JP4327682B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクからエンジンに燃料を供給する燃料供給装置に関する。
ガソリン等の燃料をエンジンに供給するため、自動車等の車両には燃料供給装置が搭載されている。燃料タンク内には燃料ポンプが収容されており、燃料ポンプから吐出される燃料は、燃料タンクに接続された燃料供給管からエンジンルーム内の燃料分配管に案内される。この燃料分配管には複数のインジェクタが接続されており、エンジンを駆動する際にはエンジンの吸気マニホールドや燃焼室に対して燃料が噴射されるようになっている。
一般的に、インジェクタからの燃料噴射量は、インジェクタの開弁時間によって制御されているが、インジェクタに供給される燃料の供給圧力と、吸気マニホールド内の吸気圧力との差圧が変化すると、同じ開弁時間であっても同量の燃料を噴射させることが困難となる。そこで、燃料供給装置には、吸気圧力に基づいて供給圧力を減圧するプレッシャレギュレータが組み込まれており、このプレッシャレギュレータにより吸気圧力と供給圧力との差圧を一定に保って燃料噴射量の制御精度を向上させている。つまり、吸気圧力が低下したときには、プレッシャレギュレータを介して燃料タンクに流入する燃料を増加させ、インジェクタに対する燃料の供給圧力を低下させる一方、吸気圧力が上昇したときには、プレッシャレギュレータを介して燃料タンクに流入する燃料を減少させ、インジェクタに対する燃料の供給圧力を上昇させている。
ところで、エンジンルームを通過する際に暖められた余剰燃料を、プレッシャレギュレータを介して燃料タンクに戻すようにすると、燃料タンク内において多量の燃料蒸気を発生させるおそれがある。通常、燃料タンク内に生じた燃料蒸気は、キャニスタによって捕捉された後に、吸気マニホールドに供給されることになるが、キャニスタの処理能力を超えた多量の燃料蒸気が発生すると、燃料蒸気が外部に排出されてしまうことになる。このような燃料蒸気の外部排出は、車両の燃費性能を低下させるだけでなく、環境保護の観点からも好ましいものではなかった。
そこで、燃料タンク内における燃料蒸気の発生を抑制するため、エンジンルームを通過した余剰燃料を燃料タンクに戻すことなく、インジェクタの上流側に再び供給するようにした燃料供給装置が開発されている(たとえば、特許文献1参照)。この燃料供給装置によれば、燃料タンクとインジェクタとの間に2つの燃料ポンプを配設するとともに、2つの燃料ポンプ間を繋ぐ燃料供給管に対して燃料戻し管を接続することにより、エンジンに向けて供給された燃料をエンジンルーム内で循環させることが可能となっている。これにより、暖められた燃料の燃料タンクに対する流入を防ぐことができ、燃料タンク内の温度上昇を抑制することができるため、燃料タンク内における燃料蒸気の発生を抑制することが可能となる。
また、インジェクタと燃料タンクとを接続する燃料戻し管に、流路遮断弁を組み込むようにした燃料供給装置も開発されている。この燃料供給装置によれば、流路遮断弁を遮断状態に切り換えることにより、エンジン近傍で暖められた燃料の燃料タンクに対する流入を防止することができ、燃料タンク内における燃料蒸気の発生を抑制することができる。しかも、2つの燃料ポンプを搭載する必要がないため、燃料供給装置の低コスト化を達成することができる。
特開平9−25860号公報(第5頁、図1)
しかしながら、燃料戻し管に流路遮断弁を組み込むことによって、暖められた燃料のタンク流入を防止する燃料供給装置にあっては、燃料蒸気の発生を抑制するため流路遮断弁の正常な作動が要求されることになる。たとえば、流路遮断弁の機械的な故障により、制御信号に反して流路遮断弁を遮断することができなかった場合には、暖められた燃料が燃料タンクに次々と流入してしまうため、燃料タンク内に多量の燃料蒸気が生じることになる。そして、前述したように、燃料蒸気がキャニスタの処理能力を上回って発生すると、燃料蒸気がキャニスタから外部に排出されてしまうため、流路遮断弁によって燃料蒸気を抑制するようにした燃料供給装置にあっては、流路遮断弁の作動状態を監視するとともに、流路遮断弁の故障状態を早急に判定することが必要となっている。
本発明の目的は、燃料戻し管に組み込まれた流路遮断弁の故障状態を判定することにある。
