JP4330911B2 - ポイント連携システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイント連携システム、ポイント連携装置、ポイント連携装置の制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【背景技術】
物販やゲーム等のサービス利用に応じてユーザがポイントを貯めることができ、該ポイントに基づいて様々な特典が受けられるようになる、いわゆるポイント制度が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、あるサービスにおいてユーザが貯めたポイントを、他のサービスで利用することはできなかった。しかしながら、あるポイントを他のポイントに変換可能とするようなポイント連携システムが実現され、あるサービスにおいてユーザが貯めたポイントを他のサービスで利用できるようになれば、ユーザは当該他のサービスに興味を抱くようになり、ビジネスを拡大させることができるものと期待される。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、あるサービスにおいてユーザが貯めたポイントを、他のサービスで利用できるようにするポイント連携システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るポイント連携システムは、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する、複数のポイント管理データベースと、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、変換先データベース識別情報と、を含むポイント変換要求を受け付ける変換要求受付手段と、前記ポイント変換要求に含まれる変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量と、を含む変換元更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて生成する変換元更新要求生成手段と、前記ポイント変換要求に含まれる変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量と、を含む変換先更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて生成する変換先更新要求生成手段と、前記変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換元更新要求に含まれる変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元更新要求に含まれる変換元ポイント減少量に基づいて更新する変換元更新手段と、前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換先更新要求に含まれる変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先更新要求に含まれる変換先ポイント増加量に基づいて更新する変換先更新手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るポイント連携装置は、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理データベースと通信接続されるポイント連携装置において、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、変換先データベース識別情報と、を含むポイント変換要求を受け付ける変換要求受付手段と、前記ポイント変換要求に含まれる変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量と、を含む変換元更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて生成する変換元更新要求生成手段と、前記ポイント変換要求に含まれる変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量と、を含む変換先更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて生成する変換先更新要求生成手段と、前記変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換元更新要求に基づく要求を行う変換元更新要求手段と、前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換先更新要求に基づく要求を行う変換先更新要求手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るポイント連携装置の制御方法は、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理データベースと通信接続されるポイント連携装置の制御方法において、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶手段に記憶させるユーザ情報記憶ステップと、共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、変換先データベース識別情報と、を含むポイント変換要求を受け付ける変換要求受付ステップと、前記ポイント変換要求に含まれる変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量と、を含む変換元更新要求を、前記記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて生成する変換元更新要求生成ステップと、前記ポイント変換要求に含まれる前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量と、を含む変換先更新要求を、前記記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて生成する変換先更新要求生成ステップと、前記変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換元更新要求に基づく要求を行う変換元更新要求ステップと、前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換先更新要求に基づく要求を行う変換先更新要求ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理データベースと通信接続されるポイント連携装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、変換先データベース識別情報と、を含むポイント変換要求を受け付ける変換要求受付手段、前記ポイント変換要求に含まれる前記変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量と、を含む変換元更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて生成する変換元更新要求生成手段、前記ポイント変換要求に含まれる前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量と、を含む変換先更新要求を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて生成する変換先更新要求生成手段、前記変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換元更新要求に基づく要求を行う変換元更新要求手段、及び、前記変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに、前記変換先更新要求に基づく要求を行う変換先更新要求手段、として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0009】
また、本発明に係るポイント連携システムは、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する、複数のポイント管理情報記憶手段と、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量情報と、を含む変換元更新要求情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元識別情報と、に基づいて生成する変換元更新要求生成手段と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量情報と、を含む変換先更新要求情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先識別情報と、に基づいて生成する変換先更新要求生成手段と、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換元更新要求情報に含まれる変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元更新要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新手段と、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換先更新要求情報に含まれる変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先更新要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るポイント連携装置は、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続されるポイント連携装置において、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量情報と、を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元識別情報と、に基づいて取得する変換元更新要求生成手段と、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量情報と、を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先識別情報と、に基づいて取得する変換先更新要求生成手段と、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新させる変換元更新要求手段と、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るポイント連携装置の制御方法は、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置の制御方法において、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶手段に記憶させるユーザ情報記憶ステップと、共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付ステップと、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量情報と、を、前記記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元識別情報と、に基づいて取得する変換元更新要求生成ステップと、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量情報と、を、前記記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先識別情報と、に基づいて取得する変換先更新要求生成ステップと、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新させる変換元更新要求ステップと、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るプログラムは、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量情報と、を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元識別情報と、に基づいて取得する変換元更新要求生成手段、前記ポイント変換要求情報に含まれる前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量情報と、を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先識別情報と、に基づいて取得する変換先更新要求生成手段、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新させる変換元更新要求手段、及び、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に、前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求手段、として、サーバコンピュータやパーソナルコンピュータ等の前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0013】
