JP4323790B2 - 電子ペーパ用のディスプレイ材料およびその応用 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、場によって駆動されるディスプレイシートに関し、特に電場と熱場との両方を用いて、ジリコンディスプレイなどの捻れボール式ディスプレイを駆動する場駆動式ディスプレイシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シート状のディスプレイデバイスは、種々のペーパドキュメント属性を備えた薄いシートを含む。このシートは、紙に似た外観を呈して、紙に似た外光バルブ挙動を有し(すなわち外光が明るくなるほど、見やすくなり)、紙のようにフレキシブルで、紙のように持ち歩くことができ、紙のように上書きが可能で、紙のように複写することができ、大抵の場合紙のアーカイブメモリを有している。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第4,143,103号
【特許文献2】
米国特許第5,825,529号
【特許文献3】
米国特許第5,894,367号
【特許文献4】
米国特許第6,110,538号
【特許文献5】
米国特許第6,222,513号
【特許文献6】
米国特許第6,262,707号
【特許文献7】
米国特許第5,717,515号
【特許文献8】
米国特許第5,739,801号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、双安定性(bistability)を向上させつつ、標準的な垂直電場を用いた場合よりも効率よく電子ペーパの画素内の材料を動作させる手段を提供することである。ここで述べる双安定性とは、電場によって形成された像を電場除去後も適当な一定期間保持しておくことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
簡潔に言うと、本発明の一態様に依り、電子ペーパシステムに使用されるディスプレイ材料が開示される。この材料は対向する二つの外面を含み、この外面間に、液化可能な物質内に浮遊した複数の光学的および電気的に異方性をもつエレメントが配設される。各エレメントの回転可能な配設は、エレメントが該物質内に浮遊していてかつ物質が液化している間に行われる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1を参照する。この図は、先に引用した米国特許第4,143,103号に開示された先行技術のデバイスの一例を示している。数字2は、基板6および8の間に挟まれたディスプレイパネル4を有するディスプレイを指す。ディスプレイパネル4と基板6との間に、平行な導電体群10’からなる第1のグリッド10が備わる。第1のグリッド10の導電体群10’に対して直交した、平行な導電体群12’を有する第2のグリッド12が、基板8とディスプレイパネル4との間に備わる。基板6および8の少なくとも一方ならびに少なくともその基板に隣接したグリッドの導電体は光学的に透明であり、それにより外光がディスプレイパネル4に入射できると共に、パネル4によって形成されるディスプレイが視認可能になる。図2に示すように、基板6および導電体10’は光学的に透明な材料で作製されていて、ディスプレイに入射する外光によりIの位置で可視像が形成されるようになっている。
【0007】
ディスプレイパネル4内には、光学的異方性を有する微粒子14が分布している。粒子14は透明な絶縁性液体に囲まれており、この液体により、粒子14の光学的異方性およびその光学的異方性を得るために用いたコーティングに起因するゼータ電位の相違に基づいて、粒子14に電気的異方性が付与される。粒子14およびその粒子を囲む絶縁性液体に加えて、パネル4は、個体で光学的に透明な支持体材料15を含み、これにより、粒子14は並進の自由度をもつことなく回転の自由度をもつことができる。
【0008】
半球体14aおよび14b間のゼータ電位の差、および球14の各々が絶縁性液体18に浸責されていることにより、図3に模式的に示すように、球体14に電荷が付与される。この場合、半球体14aは半球体14bに対して相対的に正に帯電している。図2に示すように、電源19が、グリッド10の電極群10’のいずれか一つおよびグリッド12の電極群12’のいずれか一つの間に接続されると、正に帯電した半球体14aは負の電極12’に引き寄せられ、電圧印加された電極10’および12’によって発現した電場内の球体14は実質的に並進することなく回転して、それにより半球体14bを反射した光はIの方向を向くようになる。これにより、黒い背景地に輝点が形成される。電源19の極性を逆にすることにより、光背景地に黒点が形成される。従来のマトリクスアドレシングで行われているように、電源19を電極群10’および12’の選択された交差点に順次接続することにより、Iの位置で視認可能な像が形成される。