本発明の燃料供給装置は、燃料ポンプの吐出口に接続され、燃料タンク内の燃料をエンジンに向けて供給する燃料供給管と、前記燃料供給管の下流側に接続され、前記エンジンの燃料噴射弁に燃料を分配する燃料分配管と、前記燃料分配管の下流側に接続され、前記燃料タンクに余剰燃料を戻す燃料戻し管と、前記燃料戻し管に組み込まれ、前記燃料戻し管を連通状態と遮断状態とに切り換える流路遮断弁と、前記燃料供給管と前記燃料戻し管とに接続され、前記燃料分配管を迂回して前記流路遮断弁の下流側に余剰燃料を案内するバイパス管と、前記バイパス管に組み込まれ、前記バイパス管の絞り量を制御して前記燃料噴射弁に対する燃料の供給圧力を制御する圧力制御弁と、前記燃料分配管から前記燃料戻し管に余剰燃料を案内する際には、前記流路遮断弁を連通状態に制御する一方、前記バイパス管から前記燃料戻し管に余剰燃料を案内する際には、前記流路遮断弁を遮断状態に制御する流路制御手段と、前記流路制御手段による前記流路遮断弁の制御状態と、前記燃料ポンプにかかるポンプ負荷とに基づいて、前記流路遮断弁の故障状態を判定する故障判定手段とを有することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記燃料ポンプに供給される電流値に基づいてポンプ負荷を検出することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記流路制御手段により前記流路遮断弁が遮断制御される状況のもとで、前記燃料ポンプに供給される電流値が所定の高負荷基準値を下回った場合に、前記流路遮断弁を故障状態と判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記流路制御手段により前記流路遮断弁が連通制御される状況のもとで、前記燃料ポンプに供給される電流値が所定の低負荷基準値を上回った場合に、前記流路遮断弁を故障状態と判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記燃料噴射弁の噴射変動量を所定範囲内に収束させた状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記燃料ポンプの吐出変動量を所定範囲内に収束させた状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記燃料ポンプの電源電圧が所定値を上回った状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記燃料タンクの燃料液面が所定レベルを上回った状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置は、前記故障判定手段は、前記エンジンに装着される吸気マニホールド内の圧力に基づいて、前記ポンプ負荷を補正することを特徴とする。
本発明によれば、流路制御手段による流路遮断弁の制御状態と、燃料ポンプにかかるポンプ負荷とに基づいて、流路遮断弁の故障状態を判定するようにしたので、流路遮断弁の故障判定を容易に行うことができる。しかも、新たな部材を追加することなく故障判定を行うことができるため、コストを抑えながら燃料供給装置の信頼性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である燃料供給装置10を車両に搭載した状態で示す概略図であり、図2は燃料供給装置10の構成を示す概略図である。まず、図1に示すように、車体前部のエンジンルームにはエンジン11が搭載されており、車体後部のリヤシート近傍にはガソリン等の燃料を貯留する燃料タンク12が搭載されている。エンジン11の上部には吸気マニホールド13が装着されており、この吸気マニホールド13にはスロットルボディ14を介してエアクリーナ15が装着され、吸気マニホールド13の各ブランチ13aには後述する燃料噴射弁としてのインジェクタ16が装着されている。そして、エアクリーナ15を経て吸気マニホールド13に吸引された空気は、インジェクタ16から噴射される燃料により混合気となって、エンジン11の吸気ポートに案内されることになる。このインジェクタ16に燃料タンク12内の燃料を供給するため、車両には燃料タンク12とエンジン11とを接続するように燃料供給装置10が搭載されている。
図2に示すように、燃料タンク12からエンジン11に燃料を供給するための燃料供給装置10は、燃料タンク12内の燃料をエンジン11に供給するデリバリー系統20、余剰燃料を燃料タンク12に戻すリターン系統21、そして燃料タンク12内に生じた燃料蒸気を捕捉して燃焼させる蒸発ガス系統22を備えている。燃料タンク12の内部には電動の燃料ポンプ23が収容されており、この燃料ポンプ23の吐出口38には車両前方に延びる燃料供給管24が接続されている。また、燃料供給管24の下流側には、複数のインジェクタ16を備える燃料分配管25が接続されており、この燃料分配管25の下流側には、余剰燃料を燃料タンク12に案内する燃料戻し管26が接続されている。
