JP3677918B2 - 画像表示装置及び表示用粒子 - Google Patents
画像表示装置及び表示用粒子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3677918B2 JP3677918B2 JP1868797A JP1868797A JP3677918B2 JP 3677918 B2 JP3677918 B2 JP 3677918B2 JP 1868797 A JP1868797 A JP 1868797A JP 1868797 A JP1868797 A JP 1868797A JP 3677918 B2 JP3677918 B2 JP 3677918B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- electrode plate
- particles
- dielectric
- insulating liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置及び表示用粒子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、米国特許第4,143,103号、及び同第4,126,854号の各明細書に記載されているような、球状物質の半球づつが色分けされた構成の表示用粒子を用いて画像表示を行う粒子回転型ディスプレイが知られている。
【0003】
前記表示用粒子は、例えば、球状のガラス等の半分を染料等で着色することによって得られる。したがって、1つの表示用粒子の表面を構成する材質は、半球づつ異なるように構成される。
【0004】
ここで、電気化学等の分野でよく知られているように、高絶縁性液体と粒子との界面には電気二重層が形成されるが、前記構成の表示用粒子は、その表面を構成する材料が半球ごとに異なっているため、高絶縁性液体中での帯電性、すなわち表面電荷量も半球ごとに異なり、その結果、高絶縁性液体中の表示用粒子には、電気双極子が形成される。
【0005】
そして、前記構成の表示用粒子を分散した高絶縁性液体を、2枚の絶縁性板により狭持し、その絶縁性板の一方にX電極、他方にY電極を、互いに直交するように形成することにより、前記各公報に記載の粒子回転型ディスプレイが構成される。
【0006】
前記構成の粒子回転型ディスプレイに於いては、適当な電源によって、前記X電極とY電極との間に電圧を加え、その際発生する電界と前記電気双極子との相互作用で、前記表示用粒子の配向方向を制御することにより画像表示を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の粒子回転型ディスプレイに於いては、表示された画像のコントラストが不十分であった。
【0008】
具体的には、電界の方向を逆転させたときに、回転が不完全な表示用粒子が多数存在していた。この原因としては、表示用粒子の電気双極子モーメントが小さく、外部電界に対する応答性が悪いことが挙げられる。
【0009】
なぜなら、前記表示用粒子は、粒子の半球を着色する染料等により着色と電気双極子の形成とを行うので、大きな電気双極子モーメントを得るための帯電制御性と、良好な着色性とを兼ね備えた染料が選択される必要があるが、現実には、十分な帯電制御性と着色性とを示す染料がなく、画像表示のために着色性を優先して帯電制御性に劣る染料を選択せざるを得ず、したがって、高絶縁性液体の中に於ける表示用粒子の帯電性が不十分となり、電気双極子モーメントが小さくなるからである。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、外部電界による表示制御が良好で、応答が速く、コントラストが高いディスプレイパネルあるいは表示用媒体を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の画像表示装置は、絶縁性液体中での帯電性及び色が異なる2種以上の領域により構成される表面を有する表示用粒子を、絶縁性液体中に分散し、その表示用粒子に加えられる電界を制御して表示用粒子を回転させることにより画像表示を行う画像表示装置であって、前記表示用粒子は、強誘電性物質からなる誘電体ボールを水溶液中に分散させ、この分散液を下部電極板上にコーティングし、コーティングされた分散液を乾燥させて皮膜を作り、前記誘電体ボールの上半分を露出させ下半分を皮膜に埋もれるように支持させたあと、下部電極板上に塗布された誘電体ボールの上半分に対して上部電極板を接触させた状態で誘電体ボールを高絶縁性の液体の中に浸し、上部電極板と下部電極板の間に電源を接続して、電圧を印加させることにより電気分極させたものであることを特徴としている。
【0012】
強誘電性物質を所定の電界下で電気分極させることにより、分極された誘電性物質が得られる。
【0013】
前記強誘電性物質は、外部の電界によって電気分極し、電界がなくなっても分極を維持するものであり、一般的に誘電率が高い物質である。具体的には、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ジルコニア酸鉛、チタン酸ジルコニア酸鉛、ニオブ酸リチウムなどが挙げられる。
【0014】
このような誘電性物質からなる粒子を電気分極させると共に、その分極方向に応じて、その粒子表面が異なる色に配色されるように、その粒子表面の少なくとも一部を着色することにより表示用粒子が得られる。
