JP4331169B2 - 静電気除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)に用いるガラス基板や半導体ウエハなどの基板の処理工程において、ステージに載置される基板の静電気除去を行う静電気除去装置に関する。
従来、フラットパネルディスプレイの一つとして、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)が知られている。液晶ディスプレイパネル(液晶パネル)は、一般に、複数のTFT(薄膜トランジスタ)がマトリクス状に形成されたアレイ基板と、カラーフィルタ(赤、緑、青)や遮光膜などが形成されたカラーフィルタ基板とが極めて狭い間隔(数μm程度)で対向して設けられ、両基板間に液晶が封入されて製造される。
これらの基板は、ステージに載置され剥離される工程が繰り返されながら所定の処理が順次実行されることで製造される。各処理において、ステージに載置される基板には静電気が帯電される。そして、基板がステージから剥離される際、例えば基板とステージとの放電によって基板上のデバイスに静電気傷害を与える可能性があり、歩留まり低下の要因となる。
そこで、各処理において、基板に帯電した静電気を除去(除電)することが提案されている。こうした基板の静電気除去においては、ステージに載置された基板をステージから離す際に、基板の側方又は上方からイオナイザにより生成されたイオン化ガスを吹き付けることが主流である(例えば特許文献1〜3など)。
特開平10−326767号公報 特開平11−329783号公報 特開平7−326598号公報 特開2005−206304号公報
ところで、基板の側方又は上方からイオン化ガスを吹き付けて該基板の静電気を除去するこれら従来の手法では、ステージに載置された基板の裏面(下面)にイオン化ガスを吹き付けることができないため、該基板がステージから剥離れる瞬間の、例えば基板裏面とステージとの放電を防ぐべく、処理後の基板をステージから剥離するまでに一定の待ち時間を設定する必要があった。そして、当該処理が長時間化する分、製造工程の非効率化を余儀なくされていた。
尚、特許文献4では、ステージに載置された基板の裏面にイオン化ガスを吹き付けて静電気を除去することが提案されている。しかしながら、基板の搬送にあたってエア浮上方式が採用されているため、大量の空気の消費が必要とされて不経済である。又、ステージに、基板搬送用の空気を供給するための流路に加えて、イオン化ガスを供給するのみのための流路を別途設ける必要があり、該ステージの強度確保のためにその大型化(厚肉化)を余儀なくされる。
本発明の目的は、製造工程を効率化しつつ基板に帯電した静電気を好適に除去することができる静電気除去装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、基板が載置されるステージと、前記ステージに挿通され該ステージから先端部を出没させて前記基板を昇降させるリフトピンと、前記リフトピンに形成され、イオナイザから供給されたイオン化ガスを前記基板の裏面に吹き付ける流路とを備えた静電気除去装置において、前記リフトピンは絶縁材からなり、もしくは絶縁材からなる先端部及び貫通穴の絶縁コーティングされた下端部を有する2部品構成であり、前記流路は、前記基板の裏面が当接される前記リフトピンの先端部に放射状のスリットを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記基板の裏面には、前記リフトピンに形成された流路を介してイオナイザから供給されたイオン化ガスが吹き付けられる。これにより、前記基板の裏面に帯電した静電気が除去される。従って、前記基板の上昇(持ち上げ)に伴い該基板が前記ステージから剥離される際、基板とステージ又はリフトピンとの放電によって基板上のデバイスに静電気傷害を与えたりすることが抑制される。特に、前記基板の裏面が当接される前記リフトピンの先端部は、該基板を傷つけないように絶縁材からなることが一般的であり、これら絶縁材(先端部)及び基板間で著しい静電気の帯電・放電が生じる可能性があるが、このように静電気の帯電・放電が生じやすい前記基板の裏面に合わせてイオン化ガスが吹き付けられることでこのような静電気の帯電・放電が好適に抑制される。
