以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な第1及び第2の実施の形態を順に詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図27を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の組織図編集装置10の構成を示す。
本実施の形態では、組織図編集装置10が企業、団体などのトレイン人事の組織図を編集及び表示してシミュレーションする構成とする。また、組織図は、企業のものとし、配属される人員が社員である場合を説明するが、これに限定されるものではない。また、トレイン人事の組織図は、少なくとも1つの所属を有し、各所属に少なくとも1つの予め決められた数のポストが対応付けられている。このポストに、社員を配属させる。
図1に示すように、組織図編集装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、記録媒体入出力部17と、を備えて構成され、各部がバス18に接続される。
CPU11は、組織図編集装置10内の各部を中央制御する。CPU11は、記憶部15に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。この各種処理の実行主体を、制御部111とする。
制御部111は、ソフトウェアにより実現するものとして説明するが、これに限定されるものではなく、回路などのハードウェアとして実現される構成としてもよい。
操作部12は、キーボードと、マウスなどのポインティングデバイスとを備え、ユーザから入力された情報を入力信号として受け付け、その入力信号をCPU11に送信する。RAM13は、前記プログラム、入力データ及び処理結果などを格納するワークエリアを有し、情報を一時的に格納する。
表示部14は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、CPU11からの表示信号に基づいて各種情報が表示される。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)などの情報の読み書き可能な記録媒体を備えて構成され、各種データ及び各種プログラムが記憶される。記録媒体としては、HDD、フラッシュメモリなどの固定式のものに限定されず、携帯式HDD、CD−RW(CD ReWritable)などの可搬のものを含めてもよい。また、記憶部15は、書き換え不要なプログラム及びデータをROM(Read Only Memory)などの読み出し専用の記録媒体に記憶する構成としてもよい。
通信部16は、有線、無線の通信ネットワークに接続され、PC(Personal Computer)、サーバなどの外部機器との通信を介する。また、無線通信、通信ケーブルなどにより外部機器とピアツーピア接続される構成としてもよい。
記録媒体入出力部17は、フレクシブルディスク、CD−RW、DVD(Digital Versatile Disk)−RWなどの可搬の記録媒体がセットされ、CPU11の指示により、その記録媒体に記録されている情報を読み出して各種情報を入力し、また各種情報をその記録媒体に記録して出力する。また、入力装置及び記録装置に分けられる構成で、これに対応する記録媒体が使用される構成としてもよい。
次に、図2〜図5を参照して、組織図編集装置10で取り扱うデータの構成を説明する。図2に、編集前の組織図データ20の構成を示す。図3に、編集後の組織図データ30の構成を示す。図4に、各種情報の構造を示し、(a)に所属情報構造40及び社員情報構造50の構成を示し、(b)に所属情報構造及び社員情報構造のツリー構造を示す。図5に、対象者のCSVファイル60の構成を示す。
図2に示すように、例えば、記憶部15に記憶される編集前の組織図データ20は、所属を識別する所属コード21と、上位に位置する所属を識別する上位所属コード22と、所属コード21の階層を識別する階層番号23と、上位所属コード22の階層を識別する上位階層番号24と、組織図所属名25と、所属に配属される社員の定員人数26と、所属に関する所属情報27と、社員を識別する社員番号28と、社員の氏名29と、社員に関する生年月日などの社員情報2Aと、社員を異動した場合の前任者情報2Bとの項目を有し、各項目を有するレコードにより構成される。
編集前であるので、前任者情報2Bが空欄となっている。また、組織図データ20のレコードは、所属に関するレコード(所属レコード)と、社員に関するレコード(社員レコード)とが交互に構成されている。例えば、ある所属レコードの次に、その所属レコードに配属される社員の社員レコードがくるように構成される。
図3に示すように、編集後の保存対象の組織図データ30は、組織図データ20と同様に、所属コード31と、上位所属コード32と、階層番号33と、上位階層番号34と、組織図所属名35と、定員人数36と、所属情報37と、社員番号38と、氏名39と、社員情報3Aと、前任者情報3Bとの項目を有し、各項目を有するレコードにより構成される。編集後であるので、前任者情報3Bが埋められ、氏名39と前任者情報3Bとが異なる社員が異動された人となる。
上記組織図データ及びその他の情報などから得られ、後述する第1の組織図編集処理実行中にRAM13に保持される情報の構造は、図4に示すようになる。図4(a)に示すように、各所属に関する情報の構造として所属情報構造40は、所属情報構造のツリー接続に関する所属ツリー情報41と、下位の所属(子所属)情報構造のツリー接続に関する子所属ツリー情報42と、所属に配属される社員情報構造のツリー接続に関する社員情報ツリー情報43と、画面上の所属の表示座標情報44と、画面表示される情報などの所属情報45と、を含む。
各社員に関する情報の構造として社員情報構造50は、ポストに対応する情報であり、社員情報構造のツリー接続に関する社員ツリー情報51と、社員などの状態を示す状態フラグ52と、画面上の社員の表示座標情報53と、画面表示される情報などの社員情報54と、社員の前任者を示す前任者情報55と、を含む。状態フラグ52は、例えば、その社員がポストに在席している状態としての在席、定員を超えて配属されている状態としての超過席、社員がそのポストに配属されていない空席などとなる。状態フラグ52が空席の場合、社員情報構造50に社員に関する情報が含まれない(前任者情報は含まれうる)。
所属情報構造40と、社員情報構造50とは、図4(b)に示すように、ツリー構造の関係を有し、所属とこれに配属される社員の関係と同様である。所属情報構造同士は、下層の下位所属ツリー又は同じ階層の所属ツリーにより接続される。各所属情報構造には、社員ツリーにより社員情報構造が接続される。
一覧画面に対応する社員は、一覧画面の所属情報構造40の下に、その社員の社員情報構造50がツリー接続する形で構成される。また、異動者一覧画面の社員も、異動者の所属情報構造40の下の社員情報構造50のように構成して管理される。同様にして、所属に配属されていない無所属社員なども管理される。
次いで、図5に示すように、新たな異動者などの情報を有するCSV(Comma Separated Value)ファイル60は、処理区分61と、その社員を識別する社員番号62と、氏名63と、社員に関する社員情報64とを含む。処理区分は、その番号により、採用者、異動者、自席昇任(者)、異動+承認(者)、退職者に分けられる。処理区分は、無所属者など他の区分及び組合せを有する構成としてもよい。
以下、異動者、採用者、退職者などの異動の対象となる人員を異動対象者とする。
次に、図6〜図27を参照して、組織図編集装置10の動作を説明する。先ず、図6を参照して、組織図編集装置10において実行される、組織図を編集してトレインシミュレーションを行う第1の組織図編集処理を説明する。図6に、第1の組織図編集処理を示す。