【0015】
この場合、分極によって電気双極子モーメントが形成されるため、粒子の着色に用いられる染料等は、帯電制御性を考慮する必要がなく、色のみによって選択することができる。したがって、大きな電気双極子モーメントと鮮明な色表示とを有する表示用粒子を得ることができ、外部電界による表示用粒子の回転及び配向制御が良好に行われ、画像表示動作時の応答が速く、表示画像のコントラストも高い。
【0016】
また、請求項2記載の表示用粒子は、絶縁性液体中での帯電性及び色が異なる2種以上の領域により構成される表面を有する表示用粒子を、絶縁性液体中に分散し、その表示用粒子に加えられる電界を制御して表示用粒子を回転させることにより画像表示を行う画像表示装置に使われる前記表示用粒子であって、
強誘電性物質からなる誘電体ボールを水溶液中に分散させ、この分散液を下部電極板上にコーティングし、コーティングされた分散液を乾燥させて皮膜を作り、前記誘電体ボールの上半分を露出させ下半分を皮膜に埋もれるように支持させたあと、下部電極板上に塗布された誘電体ボールの上半分に対して上部電極板を接触させた状態で誘電体ボールを高絶縁性の液体の中に浸し、上部電極板と下部電極板の間に電源を接続して、電圧を印加させることにより電気分極し、その後、誘電体ボールを前記高絶縁性の液体の中から取り出し、上部電極を除去して乾燥させ、分極された誘電体ボールが下部電極板に保持された電極プレートを得、前記電極プレートの露出された誘電体ボールの上半部を着色し、その後、誘電体ボールから前記皮膜を分離させることにより製造されたものであることを特徴としている。
【0017】
この表示用粒子は、分極によって電気双極子モーメントが形成されるため、粒子の着色に用いられる染料等は、帯電制御性を考慮する必要がなく、色のみによって選択することができる。したがって、大きな電気双極子モーメントと鮮明な色表示とを有する表示用粒子を得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明の第一の実施の形態である、画像表示装置としてのディスプレイ装置1について、その構造を示す図である。なお、本ディスプレイ装置1は、図1に於ける上側から画像表示が確認できる構成のものとする。
【0020】
前記ディスプレイ装置1は、パネル基材2と、表示用粒子3と、絶縁性液体8と、X電極5と、Y電極6、7と、制御用電源9、10と、絶縁体基盤11と、絶縁保護層12とから構成される。
【0021】
前記パネル基材2の内部には、多数の空隙4が設けられ、その各空隙4の内部には、絶縁性液体8と、表示用粒子3とが内包される。
【0022】
前記パネル基材2は、表示用粒子3の着色が判別できる程度に透明で、かつパネルとしての強度が十分なものであれば良く、例えば、ポリエチレンあるいはポリスチレン等のプラスティック、エラストマー等を用いることができる。
【0023】
前記パネル基材2に形成される空隙4の直径は、表示用粒子3が回転することが可能なように、表示用粒子3の平均粒径の1.5乃至2倍前後が好ましい。
【0024】
前記絶縁性液体8としては、シリコンオイル、トルエン、キシレン、イソパラフィン等の高絶縁性液体が適している。
【0025】
また、図1に於ける前記パネル基材2の上側及び下側には、X電極5とY電極6、7とが設けられる。
【0026】
X電極5は、図1に於ける紙面と垂直方向に複数本配列して形成された直線状の電極パターンである。
【0027】
Y電極6、7は、図1に於ける紙面と垂直方向に延伸された、直線状の電極パターンであり、ITO等の透明電極により構成される。
【0028】
Y電極6、7とX電極5とは、互いに直交またはそれに近い角度で交差するように構成され、X電極5とY電極6の間、及びX電極5とY電極7との間には、制御用電源9及び10が接続される。したがって、Y電極6または7と、X電極5とが重なり合う交差部分は、前記パネル基材2の全面にわたって、いわゆるマトリックスを形成し、時分割で駆動される。この時分割駆動は、図示しないIC等の駆動素子によって行われる。
【0029】
また、前記X電極5の周囲及び下部は、絶縁体基盤11によって覆われ、前記Y電極6、7の周囲及び上部は、透明な絶縁保護層12によって覆われる。前記絶縁体基盤11は特に透明でなくとも良く、ガラス、フェノール樹脂等が用いられ、前記絶縁保護層12としては、透明性の良好な、ポリカーポネート、ポリスチレン、アクリル等の合成樹脂やガラス等が用いられる。
【0030】
前記表示用粒子3は、図2に示されるように、平均粒径0.05mm程度のチタン酸バリウムからなる白色の強誘電体ボールを原料として、その強誘電体ボールの上半球部分は青色を呈し(以下、青色部分と称する)、下半球部分は白色を呈する(以下、白色部分と称する)と共に、前記上半球部分は、前記下半球部分に比較して負電荷がより多数存在するように分極されて構成される。
【0031】
したがって、X電極5とY電極6と間に挟まれた表示用粒子3は、電源9の極性に従って配向する。すなわち、図1に示すように、Y電極6が陽極である場合は、負電荷が多い青色部分がY電極6に近づくように回転し、その青色部分の頂点が前記Y電極6に最も近接した状態で安定する。
【0032】
また、X電極5とY電極7との間に挟まれた表示用粒子3は、前記と同様に、電源10の極性に従って配向する。すなわち、Y電極7が陰極である場合は、正電荷が多い白色部分がY電極7に近づくように回転し、その白色部分の頂点が前記Y電極7に最も近接した状態で安定する。