さらに、前記基板の裏面に帯電した静電気は、該裏面に対し直に吹き付けられるイオン化ガスにより除去されるため、基板の側方又は上方からイオン化ガスを吹き付けて該基板の静電気を除去する従来の手法に比べ、基板の裏面に帯電した静電気が除去されるまでの時間が短縮化される。従って、前記基板は、次段の処理への移行に際し、前記ステージ又は前記リフトピンとの放電が抑制されつつより短時間で該ステージからの剥離が可能とされる。
そして、前記流路は、前記基板の裏面が当接される前記リフトピンの先端部に放射状のスリットを有することで、前記基板の裏面には、前記スリットを介して放射状にイオン化ガスが吹き付けられる。従って、前記基板の裏面に対しより広範囲に亘ってイオン化ガスが吹き付けられて、静電気の除去範囲が拡大される。特に、放射状のスリットにより、前記基板の裏面に吹き付けられるイオン化ガスの流量を増大させることで、基板の裏面に帯電した静電気が除去されるまでの時間が更に短縮化されるとともにその除去範囲も拡大される。
また、イオン化ガスが通る箇所は絶縁されており、イオンバランスを保つことが可能であり、前記スリットを有する前記リフトピンの先端部は絶縁材からなることで、前記スリットの成形がより簡易化される。又、前記基板の裏面が当接される前記リフトピンの先端部が絶縁材からなることで該基板の傷つきが抑制される。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の静電気除去装置において、前記リフトピンは複数で設けられ、前記複数のリフトピンは、前記基板を上昇させるときに少なくとも該基板の一部が前記ステージとの接触状態を維持するように分割動作されてなることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、基板が載置されるステージと、前記ステージに挿通され該ステージから先端部を出没させて前記基板を昇降させるリフトピンと、前記リフトピンに形成され、イオナイザから供給されたイオン化ガスを前記基板の裏面に吹き付ける流路とを備えた静電気除去装置において、前記リフトピンは複数で設けられ、前記複数のリフトピンは、前記基板を上昇させるときに少なくとも該基板の一部が前記ステージとの接触状態を維持するように分割動作されてなることを要旨とする。
これらの構成によれば、前記複数のリフトピンは、前記基板を上昇させるときに少なくとも該基板の一部が前記ステージとの接触状態を維持するように分割動作される。従って、前記基板は、該基板の裏面の一部が前記ステージの上側に開放された状態で、前記流路を介して前記基板の裏面にイオン化ガスが吹き付けられることで効率的に静電気が除去される。又この際、前記基板が前記ステージから完全に離隔(剥離)されることがないため、基板とステージとの放電によって基板上のデバイスに静電気傷害を与えたりすることが抑制される。
上記発明によれば、製造工程を効率化しつつ基板に帯電した静電気を好適に除去することができる静電気除去装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、液晶ディスプレイパネルに用いる略矩形板状の基板Wに対して所定の処理を実行するための処理装置11を概略的に示す側面図である。尚、液晶製造工程において、処理装置11としては、基板Wの上にレジストなどの塗布液を回転塗布するための装置、基板Wの上に塗布されたレジストを乾燥固化させるべく加熱を行うための装置、基板Wを冷却するための装置、あるいは基板Wをその上側でこれに対向する基板と貼り合わせるための装置などがある。
図1に示したように、処理装置11の支持台(図示略)に支持された、例えばレイデント処理されたアルミニウム合金からなる略矩形板状のステージ12には、搬送装置(図示略)から受け渡された基板Wが載置される。尚、図2に拡大して示したように、上記ステージ12には、載置される基板Wの裏面(下面)に対向して厚さ方向に貫通する複数の貫通孔12aが形成されている。
前記ステージ12の下側には、金属板からなる複数のリフト板13が配置されるとともに、各リフト板13は、その中央部において支持台に支持されたモータ14の回転軸14aと係合する。各リフト板13は、モータ14の回転軸14aの回転に伴いその回転方向に対応して昇降する。尚、本実施形態におけるリフト板13の個数は、図1において左右方向に2列、紙面に直交する方向に2列をなす4つとなっている(紙面に直交する方向に並設される取付台15及びその周辺構造については図示略)。
