JP4326198B2 - パイプ継手構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、集合住宅、戸建住宅の給水給湯用樹脂配管にて代表される各種配管用の継手として使用されるパイプ継手構造にかかるものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来から用いられているパイプ継手構造の一部断面図である。図中、1はパイプ継手の本体部であり、二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成されている。深部側の段差部2bは挿入されるパイプの止め部を構成し、浅部側の段差部2a内に順次Oリング受け板3、Oリング4、パイプ保持部材(コレツト)5が挿入され、最後にキャップ6が螺着され、これらが所定位置になるようにされる。コレット5には内側に突出する爪5aを備えるものであって、コレット5の外側表面はキャップ6に向かって傾斜面又はR曲面(以下、テ−パ−という)5bとされている。一方、コレット5のテ−パ−5bに対向するように、キャップ6の内周側に逆テ−パ−6aが形成されている。
【0003】
パイプの接続は、キャップ6側からパイプPを挿入し、コレット5、Oリング4、受け板3を通過し、段差部2bのパイプ止め位置まで挿入して完了となる。コレツト5は、通常は合成樹脂と金属爪部5aの複合材料からなり、パイプ挿入側に複数のスリット5eを有した構造である。コレツト爪部5aの内径は挿入されるパイプPの外径よりやや小さく設計され、一般的にはパイプPの外径よりも0.2〜0.5mm程度小さくなる。このような構成としたため、パイプPの挿入時にはコレツト2の先端が開く機構となる。
【0004】
そして、水圧が加わった場合にはパイプPとコレツト5が共にパイプ継手の外側に押し出される挙動をなし、キャップ6の内側のテ−パ−6aとコレツト5の外側のテ−パ−面5bが接触し、圧力が更に加わることによりコレツト5の爪部5aがパイプPの外表面に食い込む機構であり、これによりパイプPの保持がなされることになる。又、止水はOリング4にて確保されるものであり、Oリング4の内径もパイプPの外径よりも小さく、一般的にはパイプ継手本体部1とパイプPの外径とで形成される空間と継手組み込み前のOリング4の線径の差の比率(潰し率)は5〜20%程度となっている。
【0005】
しかるに、パイプ継手本体1内にパイプPが挿入される際、図2に示すようにOリング4を広げつつ挿入することになるが、その抵抗が大きいため、パイプPの先端がOリング4よりも内部に挿入されない状態でパイプPの挿入が終了したと勘違いするケ−スもあり、この場合、差込不足となり止水性は確保されない。又、コレツト5の下面が安定しないため、図3に示すようにパイプPを斜めに挿入してしまうことがあり、この場合にもパイプPの挿入が不完全となり、差し込み不足が起こって止水性は確保されなくなる。
【0006】
更に、パイプPの差込時にOリング4を横方向に押圧することになるが、場合によっては、Oリング4が内部にはみ出し、パイプPの先端にてOリング4を削り落としたり、完全に段差部2a内より脱落させてしまう場合があり、これ又、結果として漏水を招くものであった。
【0007】
上記のようなOリング4の予期しない挙動に対しては、図4に示すようにOリングハウス7を設けることで解決するが、パイプ継手本体部1が金属製の場合はOリングハウス7を設けることができるが、パイプ継手本体部1が合成樹脂製の場合には、このようなアンダーカット構造は成形不可能であった。
【0008】
更に、組立作業工程において図5に示すようにコレツト5を逆さまに組み込む可能性があった。この場合、この逆さまな状態にあっても現場での取り付け施工においてパイプPの差込が可能であるため、施工が完了したこととなってしまうおそれがあるが、施工後にコレツト5のパイプPの保持機能が発揮できず、漏水に繋がる場合があった。このため、コレツト5の逆さま組み込み防止のために工程内検査に多大な工数を要していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のパイプ継手構造の欠点を改良するためのものであり、パイプPの挿入時の差込力や差し込み方向を安定させ、Oリング4の脱落や切断を無くし、コレツト5が逆さまに組み込まれた場合にはパイプPが差し込めないか、継手のキャップ6が閉められない構造とし、施工現場での漏水発生のリスクを無くすパイプ継手構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明の要旨は、パイプ継手本体部1に二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成され、深部側の段差部2bは挿入されるパイプの止め部を構成し、浅部側の段差部2a内に、順次Oリング4、内側に突出する爪5aを備えるコレット5が挿入され、最後にキャップ6が螺着され、コレット5の外側表面はキャップ6に向かってテ−パ−5bとされ、一方、これに対向する逆テ−パ−6aがキャップ6の内周側に形成されてなるパイプ継手構造であって、コレット5を内包する筒部21と、その先端にパイプ継手本体部1の先端部分1aに引っ掛ける外向きのフランジ部22と、後端にはコレット5の侵入を阻止する内向きのフランジ部23とを備えたコレット収納部材20を挿入し、当該内向きのフランジ部23の裏側面と段差部2c間にOリング4を収納する空間25を設けたことを特徴とする。
