JP4326700B2 - セルラ電話システム中の優先アクセスチャネル割当のためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
【発明の分野】
発明は一般的にセルラ電話システムに関し、より詳細には、セルラ電話システムにおける優先アクセスチャネル割当のためのシステムおよび方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
セルラ電話技術は、カバレッジの制限された地理的範囲を有する比較的簡単な音声通信から、事実上世界中どこでも利用できる音声通信、音声メッセージング、データメッセージング用の高性能な通信技術へと発展してきた。移動局(つまりユーザ)の数は近年になって急増している。例えば、米国では大多数の人々がセルラ電話機を所有している。既存の電話システムがない他の国では、従来の電話システムの代わりにセルラ電話機が使用されており、したがって、中央スイッチングオフィスから個々のユーザへの物理的な配線の必要性を無くしている。
【0003】
上述のような複雑な通信システムの実現は、異なる組織や製造業者が全体のシステムの互換性を維持することができる、通信標準規格およびプロトコルを必要とする。例えば、通信業協会(TIA)および電子工業協会(EIA)によって、セルラ電話通信用の多くの標準規格が確立されている。セルラ電話通信には多数のTIA/EIA標準規格がある。このような標準規格の1つは、「デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラシステム用の移動局・基地局間の互換性標準規格」と題するTIA/EIA/IS−95−Bである。IS−95−Bとも称されるこの標準規格は、移動局と基地局間の通信プロトコルを規定している。このような標準規格の利用は、異なる設計特徴および実現を有するが、IS−95−Bに記載されている標準規格を満たす限り申し分なく機能するであろう機器を異なる製造業者が構築するのを許容する。
【0004】
他の特徴もTIA/EIAによって規定されているが、実現またはプロトコルに関する標準規格を有していない。例えば、優先アクセスチャネル割当は、セルラシステムが、優先度に基づいて、移動局に割り当てられたチャネルへの移動局からの着信通話に優先順位を付けることができるようにする特徴である。しかしながら、このような特徴を実現するためのプロトコルや標準規格は存在していない。したがって、優先アクセスチャネル割当を可能にする通信プロトコルおよび標準規格に対する大きな必要性があることが認識される。本発明は以下の図面およびそれに伴う詳細な説明から明らかとなるであろうこれらおよび他の特徴を提供する。
【0005】
【発明の概要】
本発明はセルラ電話システムにおける優先アクセスチャネル割当用の通信プロトコルのためのシステムおよび方法において具体化される。このプロトコルは第1の移動局からの第1の通話要求のために、複数の移動局の内の第1の移動局から第1の基地局へと送信される第1の発信メッセージを含む。第1の発信メッセージは、優先アクセスチャネル割当(PACA)要求を示すデータと、第1の通話要求が第1の移動局によって開始されることを示すPACA発信要素とを含む。サービス要求メッセージが第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信され、それは第1の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データを含む。移動スイッチングセンタから第1の基地局へのPACAコマンドメッセージは、PACA認証と第1の通話要求に関係する優先レベルとを示す。第1のPACAメッセージは第1の基地局から第1の移動局へと送られ、第1のPACAメッセージは、第1の通話要求が許可され、第1の基地局に関係するキューに置かれたことを示す。第1のPACAメッセージは、そのキュー内の第1の通話要求の位置も示す。
【0006】
付加的なプロトコル要素は、第1の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間における、第1の移動局に対する第2のPACAメッセージを含む。第2のPACAメッセージは第1の移動局が第1の通話要求を再発信すべきことを示すデータを含む。第2のPACAメッセージに応答して、第1の移動局は、第1の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA再発信要素を含む第2の発信メッセージを送信する。
【0007】
さらに、プロトコルは、移動局、基地局および移動スイッチングセンタ間で送信されてよいさまざまなオプション的な肯定応答と確認メッセージを含む。第1の基地局キューは複数のメッセージを含んでいてよく、その各々が割り当てられた優先レベルを有する。基地局は優先度に基づいてキュー中の保留通話を処理するが、高い優先度の保留通話要求が低い優先度の保留通話要求より先に処理される。さらに、キュー内の位置を決定するために通話要求の到着時間が使用される。同一の優先レベルを持つ通話に対しては、基地局は到着時間の遅い通話を処理する前に、到着時間の最も早い通話を処理する。
【0008】
移動局が第1のセルから第2のセルへと移動し、第2の基地局と通信している場合、移動スイッチングセンタはPACA質問メッセージを第1の基地局に送信し、第1の基地局からの優先度情報を要求する。第1の基地局はPACA質問メッセージに応答してPACA質問肯定応答を送信する。PACA質問肯定応答は要求された優先度情報を含む。第1の基地局から優先度情報を受信すると、移動スイッチングセンタは、PACA認証および第1の通話要求に関係する優先レベルを示すPACAコマンドメッセージを第2の基地局に送信する。第2の基地局は、通話要求が許可され、第1の通話要求に関係する優先レベルに基づいて、第2の基地局に関係するキュー中に置かれたことを示すPACAメッセージを第1の移動局に送信する。
【0009】
【発明の実施の形態】
セルラ電話通話の完成を成功させるため、セルラ電話システムは、通話要求を処理するのに利用可能な十分なリソースを有する必要がある。例えば、移動局によって発信される通話は、その加入者に割り当てるためにチャネルが利用可能であることを要求する。ピーク通信トラフィックの期間中、大勢のユーザがすべての利用可能なリソースを利用するかもしれない。このような状況のもとに、移動局はセルラ電話システムが通話を処理することができないと判断するかもしれない。ユーザはトラフィック量が減少した後の時間に再度試みることが強要される。
【0010】
しかし、本発明は、電話通話の優先順位化を可能とし、そして割り当てられた優先度に基づいてチャネルを割り当てる。例えば、緊急通話(例えば、911,警察、火災およびこれらに類するもの)では、自動的に高い優先レベルが割り当てられ、そのため緊急番号を呼び出す移動局は、たとえ緊急でない移動局がチャネル割当のため長期間待っていたとしても、緊急でない移動局の前にチャネル割当を受ける。他の加入者がセルラシステムへの高い優先アクセスのためにプレミアムを払うことが可能である。このような優先順位化スキームは、移動局とセルラ電話サービスプロバイダとの間のデータの交換を可能とする通信プロトコルを必要とする。本発明は、セルラ電話または他のワイヤレス通信システム中の優先アクセスチャネル割当(PACA)のためのシステムおよび方法に向けられている。ここに記述されている特定の実施形態は例としてセルラ電話システムを使用しているが、これらに限定されていないが、TDMA,PCS,CDMA、およびこれらに類するものを含む任意のワイヤレス通信システムに発明的概念が適用可能であることを当業者は認識するであろう。ここに規定されているプロトコルは、IS−95−Bに規定されているようなスペクトル拡散セルラ電話システムに関して記述されている。しかし、本発明は、特定のワイヤレス技術または通信標準規格に制限されるものではない。
【0011】
ここに記述されているPACA通信システムおよびプロトコルは、既存のセルラ電話標準規格(例えば、IS−95−B)の範囲内で実現できる。さらに本発明のシステムおよびプロトコルは、Cellular Features Description(セルラ特徴の説明)と題する工業標準規格TIA/EIA−664によって必要とされるPACA特徴を満たしている。PACAシステムおよびプロトコルをより完全に理解するために、従来のセルラ電話システムの簡単な説明をする。図1は、基本セルラ電話システムの要素を図示している。1つの地理的エリアは、1つ以上の基地局によって担当され、そのそれぞれは、セルとして知られている通信カバレッジの複数エリアを制御する。図1は、単に基地局BS1およびBS2と呼ばれる2つの基地局制御装置を図示している。各基地局は1つ以上のセルを制御する。典型的な基地局は多数のセルを制御する。しかし、明瞭にするために、図1はセルC1−C4だけを図示している。各セルC1−C4は、基地局トランスシーバシステムBTSを通して基地局と通信する。図1は、基地局とセルC1−C4との間の通信をそれぞれ中継する基地局トランスシーバシステムBTS1−BTS4を図示している。基地局トランスシーバシステムBTS1−BTS3は、通常のサービス提供システムの一部分として図1に図示され、基地局BS1によってすべて制御されている。個々の基地局トランスシーバシステムBTS1−BTS3は、ワイヤレス通信リンク、ハードワイヤード通信リンク、またはこれらに類するもののような通信リンクによって基地局BS1に結合されている。対照的に、基地局トランスシーバシステムBTS4は、基地局BS2によって制御されている。基地局BS1,BS2は、それぞれ移動スイッチングセンタ(MSC)に結合されている。移動スイッチングセンタMSCは、移動局から、公衆電話交換ネットワーク(PSTN)のような従来の電話システムに通話を接続することが可能である。
【0012】
可変数の移動局が各セル内にある。明瞭にするために、図1はいくつかの移動局のみを図示している。移動局MS1−MS3はセルC1に図示され、移動局MS4−MS5はセルC2に図示され、移動局MS6−MS8はセルC3に図示され、そして移動局MS9−MS10はセルC4に図示されている。典型的なセルは、図1に図示されるよりも多くのユーザを含むことを理解すべきである。