各リフト板13の上面には、金属板からなる取付台15が載置されるとともに該取付台15は、前記リフト板13に締結されることでこれと一体で昇降する。そして、各取付台15には、前記複数の貫通孔12aにそれぞれ対向してその上面から突設された複数のリフトピン16が固定・支持されており、これら複数のリフトピン16はそれぞれ貫通孔12aに挿通される。尚、各取付台15に配設された複数のリフトピン16は、対応するモータ14の駆動により他の取付台15に配設された複数のリフトピン16の動作に連動することなく独立での分割動作が可能とされている。
各リフトピン16は、その支持される取付台15の昇降に伴い貫通孔12aを通じてその先端部を前記ステージ12から出没させる。これらリフトピン16は、例えばステージ12の上面からその先端部を引っ込めることで搬送装置から受け渡された基板Wを前記ステージ12に載置する。あるいは、これらリフトピン16は、ステージ12の上面からその先端部を突出させることで該先端部により前記ステージ12に載置された基板Wの裏面を押圧してこれを持ち上げ、ステージ12から基板Wを剥離する。
前記各取付台15には供給口17が設けられるとともに、この供給口17にはイオナイザ18が接続されている。上記供給口17は、イオナイザ18から供給されたイオン化ガス(例えばイオン化窒素ガス)を各リフトピン16に形成された流路を介して前記基板Wの裏面に吹き付ける。
尚、前記各モータ14及びイオナイザ18は、制御部19により駆動制御されている。
次に、前記リフトピン16の構造について図3を併せ参照して説明する。尚、図3は、図2における前記リフトピン16及び貫通孔12aを拡大して示す拡大図及びその平面図である。図3に示したように、リフトピン16は、略円柱状の金属棒からなる下端部としての本体部21を備えるとともに、該本体部21の先端には、その外径と同等の外径を有する樹脂材(例えば、ポリエチレン)からなる先端部としての絶縁部材22がボルト23にて締結されている。
上記本体部21には、一端が前記供給口17に連通する貫通穴としての本体部流路21aが軸方向に貫通するとともに、該本体部流路21aの他端は前記ボルト23の雄ねじ部が螺合される雌ねじ部21bに連通する。なお、本体部流路21aには、絶縁コーティングが施されている(絶縁コーティングの部分については図示せず)。上記絶縁部材22は、前記ボルト23の頭部を埋め込むために先端側の拡開された円筒状に形成されており、該ボルト23の頭部から突出するその先端側には、放射状の複数のスリット22aが形成されている。そして、前記ボルト23には、一端及び他端がそれぞれ前記本体部流路21a及びスリット22aに連通する貫通孔23aが軸方向に貫通している。従って、前記供給口17は、本体部21の本体部流路21a、ボルト23の貫通孔23a及び絶縁部材22のスリット22aを介してリフトピン16の先端に連通しており、該供給口17に供給されたイオナイザ18からのイオン化ガスは、これらを介してリフトピン16の先端(スリット22a)から吐き出される。
尚、前記絶縁部材22の先端面に当接される前記基板Wの裏面には、前記スリット22aから吐き出されたイオン化ガスが吹き付けられる。前記本体部流路21a、貫通孔23a及びスリット22aは、前記リフトピン16の流路を構成している。
次に、このような構造を有する処理装置11において、基板Wに所定の処理を行う際の動作について説明する。図1及び図2に2点鎖線で示したように、搬送装置からの基板Wが受け渡される際には、全てのリフトピン16は、前記各モータ14の駆動によりステージ12の上面からその先端部(絶縁部材22)が突出するように所定の高さ位置(以下、「搬送位置」という)に配置されている。この状態で、搬送装置から基板Wが受け渡されると、全てのリフトピン16は、前記各モータ14の駆動によりステージ12の上面からその先端部が引っ込むように下降する。これにより、前記基板Wはステージ12に載置される。
この状態で、処理装置11は、当該基板Wに対して所定の処理を行う。そして、当該処理が完了すると、全てのリフトピン16は、前記各モータ14の駆動によりステージ12の上面とその先端面とが面一となる位置まで上昇する。従って、このとき、全てのリフトピン16は、基板Wの裏面にその先端面が当接するものの、未だ基板Wを持ち上げるには至っていない。