【0009】
しかしながら、図1の先行技術のデバイスは、フレキシブルで再像形成可能なドキュメントとして用いられる場合は、双安定性を有することが必須である。電場を用いて像形成が行われた場合は、その電場を保持しておく必要がある。さもないと電場が取り除かれると像は消えていってしまう。この先行技術の例では、電場が取り除かれると像は緩やかに消えていく。このデバイスを再像形成可能なペーパライクデバイスへと発展させるためには、像を定着する方法が必要である。
【0010】
図4に、ある特定の実施形態におけるジリコンディスプレイ200のより詳細な側面図を示す。ディスプレイ200において、ジリコン回転エレメント201がエラストマ基板202内にモノレイヤ状態で配置されている。基板202は、例えばIsopar(登録商標)などの絶縁性液体に浸されており、この液体には、例えばトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキサノールまたは任意の他の適当なゲル化剤などのゲル化剤が約0.5乃至約2重量%添加されている。基板202は絶縁性液体によって膨潤されており、それによりキャビティ23であって、該キャビティ内でジリコン回転エレメントが回転可能なキャビティ203が形成される。ジリコン回転エレメントは絶縁性液体の存在下で電気的双極子となり、その結果電場が印加されると回転力を受ける。
【0011】
図5に、ディスプレイシートの一実施形態の分解図を、アドレシング方法の一実施形態と共に示す。この実施形態では、ジリコンディスプレイシート300は、1層のジリコン回転エレメント315を含んだエラストマ層310を有している。エラストマ層310は、例えばIsopar(登録商標)などの絶縁性液体に浸されており、この液体には、例えばトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキサノールまたは任意の他の適当なゲル化剤などのゲル化剤が、約0.5乃至約2重量%添加されている。各ジルコン回転エレメント315は、層310内の液体が充填されたそれぞれのキャビティ318内に位置している。層310の上には平行な導電体ストリップ群325を有した電極シート320が位置し、このシートによって、層310の面内またはその面に平行な電場が生成される。層310の反対側に、層320中の導電体ストリップ群325に直交した、平行なヒータストリップ群335を有する層330が位置する。平行なヒータストリップ群335は、抵抗ヒータまたは任意の他の既知のヒータ手段で構成される。オプションの低抵抗グラウンド層電極360をシート310から見てヒータ層330の反対側に配設することもできる。薄い絶縁性セパレータ層350によってヒータ層330とシート310とが分離される。層350は、例えば、ポリマ堆積層またはプラスチックシートなどである。この電極構造の周囲を二つの基板層340および370が囲んでいる。ジリコンシート300の少なくとも一面は光学的に透明である。例えば、Iの位置で観察者がジリコンシート300を見ようとした場合、好適には基板層340および電極層320は全て透明である必要がある。
【0012】
特記すべき事項として、複数の各エレメントが存在する場合の本明細書の全ての図面においては、簡明のためにごく小数のエレメントにのみ番号が付けられている。しかしながら、番号が付けられたエレメントと同じ形をしたエレメントは全てその番号付けされたエレメントと同一であることは明らかである。
【0013】
図6に、シート300の平面図を示す。この図において、図5中の類似部品に相当する部品にはそれと同じ参照番号が付けられている。導電性ストリップ群325が層320上に配置され、それにより層320の辺410に平行なライン群が形成されている。同様に、ヒータエレメント群335が図示されてない層330上に配置されて、それにより層330の長さ方向420に沿った平行なライン群が形成されている。ある所定の電極ストリップ325およびある所定のヒータストリップ335が駆動されると、駆動された電極とグラウンド層との間に電場が生じて、それによりジリコンが回転させられる。ただし、この回転は駆動されたヒータストリップに電極パルスが印加された場合のみに生じる。上記交差点において、駆動されるジリコンを囲んだキャビティ内の液体は、例えば約80℃の所望の温度に加熱される。