【0013】
当業者に理解できるように、移動局は、単一の通信セッションの間に、1つのセルから別のセルに移動するかもしれない。移動局が1つのセルから別のセルに移動する(例えば、MS3がセルC1からセルC4に移動する)とき、古い基地局は、新しい基地局への移動局のハンドオフを行う。上記に図示されている例において、基地局BS1は、基地局BS2への移動局MS3のハンドオフを行う。その結果、移動局は、1つの地理的エリア内を自由に移動すると同時に、加入者から見て、連続的で継ぎ目のない通信リンクを維持する。移動局が進行中の電話通話に活動的に携わっていない(例えば、移動局がオンされているが、通話を待っている)場合、このハンドオフは、「アイドル」ハンドオフと呼ばれる。移動局が進行中の電話通話に活動的に携わっている場合、このハンドオフは、「トラフィックチャネル」ハンドオフと呼ばれる。ハンドオフプロセスは、技術的に周知であり、ここでは説明する必要はない。アイドルハンドオフのためのPACA通信プロトコルを以下で詳細に説明する。
【0014】
動作において、移動局によって発信される通話は、移動局が位置しているセルを制御する基地局を通して移動スイッチングセンタに結合される。例えば、移動局MS1によって発信される通話は、基地局MS1によって処理される。基地局BS1は、移動スイッチングセンタMSCと通信する。上記の説明は、移動局MS1にチャネルを割り当てるのにリソースが利用可能であることを仮定している。従来のシステムにおいて、移動局MS1が通話を発信するときに、リソースが利用可能でない場合、基地局BS1は、通話を拒否し、そして移動局MS1ユーザは、電話を切り、後に再度試みること以外選択肢はなかった。
【0015】
本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、チャネルが現在利用可能でないときに通話発信要求をキューに入れることによって、移動局が通信チャネルへの優先アクセスを得ることを可能とする。システムは複数の優先レベルを提供し、優先レベルに基づいて通話に優先順位をつけ、そのため、高い優先度の通話要求が、低い優先度の要求より先の方においてキューに入れられる。したがって、低い優先度の通話がより長い間キュー中にあったとしても、高い優先度の通話は、低い優先度の通話より先の方においてキューに入れられることが可能である。同一の優先度を有する通話要求は、到着時間の順序でキューに入れられる。
【0016】
システムは、ユーザにキューの位置(例えば、行の8番目)の表示を提供し、チャネルが利用可能であるとき移動局にアラートする。そのうえ本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、加入者が保留中のPACA要求とともに別のセルにローミングすることを可能とする。加入者が位置する新しいセルが利用可能なチャネルを有する場合、通話要求は直ちにサービスされる。加入者は、リソースが現在利用可能でない現在の担当システム中のセルにローミングする場合、PACA要求は、キュー中の加入者の位置を保つように転送される。最後に、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、ある条件のもとに、PACA要求をキャンセルする。これら上述された特徴のそれぞれのためのプロトコルは、ここでより詳細に説明する。
【0017】
PACAシステムおよびプロトコルは、多くの優先レベルを利用する。例示的な実施形態において、16の優先レベルが本システムによってサポートされている。システムはさらに、パーマネント優先割当をサポートし、パーマネント優先割当は、初めにセルラサービスに加入するとき、加入者によって得られる。加入者は、デフォルトPACA優先レベルと最大PACA優先レベルとを受けることが可能である。このようなパーマネントPACA優先レベルは常に利用可能であり、通話発信時に自動的に要求される。移動局は自動的にデフォルトPACA優先レベルを要求し、そしてユーザが、予め割り当てされた最大PACA優先レベルまで要求された優先レベルを変更することを可能とする。
【0018】
システムはさらに、「デマンド」PACA要求をサポートし、「デマンド」PACA要求は、通話発信要求の前に、予め定められたPACA特徴コードを付加することによって、ユーザによって手動的に要求される。デマンドPACA要求について、ユーザはさらに、予め割り当てされたデフォルトPACA優先レベルと予め割り当てされた最大PACA優先レベルとを有している。予め定められたPACA特徴コードは、初めに、予め割り当てされたデフォルトPACA優先レベルを要求するが、予め割り当てされた最大PACA優先レベルまでPACA優先レベル要求を変更するために、変えられてもよい。
【0019】
図2は、移動局からの通話発信のための通話フロー図を図示しており、ここでは、PACA優先レベルが割り当てられ、そしてチャネルが利用可能となるとき、通話が、首尾よく完了される。当業者に理解できるように、多数の通信メッセージが移動局(MS)と基地局(BS)との間に送信されるとともに、通信メッセージが、基地局と移動スイッチングセンタ(MSC)との間に送信される。これらの通信はユーザに透明であるが、PACA要求を適切に確立するために、そしてキュー中の適切な位置に通話を入れるために、本発明のPACAプロトコルによって必要とされている。プロトコルは、一連の小文字によって図2および図4ないし図9に図示されているタイムシーケンスに生ずる一連のメッセージを指定する。特定時に生ずる各アクションはメッセージ処理中のステップとしても考えられる。
【0020】
時間aのとき、移動局MSは、発信メッセージを送信することによって、通話要求を開始する。発信メッセージは、優先サービスを要求するために、エアインターフェイスのアクセスチャネルを通して基地局に送信される。発信メッセージは、PACA_REORIGとして示される1つのビットデータフィールドを含む。PACA_REORIGデータフィールドは、初めに、ユーザ命令通話発信を示すために、「0」の値に設定される。上記で説明したように、ユーザには、デフォルト優先レベルが割り当てられるが、サービスプロバイダによるサービスのための契約をするときにユーザに割り当てられている最大優先レベルまで異なる優先レベルを要求するために、ユーザは発信要求とともに特徴コードを送ることが可能である。
【0021】
既存の通信プロトコルのもとに、発信メッセージは「レイヤ2」肯定応答を要求する。図2の時間bのとき、基地局BSは、基地局肯定応答オーダーを移動局MSに送信することによって、発信メッセージの受信を肯定応答する。このメッセージは、発信メッセージの受信を肯定応答するだけである。
【0022】
時間cのとき、基地局BSは、移動スイッチングセンタMSCへの送信のため構成マネージメント(CM)サービス要求メッセージを構成する。CMサービス要求メッセージは、「完了レイヤ3」情報メッセージとして現在の工業標準規格によって規定されているメッセージの一部分であり、これは基地局BSから移動スイッチングセンタMSCに送信される。CMサービス要求メッセージのさまざまな要素は、工業標準規格IS−634−A、セクション6.1.2.2.によって規定されている。CMサービス要求メッセージのために使用されるデータ構造の例は、下記の表1に示されている。
表1 CMサービス要求
【表1】
【0023】
a.認証を与えられた基地局BSが、移動局MSから認証パラメータ(AUTHR,RANDCおよびCOUNT)を受けないときに示す。
b.移動局MSが優先サービス要求をするときに示す。
【0024】
ここに提示されている表は、各データ要素の流れ方向とともに各情報要素が必須(AA)であるか任意(O)であるかの表示を説明していることに留意しなければならない。この表は、各情報要素に関する追加的な詳細を提供する標準規格の関連セクションにも言及している。
【0025】
CMサービス要求メッセージは、PACA再発信インジケータ要素を含み、これは、現行の標準規格で規定されていない。PACA再発信インジケータに対する表1中の参照セクションは、本発明に基づいて提案されている標準規格に関する。PACA再発信インジケータフィールドは、移動局MCからの発信メッセージの中で受信された1ビットのデータフィールドPACA_REOIGと同じ値に設定される。CMサービス要求メッセージが送信されるとき、基地局BSはT303として示されているタイマーを開始する。タイマーT303は、オプション的なタイムアウトタイマーである。指定された時間中に移動スイッチングセンタMSCから適切な応答が受信されなかった場合は、基地局BSはCMサービス要求メッセージを再送信する。
【0026】
CMサービス要求メッセージは、通話発信データ(例えば、ダイヤルされた数字とともに移動局の電子シリアル番号(ESN)および/または移動識別番号(MIN))を含む。ダイヤルされた数字の解析の間、移動スイッチングセンタMSCはPACA通話要求を検出する。この検出に応答して、移動スイッチングセンタMSCは、認証のために、PACA要求、通話発信データ、およびダイヤルされた数字をネットワークに送信する。認証が成功した場合は、通話発信が進行することが許される。認証が成功しなかった場合は、PACA要求は拒否され、通話は終了する。
【0027】
従来のセルラ電話システムの中では、移動局にチャネル割当を提供するためにリソースが現在利用可能であるか否かを基地局BSが決定する。リソースの利用可能性(あるいは利用可能性の欠如)は、CMサービス要求メッセージの一部として、基地局BSから移動スイチングセンタMCSに送信される。移動局にチャネル割当を提供するためにリソースが現在利用可能である場合は、通話は従来の方法で進められる。しかし、通話を処理するためにリソースが現在利用可能でない場合は、移動スイッチングセンタMSCは、PACAコマンドメッセージを時間dで基地局BSに送信して、通話のためにPACAが無事に起動されたことを基地局BSに知らせる。PACAコマンドメッセージは、ユーザに割り当てられる優先レベルを含むPACA情報、およびPACAパーマネント起動ステータスを指定する。先に説明したように、加入者は、最初にワイヤレスサービスに加入したときに、パーマネント優先度割当を得ることができる。加入者は、デフォルトPACA優先レベルと最大PACA優先レベルを受けることができる。加入者が、パーマネントPACA起動を選択した場合は、デフォルトPACA優先レベルと最大優先レベルに関するデータが、ホーム位置レジスタ(HLR)中の移動局内に記憶される。PACAコマンドのために使用されるサンプルデータの構造は、下記の表2の中に示されている。