そして、ステージ12に載置されたままの基板Wの裏面には、前記イオナイザ18の駆動により各リフトピン16に形成された流路を介してイオン化ガスが吹き付けられる。これにより、所定の処理に伴い基板Wの裏面に帯電した静電気は、ステージ12に載置されたまま、即ちステージ12から剥離されることなく除去され始める。
この状態で、一側(図1において右側)に配置されるモータ14が駆動されることで当該側のリフト板13に固定されたリフトピン16の先端部のみがステージ12の上面から突出する。このとき、破線で示したように、前記基板Wは、その一部である他側(図1において左側)の一辺とステージ12との接触状態を維持したまま傾斜する態様で持ち上げられる。これにより、前記基板Wは、その裏面の一部がステージ12の上側に開放された状態で、各リフトピン16に形成された流路を介して該裏面にイオン化ガスが吹き付けられ、効率的に静電気が除去される。特に、前記基板Wの裏面には、前記スリット22aにより放射状に広がるイオン化ガスが吹き付けられることで広範囲に亘って静電気が除去される。
こうして、前記基板Wの裏面に帯電した静電気を除去した後、全てのリフトピン16は、各モータ14の駆動により前述した搬送位置まで上昇する。これにより、前記基板Wは、ステージ12と平行になるように水平に持ち上げられ、該ステージ12から完全に剥離される。このとき、前記イオナイザ18の駆動が停止され、基板Wの裏面へのイオン化ガスの吹き付けが停止される。そして、処理済みの基板Wは、次段の処理装置への搬送が可能となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記基板Wの裏面には、前記リフトピン16に形成された流路を介してイオナイザ18から供給されたイオン化ガスが吹き付けられる。これにより、基板Wの裏面に帯電した静電気が除去される。従って、前記基板Wの上昇(持ち上げ)に伴い該基板Wが前記ステージ12から剥離される際、基板Wとステージ12又はリフトピン16との放電によって基板W上のデバイスに静電気傷害を与えたりすることを抑制できる。特に、前記基板Wの裏面が当接される前記リフトピンの先端部(絶縁部材22)は、絶縁性の基板Wとの間で著しい静電気の帯電・放電が生じる可能性があるが、このように静電気の帯電・放電が生じやすい基板Wの裏面に合わせてイオン化ガスが吹き付けられることでこのような静電気の帯電・放電を好適に抑制できる。
さらに、前記基板Wの裏面に帯電した静電気は、該裏面に対し直に吹き付けられるイオン化ガスにより除去されるため、基板の側方又は上方からイオン化ガスを吹き付けて該基板の静電気を除去する従来の手法に比べ、基板Wの裏面に帯電した静電気が除去されるまでの時間を短縮化できる。従って、前記基板Wは、次段の処理への移行に際し、前記ステージ12又は前記リフトピン16との放電が抑制されつつより短時間で該ステージ12からの剥離が可能とされる。
(2)本実施形態では、前記リフトピン16に形成された流路は、基板Wの裏面が当接されるその先端部(絶縁部材22)に放射状のスリット22aを有することで、前記基板Wの裏面には、前記スリット22aを介して放射状にイオン化ガスが吹き付けられる。従って、前記基板Wの裏面に対しより広範囲に亘ってイオン化ガスが吹き付けられて、静電気の除去範囲を拡大することができる。特に、放射状のスリット22aにより、前記基板Wの裏面に吹き付けられるイオン化ガスの流量を増大させることで、基板Wの裏面に帯電した静電気が除去されるまでの時間を更に短縮化することができるとともにその除去範囲も拡大することができる。
(3)本実施形態では、スリット22aを有する絶縁部材22は絶縁材(樹脂材)からなり、金属製の本体部21の本体部流路21aは絶縁コーティングされていることで、イオン化ガスが通る箇所は絶縁されており、イオンバランスを保つことが可能である。又、絶縁部材22は絶縁材(樹脂材)からなることで、前記スリット22aの成形をより簡易化することができる。又、前記基板Wの裏面が当接され絶縁部材22は絶縁材からなることで該基板Wの傷つきを抑制できる。