例えば、操作部12を介してユーザから第1の組織図編集処理の実行開始が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されてRAM13に格納された第1の組織図編集プログラムと、CPU11との協働により、第1の組織図編集処理が実行される。以下、この処理主体を制御部11とする。
図6に示すように、先ず、ユーザからの操作部12を介するキー入力、クリックダウン又はクリック解除の入力により、次に行う処理が指定入力される(ステップS1)。そして、指定入力の種類が判別される(ステップS2)。入力がない場合(ステップS2;無)、ステップS1に移行される。入力が第1の組織図編集処理の終了指示である場合(ステップS2;終)、第1の組織図編集処理が終了される。入力が各種処理である場合(ステップS2;各種処理)、各種処理が実行され(ステップS3)、ステップS1に移行される。
各種処理とは、具体的にいうと、それぞれ後述する、組織図読み込み表示処理と、組織図データ保存処理と、対象者CSV読み込み処理と、所属情報編集処理と、空席又は超過席検索処理と、クリックダウン処理と、クリック解除処理とである。
次いで、図7〜図12を参照して、ステップS3の1つである組織図読み込み表示処理を説明する。組織図読み込み表示処理は、組織図データを読み込んで、その組織図を作成して表示する処理である。図7に、組織図読み込み表示処理を示す。図8に、組織図読み込み表示処理内の組織図データ読み込み処理を示す。図9に、組織図読み込み表示処理内の組織図表示処理を示す。図10に、各表示領域を示す。図11に、組織図表示処理内の所属社員表示処理を示す。図12に、組織図読み込み表示処理実行後の表示画面A1を示す。
組織図読み込み表示処理では、入力された組織図データ20から、所属情報構造40及び社員情報構造50が作成されてRAM13内に格納される。
図7に示すように、ステップS1において組織図読み込み表示処理が指定されている場合に、先ず、組織図データ読み込み処理が実行される(ステップS11)。ここで、図8を参照して、組織図データ読み込み処理を説明する。図8に示すように、先ず、記憶部15や、記録媒体入出力部17にセットされた記録媒体から、組織図データ20が読み出されてRAM13に格納される(ステップS20)。そして、読み出した組織図データ20の未選択のレコードが1つ読み込まれる(ステップS21)。そして、そのレコードの種類が判別される(ステップS22)。社員レコードである場合(ステップS22;社員)、直前に選択された所属に対応して、RAM13内の社員情報構造50として、選択された社員レコードの情報がセットされる(ステップS23)。
そして、RAM13内の選択された社員の氏名29が前任者情報55に設定される(ステップS24)。そして、未選択のレコードの残りがあるか否かが判別される(ステップS25)。未選択のレコードの残りがある場合(ステップS25;YES)、ステップS21に移行される。未選択のレコードの残りがない場合(ステップS25;NO)、組織図データ読み込み処理が終了され、ステップS12に移行される。
所属レコードである場合(ステップS22;所属)、前レコードの種類が判別される(ステップS26)。前レコードがない場合(ステップS26;無)、RAM13内の所属情報構造40として、選択中の所属レコードの情報がセットされ(ステップS27)、ステップS25に移行される。
前レコードが所属レコードである場合(ステップS26;所属)、前所属レコードの定員人数26が0より大きいか否かが判別される(ステップS28)。前所属定員人数26が0である場合(ステップS28;NO)、ステップS27に移行される。前所属定員人数26が0より大きい場合(ステップS28;YES)、RAM13に、その定員人数分の、状態フラグ52が空席の社員情報構造50がセットされ(ステップS29)、ステップS27に移行される。
前レコードが社員レコードである場合(ステップS26;社員)、選択中の所属レコードの定員人数と、その下の社員レコードの数(社員数)とが比較される(ステップS30)。定員人数が社員数と同じである場合(ステップS30;定員=社員)、ステップS27に移行される。定員人数が社員数より大きい場合(ステップS30;定員>社員)、RAM13に、選択中の所属に対応する(定員人数−社員数)分の空席の社員情報構造50がセットされ(ステップS31)、ステップS27に移行される。
定員人数が社員数より小さい場合(ステップS30;定員<社員)、選択中の所属に対応する終端(最も下に表示される)の社員情報構造50がセットされる(ステップS32)。そして、そのセットされた社員情報構造50の状態フラグ52の超過席フラグがオンされる(ステップS33)。超過フラグがオンされた社員情報構造50には、後で、ステップS23、S24により社員の情報がセットされる。
そして、超過席フラグオン設定が(社員数−定員人数)回繰り返されたか否かが判別される(ステップS34)。(社員数−定員人数)回繰り返されていない場合(ステップS34;NO)、ステップS32に移行される。(社員数−定員人数)回繰り返された場合(ステップS34;YES)、ステップS27に移行される。
組織図データ読み込み処理が終了されると、図7に示すように、組織図表示処理が実行され(ステップS12)、ステップS1に移行される。ここで、図9を参照して、組織図表示処理を説明する。図9に示すように、先ず、未選択の所属情報構造40が選択される(ステップS41)。そして、選択された所属情報構造40の所属情報45の種類が判別される(ステップS42)。所属情報構造40は、本物の所属と、異動者などの一覧画面用のダミーの所属情報とがあるものとする。
所属情報が本物の所属の場合(ステップS42;所属)、選択中の所属に対応する各社員情報構造50の社員表示領域が算出されてRAM13に保持される(ステップS43)。社員表示領域は、例えば、図10に示す社員表示領域AR3,4,5である。そして、選択中の所属情報構造40の所属表示領域が算出される(ステップS44)。所属表示領域は、例えば、図10に示す所属表示領域AR1である。そして、社員込み表示領域が算出される(ステップS45)。社員込み所属表示領域は、例えば、図10に示す社員込み所属表示領域AR2である。
そして、次に選択する所属のために社員表示開始位置が補正される(ステップS46)。そして、所属表示領域がRAM13に保持される(ステップS47)。そして、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS48)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS48;YES)、ステップS41に移行される。所属情報が一覧画面用の場合(ステップS42;一覧画面)、その所属に対応する一覧画面用の社員情報構造50の表示情報が、表示部14の表示画面上に描画され(ステップS49)、ステップS48に移行される。
未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS48;NO)、所属社員表示処理が実行され(ステップS50)、組織図表示処理が終了され、ステップS1に移行される。ここで、図11を参照して、所属社員表示処理を説明する。先ず、未選択の所属情報構造40が選択され、その所属情報45と所属枠と所属接線とが表示部14の画面に描画される(ステップS51)。そして、選択中の所属に対応する未選択のポストが選択され、そのポスト枠が表示部14の画面に描画される(ステップS12)。ポストは、選択中の所属情報構造40にツリー接続される社員情報構造50に対応する。
そして、ポストの状態フラグ52により、ポストの状態値が在席であるか否かが判別される(ステップS53)。ポストの状態値は、ポストに社員が配置されている状態としての「在席」と、異動によってポストが空席となった状態としての「異動空席」と、退職によってポストが空席となった状態としての「退職空席」と、定員を超えて社員が配置されている状態としての「超過席」と、空席に社員を配置した状態としての「配置」と、定員を変更して追加された状態としての「追加」と、配置されている人員が昇任した状態としての「昇任」とがある。
