JP4329575B2 - 弁装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁装置及び液体噴射装置に関する。
従来、液体噴射装置として、インクジェット式記録装置が広く知られている。一般に、このインクジェット式記録装置は、キャリッジと、同キャリッジに搭載されている記録ヘッドと、液体としてのインクを貯留するインクカートリッジとを備えている。そして、キャリッジを記録媒体に対して相対移動させながら、インクカートリッジから記録ヘッドへとインクを供給し、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出することによって、記録媒体に対して印刷を行っていた。
この種のインクジェット式記録装置の1つには、キャリッジへの負荷を低減させたり、装置を小型化、薄型化させたりするために、インクカートリッジをキャリッジに搭載させない構成(いわゆるオフキャリッジ型)とするものがある。そして、インクカートリッジ内のインクは、可撓性のインク供給チューブを介して記録ヘッドへと供給されるようになっていた。
このオフキャリッジ型のインクジェット式記録装置では、新品のインクカートリッジとの交換時等において、インク供給チューブはインクカートリッジが取り外される状態となることがあった。このように取り外しされた状態では、インク供給チューブから記録ヘッドまでの間の流路が大気に開放され、インク供給チューブ内に残留していたインクが、インク供給チューブから外部に漏れ出したり、又乾燥したりする可能性があった。
そこで、インク供給チューブの流路途中などに、弁装置を設け、インクカートリッジの交換時等には、この弁装置を閉状態とすることにより、インク供給チューブからのインクの漏洩やインクの乾燥などを防ぐことが行われていた。このような液体噴射装置等に用いられる弁装置が種々提案されている(例えば、特許文献1。)。
特許文献1の弁装置では、バルブ本体の流体流入口と流体流出口とを連通する連通路上に、バルブシートが形成されていた。このバルブシートの面に対して直角方向の位置には、プランジャの軸心をバルブシートの孔中心に一致させた状態で電磁ソレノイドが取り付けられている。この電磁ソレノイドは、プランジャのガイドを兼ねていて、同電磁ソレノイドのコアの先端部には、その周辺をガイドにして、弁体が往復可能に取り付けられている。この弁体には、弁開閉用弾性部材が焼き付けられ、同弁開閉用弾性部材がバルブシートとプランジャとの間に位置するように一体に取り付けられていた。
また、バルブ本体と弁体の受け部との間には、弁体を弁開方向に付勢する復帰スプリングが取り付けられている。一方、電磁ソレノイドとプランジャの後端面との間には、復帰スプリングより弱い付勢力でプランジャを弁閉方向に付勢して、プランジャ先端面を弁体開閉弾性部材に軽く当接させるための保持スプリングが取り付けられていた。
そして、電磁ソレノイドをオンすると、復帰スプリングの付勢力に抗したプランジャの吸引移動によって、弁体の弁体開閉弾性部材がバルブシートに当接して弁が閉じる。この場合において、プランジャの端面は弁開閉用弾性部材に当接しているため、プランジャの端面とコアの端面間にはエアギャップを構成するためのスペーサ等を介在させることなく衝撃音の発生を防止しできるようになっていた。また、電磁ソレノイドをオフすると、プランジャとともに弁体が復帰スプリングの付勢力によって、開弁方向に移動して、弁開
閉用弾性部材がプランジャ及びコアの端面に当接して開状態になる。この際、弁開閉用弾性部材がプランジャ及びコアの端面に衝突しても衝撃音は発生しない。
特開平5−263960号公報
ところで、近年、インクジェット式記録装置では、静音化が要望されている。このため、特許文献1の弁装置のようにインクジェット式記録装置に用いられる弁装置においても静音化を実現することが望ましい。
しかしながら、特許文献1の弁装置は、バルブ本体に電磁ソレノイドを取り付ける必要があって、双方とも装置の構造が複雑化及び大型化するという問題があった。さらに、弁体の駆動においては、電磁ソレノイドを通電させることにより行われるので、インクジェット式記録装置が通電されていない時には、弁体を駆動させることができなくなるなど、弁体の駆動が制限され、この弁装置内を流動する液体の信頼性が低下するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされるものであって、
その第1の目的は、液体供給チューブの流路途中等に備えられた弁装置について、その駆動の静音化を実現させることのできる弁装置及び液体噴射装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、第1の目的に加えて、液体供給チューブの流路途中等に備えられた弁装置について、この流路を介して流動する液体の信頼性を向上させることのできる弁装置及び液体噴射装置を提供することにある。
本発明の弁装置は、少なくとも一部をフィルム材によって形成した流路の途中に設けた弁座と、前記流路内に位置し、前記弁座に向かう正方向及び離間する負方向に移動することにより、前記流路を連通状態又は非連通状態とする弁体とを備えた弁装置において、前記流路内には、前記弁体が前記負方向へと移動した際に、前記弁体と前記フィルム材との接触を回避する回避手段を設けた。
従って、弁体が流路を連通状態又は非連通状態とするために移動した際に、フィルム材との接触を回避することができる。これによって、弁装置は、フィルム材を傷つける恐れがなく流路を連通状態あるいは非連通状態とすることができる。この結果、この流路を流動する液体の信頼性を向上することができる。また、弁体を流路内にて移動させることで、流路内を流動する液体によって移動の際の発生音を低減させることができ、弁装置の静音化を実現することができる。
この弁装置の弁体は当接部を備え、一方、前記流路内には、前記弁体の移動をガイドするガイド部材を設け、前記弁体が前記負方向へと移動した際に、前記当接部が前記ガイド部材に当接することによって、前記フィルム材との接触を回避する前記回避手段となるようにした。
これによって、フィルム材は、弁体の移動に伴った接触を回避することができるので、弁装置は、フィルム材を傷つける恐れがなく流路を連通状態あるいは非連通状態とすることができる。この結果、この流路を流動する液体の信頼性を向上することができる。また、この弁体は、流路内にてガイド部材と当接するので、その当接の際の衝撃音は、流路内を流動する液体によって低減することができる。
この弁装置の前記流路は、前記フィルム材を流路形成部の少なくとも一部に熱溶着することで形成され、前記流路内に設けられた前記ガイド部材は、前記流路形成部とは異なる材料から構成される。
流路形成部とフィルム材との熱溶着は、同フィルム材及び同流路形成部を接合させた後、それぞれ熱し溶融させることによって行われる。従って、ガイド部材を流路形成部と異なる材料にしたことによって、この熱溶着の際にガイド部材が溶融してしまうことを低減することができる。これによって、ガイド部材が、フィルム材若しくは流路形成部に溶着することを低減することができるので、流路を正確に形成することができる。さらに、この溶融に伴う変形によって、ガイド部材が弁体の移動を妨げることを防止することができる。尚、このような効果は、ガイド部材の材料を流路形成部の材料より溶融温度の高いものを選択し採用することで、より顕著となる。