この温度で、ゲル化剤を含んだ絶縁性液体は低粘度の液体になり、その結果駆動されるジリコンが回転できるようになる。電場によって駆動され、かつそれと同時に加熱されるジリコンは1列分のみであるため、回転するのはその列内のジリコン回転エレメントのみである。熱場が取り除かれると、駆動されるジリコンを囲んだキャビティ内の液体は該キャビティ内の液体のゲル化温度より低い温度に冷却されて、液体相のゲル化による像の定着が行われる。この手順が繰り返されて、Iの位置の観察者に視認される像がシート300上に形成される。熱拡散の影響を最小限にするために、ペーパ厚さおよびヒータストリップの幅の寸法、および図7に示すオプションの裏面ヒートシンクの追加等が選択されて、1列のみが一度にスイッチングされるような局部加熱が生じるようにされる。ディスプレイシート300は、複数の電源を用いたパッシブマトリクスアドレシング、およびシートの側面でディスプレイシート300に接した複数のヒータドライバによって、ジリコンを駆動または駆動解除することができる。
【0014】
図7に、ジリコンディスプレイシートのアドレシングの別の実施形態の分解図を示す。この図において、図5中の類似部品に相当する部品には同じ参照番号が付けられている。ジリコンディスプレイシート500には、複数のジリコン回転エレメント層315を含んだエラストマ層310が備わっている。エラストマ層310には例えばIsopar(登録商標)などの絶縁性液体が浸透しており、この液体には例えばトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキサノールなどのゲル化剤が約0.5乃至約2重量%添加されている。各ジリコン回転エレメント315は、層310内の液体が充填されたそれぞれのキャビティ318内に位置している。層310の上には平行な導電体ストリップ群325を有した電極シート320が備わり、この導電体ストリップ325によって、層310の面内またはこの面に平行な電場が生成される。層310の反対側に、層320の導電体ストリップ群325に直交した平行なヒータストリップ群335を有する層330が配設される。オプションの低抵抗グラウンド層電極360をシート310から見てヒータ層330の反対側に配設することもできる。絶縁性セパレータ薄層350が、ヒータ層330とグラウンド層360とを分離している。層350は、例えば、ポリマ堆積層またはプラスチックシートなどである。この電極構造の上下に二つの基板層340および370が備わる。ヒートシンク380が、層310から見て基板層370の反対側に配設されている。ジリコンシート500の少なくとも一方の面は光学的に透明である。例えば、Iの位置で観察者がジリコンシート500を見ようとする場合、好適には基板層340および電極層320を全て透明にする必要がある。
【0015】
再度、図6を参照する。この図はシート300の平面図を示しており、同図において、図5中の類似部品に相当する部品には同一の参照数字が付せられている。導電性ストリップ群325が層320上に配置されて層320の辺310に平行なライン群が形成されている。同様に、ヒータエレメント群335が層330上に配置されて層330の長さ方向420に沿った平行なライン群が形成されている。ある所定の電極ストリップ325およびある所定のヒータストリップ335が駆動されると、その駆動された電極とグラウンド層との間に電場が形成されて、それによりジリコンの回転が可能になる。ただし、この回転が可能であるのは、駆動されたヒータストリップに電力パルスが印加された場合のみである。上記交差点において、駆動されるジリコンを囲んだキャビティ内の液体は、例えば約80℃の、所望の温度に加熱される。この温度で、ゲル化剤を含んだ絶縁性液体は低粘度の液体になり、その結果駆動されるジリコンの回転が可能になる。電場によって駆動され、かつそれと同時に加熱されるジリコンは1列分のみであるため、回転するのはその行内のジリコン回転エレメントのみである。熱場が取り除かれると、駆動されるジリコンを囲んだキャビティ内の液体は該キャビティ内の液体のゲル化温度より低い温度に冷却されて、液体相のゲル化による像の定着が行われる。この手順が繰り返されて、Iの位置で観察者に視認される像がシート300上に形成される。熱拡散の影響を最小限にするために、ペーパ厚さおよびヒータストリップ幅等の寸法、および図7に示したオプションの裏面ヒートシンクの追加などが選択されて、1列のみが一度にスイッチングされるような局部加熱が生じるようにされる。
【0016】