ポストの状態値が在席である場合(ステップS54;YES)、選択中のポストが空席(状態値が、異動空席、退職空席又は追加)であるか否かが判別される(ステップS54)。ポストの状態値が在席でない場合(ステップS54;NO)、ポストの状態に対応する色が、表示部14の選択中のポスト枠内に描画され(ステップS55)、ステップS54に移行される。色は、各状態値でユニークな色とされる。
ポストの状態値が空席でない場合(ステップS54;NO)、選択中のポストに対応する社員情報54の氏名などが、表示部14の選択中のポスト枠内に描画される(ステップS56)。そして、未選択のポストの残りがあるか否かが判別される(ステップS57)。ポストの状態値が空席である場合(ステップS54;YES)、選択中のポストに対応する前任者情報55の氏名などが、表示部14の選択中のポスト枠内に描画され(ステップS58)、ステップS57に移行される。ステップS58は、ポスト追加により前任者情報がないときは描画されない。
未選択のポストの残りがある場合(ステップS57;YES)、ステップS52に移行される。未選択のポストの残りがない場合(ステップS57;NO)、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS59)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS59;YES)、ステップS51に移行される。未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS59;NO)、所属社員表示処理が終了され、ステップS1に移行される。
組織図読み込み表示処理実行により、例えば、図12に示すように、表示部14の表示画面A1において、組織図が、メイン画面B1内に所属枠に所属名を有する所属D1などの所属と、ポストC1内に社員の氏名を有する社員E1などの社員とを有する。また、ポストC11には、超過席の例が示され、他のポストとは異なり超過席を識別する色が描画されて区別されている。図12では、ポストC11の超過席状態以外の全てのポストで在席状態である例を示す。
次いで、図13を参照して、ステップS3の1つである組織図データ保存処理を説明する。組織図データ保存処理は、編集された(又は編集されていない)組織図を示す組織図データを保存する処理である。図13に、組織図データ保存処理を示す。
図13に示すように、ステップS1において組織図データ保存処理が指定されている場合に、先ず、無所属者がいるか否かが判別される(ステップS61)。例えば、RAM13に格納される、無所属者一覧画面の所属情報構造40に対応する社員情報構造50があるか否かにより判別される。無所属者がいない場合(ステップS61;NO)、異動者がいるか否かが判別される(ステップS62)。例えば、RAM13に格納される、異動者一覧画面の所属情報構造40に対応する社員情報構造50があるか否かにより判別される。異動者がいない場合(ステップS62;NO)、採用者がいるか否かが判別される(ステップS63)。例えば、RAM13に格納される、採用者一覧画面の所属情報構造40に対応する社員情報構造50があるか否かにより判別される。
採用者がいない場合(ステップS63;NO)、所属情報構造40及び社員情報構造50などから組織図データが作成されて記録媒体入出力部17や記憶部15に保存され(ステップS64)、組織図データ保存処理が終了され、ステップS1に移行される。保存する組織図データは、主に編集後の組織図データであり、例えば、組織図データ30とする。
無所属者がいる場合(ステップS61;YES)、異動者がいる場合(ステップS62;YES)、又は採用者がいる場合(ステップS63;YES)、各社員が存在する旨の警告ダイアログが表示部14の画面に表示される(ステップS65)。そして、ユーザからの操作部12を介する組織図データを保存するか否かの入力に基づいて、組織図データを保存するか否かが判別される(ステップS66)。組織図データを保存する場合(ステップS66;YES)、ステップS64に移行される。組織図データを保存しない場合(ステップS66;NO)、組織図データ保存処理が終了され、ステップS1に移行される。
次いで、図14及び図15を参照して、ステップS3の1つである対象CSV読み込み処理を説明する。対象CSV読み込み処理は、異動者などの情報が記憶されたCSVファイルを読み込みことにより、異動者などの情報を変更して組織図を表示する処理である。図14に、対象CSV読み込み処理を示す。図15に、対象CSV読み込み処理実行後の表示画面A2を示す。
図14に示すように、ステップS1において対象CSV読み込み処理が指定されている場合に、先ず、記憶部15や、記録媒体入出力部17にセットされた記録媒体に記憶された対象者のCSVファイルが読み出されてRAM13に格納される(ステップS70)。以下、読み出されたCSVファイルが、図5に示すCSVファイル60である例として説明する。
そして、読み出されたCSVファイル60の未選択のレコードが1つ選択されて読み込まれる(ステップS71)。そして、処理区分61が何であるかが判別される(ステップS72)。処理区分61が、採用者、異動者、自席昇任、異動+昇任及び退職者のいずれでもない場合(ステップS72;その他)、未選択のレコードの残りがあるか否かが判別される(ステップS73)。未選択のレコードの残りがある場合(ステップS73;YES)、ステップS71に移行される。
処理区分61が採用者である場合(ステップS72;採用者)、選択中のレコードの採用者に対応する採用者処理が行われる(ステップS74)。採用者処理は、例えば採用者に辞令を発令するための処理などである。そして、ダミーの採用者一覧画面の所属情報構造40にツリー接続される社員情報構造50に、その採用者の情報がセットされ(ステップS75)、ステップS73に移行される。具体的には、ダミーの採用者一覧画面の所属情報構造40にツリー接続される社員情報構造50に採用者の情報がセットされる。
処理区分61が異動者である場合(ステップS72;異動者)、選択中のレコードの移動者に対応する異動者処理が行われる(ステップS76)。異動者処理は、例えば異動者に辞令を発行するための処理などである。そして、その異動者に対応する社員情報構造50の状態フラグ52に空席フラグがオンされる(ステップS77)。そして、ダミーの異動者一覧画面の所属情報構造40にツリー接続される社員情報構造50に、その異動者の異動元の社員情報54などがセットされ(ステップS78)、ステップS73に移行される。ただし、異動元の前任者情報55は残される。
処理区分61が自席昇任である場合(ステップS72;自席昇任)、選択中のレコードの社員に対応する昇任処理が行われ(ステップS80)、ステップS73に移行される。具体的には、昇任処理は、例えば昇任者に辞令を発行するための処理と、選択中のレコードの社員の社員情報構造50の社員情報54の役職を昇任する処理などである。
処理区分61が異動+昇任である場合(ステップS72;異動+昇任)、選択中のレコードの社員(異動者)に対応する昇任処理が行われる(ステップS80)。そして、その異動者に対応する異動者処理が実行される(ステップS81)。そして、その異動者に対応する社員情報構造50の状態フラグ52に空席フラグがオンされる(ステップS82)。そして、その異動者の情報が異動者一覧画面ツリーにセットされ(ステップS83)、ステップS73に移行される。
処理区分61が退職者である場合(ステップS72;退職者)、選択中のレコードの退職者に対応する退職者処理が行われる(ステップS84)。退職者処理は、例えば退職者に辞令を発行するための処理などである。そして、その退職者に対応する社員情報構造50の状態フラグ52に空席フラグがオンされる(ステップS85)。そして、ダミーの退職者一覧画面の所属情報構造40にツリー接続される社員情報構造50に、その退職者の社員情報54などがセットされ(ステップS86)、ステップS73に移行される。