この弁装置の前記ガイド部材は、前記フィルム材に比べて溶融温度が高い材料から構成される。
ガイド部材が、フィルム材若しくは流路形成部に溶着することをより低減することができるので、流路をより正確に形成することができる。さらに、この溶融に伴う変形によって、ガイド部材が弁体の移動を妨げることをより防止することができる。
この弁装置の弁体は、少なくとも一部分に第1の磁性体を備え、一方、前記弁装置は、永久磁石を有した作動部を備え、同作動部は、前記流路に対して相対移動可能であるとともに、移動により第1の位置から第2の位置まで移動可能であって、前記第1の位置は、前記永久磁石と前記第1の磁性体との間に働く吸引力により、前記弁体が前記負方向へと移動可能となる位置であり、さらに、前記第2の位置は、前記吸引力により、前記弁体が前記負方向へと移動不可能となる位置であって、前記フィルム材は、前記作動部が前記第1の位置に位置するときに、前記永久磁石と前記弁体との間に介在するような位置に設けられている。
これによれば、弁体は、少なくとも一部分に第1の磁性体を備えている。さらに、弁装置の作動部は、第1の位置と第2の位置との間で往復移動することが可能であるようにした。そして、作動部が第1の位置に位置することで、作動部の永久磁石と、弁体の第1の磁性体との間の吸引力が高まり、弁体が、負方向へと移動可能となるようにした。作動部が第2の位置に位置することで、永久磁石と第1の磁性体との間の吸引力が減少し、弁体が負方向へと移動不可能となるようにした。
従って、作動部の移動によって、弁体が負方向へと移動するようになり、弁装置の開閉を行うことができる。この結果、例えば、永久磁石を直線状に移動させる場合等に比較して、永久磁石の移動範囲が小さくなり、弁装置全体の大きさを小型化させることができる。また、流路内には、弁座と弁体のみが位置するようにし、永久磁石については、流路内に設ける必要がないので、永久磁石を、流路を流れる流体による劣化等を考慮した材料とする必要がなく、材料選択の自由度が増加する。
また、フィルム材は、作動部が前記第1の位置に位置するときに、永久磁石と弁体との間に介在するような位置に設けられている。従って、フィルム材を介して永久磁石と弁体との間の距離を短くすることができ、永久磁石による磁力が、弁体に伝わるやすくすることができるようになる。この結果、永久磁石によって弁体を吸引するときのエネルギーの効率が向上することができる。
さらに、このとき、フィルム材は弁体との接触を回避手段によって回避することができるので、フィルム材が傷つく恐れがない。この結果、この流路を流動する液体の信頼性を
向上することができる。
この弁装置は、前記弁体の前記当接部から、前記フィルム材側の端部までの長さは、前記弁体の前記当接部から前記フィルム材までの距離よりも短い。
つまり、弁体が負方向に移動し、弁体の当接部がガイド部材に当接した際には、弁体の端部はフィルム材に届くことのないようになっている。これによって、弁体は、フィルム材に接触することができないので、この弁装置のフィルム材は、傷つく恐れがない。この結果、流路を流動する液体の信頼性を向上させることができる。
この弁装置の前記ガイド部材は、非磁性体から構成される。
これによれば、ガイド部材は、永久磁石と弁体の第1の磁性体との間に働く吸引力に影響を及ぼすことがないので、同弁体はこの吸引力に応じて正確に移動することができる。
本発明の液体噴射装置は、本発明の弁装置を備えた液体噴射装置であって、前記液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留手段と、ターゲットに対してノズルから前記液体を噴射する液体噴射ヘッドとを備え、前記流路を介して、前記液体貯留手段から前記液体噴射ヘッドへと前記液体を供給するとともに、前記弁体を正方向及び負方向に移動することにより、同流路を連通状態又は非連通状態とする。
これによれば、液体噴射装置は、流路を介して液体貯留手段から液体噴射ヘッドへ液体を供給し、弁装置の弁体を移動させることにより流路を連通状態又は非連通状態とするようにした。このことから、流路を形成するフィルムには、回避手段によって弁体が接触することがないので、このフィルムは傷つく恐れがない。この結果、液体噴射装置は、流路を流動する液体の信頼性を向上させることができる。また、弁体を流路内にて移動させることで、流路内を流動する液体によって移動の際の発生音を低減させることができ、液体噴射装置の静音化を実現することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図16に従って説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット式記録装置の斜視図である。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置1は、本体ケース2、プラテン3、ガイド軸4、キャリッジ5、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド6を備えている。さらに、インクジェット式記録装置1は、供給チューブ7、液体貯留手段としてのインクカートリッジ8、接続部材9を備えている。
上述した本体ケース2は、略直方体形状の箱体であって、図1に示す前面の一側には、略直方体形状のカートリッジホルダ10が形成されている。
尚、本実施形態においては、本体ケース2の長手方向、すなわち、図1に示す矢印方向に沿う方向を主走査方向というものとする。
この本体ケース2内には、プラテン3が前記主走査方向に沿って架設されており、紙送り手段(図示しない)を介して送出されるターゲットとしての記録用紙Pを支持するための部材となっている。尚、本実施形態においては、記録用紙Pは、前記主走査方向と直交する方向、すなわち、副走査方向に送出されるものとする。
ガイド軸4は棒状に形成され、主走査方向に沿って本体ケース2内に架設されている。キャリッジ5は、上述したプラテン3と対向する位置において、ガイド軸4に対して相対移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。
そして、キャリッジ5は、プーリに掛け装されたタイミングベルトを介してキャリッジ
モータ(いずれも図示しない)に駆動連結されている。キャリッジモータは本体ケース2に支持されており、このキャリッジモータが駆動されることにより、タイミングベルトを介してキャリッジ5が駆動され、キャリッジ5がガイド軸4に沿って、すなわち、主走査方向に往復移動される。
記録ヘッド6は、キャリッジ5のプラテン3と対向する面上に設けられており、プラテン3側に向かって液体としてのインクを噴射させるための複数のノズル(図示しない)を備えている。
供給チューブ7は、可撓性のチューブとなっており、インクの色に対応して6本設けられている。そして、供給チューブ7の一端は、後述するように接続部材9に接続されている。また、供給チューブ7の他端は、ダンパ等を介して、上述したキャリッジ5に設けた記録ヘッド6へと接続されている。