【0033】
そして、電源9、10の極性を、表示すべき画像データに対応してスイッチングすることにより、任意の画像を表示することができる。
【0034】
ここで、前記表示用粒子3の製造方法について、図3乃至図5を用いて説明する。
【0035】
図3は、電気分極工程を示す図である。
【0036】
まず、誘電体ボール24をポリビニルアルコールの水溶液中に分散させ、この分散液を、スピンコータによって下部電極板21の上にコーティングし、これを乾燥させることによって、下部電極板21の上にポリビニルアルコールの皮膜22が形成される。このとき、水分の蒸発によるポリビニルアルコール皮膜22の体積減少のため、図3に示すように、誘電体ボール24の上半分は露出し、下半分はポリビニルアルコール皮膜22に埋もれるように支持される。
【0037】
そして、下部電極板21上に塗布された誘電体ボール24の前記上半分に対して上部電極板23を接触させた状態で、容器28に満たされた高絶縁性の液体26の中に浸し、上部電極板23と下部電極板21の間に電源25接続して、例えば、3kV程度の電圧を10時間程度印加することにより、誘電体ボール24を電気分極させる。その後、容器28から取り出し、上部電極板23を除去して十分に乾燥させる。
【0038】
以上の方法により、上部が正極性、下部が負極性となるように分極された誘電体ボール24が下部電極板21に保持された、図4に示す分極プレート20が得られる。
【0039】
次に、図5に示すように、蒸着装置30のサンプルテーブル31に前記分極プレート20を装着し、青色を呈する銅フタロシアニンの蒸着用材料33を加熱プレート32の上に乗せた後、蒸着装置30内を高真空状態に設定し、前記加熱プレート32で前記蒸着用材料33の加熱を行うことにより、誘電体ボール24の露出している半球部分の表面に、青色を呈する銅フタロシアニンの膜が蒸着される。
【0040】
蒸着終了後、前記分極プレート32を蒸着装置30から取り出し、界面活性剤を添加したアセトンに浸すと、ポリビニルアルコール皮膜22が膨潤、軟化することにより、前記誘電体ボール24が前記ポリビニルアルコール皮膜から分離される。
【0041】
以上の工程により、図2に示すような、大きな電気双極子モーメントに電気分極され、かつその分極方向に沿って2色を配された表示用粒子3が得られる。
【0042】
前記のように得られた表示用粒子3を分散した2液性シリコーンゴムを、コーティング装置を用いて、厚さ2mmの板状に成形し、約70℃で90分程度加熱硬化させる。そして、得られたシリコーンゴム板をシリコーンオイル中に約48時間浸し、シリコーンゴムを膨張させることによって、シリコーンオイルからなる絶縁性液体8で満たされた球状の空隙4の中に表示用粒子3を備えるパネル基材2が得られる。
【0043】
続いて、前記パネル基材2を、透明電極からなるX電極5が形成されたガラス板である絶縁性基盤11と、透明電極からなるY電極6及び7が形成されたガラス板である絶縁保護層12との間に挟み込むことにより、ディスプレイ装置1が得られる。
【0044】
次に、本発明の第二の実施の形態である画像表示媒体40について、図面を参照して説明する。
【0045】
図6に於いて、画像表示媒体40は、支持体41の表面にバインダー層42が形成され、そのバインダー層42には表示用カプセル44が保持されている。ここで、表示用カプセル44は、その下側半球部分がバインダー層42に埋もれることによりバインダー層42に保持され、上側半球部分は画像表示のために露出する。
【0046】
前記表示用カプセル44は、表示用粒子43と高絶縁性液体45とを内包物として、この内包物が樹脂等の壁材に封入されて構成される。
【0047】
前記支持体41としては、各種紙類、プラスティックフィルム、紙とフィルムの合成紙などが用いられる。
【0048】
表示用粒子43及び高絶縁性液体45としては、前記第一の実施の形態と同様のものを使用することができる。
【0049】
前記構成の表示用カプセル44は、以下のようにして得られる。
【0050】
すなわち、界面活性剤等を用いて、表示用粒子43を高絶縁性の液体中に分散させ、この分散液とほぼ等量の、乳化剤が添加された水を、前記分散液と混合、撹拌することによって、O/W乳化物を得て、次に水相側から、前記壁材となる物質、例えば、メラミンホルムアルデヒド樹脂のプレポリマーを加え、約70℃で2時間、前記プレポリマーを硬化反応させることにより、前記構成の表示用カプセル44が得られる。
【0051】
こうして得られた表示用カプセル44を、バインダー層42を構成するポリビニルピロリドン等の高分子物質の水溶液に分散させ、この分散液をコーテイング装置を用いて支持体41に塗布し、これを乾燥させることにより、図6に示す画像表示媒体40が得られる。
【0052】
前記構成の画像表示媒体40は、前記第一の実施の形態に於ける絶縁体基盤11及び絶縁保護層12の如く、マトリックス状に電極が形成された一組の板状部材またはフィルムの間に挟み込んで、画像信号に応じた電界を印加することにより、表示用粒子43を回転させて画像表示をすることができる。
【0053】
また、所定の間隙を隔てて対向する2本の針電極をライン状に配置した構成の外部電界発生装置を用い、各針電極に対して画像信号に応じた電圧を印加しつつ前記間隙に前記画像表示媒体40を通すことによっても、その画像表示媒体40に任意の画像を表示することができ、画像を表示した画像表示媒体40は、印刷した紙等と同様に、軽量で携帯性に優れ、取り扱いが容易なものである。
