JP4328247B2 - 熱転写シートおよび画像シート - Google Patents

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Description

本発明は熱転写シートおよび画像シートに係り、特に耐候性に優れた画像を形成することができる熱転写シートと、耐候性に優れた画像を有する画像シートに関する。
従来より、熱転写方式を用いて基材に文字、記号、線図、絵柄等の画像を形成することが行われており、熱転写方式としては、感熱昇華転写方式と感熱溶融転写方式が広く用いられている。
このうち、感熱溶融転写方式は、基材フィルム上に顔料等の着色剤とバインダー樹脂等を含有する熱溶融性インキ層を設けた熱転写シートを用い、これを基材に重ね、サーマルヘッド等の加熱デバイスに画像情報に応じたエネルギーを印加することにより、軟化した熱溶融性インキ層成分を基材に転写させて画像を形成する方法である。従来の熱転写シートでは、微細な顔料を熱溶融性インキ層に含有させることにより、鮮明で彩度の高い高品質の画像の形成を可能としていた(特許文献1)。
また、ビルの外壁、電車やバスの車体、ホールの壁面等に所望の画像(文字、記号、線図、絵柄等)を形成する手段として、従来から、所望の画像を基材シート上に備えた画像シートを予め作製し、この画像シートを対象物に貼着することが行なわれている。そして、このような画像シートの作製にも感熱溶融転写方式の熱転写シートが利用されている。
特開平9−272265号公報
しかしながら、従来の熱転写シートにより形成された画像は、紫外線に対する耐久性(以下、耐候性という)が不充分であり、屋外で紫外線の照射を受ける場合のみならず、屋内での蛍光灯からの紫外線照射を長時間受けることによっても変色(色差変化)を生じるという問題があった。また、熱溶融性インキ層に使用する顔料の平均粒子径を大きくすることにより、形成された画像の耐候性を向上させることはできるが、画像の彩度が低下するという問題があった。
上記のような問題は、上述の画像シートについても同様であり、画像の形成手段に関係なく、耐候性に優れた画像を備える画像シートが要望されている。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、耐候性に優れ色差変化を生じ難い画像の形成が可能な熱転写シートと、耐候性に優れ色差変化を生じ難い画像を備えた画像シートを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の熱転写シートは、基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を備え、該熱溶融性インキ層は少なくとも着色剤とバインダ樹脂を含有し、該着色剤は無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆したコアシェル型粒子顔料であり、前記コアシェル型粒子顔料のコアの平均粒子径は10〜100nmの範囲内にあり、前記コアシェル型粒子顔料の平均粒子径は11〜105nmの範囲内にあり、前記熱溶融性インキ層における前記コアシェル型粒子顔料の含有量は25〜50重量%の範囲内であるような構成とした。
また、本発明の画像シートは、基材シートと、該基材シートの一方の面に形成された画像層とを備え、該画像層は少なくともバインダ樹脂とコアシェル型粒子顔料を含有し、該コアシェル型粒子顔料は平均粒子径が10〜100nmの範囲内である無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆した平均粒子径が11〜105nmの範囲内のものであり、前記画像層における前記コアシェル型粒子顔料の含有量は25〜50重量%の範囲内であるような構成とした。
本発明の好ましい態様は、前記画像層の厚みが0.2〜50μmの範囲内であるような構成とした。
本発明の好ましい態様は、前記基材シートの前記画像層形成面と反対側の面に接着剤層と離型紙を備えるような構成とした。
本発明の好ましい態様は、前記画像層が上述熱転写シートを用いて形成したものであるような構成とした。
本発明によれば、熱溶融性インキ層に着色剤としてコアシェル型粒子顔料を含有するので、耐候性に優れ彩度の高い画像を形成することができる。また、本発明の画像シートは、画像層にコアシェル型粒子顔料を含有するので、屋外での用途であっても画像層に色差変化が生じ難く、彩度が高い良好な画質を維持することができる。さらに、本発明の画像シートが、本発明の熱転写シートを用いて形成されたものである場合には、形成された画像層の表面が、熱転写シートを構成する基材シートの表面性を反映した平滑なものとなり、このため、外力による画像層の剥離、脱落の発生が極めて少ないものとなり、また、形成された画像層の厚みが均一なものとなり、高い色再現性が得られるという効果が奏される。尚、本発明では、画像とは文字、記号、線図、絵柄等を含む概念である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[熱転写シート]
図1は本発明の熱転写シートの一実施形態を示す概略断面図である。図1において本発明の熱転写シート1は、基材フィルム2の一方の面に熱溶融性インキ層3を剥離可能に備え、基材フィルム2の他の面に背面層4を備えたものである。
