JP4322429B2 - 固体両性界面活性剤含有バー組成物 - Google Patents
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Description
本発明は、(1)発泡性アニオン性界面活性剤(例えば、アシルイセチオン酸ナトリウム)及び(2)特に規定する物理的パラメータを有する固体両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)を含むパーソナル洗浄用バー組成物、特に押出法で製造される前記バー組成物に関する。本発明は更に、特定バー組成物への大量の前記両性界面活性剤の配合に関する。
【0002】
高い最終品質(例えば、満足なバー硬度及び泡)を得るために界面活性剤、構造化剤/充填剤及び皮膚軟化剤の重量比のバランスを注意深く取ると、バーを押出法を用いてうまく製造することができる。具体的には、本発明は、加工上の問題を解決するための(例えば、混合及び乾燥時間の短縮や押出中の粘着性の抑制)パーソナル洗浄用バーへの前記両性界面活性剤の配合に関する。バー中の固体両性界面活性剤は、他のタイプの両性界面活性剤を含有するバーに比して皮膚低刺激性を改善するのにも役立つ。
【0003】
最後に、本発明は、バー加工中固体両性界面活性剤を取り扱うための特別な方法を教示する。
【0004】
アニオン性界面活性剤は、多くの皮膚洗浄剤における主要活性成分として利用されてきた。多くの利点(例えば、良好な泡特性)を有しているにもかかわらず、アニオン性界面活性剤は皮膚を刺激しがちである。例えば、脂肪酸セッケンを特に寒冷地で使用すると皮膚がしばしば刺激されたりひび割れたりする。(脂肪酸セッケンを含めた)一般的なアニオン性界面活性剤のがさがさ感を減らす1つの方法は、皮膚クレンジング製品中のアニオン性界面活性剤を部分的に置換する共活性成分として両性界面活性剤のような他の界面活性剤を使用することである。
【0005】
理論に束縛されるつもりはないが、両性界面活性剤は、水性パーソナル洗浄液中で皮膚刺激性アニオン性界面活性剤とコロイド凝集物(ミセル、ベシクル及び液晶)を形成し、これによりアニオン性界面活性剤が皮膚タンパク質に侵入及び結合するのを妨げることにより皮膚刺激を緩和させると考えられる。
【0006】
しかしながら、固体皮膚クレンジングバー中に両性界面活性剤を使用すると、バーの加工及び使用特性に問題が生じ得る。例えば、合成界面活性剤含有押出バーに10〜15重量%のココアミドプロピルベタイン(慣用されている両性界面活性剤)を配合すると、粘着性の組成物が生じ、よって押出量が著しく低減する。脂肪酸セッケンを主成分とするバー中に同量のココアミドプロピルベタインを配合すると、混合及び乾燥サイクルの時間が延長する。多くの両性界面活性剤は粘着性(ゲル様)で、作業に対して感受性(例えば、剪断に応答して減粘化/ゲル化)である。前記特性により押出/プロッディングが減速したり、または停止することさえあり、スタンピングダイに粘着し、バーが望ましくないマッシュ状になったり軟らかくなる傾向にある。
【0007】
更に、前記両性界面活性剤の多くは、低水分量の固体(例えば、粉末またはペレット)に乾燥することが困難である。従って、これらは希釈水溶液の形態で市販されており、このため過剰量の水がミキサーに導入され、混合−乾燥時間が長くなる。
【0008】
従って、当業界では、非粘性であり、低水分量の固体であり、混合/乾燥サイクルを短縮するために使用することができ、また高押出量で押出/プロッディング法により連続的に加工され得る両性界面活性剤が求められている。高量の前記両性界面活性剤が、加工上の問題を生ずることなく、また泡やバーの硬度のようなバーの使用特性に悪影響を及ぼすことなく、(合成界面活性剤及び/または脂肪酸セッケンを含有する)押出バー中に配合され得るべきである。好ましくは、バーの使用特性(例えば、泡)が両性界面活性剤の配合により改善されるべきである。
【0009】
バー中のアニオン性界面活性剤または脂肪酸セッケンにより引き起こされる皮膚刺激の緩和の点で他の両性界面活性剤よりもより有効なアニオン性界面活性剤を同定することも望ましい。
【0010】
合成界面活性剤含有バーは、脂肪酸セッケン含有バーに比して別の製造スペースを有することを留意すべきである。合成界面活性剤含有バーは脂肪酸や蝋のような追加の構造化剤を必要とするのに対して、脂肪酸セッケンではその必要がない。合成界面活性剤含有バー及び脂肪酸セッケン含有バーの製造方法は、当業界の多くの特許文献に記載されているようにかなり異なっている。