インクカートリッジ8は、カートリッジホルダ10に対して着脱可能となっている。図2及び図3に示すように、インクカートリッジ8は、インク貯留容器11と、同インク貯留容器11内に収容されている6つのインクパック12とを備える。
インク貯留容器11は、上部が開口する箱体形状のケース本体部13と、このケース本体部13の開口を覆う略板形状の蓋部14とを備える。そして、図2に示すように、インク貯留容器11の前面15には、6つのインク導出口16が並んで設けられており、インク貯留容器11は、このインク導出口16を介して、その内外が連通されるようになっている。
図3に示すように、インクパック12は、袋部17とインク導出部材18とを備える。袋部17は、2枚のラミネートフィルムの4辺を熱溶着することにより袋状に形成されている。尚、本実施形態においては、ラミネートフィルムとして、例えば、ガスバリア性を有するポリエチレンフィルムにアルミニウムを蒸着させたものなどを使用可能である。
そして、袋部17の内部には、インクが充填されており、本実施形態においては、6つのインクパック12のそれぞれに、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、ブラックインクの6色のインクが充填されているものとする。
また、インク導出部材18は、略円筒形状に形成され、その内側に液体供給路としてのインク導出路19が形成されている。そして、インク導出部材18は、袋部17の一辺において、ラミネートフィルムに挟まれるようにして袋部17に対して固定され、一端が袋部17の内部に位置するとともに、他端が袋部17の外部に露出した状態となっている。
尚、インク導出部材18は、インク導出路19内に開閉弁(図示しない)を備え、この開閉弁は、インク導出路19に対して、インクパック12の外部から物体が挿入されることにより開弁され、インクパック12の内部のインクを外部に流出可能となるように形成されている。さらに、この開閉弁は、インク導出路19に対して、インクパック12の外部から物体が挿入されていない状態においては閉弁され、インクパック12の内部のインクは外部へと漏洩しないようになっている。
そして、以上のように構成されたインクパック12は、インク導出部材18のインク導出路19が、上述したインク貯留容器11の6つのインク導出口16と連通するようにして、インク貯留容器11内に収容されている。
一方、接続部材9は、図1に示すように、インクジェット式記録装置1内において、カートリッジホルダ10の奥側に位置するようにして設けられ、本体ケース2等によって支持されている。そして、接続部材9は、インクカートリッジ8が装着されると、インクカートリッジ8内に収容された各インクパック12のインクをそれぞれ対応する供給チューブ7に供給する。
図4及び図5は、その接続部材9の平面及び背面図を示す。接続部材9は、図4及び図5に示すように、インクカートリッジ8のインクパック12と連結しインクを供給チューブ7まで導く流路形成部21と、流路形成部21に設けられたバルブ装置22(図8及び図9参照)を作動させる作動部23と、作動部23の移動位置を規制する規制部24とを備えている。
(流路形成部21)
次に、上述した流路形成部21について説明する。
接続部材9の正面25には、前記供給チューブ7(インクパック12)の数と同じ数(図4では説明の便宜上3本のみ図示)の針部26が突出形成されている。針部26は、先端に向かって細くなる略テーパ状に形成され中空状となるように形成されている。
針部26は、インクカートリッジ8が装着されたとき、同インクカートリッジ8のインク導出口16に貫挿されインクパック12のインク導出部材18と連結される大きさに形成されている。各針部26には、その先端から接続部材9の背面27に向かって貫通する第1の貫通流路28がそれぞれ形成されている。
また、接続部材9の正面25の一側(図4において右側)には、図7に示すように、前記各供給チューブ7に対応して導出部材30が突出形成されている。各突出形成された導出部材30には、それぞれ対応する供給チューブ7が連結される。各導出部材30には、図8に示すように、その先端から接続部材9の背面27に向かって貫通する第2の貫通流路31がそれぞれ形成されている。尚、図8は、同図6における接続部材9のA−A線方向の部分断面図であって、接続部材9に作動部23が取り付けられた状態を図示している。
図5に示すように、接続部材9の背面27には、突出させて溝形成部32が形成され、その溝形成部32には前記背面27を貫通形成した各第1の貫通流路28と連通する凹部33が横一列に並ぶようにして凹設されている。この流路形成部21の溝形成部32はPP(ポリプロピレン)等の材料から形成されている。また、その溝形成部32の一側(図5において左側)には、図6に示すように、前記背面27を貫通形成した各第2の貫通流路31と連通する凹部34が凹設されている。さらに、溝形成部32には、各第1の貫通流路28と連通する凹部33と、それぞれ対応する第2の貫通流路31と連通する凹部34との間に互いに連通する溝35がそれぞれ凹設されている。従って、各第1の貫通流路28は、それぞれ溝35を介して対応する第2の貫通流路31と繋がった状態となる。
溝形成部32には、溝形成部32に凹設した凹部33,34及び溝35の開口部分を封止するように、PET(ポリエチレンテレフタラート)等のガスバリア性の高い材料及び、PP等で層状に形成されたフィルム材36が熱溶着されている。これによって、各第1の貫通流路28と対応する第2の貫通流路31とを繋げる案内流路37がそれぞれ形成される。従って、各針部26から第1の貫通流路28に導入される各インクパック12のインクは、それぞれ案内流路37を通って対応する第2の貫通流路31に導入されることになる。
図8に示すように、上述した第2の貫通流路31は、背面27から正面25にかけて、
順に、大内径部38、小内径部40、導出部41を備える。大内径部38は、第2の貫通流路31において、最も内径の大きな流路となっている。また、大内径部38には、図9に示すように、その内壁に、案内流路37を構成する溝35と連通する連通溝42が形成されている。
そして、小内径部40は、上述した大内径部38よりも小さな内径を有する流路となっている。このように形成することによって、大内径部38と小内径部40との間には、弁座としての段差43が形成されている。
以上のように構成された第2の貫通流路31内には、図8に示すように、バルブ装置22が内嵌されている。バルブ装置22は、ガイド部材44、弁体としての摺動部材45、第1のバネ部材46を備える。
図8〜図10に示すように、ガイド部材44は、略円筒形状に形成され、前記第2の貫通流路31の大内径部38に対してその軸線方向に移動不能に内嵌されている。このガイド部材44は、ザイロン等の変性ポリフェニレンエーテル樹脂から形成されている。従って、このガイド部材44は、前記フィルム材36及び前記溝形成部32に比べて溶融温度が高くなっている。
図8〜図10に示すように、摺動部材45は、第1の磁性体としての磁性体部47と当接部分としてのシール部48とを備え、大内径部38内を、軸線方向に沿って摺動可能となるようにして設けられている。