本発明の熱転写シート1を構成する基材フィルム2としては、従来の熱転写シートに使用される基材フィルムを用いることができる。好ましい基材フィルムの具体例は、グラシン紙、コンデンサー紙、パラフィン紙などの薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等のプラスチックの延伸あるいは未延伸フィルムや、これらの材料を積層したものが挙げられる。
この基材フィルム2の厚さは、強度および耐熱性等が適切になるように材料に応じて適宜選択することができるが、通常は2〜100μm程度のものが好ましく用いられる。
本発明の熱転写シート1を構成する熱溶融性インキ層3は、少なくとも着色剤とバインダ樹脂を含有するものであり、着色剤は無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆したコアシェル型粒子顔料である。
コアシェル型粒子顔料のコアである無機微粒子としては、例えば、シリカ、酸化チタン、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、雲母チタン、白雲母、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナホワイト、タルク、各種粘土鉱物等を挙げることができる。このような無機微粒子の形状は特に制限はなく、球状、多面体状、針状、粒状、紡錘状、フレーク状、鱗片状、板状、いずれであってもよい。また、無機微粒子の大きさは、平均粒子径が10〜100nm、好ましくは10〜60nmの範囲である。無機微粒子の平均粒子径が10nm未満であると、コアシェル型粒子顔料の作製が困難であり、また、100nmを超えると、着色剤としての機能が低下するので好ましくない。
また、コアシェル型粒子顔料のシェルである有機顔料としては、従来から熱転写シートに用いられているイエロー、マゼンタ、シアン等の有彩色顔料、カーボンブラック等を使用することができ、特に制限はない。
コアシェル型粒子顔料は、特開2002−356625号公報に記載の内容に従って製造することができる。例えば、まず、無機微粒子と糊剤とを混合攪拌して、無機微粒子の周囲を糊剤で被覆し、この系に有機顔料を添加して更に混合攪拌して、無機微粒子を被覆している糊剤に有機顔料を付着させ、その後、乾燥処理、あるいは加熱処理を施すことにより製造することができる。上記の糊剤としては、無機微粒子の表面に有機顔料を付着できるものであれば特に制限はなく、例えば、アルコキシシラン、フルオロアルキルシラン等の有機珪素化合物、シラン系、チタネート系、アルミネート系等の各種カップリング剤、オリゴマー、高分子化合物等を挙げることができ、これらを単独で、あるいは2種以上の組み合わせで使用することができる。また、有機顔料の付着量は、無機微粒子100重量部に対して50〜200重量部程度とすることができる。
上記のコアシェル型粒子顔料の大きさは、平均粒子径が11〜105nm、好ましくは11〜63nmの範囲である。コアシェル型粒子顔料の平均粒子径が11nm未満であると、コアシェル型粒子顔料が均一に分散した熱溶融性インキ層3の形成が困難となり、また、105nmを超えると、着色剤としての機能が低下したり、熱溶融性インキ層3内での分散性が低下することがあり好ましくない。熱溶融性インキ層3におけるコアシェル型粒子顔料の含有量は20〜70重量%、好ましくは25〜50重量%の範囲である。コアシェル型粒子顔料の含有量が20重量%未満であると、熱溶融性インキ層3の着色が不充分であり、また、70重量%を超えると、熱溶融性インキ層3の脱落が生じる場合があり好ましくない。
熱溶融性インキ層3を構成するバインダ樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリレート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリスチレン樹脂等の比較的融点の低い熱可塑性樹脂を使用することができる。
また、熱溶融性インキ層3は、転写性を向上させるために、バインダ樹脂とともにワックスを含有してもよい。ワックスとしては、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、部分変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等を挙げることができる。このようなワックスの含有量は、バインダ樹脂100重量部に対して1〜200重量部の範囲で設定することができる。
熱溶融性インキ層3の厚みは、0.2〜50μm、好ましくは0.5〜30μmの範囲で適宜設定することができる。
このような熱溶融性インキ層3は、上述のような各成分に、必要に応じて分散剤等の添加剤を含有した溶融性インキ組成物を、基材フィルム2上に塗布して形成することができる。塗布方法は、例えば、ホットメルト法、グラビア法、グラビアリバース法、ロールコート法、エマルジョンコート法等、公知の塗布方法を用いることができる。
本発明の熱転写シート1を構成する背面層4は、サーマルヘッド等の加熱デバイスと基材フィルム2との熱融着を防止し、走行を滑らかに行う目的で設けられる。この背面層4に用いる樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリルースチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルトルエン樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性又はフッ素変性ウレタン等の天然又は合成樹脂の単体又は混合物が用いられる。背面層4の耐熱性をより高めるために上記の樹脂のうち、水酸基系の反応性基を有している樹脂を使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層とすることが好ましい。