表2 PACAコマンド
【表2】
【0028】
a.このメッセージ中の移動識別子の最初の発生がTMSIを含んでいる場合は、この要素が含まれる。
【0029】
さらに、移動スイッチングセンタMSCは、PACAコマンドメッセージが基地局BSに送信されたときに、Tpaca1として示されているオプションタイマーを開始させることができる。タイマーTpacal1はタイムアウト期間を測定して、基地局BSからのオプション肯定応答が受信されたとき停止させる。Tpaca1タイマーが基地局BSから応答を受信する前にタイムアウトした場合には、移動スイッチングセンタMSCは、PACAコマンドメッセージを再送信する。基地局BSからのオプション肯定応答メッセージが省かれている場合は、タイマーTpaca1は不要である。
【0030】
PACAコマンドメッセージの一部は、移動局に割り当てられているPACA優先レベルや、PACAのパーマネント起動ステータスのようなPACA情報と、発信要求が基地局のPACAキューに入った時間を現在の時間から差し引いた時間(100ミリ秒単位で)を示すPACA時間デルタと、PACAキュー内の移動局MSの位置を示すPACAキュー位置とを含む。これらの情報データフィールドのそれぞれは、例として、表2に示されているPACAコマンド内に含まれている。下記の表3−5は、これらの情報データフィールドのさらに詳細を提供している。表3に示されているPACA情報データフィールドは、要素識別子データフィールドと、続くバイト数を示す長さデータフィールドと、工業標準規格IS−41−CにしたがったPACAインジケータ値フィールドを提供するための使用されるPACAインジケータ値とを含む複数の8ビットデータバイトを含む。
表3 PACA情報
【表3】
【0031】
PACA時間デルタは、基地局BSが最初に発信メッセージを受信してからの経過時間を示す。PACA時間デルタ情報要素は、1バイトの要素識別子と、続くバイトの数を示す1バイトの長さ要素と、100ミリ秒の増分でのPACA時間デルタ値を含む。代わりに、グリニッチ標準時のような時刻標準を使用して、PACA要求が到着した時刻を記録することができる。
表4 PACA時間デルタ
【表4】
【0032】
PACAキュー位置は、下記の表5の中に示されている。PACAキュー位置情報要素は、1バイトの要素識別子データフィールドと、続くバイトの数を示す1バイトの長さデータフィールドと、工業標準規格IS−95−BにしたがってエンコードされたPACAキュー位置を含む。
表5 PACAキュー位置
【表5】
【0033】
時間eのとき、基地局BSは、PACAコマンドメッセージに応答して、オプションPACA完了メッセージを移動スイッチングセンタMSCに送信する。PACA完了メッセージは、PACAデータが受信されたという確認を提供する。しかし、基地局BCと移動スイッチングセンタMSCとの間の通信リンクが、一般的に信頼性が高い。したがって、PACA完了メッセージはオプション的であり、削除することができる。オプションPACA完了メッセージが使用されない場合は、タイマーT303とTpaca1を実現する必要はない。PACA完了メッセージを受信すると、移動スイッチングセンタMSCは、タイマーTpaca1を停止する。PACA完了メッセージの情報要素は、表6の中に示されている。
表6 PACA完了
【表6】
【0034】
PACAコマンドメッセージ中で受信された情報に基づいて、基地局BSは、通話要求をキューに入れてから、エアインターフェイスのPACAメッセージを移動局MSに送信する。PACAメッセージは、既存の標準規格により予め規定され、またステータスおよび/またはデータを移動局MSに提供するためのPURPOSEデータフィールドを含む。標準規格IS−95−Bは、下記の表7の中で示されているように、異なるPACAメッセージ目的を規定するために4ビットバイナリデータフィールドを提供している。
表7 IS−95−B PACAメッセージ目的
【表7】
【0035】
図2の中の時間fで、基地局BSは、PACAメッセージ中のPURPOSEデータフィールドを「0000」の値に設定して、優先度要求が、PACA通話としてキューに入れられたことを移動局に知らせて、キュー位置を示す。例えば、ユーザは、チャネルの割当の行で3番目である。PACAメッセージはキュー位置を移動局MSに示して、待つかあるいは通話を終了するかどうかをユーザが決定することができるようにする。
【0036】
本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、図2の中の時間gで示されている通り、「0001」の値に設定されたPURPOSEデータフィールドを有するオプションPACAメッセージがページングチャネルを通して移動局MSに送信されて、PACAキュー位置を定期的に更新できるようにする。基地局BSは、音声/トラフィックチャネルが利用可能となるまで、メッセージを定期的に再送信することができる。しかし、PACAメッセージはオプション的である。
【0037】
時間hで、トラフィックチャネルは利用可能となる。この時間で、基地局BSは追加のPACAメッセージをエアインターフェイスを経由して送信して、PACA通話を再発信するように移動局MSに命令する。このケースでは、PURPOSEデータフィールドは、「0010」に設定されて、PACA通話再発信を示す。
【0038】
時間iで、移動局MSは、新しい発信メッセージを基地局BSに送信して、サービスを要求する。移動局MSは、ユーザによる手動の操作を必要としないで自動的に新しい発信メッセージを送信する。前述したように、発信メッセージは、要求されるレイヤ2肯定応答で送信される。時間aで送信される発信メッセージとは異なり、移動局MSは、1ビットデータフィールドPACA_REORIGを、時間iで送信される発信メッセージの中で「1」の値に設定して、基地局BS命令PACA再送信であり、ユーザ命令発信ではないことを示す。
【0039】
時間jで、基地局BSは、移動局MSに対する基地局肯定応答オーダーで発信メッセージを肯定応答する。この時点で、移動局MSと基地局BSは、IS−95−B、セクション2.2.2.1に指定されている通常の移動発信の手順にしたがう。したがって、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、移動局MS、基地局BS、および移動スイッチングセンタMSC間のメッセージングを提供する。
【0040】
例示の実施形態で、キュー自身は、各基地局BS内に保持される。前に説明したように、キュー中で位置は、ユーザに割り当てられた優先度と、また移動局MSから基地局BSに発信メッセージが送信された時間とに基づく。上で説明したように、特定の通話に対する優先度は、時間dで、図2の中で示されているPACAコマンドの中で、移動スイッチングセンタMSCから基地局BSに送信される。優先度と発信メッセージの到着時間とに基づいて、基地局BSは通話をキュー中の位置に入れる。
【0041】
基地局BSは、キューを実現するために多数の既知のシステムアーキテクチャを使用することができる。キューの動作をサポートするための多数の既知のデータ構造が存在する。例えば基地局BSが、個々のデータ構造を含み、各優先レベルに対して個々のキューを保持することができる。これは、n個の優先レベルのそれぞれに対してシーケンスにPACA要求が保持されている図3Aに示されている。すなわち、レベル1の優先度要求は、レベル1優先度通話のために特に指定されているデータ構造内で順に保持される。同様に、データ構造2は、レベル2優先度通話と、シーケンシャルリストを保持する等である。
【0042】
あるいは、単独のデータ構造を使用して、各通話に対するデータを記憶し、ポインタあるいは一連のポインタを使用して、各優先レベルに対するキューの先頭を示してもよい。この構造は、単独のキューの中にすべての保留中のPACA要求が入っている、図3Bの中に示されている。各優先レベルに対するPACA要求は、シーケンシャルに記憶され、ポインタは各優先レベルに対するキューの先頭を示す。
【0043】
さらに別の代替実施形態で、基地局BSが、キュー中の位置を示すデータフィールドを有する単独データ構造を含んでいてもよい。これは、PACA要求がキューの位置に無関係に、要求が受信された順序でキューの中に記憶される、図3Cに示されている。図3Cに示されているキューの位置としてのデータフィールドは、キュー内の保留中のPACA要求の位置を示す番号を記憶する。キューを実現するために、他の既知の形態のデータ構造を十分に使用できる。本発明が、キューを実現するために使用される特定の形態のデータ構造またはシステムアーキテクチャに制限されないことは明らかである。
【0044】
当業者には認識できるように、ユーザは一般に一定時間長さを超えてキュー中待機するのを嫌う。したがって、数分でチャネル割当てを受ける可能性があるものを超えたキューサイズを保持することは非実用的である。PACAシステムおよびプロトコルの実際の実施では最大キューサイズを持つ。キュー内で、システムは最高の優先度要求への対応を試みる。多い通話トラフィック量の期間中は、キューは完全に満杯になるかもしれない。これらの条件下では、キュー中に既にあるいくつかの通話より高い優先度を持つ通話が到着すると、システムはより高い優先度通話をキュー内の適正な位置に配置し、最も低い優先度通話をキューから除外する。低い優先度通話をキューから除外する結果、PACAキャンセルメッセージが発生し、これについては以下で詳細に説明する。システムは、キューステージにおいてより低い優先度通話だけを終了することに注意すべきである。いったんチャネルが割り当てられ、通信リンクが確立されると、より高い優先度のPACA通話要求のサービスは中断されない。
