JP4327165B2 - 楽曲再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歌詞等のテキストを表示しながら楽曲を再生出力する楽曲再生装置、及び楽曲テロップ検索サーバに関する。
一般のカラオケ装置では、楽曲データと、この楽曲データと関連づけられたテロップ(歌詞)データとを同期させて再生することで、カラオケに合わせてテロップを見ながら歌唱することができる。
従来のカラオケ装置には、音源を有しないオーディオ機器などでもテキスト(歌詞)や画像(背景画)と同期したカラオケを楽しむことを可能にしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたカラオケ装置は、画像データやテキストデータとのリンク情報を有するMIDIデータを入力する1次媒体と、1次媒体からのデータ受信もしくは読み出しを制御する入力制御部と、入力制御部が受信もしくは読み出したMIDIデータに基づいて楽音合成処理を行う音源と、音源が出力したオーディオデータの圧縮処理を行い圧縮オーディオデータとして出力する圧縮部と、圧縮オーディオと入力制御部が受信もしくは読み出したMIDIデータと画像データとテキストデータを2次媒体に送信もしくは書き込む出力制御部と、2次媒体(半導体メモリカード)とを備え、入力制御部はMIDIデータと圧縮オーディオデータとの同期情報を生成し、それを2次媒体(半導体メモリカード)に書き込むことにより、2次媒体を半導体メモリカードに対応するオーディオ機器で再生する際に、オーディオとテキストと画像との同期再生を可能とする。
特開2002−132275公報
このように従来のカラオケ装置では、画像データやテキストデータとのリンク情報を有するMIDIデータを用いて、オーディオとテキストとの同期再生をしており、他の楽曲データを用いた場合にテキスト(歌詞などのテロップ)を表示することができなかった。
また、オーディオとテキストとを同期して再生させるためには、オーディオデータに対応するテキストデータを有していなければならない。すなわち、テキストデータが含まれない楽曲データについては、楽曲と同期させてテキスト(テロップ)を表示させることができなかった。
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、テキストデータが関連づけられていない楽曲を再生出力する際に、楽曲の再生に同期させてテキスト(テロップ)を表示させることが可能な楽曲再生装置、楽曲テロップ検索サーバを提供することにある。
本発明は、楽曲の音声信号を入力する音声信号入力手段と、前記音声信号入力手段により入力された音声信号から楽曲中に表れる特徴を表す第1の楽曲特徴データを抽出する楽曲特徴抽出手段と、複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す第2の楽曲特徴データと同第2の楽曲特徴データに対応する特徴が表れる楽曲の位置を示す位置データとが対応付けられた楽曲位置検索データを記憶する楽曲位置検索データ記憶手段と、前記位置データと対応付けられた、前記特徴が表れる位置の楽曲の音声が再生出力される際に表示すべき文字とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記楽曲特徴抽出手段によって抽出された前記第1の楽曲特徴データに該当する前記楽曲位置検索データ記憶手段に記憶された楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す前記第2の楽曲特徴データについて検索する楽曲特徴データ検索手段と、前記楽曲特徴データ検索手段により検索された前記第2の楽曲特徴データに対応する前記位置データが示す前記記憶手段に記憶された文字を、前記第1の楽曲特徴データが抽出された位置の音声の再生出力と同期させて表示する画面制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、再生出力の対象とする音声信号から楽曲中に表れる特徴を表す楽曲特徴データを抽出し、この楽曲特徴データが抽出された位置の音声が再生出力される際に、予め楽曲特徴データと対応付けられた文字を同期させて表示させることで、テキストデータが関連づけられていない楽曲であっても、楽曲の再生に同期させてテキスト(テロップ)を表示させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における楽曲再生システムの構成を示すブロック図である。図1に示す楽曲再生システムは、楽曲再生装置10と楽曲テロップ検索サーバ12とがネットワーク14を介して接続されることにより構成されている。