さらに、サーマルヘッドとの摺動性を付与するために、背面層4に固形あるいは液状の離型剤又は滑剤を加えて耐熱滑性をもたせてもよい。離型剤又は滑剤としては、例えば、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、有機カルボン酸およびその誘導体、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等を用いることができる。背面層4に含有される滑剤の量は5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度である。
このような背面層4の厚みは0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度とすることができる。
尚、基材フィルム2の耐熱性やスリップ性が良好である場合には、背面層4は不要である。
図2は本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。図2において本発明の熱転写シート11は、基材フィルム12の一方の面に剥離層15を介して熱溶融性インキ層13を備え、基材フィルム12の他の面に背面層14を備えている。この熱転写シート11を構成する基材フィルム12、熱溶融性インキ層13、および背面層14は、上述の熱転写シート1を構成する基材フィルム2、熱溶融性インキ層3、背面層4と同様であり、ここでの説明は省略する。
熱転写シート11を構成する剥離層15は、基材フィルム12と熱溶融性インキ層13との間の剥離性が適当でない場合、基材フィルム12と熱溶融性インキ層13との接着性を調整し、熱溶融性インキ層13の剥離を良好に行うために設けるものである。
このような剥離層15は、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、水溶性樹脂、セルロース誘導体樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸系ビニル樹脂、アクリルビニルエーテル系樹脂、無水マレイン酸樹脂、および、これらの樹脂群の共重合体を少なくとも1種含有する塗布液を、従来公知の塗布方法で塗布し乾燥することで形成でき、厚みは0.1〜2μm程度である。
図3は本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。図3において本発明の熱転写シート21は、基材フィルム22の一方の面に剥離可能に保護層26と熱溶融性インキ層23を備え、基材フィルム22の他の面に背面層24を備えたものである。この熱転写シート21を構成する基材フィルム22、熱溶融性インキ層23、および背面層24は、上述の熱転写シート1を構成する基材フィルム2、熱溶融性インキ層3、背面層4と同様であり、ここでの説明は省略する。
熱転写シート21を構成する保護層26は、熱転写時にサーマルヘッドにより転写形成された画像(本発明では、画像とは文字、記号、線図、絵柄等を含むものとする)の光沢を抑え、また、熱転写シートに帯電防止効果を付与するための層である。このような保護層26は、例えば、無機フィラーをポリエステル樹脂、アクリル樹脂等に分散させたものとすることができ、厚みは0.1〜5μm程度の範囲で設定することができる。
図4は本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。図4において本発明の熱転写シート31は、基材フィルム32の一方の面に剥離可能に保護層36と熱溶融性インキ層33と表面層37を備え、基材フィルム32の他の面に背面層34を備えている。この熱転写シート31を構成する基材フィルム32、熱溶融性インキ層33、および背面層34は、上述の熱転写シート1を構成する基材フィルム2、熱溶融性インキ層3、背面層4と同様であり、また、熱転写シート31を構成する保護層36は、上述の熱転写シート21を構成する保護層26と同様であり、ここでの説明は省略する。
熱転写シート31を構成する表面層37は、比較的目の粗い被転写体への良好な転写を可能とし、また、熱転写シートがロール状にされた状態でのブロッキング発生を防止するための層である。このような表面層37は、例えば、ワックス類を厚み0.1〜5μm程度に塗布したものであってよく、また、接着性樹脂および離型性樹脂とから構成することもできる。
後者の場合、接着性樹脂としては、比較的低融点の熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共重合体、ポリブテン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル等が挙げられ、上記の熱溶融性インキ層を構成するバインダ樹脂よりも溶融粘度の高い樹脂が好ましい。また、離型性樹脂は、シリコン系樹脂を使用することができる。シリコン樹脂としては、例えば、シリコン変性アクリル樹脂、シリコン変性ウレタン樹脂、シリコン変性エポキシ樹脂等を挙げることができる。表面層37中の接着性樹脂および離型性樹脂の割合は、重量比で10:0.1〜10:20の範囲が好ましい。
尚、表面層37には、帯電防止剤等の他の必要な添加剤を添加してもよい。