磁性体部47は、磁性体材料、例えば、SUS430、SUS410Lといった材料によって形成され、図10に示すように、略円柱状に形成された第1軸49及び第2軸50から構成されている。この第2軸50は、第1軸49に連なって形成され、その太さは第1軸49より小さくなっている。このように形成することによって、第1軸49及び第2軸50は、その接続部分に段付き部51が形成されている。さらに、前記第2の貫通流路31内において、この磁性体部47は、その第2軸50がガイド部材44に挿入され、軸線方向に摺動可能となっている。そして、磁性体部47が軸線方向に摺動した際には、磁性体部47の段付き部51は、ガイド部材44に当接し回避手段を構成するようになっている。この結果、磁性体部47は、この段付き部51によって、軸線方向の摺動及び径方向の移動が規制されるようになっている。尚、第2軸50の長さは、第2軸50をガイド部材44に挿入し段付き部51がガイド部材44に当接した際に、その端部(背面27側)がガイド部材44から突出せず、ちょうど納まる長さとなっている。
また、磁性体部47は、前記大内径部38の内径より若干小さい大きさの外径を有する案内部としてのフランジ部52を備え、磁性体部47は、このフランジ部52を介して、大内径部38に嵌めこまれている。さらに、図8に示すように、磁性体部47は、正面25側に向かって係合用凸部53が突設されている。
シール部48は、弾性材料、例えば、エラストマー、CRゴム、シリコンゴム、ブチルゴム、NBRといった材料によって形成され、前記フランジ部52よりも小さな外径を有する略円柱形状に形成されている。そして、シール部48は、係合用凹部54を備え、この係合用凹部54に、上述した磁性体部47の係合用凸部53を係合させることによって、磁性体部47に対して固定されている。そして、シール部48は、正面25側に向かって突出する環状の密着部55を備える。そして、シール部48が前記第2の貫通流路31の大内径部38と小内径部40との段差43に当接することで、大内径部38と小内径部40との間は非連通状態とされる。
第1のバネ部材46は、圧縮バネであり、前記したガイド部材44と摺動部材45との間に介在している。第1のバネ部材46の一端は、ガイド部材44(正面25側)に当接し、他端は、摺動部材45のフランジ部52に当接している。従って、この第1のバネ部材46によって、ガイド部材44と摺動部材45とは離間するように付勢されている。尚、ガイド部材44については、前記したとおり、第2の貫通流路31(大内径部38)に対して内嵌され固定されているので、外部から何も力が加わっていない状態においては、摺動部材45は、第1のバネ部材46の付勢力によって、段差43側に移動され、その段付き部51は、ガイド部材44から離間した状態となっている。
すなわち、外部から何も力が加わっていない状態においては、摺動部材45の密着部55と段差43とが当接し、第2の貫通流路31は、その流路が非連通状態に維持されるようになっている。また、摺動部材45を、第1のバネ部材46の付勢力に抗して、段差43から離間させるように移動させることで、第2の貫通流路31内には、連通溝42、小内径部40、導出部41による、一連の流路が形成されるようになる。従って、摺動部材45を、第1のバネ部材46の付勢力に抗して移動させたり移動させなかったりすることで、第2の貫通流路31は、その流路が連通状態となったり、非連通状態となったりする。
従って、インクカートリッジ8に収容された各インクパック12のインクは、それぞれ対応する針部26から第1の貫通流路28、案内流路37、第2の貫通流路31(バルブ装置22)、及び、導出部材30を介して対応する供給チューブ7にそれぞれ接続される。そして、本実施形態では、第1の貫通流路28、案内流路37及び第2の貫通流路31とで、流路形成部21を構成している。
(作動部23)
次に流路形成部21に備えられたバルブ装置22を作動させる作動部23について説明する。図5において、接続部材9の背面27の左側には、作動部23が接続部材9に対して移動可能に支持されている。図11に示すように、作動部23は、本体部61、永久磁石62、第2の磁性体としての板材63を備える。本体部61は、略平板状に形成され、その一側面61aには、断面略長方形形状の板材用凹部64が形成されている。
さらに、本体部61には、この板材用凹部64からさらに凹設するようにして、断面正方形形状の磁石用凹部65が前記インクの色の数(第2の貫通流路31の数)と対応して6つ設けられている。尚、本実施形態においては、これらの磁石用凹部65は、前記した流路形成部21を構成する第2の貫通流路31と同様にして、縦3列、横2列となるように並んだ状態で本体部61上に設けられている。そして、磁石用凹部65のそれぞれの配置間隔は、第2の貫通流路31と同じ配置間隔となっている。
また、本体部61には、板材用凹部64から外部に向かって突設されるようにして、2つの板材用凸部66が形成されている。さらに、本体部61からは、下方に向かってアーム部67が延設されており、その端部には、前記板材用凸部66の突出方向と反対方向に向かって突設した円柱形上の軸部68が形成されている。また、本体部61には、前記板材用凹部64の上方に、バネ係止部69が形成されている。
永久磁石62は、本実施形態においては、6つ備えられ、略正方形の板状に形成されており、前記磁石用凹部65に対して1つずつ嵌合されている。板材63は、磁性軟鉄等の磁性体によって略長方形形状の板状に形成されており、その中央部に、2つの貫通孔63aが形成されている。そして、板材63は、本体部61に対して、板材用凹部64に嵌合されることにより取り付けられている。尚、このとき、本体部61の板材用凸部66は、板材63の貫通孔63aに貫挿された状態となっている。そして、永久磁石62は、本体部61と板材63との間に挟まれるようにして本体部61に固定される。
以上のように構成された作動部23は、図5及び図12に示すように、前記軸部68が、接続部材9の背面27に設けた流路形成部21の軸受(図示しない)に対して移動可能に取り付けられることによって、軸部68を回動中心として移動可能に支持されている。尚、このとき、前記本体部61の一側面61aと反対側の面(図示しない)が、溝形成部32に凹設した6個の凹部34(第2の貫通流路31)に対して対向するような状態で、作動部23は取り付けられている。
すなわち、作動部23は、図5及び図12に示す矢印方向及び矢印方向と反対の方向に向かって流路形成部21に対して相対移動可能となっている。そして、本実施形態においては、作動部23は、図12に示すように位置するときの位置を第1の位置とし、図5に示すように位置するときの位置を第2の位置とする。そして、作動部23は、第1の位置と第2の位置との間を往復回動する。
尚、図12に示すように、第1の位置とは、作動部23が、この第1の位置に位置するときにおいては、図13に示すように、流路形成部21の凹部34(第2の貫通流路31)と、作動部23の永久磁石62とが、摺動部材45(図8参照)の摺動方向において、重なるような位置である。加えて、第1の位置とは、永久磁石62と摺動部材45との位置が重なることによって、摺動部材45の磁性体部47(図8参照)と永久磁石62との間に働く吸引力によって、摺動部材45が、前記第1のバネ部材46(図8参照)の付勢力に抗して、永久磁石62側に移動するような位置でもある。従って、作動部23が第1の位置に位置するとき、第2の貫通流路31は、バルブ装置22によって連通状態に維持される。
