の終値を仮算出する処理の詳細フローチャートが図22に示されている。
同図において処理が開始されると、まず、本数カウンタn=1に初期設定した後(ステップ1601)、ポインタnの値を用いて、未来終値1本目の値であるMC(1)が、所定の演算式に基づいて求められる(ステップ1602)。
その後、本数ポインタnの値を+1インクリメントしながら、その値が「8」となるまで、未来終値2本目MC(2)、3本目MC(3)・・・7本目MC(7)が順次に求められる(ステップ1605)。
図21に戻って、未来7日分の終値の仮算出処理(ステップ1401)が終了すると、続いて、こうして求められた未来7日分の終値に基づいて、未来7日分の3日移動平均値の仮算出処理(ステップ1402)が実行される。
この未来7日分の3日移動平均値の仮算出処理の詳細フローチャートが図23に示されている。同図において処理が開始されると、本数カウンタn=1に初期設定を行った後(ステップ1701)、ポインタnの値を+1インクリメントしながら(ステップ1707)、ポインタnの値に応じて、3種類の演算処理(ステップ1703,1705,1706)のいずれかが択一的に実行される。
すなわち、ポインタnの値が「1」の時には(ステップ1704YES)、未来1本目の終値MC(1)と今日の終値C(0)と昨日の終値C(1)との和を「3」で除することにより、未来1本目の3日移動平均値M3(1)が求められる(ステップ1705)。
また、ポインタnの値が「2」の時には(ステップ1704NO)、未来2本目の終値MC(2)と未来1本目の終値MC(1)と今日の終値C(0)との和を「3」で除することにより、未来2本目の3日移動平均値M3(2)が求められる(ステップ1706)。
さらに、ポインタnの値が「3」から「7」の時には(ステップ1702YES)、未来n本目の終値MC(n)と未来「n−1」本目の終値MC(n−1)と未来「n−2」本目の終値MC(n−2)との和を「3」で除した値として、未来n本目の3日移動平均値M3(n)が求められる(ステップ1703)。
図21へ戻って、続いて、明日の3日足の色の決定処理(ステップ1403)が実行される。明日の3日足の色決定処理の詳細フローチャートが図24に示されている。
同図において処理が開始されると、まず、今日の終値と今日の3日移動平均値との大小比較が行われる(ステップ1801,1803)。ここで、今日の終値のほうが今日の3日移動平均値よりも大きいと判定されると(ステップ1801YES)、第1の色決定処理(ステップ1802)が実行される。また、今日の終値よりも今日の3日移動平均値のほうが大きいと判定されると(ステップ1801NO,1803YES)、第2の色決定処理(ステップ1804)が実行される。さらに、今日の終値と今日の3日移動平均値が等しいと判定されると(ステップ1801NO,1803NO)、第3の色決定処理(ステップ1805)が実行される。
第1及び第2の色決定処理の詳細フローチャートが図25に示されている。同図(a)に示されるように、第1の色決定処理においては、まず、今日の終値よりも2日前の終値のほうが大きく、かつ今日の3日移動平均値と今日の終値との乖離が0.01よりも小さいことの判定が行われる(ステップ1901)。ここで、この判定が肯定されれば(ステップ1901YES)、明日の3日足の色はブルーと決定されるのに対し(ステップ1902)、上記の判定処理が否定されれば(ステップ1901NO)、明日の3日足の色はピンクと決定される(ステップ1903)。
同図(b)に示されるように、第2の色決定処理においては、まず、今日の終値のほうが2日前の終値よりも大きく、かつ今日の3日移動平均値と今日の終値との乖離が0.01よりも小さいことの判定が行われる(ステップ1911)。ここで、上記の判定処理が肯定されれば(ステップ1911YES)、明日の3日足の色はピンクに決定されるのに対して(ステップ1912)、上記の判定処理が否定されるときには(ステップ1911NO)、明日の3日足の色はブルーと決定される(ステップ1913)。
第3の色決定処理の詳細フローチャートが図26に示されている。同図において、処理が開始されると、先ず、今日の終値と2日前の終値との大小比較が行われ(ステップ2001,2003)、2日前の終値よりも今日の終値の方が大きいと判定されると(ステップ2001YES)、明日の3日足の色はピンクと決定される(ステップ2002)。
これに対して、2日前の終値よりも今日の終値の方が小さいと判定されると(ステップ2001NO,2003YES)、明日の3日足の色はブルーと決定される(ステップ2004)。さらに、2日前の終値と今日の終値とが同一であると判定されると(ステップ2001NO,2003NO)、明日の3日足の色はホワイトと決定される(ステップ2005)。