図5は本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。図5において本発明の熱転写シート41は、基材フィルム42の一方の面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色相からなる熱溶融性インキ層43(43Y,43M,43C,43B)が剥離可能に面順次に形成され、基材フィルム42の他の面に背面層44を備えた複合タイプの熱転写シートである。
この複合タイプの熱転写シート41を構成する基材フィルム42、熱溶融性インキ層43、および背面層44は、上述の熱転写シート1を構成する基材フィルム2、熱溶融性インキ層3、背面層4と同様であり、ここでの説明は省略する。
複合タイプの熱転写シート41においても、上述の熱転写シートと同様に、基材フィルム42と熱溶融性インキ層43との間に剥離層あるいは保護層を形成してもよい。また、熱溶融性インキ層43上に表面層を形成してもよい。
尚、本発明の熱転写シートは、上述の態様に限定されるものではない。
[画像シート]
図6は本発明の画像シートの一実施形態を示す概略断面図である。図6において本発明の画像シート51は、基材シート52の一方の面に画像層53を備えたものである。
画像シート51を構成する基材シート52は、例えば、樹脂板、樹脂フィルム、金属板、金属箔、紙、木等、特に制限はなく、画像シートの用途や画像シートを貼着する部位、材質等に応じて適宜選定することができる。また、基材シート52の厚みは、材質、用途により適宜設定することができ、例えば、50〜3000μmの範囲で設定することができる。尚、樹脂製の基材シートには、着色顔料、白色顔料、体質顔料、充填剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等も任意に含有させることができる。
画像シート51を構成する画像層53は、少なくともバインダ樹脂とコアシェル型粒子顔料を含有し、コアシェル型粒子顔料は無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆したものである。コアシェル型粒子顔料は、上述の熱転写シートで説明したコアシェル型粒子顔料と同様のものを使用することができる。また、バインダ樹脂も、上述の熱転写シートで説明したバインダ樹脂やワックスと同様のものを使用することができる。
画像層53の厚みは、0.2〜50μm、好ましくは0.5〜30μmの範囲で適宜設定することができる。また、画像層53におけるコアシェル型粒子顔料の含有量は20〜70重量%、好ましくは25〜50重量%の範囲で設定することができる。コアシェル型粒子顔料の含有量が20重量%未満であると、画像層53の着色が不充分であり、また、70重量%を超えると、画像層53が基材シート52から脱落することがあり好ましくない。
上記のような画像層53の形成は、上述の本発明の熱転写シートを用いて熱転写方式により行なうことができ、また、コアシェル型粒子顔料を含有した塗料をインクジェット方式、スクリーン印刷等の公知の手段により基材シート52に付着させて形成することもできる。
上記の塗料としては、コアシェル型粒子顔料、バインダ樹脂、溶剤、必要に応じて油脂、消泡剤、体質顔料、界面活性剤等を含有するものであり、使用する塗布・描画手段に応じて、特開2002−356625号公報に記載の内容に従って製造することができる。
このような画像シート51は、基材シート52の画像層53非形成面側を接着剤を介して所望の対象物に貼着することができる。
また、図7は本発明の画像シートの他の実施形態を示す概略断面図である。図7において本発明の画像シート61は、基材シート62の一方の面に画像層63を備え、基材シート62の他の面に接着剤層64、離型紙65を備えたものである。この画像シート61は、例えば、離型紙65を剥離しながら接着剤層64を対象物に接着させることにより、画像層62を所望の対象物に貼着することができる。このような画像シート61を構成する基材シート62、画像層63は、上述の画像シート51を構成する基材シート52、画像層53と同様であり、ここでの説明は省略する。
画像シート61を構成する接着剤層64としては、従来公知の接着剤を用いて形成することができ、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、各種シリコーン樹脂、天然ゴム、クロロプレンゴム、二トリルゴム等を用いることができる。また、接着剤層64の厚みは、使用する接着剤、貼着対象物の表面状態等に応じて適宜設定することができ、例えば、1〜100μm程度とすることができる。
画像シート61を構成する離型紙65は、例えば、支持基材表面に仮接着層を有するような従来公知の離型紙を用いることができる。仮接着層としては、例えば、シリコーン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂のラテックス、ゴム系樹脂、ワックス類、および、それらの混合物を使用することができる。また、支持基材としては、シート状、フィルム状等いずれであってもよく、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、合成紙、多孔質フィルム、コート紙等を使用することができ、特に、コスト、加工性、汎用性の点からポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
本発明の画像シートは、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の画像シートは、画像層上に保護層、紫外線吸収層、汚染除去層等を備えるものであってもよい。