また、図5に示すように、第2の位置とは、作動部23が、この第2の位置に位置するときにおいては、図14に示すように、凹部34(第2の貫通流路31)と、永久磁石62とが、摺動部材45の摺動方向において、重ならないような位置である。加えて、第2の位置とは、永久磁石62と摺動部材45との位置が重ならないようになることによって、摺動部材45の磁性体部47と永久磁石62との間に吸引力は働かず、摺動部材45が、第1のバネ部材46の付勢力に負けるので、永久磁石62側に移動することができなくなるような位置でもある。すなわち、作動部23が、第1の位置と第2の位置とに往復移動することに伴って、摺動部材45は、第1のバネ部材46の付勢力に抗して、永久磁石62側に移動したり、しなかったりするようになっている。
そして、図5及び図12に示すように、本実施形態においては、作動部23のバネ係止部69と、流路形成部21に形成されている引掛部70(図12参照)とが、第2のバネ部材71を介して接続されている。第2のバネ部材71は、引っ張りバネとなっており、作動部23は、この第2のバネ部材71によって、第1の位置に位置するように付勢されている。すなわち、作動部23は、外部から力が加わっていない状態においては、第1の位置に位置するようになっている。従って、作動部23が第1の位置に位置するとき、第2の貫通流路31はバルブ装置22によって連通状態に維持され、又同作動部23が第2の位置に位置するときには、非連通状態に維持される。
(規制部24)
次に、前記作動部23の位置を規制する規制部24について説明する。図4及び図7に示すように、規制部24は、軸部72、第1アーム部73、第2アーム部74を備える。軸部72は、略円柱形状に形成されており、図7に示すように、その上端及び下端が、流路形成部21に形成されている軸受75,76にそれぞれ回動可能に支持されることにより、流路形成部21に対して相対回動可能に取り付けられている。
図4に示すように、第1アーム部73及び第2アーム部74は、それぞれ、軸部72か
ら、軸部72の径方向に沿って延設されるようにして設けられており、第1アーム部73と第2アーム部74とのなす角度は、ほぼ90度となっている。第2アーム部74は、接続部材9の正面25側に配置され、第1アーム部73は接続部材9を貫通して接続部材9の背面27側に配置される。そして、規制部24は、上述した軸部72を回動中心として、図4に示す矢印方向及び矢印方向と反対の方向に回動可能となっている。
従って規制部24は、図4に示す規制位置と、図15に示す非規制位置との間を往復移動することが可能となっている。尚、図4に示すように、規制位置とは、規制部24が、この規制位置に位置するときにおいては、第1アーム部73によって、作動部23が前記第2の位置に位置するようにその移動を規制する位置である。
また、図15に示すように、非規制位置とは、規制部24が、この非規制位置に位置するときにおいては、第1アーム部73によって、作動部23が、第2の位置に位置するように、その移動が規制されないような位置である。
尚、図4に示すように、規制部24の第2アーム部74と、接続部材9の正面25との間には、第3のバネ部材77が介在している。第3のバネ部材77は、圧縮バネとなっており、規制部24は、この第3のバネ部材77によって、規制位置に位置するように付勢されている。そして、第3のバネ部材77の付勢力は、上述した第2のバネ部材71(図11参照)よりも大きな付勢力を有するようになっている。従って、外部から何も力が加わっていない状態においては、規制部24は、第3のバネ部材77の付勢力によって、規制位置に位置し、これにより、作動部23は、第2の位置に位置するようにその移動が規制される。
また、規制部24の第2アーム部74は、インクカートリッジ8のインク導出部材18(図3参照)に対して、接続部材9の針部26が挿入されることで、インクカートリッジ8の前面15(図2参照)によって、挿入方向に沿って押圧されるような位置に設けられている。従って、インクカートリッジ8を接続部材9に装着すると、第2アーム部74が第3のバネ部材77の弾性力に抗して押圧されて回動し、第1アーム部73を作動部23との係合から開放させる。その結果、作動部23が第1の位置に移動されることにより、第2の貫通流路31はバルブ装置22によって連通状態になる。反対に、インクカートリッジ8を接続部材9から取り外すと、第2アーム部74が第3のバネ部材77によって押圧されて移動し、第1アーム部73が作動部23を第2の位置に回動させる。その結果、作動部23は第2の位置に移動されて、第2の貫通流路31はバルブ装置22によって
非連通状態に維持される。
次に、以上のように構成されたインクジェット式記録装置1の作用について説明する。
図4及び図5に示すように、接続部材9に対して、インクカートリッジ8が装着されていない状態では、規制部24には、外部から力が加わっていない状態となっている。従って、規制部24は、第3のバネ部材77による付勢力によって、規制位置に位置し、作動部23も、第2の位置に位置する。
これによって、作動部23が、第2の位置に位置しているため、図14に示すように、第2の貫通流路31と、永久磁石62とが、重ならないような位置関係となり、図8に示すように、摺動部材45は、第1のバネ部材46の付勢力に負けて、永久磁石62側に移動することができない状態となる。
従って、摺動部材45は、段差43に対して当接した状態となり、第2の貫通流路31は、非連通状態となる。この結果、供給チューブ7は、接続部材9を介して大気に開放されない状態となり、接続部材9からインクが外部に漏れ出したり、インクが乾燥したりす
るようなことが防がれる。すなわち、接続部材9に対してインクカートリッジ8が装着されていない状態においては、接続部材9内の第2の貫通流路31が非連通状態となり、供給チューブ7等におけるインクの漏れやインクの乾燥が効果的に防がれるようになる。
次に、インクカートリッジ8を上述した接続部材9に対して装着する場合には、図4に示すように、インクカートリッジ8のインク導出部材18(図3参照)に対して、接続部材9の針部26を挿入させるようにする。すると、図15に示すように、規制部24は、その第2アーム部74が、インクカートリッジ8の前面15によって押圧されることによって回動され、非規制位置に位置するようになる。
この結果、図12に示すように、作動部23は、第2のバネ部材71の付勢力によって、第1の位置に位置するように移動する。従って、作動部23が第1の位置に位置するようになり、図13に示すように、第2の貫通流路31と、永久磁石62とが、重なるような位置関係となる。これによって、図16に示すように、摺動部材45は、永久磁石62との間に働く吸引力によって、第1のバネ部材46の付勢力に抗して、永久磁石62側に移動するようになる。