図8に、ジリコンディスプレイシートのアドレシング方法の別の実施形態を示す。この実施形態では、導電性ストリップ群625は、ヒータストリップ群635に対して斜めの平行ライン群を形成するように配列されている。この場合も、ある所定の導電性ストリップ625およびある所定のヒータストリップ635が駆動されると、その交差点で電場が生成され、この電場によって対応するジリコンが前述のように回転し、電場および熱場が除去されるとその回転した位置で固定される。
【0017】
当業者に明らかなように、前述の実施形態のいずれも電極層320およびヒータ層330の位置を入れ換えることができる。例えば、再び図5を参照すると、層320および330を入れ換えて、層330が層310上に位置し、層320が層310の反対側に配設されるようにすることができる。前述と同様に、ある所定の導電性ストリップ325およびある所定のヒータストリップ335が駆動されると、その交差点で電場が生成され、この電場によって対応するジリコンが前述のように回転し、電場および熱場が除去されるとその回転した位置で固定される。
【0018】
以上述べた実施形態は電極層およびヒータストリップ層を含むものであったが、種々の他のアドレシング方法も考慮に入れられる。例えば、全体を本願に引用して援用する米国特許第6,222,513号においてHoward他が示しているように、電極が電荷保持アイランドを形成して、ヒータが熱保持性アイランドを形成するものであってもよい、あるいはヒータが一つの連続層の形になっていてもよい。外部電荷をジリコンディスプレイシートに移送する機構としては種々のものが考えられる。それら機構の一つに、ペンまたは鉛筆のように用いることが可能な、シングルエレメントスタイラスがある。電極層との接続は軟質の導電性チップを用いて行われる。このチップは導電性コアによって電源に接続される。導電性コアは絶縁性材料に囲まれており、この絶縁性材料の存在によりユーザは電気的ショックの恐れなしにスタイラスを取り扱うことができる。別の構成のシングルエレメントスタイラスもあり得る。この場合の実施形態では、ヒータは単一の連続層となっており、スタイラスがシート両端間を移動する間にこのヒータが加熱されて、それにより回転部材の回転が可能になる。スタイラスが上昇すると、ヒータ層による熱の印加は途絶えて、その結果回転した部材はその位置でロックされる。
【0019】
あるいは、一次元の電荷移送エレメントを組み込んで印刷ヘッドまたはワンドのように用いることもできる。コンタクトチャージングワンド(contactcharging wand)は、米国特許第6,222,513号に記載されているように、交互形成された導電性電荷移送エレメントおよび絶縁性エレメントで構成される。電荷移送エレメントは、像形成時にジリコンディスプレイシートに対して移動する間、電極層に確実に接触する必要がある。この実施形態では、ヒータ群が印刷ヘッドまたはワンドと同一方向に配設されたストリップ群を形成していてもよい。
【0020】
ジリコンディスプレイシート全体をアドレスする、二次元のアドレシングエレメントアレイも考慮に入れられる。このデバイスにおいて、電荷移送プラテンであるジリコンディスプレイシートは一時的にデバイス内に入れられる。このデバイスは支持体ベースおよびアドレシングエレメントからなる二次元マトリクスアドレシングアレイを含んでいる。マトリクスアドレシングアレイは、ジリコンディスプレイシートに接触または近接させて設置される。マトリクスアレイは、ヒンジを中心に弧を描いてジリコンディスプレイシートの上部位置まで回転させられる。同時に、電荷がジリコンディスプレイシートの電極の接点に移送されて、像が形成され、その後ジリコンディスプレイシートが取り外される。この実施形態では、ヒータは連続シート状になっており、マトリクスアレイがディスプレイシートに接触すると加熱される。また、プレート/ワンドのハイブリッド構成も考えられる。この構成によって、これら二つの手法によりもたらされる価格および性能間の妥協が図られる。
【0021】
特記すべき事項として、前記本発明の実施形態を球状のジリコンを用いるものとして説明したが、先に引用した名称「多色値(Multiple Chromatic Values)を用いた捻れ筒状ディスプレイ」の米国特許第5,894,367号に記載されているような筒状エレメントを球状ジリコンの代わりに用いることもできる。さらに、ディスプレイエレメントは、球状か筒状かに係わらず、本発明に係る白黒、ハイライト、またはカラーの各ディスプレイシートに用いることができる。
【0022】