保護層としては、従来公知の各種耐久性および透明性に優れた樹脂は何れも使用可能である。例えば、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂の薄膜、これらの樹脂で成形されたフィルム等であってよい。
また、紫外線吸収層は、上述の樹脂薄膜、樹脂フィルム内に紫外線吸収剤を含有させたものとすることができる。使用する紫外線吸収剤は特に制限はなく、従来公知のものを使用することができる。
また、汚染除去層は、光照射により親水性を発生する光触媒を備える層であり、上述の樹脂薄膜、樹脂フィルム内に光触媒を含有する層、あるいは、上述の樹脂薄膜、樹脂フィルム上に光触媒を付着させた層とすることができる。光触媒としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化タングステン、酸化ビスマス、酸化鉄のような金属酸化物を挙げることができる。使用する光触媒は、平均粒子径が50nm以下、好ましくは20nm以下のものが好適である。
尚、本発明の画像シートにおいて画像層が形成される領域は、基材シートの全面、もしくは一部、いずれであってもよい。
次に、より具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例]
基材フィルムとして、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製 ルミラー)の一方の面に、下記の組成の背面層用インキをグラビアコート法により塗布(塗布量0.3g/m2(乾燥時))し、乾燥して、その後、硬化処理を施し背面層を形成した。
(背面層用インキの組成)
・ポリビニルブチラール樹脂 … 20重量部
(積水化学工業(株)製 エスレックBX−1)
・タルク(日本タルク(株)製 ミクロエースL−1)… 30重量部
・メラミン樹脂微粒子 … 30重量部
(日本触媒化学工業(株)製 エポスターS)
・ポリイソシアネート … 40重量部
(武田薬品工業(株)製 タケネートA−3)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1/1) … 900重量部
次に、背面層を形成した面と反対の面に、グラビアコート法により下記の組成の剥離層用インキを塗布(塗布量0.4g/m2(乾燥時))し、乾燥して剥離層を形成した。
(剥離層用インキの組成)
・カルナバワックス(コニシ(株)製 WE−95) … 10重量部
・水/イソプロピルアルコール(質量比1/3) … 30重量部
次いで、下記の3種の熱溶融性インキ層用の塗工液を、それぞれ上記の剥離層上に塗布(塗布量0.7g/m2(乾燥時))し、70℃で乾燥して熱溶融性インキ層を形成した。これにより、熱溶融性インキ層がイエロー、マゼンタ、シアンの3種の熱転写シート(実施例)を作製した。
(熱溶融性インキ層用塗工液(イエロー)の組成)
・コアシェル型粒子顔料(平均粒子径17nm、コアの
平均粒子径14nm) … 20重量部
(戸田工業(株)製 デジカラーCS−Y100)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・シリカ(日産化学(株)製 MEK−ST) … 0.5重量部
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 32.5重量部
・メチルエチルケトン … 23.5重量部
(熱溶融性インキ層用塗工液(マゼンタ)の組成)
・コアシェル型粒子顔料(平均粒子径17nm、コアの
平均粒子径14nm) … 15重量部
(戸田工業(株)製 デジカラーCS−R100)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 35.5重量部
・メチルエチルケトン … 26.5重量部
(熱溶融性インキ層用塗工液(シアン)の組成)
・コアシェル型粒子顔料(平均粒子径17nm、コアの
平均粒子径14nm) … 9重量部
(戸田工業(株)製 デジカラーCS−C100)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・シリカ(日産化学(株)製 MEK−ST) … 3重量部
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 37.5重量部
・メチルエチルケトン … 27.5重量部
[比較例]
まず、実施例と同様にして、基材フィルムの一方の面に背面層、他方の面に剥離層を形成した。
次いで、下記の3種の熱溶融性インキ層用の塗工液を、それぞれ上記の剥離層上に塗布(塗布量0.7g/m2(乾燥時))し、70℃で乾燥して熱溶融性インキ層を形成した。これにより、熱溶融性インキ層がイエロー、マゼンタ、シアンの3種の熱転写シート(比較例)を作製した。
(熱溶融性インキ層用塗工液(イエロー)の組成)
・モノアゾイエロー(PY167) … 20重量部
(平均粒子径120nm)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・シリカ(日産化学(株)製 MEK−ST) … 0.5重量部
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 32.5重量部
・メチルエチルケトン … 23.5重量部
(熱溶融性インキ層用塗工液(マゼンタ)の組成)
・キナクリドンレッド(PR209) … 15重量部