楽曲再生装置10は、楽曲の音声信号を入力して再生出力させるもので、楽曲テロップ検索サーバ12から楽曲に対応する歌詞などのテキストデータを取得し、楽曲の再生出力と同期させて画面中にテロップとして表示させる機能を有している。
楽曲テロップ検索サーバ12は、ネットワーク14を介して接続された楽曲再生装置10からの要求に応じて、楽曲に対応する歌詞などのテキストデータを楽曲再生装置10に対して提供する機能を有する。楽曲テロップ検索サーバ12は、楽曲に対応するテキストデータと共に、楽曲を再生出力させる際にテキスト(テロップ)を楽曲の音声と同期させるための処理に必要なデータ(楽曲位置検索データ)を提供する。
図1に示すように、楽曲再生装置10は、制御部20、音声入力部21、記憶部22、通信制御部23、表示制御部24を有している。楽曲再生装置10は、コンピュータの機能が搭載されて実現される。
制御部20は、楽曲再生装置10全体の制御を司るもので、例えばプログラムをプロセッサにより実行することにより各種機能を実現する。制御部20により実現される機能には、画面制御部20a、楽曲特徴抽出部20b、楽曲データ問い合わせ部20cが含まれる。
画面制御部20aは、表示制御部24を通じて、モニタ25における画面の表示を制御する。画面制御部20aは、音声入力部21により入力された音声信号が再生出力されるのに同期して、楽曲テロップ検索サーバ12から提供されるテキストデータをもとに例えば歌詞などの文字を表示させる。すなわち、楽曲の歌詞がある部分が再生出力されるタイミングに同期させて歌詞の文字を表示させる。なお、文字の表示形態としては、例えば、画面に複数行分の歌詞を先に表示して、該当する文字の色や背景色を変更するようにしても良いし、文字そのものを楽曲の再生出力のタイミングに合わせて表示するようにしても良い。すなわち、モニタ25に表示された文字(歌詞)を見ながら、再生出力される楽曲に合わせてユーザが歌唱することが可能な表示形態であれば、その他の表示形態を用いることも可能である。
楽曲特徴抽出部20bは、音声入力部21により入力された音声信号の楽曲中に表れる特徴を抽出するもので、例えば音声入力部21によって変換された音声データを周波数成分に分解し、主要な周波数成分の変化パターンを楽曲特徴データとして抽出する。
図2は、楽曲特徴データの抽出を説明するための図である。
図2(a1)(b1)は、入力された音声信号(波形)を周波数成分に分解して表す図である。図2(a1)(b1)において横軸が周波数を示し、縦軸がレベルを示している。図2(a1)に示す周波数成分の変化パターンが見られる楽曲中の部分については、図2(a2)に示すように、変化パターンをもとにして生成される楽曲特徴データを生成する。すなわち、楽曲特徴データは、主要な周波数成分のレベルやピーク位置などによって楽曲中に表れる特徴を表している。同様にして、図2(b1)に示す周波数成分の変化パターンが見られる楽曲中の部分については、図2(b2)に示す楽曲特徴データを生成する。
楽曲特徴抽出部20bは、音声入力部21によって入力された音声信号の楽曲を識別するために、音声信号が入力されてから所定時間内、例えば楽曲開始のイントロ部分から楽曲特徴データを抽出する。また、楽曲特徴抽出部20bは、再生対象とする楽曲が識別された後、楽曲が再生出力されている位置(演奏位置)を識別するために、例えば楽曲の再生出力中に複数回、楽曲特徴データを抽出する。
楽曲データ問い合わせ部20cは、楽曲特徴抽出部20bによって抽出された楽曲開始部分(イントロ)から抽出された楽曲特徴データを楽曲テロップ検索サーバ12に送信し、楽曲の再生出力と同期させてテキスト(テロップ)を表示させるために必要なデータを要求する。すなわち、制御部20は、入力された音声信号から抽出された楽曲特徴データに該当する楽曲についての歌詞などのテキストデータと共に、楽曲を再生出力させる際にテキスト(テロップ)を楽曲の音声と同期させるための処理に必要なデータ(楽曲位置検索データ)の提供を要求する。
音声入力部21は、外部の音声再生装置から出力される楽曲等の音声信号を入力し、所定のタイミングでアンプ26に出力することにより、楽曲を再生出力させる。音声入力部21は、例えば入力された音声信号を所定の形式のデータに変換して制御部20に出力すると共に、制御部20の処理により楽曲に対応するテキスト(テロップ)を表示可能な状態となるまでバッファリングする機能を有する。音声入力部21は、制御部20から通知されるタイミングに応じて、バッファリングしたデータを音声信号に変換してアンプ26に出力する。
外部の音声再生装置としては、例えばCDプレーヤ、MP3(MPEG-1 Audio Layer-III)プレーヤなどのオーディオプレーヤ、音楽再生プログラムを実行可能なパーソナルコンピュータやPDA(personal digital assistant)、あるいは携帯電話機など各種の装置を対象とすることができる。楽曲再生装置10は、外部の音声再生装置の種類に関係なく、同一の楽曲の音源データ(CDデータ、MP3などの圧縮データ)を再生していれば、同じように楽曲の再生出力に同期させてテキスト(歌詞)を表示させることができる。