図21に戻って、続いて、未来7本の3日足の生成描画処理(ステップ1404)が実行される。未来7本の3日足の描画処理の詳細が図27に示されている。
同図において処理が開始されると、図23で求めた3日移動平均値から算出された3日足の最初の3本の色が全て、明日の未来足の色と同じであることの判定が行われる(ステップ2101)。
ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ2101YES)、図23で求めた3日移動平均値から算出された3日足の長さを全て半分にして、3日足を7本描く処理(ステップ2102)が実行される。
これに対して、上記の判定処理が否定されれば(ステップ2101NO)、最初の3本の3日足の色が明日の先読みの色と同じ日は長さを半分にし、色が違う日は明日の未来足の色で、今日の3日足の半分の長さで描く処理(ステップ2103)が実行される。
続いて、最初の3日分の3日移動平均値から、3日間の終値が求められ(ステップ2104)、しかる後、図22で求めた後半4日間の終値も使って、後半4日間の3日移動平均値を求め、足の長さを半分にして後半4本の3日足を描く処理が実行され、その結果、未来3日足の描画処理が完了するのである。
次に、未来75日足の描画処理の概略が図28に示されている。同図に示されるように、未来75日足の描画処理は、未来7本の75日増田足の描画処理(ステップ2201)と色補正処理(ステップ2202)とを含んで構成される。
未来7本の75日足の描画処理の詳細フローチャートが図29に示されている。同図において処理が開始されると、まず本数ポインタnの値を「1」に初期設定した後、今日の75日移動平均値から6日前の75日移動平均値を差し引いた値をその間の日数「7」で除することによって、その間の1日あたりの変化分Aが求められる(ステップ2302)。
しかる後、ポインタnの値を+1インクリメントしては、本日の75日移動平均値にn本分の変化分を加えて未来75日移動平均値M75移動平均値(n)を求める処理(ステップ2303)が、ポインタnの値が「8」となるまで繰り返し実行される。これにより、未来1本目から7本目までの75日足の描画が行われることとなる。
色補正処理の詳細フローチャートが図30に示されている。同図において、処理が開始されると、本数ポインタnの値を「1」、平均化日数ポインタmの値を「74」に初期設定した後(ステップ2401)、本日の終値とm日前の終値との乖離の絶対値が0.01よりも大きいか否かの判定が行われる(ステップ2402,2405)。
ここで、上記の乖離が0.01よりも大きければ(ステップ2402YES)、そのとき未来足n本目がブルーである場合に限り(ステップ2403YES)、その未来足n本目はピンクに色補正される。一方、本日の終値とm日前の終値との乖離が−0.01よりも小さい場合には(ステップ2405YES)、そのとき未来足n本目がピンクの場合に限り(ステップ2406YES)、未来足n本目の色はブルーに修正される(ステップ2407)。
以上の処理が、ポインタnを+1インクリメントし、ポインタmを−1ディクリメントしつつ、ポインタnの値が「3」となるまで繰り返される。これにより、必要に応じて、直近の未来足2本に関してのみ、本日の終値とm日前の終値との乖離の大きさに基づく補正が行われる。
次に、週足に関する未来足作成処理のゼネラルフローチャートが図31に示されている。同図に示されるように、この週足に関する未来足作成処理は、未来3週のそれぞれの想定終値と2週前終値との乖離P(1),P(2)の算出処理(ステップ2501)、未来13週のそれぞれの想定終値と12週前終値との乖離Q(1)〜Q(12)の算出処理(ステップ2502)、来週の3週足の色の決定処理(ステップ2503)、3週足の描画処理(ステップ2504)、13週足の描画処理(ステップ2505)、及び26週足の描画処理(ステップ2506)を含んで構成される。
未来3週のそれぞれの想定終値と2週前終値との乖離P(1),P(2)の算出処理の詳細が図32(a)に示されている。
すなわち処理が開始されると、本数カウンタnの値を「1」、平均化日数ポインタmの値を「2」に初期設定した後(ステップ2601)、ポインタnの値を+1インクリメントし、ポインタmの値を−1デクリメントしつつ、m週目の終値と本日の終値との乖離P(n)が、ポインタnの値が「3」以上となるまで(ステップ2604)、繰り返される。その結果、2つの乖離P(1),(2)が求められる。