本発明によれば、複数のポイント管理データベース(ポイント管理情報記憶手段)にはそれぞれ、個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報が記憶される。また、共通ユーザ識別情報と個別ユーザ識別情報とを対応づけてなるユーザ情報が記憶される。ここで、共通ユーザ識別情報は、ポイント連携システム全体において各ユーザを識別するためのユーザ識別情報であり、例えばポイント連携装置において管理されるユーザ識別情報である。個別ユーザ識別情報は、ポイント管理データベースそれぞれにおいて各ユーザを識別するためのユーザ識別情報であり、ポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理されるユーザ識別情報である。ポイント情報は、例えばポイント(「コイン」や「メダル」等、他の名前で呼ばれるものを含む)の残高を表す数値情報等である。
【0014】
そして、共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理データベースを識別する変換元データベース識別情報(変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報)と、変換先のポイント管理データベースを識別する変換先データベース識別情報(変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報)と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける。そして、該ポイント変換要求情報に含まれる変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量情報と、を含む変換元更新要求情報を、ユーザ情報と、該ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて生成する。また、該ポイント変換要求情報に含まれる変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量情報と、を含む変換先更新要求情報を、ユーザ情報と、該ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて生成する。ここで、ポイント変換要求情報は1又は複数のポイント種類から他のポイント種類へのポイント変換要求を示す情報(データ)である。変換元更新要求情報は変換元のポイント管理データベースに対するポイント情報の更新要求を示す情報(データ)である。変換先更新要求情報は変換先のポイント管理データベースに対するポイント情報の更新要求を示す情報(データ)である。変換元ポイント減少量情報は変換元ポイント種類の残高をどれだけ減少させるかを示す情報(データ)である。変換先ポイント増加量情報は変換先ポイント種類の残高をどれだけ増加させるかを示す情報(データ)である。
【0015】
そして、変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに記憶されるポイント情報のうち、変換元更新要求情報に含まれる変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、変換元更新要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する。また、変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースに記憶されるポイント情報のうち、変換先更新要求情報に含まれる変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、変換先更新要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する。
【0016】
こうすれば、1又は複数のあるサービスに関連するポイントから、他のサービスに関連するポイントへ変換が、共通ユーザ識別情報によって管理され、ユーザは容易にポイントの変換を行うことができる。このため、一方のサービスのユーザが他方のサービスに興味を抱くようにできる。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記ポイント変換要求は、変換元ポイント減少量を含み、前記変換先更新要求生成手段は、変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、を含み、前記変換レート情報と、前記ポイント変換要求に含まれる変換元ポイント減少量と、に基づいて、前記変換先ポイント増加量を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、変換元となるポイントと変換先となるポイントとの間に変換レートを定めることができるようになり、変換先ポイントの増加量を変換元ポイント減少量に基づいて取得することができるようになる。
【0018】
また、本発明の一態様では、前記ポイント変換要求情報は、変換元ポイント減少量情報を含み、前記変換先更新要求生成手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、ポイント変換要求において例えば指定等された変換元ポイント減少量に基づいて、変換先ポイント増加量を取得できるようになる。
【0019】
また、本発明の一態様では、前記変換先更新要求生成手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とすることを特徴とする。こうすれば、ポイント変換要求において例えば指定等された変換元ポイント減少量の一部を変換対象として、変換先ポイント増加量を取得できるようになる。
【0020】
また、本発明の一態様では、前記変換先更新要求生成手段は、変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段を含み、前記変換レート情報にさらに基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、変換元となるポイント種類と変換先となるポイント種類との間に変換レートを定めることができるようになり、この変換レートと、ポイント変換要求において例えば指定等された変換元ポイント減少量とに基づいて、変換先ポイント増加量を取得できるようになる。
【0021】
また、本発明の一態様では、前記ポイント変換要求は、変換先ポイント増加量を含み、前記変換元更新要求生成手段は、変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、を含み、前記変換レート情報と、前記ポイント変換要求に含まれる変換先ポイント増加量と、に基づいて、前記変換元ポイント減少量を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、変換元となるポイントと変換先となるポイントとの間に変換レートを定めることができるようになり、変換先ポイントの増加量に基づいて変換元ポイント減少量を取得することができるようになる。
【0022】
また、本発明の一態様では、前記ポイント変換要求情報は、変換先ポイント増加量情報を含み、前記変換元更新要求生成手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報に基づいて、前記変換元ポイント減少量情報を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、ポイント変換要求において例えば指定等された変換先ポイント増加量に基づいて、変換元ポイント減少量を取得できるようになる。
【0023】
前記変換元更新要求生成手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が変換元ポイント減少量の一部に基づくポイント量となるように、前記変換元ポイント減少量情報を取得することを特徴とする。こうすれば、変換先ポイント増加量が変換元ポイント減少量の一部に基づくポイント量となるように、変換元ポイント減少量を取得できるようになる。
【0024】
また、本発明の一態様では、前記変換元更新要求生成手段は、変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段を含み、前記変換レート情報にさらに基づいて、前記変換元ポイント減少量情報を取得する、ことを特徴とする。こうすれば、変換元となるポイント種類と変換先となるポイント種類との間に変換レートを定めることができるようになり、この変換レートと、ポイント変換要求において例えば指定等された変換先ポイント増加量に基づいて、変換元ポイント減少量を取得できるようになる。
【0025】
また、本発明の一態様では、ポイント変換履歴を記憶する変換履歴記憶手段と、前記変換元更新要求情報と、前記変換先更新要求情報と、に基づいて、前記ポイント変換履歴を更新する変換履歴更新手段と、前記ポイント変換履歴に基づいて、ポイント変換履歴情報を生成して出力する変換履歴情報出力手段と、を含むことを特徴とする。ここで、出力は、例えば画面表示、印刷や送信等することである。こうすれば、ポイント変換履歴を記憶し、該ポイント変換履歴に基づくポイント変換履歴情報を出力することができるようになる。
【0026】
また、本発明の一態様では、個別ユーザ識別情報を含むポイント管理情報に基づくバーコード画像を出力するバーコード出力手段を含むことを特徴とする。こうすれば、個別ユーザ識別情報を含むポイント管理情報に基づくバーコード画像を出力することができるようになる。
【0027】
また、本発明の一態様では、前記変換レート情報は、ポイント変換において、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量のポイント価値と、前記変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量のポイント価値と、が等価となるように設定されることを特徴とする。こうすれば、変換元ポイント減少量と変換先ポイント増加量とのポイント価値が等価となるようにすることができる。ここで、ポイント価値はポイント種類の価値を示すものであり、各ポイントサービスごと(例えば各ポイント管理データベースごと)に定められるものである。ポイント価値は、例えばポイントがあるサービスにおいて仮想貨幣として機能する(金銭的価値を有する)場合にはその貨幣価値(金銭的価値)によって示される。また例えば、ポイントがあるサービスにおいてポイント量に応じた商品と交換可能な場合にはその商品の価値によって示される。変換元ポイント減少量又は変換先ポイント増加量のポイント価値は、各ポイントサービスごとに定められるポイント価値に基づいて算出される。例えば、各ポイントサービスごとに定められる、所定ポイント量あたりのポイント価値(例えばポイント単位量あたりのポイント価値)に基づいて算出される。
【0028】
また、本発明の一態様では、前記変換レート情報は、ポイント変換において、前記変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量のポイント価値が、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量のポイント価値よりも所定分下がるように設定されることを特徴とする。こうすれば、変換先ポイント増加量のポイント価値が変換元ポイント減少量のポイント価値よりも低くなるようにすることができる。ポイント変換において、変換に係るポイントのポイント価値を下げるようにすることができる。
【0029】
また、本発明に係るポイント連携システムは、1のユーザの複数種類のポイント情報をそれぞれにおいて個別に記憶し、管理する複数のポイント管理情報記憶手段と、該ユーザからの要求に基づき前記各ポイント管理情報記憶手段間で該ユーザのポイントを移動するポイント変換手段と、を含むことを特徴とする。
【0030】
また、本発明の一態様では、前記変換手段は、予め定めた変換レートに基づいて、前記各ポイント管理情報記憶手段間で該ユーザのポイントを移動すること、を特徴とする。
【0031】
また、本発明の一態様では、前記変換レートは、移動に係るポイントのポイント価値を当該移動に係るポイント管理情報記憶手段間において等価とする変換レートであること、を特徴とする。
【0032】
また、本発明の一態様では、前記変換レートは、変換元ポイント管理情報記憶手段から移動されるポイント価値に対して予め定めた分だけ価値を下げた変換レートであること、を特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態に係るポイント連携システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、このポイント連携システム10では、インターネット等のデータ通信ネットワーク12に、ポイント連携サーバ14、ポイント管理サーバ16a〜16c及び携帯電話基地局26が直接又は間接に接続されている。