記憶部22は、楽曲再生装置10において処理される各種データが記憶されるもので、例えば楽曲テロップ検索サーバ12から取得されるテロップデータ22a、楽曲位置検索データ22bなどが記憶される(各データの詳細については後述する)。
通信制御部23は、制御部20の制御のもとで、ネットワーク14を介した楽曲テロップ検索サーバ12等との通信を制御する。
表示制御部24は、制御部20(画面制御部20a)の制御のもとで、モニタ25における表示を制御する。
モニタ25は、表示制御部24の制御により映像を表示する。モニタ25では、楽曲再生装置10により再生出力され楽曲と同期させて、楽曲の歌詞が表示される。また、モニタ25では、楽曲の再生出力中に歌詞だけでなく、背景の画像(静止画、動画)を表示させるようにしても良い。
アンプ26は、楽曲再生装置10の音声入力部21から出力され音声信号を入力して、マイク27から入力される音声信号と合成し、増幅してスピーカ28から音声を出力させる。
また、図1に示すように、楽曲テロップ検索サーバ12は、通信制御部30、楽曲特徴問い合わせ検索部31、楽曲データベース32を有している。
通信制御部30は、ネットワーク14を介した楽曲再生装置10等との通信を制御する。
楽曲特徴問い合わせ検索部31は、通信制御部30を通じて受信される楽曲再生装置10からの要求に応じた処理を実行し、楽曲再生装置10に提供するデータを楽曲データベース32から検索する。楽曲特徴問い合わせ検索部31は、楽曲再生装置10から受信した楽曲特徴データに該当する楽曲特徴データ33楽曲データベース32から検索する。楽曲特徴問い合わせ検索部31は、楽曲データベース32から検索された楽曲特徴データ33(楽曲)に対応するテロップデータ34と楽曲位置検索データ35を楽曲データベース32から読み出し、通信制御部30を通じて楽曲再生装置10に送信する。
楽曲データベース32は、楽曲再生装置10において楽曲の再生出力に同期させてテキスト(歌詞)を表示させるために必要な楽曲データが記憶されている。楽曲データベース32に記憶されている楽曲データとしては、楽曲特徴データ33、テロップデータ34、楽曲位置検索データ35が含まれている。
楽曲データベース32に記憶される楽曲特徴データ33は、楽曲識別用のデータであり、複数の楽曲のそれぞれに対する、例えば楽曲開始のイントロ部分から抽出された楽曲特徴データである。
テロップデータ34は、複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲別に歌詞などのテキストデータと、テキスト(文字)を表示すべき楽曲中の位置を示す位置データとが対応付けられたデータである。
図3は、楽曲データベース32に記憶されるテロップデータ34の一例を示す図である。図3は、1つの楽曲「XXXXX」に対するテロップデータ34の一部を示している。
図3に示すテロップデータ34では、楽曲内での先頭からの位置を示す時間データと、時間データが示す位置の楽曲が再生されている時に表示すべき文字のテキストデータ(文字)とが対応付けられている。例えば、楽曲の先頭から再生出力を開始した後、「3:04:120」後に「泣」の文字を表示(文字の色変えを)することを表している。また、テロップデータ34には、文字を画面に表示する制御に用いられる属性データ、例えばレイアウト情報、色情報、色変わりするかどうかを示すデータ等が挿入されている。
楽曲位置検索データ35は、複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲中の特徴を表す楽曲特徴データと、この楽曲特徴データが楽曲に表れる位置を示す位置データとが対応付けられたデータである。
図4は、楽曲データベース32に記憶される楽曲位置検索データ35の一例を示す図である。図4は、1つの楽曲「XXXXX」に対する楽曲位置検索データ35の一部を示している。
図4に示すように、楽曲位置検索データ35では、楽曲中の特徴を表す楽曲特徴データと、この楽曲特徴データが楽曲に表れる位置を示す位置データ(ここでは楽曲内での先頭からの位置を示す時間データ)とを対応付けている。楽曲位置検索データ35には、楽曲の複数箇所における特徴を表す楽曲特徴データと、対応する時間データとが対応付けられて記憶されているものとする。楽曲特徴データは、例えばテロップデータ34(図3)に設定された時間データが示す楽曲中の位置の楽曲特徴データが設定されていても良いし、他の楽曲との区別が容易な楽曲に特徴的な周波数成分が表れる特徴部分の楽曲特徴データが設定されていても良い。テロップデータ34に設定された時間データが示す位置としては、例えば歌詞の適当な区分毎(例えば、画面に歌詞を表示する各行の先頭位置)の文字に該当する位置とすることができる。