(平均粒子径120nm)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 35.5重量部
・メチルエチルケトン … 26.5重量部
(熱溶融性インキ層用塗工液(シアン)の組成)
・β形銅フタロシアニン(PB15:3) … 9重量部
(平均粒子径120nm)
・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR113)… 10重量部
・ポリエステル樹脂 … 12重量部
(東洋紡(株)製 バイロン200)
・シリカ(日産化学(株)製 MEK−ST) … 3重量部
・分散剤 … 1.5重量部
(アビシア(株)製 ソルスパース22000)
・トルエン … 37.5重量部
・メチルエチルケトン … 27.5重量部
[評 価]
上述のように作製した各熱転写シートについて、熱転写プリンタ(Summagraphics社製 Summachrome)を用いて、塩化ビニルシート(米国3M社製)上に画像を形成した。
(耐候性の評価)
上記のように作製した6種の画像(実施例、比較例の各熱転写シートについて、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の画像)に対して、ATLAS社製ウェザオメータCi4000にてキセノンランプを1600kJ分照射した。この照射前後の画像の色差変化を、色差測定器(ミノルタ(株)製 CR−2321)にて測定した。すなわち、照射前後の画像のL*値、a*値、b*値を測定し、下記式1により色差変化ΔLabを算出した。測定結果と算出したΔLabを下記の表1に示した。
ΔLab=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2 ]1/2 ・・・式1
(彩度の評価)
上記のように作製した6種の画像(実施例、比較例の各熱転写シートについて、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の画像)について、色差測定器(ミノルタ(株)製 CR−2321)にてa*値、b*値を測定し、下記式2により彩度(C*値)を算出した。算出したC*値を下記の表1に示した。
C*=[(a*)2+(b*)2 ]1/2 ・・・式2
Figure 0004328247
表1に示されるように、実施例の熱転写シートを用いて形成した画像は、いずれも、比較例の熱転写シートを用いて形成した画像に比べてΔLabが小さく、すなわち色差変化が少なく、耐候性に優れることが確認された。
また、実施例の熱転写シートを用いて形成した画像は、いずれも、比較例の熱転写シートを用いて形成した画像に比べてC*値が高く、彩度の高い画像であることが確認された。
本発明は屋外、屋内を問わず、耐候性に優れた画像の形成に利用することができる。
本発明の熱転写シートの一実施形態を示す概略断面図である。 本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の熱転写シートの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の画像シートの一実施形態を示す概略断面図である。 本発明の画像シートの他の実施形態を示す概略断面図である。
符号の説明
1,11,21,31,41…熱転写シート
2,12,22,32,42…基材フィルム
3,13,23,33,43(43Y,43M,43C,43B)…熱溶融性インキ層
4,14,24,34,44…背面層
15…剥離層
26,36…保護層
37…表面層
51,61…画像シート
52,62…基材シート
63…接着剤層
64…離型紙

Claims (5)

  1. 基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を備え、該熱溶融性インキ層は少なくとも着色剤とバインダ樹脂を含有し、該着色剤は無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆したコアシェル型粒子顔料であり、前記コアシェル型粒子顔料のコアの平均粒子径は10〜100nmの範囲内にあり、前記コアシェル型粒子顔料の平均粒子径は11〜105nmの範囲内にあり、前記熱溶融性インキ層における前記コアシェル型粒子顔料の含有量は25〜50重量%の範囲内であることを特徴とする熱転写シート。
  2. 基材シートと、該基材シートの一方の面に形成された画像層とを備え、該画像層は少なくともバインダ樹脂とコアシェル型粒子顔料を含有し、該コアシェル型粒子顔料は平均粒子径が10〜100nmの範囲内である無機微粒子からなるコアの周囲を有機顔料からなるシェルで被覆した平均粒子径が11〜105nmの範囲内のものであり、前記画像層における前記コアシェル型粒子顔料の含有量は25〜50重量%の範囲内であることを特徴とする画像シート。
  3. 前記画像層の厚みが0.2〜50μmの範囲内であることを特徴とする請求項2に記載の画像シート。
  4. 前記基材シートの前記画像層形成面と反対側の面に接着剤層と離型紙を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像シート。
  5. 前記画像層は、請求項1記載の熱転写シートを用いて形成したものであることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像シート。
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