JP4326929B2 - 光学機器の通風冷却装置およびそれを用いた投写型表示装置 - Google Patents
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Description
図1ないし図8は、この発明を実施するための実施の形態1による光学機器の通風冷却装置およびそれを用いた投写型表示装置を説明するための図である。図1は筐体50の意匠天板50aを持ち上げて内部が見えるようにした状態を示している。意匠下部筐体50bの内部には、電源回路52、電源回路用冷却ファン53、信号処理回路54、ランプ収納容器55、ランプ冷却ファン56、照明光学系収納容器57、この照明光学系収納容器57の内部に収容された被冷却体である光空間変調素子25乃至27、および色合成プリズム28、ならびに通風冷却装置60などが収容され、意匠下部筐体50bの正面部(図の左方向)には投写レンズ29が突出して設けられている。
図9および図10は、この発明を実施するための実施の形態2による遠心分離式の塵埃除去手段を有する通風冷却装置およびそれを用いた投写型表示装置を説明するための図であり、図9は、通風冷却装置の外観を示す斜視図、図10は図9の通風冷却装置を用いた投写型表示装置の内部配置を示す斜視図である。上記実施の形態1では通風冷却装置60が垂直方向に設置された例を示したが、この実施の形態2では、図9および図10に示すように水平方向に設置したものである。そのほかの構成、および動作は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図11ないし図13は、この発明を実施するための実施の形態3による遠心分離式の通風冷却装置およびそれを用いた投写型表示装置を説明するための図であり、図11は、遠心分離式の通風冷却装置を示す斜視図、図12は図11に示す通風冷却装置の塵埃分離・集積の動作を説明する断面構成図、図13は図11に示す通風冷却装置を用いた投写型表示装置の内部配置を示す斜視図である。この実施の形態3においては、通風冷却装置60における排出筒633の流路内に空気ろ過媒体66を備えており、さらにこの通風冷却装置60を用いた投写型表示装置においては、図13に示すように意匠下部筐体50bの側面部に上記空気ろ過媒体66の清掃、交換用の取り出し口661、および塵埃集積容器64の清掃用の取り出し口641を備えている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図14は、この発明を実施するための実施の形態4による投写型表示装置に用いる通風冷却装置の要部を模式的に示す断面図である。図に示すように、この実施の形態4では、塵埃分離部63を構成する円筒状体631、ロート状体632、および排出筒633、流入ダクト621、ならびに塵埃集積容器64の内面、ならびに排出筒633の円筒状体631内部への進入部分外周面に吸音材90が貼り付けられている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので図示および説明を省略する。
図15は、この発明を実施するための実施の形態5による投写型表示装置に用いる通風冷却装置の要部を模式的に示す断面図である。図に示すように、この実施の形態5では、塵埃分離部63を構成するロート状体632の下部に円筒首部634が形成され、塵埃集積容器64はこの円筒首部634の下部に配設されている。そして、この塵埃集積容器64と円筒首部634の形状、寸法は、図示を省略しているシロッコファンなどの送風装置から発生する特定周波数の騒音を共鳴により減衰するように設定されている。
図16は、この発明を実施するための実施の形態6による投写型表示装置の内部構成を透視して示す斜視図である。図に示すように、この実施の形態6は背面投写型の表示装置とした例を示すものであり、実施の形態1および実施の形態2で説明した(前面)投写型表示装置の筐体50を大型化し、該筐体50の内部上方に反射ミラー30、筐体50の前面部にスクリーン31を追加した構成となっており、投写レンズ29から出射された光線300は、反射ミラー30により折り曲げられ、スクリーン31上に画像が形成されるように構成されている。また筐体50の下部側面部にランプ冷却ファン56からの熱風を排出する排気口561が設けられている。そして、通風冷却装置60としては、図11〜図13に示す実施の形態3と同様の空気ろ過媒体66を備えたものが用いられている。その他の構成は上記実施の形態3と同様であるので説明を省略する。
Claims (4)
- 吸気口から取り入れた空気を光学系を構成する被冷却体に導く通風路と、この通風路の上記吸気口と被冷却体の間に介装され上記吸気口から取り入れられた空気に含まれる塵埃を遠心力により空気と分離する塵埃分離部と、この塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃集積容器と、上記通風路に設けられ上記吸気口から空気を導入して上記被冷却体に送風することにより上記塵埃分離部で空気を旋回させる送風装置とを備え、上記塵埃分離部は、一端部側外周部から接線方向に空気が導入されるように形成された流入部を有する円筒状体と、この円筒状体の他端部側に設けられ上記一端部から他端部の方向に向けて断面積が小となるように形成されたロート状体と、一端部が上記円筒状体の一端部側から該円筒状体の中心部に進入し他端部が上記送風装置の負圧側に連通するように設けられた排出筒とからなり、上記ロート状体の小断面積部に上記塵埃集積容器を設けてなり、上記ロート状体の小断面積部と上記塵埃集積容器との間に円筒首部が設置されているものであって、上記ロート状体の小断面積部と上記塵埃集積容器との間に設置した上記円筒首部は、直径をa、長さをb、上記塵埃集積容器の内容積をVとしたときに、概ね次式1の関係を満たすようにされてなることを特徴とする光学機器の通風冷却装置。
- 上記塵埃分離部から上記被冷却体に至る通風路に空気ろ過媒体を設け、上記送風装置をこの空気ろ過媒体の後段に配設してなることを特徴とする請求項1に記載の光学機器の通風冷却装置。
- 光学系を収容する筐体に、上記請求項1に記載の通風冷却装置を収容し、この通風冷却装置を上記光学系の冷却に用いるようにしてなることを特徴とする投写型表示装置。
- 上記筐体の側面部に上記塵埃集積容器を挿脱するための取り出し口を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の投写型表示装置。
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