楽曲再生装置10は、楽曲位置検索データ35に設定された楽曲特徴データと同じ楽曲特徴データを、入力された音声信号中から抽出した場合に、その楽曲特徴データと対応付けられた時間データから楽曲の再生位置(演奏位置)を把握できる。
次に、本実施形態における楽曲再生システム(楽曲再生装置、楽曲テロップ検索サーバ)の動作について説明する。
図5は、楽曲再生装置10おいて実行される楽曲再生処理を説明するためのフローチャート、図6は、楽曲テロップ検索サーバ12において実行される楽曲テロップ提供処理を説明するためのフローチャートである。
まず、楽曲再生装置10は、音声入力部21によって音声信号を入力する音声信号読込み処理を開始する(ステップA1)。音声入力部21により入力される音声信号は、外部の音声再生装置(例えばCDプレーヤ、MP3プレーヤ等)から出力される。
音声入力部21は、入力された音声信号を所定の形式のデータに変換して制御部20に出力する。また、音声入力部21は、このデータを制御部20の処理により楽曲に対応するテキスト(テロップ)を表示可能な状態となるまでバッファリングする。
制御部20の楽曲特徴抽出部20bは、音声入力部21から入力された音声信号に対するデータをもとに、楽曲特徴データを生成するための楽曲特徴抽出処理を実行する(ステップA2)。まず、楽曲特徴抽出部20bは、音声信号が入力されてから所定時間内(イントロ)についての楽曲特徴データを生成する。
楽曲データ問い合わせ部20cは、楽曲特徴抽出部20bにより生成され楽曲特徴データを圧縮して、通信制御部23を通じて楽曲テロップ検索サーバ12に送信し、楽曲の再生出力と同期してテキスト(テロップ)を表示するために必要な楽曲データを要求する(ステップA4)。
一方、楽曲テロップ検索サーバ12の楽曲特徴問い合わせ検索部31は、通信制御部30を通じて、楽曲再生装置10からの楽曲特徴データと楽曲データの送信要求を受信する(図6、ステップB1)。楽曲特徴問い合わせ検索部31は、楽曲再生装置10から受信した楽曲特徴データにより、楽曲データベース32に記憶された複数の楽曲についての楽曲特徴データ33を検索して、その中から一致する楽曲特徴データに対応する楽曲を判別する。すなわち、楽曲の先頭から所定時間内にある音声の特徴をもとに楽曲を識別する。
楽曲特徴問い合わせ検索部31は、楽曲特徴データ33の検索により楽曲が特定されると、この楽曲に対応するテロップデータ34と楽曲位置検索データ35とを楽曲データベース32から読み出し(ステップB3)、これらの楽曲データを通信制御部30を通じて楽曲再生装置10に送信する(ステップB4)。
楽曲再生装置10の制御部20は、通信制御部23を通じて、楽曲テロップ検索サーバ12からテロップデータ34と楽曲位置検索データ35を受信すると(ステップA5)、これを記憶部22に記憶させる(テロップデータ22a、楽曲位置検索データ22b)(ステップA6)。
制御部20は、楽曲テロップ検索サーバ12からテキストを表示するために必要に楽曲データが受信されると、音声入力部21に対してバッファリングされたデータに応じた音声信号をアンプ26に対して出力させる。すなわち、楽曲の再生出力を開始させる。また、制御部20は、楽曲特徴抽出部20bにより、音声入力部21にバッファリングされているデータに対する楽曲特徴抽出処理を実行させる。
楽曲特徴抽出部20bは、音声入力部21にバッファリングされているデータを順次入力して、楽曲特徴データを生成する。
制御部20は、楽曲特徴抽出部20bにより生成された楽曲特徴データをもとに、記憶部22に記憶された楽曲位置検索データ22bを検索して、同一の楽曲特徴データが設定されているかを判別する。すなわち、楽曲位置検索データ22bに設定されている楽曲特徴データが表す特徴を持つ音声が楽曲中に表れたか判別する。該当する楽曲特徴データが検索された場合には、この楽曲特徴データと対応して設定された時間データを現在の楽曲の再生位置として取得する(ステップA7)。
画面制御部20aは、楽曲位置検索データ22bから取得された時間データ(楽曲位置)に対応するテロップデータ22a(文字データ)を読込み、表示制御部24を通じてモニタ25にテキスト(テロップ)を表示させる(ステップA9)。
例えば、図4Aに示す楽曲特徴データに該当する部分の音声信号が入力された場合、楽曲の時間データ「3:04:120」に該当する部分が再生位置であることが判別される。制御部20は、時間データ「3:04:120」に対応して、テロップデータ22aとして設定されたテキストデータ、例えば図3に示す例では「泣」の文字をモニタ25において表示させる(文字の表示色を変更する)。