【0011】
特に、コレット5の逆向きの挿入に対して言えば、コレット収納部材20の内向きのフランジ部23に前記コレット5のテ−パ−5bの先端5dが嵌り込む大きさの、好ましくは、コレット5のテ−パ−5bと対向する逆テ−パ−26aを備えた凹段部26を形成するものである。
【0013】
第2発明の要旨は、パイプ継手本体部1に二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成され、深部側の段差部2bは挿入されるパイプの止め部を構成し、浅部側の段差部2a内に、順次Oリング4、内側に突出する爪5aを備えるコレット5が挿入され、最後にキャップ6が螺着され、コレット5の外側表面はキャップ6に向かってテ−パ−5bとされ、一方、これに対向する逆テ−パ−6aがキャップ6の内周側に形成されてなるパイプ継手構造であって、パイプ継手本体部1の胴部2に係止され、コレット5を内包する筒部21と、後端にコレット5の侵入を阻止する内向きのフランジ部23とを備えたコレット収納部材20を挿入し、当該内向きのフランジ部23の裏側面と段差部2a間にOリング4を収納する空間25を設け、前記コレットが正常に挿入された状態では、コレット収納部材20の筒部21の内周面より外向きに突出する突部5fを前記コレット5のテーパー5bの深部側に形成したことを特徴とし、コレツト5を逆さまに組込んだ場合にはキャップ6閉めができないようにした構造のものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、第1発明を中心として本発明のパイプ継手構造を説明するが、その最大の特徴は、コレットを内包する筒部とその先端にパイプ継手本体部の先端部分に引っ掛ける外向きのフランジ部と、後端にはコレットの侵入を阻止する内向きのフランジ部を備えたコレット収納部材をパイプ継手本体部に挿入してなるものである。これによってパイプ継手本体部内におけるコレットの動き・傾きを規制し、パイプの挿入時の挿入抵抗による挿入不足やパイプの挿入方向を規制することが可能となったもので、漏水の発生を極めて低減できたものである。
【0015】
しかも、このコレット収納部材の侵入をある程度以上制限したことにより、Oリングの収納空間を確保したものであって、Oリング側における前記のような不測の事態も回避できたものであり、これ又、漏水の発生を防止することとなったものである。
【0016】
更に言えば、コレットを逆向きに挿入して組み立ててしまうことを阻止するために、コレット収納部材の内向きのフランジ部に前記コレットのテ−パ−先端が嵌り込む大きさの、好ましくは、コレットのテ−パ−と対向するテ−パ−を備えた凹段部を形成すること、即ち、コレツトが逆さに組み込まれた場合、コレットの先端がこの凹段部内に嵌ってしまい、キャップが閉められない構造とし、或いはパイプPのこれ以上の挿入が困難になるように構成したもので、施工現場での漏水発生のリスクを無くすこととしたものである。尚、本各発明でいうテ−パ−とは、前記したように傾斜面又は先側の細い曲面を含むものである。
【0018】
第2発明について言及すれば、コレットが逆向きに挿入された場合、コレットの外表面に形成した突部の存在によりコレットがこれ以上挿入することはできず、これによってキャップがねじ込まれることはなく、コレットが逆向きであることが即座に分かるという構造となっている。
【0019】
パイプ継手本体について言えば、例えばCAC406、CAC406Cの砲金等の金属材料の他、耐水性、耐熱性、耐磨耗性、耐衝撃性、耐塩素性及び衛生面に優れた、例えばポリブテンにて代表される合成樹脂材料が望ましい。
【0020】
コレットは通常はSUS304にて代表されるステンレス製の爪部と、これを包む合成樹脂の複合構造であるのがよく、この合成樹脂材料としては、PEEKにて代表される耐熱性、耐薬品性、耐ストレスクラッキング性能、強度等に優れた材料が選択される。
【0021】
キャップには一般的な金属材料、合成樹脂材料が使用可能であり、代表的には、砲金(CAC406C)、66ナイロンが用いられる。
【0022】
OリングにはEPDM、NBR等の耐水性、耐熱性、耐薬品性、耐塩素性等に優れたゴム材料の使用が望ましい。
【0023】