前述のように、ジリコンディスプレイシートは、キャビティ内に各ジリコン回転エレメントが位置した、膨潤したエラストマを用いて作製される。しかしながら、エラストマを用いずかつキャビティのない状態でディスプレイシートを形成することもできる。このようなディスプレイシートにおいては、ジリコン回転エレメントは、例えばIsopar(登録商標)などの絶縁性液体であって、例えばトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキノールまたは任意の他の適当なゲル化剤などのゲル化剤が約0.5乃至2重量%添加された液体内に直接配置される。この後、回転エレメントおよびゲル化剤を含んだ絶縁性液体は二つの保持部材の間(例えばアドレシング電極とヒータとの間)に挟まれる。エラストマ基板は存在しない。
【0023】
図9にキャビティを有さないジリコンディスプレイシートの側面図を示す。シート700において、均一な径のジリコン回転エレメント群701のモノレイヤが、保持部材704aおよび704b間で絶縁性液体709内に位置している。ジリコン回転エレメントは絶縁性液体709の存在下で電気的双極子となり、そのために電場が印加されると回転力を受ける。上面705は透明であることが好ましい。この別のディスプレイシートの実施形態は、以上述べた全てのアドレシング方法を適用することを考慮に入れている。
【0024】
前記本発明の諸実施形態では、電場および熱場を用いて各キャビティ内のジリコンを動作させていた。しかしながら、特記すべき事項として、キャビティ内のジリコンを回転させることのできる、あらゆる外場を本発明の電場に置き換えて用いることができる。例えば、先に引用した名称「磁気ラッチを用いたジリコンディスプレイの作製方法」の米国特許第6,110,538号に記載されているような、磁性顔料を用いてジリコンを作製した場合は、熱場と組み合わせた磁場の印加によってジリコンを回転させることができる。
【0025】
本発明で開示したディスプレイの従来ディスプレイに優る効果は、本発明によって双安定性が得られることである。従来の回転するエレメントに印加される電場機構は、ゲル化剤を用いずにIsopar(登録商標)などの炭化水素溶剤中で回転するエレメントに対するものであり、この電場機構によって形成される像は電場が取り除かれると消えていってしまう。しかしながら、ゲル化剤が添加された炭化水素溶剤中で回転するエレメントに作用する、電場および熱場の組み合わせによって形成される像は、印加された電場および熱場が除去されても消えることはない。電場および熱場の除去によってゲル化剤の温度が低下するにしたがって、デバイスはゲル化剤のゲル化温度より低い温度に冷却され、それによって像は再び熱場が加えられるまで定着される。
【0026】
(実施例1)
約0.5重量%のトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキノールをゲル化剤として含んだIsopar(登録商標)などの炭化水素溶剤で膨潤された、ジリコン回転エレメントを含有したシロキサンエラストマを挟んだ、インジウム錫酸化物がコーティングされた2枚の基板を有する電子ペーパデバイスを作製した。この電子ペーパデバイスを上記Isopar(登録商標)/TBPCミクスチュアのゲル化温度より約15℃高い温度まで加熱した後、電場を印加して像を形成した。この後、熱をデバイスから取り除いてゲル化温度より低い温度にデバイスを冷却し、その時点で電場を取り除いた。40℃より低い温度もしくは室温に冷却されると、溶剤相がゲル化して定着像が形成される。ゲル化剤の量が0.5重量%の場合は、表1に示すように、像を定着するためには像を室温より低い温度に冷却する必要がある。
【0027】
(実施例2)
約0.5重量%のトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキノールをゲル化剤として含んだIsopar(登録商標)などの炭化水素溶剤で膨潤された、ジリコン回転エレメントを含有したシロキサンエラストマを挟んだ、インジウム錫酸化物がコーティングされた2枚の基板を有する電子ペーパデバイスを作製した。この電子ペーパデバイスを上記Isopar(登録商標)/TBPCミクスチュアのゲル化温度より約15℃高い温度まで加熱した後、電場を印加して像を形成した。この後、熱をデバイスから取り除いてゲル化温度より低い温度にデバイスを冷却し、同時に電場を取り除いた。40℃より低い温度もしくは室温に冷却されると、溶剤相がゲル化して定着像が形成される。ゲル化剤の量が1.0重量%の場合は、表1に示すように、室温までの冷却において2分以内に像がゲル化する。
【0028】
(実施例3)