なお、楽曲位置検索データ22bに設定される楽曲特徴データは、テロップデータ22aの各時間データに対応して設定されている必要はない。例えば、楽曲位置検索データ22bの楽曲特徴データにより楽曲の再生位置が判別された場合、その時点から時間を計測し、この計測された時間がテロップデータ22aの時間データと一致した時に、この時間データに対応する文字を表示すれば良い。
ただし、基準とする楽曲特徴データについては、楽曲の再生位置を誤らないように、楽曲中の特徴的な部分を対象として、楽曲位置検索データ35に設定されていることが好ましい。この場合、テロップデータ34に設定された時間データと一致する部分である必要がなく、前述したように、楽曲特徴データをもとに判別された再生位置を基準として、テロップデータ22aに設定された時間データとなったことを判別すれば良い。
制御部20は、音声入力部21から入力されたデータ(楽曲)が終了するまで、前述したステップA7〜A9の処理を繰り返し実行する。これにより、音声入力部21により入力された音声信号に応じた楽曲が、アンプ26を通じてスピーカ28から出力されるのと同期して、モニタ25においてテキスト(テロップ)が表示される。
図7には、モニタ25に表示されるテキスト(テロップ)の一例を示している。図7に示す表示例では、複数行分のテキストを表示し、テロップデータ22aに設定された時間データに該当する部分の音声が再生出力されるタイミングで、該当する文字の色を変更している例を示している。
このようにして、本実施形態における楽曲再生装置10では、テキストデータが関連づけられていない音声信号のみを入力するだけで、この音声信号から抽出される楽曲特徴データをもとにして、楽曲テロップ検索サーバ12から楽曲の再生出力と同期させて歌詞などのテキスト(テロップ)を表示するための楽曲データ(テロップデータ34、楽曲位置検索データ35)を取得することができる。楽曲再生装置10は、楽曲テロップ検索サーバ12から取得された楽曲データをもとに、入力される音声信号から抽出される楽曲特徴データと、楽曲位置検索データ35に設定された楽曲特徴データとの比較により楽曲の再生位置を判別し、楽曲の再生位置に対応するテロップデータ34に設定された文字を楽曲の再生出力と同期させて出力することができる。
楽曲テロップ検索サーバ12は、楽曲再生装置10から楽曲のイントロ部分などから抽出された楽曲特徴データを受信することで、この楽曲特徴データに該当する楽曲を判別して、この楽曲の再生出力と同期させてテキスト(テロップ)を表示させることができる楽曲データを提供するサービスを実現できる。
なお、図1に示す構成では、楽曲再生装置10と楽曲テロップ検索サーバ12とがネットワーク14を介して接続された楽曲再生システムとしているが、楽曲再生装置10に楽曲テロップ検索サーバ12の構成、すなわち楽曲特徴問い合わせ検索部31と楽曲データベース32が設けられた構成とすることも可能である。
また、前述した説明において、楽曲の位置を示すデータとして、楽曲先頭からの時間を用いているが、その他の楽曲の再生位置を特定することができるデータを用いることも可能である。例えば、楽曲中の位置を識別するためのデータを挿入しても良い。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、コンピュータに実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)をコンピュータ内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
本実施形態における楽曲再生システムの構成を示すブロック図。 楽曲特徴データの抽出を説明するための図。 楽曲データベース32に記憶されるテロップデータ34の一例を示す図。 楽曲データベース32に記憶される楽曲位置検索データ35の一例を示す図。 楽曲再生装置10おいて実行される楽曲再生処理を説明するためのフローチャート。 楽曲テロップ検索サーバ12において実行される楽曲テロップ提供処理を説明するためのフローチャート。 モニタ25に表示されるテキスト(テロップ)の一例を示す図。
符号の説明
10…楽曲再生装置、12…楽曲テロップ検索サーバ、14…ネットワーク、20…制御部、20a…画面制御部、20b…楽曲特徴抽出部、20c…楽曲データ問い合わせ部、21…音声入力部、22…記憶部、22a,34…テロップデータ、22b,35…楽曲位置検索データ、23,30…通信制御部、24…表示制御部、25…モニタ、26…アンプ、27…マイク、28…スピーカ、31…楽曲特徴問い合わせ検索部、32…楽曲データベース、33…楽曲特徴データ。

Claims (5)

  1. 楽曲の音声信号を入力する音声信号入力手段と、
    前記音声信号入力手段により入力された音声信号から楽曲中に表れる特徴を表す第1の楽曲特徴データを抽出する楽曲特徴抽出手段と、