図3(A)は燃料ポンプ23を示す断面図であり、図3(B)は(A)のa−a線に沿って燃料ポンプ23を示す断面図である。図3(A)および(B)に示すように、燃料ポンプ23のほぼ中央には直流モータ部30が設けられており、燃料ポンプ23の下部にはモータ動力によって駆動されるポンプ部31が設けられている。直流モータ部30のアーマチュア32から延びるモータ駆動軸33には円盤状のインペラ34が装着されており、このインペラ34の外周部には多数の羽根溝35が形成されている。ケーシング36の下部に形成される吸入口37から吸い込まれる燃料は、モータ動力によって回転するインペラ34の羽根溝35によって押し出され、ケーシング36の上部に形成される吐出口38から吐出されるようになっている。また、図2に示すように、燃料ポンプ23には燃料液面を検出するレベルセンサ39が一体となって組み付けられており、このレベルセンサ39は、燃料液面に応じて上下運動するフロートと、このフロート位置に応じて抵抗値が変化するポテンショメータとを備えている。
また、図2に示すように、燃料戻し管26には流路遮断弁40が組み込まれており、燃料戻し管26は連通状態と遮断状態とに切り換えられるようになっている。この流路遮断弁40は、弁収容孔が形成されるハウジングと、弁収容孔に移動自在に収容されるスプール弁軸とを備えており、スプール弁軸は後述する制御ユニット41によって開位置と閉位置との2位置に制御される。制御ユニット41から流路遮断弁40のソレノイド部42に対して通電がなされると、電磁力によってスプール弁軸は開位置に切り換えられ、燃料戻し管26が連通状態に切り換えられる一方、ソレノイド部42に対する通電が遮断されると、ばね力によってスプール弁軸は閉位置に切り換えられ、燃料戻し管26が遮断状態に切り換えられる。つまり、流路遮断弁40は、通電によって連通状態に切り換えられる一方、通電遮断によって遮断状態に切り換えられる常閉式の電磁切換弁となっている。
さらに、デリバリー系統20とリターン系統21との間には、インジェクタ16を迂回して燃料供給管24から燃料戻し管26に燃料を案内するバイパス管43が設けられている。このバイパス管43には、吸気マニホールド13内の圧力であるバキューム圧によって作動する圧力調整弁、つまりプレッシャレギュレータ44が組み込まれている。ここで、図4はプレッシャレギュレータ44を示す断面図である。図4に示すように、プレッシャレギュレータ44は、ダイヤフラム45によって区画される燃料室46とスプリング室47とを備えており、燃料室46は入力ポート48を介して燃料供給管24に接続される一方、スプリング室47は負圧ポート49を介して吸気マニホールド13に接続される。また、ダイヤフラム45のほぼ中央にはリリーフバルブ50が設けられており、このリリーフバルブ50は吸気マニホールド13内のバキューム圧に応じて、燃料戻し管26が接続される出力ポート51と燃料室46との間の絞り量を制御するようになっている。
つまり、吸気マニホールド13のバキューム圧が大きくなると、リリーフバルブ50の弁体50aが開方向(矢印a)に移動し、インジェクタ16に対する燃料の供給圧力が低下する一方、吸気マニホールド13のバキューム圧が小さくなると、リリーフバルブ50の弁体50aが閉方向(矢印b)に移動し、インジェクタ16に対する燃料の供給圧力が上昇することになる。このように、吸気マニホールド13の吸気圧力と燃料の供給圧力との差圧を一定に保つことにより、インジェクタ16の燃料噴射量を正確に制御することが可能となる。
続いて、燃料タンク12内で発生する燃料蒸気を、吸着して燃焼させる蒸発ガス系統22について説明する。図2に示すように、燃料供給装置10に設けられる蒸発ガス系統22には、活性炭が封入されたキャニスタ60が設けられており、このキャニスタ60に燃料蒸気を案内することによって、キャニスタ60内の活性炭に燃料蒸気が吸着されることになる。燃料タンク12とキャニスタ60との間には、タンク内圧と大気圧との差圧によって作動する2ウェイバルブ61が設けられており、燃料蒸気の発生によってタンク内圧が上昇した場合には、2ウェイバルブ61が開放される一方、2ウェイバルブ61が開放されてタンク内圧が低下した場合には、2ウェイバルブ61が遮断されることになる。つまり、燃料蒸気が発生して燃料タンク12内の圧力が高まった場合にのみ、2ウェイバルブ61を介して燃料蒸気がキャニスタ60に案内されるようになっている。
このように、キャニスタ60に案内された燃料蒸気は、エンジン11の駆動状態に応じて吸気マニホールド13に供給され、エンジン11の燃焼室に送り込まれるようになっている。キャニスタ60と吸気マニホールド13との間にはパージ制御弁62が設けられており、後述する制御ユニット41からの制御信号によってパージ制御弁62を開放すると、吸気マニホールド13内のバキューム圧によって燃料蒸気が吸気マニホールド13に吸引され、この燃料蒸気をエンジン11の燃焼室で燃焼させるパージ処理が実行されることになる。