従って、摺動部材45のシール部48は、段差43から離間した状態となり、第2の貫通流路31は、連通状態となる。このとき、摺動部材45の段付き部51は、図16に示すように、ガイド部材44に当接した状態となり、さらに、上述したように、その端部(背面27側)がガイド部材44から突出せずに納まっている。
この結果、摺動部材45がフィルム材36に接触することなくインクカートリッジ8から供給チューブ7までの間が全て連通状態とされる。そして、この状態で、インクジェット式記録装置1において、印刷データに基づいて、キャリッジモータ、記録ヘッド6、紙送り手段等が駆動されることにより、記録用紙Pに対して印刷が行われるようになる。
尚、本実施形態においては、図16に示すように、永久磁石62を挟んで、摺動部材45と対峙する位置に、作動部23の板材63が位置している。そして、板材63は、いわゆる、バックヨークとして機能するようになっており、永久磁石62と、摺動部材45との間の吸引力が高められるようになっている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態においては、ガイド部材44をザイロン等の変性ポリフェニレンエーテル樹脂から形成した。すなわち、このガイド部材44は、上述したフィルム材36及び流路形成部21の溝形成部32とは、異なる材料から形成されている。これによって、フィルム材36を溝形成部32に熱溶着する際に、ガイド部材44が同フィルム材36或いは同溝形成部32に溶着してしまうことがない。この結果、流路を正確に形成することができる。
さらに、変性ポリフェニレンエーテル樹脂は、フィルム材36と溝形成部32の溶着層であるPP(ポリプロピレン)より溶融温度が高いので、この熱溶着によりガイド部材44が溶融し変形することはない。従って、この変形によって摺動部材45の移動を妨げることを防止することができる。またさらに、このようにガイド部材44を変性ポリフェニレンエーテル樹脂から形成したことによって、同ガイド部材44は非磁性体であるので、作動部23の永久磁石62と、摺動部材45の磁性体部47との間の吸引力に影響を及ぼすことがない。これによって、摺動部材45は、この吸引力に応じて正確に移動することができる。
(2)上記実施形態においては、摺動部材45の第2軸50の長さを、第2軸50をガ
イド部材44に挿入し段付き部51がガイド部材44に当接した際に、その端部(背面27側)がガイド部材44から突出せず、ちょうど納まる長さとした。
従って、摺動部材45が、段差43から離間し、第2の貫通流路31が連通状態となったとき、摺動部材45の段付き部51は、ガイド部材44に当接し、さらに、上述したように、第2軸50の端部(背面27側)がガイド部材44から突出せずに納まっている。これによって、フィルム材36には、摺動部材45の第2軸50が直接に接触することがないので、バルブ装置22は、フィルム材36を傷つける恐れがなく第2の貫通流路31を連通状態とすることができる。この結果、第2の貫通流路31を流動するインクの信頼性を向上させることができる。
(3)上記実施形態においては、第2の貫通流路31内にて摺動部材45の段付き部51をガイド部材44に当接させ軸線方向の移動を規制した。フィルム材36には、摺動部材45の第2軸50が直接に当接することがないので、バルブ装置22は、フィルム材36を傷つける恐れがなく第2の貫通流路31を連通状態とすることができる。この結果、第2の貫通流路31を流動するインクの信頼性を向上させることができる。さらに、段付き部51とガイド部材44が当接した際の衝撃音は、第2の貫通流路31内を流動するインクによって低減される。この結果、バルブ装置22を備えた弁装置、及びインクジェット式記録装置等の液体噴射装置の静音化を実現することができる。
(4)上記実施形態では、作動部23は、軸部68を移動中心として移動することにより、第1の位置と第2の位置との間で往復移動することが可能であるようにした。そして、作動部23が第1の位置に位置することで、作動部23の永久磁石62と、摺動部材45の磁性体部47との間の吸引力が高まり、摺動部材45が、段差43から離間する方向へと移動可能となるようにした。さらに、作動部23が、第2の位置に位置することで、永久磁石62と、磁性体部47との間の吸引力が減少し、摺動部材45が、段差43から離間する方向へと移動されないようにした。
従って、作動部23の移動によって、摺動部材45が段差43から離間する方向に移動させたりさせなかったりするようになり、第2の貫通流路31の連通及び非連通状態を切り換えることができる。そして、例えば、永久磁石62を直線状に移動させる場合に比較して、永久磁石62の移動範囲を小さくすることができ、インクジェット式記録装置1の全体の大きさを小さく構成したときの精度も向上する。
(5)上記実施形態においては、作動部23に設けた永久磁石62は、流路形成部21の外部に位置するようにした。従って、永久磁石62が、流路形成部21に形成されている流路内を流れるインクの環境下に置かれないようにすることができ、永久磁石62を、インクによる劣化等を考慮した材料とする必要がない。この結果、永久磁石62の材料選択の自由度を増加させることができる。
(6)上記実施形態においては、摺動部材45は、第1のバネ部材46によって、段差43に当接する方向に付勢されるようにした。従って、摺動部材45は、作動部23が第1の位置に位置しているとき以外は、第1のバネ部材46の付勢力によって、段差43に当接した状態に維持される。この結果、作動部23の移動に基づく摺動部材45の移動をより確実に行うことができる。
(7)上記実施形態においては、摺動部材45は、段差43と当接する部分に、シール部48を備えるようにした。従って、摺動部材45が段差43と当接するときの密着性が増す。この結果、第2の貫通流路31の、連通及び非連通の切り替えをより確実に行うことができる。
(8)上記実施形態においては、作動部23は、第2のバネ部材71によって、第1の位置に位置されるように付勢されるようにした。従って、作動部23を、第2の位置に位置するような方向にのみ押圧することで、第2のバネ部材71の復帰力を利用して、作動部23を、第1の位置と第2の位置との間で往復移動させることが可能となる。この結果、作動部23の駆動が容易となり、構造を簡素化させることができる。
(9)上記実施形態においては、流路形成部21は、溝形成部32と、フィルム材36とを備えるようにした。そして、作動部23が第1の位置に位置するとき、永久磁石62と摺動部材45との間に、フィルム材36が介在するようにした。従って、永久磁石62と摺動部材45との間の距離を短くすることができ、永久磁石62による磁力が、摺動部材45に伝わりやすくすることができるようになる。この結果、永久磁石62によって摺動部材45を吸引するときのエネルギー効率が向上する。
(10)上記実施形態においては、インクカートリッジ8を非挿入位置から挿入位置へと移動させることで、規制部24を介して、作動部23が第2の位置から第1の位置へと移動されるようにした。従って、インクカートリッジ8を非挿入位置から挿入位置へと移動させることで、第2の貫通流路31の連通及び非連通を切り換えることができる。従って、第2の貫通流路31の連通及び非連通を切り換えるために、アクチュエータ等の駆動装置を使用する必要がなく、装置全体を簡素化させることができる。また、インクジェット式記録装置1が非通電の状態であっても、第2の貫通流路31の連通及び非連通を切り換えることができ、第2の貫通流路31の連通及び非連通を切り換えるための駆動について、自由度を増加させることができる。