未来13週のそれぞれの想定終値(本日の終値)と12週前終値との乖離Q(1)〜Q(12)の算出処理の詳細が図33(b)に示されている。同図において処理が開始されると、まず、本数カウンタnの値を「1」、平均化本数ポインタmの値を「12」に初期設定した後、本数カウンタnの値を+1インクリメントし、かつ平均化本数カウンタmの値を−1ディクリメントしつつ、m週前の終値と本日の終値との乖離Q(n)を求める処理(ステップ2611)が、ポインタnの値が「6」になるまで繰り返し実行される。その結果、乖離Q(1)〜Q(5)が求められる。
来週の3週足の色の決定処理の詳細フローチャートが図33に示されている。同図において処理が開始されると、まず、今週の終値と3週移動平均値との大小比較が行われる(ステップ2701,2703)。
ここで、今週の終値のほうが3週移動平均値よりも大きいと判定されると(ステップ2701YES)、第1の色決定処理(ステップ2702)が実行される。また、今週の終値よりも3週移動平均値のほうが大きいと判定されると(ステップ2703YES)、第2の色決定処理(ステップ2704)が実行される。さらに、今週の終値と3週移動平均値とが等しいと判定されると(ステップ2701NO,2703NO)、続いて、第3の色決定処理(ステップ2705)が実行される。
第1、第2の色決定処理の詳細フローチャートが図34に示されている。同図(a)に示されるように、第1の色決定処理においては、まず、今週の終値よりも2週前の終値のほうが大きく、かつ3週移動平均値と今日の終値との乖離が0.01よりも小さいことの判定が行われる(ステップ2801)。
ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ2801YES)、来週の3週足の色はブルーに決定されるのに対し(ステップ2802)、上記の判定処理が否定されれば(ステップ2801NO)、来週の3週足の色はピンクに決定される(ステップ2803)。
一方、同図(b)に示されるように、第2の色決定処理においては、まず、今週の終値のほうが2週前の終値よりも大きく、かつ3週移動平均値と今週の終値との乖離が0.01よりも小さいことの判定が行われる(ステップ2811)。ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ2811YES)、来週の3週足の色はブルーに決定されるのに対し(ステップ2812)、上記の判定が否定される場合には(ステップ2811NO)、来週の3週足の色はピンクに決定される(ステップ2813)。
次に、第3の色決定処理の詳細フローチャートが図35に示されている。同図において処理が開始されると、まず、今週の終値と2週前の終値との大小比較が行われる(ステップ2901,2903)。
ここで、今週の終値のほうが2週前の終値よりも大きいと判定されると(ステップ2901YES)、来週の3週足の色はピンクに決定されるのに対し(ステップ2902)、今週の終値よりも2週前の終値のほうが大きいと判定されると(ステップ2901NO,2903YES)、来週の3週足の色はブルーに決定される(ステップ2904)。
さらに、今週の終値と2週前の終値とが等しいと判定されると(ステップ2901NO,2903NO)、来週の3週足の色は両者が等しいことを示すホワイトに決定される(ステップ2905)。
図31へと戻って、以後、3週足の描画処理(ステップ2504)、13週足の描画処理(ステップ2505)、及び26週足の描画処理(ステップ2506)が順次に実行される。
3週足の描画処理の詳細フローチャートが図36に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、まず、以上で求められたP(1)及びP(2)の仕訳処理が行われ(ステップ3001)、その仕訳結果に応じて(ステップ3002)、4つの処理(ステップ3003,3004,3005,3006)への分岐が行われる。
すなわち、P(1)がプラスでかつP(2)もブラスの場合(ステップ3003)、今週の3週足の半分の長さでピンクの3週足を2本描く処理(ステップ3007)が実行される。
また、P(1)がマイナスでかつP(2)もマイナスの場合(ステップ3004)、今週の3週足の半分の長さでブルーの3週足を2本描く処理(ステップ3008)が実行される。
また、P(1)がプラスでかつP(2)がマイナスの場合には(ステップ3005)、今週の3週足の半分の長さで1週目ピンク、2週目ブルーの3週足を描く処理(ステップ3009)が実行される。
さらに、P(1)がマイナスでかつP(2)がプラスである場合には(ステップ3006)、今週の3週足の半分の長さで1週目ブルー、2週目ピンクの3週足を描く処理(ステップ3010)が実行される。