未選択のレコードの残りがない場合(ステップS73;NO)、組織図表示処理が実行され(ステップS87)、対象者CSV読み込み処理が終了され、ステップS1に移行される。ステップS87の組織図表示処理は、図7に示すステップS12と同様の処理である。
対象者CSV読み込み処理実行により、例えば、図15に示すように、表示部14の表示画面A2において、メイン画面B2の他に、異動者一覧画面B3と、採用者一覧画面B4とが表示される。CSVファイルの異動者及び採用者の情報の読み込みにより、メイン画面B2の組織図内の異動者が異動者一覧画面B3に移動されて、ポストC2,C3が空席で前任者表示される。また、新たな採用者が採用者一覧画面B4に表示されている。
次いで、図16〜図18を参照して、ステップS3の1つである所属情報編集処理を説明する。所属情報編集処理は、所属の情報を編集し、特に所属の定員人数の変更に対する組織図の変更を行う。図16に、所属情報編集処理を示す。図17に、所属編集ダイアログF1を示す。図18に、所属情報編集処理実行後の表示画面A3を示す。
図16に示すように、ステップS1において所属情報編集処理が指定されている場合に、先ず、ユーザの操作部12を介した編集実行指示などの入力に基づいて、編集対象の所属情報構造40が取得されて編集される(ステップS91)。ここでは、一度に1つの所属の情報を編集できるものとする。
例えば、ユーザからの操作部12のマウス操作により、表示画面上の編集対象のある所属情報がポインタにより位置が合せられて右クリックされて、所属情報編集メニューが選択されたとき、図17に示すような所属編集ダイアログF1が表示され、所属編集ダイアログF1内で各種編集が入力される。特に、定員人数編集部G1においてその所属の定員人数も編集可能となる。
そして、ステップS91において、選択中の所属の定員人数が変更されたか否かが判別される(ステップS92)。定員人数が変更されていない場合(ステップS92;NO)、所属情報編集処理が終了され、ステップS1に移行される。定員人数が変更された場合(ステップS92;YES)、選択中の所属に対応する未選択の社員情報構造50が選択され、社員数のカウントが+1される(ステップS93)。社員数のカウントの初期値は0である。
そして、社員数のカウント値と、所属情報45の定員人数とが比較される(ステップS94)。カウント値が定員人数よりも大きい場合(ステップS94;カウント>定員)、選択中の社員情報構造50が空席であるか否かが判別される(ステップS95)。空席である場合(ステップS95;YES)、その空席の社員情報構造50が削除される。(ステップS96)。そして、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS97)。未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS97;YES)、ステップS93に移行される。
カウント値が定員人数以下の場合(ステップS94;カウント≦定員)、選択中の社員情報構造50の状態フラグ52の超過席フラグがオフされ(ステップS98)、ステップS97に移行される。空席でない場合(ステップS95;NO)、選択中の社員情報構造50の状態フラグ52の超過席フラグがオンされ(ステップS99)、ステップS97に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS97;NO)、編集した所属に対応する社員数と、定員人数とが比較される(ステップS100)。ステップS100で、カウント値がリセットされる。社員数が定員人数より少ない場合(ステップS100;社員<定員)、(定員人数−社員数)分を空席として、選択中の所属情報構造40の社員情報ツリー43に登録される(ステップS101)。そして、組織図表示処理が実行され(ステップS102)、ステップ所属情報編集処理が終了され、ステップS1に移行される。ステップS102の組織図表示処理は、図7に示すステップS12と同様の処理である。社員数が定員人数以上の場合(ステップS100;社員≧定員)、ステップS102に移行される。
所属情報編集処理実行により、例えば、図18に示すように、表示部14の表示画面A3において、メイン画面B5と、異動者一覧画面B3と、採用者一覧画面B4とが表示される。所属情報編集処理のステップS101において、ポスト追加により新たな空席が1つ追加されると、ポストC4が前任者無しの空席表示される。この追加の空席表示は、前任者のいる空席表示と別であることを示すように、追加の空席を識別する色でポスト枠内が描画される。
次いで、図19を参照して、ステップS3の1つである空席又は超過席検索処理を説明する。空席又は超過席検索処理は、組織図中の空席又は超過席のポストを検索してユーザが見やすい組織図画面の中央に表示する処理である。図19に、空席又は超過席検索処理を示す。
図19に示すように、ステップS1において空席又は超過席検索処理が指定されている場合に、先ず、ユーザの操作部12を介した空席又は超過席の指定入力に基づいて、検索対象として空席又は超過席がRAM13に保持される(ステップS111)。そして、前回の空席又は超過席検索時に検索したポスト位置が取得される(ステップS112)。空席又は超過席は、1つずつ検索するため、一度検索を行って検索対象がないと分かっている情報の再検索を避けるためである。
そして、検索を行う所属情報構造40のうちの未選択の所属情報構造40が1つ選択される(ステップS113)。そして、選択中の所属に対応する社員情報構造50が1つ選択されて、その状態フラグ52が取得される(ステップS114)。そして、取得された状態フラグ52と、検索対象とが一致するか否かが判別される(ステップS115)。検索対象と一致しない場合(ステップS115;NO)、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS116)。未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS116;YES)、ステップS114に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS116;NO)、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS117)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS117;YES)、ステップS113に移行される。未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS117;NO)、空席又は超過席検索処理が終了され、ステップS1に移行される。
検索対象と一致する場合(ステップS115;YES)、その社員情報構造50のポスト位置がRAM13に保持される(ステップS118)。このポストを対象ポストとする。そして、対象ポストの表示画面上の中心座標が算出される(ステップS119)。そして、表示画面の中心座標が算出される(ステップS120)。そして、算出された、対象ポストの中心座標と、表示画面の中心座標とに基づいて、対象ポストの左上座標が算出される(ステップS121)。そして、算出された左上座標に基づいて、対象ポストが表示画面の中心位置にくるように表示部14に表示され(ステップS122)、空席又は超過席検索処理が終了され、ステップS1に移行される。
次いで、図20を参照して、ステップS3の1つであるクリックダウン処理を説明する。クリックダウン処理は、操作部12のマウスのクリックダウン操作により、ポスト内の社員を選択する処理である。図20に、クリックダウン処理を示す。
図20に示すように、ステップS1においてクリックダウン処理が指定されている場合に、先ず、操作部12のマウスの位置信号に基づいて、表示画面中のクリックダウン位置の座標がRAM13に保持される(ステップS131)。そして、全ての所属情報構造40のうちの未選択の所属情報構造40が1つ選択される(ステップS132)。そして、選択中の所属に対応する未選択の社員情報構造50が1つ選択されて、その社員の表示画面中の表示位置の座標が取得される(ステップS133)。