    複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す第2の楽曲特徴データと同第2の楽曲特徴データに対応する特徴が表れる楽曲の位置を示す位置データとが対応付けられた楽曲位置検索データを記憶する楽曲位置検索データ記憶手段と、
    前記位置データと対応付けられた、前記特徴が表れる位置の楽曲の音声が再生出力される際に表示すべき文字とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記楽曲特徴抽出手段によって抽出された前記第1の楽曲特徴データに該当する、前記楽曲位置検索データ記憶手段に記憶された楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す前記第2の楽曲特徴データについて検索する楽曲特徴データ検索手段と、
    前記楽曲特徴データ検索手段により検索された前記第2の楽曲特徴データに対応する前記位置データが示す前記記憶手段に記憶された文字を、前記第1の楽曲特徴データが抽出された位置の音声の再生出力と同期させて表示する画面制御手段と
    を具備したことを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 楽曲の音声信号を入力する音声信号入力手段と、
    前記音声信号入力手段により入力された音声信号から楽曲中に表れる特徴を表す第1の楽曲特徴データを抽出する楽曲特徴抽出手段と、
    前記楽曲特徴抽出手段により音声信号が入力されてから所定時間内の楽曲中から抽出された第1の楽曲特徴データを外部装置に送信することにより、前記第1の楽曲特徴データに該当する楽曲についての、楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す第2の楽曲特徴データと、前記特徴が表れる位置の楽曲の音声が再生出力される際に表示すべき文字とが対応付けられた楽曲データを前記外部装置から取得する楽曲データ取得手段と、
    所定時間内の楽曲中から抽出された前記第1の楽曲特徴データに該当する前記楽曲データ取得手段により取得された楽曲データについて、前記楽曲特徴抽出手段によって抽出された前記第1の楽曲特徴データに該当する楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す前記第2の楽曲特徴データについて検索する第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段により検索された前記第2の楽曲特徴データに対応付けられた文字を、前記第2の楽曲特徴データが抽出された位置の音声の再生出力と同期させて表示する画面制御手段と
    を具備したことを特徴とする楽曲再生装置。
  3. 前記楽曲特徴データは、楽曲の周波数成分の変化パターンを表すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の楽曲再生装置。
  4. 前記外部装置は、
    前記楽曲データ取得手段により送信された前記第1の楽曲特徴データを受信する楽曲特徴データ受信手段と、
    音声信号が入力されてから所定時間内の楽曲中に表れる特徴を表す第1の楽曲特徴データを、複数の楽曲のそれぞれについて記憶する楽曲特徴データ記憶手段と、
    前記複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲中の複数箇所に表れる特徴を表す第2の楽曲特徴データと同第2の楽曲特徴データに対応する前記特徴が表れる位置の楽曲の音声が再生出力される際に表示すべき文字とが対応付けられた楽曲データを記憶するデータ記憶手段と、
    前記楽曲特徴データ受信手段により受信された前記第1の楽曲特徴データをもとに前記楽曲特徴データ記憶手段に記憶された前記第2の楽曲特徴データを検索する第2の検索手段と、
    前記第2の検索手段により検索された前記第2の楽曲特徴データに対応する楽曲に対応する、前記データ記憶手段に記憶された楽曲データを送信する楽曲データ送信手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の楽曲再生装置。
  5. 前記楽曲の音声が再生出力される際に表示すべき文字に対して、文字を画面に表示する制御に用いられる属性データを付加しておき、
    前記画面制御手段は、前記属性データに応じた表示形態により前記文字を表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の楽曲再生装置。
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