しかる後、それらいずれの処理(ステップ3007〜3010)の終了においても、将来の1週目は今週の先読みの色で、2週目は上で求めた色で、ともに今週の足の半分の長さで3週足を描く処理(ステップ3011)が実行される。
次に、13週足の描画処理の詳細フローチャートが図37に示されている。同図において処理が開始されると、まず、Q(1)〜Q(5)の中で、3個以上がプラスであるかの判定が行われる(ステップ3101)。
ここで、上記の判定が肯定される場合には(ステップ3101YES)、将来の13週足を2本、今週の13週足を同じ長さで、ピンクで描く処理(ステップ3102)が実行される。また、上記の判定が否定される場合には(ステップ3101NO)、さらにQ(1)〜Q(5)の中で、3個以上マイナスかの判定が行われる(ステップ3103)。
ここで、上記の判定が肯定されれば(ステップ3103YES)、将来の13週足を2本、今週の13週足を同じ長さで、ブルーで描く処理(ステップ3104)が実行される。これに対して、上記判定が否定される場合には(ステップ3103NO)、将来の13週足を2本、今週の13週足と同じ色で、長さを半分にして描く処理(ステップ3105)が実行される。
最後に、26週足の描画処理の詳細フローチャートが図38に示されている。同図において処理が開始されると、まず、本数ポインタnの値を「1」に初期設定した後(ステップ3201)、今週の26週移動平均値から先週の26週移動平均値を差し引いた値を「2」で除することにより、26週移動平均値の1日あたりの変化分が求められる(ステップ3202)。
しかる後、ポインタnの値を+1インクリメントしつつ、本日の26週移動平均値の値に本数分の変化分Bを加えてn本分の26週足M26(n)を求める処理が、ポインタnの値が「3」になるまで繰り返し実行される。これにより、M26(1),M26(2)が求められる。
このように、本発明の増田足チャートの生成表示装置によれば、増田チャート上の未来領域に、短期、中期、長期の増田未来日足、短期、中期、長期の増田未来週足を適宜選択的に、通常の増田足曲線と共に描かせることができ、これにより、通常の増田足曲線がどのように将来推移するかを視覚的にユーザに認識させることができ、これによりユーザは売りタイミングや買いタイミングの判断にあたって、これを有利に行うことが可能となるのである。
本発明によれば、増田足チャート上に、増田足曲線に加えて、増田未来足直線を連続的に描かせることができ、これにより株、債権、為替、商品などのような市場で取引される対象物の価格動向を、近未来にわたってユーザに知らしめることができ、この種のチャートの使い勝手を格段に向上させることができる。
本発明が適用された株価チャート生成システムの構成図である。 サーバ装置の構成を示すブロック図である。 クライアント機の構成を示すブロック図である。 株価情報の一例を示す図である。 データ記憶部に格納されるデータ内容を示す図である。 サーバ装置の動作内容を示す概略フローチャートである。 株価情報入力処理の詳細を示すフローチャートである。 足データ作成処理の詳細を示すフローチャートである。 クライアント機側の動作を概略的に示すフローチャートである。 増田足表示処理の詳細を示すフローチャートである。 終値平均値の算出例を示す図である。 増田足による日足短期線の一例を示す図である。 25日未来足作成描画処理のゼネラルフローチャートである。 第1及び第2描画処理の詳細フローチャートである。 第3生成描画処理の詳細フローチャートである。 乖離A(1)〜A(7)算出処理の詳細フローチャートである。 5個以上プラス時描画処理の詳細フローチャートである。 5個以上マイナス時描画処理の詳細フローチャートである。 その他の描画処理の詳細フローチャートである。 補正処理の詳細フローチャートである。 未来3日足の描画処理のゼネラルフローチャートである。 未来7日分の25日移動平均値から未来7日分の終値を仮算出する処理の詳細フローチャートである。 未来7日分の3日移動平均値の仮算出処理の詳細フローチャートである。 明日の3日足の色決定処理を示すフローチャートである。 第1、第2の色決定処理の詳細フローチャートである。 第3の色決定処理の詳細フローチャートである。 未来7本の3日足の描画処理を示すフローチャートである。 未来75日足の描画処理を示すフローチャートである。 未来7本の75日足の描画処理の詳細フローチャートである。 色補正処理の詳細フローチャートである。 週足に関する未来足作成処理のゼネラルフローチャートである。 乖離算出処理の詳細フローチャートである。 来週の3週足の色の決定処理の詳細フローチャートである。 第1、第2の色決定処理の詳細フローチャートである。 