そして、クリックダウン位置の座標と、選択中の社員の表示位置の座標とが一致するか否かが判別される(ステップS134)。座標が一致しない場合(ステップS134;NO)、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS135)。未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS135;YES)、ステップS133に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS135;NO)、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS136)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS136;YES)、ステップS132に移行される。未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS136;NO)、クリックダウン処理が終了され、ステップS1に移行される。
座標が一致する場合(ステップS134;YES)、選択中の社員情報構造50の状態フラグにより、その座標のポストが空席であるか否かが判別される(ステップS137)。その座標のポストが空席である場合(ステップS137;YES)、クリックダウン処理が終了され、ステップS1に移行される。その座標のポストが空席でない場合(ステップS137;NO)、クリックダウンにより指定された選択中の社員の表示座標情報及び社員情報構造50が(クリック解除)対象者の情報としてRAM13に保持され(ステップS138)、クリックダウン処理が終了され、ステップS1に移行される。
次いで、図21〜図27を参照して、ステップS3の1つであるクリック解除処理を説明する。クリック解除処理は、操作部12のマウスのクリックダウンからのクリック解除操作により、組織図の編集を行う処理である。図21に、クリック解除処理を示す。図22に、クリック解除処理内のチェック処理を示す。図23に、クリック解除処理内の配置処理を示す。図24に、クリックダウン処理内のトレインスクロール処理を示す。図25に、トレインスクロール処理による画面遷移例としての表示画面A4を示す。図26に、トレインスクロール処理による画面遷移例としての表示画面A5を示す。図27に、トレインスクロール処理による画面遷移例としての表示画面A6を示す。
図21に示すように、ステップS1においてクリック解除処理が指定されている場合に、先ず、操作部12のマウスの位置信号に基づいて、クリックダウン続行中であるか否かが判別される(ステップS141)。クリックダウン続行中である場合(ステップS141;YES)、クリック解除処理が終了され、ステップS1に移行される。
クリックダウン続行中でない場合(ステップS141;NO)、クリック解除された位置の座標がRAM13に保持される(ステップS142)。そして、全ての所属情報構造40のうちの未選択の所属情報構造40が1つ選択される(ステップS143)。そして、選択中の所属に対応する未選択の社員情報構造50が1つ選択されて、その社員の表示画面中の表示位置の座標が取得される(ステップS144)。
そして、クリック解除位置の座標と、選択中の社員の表示位置の座標とが一致するか否かが判別される(ステップS145)。座標が一致しない場合(ステップS145;NO)、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS146)。未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS146;YES)、ステップS144に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS146;NO)、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS147)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS147;YES)、ステップS143に移行される。未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS147;NO)、クリック解除処理が終了され、ステップS1に移行される。
座標が一致する場合(ステップS145;YES)、チェック処理が実行される(ステップS148)。ここで、図22を参照してチェック処理を説明する。チェック処理は、図22に示すように、先ず、クリックダウンで選択中の社員の社員情報構造50(対象者情報とする)と、異動先の社員(選択中の社員)の所属情報構造40(異動先所属情報とする)及び社員情報構造50(異動先ポスト情報とする)とが取得されてRAM13に保持される(ステップS161)。対象者情報は、クリックダウン処理のステップS138においてRAM13に保持されている。
そして、対象者と異動先ポストとについて、対象者を異動先ポストに移動可能かのチェック内容が記憶部15から読み出されて取得される(ステップS162)。チェック内容は、具体的には、チェック項目として、例えば、空席と、役職と、縁故者と、年齢と、性別と、入社年月と、学歴と、資格とがある。空席は、異動先ポストが空席か否かのチェックである。役職は、異動先ポストに対して対象者の役職が適切か否かのチェックである。縁故者は、対象者と同一の所属に縁故者がいるか否かのチェックである。年齢は、異動先ポストに対して対象者の年齢が適切か否かのチェックである。性別は、異動先ポストに対して対象者の性別が適切か否かのチェックである。入社年月は、異動先ポストに対して対象者の入社年月が適切か否かのチェックである。学歴は、異動先ポストに対して対象者の学歴が適切か否かのチェックである。資格は、異動先ポストに対して対象者の資格が適切か否かのチェックである。
ただし、役職、縁故者、年齢、性別、入社年月、学歴、資格などは、チェックがOKかNGかに二分するのが難しいので、その灰色部分には、警告をする構成とする。例えば、役職が満たなくてもその他の条件で適任であれば、警告するものとする。また、チェック項目は複数を組み合わせることとしてもよい。
そして、対象者情報、異動先所属情報、異動先ポスト情報及びチェック内容に基づいて、対象者を異動先ポストに移動可能かのチェックが実行され(ステップS163)、チェック処理が終了され、ステップS149に移行される。
そして、図21に戻り、ステップS148のチェック処理のチェック結果が何であるかが判別される(ステップS149)。チェック結果が警告である場合(ステップS149;警告)、対象者を異動先ポストに配置することに注意を要する旨の警告ダイアログが表示部14の表示画面に表示される(ステップS150)。そして、ユーザからの操作部12を介する、対象者を異動先ポストに配置する選択入力があるか否かが判別される(ステップS151)。対象者を異動先ポストに配置する選択がない場合(ステップS151;NO)、クリック解除処理が終了され、ステップS1に移行される。
チェック結果がNGである場合(ステップS149;NG)、対象者を異動先ポストに配置することが不可能な旨のNGダイアログが表示部14の表示画面に表示され(ステップS152)、クリック解除処理が終了され、ステップS1に移行される。
チェック結果がOKである場合(ステップS149;OK)、又は対象者を異動先ポストに配置する選択がある場合(ステップS151;YES)、配置処理が実行される(ステップS153)。ここで、図23を参照して、配置処理を説明する。
配置処理は、図23に示すように、異動先ポスト情報と対象者情報とが取得される(ステップS171)。そして、取得された対象者情報が異動先ポスト情報(社員情報構造50)にセットされる(ステップS172)。そして、セットされた異動先ポスト情報の状態フラグ52の空席フラグがオフされる(ステップS173)。これで、異動先の社員情報構造50が異動後の状態にセットされる。