(4)本実施形態では、前記複数のリフトピン16は、前記基板Wを上昇させるときに少なくとも該基板Wの一部が前記ステージ12との接触状態を維持するように分割動作される。従って、前記基板Wは、その裏面の一部が前記ステージ12の上側に開放された状態で、各リフトピン16の流路を介して該裏面にイオン化ガスが吹き付けられることで効率的に静電気を除去できる。又この際、前記基板Wが前記ステージ12から完全に離隔(剥離)されることがないため、基板Wとステージ12との放電によって基板W上のデバイスに静電気傷害を与えたりすることを抑制できる。
(5)本実施形態では、ステージ12の貫通孔12aに挿通されるリフトピン16を利用して基板Wの裏面にイオン化ガスを吹き付けることができるため、該ステージ12にイオン化ガスを供給するための流路を別途設ける必要がなく、該ステージ12の強度確保のためのその大型化(厚肉化)を回避できる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、イオナイザ18は、リフトピン16に基板Wが受け渡されてから処理後に次段の処理装置へと搬送されるまでの全期間に亘って駆動し続けてもよい。あるいは、イオナイザ18は、処理装置11の全作動期間に亘って駆動し続けてもよい。この場合、制御部19によるイオナイザ18の駆動制御を割愛してもよい。
・前記実施形態においては、複数のリフトピン16を左右2列の2分割で動作させたが、例えば3分割以上で動作させてもよい。
・前記実施形態において、ステージ12に載置されたままでの基板Wの裏面の静電気の除去が十分に達せされるのであれば、前記複数のリフトピン16を分割動作させることなく同時に上昇させて基板Wをステージ12から剥離してもよい。
・前記実施形態において、リフト板13(リフトピン16)は、例えばシリンダで昇降させてもよい。
・前記実施形態において、絶縁部材22は、例えばインサート成形にて本体部21に一体形成してもよい。
・前記実施形態においては、リフトピン16を、絶縁材からなる先端部(絶縁部材22)及び金属棒からなる下端部(本体部21)を有する2部品構成としたが、例えば全体が絶縁材からなるリフトピンであってもよい。このように変更をしても前記実施形態と同様の効果が得られる。
・前記実施形態において、処理装置11における所定の処理の際、例えば真空吸着や静電吸着にて基板Wをステージ12を保持させてもよい。
・前記実施形態において、静電気の除去に係る基板としては、例えば半導体ウエハであってもよい。
本発明の一実施形態を示す側面図。 同実施形態を示す拡大図。 図2の拡大図及びその平面図。
符号の説明
W…基板、11…処理装置、12…ステージ、13…リフト板、14…モータ、16…リフトピン、17…供給口、18…イオナイザ、19…制御部、21…本体部、21a…流路を構成する本体部流路、22…先端部としての絶縁部材、22a…流路を構成するスリット、23…ボルト、23a…流路を構成する貫通孔。

Claims (3)

  1. 基板が載置されるステージと、
    前記ステージに挿通され該ステージから先端部を出没させて前記基板を昇降させるリフトピンと、
    前記リフトピンに形成され、イオナイザから供給されたイオン化ガスを前記基板の裏面に吹き付ける流路とを備えた静電気除去装置において、
    前記リフトピンは絶縁材からなり、もしくは絶縁材からなる先端部及び貫通穴の絶縁コーティングされた下端部を有する2部品構成であり、
    前記流路は、前記基板の裏面が当接される前記リフトピンの先端部に放射状のスリットを有することを特徴とする静電気除去装置。
  2. 請求項1に記載の静電気除去装置において、
    前記リフトピンは複数で設けられ、
    前記複数のリフトピンは、前記基板を上昇させるときに少なくとも該基板の一部が前記ステージとの接触状態を維持するように分割動作されてなることを特徴とする静電気除去装置。
  3. 基板が載置されるステージと、
    前記ステージに挿通され該ステージから先端部を出没させて前記基板を昇降させるリフトピンと、
    前記リフトピンに形成され、イオナイザから供給されたイオン化ガスを前記基板の裏面に吹き付ける流路とを備えた静電気除去装置において、
    前記リフトピンは複数で設けられ、
    前記複数のリフトピンは、前記基板を上昇させるときに少なくとも該基板の一部が前記ステージとの接触状態を維持するように分割動作されてなることを特徴とする静電気除去装置
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