【0045】
まとめると、移動局MSは発信メッセージを送信し、それが基地局BSにより肯定応答される。基地局BSは移動局MCからの通話要求を処理するのにリソースが利用可能かどうか決定し、CMサービス要求メッセージを移動スイッチングセンタMSCに送信する。CMサービス要求メッセージはデータフィールド(表1参照)を含み、そのフィールドはリソースが利用可能か否かを示す。MSC移動スイッチングセンタは、CMサービス要求メッセージを処理する。PACA_REORIGデータフィールドが、「0」の値を持つ場合、移動スイッチングセンタMSCは、そのPACA通話発信が移動局からのものであり、新しい通話であることを知る。リソースが利用可能であれば、その通話は従来の方法で処理される。リソースが利用可能でなければ、移動スイッチングセンタMSCはその加入者が認証ユーザであり、かつPACA要求を行うために認証されているかどうか決定する。さらに、移動スイッチングセンタMSCはダイヤルされた数字を解析し、ダイヤルされた数字に基づいて優先度を決定する。前に説明したように、緊急番号のようなある特定のダイヤル数字は高い優先度を受け入れる、一方、大部分の宛先電話番号に対する通話は加入者に割り当てられた優先レベル(デフォルト優先レベルまたは、割り当てられる最大優先レベルまでの要求優先レベル)を受け入れる。移動スイッチングセンタMSCは優先度を決定し、優先度データをPACAコマンドメッセージ中で基地局BSに送り、PACAコマンドメッセージは、PACA完了メッセージにより肯定応答される。基地局BSは1つ以上のPACAメッセージを移動局MSに送信する。リソースが利用可能になると、移動局MSは通話を再発信するように命令され、リソースは従来の方法で移動局に割り当てられる。このようにして、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、着信通話の優先順位を決める信頼性の高い技術を提供する。
【0046】
図2は、リソースが利用可能になるまでユーザがキューに留まる場合に、通話の完了を成功させるための、PACAシステムおよびプロトコルの動作を示す。ある環境では、システムはPACA要求を許可しない。例えば、リソースが利用不可、またはPACA優先度要求が認証されていない場合は、システムは図4に示すようなPACA拒否メッセージを発生させる。図4では、時間a−cにおいて実行される工程は、図2の時間a−cで実行される工程と同一である。つまり、移動局MSは「0」に設定された1ビットデータフィールドPACA_REORIGを有する発信メッセージ(時間a)を送信する。基地局BSは基地局肯定応答オーダーメッセージ(時間b)を移動局MSに送信する。基地局BSはCMサービス要求メッセージ(時間c)を送信し、このCMサービス要求メッセージは、1ビットデータフィールドPACA_REORIGおよびリソースの利用可能性を示すデータフィールドと同一値に設定されたPACA再発信インジケータ要素を含んでいる。
【0047】
移動スイッチングセンタMSCは、上に説明したようにしてPACA要求を解析し、不成功の発信要求を示すPACA拒否メッセージを発生させる。移動スイッチングセンタMSCはメッセージ中に適正な原因値を含み、それによりPACA拒否の理由を示す。例えば、PACA要求は認証されないかもしれない。PACA失敗メッセージの情報要素を下の表8に示す。
表8 PACA拒否
【表8】
【0048】
a.許容原因値:「PACAは認証されていない」
b.このメッセージ中の移動識別子の最初の発生がTMSIを含む場合は、この要素が含まれる。
【0049】
時間dにおいて、移動スイッチングセンタMSCは、PACA拒否メッセージを基地局BSに送信する。ある実施では、シグナリング接続制御部(SCCP)の接続は、通話/アクティビィティ毎に使用される。移動スイッチングセンタMSCがSCCP接続要求を拒否しようとする場合は、SCCP接続拒否(SCCP CREF)プリミティブのような既存の通信プロトコルを介してPACA拒否メッセージを送信する。
【0050】
基地局BSは、直接またはSCCP CREFプリミティブを介してのどちらかでPACA拒否メッセージメッセージを受信し、時間eで、エアインターフェイスを使用して再オーダーのオーダーメッセージを移動局MSに送信する。再オーダーのオーダーメッセージは、通話発信が拒絶されたことを示す。例示的な実施形態では、基地局BSにより受信された再オーダーのオーダーメッセージは通話拒絶の理由を含む。
【0051】
前に説明したように、アイドルハンドオフとして知られるプロセス中でPACA要求が保留されている間に、移動局は1つのセルから別のセルに移動するかもしれない。図5は通話フローチャートであり、移動局が1つのセルから別のセルに切換わるときのメッセージングを示す。古い基地局BSおよび新しい基地局BSは両方共、同一基地局制御装置BSCにより制御され、2つの基地局は直接通信して、移動局MSとPACA通話要求をハンドオフする。図5は、移動局が第1の基地局により制御されるセルから、異なる基地局により制御されるセルに移動するときの通話フローチャートである。例えば図1の移動局MS3は、第1の基地局制御装置BSCにより制御されているセルC1から、異なる基地局制御装置BSCにより制御されているセルC4に移動する。これらの環境下では、移動スイッチングセンタMSCはデータを古い基地局から新しい基地局に転送して、キュー中の適切な位置を維持する。
【0052】
図5の時間a−gにおいて実行される工程は、図2の時間a−gにおいて実行される工程に対応する。つまり、発信メッセージ(時間a)、基地局肯定応答オーダー(時間b)、CMサービス要求メッセージ(時間c)、PACAコマンドメッセージ(時間d)、オプションPACA完了メッセージ(時間e)、および1つ以上のPACAメッセージ(時間fとg)は、図2に対して前に説明した、対応メッセージと同一である。移動局MSが新しいセルに移動すると、移動局は時間hにおいて新しい発信メッセージを自動的に送信する。この新しい発信メッセージはPACA要求を新しい基地局BSに再発信する。1ビットデータフィールドPACA_REORIGを「1」の値に設定して、移動スイッチングセンタMSCに対して、それが発信要求でなく再発信要求であることを示す。新しい基地局BSは、時間iにおいて移動局MSに対する基地局肯定応答オーダーで発信メッセージの受信に肯定応答する。
【0053】
時間jにおいて、新しい基地局BSはCMサービス要求メッセージを構成し、それを完了レイヤ3情報メッセージ中に置き、そのメッセージを移動スイッチングセンタMSCに送信して、オプションタイマーT303を開始する。新しい基地局BSは、CMサービス要求メッセージ中にPACA再発信インジケータ要素を含む。PACA再発信インジケータフィールドは、移動局MSからの発信メッセージ中で受け取った1ビットデータフィールドPACA_REORIGフィールドと同一値(すなわち、PACA_REORIG=「1」)に設定される。さらに、前に説明したように、移動スイッチングセンタMSCは、CMサービス要求メッセージ中で通話発信とダイヤルされた数字を受信する。PACA再発信インジケータ要素の値を検査することにより、移動スイッチングセンタMSCはPACA再発信要求を検出する。移動スイッチングセンタMSCは、この要求を保留中のPACA通話として認識し、認証のためにネットワークに質問を送出する必要がない。さらに、移動スイッチングセンタMSCは、新しい基地局BSから、新しいセル中のリソースの利用可能性を示すデータ(表1)を受信する。新しいセル中でリソースが利用可能の場合は、保留中PACA通話は直ちに接続される。しかし、新しいセル中でリソースが直ちに利用可能でない場合は、新しい基地局BSは優先度と発信PACA要求の時間とに関する情報を得る必要がある。
【0054】
時間kにおいて、移動スイッチングセンタMSCはPACA質問メッセージを古い基地局BSに送出して、PACAキュー待ち時間を含むPACA情報を得る。さらに、PACA質問メッセージはPACA質問フラグを含み、このフラグは、PACA要求情報が移動スイッチングセンタMSCに送信されると、PACA要求をクリアすることを古い基地局に対して示す。これにより、古い基地局BSにおける不必要な保留中PACA要求がなくなる。さらに、移動スイッチングセンタMSCはタイマーTpaca2を開始する。
【0055】
下の表9はPACA質問メッセージに使用される構成を示す。
表9 PACA質問
【表9】
【0056】
古い基地局BSは要求された情報を、PACA質問肯定応答メッセージ中で移動スイッチングセンタMSCに戻す。さらに、タイマーTpaca2を停止する。タイムアウトのタイマーTpaca2が予め定められた期間を超える(すなわち、PACA質問肯定応答メッセージがタイムアウト時間内に受信されていなかった)場合は、移動スイッチングセンタMSCはPACA質問要求を古い基地局BSに再送信できる。下の表10は、PACA質問肯定応答メッセージに使用されるデータ構成例を示す。
【0057】
表10 PACA質問肯定応答
【表10】
【0058】
移動スイッチングセンタMSCに対する要求された情報の送信に続いて、古い基地局BSは保留中のPACA要求をキューから取り除き、キャンセルされたPACA要求に関連する何らかのアクティブタイマーを停止できる。
【0059】
時間mにおいて、移動スイッチングセンタMSCはPACAコマンドメッセージを送出して、通話のためにPACAの起動が成功したことを新しい基地局を通知する。PACAコマンドメッセージは、ユーザに割り当てられた優先レベル、PACAキュー位置、および古い基地局BSから受信したPACAキュー時間情報を特定する。PACAコマンドメッセージに使用されるデータ構成の一例を上の表に示す。
【0060】