(11)上記実施形態においては、インクカートリッジ8が、非挿入位置にあるときに、第2の貫通流路31が非連通状態となり、インクカートリッジ8が挿入位置にあるときに、第2の貫通流路31が連通状態となるようにした。従って、インクカートリッジ8が接続部材9に接続されていないときに、供給チューブ7を大気に開放された状態としないようにすることができ、供給チューブ7から外部にインクが漏れ出したり、インクが乾燥したりすることを効果的に防ぐことができる。
(12)上記実施形態においては、インクカートリッジ8が、非挿入位置にあるときに、規制部24によって、作動部23は、第2の位置に位置するように規制されているようにした。従って、インクカートリッジ8が非挿入位置にあるときには、第2の貫通流路31を非連通状態に維持することができる。この結果、インクカートリッジ8が、接続部材9に接続されていないときに、供給チューブ7内のインクが外部に漏れ出したり、乾燥されたりすることをより確実に防ぐことができる。
(13)上記実施形態においては、規制部24は、軸部72、第1アーム部73、第2アーム部74を備え、第1アーム部73と第2アーム部74とは、ほぼ90度の角度をなすようにして設けるようにした。そして、規制部24は、第2アーム部74を介してインクカートリッジ8から押圧力を受けると、軸部72を回動中心として回動し、第1アーム部73による作動部23の移動の規制を解除するようにした。従って、インクカートリッジ8の押圧方向と、作動部23の移動方向とが一致していなくても、規制部24によって、インクカートリッジ8の押圧力を、作動部23の移動へと変換させることができる。従って、インクジェット式記録装置1の設計のときに、インクカートリッジ8の挿入方向と、作動部23の移動方向とを統一させる必要がなく、インクジェット式記録装置1のレイアウトの自由度を向上させることができる。この結果、装置全体を小型化させることができる。
(14)上記実施形態においては、規制部24は、第3のバネ部材77によって、規制位置に位置するように付勢されるようにした。従って、規制部24を、インクカートリッジ8によって、第3のバネ部材77による付勢方向と反対の方向にのみ押圧することで、第3のバネ部材77の復帰力を利用して、規制部24を規制位置と非規制位置との間で往復移動させることが可能となる。この結果、規制部24の駆動が容易となり、構造を簡素化させることができる。
(15)上記実施形態においては、規制部24を付勢する第3のバネ部材77は、作動部23を付勢する第2のバネ部材71よりも付勢力が大きいバネであるようにした。従って、規制部24は、インクカートリッジ8が非挿入位置に位置するときに、作動部23を確実に第2の位置に位置させることがきる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、ガイド部材44は、ザイロン等の変性ポリフェニレンエーテル樹脂から構成したが、この限りではなく、アルミ等の非磁性体の金属から構成してもよい。
・上記実施形態においては、作動部23は、インクカートリッジ8の非挿入位置と挿入位置との間の移動に基づいて、押圧力を受け、第1の位置と第2の位置との間で移動されるようにした。これを、作動部23を、その他の押圧力を受けて、第1の位置と第2の位置との間で移動されるようにしてもよい。
そして、その他の押圧力として、インクカートリッジ8が挿入位置に位置するときに、作動部23を第1の位置と第2の位置との間で移動可能となるようにする力であってもよい。このようにすれば、インクカートリッジ8が挿入位置に位置している状態において、第2の貫通流路31を連通及び非連通状態に切り換えることが可能となる。そして、弁装置を、供給チューブ7内に滞留する気泡等を除去するために使用される、チョーク弁として機能させることができるようになる。つまり、インクジェット式記録装置1では、弁装置をチョーク弁として用いることによりチョーククリーニングを行うことができる。このチョーククリーニングとは、流路を弁装置にて非連通状態とするとともに、吸引ポンプ等の吸引手段にて吸引し、流路に負圧を一定値ためた後、流路を開放することによって、流路上にある気泡を効率的に排出するためのものである。これによって、インクジェット式記録装置1は、本発明の弁装置を備えることによって、チョーククリーニングにおいてもインクの信頼性を確保するとともに静音化を実現することができる。また、このチョーククリーニングを、各流路に対して行えるように構成してもよい。
・上記実施形態においては、永久磁石62は、略正方形の板状となるように形成するようにしたが、その他の形状に変更するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、1つの作動部23に、6つの永久磁石62を設け、一体回動するようにした。これを、永久磁石62を備えた作動部23を複数設けて、それぞれ、個別に移動するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、摺動部材45は、磁性体部47とシール部48とを備えるようにした。これを、摺動部材45の全てが磁性体部47によって形成されるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、摺動部材45は、フランジ部52を備えるようにしたが、フランジ部52を備えないようにしてもよい。
・上記実施形態においては、作動部23に、板材63を設けるようにした。これを、板材63を設けないようにしてもよい。
・上記実施形態においては、流路形成部21において、作動部23が第1の位置に位置するときに、永久磁石62と摺動部材45との間には、フィルム材36が介在されるようにした。これをフィルム材36以外の部材が介在されるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、規制部24を設けるようにしたが、設けないようにしてもよい。そして、このような場合には、インクカートリッジ8が、非挿入位置と挿入位置との間で移動することによって、作動部23がインクカートリッジ8から直接押圧力を受けて、第1の位置と第2の位置との間で往復移動するような構成に変更するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、規制部24は、軸部72、第1アーム部73、第2アーム部74によって構成されるようにした。これを、インクカートリッジ8から受ける押圧力に基づいて、作動部23の移動を規制することが可能であれば、その他の構成となるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、段差43に当接するように付勢する第1のバネ部材46を設けた。これを、摺動部材45を、段差43に当接するように付勢するその他の付勢手段に具体化するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、作動部23を、第1の位置に位置するように付勢する第2のバネ部材71を設けた。