【0035】
ポイント連携サーバ14は、公知のサーバコンピュータシステムを含んで構成されており、携帯電話24からアクセスされ、ポイント連携(変換)サービスを提供する。ポイント連携サーバ14には、公知のハードディスク記憶装置から構成されるデータベース18が接続されている。
【0036】
また、ポイント管理サーバ16a〜16cは、ポイント連携サーバ14と同様に公知のサーバコンピュータシステムを含んで構成されており、ポイント連携サーバ14からアクセスされる。ポイント管理サーバ16a〜16cには、それぞれ公知のハードディスク記憶装置から構成されるデータベース20a〜20cが接続されている。
【0037】
携帯電話機24は、入力部(ダイヤルボタン等)及び表示部(液晶表示装置等)を備えており、通話機能に加え、特にデータ通信機能を備えている。そして、携帯電話基地局26及び通信ネットワーク12を介してポイント連携サーバ14にアクセスして、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)や独自プロトコル等に則って、各種要求を送信したり、各種画面データを受信したりできるようになっている。
【0038】
以上の構成を有するポイント連携システム10では、ポイント管理サーバ16a〜16cで管理される、あるサービスに関連するポイントと、他のポイント管理サーバ16a〜16cで管理される、他のサービスに関連するポイントとが連携され、ユーザが、あるサービスに関連するポイントを他のサービスに関連するポイントへ変換することができるようになっている。
【0039】
図2は、ポイント連携システム10の機能構成を示すブロック図である。同図では、ポイント連携システム10で実現される機能のうち、本発明に関係するものを中心として示している。同図に示すように、ポイント連携システム10で実現される機能には、ユーザ情報記憶部30、変換要求受付部32、更新要求生成部34、更新部42、ポイント管理データベース(ポイント管理情報記憶部)48、変換履歴更新部50、変換履歴記憶部52及び変換履歴出力部54が含まれる。
【0040】
これらの機能は、ポイント連携サーバ14又はポイント管理サーバ16a〜16cが、CGI(Common Gateway Interface)等のプログラムを実行することによって実現される。また、これらの機能は、ポイント連携サーバ14又はデータベース18によって実現されるようにしてもよいし、ポイント管理サーバ16a〜16c又はデータベース20a〜20cによって実現されるようにしてもよい。なお、以下では、ユーザ情報記憶部30、変換要求受付部32、更新要求生成部34は、変換履歴更新部50、変換履歴記憶部52及び変換履歴出力部54は、ポイント連携サーバ14及びデータベース18によって実現されるものとして説明する。また、更新部42及びポイント管理データベース48は、ポイント管理サーバ16a〜16c及びデータベース20a〜20cによって実現されるものとして説明する。
【0041】
ユーザ情報記憶部30は、主としてデータベース18により構成され、共通ユーザ識別情報と、個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶する。ここで、共通ユーザ識別情報は、ポイント連携サービスにおいて各ユーザを識別するためのユーザ識別情報である。個別ユーザ識別情報は、各ポイントサービスにおいて各ユーザを識別するためのユーザ識別情報であり、ポイント管理データベースそれぞれにおいて個別に管理されるユーザ識別情報である。ユーザ情報は、例えば、図3に示すような共通ユーザ情報テーブルと、図4に示すような個別ユーザ情報テーブルを含む。
【0042】
図3に示すように、共通ユーザ情報テーブルには、共通ユーザID(共通ユーザ識別情報)に対応づけて、共通パスワード及びユーザ名が記憶されている。なお、他にも電子メールアドレス等の個人情報を記憶させるようにしてもよい。共通ユーザIDと共通パスワードは、ポイント連携システム10によって提供されるポイント連携サービスを利用する上で必要となるものである(図12参照)。ポイント連携システム10によって提供されるポイント連携サービスの利用がユーザによって申し込まれると、該ユーザに対して共通ユーザID及び共通パスワードが発行され、共通ユーザ情報テーブルに該ユーザの情報が登録されることになる。
【0043】
図4に示すように、個別ユーザ情報テーブルには、共通ユーザIDに対応づけて、ポイントID、個別ユーザID(個別ユーザ識別情報)及び認証キーが記憶されている。個別ユーザIDは各ポイントサービスにおいてユーザを識別するためのものであり、ポイント管理データベース48において個別に管理されるユーザ識別情報である。ポイント管理データベース48では、独自に管理するポイントについて、例えば図5に示すような会員情報テーブル(同図(a))とポイント利用情報テーブル(同図(b))とが記憶される。これらは、本ポイント連携システム10とは別個に、ポイントサービス提供者(ポイントを発行する業者等)によって管理されるものである。例えば、会員情報テーブルには、ポイントカードの発行を受けたユーザ(ポイントカードサービスに入会したユーザ)に関する情報が登録される。また、例えば、ポイント利用情報テーブルには、ユーザが商品購入等をした場合に発生するポイントや消費されるポイントについて登録される。
【0044】
図4において、ポイントIDは、ポイント種類を識別する情報である。ポイント連携システム10では、図6に示すようなポイント連携情報テーブルが記憶される。ポイント連携情報テーブルは、ポイント連携システム10によって提供されるポイント連携サービスの対象であるポイント種類を示すものであり、ポイントIDに対応づけて、ポイント名及びURL(Uniform Resource Locators)等を記憶している。ポイント連携情報テーブルには、ポイントサービス提供者(ポイントを発行する業者等)によってポイント連携サービスへの参加が申し込まれた場合に、該ポイント種類に関する情報が登録される。ポイント連携情報テーブルにポイント種類が登録されると、ユーザは連携対象として該ポイント種類を選択できるようになる。URLは、ポイントIDによって識別されるポイント種類を管理するポイント管理データベース48へアクセスするためのCGIプログラムへのURLである。したがって、ポイント連携システム10では、ポイント管理データベース48に記憶される情報を参照したり、更新したりする場合には、該URLに基づいて、所定CGIプログラムに所定引数を指定することによって行うようになっている。なお、以下では、ポイント連携情報テーブルはデータベース18に記憶されるものとして説明する。また、ポイント「A」は、ポイント管理サーバ16a及びデータベース20aによって管理され、ポイント「B」は、ポイント管理サーバ16b及びデータベース20bによって管理され、ポイント「C」は、ポイント管理サーバ16c及びデータベース20cによって管理されるものとして説明する。
【0045】
認証キーは、ポイント管理データベース48にアクセスする場合に、個別パスワードの代わりとして使用されるものである。すなわち、「UID1」のユーザについて、ポイント「A」の残高を照会等する場合には、IDとして「AUID1」を、パスワードとして個別パスワード「APWD1」の代わりに「AKEY1」を渡すことによって、認証が行われるようになっている。個別パスワードをポイント管理データベース48にアクセスする側で保持し、ポイント管理データベース48にアクセスする場合には、この個別パスワードを使用するようにすると、個別パスワードがポイント管理データベース48側で変更される度に、保持する個別パスワードも併せて変更する必要がある。通常、ID(個別ユーザID)は、一旦発行された後には変更されることがほとんどないのに対し、パスワード(個別パスワード)は、セキュリティの観点からも変更されるのが一般的である。しかし、認証キーを別途用意し、個別パスワードの代わりに使用するようにすると、このようなことを考慮する必要がない。
【0046】
変換要求受付部32は、例えばCPU、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ、プログラムを含んで構成され、ポイント変換要求を受け付ける。変換要求受付部32は、データ通信ネットワークを介してポイント変換要求を受信する場合には、例えば公知の通信インタフェースを含んで構成される。ここで、ポイント変換要求は、共通ユーザ識別情報(共通ユーザID)、変換元データベース識別情報(例えば、変換元とするポイントID)、変換先データベース識別情報(例えば、変換先とするポイントID)を含み、具体的にはポイント変換要求を示すデータである。また、ポイント変換要求は、変換元のポイント減少量又は/及び変換先のポイント増加量を示す情報等を含むようにしてもよい。
【0047】
更新要求生成部34は、変換元更新要求生成部36、変換先更新要求生成部38及び変換レート記憶部40を含む。変換元更新要求生成部36及び変換先更新要求生成部38は、例えばCPU、RAMやROM等のメモリ、プログラムを含んで構成される。変換レート記憶部40は、例えば公知のハードディスク記憶装置やデータベースマネージメントシステムを含んで構成される。
【0048】
変換先更新要求生成部38は、ユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報と、ポイント変換要求(変換要求受付部32によって受け付けられる)に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換先データベース識別情報と、に基づいて、変換先更新要求を生成する。変換先更新要求は、変換先ユーザ識別情報と、変換先ポイント増加量を示す情報と、を含み、具体的には変換先ポイント管理データベースに対するポイント情報更新要求を示すデータである。変換先ユーザ識別情報は変換先のポイントサービスにおいて各ユーザを識別するユーザ識別情報であり、変換先ポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である。変換先ポイント管理データベースは変換先ポイント種類を管理するポイント管理データベースであり、ポイント変換要求(変換要求受付部32によって受け付けられる)に含まれる変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースである。
【0049】
なお、ポイント変換要求に変換元ポイント減少量を示す変換元ポイント減少量情報が含まれる場合には、変換先更新要求生成部38は、該ポイント変換要求に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量に基づいて変換先ポイント増加量を取得し、変換先更新要求を生成するようにしてもよい。この場合、該ポイント変換要求に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするようにしてもよい。すなわち、該変換元ポイント減少量を割引したもの(例えば、該変換元ポイント減少量から所定量減じたものや該変換元ポイント減少量に所定率を乗じたもの)を変換対象とし、これに基づいて変換先ポイント増加量を取得するようにしてもよい。
【0050】
この場合、割引量記憶部に割引量情報を記憶させておくようにすればよい。そして、変換先更新要求生成部38は、この割引量情報にさらに基づいて変換先ポイント増加量を取得するようにすればよい。割引量記憶部は、例えば公知のハードディスク記憶装置やデータベースマネージメントシステムを含んで構成されるようにすればよい。割引量情報は、変換元ポイント種類と変換先ポイント種類との組み合わせに対応する割引量を示すものであり、例えば図25に示すようにすればよい。同図に示すように、割引量情報には、変換元ポイント種類と変換先ポイント種類との組み合わせに対応づけて、割引量を記憶させるようにすればよい。ここで、割引量は、割引するポイント量を示すようにしてもよいし、割引率を示すようにしてもよいし、変換対象ポイント率(1−割引率)を示すようにしてもよい。同図は、割引量を変換対象ポイント率とした例を示している。割引量は、変換可能なポイント種類同士の組み合わせについてのみ記憶させておくようにすればよい。ここでは、変換元ポイント種類と変換先ポイント種類との組み合わせに対応して割引量を記憶させるようにしたが、ポイントの変換方向に関係なくポイント種類の組み合わせに対応して割引量を記憶させるようにしてもよいし、ポイント種類の組み合わせに関係なくポイント連携システム10において割引量が一定となるようにしてもよい。
【0051】
変換元更新要求生成部36は、ユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報と、ポイント変換要求(変換要求受付部32によって受け付けられる)に含まれる共通ユーザ識別情報と、変換元データベース識別情報と、に基づいて、変換元更新要求を生成する。変換元更新要求は、変換元ユーザ識別情報と、変換元ポイント減少量を示す情報と、を含み、具体的には変換元ポイント管理データベースに対するポイント情報更新要求を示すデータである。変換元ユーザ識別情報は変換元のポイントサービスにおいて各ユーザを識別するユーザ識別情報であり、変換元ポイント管理データベースにおいて管理される個別ユーザ識別情報である。変換元ポイント管理データベースは変換元ポイント種類を管理するポイント管理データベースであり、ポイント変換要求(変換要求受付部32によって受け付けられる)に含まれる変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベースである。
【0052】
なお、ポイント変換要求に変換先ポイント増加量を示す変換先ポイント増加量情報が含まれる場合には、変換元更新要求生成部36は、当該ポイント変換要求に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量に基づいて変換元ポイント減少量を取得し、変換元更新要求を生成するようにしてもよい。この場合、ポイント変換要求に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が変換元ポイント減少量の一部に基づくポイント量となるように、変換元ポイント減少量を取得するようにしてもよい。変換元更新要求生成部36は、例えば前述したような割引量情報にさらに基づいて変換元ポイント減少量を取得するようにしてもよい。
【0053】
変換レート記憶部40は、変換レート情報を記憶する。変換レート情報は、変換可能なポイント種類の組み合わせと、変換不可能なポイント種類の組み合わせと、を示すとともに、変換可能なポイント種類の組み合わせについては、その変換レートを示すものであり、例えば図7に示すようになっている。同図によれば、ポイント「A」をポイント「B」に変換する場合には、変換に係るポイント「A」のポイント数の1/2倍のポイント数が、ポイント「B」の残高に加算されることになる。逆に、ポイント「B」をポイント「A」に変換する場合には、変換に係るポイント「B」のポイント数の2倍のポイント数が、ポイント「A」の残高に加算されることになる。また、同図において、「*」はポイント変換不可能であることを示している。なお、変換先更新要求生成部38は、ポイント変換要求に変換元ポイント減少量を示す情報が含まれるとき、該変換元ポイント減少量と、変換レート記憶部40に記憶される変換レート情報と、に基づいて、変換先ポイント増加量を取得するようにしてもよい。また、変換元更新要求生成部36は、ポイント変換要求に変換先ポイント増加量を示す情報が含まれるとき、該変換先ポイント増加量と、変換レート記憶部40に記憶される変換レート情報と、に基づいて、変換元ポイント減少量を取得するようにしてもよい。
【0054】
ここで、変換レート情報は、例えば異なるポイント種類間におけるポイント変換が等価変換となるように設定すればよい。各ポイント種類についてポイント単位量(例えば1ポイント)当たりのポイント価値が定められている場合には、これらに基づいて算出される、ポイント変換における変換元ポイント種類と変換先ポイント種類とに対するポイント増減量のポイント価値が等しく(又は同等に)なるように、変換レート情報を設けるようにすればよい。例えば、ポイント「A」に関連するサービスでは1ポイントを1円として使用できるようになっており、ポイント「B」に関連するサービスでは1ポイントを2円として使用できるようになっている場合には、図7に示すように変換レート情報を設ければよい。同図によれば、ユーザがポイント「A」について100ポイントをポイント「B」に変換すると、ポイント「B」には50ポイント加算されることになる。この場合、ポイント「A」においては、100ポイントは100円の価値を有し、ポイント「B」においては、50ポイントは100円の価値を有するため、ポイントの等価変換が行われるようになっている。また、一のポイントサービスにおいてポイント量に応じて商品等と交換可能な場合において、所定商品と交換可能な所定ポイント量を他のポイントサービスのポイントに変換する場合には、当該他のポイントサービスにおいて当該所定商品と同程度の価値である商品等と交換可能なポイント量が、或いは当該所定商品と同程度の金銭的価値であるポイント量が、当該他のポイントサービスのポイント残高に加算されるように、変換レート情報を設けるようにしてもよい。なお、各ポイント種類についてポイント単位量当たりのポイント価値が定められている場合には、これらの情報を記憶させておき、ポイント変換の際には、これらの情報(各ポイントサービスにおいて定められるポイント単位量当たりのポイント価値)に基づいて等価変換が実現されるようにしてもよい。
【0055】
なお、変換先更新要求生成部38は、ポイント変換要求に変換元ポイント減少量を示す情報が含まれる場合、該変換元ポイント減少量に変換対象ポイント率(図25参照)を乗じ、さらにこれに変換レートを乗ずることによって、変換先ポイント増加量を取得するようにしてもよい。また、該変換元ポイント減少量に変換レートを乗じた後に、これに変換対象ポイント率を乗ずることによって、変換先ポイント増加量を取得するようにしてもよい。変換レート記憶部40と割引量記憶部とは別に設けるようにしてもよいし、変換レート情報と割引量情報とを統合するようにしてもよい。例えば、図7において変換可能なポイント種類の組み合わせに対応づけて、変換レートと変換対象ポイント率とを乗じたものを記憶させるようにしてもよい。
【0056】
更新部42は、変換元更新部44及び変換先更新部46を含む。変換元更新部44及び変換先更新部46は、例えばCPU、RAMやROM等のメモリ、プログラムを含んで構成される。変換元更新部44は、変換元ユーザ識別情報に対応づけて変換元ポイント管理データベース(変換元データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベース48)に記憶されるポイント情報を、変換元更新要求に含まれる変換元ポイント減少量を示す情報に基づいて、変換元ポイント減少量だけ残高が減るように更新する。変換先更新部46は、変換先ユーザ識別情報に対応づけて変換先ポイント管理データベース(変換先データベース識別情報によって識別されるポイント管理データベース48)に記憶されるポイント情報を、変換先更新要求に含まれる変換先ポイント増加量を示す情報に基づいて、変換先ポイント増加量だけ残高が増えるように更新する。例えば、変換元更新部44や変換先更新部46は、データ通信ネットワークを介して、変換元更新要求や変換先更新要求(具体的にはこれらを示すデータ)をそれぞれ受信し、ポイント管理データベース48を更新する。
【0057】
ポイント管理データベース48は、主としてデータベース20a〜20cにより構成され、個別に管理するユーザ識別情報(個別ユーザ識別情報)に対応づけてポイント情報を記憶する。ポイント情報は、例えばポイントの残高を表す数値情報等である。ポイント管理データベース48は、例えば図8〜図10に示すようなポイント情報テーブルを記憶する。同図に示すように、ポイント情報テーブルには、個別ユーザIDに対応づけて、認証キー及びポイント残高が記憶される。ポイント連携システム10では、後述するポイント連携登録(図14参照)が行われると、所定のポイント情報テーブルに情報が登録されるようになっている。ポイント残高は、更新部42によって更新される。また、ポイント残高は、ポイント利用情報テーブルになされた更新に基づいて、所定タイミングで更新されるようになっている。すなわち、ポイント残高について、ポイント情報テーブルとポイント利用情報テーブルは同期をとるようになっている。例えば、ポイント情報テーブルが参照されたタイミングや、ポイント情報テーブルが更新されたタイミングや、ポイント利用情報テーブルが更新されたタイミングで、同期をとるようにすればよい。なお、ここで、図8はポイント「A」に関するポイント情報テーブルを示しており、図9はポイント「B」に関するポイント情報テーブルを示しており、図10はポイント「C」に関するポイント情報テーブルを示している。
【0058】
変換履歴更新部50は、例えばCPU、RAMやROM等のメモリ、プログラムを含んで構成され、変換元更新要求(具体的には変換元更新要求を示すデータ)と、変換先更新要求(具体的には変換先更新要求を示すデータ)と、に基づいて、変換履歴記憶部52に記憶されるポイント変換履歴を更新する。
【0059】
変換履歴記憶部52は、主としてデータベース18を含んで構成され、ポイント変換履歴を記憶する。変換履歴記憶部52は、例えば図11に示すようなポイント変換履歴テーブルを記憶する。ポイント変換履歴テーブルは、いつ、どのユーザによって、どのポイント種類からどのポイント種類へ、どれだけのポイント数の変換が実行されたか、を記憶するためのものである。ポイント変換履歴テーブルは、例えば、変換履歴ID、変換日、共通ユーザID、変換元ポイントID、変換元個別ユーザID、変換元ポイント減少数(変換元ポイント減少量)、変換先ポイントID、変換先個別ユーザID及び変換先ポイント増加数(変換先ポイント増加量)を含む。
【0060】
また、ポイント変換履歴テーブルには、例えば図26に示すように、ポイント割引数(割引量)を含むようにしてもよい。ポイント割引数は、例えば変換元ポイント減少数に割引率(図25参照)を乗じることによって算出される。同図の例では、変換元ポイント減少数からポイント割引数を差し引いたポイント数(変換対象ポイント数)が、変換レート情報(図7参照)に基づいて、変換先ポイント種類に変換されたことを示している。
【0061】
変換履歴情報出力部54は、例えばCPU、RAMやROM等のメモリ、プログラムを含んで構成され、変換履歴記憶部52に記憶されるポイント変換履歴に基づいて、ポイント変換履歴情報を生成して出力(例えば、画面表示、印刷や送信等)する。ここで、ポイント変換履歴情報は、例えば、各ポイント種類間のポイント変換履歴を所定期間ごとに集計したものとすればよい。図11に示すポイント変換履歴テーブルであれば、変換日を条件にして、変換元ポイントID及び変換先ポイントIDの組み合わせについて、変換元ポイント減少数を集計すればよい。また、ポイント変換履歴情報は、この集計結果に基づいて、変換元ポイント種類の管理者から変換先ポイント種類の管理者へ請求される変換ポイント分の対価を示すようにしてもよい。この場合、相互に変換が行われている場合には、ポイント変換履歴を集計する際に相殺したり、対価を算出する際に相殺したりすればよい。
【0062】
また、図26に示すポイント変換履歴テーブルであれば、変換日を条件にして、変換元ポイントID及び変換先ポイントIDの組み合わせについて、ポイント割引数をさらに集計させるようにすればよい。この場合、ポイント変換履歴情報は、当該ポイント割引分の対価を示すようにすればよい。このとき、当該ポイント割引分の対価を変換元ポイント種類の管理者又は/及び変換先ポイント種類の管理者に配分できるように、当該対価のうち変換元ポイント種類の管理者に対する配分又は/及び変換先ポイント種類の管理者に対する配分を示すようにすればよい。
【0063】
以下に、ポイント連携システム10の動作について説明する。
【0064】
図12は、ポイント連携サービスの提供を受けるべく、ユーザが携帯電話24からポイント連携サーバ14にアクセスした際に、該携帯電話の表示部に表示されるログイン画面(ID及びパスワード入力画面)の一例を示している。この画面において、ポイント連携サービスに関して、同ユーザに対して登録されているID及びパスワード、すなわち共通ユーザ情報テーブル(図3参照)に記憶される共通ユーザID及び共通パスワードを入力すると、ユーザは、CGI(Common Gateway Interface)によって実現されたポイント連携サービスを利用することができるようになっている。なお、ポイント連携サーバ14では、同図のログイン画面において入力されたID及びパスワード(具体的にはこれらを示すデータ)を受信すると、その真偽を確認するようになっている。そして、該ID及びパスワードが正当であると確認された場合には、図13に示されるようなサービスメニュー画面を表示するための画面データを携帯電話24に送信するようになっている。
【0065】
図13は、携帯電話24の表示部に表示されるサービスメニュー画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同メニューに示されるように、連携対象とするポイントを登録するサービス(「ポイント連携登録」)と、ポイントの変換を実行するサービス(「ポイント変換」)と、ポイントを利用するサービス(「ポイント利用」)とがメニューとして含まれている。
【0066】
以下に、図13に示されるメニューにおいて、ユーザが「ポイント連携登録」を選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される画面の一例について説明する。本ポイント連携システム10において、ユーザは、ポイント連携サービスに参加しているポイント種類(図6参照)から、連携対象とするポイント種類を各自選択するようになっており、この「ポイント連携登録」メニューにおいて、連携対象とするポイント種類を選択できるようになっている。なお、本ポイント連携システム10においては、連携対象として各自選択したポイント種類のみを、変換元又は変換先ポイント種類として選択することができるようになっているため、ポイント変換を行う場合には、この「ポイント連携登録」メニューにおいて、連携対象とするポイント種類を選択しておく必要がある。
【0067】
図14は、図13に示されるメニューにおいて、ユーザが「ポイント連携登録」を選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示されるポイント連携登録画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、ユーザが「ポイント連携登録」を選択すると、ポイント連携サーバ16で連携対象として登録されているポイント種類、すなわちポイント連携情報テーブル(図6参照)に登録されているポイント種類のポイント名が表示される。各ポイント名表示は、リンクボタンになっている。ここで、既に連携対象として選択されているポイント種類については、選択が制限されるように表示すると好適である。また、ポイント名は、50音順で表示したり、業種別に区分けして表示したりすればよい。業種別に表示する場合には、ポイント連携情報テーブル(図6参照)において、ポイントIDに対応づけて業種情報を記憶するようにすればよい。この画面において、ユーザは、連携対象とするポイント種類のポイント名表示(リンクボタン)を選択する。ポイント名表示が選択されると、選択されたポイント種類のポイントIDがポイント連携サーバ14に送信される。ポイント連携サーバ14はポイントID(具体的にはこれを示すデータ)を受信すると、図15に示されるような、ポイント連携登録対象に対するログイン画面を表示するための画面データを携帯電話24に送信する。
【0068】
図15は、携帯電話24の表示部に表示されるポイント連携登録対象に対するログイン画面の一例(同図の例は、「A書店」が選択された場合)を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。この画面において、ユーザは、「A書店」のポイントサービスに関して、ユーザに対して登録されているID及びパスワード、すなわち会員情報テーブル(図5(a))に記憶される個別ユーザID及び個別パスワードを入力する。入力された個別ユーザID及び個別パスワード(具体的にはこれらを示すデータ)はポイント連携サーバ14に送信される。ポイント連携サーバ14はその正当性を確認すると、図16に示されるようなポイント連携登録確認画面を表示するための画面データを携帯電話24に送信する。
【0069】
図16は、携帯電話24の表示部に表示されるポイント連携登録確認画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、個別ユーザID等の正当性が確認された旨のメッセージと、「ポイント連携登録する」ボタンが表示されている。この画面において、「ポイント連携登録する」ボタンが選択されると、ポイント連携サーバ14においてポイント連携登録処理が実行され、ポイント連携登録画面(図14参照)において選択されたポイントが連携対象として登録される。具体的には、個別ユーザ情報テーブル(図4参照)及びポイント情報テーブル(図8参照)に新たにレコードが追加される。ポイント連携登録処理については後述する(図22参照)。
【0070】
次に、図13に示されるメニューにおいて、ユーザが「ポイント変換」を選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される画面の一例について説明する。
【0071】
図17は、図13に示されるメニューにおいて、ユーザが「ポイント変換」を選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される変換元ポイント選択画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、ユーザが「ポイント変換」を選択すると、該ユーザが連携対象として登録したポイント種類(該ユーザに対応づけて、個別ユーザ情報テーブル(図4参照)に記憶されるポイント種類)のポイント名と、「次へ」ボタンが表示されている。なお、各ポイント名に関連付けて各ポイント残高が表示されるようにしてもよい。この画面において、ユーザは、ポイント名が表示されるポイント種類のうち少なくとも1つを変換元として選択し、「次へ」ボタンを選択する。同図の例では、「Bビデオショップ」と「C量販店」とが変換元として選択されている。「次へ」ボタンが選択されると、選択されたポイント種類のポイントID(具体的にはポイントID(変換元データベース識別情報)を示すデータ)がポイント連携サーバ14に送信される。
【0072】
図18は、図17に示される変換元ポイント選択画面において、ユーザが変換元とするポイント種類を選択し、「次へ」ボタンを選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される変換先ポイント選択画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、該ユーザが連携対象として登録したポイント種類のポイント名と、「次へ」ボタンが表示されている。なお、変換元ポイント選択画面において変換元として選択されたポイント種類については、選択が制限されるように表示すると好適である。また、各ポイント名に関連付けて各ポイント残高が表示されるようにしてもよい。この画面において、ユーザは、ポイント名が表示されるポイント種類のうち1つを選択し、「次へ」ボタンを選択する。同図の例では、「A書店」が変換先として選択されている。「次へ」ボタンが選択されると、選択されたポイント種類のポイントID(具体的にはポイントID(変換先データベース識別情報)を示すデータ)がポイント連携サーバ14に送信される。
【0073】
図19は、図18に示される変換先ポイント選択画面において、ユーザが変換先ポイント種類を選択し、「次へ」ボタンを選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される変換実行確認画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、図17に示される変換元ポイント選択画面において選択されたポイント種類について、その残高と、そのポイントを変換した場合に変換先ポイント種類のポイント残高に加算されるポイント数と、が表示されている。例えば、「Bビデオショップ」の場合、現在ポイント残高は「100」であり、これを「A書店」のポイントに変換すると、「A書店」のポイントの残高が「200」加算されることを示している。変換した場合に変換先ポイント種類の残高に加算されるポイント数は、変換レート情報(図7参照)に基づいて算出される。この場合、変換レート情報(図7参照)に基づいて、変換不可能とされるポイント種類については、その旨を表示するようにすればよい。詳細については後述する(図23参照)。また、同図に示すように、「変換実行」ボタンが表示されている。この画面において、ユーザは変換元ポイント種類を最終的に選択し(確認し)、「変換実行」ボタンを選択する。「変換実行」ボタンが選択されると、ポイント連携サーバ14にポイント変換要求として、共通ユーザID、変換先ポイントID、変換先ポイントID(具体的にはこれらを示すデータ)が送信され、ポイント変換処理が実行される。ポイント変換処理の詳細については後述する(図24参照)。
【0074】
図20は、図13に示されるメニューにおいて、ユーザが「ポイント利用」を選択した場合に、携帯電話24の表示部に表示される利用ポイント選択画面の一例を示している。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。同図に示すように、ユーザが「ポイント利用」を選択すると、該ユーザが連携対象として登録した(ポイント連携登録した)ポイント種類のポイント名と、「次へ」ボタンが表示される。なお、各ポイント名に関連付けて各ポイント残高が表示されるようにしてもよい。この画面において、ユーザは、ポイント名が表示されるポイント種類のうち1つを選択し、「次へ」ボタンを選択する。同図の例では、「A書店」が選択されている。「次へ」ボタンが選択されると、図15に示されるログイン画面が表示され、入力されるID及びパスワードの正当性が確認されると、図21に示すようなバーコード画像表示画面が携帯電話24の表示部に表示される。同画面はポイント連携サーバ14から送信される画面データに基づいて表示される。
【0075】
バーコード画像は、例えば、ポイント管理データベース48において管理されるポイント情報(図8〜図10参照)に基づいて生成される。バーコード画像は、例えば、ポイントIDや個別ユーザID等の情報を含むようにすればよい。また、ポイント残高の情報を含むようにしてもよい。こうすれば、ユーザは、このバーコード画像が表示された携帯電話24を、携帯電話表示バーコード読み取り機器が設置された所定店舗等(同図の例であれば、「書店A」)に持って行くことで、例えば商品購入の際にポイントカードの代わりに使用することができるようになる。このため、ポイントカードを発行を受けていないユーザであっても、ID(個別ユーザID)及びパスワード(個別パスワード)の発行さえ受けていれば、ポイントを利用することができるようになる。
【0076】
なお、ポイント連携登録(図14〜図16参照)において、ID(個別ユーザID)及びパスワード(個別パスワード)の発行を受けてなくとも、ポイント連携登録できるようにした場合、すなわち、ID(個別ユーザID)等の発行を受けていないポイント種類にポイント変換できるようにした場合、当該ポイント種類については、このバーコード画像を利用することによって、当該ポイントを利用できるようにすればよい。こうすれば、ID(個別ユーザID)及びパスワード(個別パスワード)の発行を受けてなくとも、変換したポイントを利用することができるようになる。
【0077】
以下に、ポイント連携登録処理、すなわち、図15に示されるログイン画面において「ログイン」が選択された後、ポイント連携登録が完了するまでの処理について説明する。図22は、同処理を示すフロー図である。
【0078】
図15に示されるログイン画面において「ログイン」が選択されると、入力されたID及びパスワード(具体的にはこれらを示すデータ)が携帯電話24からポイント連携サーバ14へ送信される。ポイント連携サーバ14はID及びパスワードを受信すると、そのID及びパスワードが正当であるか否かを確認する(S101)。具体的には、入力されたID及びパスワードの組み合わせが、図5(a)に示される会員情報テーブルに記憶されているか否かについて確認する。入力されたID及びパスワードが正当でない場合には、その旨を表示する画面データを携帯電話24へ返信し、ポイント連携登録処理を中止する。
【0079】
一方、入力されたID及びパスワードが正当である場合には、ポイント連携登録の実行確認を表示する画面データを携帯電話24に返信し、例えばポイント連携登録確認画面(図16参照)を携帯電話24に表示させ、ポイント連携登録の実行確認を行う(S102)。ユーザによって、ポイント連携登録の実行確認がなされない場合、すなわち、ポイント連携登録確認画面(図16参照)において、「ポイント連携登録する」ボタンが選択されない場合には、ポイント連携登録処理は中止となる。
【0080】
一方、ユーザによって、ポイント連携登録の実行確認がなされた場合、すなわち、ポイント連携登録確認画面(図16参照)において、「ポイント連携登録する」ボタンが選択された場合には、ポイント連携サーバ14は、ポイント残高を取得する(S103)。具体的には、S101で正当性が確認されたIDに対応するポイント残高を、図5(b)に示されるポイント利用情報テーブルより取得する。
【0081】
次に、ポイント連携サーバ14は、認証キーを生成する(S104)。認証キーは、例えば乱数に基づいて生成するようにすればよい。また、例えば、携帯機種IDに基づいて生成するようにしてもよい。認証キーは、ポイント連携サーバ14からポイント管理サーバ16にアクセスする場合に、個別パスワードの代わりに使用されるものである。
【0082】
次に、ポイント連携サーバ14は、ポイント情報を更新する(S105)。すなわち、ポイント連携登録の対象とされたポイントに係るポイント情報(図8〜図10参照)が更新される。例えば、図16の場合であれば、「A書店」のポイント、すなわち、ポイント「A」に係るポイント情報(図8参照)に、S101で正当性が確認されたID、S104で生成された認証キー、S103で取得されたポイント残高の組み合わせのレコードが作成される。
【0083】
そして、ユーザ情報が更新される(S106)。具体的には、個別ユーザ情報テーブル(図4参照)に、共通ユーザID(図12に示されるログイン画面において入力されたID)、ポイントID(図14で選択されたポイント種類を識別するポイントID)、S101で正当性が確認されたID、S104で生成された認証キーのレコードが作成される。
【0084】
そして、ポイント連携登録処理が完了した旨を表示する画面データが携帯電話24に返信され、本処理は完了する。なお、以上に説明した処理は、ポイント連携サーバ14やポイント管理サーバ16a〜16cにおいてプログラムが実行されることによって実現される。
【0085】
以下に、変換実行確認表示処理、すなわち、変換先ポイント選択画面(図18参照)において、ユーザが変換先ポイント種類を選択し、「次へ」ボタンを選択した後、変換実行確認画面(図19参照)が表示されるまでの処理について説明する。図23は、同処理を示すフロー図である。
【0086】
同図に示すように、ポイント連携サーバ14は、変換元ポイント選択画面(図17参照)において、変換元として選択されたポイント種類を取得する(S201)。変換元ポイント選択画面においてなされた選択は、例えば非表示属性のフォームに保持されるようにしてもよいし、URLに引数として付加することによって保持されるようにしてもよい。ここでは、ポイント連携サーバ14は、このように保持された情報を受信し、それらの情報から変換元として選択されたポイント種類を取得する。
【0087】
次に、ポイント連携サーバ14は、変換先ポイント選択画面(図18参照)において、変換先として選択されたポイント種類を取得する(S202)。変換先ポイント選択画面においてなされた選択は、例えば非表示属性のフォームやURLに付加された引数から取得される。そして、ポイント連携サーバ14は、S201で取得した変換元ポイント種類について、そのポイント残高を取得する(S203)。具体的には、S201で取得した変換元ポイント種類に対応するポイント情報(図8〜図10)から取得する。
【0088】
次に、ポイント連携サーバ14は、変換先ポイント増加量を取得する(S204)。変換先ポイント増加量は、変換元ポイント種類のポイントを変換することによって、変換先ポイント種類の残高がどれだけ増加するかを示すものである。変換先ポイント増加量は、変換レート記憶部40に記憶される変換レート情報に、S203で取得した残高を適用することによって取得される。
【0089】
そして、変換実行確認画面を表示するための画面データを生成し、携帯電話24へ返信する。携帯電話24では、同画面データに基づいて、変換実行確認画面が表示される(S205)。変換実行確認画面には、変換元とするポイント名に関連づけて、S203で取得した残高と、S204で取得した変換先ポイント増加量とが表示されるように、画面データを生成する。以上で、本処理は完了する。なお、以上説明した処理は、ポイント連携サーバ14やポイント管理サーバ16a〜16cにおいてプログラムが実行されることによって実現される。
【0090】
以下に、ポイント変換処理、すなわち、変換実行確認画面(図19参照)において、「変換実行」ボタンが選択された後の処理について説明する。図24は、同処理を示すフロー図である。
【0091】
変換実行確認画面(図19参照)において、「変換実行」ボタンが選択されると、携帯電話24からポイント連携サーバ14へポイント変換要求(具体的にはポイント変換要求を示すデータ)が送信される。ポイント変換要求には、共通ユーザID(図12に示されるログイン画面において入力されたID)、変換元ポイントID(図17に示される変換実行選択画面において確認されたポイントを識別する)、変換先ポイントID(図18に示される変換先ポイント選択画面において選択されたポイント種類を識別する)を示す情報が含まれている。図19の場合であれば、変換元ポイントID(変換先データベース識別情報)として、ポイントID「B」「C」を示す情報が含まれ、変換先ポイントID(変換先データベース識別情報)として、ポイントID「A」を示す情報が含まれる。変換要求受付部32は、該ポイント変換要求を受信して受け付ける(S301)。
【0092】
次に、更新要求生成部34は、個別ユーザID及び認証キーを取得する(S302)。変換元更新要求生成部36は、ポイント変換要求に含まれる共通ユーザIDに対応する個別ユーザID及び認証キーであって、ポイント変換要求に含まれる変換元ポイントIDに対応するものを、個別ユーザ情報テーブル(図4参照)から取得する。また、変換先更新要求生成部38は、ポイント変換要求に含まれる共通ユーザIDに対応する個別ユーザID及び認証キーであって、ポイント変換要求に含まれる変換先ポイントIDに対応するものを、個別ユーザ情報テーブル(図4参照)から取得する。
【0093】
次に、更新要求生成部34は、ポイント情報テーブル(図8等参照)を参照したり更新したりするCGIプログラムにアクセスするためのURLを取得する(S303)。変換元更新要求生成部36は、ポイント変換要求に含まれる変換元ポイントIDに対応づけて、ポイント連携情報テーブル(図6参照)に記憶されるURLを取得する。変換先更新要求生成部38は、ポイント変換要求に含まれる変換先ポイントIDに対応づけて、ポイント連携情報テーブル(図6参照)に記憶されるURLを取得する。
【0094】
次に、変換元更新要求生成部36は、ポイント変換要求に含まれる変換元ポイントIDに対応するポイント情報テーブル(ここでは、図9及び図10参照)より変換元ポイント残高を取得する(S304)。S303において取得したURLに基づいて、ポイント情報テーブルアクセス用のCGIプログラムに、S302で取得した個別ユーザIDと認証キーを引数として渡すことによって、変換元ポイント残高を取得する。
【0095】
次に、変換先更新要求生成部38は、変換先ポイント更新量を取得する(S305)。具体的には、ポイント変換要求に含まれる変換元ポイントIDそれぞれについて、ポイント変換要求に含まれる変換先ポイントIDに対する変換レートを、変換レート記憶部40に記憶される変換レート情報から取得し、該変換レートをS304において取得されるポイント残高に適用することによって、変換先ポイント更新量(変換先ポイント増加量)を取得する。
【0096】
この場合、S304において取得されるポイント残高に割引率を適用した後に、これに該変換レートを適用することによって、変換先ポイント更新量を取得するようにしてもよい。割引率は、ポイント変換要求に含まれる変換元ポイントIDそれぞれについて、ポイント変換要求に含まれる変換先ポイントIDに対する割引率(又は変換対象ポイント率)を、割引量記憶部に記憶される割引量情報(図25参照)から取得するようにすればよい。
【0097】
そして、変換元更新要求生成部36は、S302において取得した個別ユーザID及び認証キー、S304において取得した変換元ポイント残高(変換元ポイント減少量)に基づいて、変換元更新要求(具体的には変換元更新要求を示すデータ)を生成し、変換元更新要求を実行する(例えば変換元更新要求を示すデータを送信する)。変換元更新要求が実行されると、変換元更新部44は、該変換元更新要求に基づいて、ポイント情報を更新する(S306)。具体的には、S302において取得された個別ユーザIDに対応づけて記憶されるポイント情報を、S304において取得された変換元ポイント残高分減少するように更新する。換言すると、変換元更新要求生成部36は、S303において取得したURLに基づいて、ポイント情報アクセス用のCGIプログラムを起動させ、S302において取得した個別ユーザIDに対応づけて記憶されるポイント情報を、S304において取得した変換元ポイント残高分減少するように更新させる。
【0098】
そして、変換先更新要求生成部38は、S302において取得した個別ユーザID及び認証キー、S305において取得した変換先ポイント更新量に基づいて、変換先更新要求(具体的には変換先更新要求を示すデータ)を生成し、変換先更新要求を実行する(例えば変換先更新要求を示すデータを送信する)。変換先更新要求が実行されると、変換先更新部46は、該変換先更新要求に基づいて、ポイント情報を更新する(S307)。具体的には、S302において取得された個別ユーザIDに対応づけて記憶されるポイント情報を、S305において取得された変換先ポイント更新量分増加するように更新する。換言すると、変換先更新要求生成部38は、S303において取得したURLに基づいて、ポイント情報アクセス用のCGIプログラムを起動させ、S302において取得した個別ユーザIDに対応づけて記憶されるポイント情報を、S305において取得した変換先ポイント更新量分増加するように更新させる。なお、S306又はS307において実行される更新の少なくとも一方が正常終了しない場合には、正常終了した方の更新についても破棄し、更新前の状態に戻すようにする。
【0099】
次に、変換履歴更新部50は、変換履歴記憶部52に記憶される変換履歴テーブル(図11参照)を更新する(S308)。変換履歴更新部50は、ポイント変換要求に含まれる共通ユーザID、変換元ポイントID及び変換先ポイントID、S302において取得された個別ユーザID、S304において取得された変換元ポイント残高(変換元ポイント減少数)、S305において取得された変換先ポイント更新量(変換先ポイント増加数)を、変換日時とともに、変換履歴記憶部52に記憶される変換履歴テーブル(図11参照)に登録する。
【0100】
そして、ポイント変換が正常に終了した旨を表示するための画面データを生成し、携帯電話24に返信する。以上で、本処理は完了する。なお、以上に説明した処理は、ポイント連携サーバ14やポイント管理サーバ16a〜16cにおいてプログラムが実行されることによって実現される。
【0101】
以上説明したように、本ポイント連携システム10によれば、あるサービスに関連するポイントと他のサービスに関連するポイントとを連携することができるようになる。このため、ユーザはあるサービスに関連して貯めたポイントを、他のサービスに関連するポイントに変換して利用することができるようになる。また、本ポイント連携システム10においては、ユーザは共通ユーザIDによって管理されるようになっている。そして、各サービスにおいて管理される個別ユーザは、この共通ユーザIDに対応づけて管理されるようになっている。このため、ユーザはポイント変換を実行する場合において、変換に係るポイントに関連するサービスの個別ユーザをそれぞれ指定することなく、共通ユーザIDを指定するだけで、ポイント変換を実行することができるようになっている。こうして、ユーザがあるポイントを他のポイントに容易に変換できるようになっている。
【0102】
ポイント連携システム10によれば、ユーザは、例えば旅行先等で取得したポイントや少量ポイント等のような利用頻度の低いポイントを、他の利用頻度の高いポイントに変換することができるようになり、低利用頻度のポイントを有効利用することができるようになる。また、ポイントサービス提供者(ポイントを発行する業者等)は、ポイントの相互変換が可能となることによって、ポイントサービスを拡張することができるようになる。
【0103】
また、ポイント連携システム10によれば、ポイント変換を行われる際に、ポイントの割引が行われるようにすることができる。こうすれば、ポイント変換において、変換に係るポイントの実質的価値が減少されるようになる。このため、ポイントを変換せずに利用する方がユーザにとって有利となる。したがって、変換元のポイントサービス提供者は、ユーザが基本的にはポイントを変換せずに自サービスにおいて使用することを期待できるようになる。また、割引によってポイントの価値が実質的に減少されるとしても、ポイントの有効利用を図るために、ユーザがポイント変換を行うことを期待できる。このため、変換先のポイントサービス提供者は、変換元のポイントサービス提供者の顧客の来店や購買を期待できるようになる。すなわち、集客力の向上を期待できるようになる。例えば、ポイント連携システム10によって提供されるポイント連携サービスに加入していない同業者がある場合、当該同業者に比較して、集客力の向上を期待できるようになる。
【0104】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0105】
例えば、以上では携帯電話24を端末として説明したが、端末はパーソナルコンピュータ、PDA(携帯情報端末)、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機であってもよい。
【0106】
また、例えば、ポイント管理データベース48において、会員情報テーブル(図5(a))、ポイント利用情報テーブル(図5(b))、ポイント情報テーブル(図8等)は統合されるようにしてもよい。
【0107】
また、例えば、ポイント変換において、以上では変換元ポイント種類のポイント残高がすべて変換先ポイント種類に変換されることとして説明したが、ユーザが、変換元ポイント種類のポイント残高のうち変換するポイント量(変換元ポイント減少量)を指定できるようにしてもよい。この場合、変換元ポイント選択画面(図17参照)や変換実行確認画面(図19参照)において指定できるようにすればよい。この場合、携帯電話24からポイント連携サーバ14に送信されるポイント変換要求に変換元ポイント減少量を示す情報が含まれるようにすればよい。例えば、変換実行確認画面(図19参照)において、変換元ポイント種類のポイント残高を表示するとともに、変換するポイント量指定欄をポイント残高を上限として増減できるように設ければよい。また、この場合、計算機能と、変換レート情報記憶機能と、を画面に含ませるようにし、変換するポイント量指定欄が変更された場合には、該変更に応じて変換先ポイント更新量の表示が変更されるようにすればよい。また、例えば、ユーザが、変換先ポイント種類について増加したい量(変換先ポイント増加量)を指定できるようにしてもよい。この場合、変換先ポイント選択画面(図18参照)において指定できるようにすればよい。また、この場合、携帯電話24からポイント連携サーバ14に送信されるポイント変換要求に変換先ポイント増加量を示す情報が含まれるようにすればよい。