新しい基地局BSは、古い基地局から新しい基地局への転送時間でなく、発信通話の時間に基づいて保留中の通話の優先順位を決定する。この方法では、ユーザは優先度の維持が保証される。新しいセルに切換えた結果、キュー中の絶対位置が変化する可能性があることに注意すべきである。つまり、新しい基地局BSにおけるキュー中の位置は、新しい基地局BSにおけるキュー中の他の保留中通話の優先レベルを考慮して決定される。ユーザが古い基地局において5番目の順位(古い基地局における他の通話の優先度と到着時間に基づいて)であった場合は、ユーザは新しい基地局におけるキュー中でより下位(例えば10番目)になることがある。その理由は、より多い数のより高い優先度の保留中のPACA要求、または古い基地局における発信通話より時間的に早く到着したより多い数の同一優先度の保留中のPACA要求が存在する可能性があるからである。無論、新しい基地局においてより高い優先度通話がより少ない場合は、新しい基地局におけるキュー中の絶対位置が上位になる可能性もある。したがって、キュー中の絶対位置は変化するが、ユーザは、1つのセルから別のセルへの変化によってキュー中の相対位置が悪い影響を受けないことが保証される。
【0061】
時間nでは、新しい基地局BSは、PACAコマンドメッセージに応答してオプションPACA完了メッセージを移動スイッチングセンタMSCに送出し、オプションタイマーTpaca1を停止させる。PACA完了メッセージに使用されるデータ構成の一例を上の表6に示す。
【0062】
PACAコマンドメッセージ中で受け取る情報に基づいて、新しい基地局BSは保留中PACA要求をキューに入れ、エアインターフェイスPACAメッセージを、時間oにおいて移動局MSに送出する。前に説明した通り、新しい基地局はPACAメッセージ中のPURPOSEデータフィールドを「0000」に設定し、これにより、優先度通話がPACAとしてキューに入ったことを移動局MSに通知し、さらにキュー位置を示す。
【0063】
時間pでは、新しい基地局BSは、ページングチャネルを介してオプション的に1つ以上の追加PACAメッセージを送出し、PACAキュー通話位置を更新する。これらのオプションメッセージが送られる場合、新しい基地局BSはPACAメッセージ中のPURPOSEデータフィールドを「0001」に設定し、キュー位置が更新されたことを示す。
【0064】
トラフィックチャネルが時間qで利用可能になると、新しい基地局BSは、エアインターフェイスを介して追加PACAメッセージを送出し、PACA通話を再発信するように移動局MSに命令する。このPACAメッセージに対し、PURPOSEフィールドが「0010」に設定され、PACA通話再発信を示す。
【0065】
時間rでは、移動局MSは新しい発信メッセージを新しい基地局に送出して、サービスを要求する。他の発信メッセージと同様に、時間rにおける発信メッセージはレイヤ2肯定応答を要求する。移動局MSは1ビットデータフィールドPACA_REORIGを「1」の値に設定して、PACA再送信を示す。前に説明したように、ユーザが介入しなくても、再発信メッセージは自動的に発生される。
【0066】
新しい基地局BSは、移動局MSに対するBS肯定応答オーダーメッセージにより発信メッセージを肯定応答する。この時点で、新しい基地局BSと移動局は、IS−95−B、セクション2.2.2.1に記載されている従来の移動発信手順にしたがう。
【0067】
移動局MSが別のセルへの追加アイドルハンドオフを実行する場合、時間i−rにおいて実行される工程が繰返される。したがって、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、新しいセルにハンドオフする間のユーザの移動を可能にする。ユーザは新しいセルへの切換えによって相対的優先度は影響を受けないことが保証される。場合によっては、ユーザは1つのセルから、異なるサービスプロバイダによりサポートされる異なるセルに切換わる。これらの環境下で、PACAシステムおよびプロトコルは一般にキューデータを1つの基地局から別の基地局に転送できない。保留中のPACA要求は終了し、ユーザは新しいサービスプロバイダに対して通話を再開始する必要がある。
【0068】
図6は同時発生のPACA通話の処理を示す通話フロー図である。すなわち、図6は、移動局がPACAキューに入っている第1の通話を始め、その後、これもPACAキューに入っている第2の通話を始める場合の処理を示す。図6に示すように、時間a−gで行われる工程は図2および図5に示した、時間a−gで行われる工程に対応する。すなわち、PACAシステムおよびプロトコルは、移動局MSから基地局BSへの発信メッセージ(時間a)、基地局から移動局への基地局肯定応答オーダーメッセージ(時間b)、基地局から移動スイッチングセンタMSCへのCMサービス要求メッセージ(時間c)、移動スイッチングセンタから基地局へのPACAコマンドメッセージ(時間d)、基地局から移動スイッチングセンタへのオプションPACA完了メッセージ(時間e)、および基地局から移動局への1つ以上のPACAメッセージ(時間fおよびg)を含む。第1のPACAメッセージ(時間f)を基地局BSから移動局MSへ送信した後、移動局はキューに入っており、リソースが利用できるようになったときのチャネルの割当を待っている。もし移動局MSが別の通話を始めるならば、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは保留中PACA通話をキャンセルして、その後の通話を新規のPACA要求として処理する。
【0069】
時間hでは、移動局MSは(時間a−gに発信し処理された)第1のPACA通話がまだ保留中の間に別の番号への第2のPACA通話を発信する。先に記述したように、発信メッセージはレイヤ2の肯定応答メッセージを要求する。時間iでは、基地局BSは基地局肯定応答オーダーメッセージを移動局MSへ送信する。基地局BSはCMサービス要求メッセージを構築して、それを移動スイッチングセンタMSCへ送信するために完了レイヤ3情報メッセージ中に入れる。同時に、基地局BSはタイマー303を開始する。CMサービス要求メッセージに使用される構造の一例が上記の表1に提供されている。先に論じたように、CMサービス要求メッセージはPACA再発信インジケータ要素を含み、PACA再発信インジケータ要素は発信メッセージで受信された1ビットデータフィールドPACA_REORIGフィールドと同一の値に設定される。現在の通話もまた移動局MSによって発信された新規の通話であるから、1ビットデータフィールドPACA_REORIGは「0」のデータ値を持つ。移動スイッチングセンタMSCはCMサービス要求メッセージを受信し、CMサービス要求メッセージはPACA再発信インジケータ(表1参照)の他に、通話発信およびダイヤルされた数字を含んでいる。数字の解析の間、移動スイッチングセンタMSCはPACA通話要求を検出する。移動スイッチングセンタMSCは認証を得るためネットワークに要求を送る。もし認証がうまく得られれば、通話の発信を進めることが許される。
【0070】
時間kでは、移動スイッチングセンタMSCはPACAコマンドメッセージを送って、新規通話のためにPACAが無事に起動されたことを基地局BSに知らせる。PACAコマンドメッセージのために使用される構造の一例が上記表2に提供されている。PACAコマンドメッセージは、ユーザに割り当てられた優先レベルおよびPACAのパーマネント起動を含む、PACA情報を特定する。移動スイッチングセンタMSCは、PACAコマンドメッセージが送られるとオプションタイマーTpaca1を開始する。
【0071】
基地局BSはPACAコマンドメッセージを受信し、コマンドメッセージを処理する。PACAコマンドメッセージ中で受信した情報に基づいて、基地局BSはキューから古いPACA要求を除去して、キューに新規の要求を入れる。PACAコマンドメッセージを処理した後、基地局BSはオプションPACA完了メッセージを時間lに移動スイッチングセンタMSCに送信する。オプションPACA完了メッセージを受信すると、移動スイッチングセンタMSCはタイマーTpaca1を停止させる。以前に記したように、もしタイマーTpaca1がPACA完了メッセージを受信するより前に終了するならば、移動スイッチングセンタMSCはPACAコマンドメッセージを再送信することがある。
【0072】
工程mで、基地局BSはエアインターフェイスPACAメッセージを移動局MSへ送る。基地局BSはPACAメッセージ中のPURPOSEデータフィールドを「0000」のバイナリ値に設定して、新規優先度通話がPACA通話としてキューに入れられたことをユーザに知らせ、キューの位置を示す。これによって、基地局BSのPACAキュー中で以前に保留中になっていた元々の通話を有効に終了させる。こうして、第1のPACA通話がまだ保留中になっている間に第2のPACA通話をすることに対してユーザにペナルティを科す。ユーザは、実際には、第2の電話通話をより高い優先度の通話にすることを選択したことになる。こうして、第1の保留中のPACA通話が終了し、第2の通話発信メッセージを受けたときに(時間hに)、その優先レベルに基づいて、第2のPACA通話は、キュー中の位置が割り当てられる。
【0073】
時間nに、基地局BSはページングチャネルを通して1つ以上のオプションPACAメッセージを送って、PACA通話のキュー位置を更新することがある。音声/トラフィックチャネルが利用可能になるまで、基地局BSはこのメッセージを定期的に送ってもよい。基地局BSはPACAメッセージ中のPURPOSEデータフィールドを「0001」の値に設定して、キューの位置が更新されたことを示す。
【0074】
時間oで、トラフィックチャネルが利用可能になったとき、基地局BSは別のPACAメッセージをエアインターフェイスを通して送り、PACA通話を再発信するように移動局MSに命令する。このケースでは、PACAメッセージのPURPOSEフィールドが「0010」のバイナリ値に設定され、PACA通話の再発信を示す。
【0075】
時間pで、移動局MSはレイヤ2の肯定応答を要求する発信メッセージを基地局BSへ送り、サービスを要求する。先に論じたように、移動局MSは1ビットデータフィールドPACA_REORIGを「1」の値に設定して、PACA再発信を示す。時間qでは、基地局BSは移動局MSに対する基地局肯定応答オーダーで発信メッセージに肯定応答する。移動局MSと基地局BSは、IS−95−B、セクション2.2.2.1に指定されている正常の移動通話発信手順にしたがう。
【0076】