【0054】
尚、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内に於いて、種々の変更が可能である。
【0055】
例えば、電気分極と着色とは、上述した実施の形態の如く、別個に行われても良いし、同時に行われても良い。
【0056】
また、表示用粒子表面の配色は、2色に限らず、それ以上でもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、本発明の請求項1に記載の画像表示装置によれば、外部電界による表示用粒子の回転制御が良好に行われ、画像表示動作時の応答が速く、高いコントラストの画像表示を行うことができる。
【0058】
また、請求項2に記載の表示用粒子によれば、外部電界による表示用粒子の回転制御が良好に行われ、画像表示動作時の応答が速く、高いコントラストの画像表示を行うことができる画像表示装置を得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態であるディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
【図2】 前記ディスプレイ装置に用いられる表示用粒子の拡大図である。
【図3】 前記表示用粒子の作製方法を説明する図である。
【図4】 前記表示用粒子の作製方法を説明する図である。
【図5】 前記表示用粒子の作製方法を説明する図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態である画像表示媒体の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ装置
2 パネル基材
3 表示用粒子
8 絶縁性液体
24 誘電体ボール
40 画像表示媒体
44 表示用カプセル
Claims (2)
- 絶縁性液体中での帯電性及び色が異なる2種以上の領域により構成される表面を有する表示用粒子を、絶縁性液体中に分散し、その表示用粒子に加えられる電界を制御して表示用粒子を回転させることにより画像表示を行う画像表示装置であって、
前記表示用粒子は、
強誘電性物質からなる誘電体ボールを水溶液中に分散させ、この分散液を下部電極板上にコーティングし、コーティングされた分散液を乾燥させて皮膜を作り、前記誘電体ボールの上半分を露出させ下半分を皮膜に埋もれるように支持させたあと、下部電極板上に塗布された誘電体ボールの上半分に対して上部電極板を接触させた状態で誘電体ボールを高絶縁性の液体の中に浸し、上部電極板と下部電極板の間に電源を接続して、電圧を印加させることにより電気分極させたものであることを特徴とする画像表示装置。 - 絶縁性液体中での帯電性及び色が異なる2種以上の領域により構成される表面を有する表示用粒子を、絶縁性液体中に分散し、その表示用粒子に加えられる電界を制御して表示用粒子を回転させることにより画像表示を行う画像表示装置に使われる前記表示用粒子であって、
前記表示用粒子は、
強誘電性物質からなる誘電体ボールを水溶液中に分散させ、この分散液を下部電極板上にコーティングし、コーティングされた分散液を乾燥させて皮膜を作り、前記誘電体ボールの上半分を露出させ下半分を皮膜に埋もれるように支持させたあと、下部電極板上に塗布された誘電体ボールの上半分に対して上部電極板を接触させた状態で誘電体ボールを高絶縁性の液体の中に浸し、上部電極板と下部電極板の間に電源を接続して、電圧を印加させることにより電気分極し、その後、誘電体ボールを前記高絶縁性の液体の中から取り出し、上部電極を除去して乾燥させ、分極された誘電体ボールが下部電極板に保持された電極プレートを得、前記電極プレートの露出された誘電体ボールの上半部を着色し、その後、誘電体ボールから前記皮膜を分離させることにより製造されたものであることを特徴とする表示用粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1868797A JP3677918B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 画像表示装置及び表示用粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1868797A JP3677918B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 画像表示装置及び表示用粒子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10214050A JPH10214050A (ja) | 1998-08-11 |
JP3677918B2 true JP3677918B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=11978535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1868797A Expired - Fee Related JP3677918B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 画像表示装置及び表示用粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3677918B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2478287A (en) | 2010-03-01 | 2011-09-07 | Merck Patent Gmbh | Electro-optical switching element and electro-optical display |