これを、作動部23を、第1の位置に位置するように付勢するその他の付勢手段に具体化するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、第3のバネ部材77を設け、規制部24を、規制位置に位置するようにした。これを規制位置に位置するように付勢するその他の付勢手段に具体化するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、摺動部材45は、第1のバネ部材46によって、段差43に当接するように付勢されるようにした。これを、第1のバネ部材46を設けないようにしてもよい。そして、このような場合には、摺動部材45を、段差43から離間するように付勢するバネ部材を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、作動部23は、第2のバネ部材71によって、第1の位置に位置するように付勢されるようにした。これを、第2のバネ部材71を設けないようにしてもよい。そして、このような場合には、作動部23を、第2の位置に位置するように付勢するバネ部材を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、規制部24は、第3のバネ部材77によって、規制位置に位置するように付勢するようにした。これを、第3のバネ部材77を設けないようにしてもよい。そして、このような場合には、規制部24を、非規制位置に位置するように付勢するバネ部材を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するインクジェット式記録装置1(ファックス、コピア等の印刷装置を含む)を用いて説明した。これを、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、他の液体を噴射する液体噴射装置として、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
・上記実施形態においては、バルブ装置22は、インクジェット式記録装置1の供給チューブ7とインクカートリッジ8との間に設けるようにしたが。これを、その他の部分に設けられるバルブ装置として具体化するようにしてもよい。
本実施形態におけるインクジェット式記録装置の斜視図。 同じく、インクカートリッジの斜視図。 同じく、インクカートリッジの断面図。 同じく、接続部材の平面図。 同じく、接続部材の背面図。 同じく、接続部材の部分背面図。 同じく、接続部材の部分正面図。 同じく、図6における接続部材のA−A線方向の部分断面図。 同じく、図6における接続部材のB−B線方向の要部部分断面図。 同じく、ガイド部材と摺動部材との斜視図。 同じく、作動部の分解斜視図。 同じく、接続部材の部分背面図。 同じく、第2の貫通流路及び永久磁石の位置関係を示す概念図。 同じく、第2の貫通流路及び永久磁石の位置関係を示す概念図。 同じく、インクカートリッジ及び接続部材の平面図。 同じく、接続部材の作用を説明する図。
符号の説明
1…液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置、6…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、8…液体貯留手段としてのインクカートリッジ、21…流路形成部、23…作動部、28…流路を構成する第1の貫通流路、31…流路を構成する第2の貫通流路、36…フィルム材、37…流路を構成する案内流路、43…弁座としての段差、44…ガイド部材、45…弁体としての摺動部材、47…第1の磁性体としての磁性体部、51…回避手段を構成する当接部としての段付き部、52…案内部としてのフランジ部、62…永久磁石、P…ターゲットとしての記録用紙。

Claims (8)

  1. 少なくとも一部をフィルム材によって形成した流路の途中に設けた弁座と、前記流路内に位置し、前記弁座に向かう正方向及び離間する負方向に移動することにより、前記流路を連通状態又は非連通状態とする弁体とを備えた弁装置において、
    前記流路内には、前記弁体が前記負方向へと移動した際に、前記弁体と前記フィルム材との接触を回避する回避手段を設けたことを特徴とする弁装置。
  2. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記弁体は当接部を備え、
    一方、前記流路内には、前記弁体の移動をガイドするガイド部材を設け、
    前記弁体が前記負方向へと移動した際に、前記当接部が前記ガイド部材に当接することによって、前記フィルム材との接触を回避する前記回避手段となることを特徴とする弁装置。
  3. 請求項2に記載の弁装置において、
    前記流路は、前記フィルム材を流路形成部の少なくとも一部に熱溶着することで形成され、
    前記流路内に設けられた前記ガイド部材は、前記流路形成部とは異なる材料から構成されることを特徴とする弁装置。
  4. 請求項3に記載の弁装置において、
    前記ガイド部材は、前記フィルム材に比べて溶融温度が高い材料から構成されることを特徴とする弁装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の弁装置において、
    前記弁体は、少なくとも一部分に第1の磁性体を備え、
    一方、前記弁装置は、永久磁石を有した作動部を備え、同作動部は、前記流路に対して相対移動可能であるとともに、移動により第1の位置から第2の位置まで移動可能であって、
    前記第1の位置は、前記永久磁石と前記第1の磁性体との間に働く吸引力により、前記弁体が前記負方向へと移動可能となる位置であり、
    さらに、前記第2の位置は、前記吸引力により、前記弁体が前記負方向へと移動不可能となる位置であって、
    前記フィルム材は、前記作動部が前記第1の位置に位置するときに、前記永久磁石と前記弁体との間に介在するような位置に設けられていることを特徴とする弁装置。
  6. 請求項5に記載の弁装置において、
    前記弁体の前記当接部から、前記フィルム材側の端部までの長さは、
    前記弁体の前記当接部から前記フィルム材までの距離よりも短いことを特徴とする弁装置。
  7. 請求項5又は6に記載の弁装置において、
    前記ガイド部材は、非磁性体から構成されることを特徴とする弁装置。
  8. 請求項1〜7に記載の弁装置を備えた液体噴射装置であって、
    前記液体噴射装置は、
    液体を貯留する液体貯留手段と、
    ターゲットに対してノズルから前記液体を噴射する液体噴射ヘッドとを備え、
    前記流路を介して、前記液体貯留手段から前記液体噴射ヘッドへと前記液体を供給する
    とともに、前記弁体を正方向及び負方向に移動することにより、同流路を連通状態又は非連通状態とすることを特徴とする液体噴射装置。
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