図2、5、および6はすべて、PACA通話が結局セルラ電話システムによって処理される状況のメッセージングを説明している。しかし、ある状況下では、保留中のPACA要求がキャンセルされる。通話は移動加入者MS、基地局BS、または移動スイッチングセンタMSCによってキャンセルされることがある。図7は、通話キャンセルが移動局MSによって始められる場合に、通話をキャンセルするためのPACAシステムおよびプロトコルによる処理を示した通話のフロー図である。図7の時間a−gで行われる工程は図2、5、および6の時間a−gで行われる工程に対応する。すなわち、プロトコルは移動局MSから基地局BSへの発信メッセージ(時間a)、基地局から移動スイッチングセンタへの基地局肯定応答オーダーメッセージ(時間b)、基地局から移動スイッチングセンタMSCへのCMサービス要求メッセージ(時間c)、移動スイッチングセンタから基地局へのPACAコマンドメッセージ(時間d)、基地局から移動スイッチングセンタへのオプションPACA完了メッセージ(時間e)、基地局から移動局へのPACAメッセージ(時間f)、基地局から移動局への1つ以上のオプションPACAメッセージ(時間g)を含む。
【0077】
時間hでは、移動局MSはエアインターフェイスのアクセスチャネルを通してPACAキャンセルメッセージを基地局BSに送信して、保留中のPACA要求をキャンセルする。PACAキャンセルメッセージはレイヤ2の肯定応答を要求する。
【0078】
時間iでは、基地局BSは保留中のPACA通話をキャンセルして、PACAキューから要求を取り除く。そして基地局BSはPACAキャンセルメッセージを移動スイッチングセンタMSCへ送信して、PACA通話がキャンセルされたことを示す。下の表11はPACAキャンセルメッセージを実現するために使用される構造の一例を示す。
表11 PACAキャンセル
【表11】
【0079】
a.許容できる原因値はBSからMSC方向の「MSによって要求されたPACAキャンセル」およびMSCからBS方向の「MSCによって要求されたPACAキャンセル」である。
b.エアインターフェイスPACAメッセージがESNを含んでいる場合に、この要素はBSからMSC方向のみで、メッセージに含まれる。
c.この要素はMSCからBS方向のみで、メッセージに含まれる。
【0080】
移動局がPACAキャンセルを開始している場合、基地局によってPACAキャンセルメッセージが送信されるが、移動スイッチングセンタがPACAキャンセルを開始している場合、移動スイッチングセンタMSCによって基地局にPACAキャンセルメッセージが送信されてもよいことに留意すべきである(図9を参照)。
【0081】
時間jにおいて、基地局BSは、基地局肯定応答オーダーを移動局MSに送信して、PACAキャンセルを確認する。
【0082】
図7は、移動局MSによって開始されるPACA通話キャンセルの通話フロー図を示す。図8は、移動スイッチングセンタMSCによって開始される通話キャンセルのための本発明のPACAシステムおよびプロトコルによって実行されるメッセージングを示す通話フロー図である。図8の時間a−gで実行される工程は、図2および5ないし7の時間a−gで実行される工程に対応する。すなわち、プロセスは、移動局MSから基地局BSへの発信メッセージ(時間a)、基地局から移動局への基地局肯定応答オーダー(時間b)、基地局から移動スイッチングセンタMSCへのCMサービス要求(時間c)、移動スイッチングセンタから基地局へのPACAコマンドメッセージ(時間d)、基地局から移動スイッチングセンタへのオプションPACA完了メッセージ(時間e)、基地局から移動局へのPACAメッセージ(時間f)、基地局から移動局への1つ以上のオプションPACAメッセージ(時間g)を含む。
【0083】
時間hで、移動スイッチングセンタMSCは、PACAキャンセルメッセージを基地局BSへ送信することによってPACAキャンセルを開始する。上述したように、表11は、PACAキャンセルメッセージのために使用される構造の例を提供する。さらに、移動スイッチングセンタMSCは、タイムアウトタイマーである、オプションタイマーTpaca3を開始する。
【0084】
時間iで、基地局BSは、PACA通話をキャンセルし、PACAキューからその要求を取り除く。次に、基地局は、PACAメッセージを移動局MSへ送信し、PACA通話がキャンセルされたことを示す。表7で先に注目したように、PACAメッセージは、PURPOSEデータフィールドを有する。このケースでは、PACAデータフィールドは、「0011」の値に設定され、PACA通話がキャンセルされたことを移動局MSに示す。
【0085】
時間jで、移動局MSは、MS肯定応答オーダーを基地局BSに送信して、PACAキャンセルに肯定応答する。図8の時間kにおいて示されているように、移動局MSからMS肯定応答オーダーを受信すると、基地局BSは、オプションPACAキャンセル肯定応答メッセージを移動スイッチングセンタMSCに送信して、PACAキャンセルを確認する。以下の表12は、PACAキャンセル肯定応答メッセージに対して使用される構造の例を示す。
表12 PACAキャンセル肯定応答
【表12】
【0086】
a.この要素は、MSCがこのメッセージを送信する時のみに含まれる。
b.この要素は、エアインターフェイスPACAメッセージがESNを含んでいる場合に含まれる。
【0087】
上述したように、基地局BSと移動スイッチングセンタMSCとの間の通信チャネルは信頼性が高い。したがって、基地局BSと移動スイッチングセンタMSCとの間で送信される肯定応答メッセージはオプション的である。移動スイッチングセンタMSCがPACAキャンセルを開始した時にオプションPACAキャンセル肯定応答メッセージが基地局BSによって送信され(図8を参照)、基地局がPACAキャンセルを開始する時に移動スイッチングセンタから基地局にオプションPACAキャンセル肯定応答メッセージが送信される(図9参照)。PACAキャンセルメッセージを基地局BSから受信すると、移動スイッチングセンタMSCはタイマーTpaca3を停止する。
【0088】
移動スイッチングセンタが通話を処理するのに十分なリソースを持たない場合、移動スイッチングセンタMSCは、図8に示されるPACA通話キャンセルを開始してもよい。他の状況下で、基地局BSは、通話を処理するに十分なリソースを持たないかもしれないし、または、受信されている追加のより高い優先度通話を持つかもしれない。このような状況下で、基地局BSは通話キャンセルを開始してもよい。図9は、基地局BSによって開始される通話キャンセルに対する本発明のPACAシステムおよびプロトコルによるメッセージと処理を示す通話フロー図である。図9の時間a−gで実行される工程は、図2および5ないし8の時間a−gで実行される工程と同一である。すなわち、プロセスは、移動局MSから基地局BSへの発信メッセージ(時間a)、基地局から移動局への基地局肯定応答オーダー(時間b)、基地局から移動スイッチングセンタMSCへのCMサービス要求メッセージ(時間c)、移動スイッチングセンタから基地局へのPACAコマンドメッセージ(期間d)、基地局から移動スイッチングセンタへのオプションPACA完了メッセージ(時間e)、基地局から移動局へのPACAメッセージ(時間f)、基地局から移動局への1つ以上のオプションPACAメッセージ(時間g)を含む。
【0089】
この時点で、PACA通話はキューに入っており、リソースの利用可能を待っている。しかしながら、基地局BSが多くのより高い優先度通話を受信した時のような幾つかの状況下で、保留中のPACA通話は、基地局によってキャンセルされることがある。このような状況下において、時間hで、基地局BSは、基地局から移動局MSへPACAを送信することによってPACA要求キャンセルを開始する。上述したように、PACAメッセージは、PACAキャンセルを示すために「0011」の値に設定されるPURPOSEデータフィールドを有する。
【0090】
時間iで、移動局MSは、PACA通話をキャンセルし、MS肯定応答オーダーを基地局BSに送信して、PACAキャンセルを確認する。MS肯定応答オーダーを受信すると、基地局BSは、時間jで、PACAキャンセルメッセージを移動スイッチングセンタMSCへ送信して、PACA発信がキャンセルされたことを示す。PACAキャンセルメッセージに使用されるデータ構造の例が、上記表11で提供されている。基地局BSは、タイマーTpaca3をオプション的に開始してもよい。
【0091】
基地局BSからPACAキャンセルメッセージを受信すると、移動スイッチングセンタMSCは、PACAキャンセルメッセージに応答して、オプションPACAキャンセル肯定応答メッセージを基地局に送信してもよい。PACAキャンセル肯定応答メッセージは、時間kで、基地局BSに送信される。PACAキャンセル肯定応答メッセージに使用されるデータ構造の例が、上記表12で提供されている。PACAキャンセル肯定応答メッセージを受信すると、基地局BSは、タイマーTpaca3を停止する。
【0092】
このように、本発明のPACAシステムおよびプロトコルは、既存のセルラ電話システムでPACA能力の実現する際に、大きな柔軟性を可能にする。また、このシステムは、メッセージング、特に移動スイッチングセンタMSCに対するメッセージングの量を最小化するのに有利である。この減少されたオーバーヘッドは、通話処理で利用出来るリソースを増加させる。
【0093】
本発明のさまざまな実施形態と利点を先の説明で述べたが、上記開示は、単なる例示であり、本発明の広い原理内に維持されながら、細部の変更が可能であることを理解すべきである。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は従来のセルラ電話システムの図である。
【図2】 図2は、優先アクセスチャネル割当を有する通話リンクをうまく確立するために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図3】 図3のA〜Cはリソースの利用可能性を待っている通話用のキューを実現するのに使用される、さまざまなデータ構造を示す。