第3の色決定処理の詳細フローチャートである。 3週足の描画処理のフローチャートである。 13週足の描画処理の詳細フローチャートである。 26週足の描画処理の詳細フローチャートである。 未来足作成に係る各種ルールの説明図である。 直近過去5日間が「BBBPP」で、かつ3日前のBの足の長さが0.05以上の場合の未来足表示例を示す図である。 直近過去5日間が「BBBPP」で、かつ3日前のBの足の長さが0.05未満の場合の未来足表示例を示す図である。 直近過去5日間が「PPPBB」で、かつ3日前のBの足の長さが0.05以上の場合の未来足表示例を示す図である。 直近過去5日間が「PPPBB」で、かつ3日前のPの足の長さが0.05未満の場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上プラス、かつSTEP1001の条件が肯定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上プラス、かつSTEP1001の条件が否定され、かつSTEP1003の条件が否定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上プラス、かつSTEP1001の条件が否定され、かつSTEP1003の条件が肯定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上マイナス、かつSTEP1101の条件が肯定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上マイナス、かつSTEP1101の条件が否定され、かつSTEP1103の条件が否定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上マイナス、かつSTEP1101の条件が否定され、かつSTEP1103の条件が肯定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、5個以上マイナス、かつSTEP1101の条件が否定され、かつSTEP1103の条件が否定された場合の未来足表示例を示す図である。 A(1)〜A(7)のうち、プラスが3個又は4個の場合の未来足表示例を示す図である。
符号の説明
10 サーバ装置
20 クライアント機
30 株価情報発行元
40 インターネット
100 株価チャート表示システム
101 本体部
101a 処理部
101b 株価記憶部(データベース)
101c 足データ記憶部
101c−1 日足記憶部
101c−2 週足記憶部
101c−3 月足記憶部
102 入力部
102a キーボード
102b 送受信部
102b−1 キャッシュメモリ
103 出力部
103a ディスプレイ装置
103b プリンタ装置
201 本体部
201a 処理部
201b 足データ記憶部
201b−1 日足記憶部
201b−2 週足記憶部
201b−3 月足記憶部
202 入力部
202a キーボード
202b 送受信部
202b−1 キャッシュメモリ
203 出力部
203a ディスプレイ装置
203b プリンタ装置
MA1 基準週の直近3週の平均値
MA2 基準週の直近13週の平均値
MA3 基準週の直近26週の平均値
C1 短期増田日足曲線
C2 中期増田日足曲線
C3 長期増田日足曲線
C1´ 短期増田未来日足曲線
C2´ 中期増田未来日足曲線
C3´ 長期増田未来日足曲線
L1 先読み罫線
L2 3日罫線
W 未来足表示窓
t0 本日の時点
t1,t2〜tn 過去1日目、2日目〜n日目の時点
t1´,t2´〜tn´ 未来1日目、2日目〜n日目の時点

Claims (1)

  1. 現時点より所定期間遡る一連の日値列、週値列、及び月値列、それら一連の日値列、週値列、及び月値列のそれぞれに関する一連の短期移動平均値列、中期移動平均値列、及び長期移動平均値列、並びに、日足、週足、及び月足の各上下端を規定する一対の隣接移動平均値列、及びそれらの日足、週足、及び月足の陰陽の別を示す足色値列を基礎データとして記憶させてなる基礎データ記憶手段と、
    前記基礎データ記憶手段に記憶された基礎データに基づいて、日足、週足、又は月足に関する短期、中期、及び長期の増田足曲線を生成描画する増田足曲線生成描画手段とを備え、
    それにより、株、債権、為替、商品等のように市場で取引される対象物の価格動向を、日足、週足、又は月足に係る短期増田足曲線、中期増田足曲線、及び長期増田足曲線からなる3本の増田足曲線を使用して表現する増田足チャートの生成表示装置において、