コレツト収納部材の使用材料としては、PEEK、ポリサルフォン、変性PPE、ポリアセタール、PPS等の耐熱、耐水、強度、寸法安定性に優れた合成樹脂材料が望ましいが、ステンレス製の金属材料も適用できる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明のパイプ継手構造を図面をもって更に詳細に説明すると、図6は第1発明のパイプ継手構造の好ましい例における分解斜視図であり、図7は各部材が組み立てられた際の部分断面図及びその主要部における拡大断面図である。パイプ継手本体1には二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成される。そして、深部側の段差部2bは挿入されるパイプPの止め部を構成するものであり、ここまでパイプPが差し込まれることによってパイプPとコレット5及びOリング4が一体となり、完全に漏水がなくなるものである。そして浅部側の段差部2a内には、Oリング4、コレット収納部材20、内側に突出する爪5aを備えるコレツト5が挿入され、最後にキャップ6が螺着されて組立が終了する。
【0025】
ここでコレット5とキャップ6との関係を述べると、コレット5の外側表面はキャップ6に向かってテ−パ−5bとされ、一方、これに対向する逆テ−パ−6aがキャップ6の内周側に形成されているものであって、パイプPの表面にコレット5の爪5aが食い込み、パイプPに内圧が掛かって抜け出ようとする動きに対し、挙動を一にするコレット5の外側表面のテ−パ−5bとキャップ6の逆テ−パ−6aが接触しあい、コレット5を更に径方向に圧縮し、パイプPに対する爪5aの食い込みを更に強固にするものであり、ここにパイプPの抜けが防止されることになる。
【0026】
さて、本発明の最も特徴とするコレット収納部材20について述べると、コレット5を内包する筒部21とその先端にパイプ継手本体部1の先端部分1aに引っ掛ける外向きのフランジ部22と、後端にはコレット5の侵入を阻止する内向きのフランジ部23を備えたものである。そして、この例では内向きのフランジ部23にコレット5のテ−パ−5b先端が嵌り込む大きさの凹段部26が形成されたものであり、この凹段部26はコレット5のテ−パ−5bと対向するように逆テ−パ−26aとなっている。
【0027】
このようにしたコレット収納部材20はパイプ継手本体部1内において、内部にコレット5を収容した状態でフランジ部22とパイプ継手本体部1の先端部分1aとが引っ掛かりあってそれ以上の侵入を阻止し、一方、内向きのフランジ23の裏側にOリング4を収容する空間25を備えたものであり、フランジ部23はコレット5の後端5cとほぼ一致している。このため、パイプPが挿入された際でもコレット5を内包する筒部21、フランジ部23によってコレット5の傾き等の挙動を制御し、しかもOリング4を収納する空間を確保したものである。このように、本発明のコレット収納部材20を用いることによって、パイプPの挿入力は安定し、確実に段部2bまで達することができ、かつOリング4を切断したり、脱落させたりすることもない。
【0028】
コレツト収納部材20とパイプ継手本体1とで形成されるクリアランスは、Oリング4の直径よりやや大きく、パイプPによる潰しを考慮して適切に確保されることが望ましい。コレツト5とコレット収納部材20の間に構成される空間は、コレツト5がパイプPの挿入により外側に開く寸法を確保し、必要最低限とすることが望ましい。コレツト収納部材20のフランジ部23の穴径は小さすぎるとパイプPの挿入が困難となり、大きすぎるとOリング4の通過前のガイド機能を失うので、パイプPの通過に支障のない最低限の大きさが望ましい。例えば、パイプPの外径が17mmの場合は、17.2〜17.7mm程度に設計することが望ましい。
【0029】
図8はパイプ継手の組立ての際の組立てミスを示すものであり、コレット5を逆向きにして組立てた際の半裁断面図及びその主要部の拡大断面図である。本実施例において、パイプPを挿入しようとする場合、パイプPの先端はコレツト5の爪5a部分に若干の引っ掛かりを生じる。そして、更にパイプPを押が込もうとするとコレツト5の先端5dがコレツト収納部材20の内向きのフランジ部23に形成した凹段部26内に嵌り込み、しかも、テ−パ−5bと逆テ−パ−26aとが接触することにより、コレット5の先端5dが閉じる方向に作用し、これに伴って爪5aも閉じるため、パイプPの差し込みは困難となってしまう。このことにより、パイプPの差し込み量の不足は作業者にすぐに分かり、コレット5が逆向きにして組み込まれていることが容易に判明するものであり、完了後に漏水をもたらすというミスもなくなるものである。
【0030】
図9は第1の参考発明の半裁断面図である。概略は第1発明の場合とほぼ同じであるが、パイプ継手本体1は金属製のものであり、コレット収納部20Aがパイプ継手本体と一体として形成されたものである。機能及び奏する効果等はほぼ同じであり省略する。
【0031】
図10は第2発明のパイプ継手構造の半裁断面図である。すでに説明した符号についてはここでは省略するが、コレット収納部材20は胴部2の内面に係止されるが、その係止手段は任意であり、例えば、キャップ6が螺合される前に螺合したり、キャップ6の内先端6bに当接されて係止される方法等がある。