【0011】
合成界面活性剤含有バー及び脂肪酸セッケン含有バーのための上記した要求を同時に満たす両性界面活性剤を同定することは、技術的に非常に困難である。しかしながら、予期せぬことに、本発明者らは特定の物理的パラメータで規定される両性界面活性剤がこの要求を満たすことを知見した。
【0012】
バー及び液体組成物中に固体両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)を使用すること自体は新規でない。例えば、この両性界面活性剤は合成アニオン性界面活性剤を含有する酸性の低pHバー中に配合されてきた。N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムは、注型法を用いて製造される弾性ゴム状バーに使用されていた。N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムは通常液体クレンザー(例えば、シャンプーや液体ボディシャンプー)中に低刺激性洗浄剤として使用されてきた。
【0013】
米国特許第3,442,812号明細書(J.Barnhurstら、譲渡人Colgate−Palmolive Co.)は、皮膚コンディショニング効果を有する酸性泡を含む非セッケン合成洗浄剤を開示している。前記バーの泡はpH6未満(前記特許明細書の第2欄第42〜69行目及びクレーム1、12及び13に記載されているようにpH5またはそれ以下)の酸性でなければならない。N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムは使用される両性界面活性剤の1つとして挙げられている。前記特許明細書は、加工性を改善するためにバー組成物中に固体両性界面活性剤を使用することの重要性を認識していない。
【0014】
更に、前記特許明細書は、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム(または、本発明で規定する物理的パラメータを有する他の両性界面活性剤)がアニオン性界面活性剤により引き起こされる皮膚刺激の緩和の点で他の両性界面活性剤に比して優れていることを認識していない。低pHの要件により、前記特許のバー組成物の成分として脂肪酸セッケン(pH>7)を使用することは回避されている。
【0015】
対照的に、本発明で規定される両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)は、脂肪酸セッケン及び合成界面活性剤を主成分とする押出バー中の固体補助活性成分として使用され得る。本発明のバーは中性または塩基性pH(すなわち、6〜12、好ましくは6〜10、最も好ましくは6.5〜9)を有していなければならない。本明細書は、(1)加工性を改善するため、及び(2)他の両性界面活性剤に比して皮膚低刺激性を改善するために固体両性界面活性剤を使用することを教示する。この属性は、前記特許明細書には教示も示唆もされていない。
【0016】
米国特許第4,080,310号明細書(L.Ngら、譲渡人Beecham Group Ltd.)は、単一洗剤として5〜50%w/wの両性界面活性剤及び0.5〜3.0%w/wのカチオン性または第4級樹脂を含有する両性界面活性剤含有コンディショニングシャンプーを開示している。pHは3〜9、好ましくは4〜7である。両性界面活性剤は、例えばN−アルキル−β−アミノプロピオネートまたはN−アルキル−β−イミノジプロピオネートである。好適な樹脂はカチオン性ポリアミドポリマー、またはカチオン性スターチまたはセルロース誘導体である。
【0017】
前記特許明細書は、加工性を向上すると同時にアニオン性界面活性剤の刺激を緩和するために皮膚洗浄用バー中に規定する固体両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)を使用することを教示していない。対照的に、本発明では、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムを、(1)バーの加工を容易にするため、(2)バー組成物の低刺激性を改善するため、及び(3)バーの泡性能のクリーミーさを改善するために合成界面活性剤及び/または脂肪酸セッケンを主成分とする押出バーに配合している。