そして、異動元としての対象者情報に対応する所属の所属情報構造40が取得され、これにツリー接続される社員数と、所属情報45の定員人数とが比較される(ステップS174)。社員数が定員人数以下である場合(ステップS174;社員≦定員)、対象者情報の状態フラグ52の空席フラグがオンされ(ステップS175)、図21のステップS154に移行される。
社員数が定員人数より大きい場合(ステップS174;社員>定員)、対象者情報が削除され(ステップS176)、削除された対象者の所属に対応する未選択の社員情報構造50が1つ選択され、カウント値が+1される(ステップS177)。カウント値の初期値は0とする。
そして、そのカウント値と、削除された対象者の所属の所属情報45の定員人数とが比較される(ステップS178)。カウント値が定員人数よりも大きい場合(ステップS178;カウント>定員)、選択中の社員情報構造50の状態フラグ52の超過席フラグがオンされる(ステップS179)。そして、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS180)。カウント値が定員人数以下である場合(ステップS178;カウント≦定員)、選択中の社員情報構造50の状態フラグ52の超過席フラグがオフされ(ステップS181)、ステップS180に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS180;YES)、ステップS177に移行される。未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS180;NO)、カウント値がリセットされ、図21のステップS154に移行される。そして、図21に戻り、トレインスクロール処理が実行される(ステップS154)。ここで、図24を参照して、トレインスクロール処理を説明する。
トレインスクロール処理は、組織図を表示する画面(ウインドウ)を表示部14に2つ表示し、2つの画面を用いて社員の異動を連鎖的に行うための表示処理である。この2つの画面を第1画面及び第2画面とする。先に表示されている画面を第1画面とする。トレインスクロール処理は、図24に示すように、先ず、表示部14の表示画面のうちのアクティブな画面の画面情報が取得される(ステップS191)。そして、アクティブな画面情報に基づいて、第1画面がアクティブであるか否かが判別される(ステップS192)。
第1画面がアクティブである場合(ステップS192;YES)、第2画面が表示部14に表示されているか否かが判別される(ステップS193)。第2画面が表示されている場合(ステップS193;YES)、第2画面がアクティブにされる(ステップS194)。そして、RAM13内の対象者情報が取得される(ステップS195)。
第1画面がアクティブでない場合(ステップS192;NO)、第1画面がアクティブにされ(ステップS196)、ステップS195に移行される。第2画面が表示されていない場合(ステップS194;NO)、第2画面が表示部14に表示されるとともにアクティブにされ(ステップS197)、ステップS195に移行される。
そして、ステップS195のあと、全ての所属情報構造40のうちの未選択の所属情報構造40が1つ選択される(ステップS198)。そして、選択中の所属に対応する未選択の社員情報構造50が1つ選択されて、その前任者情報55が取得される(ステップS199)。
そして、取得した前任者情報と、対象者とが一致するか否かが判別される(ステップS200)。前任者情報が対象者と一致しない場合(ステップS200;NO)、未選択の社員情報構造50の残りがあるか否かが判別される(ステップS201)。未選択の社員情報構造50の残りがある場合(ステップS201;YES)、ステップS199に移行される。
未選択の社員情報構造50の残りがない場合(ステップS201;NO)、未選択の所属情報構造40の残りがあるか否かが判別される(ステップS202)。未選択の所属情報構造40の残りがある場合(ステップS202;YES)、ステップS198に移行される。未選択の所属情報構造40の残りがない場合(ステップS202;NO)、空席又は超過席検索処理が実行され(ステップS203)、トレインスクロール処理が終了され、ステップS1に移行される。ステップS203の空席又は超過席検索処理は、図19の空席又は超過席検索処理と同様である。
前任者情報が対象者と一致する場合(ステップS200;YES)、前任者情報が対象者と一致する、選択中の社員情報構造50の状態フラグ52により、検索ポストが空席であるか否かが判別される(ステップS204)。検索ポストが空席でない場合(ステップS204;NO)、ステップS203に移行される。
検索ポストが空席である場合(ステップS204;YES)、検索ポストの表示画面(アクティブな画面)上の中心座標が算出される(ステップS205)。そして、表示画面の中心座標が算出される(ステップS206)。そして、算出された、検索ポストの中心座標と、表示画面の中心座標とに基づいて、検索ポストの左上座標が算出される(ステップS207)。そして、算出された左上座標に基づいて、検索ポストが表示画面の中心位置にくるように表示部14に表示され(ステップS208)、トレインスクロール処理が終了され、ステップS1に移行される。
次いで、図25〜図27を参照して、トレインスクロール処理による画面遷移例を説明する。先ず、図25に示すように、表示部14の表示画面A4において、組織図を表示するウインドウとしての第1画面B61及び第2画面B71と、異動者一覧画面B81と、採用者一覧画面B91とが表示される。例えば、空席又は超過席検索処理により、異動者一覧画面B81内に表示されている山崎氏が前任者であって今回の異動によって空席になるポストC5が検索される。そして、ユーザ操作によるクリックダウン処理及びクリック解除処理により、異動者一覧画面B81内に表示されていた金田氏が、第1画面B61内の空席のポストC5に異動される。
すると、表示画面は、図26に示すように、第1画面B62及び第2画面B72と、異動者一覧画面B82と、採用者一覧画面B91とを有する表示画面A5に遷移される。第1画面B62では、ポストC5に金田氏が格納される。異動者一覧画面B82では、金田氏が削除されている。これとともに、所属情報構造40及び社員情報構造50が参照され、異動した金田氏が前任者であって今回の異動によって空席になるポストC6(財務課)が社員情報構造50から検索され、このポストC6が含まれる組織図が生成されて第2画面B72に表示される。そして、更なるユーザ操作によるクリックダウン処理及びクリック解除処理により、異動者一覧画面B82内の浜田氏が、第2画面B72内の空席のポストC6に異動される。
すると、表示画面は、図27に示すように、第1画面B63及び第2画面B73と、異動者一覧画面B83と、採用者一覧画面B91とを有する表示画面A6に遷移される。第2画面B73では、ポストC6に浜田氏が格納される。異動者一覧画面B83では、浜田氏が削除されている。これとともに、所属情報構造40及び社員情報構造50が参照され、異動した浜田氏が前任者であって今回の異動によって空席になるポストC7(人事課)が社員情報構造50から検索され、このポストC7が含まれる組織図が生成されて第1画面B63に表示される。
そして、クリックダウン処理及びクリック解除処理により、異動者一覧画面B83内の梶山氏が、第1画面B63内の空席のポストC7に異動されるというように、第1画面及び第2画面で交互に、(前任者の)空席の表示と、その空席への社員の異動とが繰り返されて組織図が編集される。このような組織図編集作業後に、組織図データ保存処理により図3の組織図データ30のような編集後の組織図データが保存される。
以上、本実施の形態によれば、所属ごとにポスト数が決められているポストを表示するので、ユーザがポストを目視で認識することにより、トレイン人事の組織図編集作業を容易に行うことができる。