【0032】
用いられるコレット5は外側表面に楔状の突部5fを備えたものであり、その位置はコレット5が正常に挿入された際にはコレット収納部材20の先端とは接触しない位置に形成され、図11にて示すように、逆方向にして挿入された際にはコレット収納部材20の先端と当接してコレット5の侵入を阻止する構造である。言い換えれば、突部5fとコレット5の後端5cまでの距離よりも突部5fとコレット先端5dまでの方が小さい構造とするのがよい。こうすることによって、通常は完全に螺合できるはずのキャップ6の螺合が途中で終わってしまうため、キャップ6が浮いた状態となり、一目でコレット5が逆向きに挿入されていることが分かる。
【0033】
【発明の効果】
本発明のようなパイプ継手構造を採用したため、パイプの差込不足、Oリングの切れ、脱落がなくなり、コレツトが逆さま組み込みされた際でもその確認が容易となり、漏水発生のリスクが極めて低減することとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来のパイプ継手構造の部分断面図である。
【図2】図2はパイプ挿入時の不具合を示す半裁断面図である。
【図3】図3はパイプ挿入時の不具合を示す別例の半裁断面図である。
【図4】図4は従来のパイプ継手構造の別例の半裁断面図である。
【図5】図5はパイプ継手を組立てる際の不具合を示す半裁断面図である。
【図6】図6は第1発明のパイプ継手構造の分解斜視図である。
【図7】図7は第1発明のパイプ継手構造の部分断面図及びその主要部の拡大断面図である。
【図8】図8はパイプ継手の組立ての際の組立てミスを示す半裁断面図及びその主要部での拡大断面図である。
【図9】図9は第1の参考発明の半裁断面図である。
【図10】図10は第2発明のパイプ継手構造の半裁断面図である。
【図11】図11はパイプ継手の組立ての際の組立てミスを示す半裁断面図である。
【符号の説明】
1‥パイプ継手本体、
1a‥パイプ継手本体部の先端部分、
2‥胴部、
2a、2b‥胴部に形成した段差部、
4‥Oリング、
5‥コレット、
5a‥爪、
5b‥コレット外側表面のテ−パ−、
5c‥コレットの後端、
5d‥コレットの先端、
5e‥スリット、
5f‥突部、
6‥キャップ、
6a‥キャップの逆テ−パ−、
20‥コレット収納部材、
20A‥コレット収納部,
21‥筒部、
22‥外向きのフランジ部、
23‥内向きのフランジ部、
25‥内向きフランジの裏側の空間、
26‥凹段部、
26a‥凹段部の逆テ−パ−、
P‥パイプ。

Claims (3)

  1. パイプ継手本体部1に二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成され、深部側の段差部2bは挿入されるパイプの止め部を構成し、浅部側の段差部2a内に、順次Oリング4、内側に突出する爪5aを備えるコレット5が挿入され、最後にキャップ6が螺着され、コレット5の外側表面はキャップ6に向かってテ−パ−5bとされ、一方、これに対向する逆テ−パ−6aがキャップ6の内周側に形成されてなるパイプ継手構造であって、
    コレット5を内包する筒部21と、その先端にパイプ継手本体部1の先端部分1aに引っ掛ける外向きのフランジ部22と、後端にはコレット5の侵入を阻止する内向きのフランジ部23とを備えたコレット収納部材20を挿入し、
    当該内向きのフランジ部23の裏側面と段差部2a間にOリング4を収納する空間25を設けたことを特徴とするパイプ継手構造。
  2. パイプ継手本体部1に二つの段差部2a、2bを持つ胴部2が形成され、深部側の段差部2bは挿入されるパイプの止め部を構成し、浅部側の段差部2a内に、順次Oリング4、内側に突出する爪5aを備えるコレット5が挿入され、最後にキャップ6が螺着され、コレット5の外側表面はキャップ6に向かってテ−パ−5bとされ、一方、これに対向する逆テ−パ−6aがキャップ6の内周側に形成されてなるパイプ継手構造であって、
    パイプ継手本体部1の胴部2に係止され、コレット5を内包する筒部21と後端にコレット5の侵入を阻止する内向きのフランジ部23とを備えたコレット収納部材20を挿入し、当該内向きのフランジ部23の裏側面と段差部2a間にOリング4を収納する空間25を設け、前記コレットが正常に挿入された状態では、コレット収納部材20の筒部21の内周面より外向きに突出する突部5fを前記コレット5のテーパー5bの深部側に形成したことを特徴とするパイプ継手構造。
  3. コレツト5の突部5fにおける外径よりもコレツト収納部材20の上部内径を小さくし、コレツト5を逆さまに組込んだ場合にはキャップ6閉めができないようにした請求項2記載のパイプ継手構造。
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