これらの各系統20〜22を備える燃料供給装置10を制御するため、燃料供給装置10には制御ユニット41が設けられている。制御ユニット41には、運転者に操作されるイグニッションスイッチ63、燃料の液面高さを検出するレベルセンサ39、吸気マニホールド13内のバキューム圧を検出する圧力センサ64、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ65等からの検出信号が入力されており、これらの検出信号に基づいて、制御ユニット41は、燃料ポンプ23、インジェクタ16、流路遮断弁40、パージ制御弁62等に対して制御信号を出力するようになっている。なお、制御ユニット41には、制御信号を演算するCPUが組み込まれるとともに、制御プログラム、演算式およびマップデータ等を格納するROMや、一時的にデータを格納するRAMが組み込まれている。
続いて、流路制御手段である制御ユニット41によって実行される流路遮断弁40の開閉制御について説明する。図5(A)および(B)は燃料の供給経路を示す概略図であり、(A)は流路遮断弁40が連通状態に切り換えられた場合の供給経路を示し、(B)は流路遮断弁40が遮断状態に切り換えられた場合の供給経路を示している。
まず、エンジン11が停止された状態のもとで、運転者によりイグニッションスイッチ63がオン操作されると、燃料ポンプ23に対してバッテリ66からの電流が供給され、燃料ポンプ23から所定の圧力で燃料が吐出されることになる。そして、図5(A)に示すように、制御ユニット41から流路遮断弁40に通電がなされ、流路遮断弁40により燃料戻し管26が連通状態に切り換えられるとともに、燃料ポンプ23から吐出された燃料が、燃料供給管24、燃料分配管25、燃料戻し管26を経て燃料タンク12に戻されることになる。このように燃料を循環させることにより、デリバリー系統20内のエアを燃料タンク12に押し流して、デリバリー系統20を燃料で満たすことができるため、インジェクタ16から燃料を適切に噴射させることができ、エンジン11の始動性を向上させることが可能となる。
続いて、図5(B)に示すように、エアの排出が完了すると流路遮断弁40に対する通電が遮断され、流路遮断弁40により燃料戻し管26が遮断状態に切り換えられる。このように燃料戻し管26が遮断状態に切り換えられると、燃料分配管25から燃料タンク12に対する燃料の流入が禁止されるため、インジェクタ16に供給される燃料圧力が徐々に上昇する。そして、運転者によりスタータスイッチがオン操作されると、エンジン11がクランキングされるとともに制御ユニット41からインジェクタ16やイグナイタに対して噴射信号や点火信号が出力され、エンジン11が始動されることになる。なお、燃料ポンプ23から吐出される燃料の一部は、プレッシャレギュレータ44を介して燃料タンク12に戻されるようになっており、バキューム圧に応じて作動するプレッシャレギュレータ44の作動量つまりバイパス管43の絞り量に応じて、燃料圧力が調圧されるようになっている。
そして、エンジン11が始動された後には、流路遮断弁40によって燃料戻し管26が遮断状態に維持されるようになっており、燃料ポンプ23からエンジンルーム内の燃料分配管25に供給された燃料は、全てインジェクタ16から噴射されることになる。このように、流路遮断弁40を遮断状態に維持することにより、エンジンルーム内で暖められた燃料が、燃料タンク12に対して流入することはなく、燃料蒸気の発生を抑制することが可能となる。また、燃料蒸気の発生を抑制することにより、蒸発ガス系統22に要求される燃料蒸気の処理能力を低く抑えることができるため、キャニスタ60の小型化や低コスト化を達成することができる。
しかしながら、流路遮断弁40を用いて燃料戻し管26を遮断するようにした燃料供給装置10にあっては、燃料蒸気の発生を確実に抑制するため、流路遮断弁40の作動状態を監視するとともに、流路遮断弁40の故障状態を早急に検出することが必要となっている。たとえば、流路遮断弁40に機械的な故障が発生することにより、燃料戻し管26を遮断状態に切り換えることができなかった場合には、暖められた燃料が燃料タンク12に流入するとともに、多量の燃料蒸気を発生させてしまうことになるため、前述したような小型のキャニスタ60を搭載していた場合には、キャニスタ60から外部に燃料蒸気が排出されてしまうことになる。また、流路遮断弁40の故障により燃料戻し管26が遮断状態となる場合であっても、エンジン11を始動する準備段階において、デリバリー系統20のエアを排出することが困難となるため、エンジン11の始動性を悪化させてしまうおそれがある。