US20200026175A1 (en) * | 2016-09-30 | 2020-01-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Optical sheet, screen, and display device |
CN115107332A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-09-27 | 浙江极氪智能科技有限公司 | 一种夹层玻璃及其制备工艺 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1868797A patent/JP3677918B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10214050A (ja) | 1998-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0933752B1 (en) | Poled electrets for Gyricon-based electric-paper displays | |
US7256766B2 (en) | Electrophoretic display comprising optical biasing element | |
US6392786B1 (en) | Electrophoretic medium provided with spacers | |
US6710540B1 (en) | Electrostatically-addressable electrophoretic display | |
JP5560294B2 (ja) | 電気泳動ディスプレイのための新規のアドレッシング方式 | |
US6262706B1 (en) | Retroreflective electrophoretic displays and materials for making the same | |
US6067185A (en) | Process for creating an encapsulated electrophoretic display | |
US6120839A (en) | Electro-osmotic displays and materials for making the same | |
KR100717556B1 (ko) | 캡슐의 단층을 갖는 캡슐화 전기이동 디스플레이 | |
JP4888631B2 (ja) | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置及び電子機器 | |
JP3566524B2 (ja) | 電気泳動表示装置 | |
EP1319969A2 (en) | Display material for electric paper and applications thereof | |
US8217869B2 (en) | Flexible display system | |
JP2002318396A (ja) | 電気泳動装置の製造方法及び電子機器の製造方法 | |
JP3677918B2 (ja) | 画像表示装置及び表示用粒子 | |
US6927893B2 (en) | Electrophoretic device | |
US20090032402A1 (en) | Electrophoresis device comprising hole-containing structure and method for fabricating the same | |
JPH10214048A (ja) | 多色表示装置 | |
TW201128281A (en) | Color pixel for a display | |
JP2002131789A (ja) | 画像表示方法および画像表示装置 | |
JP4416197B2 (ja) | 電気泳動表示装置 | |
JPH11352421A (ja) | 表示媒体、それを用いた表示装置および表示方法 | |
JP3721728B2 (ja) | シート状表示媒体、シート状表示装置、およびシート状表示媒体の製造方法 | |
JPS59172628A (ja) | 液晶表示素子用セルの製造方法 | |
JP2000275686A (ja) | シート状表示媒体、シート状表示装置、およびシート状表示媒体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050502 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080520 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |