JP4330876B2 - 自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置 - Google Patents

自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動麻雀卓において、3人打ちと称される麻雀競技時に競技者が着座しない場風側に二段積みされた城壁牌を卓台の中央部側に向かって自動的に押し進める装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動麻雀卓としては、卓台の中央部に和了後の牌を卓台下方のターンテーブル上に投入する開閉自在な投入口と、ターンテーブルによって攪拌された牌を四方に所定枚数宛、伏せた状態にして配分する機構と、この配分機構から卓台下方の四方に配した待機台上に牌を2段積み状態となるようにそれぞれ供給する給牌機構と、この2段積みされた牌を待機台上からリフト台板上にそれぞれ移載させる機構と、リフト台板を上下昇降させる機構とからなり、待機台からのリフト台板への牌の移載後、各リフト台板を一斉に上昇させて卓台の四方部に開口している給牌口を該リフト台板により閉止させ、このリフト台板上に2段積みされた城壁牌を卓台上に配牌した状態にして麻雀競技を行うように構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、麻雀競技は通常、4人の競技者が卓台の四方に着座して行われるが、3人であっても競技が可能であり、その場合においても、競技者が存在しない場風の卓台上にも4人打ちの場合と同様にリフト台板上に城壁牌が配設された状態で競技を行っている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−244385号公報(第1〜5頁、第3図)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、3人打ちの場合には、競技者が存在しない場風の対面に着座している競技者にとっては、対面の城壁牌が遠くて身を乗り出さなければ該城壁牌から牌の取り出すことができず、従って、円滑な競技の妨げになると共に短時間で疲労するという問題点があった。このため、棒状物を使用して人手により城壁牌全体を卓台の中央部側に向かって押し進めることが行われているが、これでは競技が開始される毎に中断状態となって競技のリズムが妨げられるばかりでなく、城壁牌の背面側全面に棒状物を均等に当接させた状態で押し進めることが困難であって、押し進め中に城壁牌が崩れる虞れがあり、崩れると再び2段積み作業を行わなければならないために、麻雀競技の興味が損なわれるという問題点があった。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、3人打ち麻雀競技時において、競技者が存在しない場風側の城壁牌を該城壁牌が卓台上に配置された時に直ちに卓台の中央部側に自動的に押し進めることができる自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置は、請求項1に記載したように、3人打ち麻雀競技時において競技者が存在しない場風側の城壁牌を卓台の中央部側に押し進める装置であって、上記場風側の卓台部上に設置される装置本体の前面に、卓台の下方から該卓台に設けている給牌口上に送り出された平面横長長方形状のリフト台板上の城壁牌をこのリフト台板上から卓台の中央部側に向かって押し進める正面横長長方形状のプッシャ板を前後往復動自在に配設していると共に、装置本体にこのプッシャ板を一往復させる駆動モータと該駆動モータの作動スイッチを配設してなる構造を有している。
【0008】
このように構成した自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置において、上記作動スイッチを装置本体の前面から突出した上下回動レバーと、この上下回動レバーの回動によって作動するリミットスイッチとから構成していると共に、上記上下回動レバーをリフト台板上に二段積みされた城壁牌の上面が当接した際に回動する高さ位置に設けていることを特徴とする。
【0009】
さらに、請求項に係る発明は、上記装置本体の前半部下面に装置本体を卓台上に支持させる短脚部を突設し、この短脚部の後端面を卓台の縁辺に突設している縁材の内面に係止させることにより、装置本体の前面に前後往復動自在に設けている上記プッシャ板を卓台に開口している給牌口の外側縁部に沿って配設するようにしていると共に回動レバーが給牌口の上方に臨ませた状態となるように構成している。
【0010】
【作用】
3人による麻雀競技を行う時に、各競技者の場風を決めたのち、競技者が着座しない場風側の卓台の縁辺部上に装置本体を設置する。この際、装置本体の前半部下面に卓台上に支持させる短脚部を設けておけば、後半部下面を卓台の縁辺に突設している縁枠上に支持させて、装置本体全体を安定した状態で設置することができると共に、上記短筒部の後端を縁枠の内面に突き当たり状に係止させることにより、装置本体の前面に前後往復動自在に設けているプッシャ板を卓台の縁辺に平行して卓台の四方部に設けている平面長方形状の給牌口の外側縁部に沿って正確に配設することができる。
【0011】
このように城壁牌押し進め装置を設置したのち競技を開始するものであり、競技中においては、和了後、次の競技を行うために、卓台下方から牌を2段積みしたリフト台板を給牌口まで上昇させて卓台の四方部に城壁牌を設けた時、装置本体のスイッチを作動させると、装置本体内の駆動モータが作動してプッシャ板を前後方向に1往復させ、その往動によって城壁牌全体を該プッシャ板の前面で均等に且つ確実に対面に着座している競技者に向かって卓台上を中央部側に押し進めたのち、復動により該城壁牌から離れて元の位置に復帰する。
【0012】
従って、3人の競技者、特に、装置本体が設置している場風の対面側に着座している競技者にとって、城壁牌からの牌の取り出しが身を乗り出すことなく円滑に行え、長時間の麻雀競技であっても疲労が軽減すると共に競技の円滑な進行を可能にする。
【0013】
上記プッシャ板の作動スイッチとしては、装置本体の適所に設けておき、卓台の四方部にリフト台板上の城壁牌が配設される毎に対面以外の競技者によって該作動スイッチを押してプッシャ板を作動させてもよいが、卓台下方から牌を2段積みしたリフト台板が給牌口まで上昇した時に、上段の牌によってスイッチを作動させるように構成しておくことが好ましい。
【0014】
このような作動スイッチとしては、装置本体の前面から突出した上下回動レバーと、この上下回動レバーの回動によって作動するリミットスイッチとからなり、上記上下回動レバーを装置本体の前面において、リフト台板上に二段積みされた城壁牌の上面が該上下回動レバーの先端部下面に当接した際に回動する高さ位置に設けられている。従って、リフト台板が給牌口まで上昇すると、このリフト台板上に2段積みされている牌の上段側に配列した牌において、上下回動レバーの下方に位置する牌の上面がこの上下回動レバーの先端部下面に当接して該回動レバーが回動し、この回動によってリミットスイッチが作動して駆動モータが回転し、プッシャ板が自動的に前後方向に往復移動して上述したようにリフト台板上の城壁牌を対面の競技者側に向かって押し進めるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1は装置全体の斜視図であって、装置本体1は高さが自動麻雀卓20(図5に示す)の卓台21の四方縁辺に突設している一定高さの縁枠22の略2倍程度の高さを有する偏平な中空函形状に形成されてあり、この装置本体1の前面に、卓台21の四方部上に設けられる城壁牌Aにおける該装置本体1の設置部側の城壁牌Aを卓台21の中央部側に向かって押し進める正面横長長方形状のプッシャ板2を前後往復動自在に配設していると共に、装置本体1内には図2〜図4に示すようにこのプッシャ板2を前後方向に一往復させる駆動モータ3を配設してあり、さらに、装置本体1の前面におけるプッシャ板2の上方側にリミットスイッチ4Bと共に作動スイッチ4を形成している上下回動レバー4Aを突設している。
【0016】
自動麻雀卓20は周知のように、平面四角形状の上記卓台21の中央部に開閉自在な牌投入口23を設けていると共に卓台21の下方側に牌を攪拌するターンテーブルと、このターンテーブルによって攪拌された牌を四方に所定枚数宛、伏せた状態にして配分する機構と、この配分機構から卓台下方の四方に配した待機台上に牌を2段積み状態となるようにそれぞれ供給する給牌機構と、この2段積みされた牌を待機台上から平面長方形状のリフト台板24(図6〜図10に示す)上にそれぞれ移載させる機構と、リフト台板24を上下昇降させる機構とを備えており、待機台からのリフト台板24への牌の移載後、各リフト台板24を一斉に上昇させ、卓台21の四方部における各縁枠22から一定間隔を存した部分に該縁枠22に平行に開口している長方形状の給牌口25から2段積み牌を卓台21上に配設して城壁牌Aを形成するように構成している。
【0017】
そして、上記装置本体1において、上記プッシャ板2はその縦幅が城壁牌Aの高さと同等又は僅かに低くなる幅に形成していると共に、横幅はこの城壁牌Aの両端の牌間の長さに略等しい幅に形成されていて、その前面により城壁牌Aを卓台21の中央部側に向かって、即ち、対面側に向かって所定距離だけ内方(前方)に押し進めるようにしている。
【0018】
このプッシャ板2の上記駆動モータ3は図2、図3に示すように、プッシャ板2の後方部における装置本体1の後半部の一側部内にその回転軸3aを下向きにして配設されていて、この回転軸3aにクランク5の一端部を一体に固着している一方、プッシャ板2の後面一側部に、両側面が互いに平行な面に形成されている平面矩形状の水平板6の前端面を一体に固着して該水平板6をプッシャ板2から後方に向かって突設していると共に、この水平板6の後端部にプッシャ板2の長さ方向に長い横長孔7が形成されていて該横長孔7に上記クランク5の他端に軸支されている転子8を摺動自在に挿入してあり、さらに、水平板の両側面を装置本体1の一側前半部内においてその底板1a上に立設、固定している互いに平行なガイド壁9、9の対向面に摺接させてある。
【0019】
従って、駆動モータ3の回転軸3aを一回転させれば、水平板6がガイド壁9、9に沿ってクランク5の略2倍の長さに相当する距離間を、装置本体1の前面から前方に向かって往復動するように構成している。なお、このようなプッシャ板2の前後往復動機構は、クランク機構に限らず、カム機構やその他の機構を採用してもよい。
【0020】
上記駆動モータ3は、装置本体1の上面板1bにおける後半一側部上に上方に向かって突設している突出部1c内に縦方向に向けた状態で固定されてあり、また、この突出部1cは装置本体1を卓台21上に設置等する際の把手の役目を兼用している。
【0021】
さらに、装置本体1の底板1aにおける前半中央部上にはプッシャ板停止用のリミットスイッチ10を配置してあり、このリミットスイッチ10に対向する水平板6の他側面における前端部には該リミットスイッチ10と衝接してこのリミットスイッチ10を作動させる当接片11が固定されている。
【0022】
一方、装置本体1の前面における他側部の上部には開口部12(図1に示す)が設けられていてこの開口部12から上記プッシャ板2の他側部上端面上を前方に向かって上述した上下回動レバー4Aが突設している。この回動レバー4Aは、その中央部を装置本体1の底板1aの他側部上に突設している壁片13の一側面に上下回動自在に軸支されてあり、その後端部の下方における底板1a上に上述した駆動モータ作動用リミットスイッチ4Bが配置されていて回動レバー4Aの前端側が後述するように城壁牌Aの上面で押し上げられた時に下回動する後端部が上記リミットスイッチ4Bに当接して上記駆動モータ3を作動させ、プッシャ板2を前方に向かって突出させるように構成している。そのため、上記上下回動レバーの前端部の卓台21からの高さ位置は、自動麻雀卓20におけるリフト台板24上に二段積みされた城壁牌の高さよりも僅かに低い位置に設けられている。
【0023】
上記壁片13によって仕切られた装置本体1の前半他側部内には、電池室14が設けられていてこの電池室14内に電源となる電池15(図4に示す)を収納している。さらに、装置本体1の上面板1bの適所に電源開閉スイッチ16が設けられてあり、上記電池15からこの電源スイッチ16を介して上記リミットスイッチ4B、10及び駆動モータ3に配線17を接続している。
【0024】
また、装置本体1の底板1aにおける前半部下面の両側端部には、前後方向に長い高さの低い短脚部18、18を突設してあり、図6に示すようにこの短脚部18、18を卓台21上に載置した時に、短脚部を設けていない装置本体1の底板1aの後半部下面が卓台21の一縁枠22上に受止されて装置本体1を安定した水平状態に設置できるように構成している。さらに、上記短脚部18、18の後端面を卓台21の一縁枠22の内面に当接、係止させた時に、装置本体1の前面側に設けている上記プッシャ板2の前面が卓台21の辺部に沿って設けている上記平面長方形状の給牌口25の外側縁部に近傍した状態で、この外側縁部に平行に配設されるように構成している。従って、装置本体1の前面から突出している上記回動レバー4Aの前端部は、給牌口25の上方に臨む位置に突出するように構成している。
【0025】
以上のように構成した自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置の使用態様及び作用を述べると、自動麻雀卓20で3人打ちを行う際には、まず、サイコロによって各自の場風を決めたのち、競技者が着座しない抜けている場風側の卓台21の縁片部上に城壁牌押し進め装置の装置本体1を設置する(図5参照)。この場合、この城壁牌押し進め装置を作動させる電源は装置本体1に内装されている電池15であるから、外部配線やプラグへの接続等は全く行う必要がないので、持ち運びが容易であるばかりでなく、卓台21上への装置本体1の設置が簡単に行える。
【0026】
さらに、この装置本体1の設置する時、図6に示すようにその底板下面における前半両側端部に設けている上記短脚部18、18を卓台21の一辺部上に支持させたのち、その後端面を縁枠22の内面に当接、係止させると、作動前のプッシャ板2の前面が競技者が存在しない場風側の給牌口25の外側縁部に沿って自動的に平行に配設された状態となる。なお、卓台21上に装置本体1を設置する際に、或いは、設置後、電源スイッチ16をオンにしておく。この場合、電源スイッチ16をオンにしても図4に示すように、駆動モータ作動用リミットスイッチ4Bから回動レバー4Aの後端部が離れていると共に駆動モータ停止用リミットスイッチ10にプッシャ板2の水平板6に設けている当接片11が当接しているので、駆動モータ3側に対する電流の流れは遮断されている。
【0027】
このように装置本体1を卓台21の所定位置に設置したのち、競技を開始する。そして、開始ボタンを押することによって、卓台21の下方から牌を2段積みしたリフト台板24を給牌口25まで上昇させると、各給牌口25がそれぞれリフト台板24によって閉止された状態になると共にこれらのリフト台板24上に2段積みしてなる牌によって卓台21上の四方に城壁牌Aを形成する。
【0028】
この際、競技者が存在しない場風側においては、図6、7に示すように、その給牌口25までリフト台板24が上昇した時に、このリフト台板24上に2段積みされている上段側の牌において、上記装置本体1の前面から突出している回動レバー4Aの下方に配設されている牌aが該回動レバー4Aの前端部下面に当接してこの回動レバー4Aの前端部を押し上げる。この押し上げによって回動レバー4Aの後端部が下回動し、リミットスイッチ4Bを押して電源回路を閉じる。
【0029】
電源回路が閉じると、電池15側からこのリミットスイッチ4Bを設けている配線を介して電流が流れ、駆動モータ3が作動してその回転軸3aが回転し、該回転軸3aから後方に突設しているクランク5を前方に向かって回動させる。このクランク5が回動すると、該クランク5の突出端部に軸支されている転子8がプッシャ板2の水平板6の後端に設けている横長孔7内を摺動移動してプッシャ板2を装置本体1の前面から前方に移動させ、移動開始時にリフト台板24上に城壁牌Aの外側面全面に押当したのち、プッシャ板2の前方への移動に従って該プッシャ板2により城壁牌Aを卓台21の上面に摺接させながら図8、図9に示すように卓台21の中央部側に向かって、即ち、対面に着座している競技者側に向かって押し進める。
【0030】
この城壁牌Aの押し進め距離は、駆動モータ3が半回転してクランク5がその長さ方向を前方に向けてプッシャ板2の面に対し直角となった時が最大となり、この状態から駆動モータ3が連続して同一方向に半回転してクランク5を後方に回動させ、城壁牌Aをその位置に残置させた状態で、プッシャ板2が城壁牌Aの外側面から離れて元の位置まで後退する(図10参照)。
【0031】
このようにプッシャ板2が前後方向に一定距離だけ往復動してリフト台板24上の城壁牌Aを卓台21の中央部側の所定位置まで押し進めるものであるが、駆動モータ作動用のリミットスイッチ4Bを押す回動レバー4Aは、プッシャ板2によって城壁牌Aが押し進められると、牌該回動レバー4Aを押した牌aが離れるので、該リミットスイッチ4Bが開となり、このリミットスイッチ4B側の回路には電流が流れない。しかしながら、プッシャ板2の前進するとこのプッシャ板2と一体の水平板6に設けている当接片11が駆動モータ停止用リミットスイッチ10から離脱するので、このリミットスイッチ10を設けている回路側に電流が流れ、駆動モータ3が作動を継続することになる。
【0032】
そして、駆動モータ3の回転軸3aが一回転してクランク機構を介してプッシャ板2が元の位置まで後退すると、水平板6に設けている上記当接片11がリミットスイッチ10に当接して駆動モータ3の作動を停止させ、プッシャ板2を装置本体1の前面に接して待機させ、次の城壁牌押し出しに備えるものである。
【0033】
こうして城壁牌Aを装置本体1が設置している競技者不在の場風側から対面の場風に着座している競技者側に向かって所定距離だけ接近させた状態にして麻雀競技を行うものであり、競技中においては、装置本体1の対面に着座している競技者が身を乗り出すことなく、自然な姿勢でもってこの城壁牌Aから牌を取り出すことができる。また、装置本体1は競技者が存在しない卓台21における縁辺部上に設置するものであるから、競技には何等、邪魔になることはないばかりでなく、この装置本体1に対して両側の場風に着座している競技者は、1回の競技が終了する毎に、この装置本体1の平坦な上面板1b上を使用して点棒の授受を円滑に行うことができ、卓台21上に点棒が紛れ込む虞れはない。
【0034】
以下、一回の競技が終了する毎に、卓台21の四方部の給牌口25まで各リフト台板24を一斉に上昇させた時に、競技者が存在しない場風側に設置している上記装置本体1のプッシャ板作動用回動レバー4Aを、該回動レーバ4Aの下方に対向するリフト台板24上の城壁牌Aの牌aの上面によって押し上げて、プッシャ板2を自動的に前後方向に一往復させ、城壁牌Aを装置本体1の対面側に着座している競技者に近づけて競技を行うものである。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明の自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置によれば、請求項1に記載したように、3人打ち麻雀競技時において競技者が存在しない場風側の城壁牌を卓台の中央部側に押し進める装置であって、上記場風側の卓台部上に設置される装置本体の前面に、卓台の下方から該卓台に設けている給牌口上に送り出された平面横長長方形状のリフト台板上の城壁牌をこのリフト台板から卓台の中央部側に向かって押し進める正面横長長方形状のプッシャ板を前後往復動自在に配設していると共に、装置本体にこのプッシャ板を一往復させる駆動モータと該駆動モータの作動スイッチを配設しているので、競技時において、卓台下方から牌を2段積みしたリフト台板を給牌口まで上昇させた際に、装置本体側の給牌口に達したリフト台板上の城壁牌によって装置本体側のスイッチを作動させれば、装置本体内の駆動モータが作動してプッシャ板が自動的に前後方向に1往復し、その往動によってリフト台板上の城壁牌全体を崩すことなく該プッシャ板の前面で均等に且つ確実に対面に着座している競技者に向かって卓台上を中央部側に押し進めることができる。
【0036】
従って、3人の競技者、特に、装置本体が設置している場風の対面側に着座している競技者にとって、城壁牌からの牌の取り出しが身を乗り出すことなく円滑に行え、長時間の麻雀競技であっても疲労が軽減すると共に競技の円滑な進行が可能となるものである。
【0037】
また、上記駆動モータの作動スイッチとして、装置本体の前面から突出した上下回動レバーと、この上下回動レバーの回動によって作動するリミットスイッチとから構成していると共に、上記上下回動レバーは、リフト台板上に二段積みされた城壁牌の上面がこの上下回動レバーの先端部下面に当接した際に回動する高さ位置に設けられているので、競技者が駆動モータを作動させることなく、通常の競技を行うためにボタン操作して牌を2段積みしているリフト台板を給牌口まで上昇させるだけで、その牌の上面で上記回動サバーを押し上げてリミットスイッチを閉じ、駆動モータを作動させて上記プッシャ板2によりリフト台板上の城壁牌を自動的に且つ素早く対面側の競技者に近ずけることができ、競技がスムースに行えるものである。
【0038】
さらに、請求項に係る発明によれば、上記装置本体の前半部下面に装置本体を卓台上に支持させる短脚部を突設してあり、この短脚部の後端面を卓台の縁辺に突設している縁材の内面に係止させて、城壁牌を押し進めるプッシャ板を給牌口の外側縁部に沿って配設するように構成しているので、競技者が着座しない場風側の卓台の縁辺部上に装置本体を設置する際に、その短脚部を卓台上に載置すると共に装置本体の後半部下面を卓台の縁辺に突設している縁枠上に支持させることによって装置本体全体を安定した状態で簡単に設置することができると共に、上記短筒部の後端を縁枠の内面に突き当てて係止させることにより、装置本体の前面に前後往復動自在に設けているプッシャ板を給牌口の外側縁部に沿って正確に配設することができ、このプッシャ板の前進によって上述した城壁牌の押し進めが円滑且つ確実に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】城壁牌押し進め装置の斜視図、
【図2】その内部構造を示す斜視図、
【図3】プッシャ板を前進移動させた状態の内部構造の斜視図、
【図4】配線回路図、
【図5】自動麻雀卓に設置した状態の簡略斜視図、
【図6】リフト台板が上昇中の状態を示す縦断側面図、
【図7】城壁牌の上面が回動レバーに当接した状態の縦断側面図、
【図8】プッシャ板によって城壁牌を押し進めた状態の縦断側面図、
【図9】その時の装置本体の内部構造を示す斜視図、
【図10】プッシャ板が復帰した状態の縦断側面図。
【符号の説明】
1 装置本体
2 プッシャ板
3 駆動モータ
4 作動スイッチ
4A 回動レバー
4B、10 リミットスイッチ
15 電池
16 電源スイッチ
20 自動麻雀卓
21 卓台
22 縁枠
24 リフト台板
25 給牌口
A 城壁牌
a 牌

Claims (2)

  1. 3人打ち麻雀競技時において競技者が存在しない場風側の城壁牌を卓台の中央部側に押し進める装置であって、上記場風側の卓台部上に設置される装置本体の前面に、卓台の下方から該卓台に設けている給牌口上に送り出された平面横長長方形状のリフト台板上の城壁牌をこのリフト台板から卓台の中央部側に向かって押し進める正面横長長方形状のプッシャ板を前後往復動自在に配設していると共に、装置本体にこのプッシャ板を一往復させる駆動モータと該駆動モータの作動スイッチを配設してあり、この作動スイッチは装置本体の前面から突出した上下回動レバーと、この上下回動レバーの回動によって作動するリミットスイッチとからなり、上記上下回動レバーは、リフト台板上に二段積みされた城壁牌の上面がこの上下回動レバーの先端部下面に当接した際に回動する高さ位置に設けられていることを特徴とする自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置。
  2. 装置本体の前半部下面に装置本体を卓台上に支持させる短脚部を突設してあり、この短脚部の後端面を卓台の縁辺に突設している縁材の内面に係止させて、城壁牌を押し進めるプッシャ板を給牌口の外側縁部に沿って配設するように構成していると共に給牌口上に上下回動レバーを臨ませるように構成していることを特徴とする請求項1に記載の自動麻雀卓における城壁牌押し進め装置。
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