また、指定された異動対象者が異動前に配置されていたポストを表示させるので、ユーザが目視によりポストを容易に認識でき、組織図編集を容易に行うことができる。さらに、異動対象者が異動前に配置されていた異動空席のポストに前任者情報を表示するので、ユーザが目視により空席のポストの前任者を容易に認識することができる。
また、所属情報編集処理により、所属ごとのポスト数を容易に変更することができる。また、ポストの超過席、追加空席などを表示するので、ユーザが目視によりポストの超過席、追加空席などを容易に認識することができる。さらに、ポストの異動空席(前任者情報)、超過席、追加空席などを通常のポストと色を変えて表示するので、ユーザが目視によりポストの超過席、追加空席を更に容易に認識することができ、組織図編集作業をさらに容易に行うことができる。
また、対象者CSV読み込み処理により、CSVファイルでの読み込みにより、異動対象者を容易に入力することができる。
また、チェック処理により、異動対象者を異動先のポストに配置できるか否かをチェックするので、異動対象者の異動をより適切且つ正確に行うことができる。
また、例えば、第1画面に、指定された異動対象者を異動先のポストに配置して組織図を表示し、その異動対象者が異動前に所属していたポストを含む組織図を第2画面に表示し、第2画面上の空席のポストに、新たに指定された別の異動対象者を配置して、組織図を表示し、その別の異動対象者が異動前に所属していたポストを含む組織図を第1画面に表示することを、第1画面及び第2画面で交互に繰り返し行うので、異動対象者の異動後のポストをユーザが容易に認識でき、そのポストに別の異動対象者を異動させる等の作業を容易に繰り返し行うことができ、組織図編集作業を容易に行うことができる。
なお、上記第1の実施の形態では、対象者CSV読み込み処理では、記憶部15又は記録媒体入出力部17からCSVファイルを入力する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザからの操作部12を介するキー操作により異動対象者の(CSV)ファイルを作成して入力する構成としてもよい。また、異動対象者のファイルを編集自在にする構成としてもよい。同様に、組織図データ読み込み処理においても、ユーザからの操作部12を介するキー操作により組織図データを作成して入力する構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、組織図読み込み表示処理において、組織図データを読み込んで、その組織図データから所属情報構造40及び社員情報構造50を作成し、組織図の編集時には、所属情報構造40及び社員情報構造50を用いて編集する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、読み込んだ組織図データを編集可能にして、組織図編集時にも、その組織図データを使用する構成としてもよい。また、所属情報構造40及び社員情報構造50を記憶手段15などに記憶可能とする構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、トレイン人事の組織図編集におけるトレインスクロール処理を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1及び第2のウインドウ(上記第1の実施の形態では、図25などの第1画面、第2画面に対応)を表示可能なウインドウ表示装置において、第1ウインドウに表示された情報(上記第1の実施の形態では、空席(前任者)のポストの情報に対応)に対してユーザなどが第1データ(上記第1の実施の形態では、異動者の情報に対応)を指示し、その第1データに関連する第2データ(上記第1の実施の形態では、異動者に対応する空席(前任者)の情報に対応)を記憶手段(例えば、RAM13、記憶部15)から検索し、検索された第2データに基づく情報(上記第1の実施の形態では、空席(前任者)のポストの情報に対応)を第2ウインドウに表示し、第2ウインドウに表示された情報に対して、第1ウインドウに表示されている第1データとは異なる第1データが新たに指示された場合に、当該新たに指示された第1データに関連する第2データを記憶手段から検索し、当該検索された第2データに基づく情報を第1ウインドウに表示させることを、第1及び第2ウインドウで交互に繰り返す構成としてもよい。この構成によれば、第1データに対応する第2データに基づく情報をユーザが目視により容易に認識でき、その第2データに基づく情報に対する作業を容易に繰り返し行うことができる。
また、ポストの異動空席、超過席、追加空席などを通常のポストから識別するために、異動空席、超過席、追加空席などを示すアイコンを用いてポスト表示する構成としてもよい。
また、トレインスクロール処理は、実行するか否かをユーザが操作部12を介して指定入力できる構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
図28〜図35を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。先ず、図28を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図28に、本実施の形態の組織図編集装置70の内部構成を示す。
本実施の形態では、組織図編集装置70が各種アプリケーションを用いて組織図を編集する構成であり、対象とする組織図はトレイン人事に限定されるものではない。また、第1の実施の形態と同様に、組織図は、企業のものとして説明するが、これに限定されるものではない。
図28に示すように、組織図編集装置70は、CPU71と、操作部72と、RAM73と、表示部74と、記憶部75と、通信部76と、記録媒体入出力部77と、を備えて構成され、各部がバス78に接続される。また、CPU71、操作部72、RAM73、表示部74、記憶部75、通信部76及び記録媒体入出力部77は、順に、第1の実施の形態の組織図編集装置10のCPU11、操作部12、RAM13、表示部14、記憶部15、通信部16及び記録媒体入出力部17と同様である。また、組織図編集装置70には、第1の実施の形態の制御部111と同様に、制御部711が構成される。
このため、第1の実施の形態の組織図編集装置10と異なる部分を主として説明する。記憶部75には、特に、組織図編集に用いる情報を格納する人事DB(データベース)と、組織図編集用の各種異なる機能を有する各種アプリケーションプログラムと、後述するアプリケーションテーブル80とを記憶する。また、人事DBなどは、外部サーバなどの外部機器に記憶する構成とし、組織図編集装置70で人事DBの情報を使用する場合に、その情報を通信部76を介して受信する構成としてもよい。
次に、図29を参照して組織図編集装置70で使用する各種情報を説明する。図29に、アプリケーションテーブル80の構成を示す。
上記人事DBは、組織図編集に用いる情報を格納し、例えば、少なくとも、所属に関する情報と、社員に関する情報と、所属同志の接続関係、所属及び社員の配属関係を示す情報とを有する。図29に示すように、記憶部75に記憶されるアプリケーションテーブル80は、アプリケーションの使用対象が所属又は社員を示す種別81と、アプリケーションを使用可能な社員又は所属のレベル条件を示すレベル82と、各種アプリケーションプログラム名を示すアプリ名83との項目を含む。上記各種アプリケーションプログラムは、アプリ名83に登録されているものである。
レベル82は、例えば、アプリケーションプログラムを使用する社員の役職や、所属の重要性などに基づいてレベル分けされるが、これに限定されるものではない。例えば、組織図編集装置70の操作者のレベルに応じてレベル分けされる構成としてもよい。
次に、図30〜図35を参照して、組織図編集装置70の動作を説明する。図30に、第2の組織図編集処理を示す。図31に、第2の組織図編集処理内の組織図作成処理を示す。図32に、第2の組織図編集処理内の組織図表示処理を示す。図33に、第2の組織図編集処理内の組織図選択処理を示す。図34に、第2の組織図編集処理内のメニュー表示処理を示す。図35に、メニュー表示画面例を示す。