そこで、燃料供給装置10に組み込まれた制御ユニット41は、流路遮断弁40の故障状態を検出する故障判定手段として機能するようになっている。以下、図6に示すフローチャートに基づいて、制御ユニット41により実行される流路遮断弁40の故障判定処理について説明する。なお、図6は故障判定処理を実行する際の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、まずステップS1〜S3において、制御ユニット41は流路遮断弁40の故障状態を判定する際の前提条件を診断する。ステップS1では、エンジン11の駆動状態がアイドリング状態であるか否かが判定され、ステップS2では、電源電圧であるバッテリ電圧が所定電圧を上回っているか否かが判定される。そして、ステップS3では、燃料タンク12内の燃料液面が所定レベルを上回っているか否かが判定されることになる。これらの前提条件を全て満たす場合には、ステップS4に進み、故障状態の判定処理が開始される一方、前提条件のいずれかが満たされなかった場合には、再びステップS1から前提条件が判定されることになる。
ステップS1〜S3の前提条件が満たされると、続くステップS4において、燃料ポンプ23にかかるポンプ負荷を検出するため、燃料ポンプ23に供給される供給電流値が制御ユニット41によって検出される。また、プレッシャレギュレータ44の作動状態によってポンプ負荷は変動するため、続くステップS5では、吸気マニホールド13内のバキューム圧に基づき供給電流値を補正した補正電流値が制御ユニット41によって算出される。
続いて、ステップS6に進み、制御ユニット41による流路遮断弁40の制御状態が判定される。ステップS6において、流路遮断弁40に対する通電が遮断されていると判定された場合、つまり制御ユニット41によって流路遮断弁40が遮断制御されている場合には、続くステップS7において、補正電流値と高負荷基準値とが比較判定される。この高負荷基準値とは、燃料戻し管26が遮断されたときのポンプ負荷を電流値に換算したものであり、シミュレーションや試験等に基づいて予め設定されている。
そして、ステップS7において、補正電流値が高負荷基準値を下回ると判定された場合には、流路遮断弁40が遮断制御された状態であるにも関わらず、燃料ポンプ23にかかるポンプ負荷が小さい状況、つまり燃料戻し管26が連通している状況であるため、続くステップS8に進み、流路遮断弁40が故障状態であると判定されることになる。一方、ステップS7において、補正電流値が高負荷基準値を上回ると判定された場合には、燃料戻し管26が遮断されている正常状態であるため、流路遮断弁40を故障状態と判定することなくルーチンを抜けることになる。
一方、ステップS6において、流路遮断弁40に対して通電がなされていると判定された場合、つまり制御ユニット41によって流路遮断弁40が連通制御されている場合には、続くステップS9において、補正電流値と低負荷基準値とが比較判定される。この低負荷基準値とは、燃料戻し管26が連通したときのポンプ負荷を電流値に換算したものであり、高負荷基準値と同様にシミュレーションや試験等に基づいて予め設定されている。
そして、ステップS9において、補正電流値が低負荷基準値を上回ると判定された場合には、流路遮断弁40が連通制御された状態であるにも関わらず、燃料ポンプ23にかかるポンプ負荷が大きい状況、つまり燃料戻し管26が遮断されている状況であるため、続くステップS8に進み、流路遮断弁40が故障状態であると判定されることになる。一方、ステップS9において、補正電流値が低負荷基準値を下回ると判定された場合には、燃料戻し管26が連通している正常状態であるため、流路遮断弁40を故障状態と判定することなくルーチンを抜けることになる。
これまで説明したように、制御ユニット41による流路遮断弁40の制御状態と、燃料ポンプ23に供給される電流値の大きさとに基づいて、流路遮断弁40の故障状態を判定するようにしたので、流路遮断弁40の故障判定を容易に行うことが可能となる。これにより、流路遮断弁40の作動状態を保証することができるため、燃料蒸気の発生を確実に抑えることが可能となる。しかも、センサ等の新たな部材を追加することなく流路遮断弁40の故障状態を検出することができるため、コストを抑制しながら燃料供給装置10の信頼性を高めることができる。
また、インジェクタ16の噴射変動量や燃料ポンプ23の吐出変動量が所定範囲内に収束するアイドリング状態のもとで故障判定処理を実行するようにしたので、エンジン11の駆動状態に起因するポンプ負荷の変動を抑えることができ、正確に故障判定処理を実行することができる。たとえば、加速時や減速時などの過渡状態においては、燃料噴射量や燃料吐出量が大きく変動するため、燃料ポンプ23にかかるポンプ負荷も変動することになるが、このポンプ負荷の変動は燃料戻し管26の流路抵抗に起因するものではないため、この負荷変動が発生する車両状態を回避することにより、流路遮断弁40の故障状態を正確に判定することが可能となる。なお、エンジン11がアイドリング状態であるか否かは、制御ユニット41によりエンジン回転数に基づいて判定される。