    前記基礎データ記憶手段に記憶された基礎データに基づいて、明日以降、所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する中期増田未来日足曲線生成描画手段を包含し、
    前記中期増田未来足曲線描画手段が、
    直近所定日数分の中期増田日足列において、下降を示す足色値が所定本数以上連続する状態から上昇を示す足色値が所定本数以上本日に至るまで連続すると言った足色値の変化が検出される第1の状態のとき、所定のルールにしたがって明日以降所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する第1の生成描画処理(ステップ603)と
    直近所定日数分の中期増田日足列において、上昇を示す足色値が所定本数以上連続する状態から下降を示す足色値が所定本数以上本日に至るまで連続すると言った足色値の変化が検出される第2の状態のとき、所定のルールにしたがって明日以降所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する第2の生成描画処理(ステップ605)と、
    前記第1の状態と第2の状態とのいずれでもない第3の状態のとき、本日の日値と明日以降所定日数分の各日のそれぞれから中期区間相当日数分だけ遡った各日の日値のそれぞれとの乖離値列を求めると共に、それらの乖離値列の極性別個数内訳を求め、大多数がいずれの極性に属するかの判断結果に応じて、所定ルールにしたがって明日以降所定日数分の中期増田未来日足列を生成して描画する第3の生成描画処理(ステップ606)とのいずれか1つを実行するように仕組まれており、かつ
    それら第1、第2、又は第3の生成描画処理のそれぞれが実行されたのちには、本日の日値と明日以降所定近日数分の各日のそれぞれから中期区間相当日数分だけ遡った各日の日値のそれぞれとの乖離値列を求めると共に、それらの乖離値列の絶対値が所定値を越えるか否かの判断結果に応じて、所定のルールにしたがって明日以降所定近日数分の中期増田未来日足列を補正する補正処理(ステップ607)を実行するように仕組まれており、
    前記第1の生成描画処理に含まれる所定のルールが、
    下降を示す足色値が所定本数以上連続したとき、その連続する最後の下降色足の長さを調べ、それが所定の基準値未満のときには、直近所定日数分の下降色足の傾きを求め、下降色足で延長して中期未来足を前記所定日数分だけ描き、それが所定の基準値以上であるときには、直近所定日数分の下降色足の傾きを求め、上昇色足で延長して左右対称的に中期未来足を描くものであり(ステップ701〜704)、
    前記第2の生成描画処理に含まれる所定のルールが、
    上昇を示す足色値が所定本数以上連続したとき、その連続する最後の上昇色足の長さを調べ、それが所定の基準値未満のときには、直近所定日数分の下降色足の傾きを求め、上昇色足で延長して中期未来足を前記所定日数分だけ描き、それが所定の基準値以上であるときには、直近所定日数分の上昇色足の傾きを求め、下降色足で延長して左右対称的に中期未来足を描くものであり(ステップ711〜714)、
    前記第3の生成描画処理に含まれる所定のルールが、
    大多数の極性の絶対値が全て第1の基準値以下で、かつ中期増田日足の上限値から下限値を引算した値をその下限値で除することにより求められた今日、昨日それぞれの中期増田日足の長さの値が第2の基準値以上か否かを判定し、
    大多数の極性の絶対値が全て第1の基準値以下で、かつ前記それぞれの中期増田日足の長さの値が第2の基準値以上の場合には、直近所定日数の傾きで明日以降所定日数分の下降色の中期増田未来日足列を生成し、
    大多数の極性の絶対値のいずれかが第1の基準値より大きく、または前記それぞれの中期増田日足の長さの値が第2の基準値未満の場合には、さらに下降色値が存在せず、かつ極性が正である個数が前記直近所定日数より少ないか否かを判定し、
    下降色値が存在せず、かつ極性が正である個数が前記直近所定日数より少ない場合には、最近所定日数の上昇色値の傾きで明日以降所定日数分の上昇色の中期増田未来日足列を生成し、
    下降色値が存在するか、または極性が正である個数が直近所定日数と同数である場合には、前記直近所定日数間に下降足色値の本数が連続して(前記直近所定日数−1)/2以上であればその傾きで、(前記直近所定日数−1)/2未満であれば上昇足色値の傾きを求めそれと左右対称的な傾きで明日以降所定日数分の第1の足色の中期増田未来日足列を生成するものである(ステップ801〜807)、
    ことを特徴とする増田足チャートの生成表示装置。
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