組織図編集装置70において実行される第2の組織図編集処理は、各アプリケーションプログラムに基づいて組織図編集するのではなく、所属又は社員に基づいて各アプリケーションプログラムを選択して組織図編集する処理である。例えば、操作部72を介してユーザから第2の組織図編集処理の実行開始が入力されたことをトリガとして、記憶部75から読み出されてRAM73に格納された第2の組織図編集プログラムと、CPU71との協働により、第2の組織図編集処理が実行される。以下、この処理主体を制御部711とする。
図30に示すように、先ず、組織図作成処理が実行される(ステップS301)。ここで、図31を参照して、組織図作成処理を説明する。図31に示すように、先ず、記憶部75に記憶された人事DBが読み込まれる(ステップS311)。そして、人事DBに基づいて所属情報構造が作成される(ステップS312)。そして、人事DBと、作成された所属情報構造とに基づいて、当該所属情報構造に対応する社員情報構造が作成され(ステップS313)、組織図作成処理が終了され、ステップS302に移行される。本実施の形態における所属情報構造及び社員情報構造は、第1の実施の形態の所属情報構造40及び社員情報構造50と同様であり、ツリー接続の情報を有するものとするが、所属ごとに定員人数(ポスト数)が規定される構成に限定されない。
図30に戻り、組織図表示処理が実行される(ステップS302)。ここで、図32を参照して、組織図表示処理を説明する。図32に示すように、先ず、作成された所属情報構造のうちの未選択の所属情報構造が1つ選択される(ステップS321)。そして、選択中の所属情報構造に基づいて、その所属表示情報が作成されて表示部14の画面に描画される(ステップS322)。
そして、選択中の所属情報構造にツリー接続される未選択の社員情報構造が1つ選択される(ステップS323)。そして、選択中の社員情報構造に基づいて、その社員表示情報が作成されて表示部74の表示画面に描画される(ステップS324)。そして、未選択の社員情報構造の残りがあるか否かが判別される(ステップS325)。未選択の社員情報構造の残りがある場合(ステップS325;YES)、ステップS323に移行される。
未選択の社員情報構造の残りがない場合(ステップS325;NO)、未選択の所属情報構造の残りがあるか否かが判別される(ステップS326)。未選択の所属情報構造の残りがある場合(ステップS326;YES)、ステップS321に移行される。未選択の所属情報構造の残りがない場合(ステップS326;NO)、組織図表示処理が終了され、ステップS303に移行される。所属表示情報及び社員表示情報により、画面上に組織図が表示される。
図30に戻り、組織図選択処理が実行される(ステップS303)。ここで、図33を参照して、組織図選択処理を説明する。図33に示すように、先ず、ユーザから操作部72を介して、表示部14の画面上のポインタ位置の座標が入力される(ステップS331)。ポインタ位置の座標入力は、点に限定されるものではなく、範囲を入力してもよく、また、複数の点や範囲を選択するものとしてもよい。そして、ステップS331で入力された座標情報としての選択座標が取得される(ステップS332)。そして、所属表示情報及び社員表示情報などの情報に基づいて、選択座標に対応する組織図上の所属、社員が検索される(ステップS333)。選択座標に対応する所属、社員は、1つに限定されるものではなく複数であってもよい。
そして、選択座標に対応する組織図上の所属、社員があるか否かが判別される(ステップS334)。選択座標に対応する所属、社員がない場合(ステップS334;NO)、ステップS331に移行される。選択座標に対応する所属、社員がある場合(ステップS334;YES)、選択座標に対応する全ての所属、社員を示す情報が選択情報としてRAM23に保持され(ステップS335)、組織図選択処理が終了され、ステップS304に移行される。
図30に戻り、メニュー表示処理が実行される(ステップS304)。ここで、図34を参照して、メニュー表示処理を説明する。図34に示すように、先ず、選択情報のうちの未選択の社員又は所属が1つ選択される(ステップS341)。そして、ステップS341で社員が選択されたか否かが判別される(ステップS343)。
社員が選択された場合(ステップS341;YES)、その社員に対応する社員情報構造が取得される(ステップS343)。そして、記憶部75に記憶されるアプリケーションテーブル80が読み出されて、その未選択のレコードが1つ選択される(ステップS344)。所属が選択された場合(ステップS341;NO)、その所属に対応する所属情報構造が取得され(ステップS345)、ステップS344に移行される。
そして、選択中のレコードの社員又は所属に対応する社員情報構造又は所属情報構造と、そのレコードの種別81及びレベル82とに基づいて、その社員又は所属が使用可能なアプリ名83のアプリケーションプログラムがあるか否かが判別される(ステップS346)。その社員又は所属が使用可能なアプリケーションプログラムがある場合(ステップS346;YES)、そのアプリ名83がメニュー情報に追加される(ステップS347)。最初にステップS347が実行される場合には、メニュー情報が新規作成されてから追加される。
そして、アプリケーションテーブル80に未選択のレコードの残りがあるか否かが判別される(ステップS348)。未選択のレコードがある場合(ステップS348;YES)、ステップS344に移行される。未選択のレコードがない場合(ステップS348;NO)、選択情報中の未選択の社員又は所属があるか否かが判別される(ステップS349)。
選択情報中の未選択の社員又は所属がある場合(ステップS349;YES)、ステップS341に移行される。選択情報中の未選択の社員又は所属がない場合(ステップS349;NO)、メニュー情報が表示部74の表示画面に表示され(ステップS350)、メニュー表示処理が終了され、ステップS305に移行される。
メニュー情報は、例えば、図35に示すように、表示部74の表示画面A7において、所属I1に配属された社員群J1がユーザにより選択される場合に、社員群J1が使用可能な各種アプリケーションプログラムのアプリ名を有するメニュー情報K1が表示される。所属が選択された場合も、同様にして、その所属に対応するメニュー情報が表示される。
図30に戻り、ユーザの操作部72を介する入力により、メニュー情報内のアプリ名が選択される(ステップS305)。そして、ステッS306により選択された魔プリ名に対応するアプリケーションプログラムが記憶部75から読み出されて実行される(ステップS306)。そして、ユーザからの操作部72を介する終了入力の有無により、第2の組織図編集処理を終了するか否かが判別される(ステップS307)。第2の組織図編集処理を終了しない場合(ステップS307;NO)、ステップS302に移行される。第2の組織図編集処理を終了する場合(ステップS307;YES)、第2の組織図編集処理が終了される。
以上、本実施の形態によれば、選択した所属又は社員に対する適切なアプリケーションプログラムのアプリ名を有するメニュー画面を表示するので、選択した所属又は社員に対応するアプリケーションプログラムの選択をユーザが目視により容易に行うことができ、組織図編集の作業を容易に行うことができる。
なお、上記第2の実施の形態では、アプリケーションテーブル80が予め設定されている構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザからの操作部72を介するキー操作によりアプリケーションテーブルを作成して入力する構成としてもよい。また、アプリケーションテーブルを編集自在にする構成としてもよい。
また、上記各実施の形態における組織図編集装置の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。