【0108】
また、例えば、図13に示されるメニューにおいて、「ポイント変換」が選択された場合には、変換先ポイント選択画面(図18参照)、変換元ポイント選択画面(図17参照)、変換実行確認画面(図19参照)の順に、画面遷移するようにしてもよい。この場合、変換元ポイント選択画面では、変換先ポイント選択画面において選択されたポイント種類に変換可能なポイント種類を変換レート情報(図7参照)に基づいて取得し、同ポイント種類のみを表示するようにすればよい。また、同ポイント種類のうち、ポイント残高があるポイント種類のみを表示するようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1又は複数のあるサービスに関連するポイントから、他のサービスに関連するポイントへ変換することができ、あるサービスにおいてユーザが貯めたポイントを、他のサービスで利用できるようになる。このため、一方のサービスのユーザが他方のサービスに興味を抱くようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るポイント連携システムのシステム構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るポイント連携システムの機能ブロックを示す図である。
【図3】 共通ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】 個別ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】 会員情報テーブル及びポイント利用情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】 ポイント連携情報テーブルの一例を示す図である。
【図7】 変換レート情報テーブルの一例を示す図である。
【図8】 ポイント情報テーブルの一例を示す図である。
【図9】 ポイント情報テーブルの一例を示す図である。
【図10】 ポイント情報テーブルの一例を示す図である。
【図11】 変換履歴テーブルの一例を示す図である。
【図12】 ログイン画面の一例を示す図である。
【図13】 サービスメニュー画面の一例を示す図である。
【図14】 ポイント連携登録画面の一例を示す図である。
【図15】 ログイン画面の一例を示す図である。
【図16】 ポイント連携登録確認画面の一例を示す図である。
【図17】 変換元ポイント選択画面の一例を示す図である。
【図18】 変換先ポイント選択画面の一例を示す図である。
【図19】 変換実行確認画面の一例を示す図である。
【図20】 利用ポイント選択画面の一例を示す図である。
【図21】 バーコード画像表示画面の一例を示す図である。
【図22】 ポイント連携登録処理を示すフロー図である。
【図23】 変換実行確認表示処理を示すフロー図である。
【図24】 ポイント変換処理を示すフロー図である。
【図25】 割引量情報テーブルの一例を示す図である。
【図26】 変換履歴テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ポイント連携システム、12 データ通信ネットワーク、14 ポイント連携サーバ、16a,16b,16c ポイント管理サーバ、18,20a,20b,20c データベース、24 携帯電話、26 携帯電話基地局、30 ユーザ情報記憶部、32 変換要求受付部、34 更新要求生成部、36 変換元更新要求生成部、38 変換先更新要求生成部、40 変換レート記憶部、42 更新部、44 変換元更新部、46 変換先更新部、48 ポイント管理データベース、50 変換履歴更新部、52 変換履歴記憶部、54 変換履歴出力部。
Claims (17)
- ポイント連携システムにおいて、
個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する、複数のポイント管理情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
該ポイント連携システムは、
割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報と、前記割引量情報と、に基づいて、変換対象のポイント量を取得し、前記変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携システム。 - ポイント連携システムにおいて、
個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する、複数のポイント管理情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
該ポイント連携システムは、
割引率又は変換対象ポイント率を示す割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引率を1から引くことによって得られる率又は前記変換対象ポイント率と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報によって示される変換レートと、を乗じることによって、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携システム。 - 請求項1又は2に記載のポイント連携システムにおいて、
前記割引量情報記憶手段は、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて割引量情報を記憶し、
前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する割引量情報に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する、
ことを特徴とするポイント連携システム。 - ポイント連携システムにおいて、
個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する、複数のポイント管理情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換先ポイント増加量情報をさらに含み、
該ポイント連携システムは、
割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、
前記変換元ポイント減少量情報を取得する手段であって、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引量情報と、に基づいて得られる変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて得られるポイント量が、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量となるような前記変換元ポイント減少量情報を、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報と、前記割引量情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携システム。 - 請求項4に記載のポイント連携システムにおいて、
前記割引量情報記憶手段は、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて割引量情報を記憶し、
前記変換元ポイント減少量情報を取得する手段は、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する割引量情報に基づいて、前記変換元ポイント減少量情報を取得する、
ことを特徴とするポイント連携システム。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のポイント連携システムにおいて、
前記変換レート情報は、ポイント変換において、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量のポイント価値と、前記変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量のポイント価値と、が等価となるように設定されることを特徴とするポイント連携システム。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のポイント連携システムにおいて、
前記変換レート情報は、ポイント変換において、前記変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量のポイント価値が、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量のポイント価値よりも所定分下がるように設定されることを特徴とするポイント連携システム。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載のポイント連携システムにおいて、
個別ユーザ識別情報を含むポイント管理情報に基づくバーコード画像を出力するバーコード出力手段を含むことを特徴とするポイント連携システム。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続されるポイント連携装置において、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
該ポイント連携装置は、
割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報と、前記割引量情報と、に基づいて、変換対象のポイント量を取得し、前記変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置の制御方法において、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付ステップと、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶してなるユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得するステップと、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得ステップと、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求ステップと、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求ステップと、
前記変換元更新ステップ及び前記変換先更新ステップによる更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させるステップと、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力手段に出力させるステップと、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
前記取得ステップは、
割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得するステップと、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報と、前記割引量情報と、に基づいて、変換対象のポイント量を取得し、前記変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得するステップと、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置の制御方法。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求手段、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段、及び、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段、
として前記コンピュータを機能させ、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
前記取得手段は、
割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報と、前記割引量情報と、に基づいて、変換対象のポイント量を取得し、前記変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするプログラム。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続されるポイント連携装置において、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
該ポイント連携装置は、