さらに、バッテリ電圧が所定電圧を上回った状態のもとで故障判定処理を実行するようにしたので、バッテリ電圧の低下に伴う供給電流値の低下を回避することができ、正確に故障判定処理を実行することができる。つまり、電圧低下に伴う供給電流値の低下は、燃料戻し管26の流路抵抗が低下したことによるポンプ負荷の低下を示すものでは無いため、これを回避することにより、流路遮断弁40に対する誤判定を回避することが可能となる。
さらに、燃料タンク12の燃料液面が所定レベルを上回った状態のもとで故障判定処理を実行するようにしたので、燃料ポンプ23がエアを吸い込むことによるポンプ負荷の低下を回避することができ、正確に故障判定処理を実行することができる。つまり、エアの吸い込みに伴うポンプ負荷の低下は、燃料戻し管26の流路抵抗が低下したことを示すものでは無いため、これを回避することにより、流路遮断弁40に対する誤判定を回避することが可能となる。
さらに、燃料ポンプ23に供給される供給電流値をバキューム圧に応じて補正するとともに、この補正電流値に基づいてポンプ負荷の大きさを判定するようにしたので、プレッシャレギュレータ44による負荷変動の影響を受けることなく、正確に故障判定処理を実行することができる。なお、バキューム圧に対応する補正係数等は、プレッシャレギュレータ44や燃料ポンプ23の仕様等に基づいて設定されており、制御ユニット41内に格納されている。
なお、前述の説明では、インジェクタ16の噴射変動量や燃料ポンプ23の吐出変動量を所定範囲内に収束させるため、エンジン11がアイドリングしている状態のもとで故障判定処理を実行するようにしているが、これに限られることはなく、燃料流量が安定する定常走行状態において故障判定処理を実行するようにしても良い。また、故障判定処理を実行する際の車両状態としては、エンジン11が駆動された状態に限られることはなく、エンジン11を停止させた後に故障判定処理を実行するようにしても良い。このように、エンジン11を停止させた後に、燃料ポンプ23を駆動して流路遮断弁40の故障判定処理を実行すると、インジェクタ16の燃料噴射に起因するポンプ負荷の変動を回避することができるため、正確に故障判定処理を実行することができる。さらに、燃料ポンプ23に複数の吐出モードを設定することにより、走行状況に応じて燃料吐出量を変化させるようにした車両にあっては、故障判定処理を実行する際に適用される吐出モードを予め設定することにより、燃料ポンプ23の吐出変動量を所定範囲内に収束させることができ、正確に故障判定処理を実行することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本発明の燃料供給装置10によって燃料が供給されるエンジン11としては、ガソリンを燃料として使用するガソリンエンジンに限られることはなく、軽油を燃料として使用するディーゼルエンジンであっても良い。
また、前述した流路遮断弁40は、スプール弁軸が電磁力により直接的に駆動される直接操作形の流路遮断弁40であるが、パイロット圧を介してスプール弁軸が間接的に駆動されるパイロット操作形の流路遮断弁を組み付けるようにしても良い。つまり、スプール弁軸の一端側にパイロット圧室を形成し、このパイロット圧室に電磁弁を介してパイロット圧を供給制御することにより、スプール弁軸を開位置と閉位置との2位置に作動させるようにしても良い。
また、燃料をエンジン11に向けて吐出する燃料ポンプ23としては、図示する円周流式の燃料ポンプ23に限られることはなく、ローラベーン式の燃料ポンプを用いるようにしても良い。さらに、燃料ポンプ23の搭載方法としては、燃料タンク12内に収容するインタンク式に限られることはなく、燃料供給管24に組み込むようにしたインライン式であっても良い。
さらに、インジェクタ16の噴射方式としては、吸気マニホールド13内に燃料を噴射する吸気管噴射方式に限られることはなく、エンジン11のシリンダ内に燃料を直接噴射する筒内噴射方式であっても良い。なお、吸気管噴射方式にあっては、吸気マニホールド13の各ブランチ13aにインジェクタ16を設けるようにしても良く、吸気マニホールド13の集合部にインジェクタ16を設けるようにしても良い。