【図4】 図4は優先アクセスチャネル割当をともなう、不成功な移動局通話発信のために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図5】 図5は、アイドルハンドオフ中に優先アクセスチャネル割当をともなう、成功した移動局通話発信のために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図6】 図6は同時発生の優先アクセスチャネル割当要求をともなう、成功した移動局通話発信のために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図7】 図7は移動局により開始された優先アクセスチャネル割当要求のキャンセルのために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図8】 図8は移動スイッチングセンタにより開始された優先アクセスチャネル割当要求のキャンセルのために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
【図9】 図9は基地局により開始された優先アクセスチャネル割当要求のキャンセルのために、本発明により使用される通信プロトコルを示す通話フロー図である。
Claims (36)
- 複数の移動局、第1の基地局および移動スイッチングセンタを有するワイヤレス通信システム中で使用する優先アクセスチャネル割当(PACA)通信プロトコルにおいて、
PACA要求を示すデータと、第1の通話要求が第1の移動局により開始されることを示す優先アクセスチャネル割当発信要素とを含み、第1の移動局からの第1の通話要求のために複数の移動局の内の第1の移動局から第1の基地局に送信される第1の発信メッセージと、
第1の移動局からの第1の発信メッセージにおいて送信された優先アクセスチャネル割当発信要素に基づくPACA要求データと、PACA再発信インジケータ要素とを含み、第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信されるCMサービス要求メッセージと、
PACA認証と、第1の移動局からの第1の通話要求に関係する優先レベルとを示し、移動スイッチングセンタから第1の基地局に対するPACAコマンドメッセージと、
第1の移動局からの第1の通話要求が許可され、第1の基地局に関係するキュー中に置かれたことを示し、キュー内の第1の通話要求の位置も示す、第1の基地局から第1の移動局に対する第1のPACAメッセージと、
前記第1の移動局に対して利用可能なチャネルを検出し、前記利用可能なチャネルを前記第1の移動局に知らせることと、
PACA再発信インジケータ要素に対応する少なくとも1つの要素を含む再発信メッセージを、前記第1の移動局から前記基地局に送信することと、
PACA認証処理なく、前記利用可能なチャネルを前記第1の移動局に割り当てることとを含むプロトコル。 - 第1の移動局が第1の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含み、第1の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間における第1の移動局に対する第2のPACAメッセージと、
第1の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含み、第1の移動局から第1の基地局に送信される第2の発信メッセージとをさらに含む請求項1記載のプロトコル。 - キュー中で保留中の複数の通話はそれぞれ異なる関係する優先レベルを有し、第1の基地局は優先度の順序でキュー中の保留通話を処理し、より低い優先度の通話の前に最高の優先度の通話がリソースに割り当てられる請求項1記載のプロトコル。
- 複数の通話は、異なる時間に第1の基地局に到着し、同一の関係する優先レベルでキュー中に保留されており、第1の基地局は到着時間の順序でキュー中の保留通話を処理し、より遅い到着時間を有する通話の前に最も早い到着時間を有する通話がリソースに割り当てられる請求項1記載のプロトコル。
- 発信メッセージに応答して、第1の基地局から移動局に送信される基地局肯定応答メッセージをさらに含む請求項1記載のプロトコル。
- PACAコマンドメッセージの受信を肯定応答するために、第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信されるPACA完了メッセージをさらに含む請求項1記載のプロトコル。
- 第1のPACAメッセージの送信後で、かつ第2のPACAメッセージの送信前に、第1の移動局から第1の基地局に送信され、キュー内の第1の通話要求の位置の変化を示すデータを含む第3の発信メッセージをさらに含む請求項1記載のプロトコル。
- 第3の発信メッセージは、第1のPACAメッセージの送信後で、かつ第2のPACAメッセージの送信前の複数の時間に、第1の移動局から第1の基地局に送信され、複数の第3の発信メッセージのそれぞれはキュー内の第1の通話要求の位置の変化を示すデータを含む請求項7記載のプロトコル。
- 第1の加入者は、予め割り当てられたデフォルト優先レベルと予め割り当てられた最大優先レベルとを有し、予め割り当てられた最大優先レベルを超えない優先レベルを有する代替PACA要求を示すデータを含めるようにPACA要求を示すデータを変更するために、発信メッセージはユーザにより変更可能である請求項1記載のプロトコル。
- 第1の移動局を識別する認証メッセージをさらに含み、PACA拒否メッセージは、第1の移動局が優先アクセスチャネル割当要求を行うことについて認証されていないことを示すメッセージである請求項1記載のプロトコル。
- 第1の基地局は、通話要求を拒否してキューから保留通話を除去することによって、PACA拒否メッセージに応答する請求項10記載のプロトコル。
- 移動スイッチングセンタは、第1の基地局から受信されたサービス要求メッセージからリソースの利用可能性を検出する請求項1記載のプロトコル。
- 第1の移動加入者は、第1の基地局により制御される第1のセルから第2の基地局により制御される第2のセルに移動し、その後、第2の基地局と通信し、複数の基地局および移動スイッチングセンタと通信する複数のセルを有するワイヤレス通信システム中で使用するためのものであり、
前記プロトコルは、
PACA要求を示すデータと、通話が第1の移動局により開始される転送通話であることを示すPACA発信要素とを含み、第1の移動局から第2の基地局に送信される第2の発信メッセージと、
第1の移動局からの第2の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データを含み、第2の基地局から移動スイッチングセンタに送信されるサービス要求メッセージと、
第1の基地局からの優先度情報を要求するために、移動スイッチングセンタから第1の基地局に送信されるPACA質問メッセージと、
要求される優先度情報を含み、PACA質問メッセージに応答して第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信されるPACA質問肯定応答メッセージと、
PACA認証と、第1の移動局からの第1の通話要求に関係する優先レベルとを示し、移動スイッチングセンタから第2の基地局に対するPACAコマンドメッセージと、
通話要求が許可され、第1の移動局に関係する優先レベルに基づいて、第2の基地局に関係するキュー中に置かれたことを示し、キュー内の第1の移動局の位置も示す、第2の基地局から第1の移動局に対する第1のPACAメッセージとをさらに含む請求項1記載のプロトコル。 - 第1の移動局が第1の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含み、第1の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間における、第2の基地局から第1の移動局に対する第2のPACAメッセージと、
第1の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含み、第1の移動局から第2の基地局に送信される第2の発信メッセージとをさらに含む請求項13記載のプロトコル。 - 第2の基地局に関係するキュー中で保留中の複数の通話はそれぞれ異なる関係する優先レベルを有し、第2の基地局は優先度の順序でキュー中の保留通話を処理し、より低い優先度の通話の前に最高の優先度の通話がリソースに割り当てられ、第1の移動局からの第1の通話要求は、関係する優先レベルに基づいて第2の基地局に関係するキュー中に配置される請求項13記載のプロトコル。
- 複数の通話は、異なる時間に第2の基地局に到着し、同一の関係する優先レベルでキュー中に保留されており、第1の基地局は到着時間の順序でキュー中の保留通話を処理し、より遅い到着時間を有する保留通話の前に最も早い到着時間を有する通話がリソースに割り当てられ、第1の移動局からの第1の通話要求は、第1の基地局における第1の通話要求の到着時間に基づいて、第2の基地局に関係するキュー中に配置される請求項13記載のプロトコル。
- 第1の通話要求が第1の基地局に関係するキュー中で依然として保留中の間に、第1の移動局が第2の通話を発信し、
前記プロトコルは、
PACA要求を示すデータと、第2の通話要求が第1の移動局により開始されることを示す優先アクセスチャネル割当発信要素とを含み、第1の移動局からの第2の通話要求のために第1の移動局から第1の基地局に送信される第2の発信メッセージと、
第1の移動局からの第2の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データを含み、第2の基地局から移動スイッチングセンタに送信されるサービス要求メッセージと、
優先アクセスチャネル割当認証と、第1の移動局からの第2の通話要求に関係する優先レベルとを示し、移動スイッチングセンタから第1の基地局に対するPACAコマンドメッセージと、
第2の通話要求が許可され、第1の移動局からの第2の通話要求に関係する優先レベルに基づいて、第1の基地局に関係するキュー中に置かれ、第1の移動局からの第1の通話要求はキャンセルされてキューから除去されることを示し、第1の基地局から第1の移動局に対する第2のPACAメッセージとをさらに含み、