約0.5重量%のトランス−4−t−ブチル−1−フェニル−シクロヘキノールをゲル化剤として含んだIsopar(登録商標)などの炭化水素溶剤で膨潤された、ジリコン回転エレメントを含有したシロキサンエラストマを挟んだ、インジウム錫酸化物がコーティングされた2枚の基板を有する電子ペーパデバイスを作製した。この電子ペーパデバイスを上記Isopar(登録商標)/TBPCミクスチュアのゲル化温度より約15℃高い温度まで加熱した後、電場を印加して像を形成した。この後、熱をデバイスから取り除いてゲル化温度より低い温度にデバイスを冷却し、その時点で電場を取り除いた。40℃より低い温度もしくは室温に冷却されると、溶剤相がゲル化して定着像が形成される。ゲル化剤の量が2.0重量%の場合は、表1に示すように、室温までの冷却において30秒以内に像がゲル化する。
【表1】
【0029】
前記諸デバイスは例示のためにのみ提示されたものである。Isopar(登録商標)に対するゲル化剤の割合は3%乃至4%程度まで好便に高めることができることは明らかである。
【0030】
特定の実施形態を参照して本発明を例示および説明したが、さらなる変更および改良が当業者に想起され得る。例えば、種々の構造の細部の変更並びにエレメントと材料との種々の組み合わせおよび配置が本発明の範囲内で使用し得る。したがって、本発明は例示した特定の形態に限定されず、本発明の範囲内のあらゆる代替、変更、および変形が添付した請求の範囲に包含されるものであることは明らかである。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、双安定性(bistability)を向上させつつ、標準的な垂直電場を用いた場合よりも効率よく電子ペーパの画素内の材料を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術におけるディスプレイシートの作製方法を示す図である。
【図2】 先行技術におけるディスプレイシートの作製方法を示す図である。
【図3】 先行技術におけるディスプレイシートの作製方法を示す図である。
【図4】 ジリコン回転エレメント群が最密なモノレイヤの状態に配列された、一実施形態におけるジリコンディスプレイの側面図である。
【図5】 図4のモノレイヤを典型的なアドレシング方式と共に示した、ジリコンディスプレイシートの一実施形態の分解図である。
【図6】 図5のジリコンディスプレイシートの平面図である。
【図7】 ジリコン回転エレメント群が多層の状態に配列された、ジリコンディスプレイシートの別の実施形態の分解図である。
【図8】 図5に示したアドレシング方式の別の実施形態の平面図の一部である。
【図9】 ジリコン回転エレメント群の最密なモノレイヤをエラストマ基板媒体を用いずに直接透明層間の液体内に配置した、ジリコンディスプレイシートの別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
200 ジリコンディスプレイ、215 ジリコン回転エレメント、300 ジリコンディスプレイシート、310 エラストマ層、320 電極シート、325 導電性ストリップ、330 ヒータ層、335 ヒータストリップ、500 ジリコンディスプレイシート、625 導電性ストリップ、635 ヒータストリップ、700 ジリコンディスプレイシート、701 ジリコン回転エレメント、704a,704b 保持部材、705 上面、709 絶縁性液体。
Claims (2)
- 少なくとも一方が光透過性である対向した二つの外面と、
所定の熱を加えることにより液化可能な物質と前記物質内に配設された光学的および電気的に異方性をもつ複数のエレメントとを含むエレメント層と、
前記エレメントを回転させるための電場を与える導電性ストリップと、
前記物質に所定の熱を加えるためのヒータストリップと、
を含み、
導電性ストリップ及びヒータストリップは、エレメント層の片側に又は両側に別れて互いの列が交差するように設けられ、
各エレメントの回転可能な配設は、前記エレメントが上述の如く前記物質内に配設されている間に実施可能であり、
前記エレメントは、前記回転可能に配設されている時は、前記物質に固着しておらず前記液化可能な物質内に浮遊しているものであるエレメントを含むことを特徴とするディスプレイ材料。 - 請求項1に記載のディスプレイ材料において、前記物質は誘電性液体およびゲル化剤を含むことを特徴とするディスプレイ材料。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US33978901P | 2001-12-17 | 2001-12-17 | |
US60/339,789 | 2001-12-17 | ||
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