本発明の一実施の形態である燃料供給装置を車両に搭載した状態で示す概略図である。 燃料供給装置の構成を示す概略図である。 (A)は燃料ポンプを示す断面図であり、(B)は(A)のa−a線に沿って燃料ポンプを示す断面図である。 プレッシャレギュレータを示す断面図である。 (A)および(B)は燃料の供給経路を示す概略図であり、(A)は流路遮断弁が連通状態に切り換えられた際の供給経路を示し、(B)は流路遮断弁が遮断状態に切り換えられた際の供給経路を示している。 故障判定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 燃料供給装置
11 エンジン
12 燃料タンク
13 吸気マニホールド
16 インジェクタ(燃料噴射弁)
23 燃料ポンプ
24 燃料供給管
25 燃料分配管
26 燃料戻し管
40 流路遮断弁
41 制御ユニット(流路制御手段,故障判定手段)
43 バイパス管
44 プレッシャレギュレータ(圧力調整弁)

Claims (9)

  1. 燃料ポンプの吐出口に接続され、燃料タンク内の燃料をエンジンに向けて供給する燃料供給管と、
    前記燃料供給管の下流側に接続され、前記エンジンの燃料噴射弁に燃料を分配する燃料分配管と、
    前記燃料分配管の下流側に接続され、前記燃料タンクに余剰燃料を戻す燃料戻し管と、
    前記燃料戻し管に組み込まれ、前記燃料戻し管を連通状態と遮断状態とに切り換える流路遮断弁と、
    前記燃料供給管と前記燃料戻し管とに接続され、前記燃料分配管を迂回して前記流路遮断弁の下流側に余剰燃料を案内するバイパス管と、
    前記バイパス管に組み込まれ、前記バイパス管の絞り量を制御して前記燃料噴射弁に対する燃料の供給圧力を制御する圧力制御弁と、
    前記燃料分配管から前記燃料戻し管に余剰燃料を案内する際には、前記流路遮断弁を連通状態に制御する一方、前記バイパス管から前記燃料戻し管に余剰燃料を案内する際には、前記流路遮断弁を遮断状態に制御する流路制御手段と、
    前記流路制御手段による前記流路遮断弁の制御状態と、前記燃料ポンプにかかるポンプ負荷とに基づいて、前記流路遮断弁の故障状態を判定する故障判定手段とを有することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1記載の燃料供給装置において、前記燃料ポンプに供給される電流値に基づいてポンプ負荷を検出することを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項2記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記流路制御手段により前記流路遮断弁が遮断制御される状況のもとで、前記燃料ポンプに供給される電流値が所定の高負荷基準値を下回った場合に、前記流路遮断弁を故障状態と判定することを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項2または3記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記流路制御手段により前記流路遮断弁が連通制御される状況のもとで、前記燃料ポンプに供給される電流値が所定の低負荷基準値を上回った場合に、前記流路遮断弁を故障状態と判定することを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記燃料噴射弁の噴射変動量を所定範囲内に収束させた状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする燃料供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記燃料ポンプの吐出変動量を所定範囲内に収束させた状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする燃料供給装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記燃料ポンプの電源電圧が所定値を上回った状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする燃料供給装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記燃料タンクの燃料液面が所定レベルを上回った状態のもとで、前記流路遮断弁の故障状態を判定することを特徴とする燃料供給装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料供給装置において、前記故障判定手段は、前記エンジンに装着される吸気マニホールド内の圧力に基づいて、前記ポンプ負荷を補正することを特徴とする燃料供給装置。

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