割引率又は変換対象ポイント率を示す割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引率を1から引くことによって得られる率又は前記変換対象ポイント率と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報によって示される変換レートと、を乗じることによって、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置の制御方法において、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付ステップと、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶してなるユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得するステップと、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得ステップと、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求ステップと、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求ステップと、
前記変換元更新ステップ及び前記変換先更新ステップによる更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させるステップと、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力手段に出力させるステップと、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
前記取得ステップは、
割引率又は変換対象ポイント率を示す割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得するステップと、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引率を1から引くことによって得られる率又は前記変換対象ポイント率と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報によって示される変換レートと、を乗じることによって、前記変換先ポイント増加量情報を取得するステップと、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置の制御方法。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求手段、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段、及び、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段、
として前記コンピュータを機能させ、
前記ポイント変換要求情報は変換元ポイント減少量情報をさらに含み、
前記取得手段は、
割引率又は変換対象ポイント率を示す割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引率を1から引くことによって得られる率又は前記変換対象ポイント率と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報によって示される変換レートと、を乗じることによって、前記変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするプログラム。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続されるポイント連携装置において、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段と、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段と、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段と、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新させる変換先更新要求手段と、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段と、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段と、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換先ポイント増加量情報をさらに含み、
該ポイント連携装置は、
割引量情報を記憶する割引量情報記憶手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶する変換レート記憶手段と、をさらに含み、
前記取得手段は、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、
前記変換元ポイント減少量情報を取得する手段であって、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引量情報と、に基づいて得られる変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて得られるポイント量が、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量となるような前記変換元ポイント減少量情報を、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報と、前記割引量情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置の制御方法において、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付ステップと、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶してなるユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報記憶手段から前記ユーザ情報を読み出し、前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得するステップと、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得ステップと、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求ステップと、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求ステップと、
前記変換元更新ステップ及び前記変換先更新ステップによる更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させるステップと、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力手段に出力させるステップと、
を含み、
前記ポイント変換要求情報は変換先ポイント増加量情報をさらに含み、
前記取得ステップは、
割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出すステップと、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報を取得するステップと、
前記変換元ポイント減少量情報を取得するステップであって、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引量情報と、に基づいて得られる変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて得られるポイント量が、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量となるような前記変換元ポイント減少量情報を、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報と、前記割引量情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて取得するステップと、を含む、
ことを特徴とするポイント連携装置の制御方法。 - 個別ユーザ識別情報に対応づけてポイント情報を記憶する複数のポイント管理情報記憶手段と通信接続可能なポイント連携装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、
共通ユーザ識別情報と、前記複数のポイント管理情報記憶手段それぞれにおいて個別に管理される個別ユーザ識別情報と、を対応づけてなるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段、
共通ユーザ識別情報と、変換元のポイント管理情報記憶手段を識別する変換元識別情報と、変換先のポイント管理情報記憶手段を識別する変換先識別情報と、を含むポイント変換要求情報を受け付ける変換要求受付手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換元ユーザ識別情報を取得する手段、
前記ポイント変換要求情報に含まれる共通ユーザ識別情報に対応づけて前記ユーザ情報記憶手段に記憶される個別ユーザ情報であって、前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段において管理される個別ユーザ識別情報である、変換先ユーザ識別情報を取得する手段、
変換元ポイント減少量情報と変換先ポイント増加量情報とを、該変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量が該変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量の一部を変換対象とするポイント量となるように取得する取得手段、
前記変換元識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換元ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換元ポイント減少量情報に基づいて更新する変換元更新要求手段、
前記変換先識別情報によって識別されるポイント管理情報記憶手段に前記変換先ユーザ識別情報に対応づけて記憶されるポイント情報を、前記変換先ポイント増加量情報に基づいて更新する変換先更新要求手段、
前記変換元更新手段及び前記変換先更新手段による更新が実行された場合、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先識別情報と、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と前記変換対象とされたポイント量との差であるポイント割引量を示す情報と、の組み合わせを記憶手段に追加記憶させる手段、及び、
前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせについて前記ポイント割引量を集計し、該集計されたポイント割引量の対価のうちの該変換元識別情報に対応する対価と該変換先識別情報に対応する対価とを示す情報を出力する手段、
として前記コンピュータを機能させ、
前記ポイント変換要求情報は変換先ポイント増加量情報をさらに含み、
前記取得手段は、
割引量情報を記憶してなる割引量情報記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記変換元識別情報と前記変換先識別情報との組み合わせに対応づけて変換レート情報を記憶してなる変換レート記憶手段の記憶内容を読み出す手段と、
前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報を取得する手段と、
前記変換元ポイント減少量情報を取得する手段であって、前記変換元ポイント減少量情報によって示される変換元ポイント減少量と、前記割引量情報と、に基づいて得られる変換対象のポイント量と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて得られるポイント量が、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報によって示される変換先ポイント増加量となるような前記変換元ポイント減少量情報を、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換先ポイント増加量情報と、前記割引量情報と、前記ポイント変換要求情報に含まれる変換元識別情報と変換先識別情報との組み合わせに対応する変換レート情報と、に基づいて取得する手段と、を含む、
ことを特徴とするプログラム。
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