第2のPACAメッセージはキュー内の第1の移動局からの第2の通話要求の位置も示す請求項1記載のプロトコル。 - 第1の移動局が第2の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含み、第1の移動局からの第2の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間における、第1の移動局に対する第3のPACAメッセージと、
第2の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含み、第1の移動局から第1の基地局に送信される第3の発信メッセージとをさらに含む請求項17記載のプロトコル。 - 複数の移動局、第1の基地局および移動スイッチングセンタを有するワイヤレス通信システム中で使用する優先アクセスチャネル割当(PACA)通信プロトコルの方法において、
PACA要求を示すデータと、第1の通話要求が第1の移動局により開始されることを示すPACA発信要素とを含む第1の発信メッセージを、第1の移動局からの第1の通話要求のために、複数の移動局の内の第1の移動局から第1の基地局に送信することと、
第1の移動局からの第1の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データと、PACA再発信インジケータ要素とを含むサービス要求メッセージを、第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信することと、
PACA認証と第1の移動局からの第1の通話要求に関係する優先レベルとを示すPACAコマンドメッセージを、移動スイッチングセンタから第1の基地局に送信することと、
第1の移動局からの第1の通話要求が許可され、第1の基地局に関係するキュー中に置かれたことを示し、キュー内の第1の通話要求の位置も示す、第1のPACAメッセージを第1の基地局から第1の移動局に送信することと、
前記第1の移動局に対して利用可能なチャネルを検出し、前記利用可能なチャネルを前記第1の移動局に知らせることと、
前記PACA再発信インジケータ要素に対応する少なくとも1つの要素を含む再発信メッセージを、前記第1の移動局から前記基地局に送信することと、
PACA認証処理なく、前記利用可能なチャネルを前記第1の移動局に割り当てることとを含む方法。 - 第1の移動局が第1の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含む第2のPACAメッセージを、第1の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間において、第1の移動局に送信することと、
第1の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含む第2の発信メッセージを、第1の移動局から第1の基地局に送信することとをさらに含む請求項19記載の方法。 - キュー中で保留中の複数の通話はそれぞれ異なる関係する優先レベルを有し、第1の基地局は優先度の順序でキュー中の保留通話を処理し、より低い優先度の通話の前に最高の優先度の通話がリソースに割り当てられる請求項19記載の方法。
- 複数の通話は、異なる時間に第1の基地局に到着し、同一の関係する優先レベルでキュー中に保留されており、第1の基地局は到着時間の順序でキュー中の保留通話を処理し、より遅い到着時間を有する通話の前に最も早い到着時間を有する通話がリソースに割り当てられる請求項19記載の方法。
- 発信メッセージに応答して、第1の基地局から移動局に基地局肯定応答メッセージを送信することをさらに含む請求項19記載の方法。
- PACAコマンドメッセージの受信を肯定応答するために、第1の基地局から移動スイッチングセンタにPACA完了メッセージを送信することをさらに含む請求項19記載の方法。
- 第1のPACAメッセージの送信後で、かつ第2のPACAメッセージの送信前に、キュー内の第1の通話要求の位置の変化を示すデータを含む第3の発信メッセージを第1の移動局から第1の基地局に送信することをさらに含む請求項19記載の方法。
- 第3の発信メッセージは、第1のPACAメッセージの送信後で、かつ第2のPACAメッセージの送信前の複数の時間に、第1の移動局から第1の基地局に送信され、複数の第3の発信メッセージのそれぞれはキュー内の第1の通話要求の位置の変化を示すデータを含む請求項25記載の方法。
- 第1の加入者は、予め割り当てられたデフォルト優先レベルと予め割り当てられた最大優先レベルとを有し、
方法は、
予め割り当てられた最大優先レベルを超えない優先レベルを有する代替PACA要求を示すデータを含めるようにPACA要求を示すデータを変更するために、発信メッセージを変更することをさらに含む請求項19記載の方法。 - 第1の移動局を識別する認証メッセージを送信することをさらに含み、PACA拒否メッセージは、第1の移動局がPACA要求を行うことについて認証されていないことを示すメッセージである請求項19記載の方法。
- 第1の基地局は、通話要求を拒否してキューから保留通話を除去することによってPACA拒否メッセージに応答する請求項28記載の方法。
- 移動スイッチングセンタは、第1の基地局から受信されたサービス要求メッセージからリソースの利用可能性を検出する請求項19記載の方法。
- 第1の移動加入者は、第1の基地局により制御される第1のセルから第2の基地局により制御される第2のセルに移動し、その後、第2の基地局と通信し、複数の基地局および移動スイッチングセンタと通信する複数のセルを有するワイヤレス通信システム中で使用するためのものであり、
前記方法は、
PACA要求を示すデータと、通話が第1の移動局により開始される転送通話であることを示すPACA発信要素とを含む第2の発信メッセージを、第1の移動局から第2の基地局に送信することと、
第1の移動局からの第2の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データを含むサービス要求メッセージを、第2の基地局から移動スイッチングセンタに送信することと、
第1の基地局からの優先度情報を要求するために、移動スイッチングセンタから第1の基地局にPACA質問メッセージを送信することと、
要求された優先度情報を含むPACA質問肯定応答メッセージを、PACA質問メッセージに応答して、第1の基地局から移動スイッチングセンタに送信することと、
PACA認証と、第1の移動局からの第1の通話要求に関係する優先レベルとを示すPACAコマンドメッセージを、移動スイッチングセンタから第2の基地局に送信することと、
通話要求が許可され、第1の移動局に関係する優先レベルに基づいて第2の基地局に関係するキュー中に置かれたことを示し、キュー内の第1の移動局の位置も示す第1のPACAメッセージを、第2の基地局から第1の移動局に送信することとをさらに含む請求項19記載の方法。 - 第1の移動局が第1の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含む第2のPACAメッセージを、第1の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間において、第2の基地局から第1の移動局に送信することと、
第1の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含む第2の発信メッセージを、第1の移動局から第2の基地局に送信することとをさらに含む請求項31記載の方法。 - 第2の基地局に関係するキュー中で保留中の複数の通話はそれぞれ異なる関係する優先レベルを有し、第2の基地局は優先度の順序でキュー中の保留通話を処理し、より低い優先度の通話の前に最高の優先度の通話がリソースに割り当てられ、第1の移動局からの第1の通話要求は、関係する優先レベルに基づいて第2の基地局に関係するキュー中に配置される請求項32記載の方法。
- 複数の通話は、異なる時間に第2の基地局に到着し、同一の関係する優先レベルでキュー中に保留されており、第1の基地局は到着時間の順序でキュー中の保留通話を処理し、より遅い到着時間を有する保留通話の前に最も早い到着時間を有する通話がリソースに割り当てられ、第1の移動局からの第1の通話要求は、第1の基地局における第1の通話要求の到着時間に基づいて、第2の基地局に関係するキュー中に配置される請求項31記載の方法。
- 第1の通話要求が第1の基地局に関係するキュー中で依然として保留中の間に、第1の移動局が第2の通話を発信し、
前記方法は、
PACA要求を示すデータと、第2の通話要求が第1の移動局により開始されることを示すPACA発信要素とを含む第2の発信メッセージを、第1の移動局からの第2の通話要求のために第1の移動局から第1の基地局に送信することと、
第1の移動局からの第2の発信メッセージにおいて送信されたPACA発信要素に基づくPACA要求データを含むサービス要求メッセージを、第2の基地局から移動スイッチングセンタに送信することと、
PACA認証と、第1の移動局からの第2の通話要求に関係する優先レベルとを示すPACAコマンドメッセージを、移動スイッチングセンタから第1の基地局に送信することと、
第2の通話要求が許可され、第1の移動局からの第2の通話要求に関係する優先レベルに基づいて第1の基地局に関係するキュー中に置かれ、第1の移動局からの第1の通話要求はキャンセルされてキューから除去されることを示し、キュー内の第1の移動局からの第2の通話要求の位置も示す第2のPACAメッセージを、第1の基地局から第1の移動局に送信することとをさらに含む請求項19記載の方法。 - 第1の移動局が第2の通話要求を再発信しなければならないことを示すデータを含む第3のPACAメッセージを、第1の移動局からの第2の通話要求を処理するためにリソースが利用可能である後続の時間において、第1の移動局に送信することと、
第2の通話要求の再発信を示す値に設定されたPACA発信要素を含む第3の発信メッセージを、第1の移動局から第1の基地局に送信することとをさらに含む請求項35記載の方法。
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