【0018】
米国特許第4,207,198号明細書(D.Kenkare、譲渡人Colgate−Palmolive Company)は、高温貯蔵中の高い形態保持能及び改善された発泡力を有する弾性洗浄バーを開示している。前記バーは、アンモニウムまたは低級アルカノール−アンモニウムアニオン性有機洗浄剤塩、または前記アニオン性洗浄剤と両性合成有機洗浄剤の混合物である有機洗浄剤、ゼラチン及び低級1価もしくは多価アルコールを含む。クレームに記載されている両性洗浄剤にはN−アルキル−β−イミノジプロピオネートが含まれている。前記バーは注型法により製造され、広範囲の弾性を示す。ゴム状バーは、クレーム1において「2cm厚さ部分は親指と人差し指の間で1cm厚さに圧縮され得、前記圧力を開放したときに5秒以内に元の2cm厚さの1mm以内に戻ること」と記載されている。
【0019】
対照的に、本発明の両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)は、押出物が剛性及び固形性を有していなければならない押出法により製造されるバー中に使用されている。最も重要なことは、押出バーに固体両性界面活性剤を配合することは、バーの軟らかさ及び弾性を低減するのに役立つ。従って、上記特許明細書は本発明の技術を少しも教示していない。
【0020】
米国特許第4,328,131号明細書(J.Carsonら、譲渡人Colgate−Palmolive Company)は、改良された高温安定性を有する弾性ゴム様洗浄バー(クレーム1には、「2cm厚さ部分は親指と人差し指の間で1cm厚さに圧縮され得、前記圧力を開放したときに5秒以内に元の2cm厚さの1mm以内に戻る」と記載されている)を開示している。このためにバーは常温よりもやや高い温度で貯蔵してもその形状をうまく維持し、アニオン性合成有機界面活性剤、ゼラチン、水、及びバー全体に分布されている非常に小さな泡形態の不溶性ガスの混合物中に合成有機界面活性剤を含む。
【0021】
使用する両性界面活性剤には、N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸ジナトリウムが含まれている。バーは注型法で製造されている。対照的に、本発明のN−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムは、押出物が剛性及び固形性を有していなければならない押出法により製造されるバー中に使用されている。最も重要なことは、押出バーに固体両性界面活性剤を配合することは、バーの軟らかさ及び弾性を低減するのに役立つ。従って、上記特許明細書は本発明の技術を少しも教示していない。
【0022】
米国特許第3,962,418号明細書(R,Birkofer)は、4〜8%のアニオン性界面活性剤、双イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤、ポリエトキシル化ノニオン性界面活性剤及びカチオン性セルロースエーテル増粘・コンディショニング剤を含むコンディショニング特性を有する低刺激性粘性液体シャンプー組成物を開示している。使用される両性界面活性剤にはN−アルキル−β−イミノジプロピオン酸ジナトリウムが含まれている。しかしながら、前記特許明細書は、バーの加工性を改善すると同時に皮膚刺激を緩和するために皮膚クレンジングバー中に固体のN−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムを使用することを教示していない。
【0023】
対照的に、本発明では、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムを、同時にバーの加工を容易にし、バー組成物の低刺激性を改善し、バーの泡性能のクリーミーさを改善するために合成界面活性剤及び/または脂肪酸セッケンを主成分とする押出バーに配合している。
【0024】
要するに、上記した特許は単独でも組合せたとしても、他のタイプの両性界面活性剤の配合と比較して、
(1)混合−乾燥及び押出方法を劇的に改善すること;
(2)バーに他のタイプの両性界面活性剤を配合したときに比較してバーの低刺激性が有意に改善されること;
(3)バーの堅固さに悪影響を及ぼすことなくバーの泡立ちを改善すること;
を同時に満足する特定タイプの固体両性界面活性剤を同定し、パーソナル洗浄用バーに配合することは教示も示唆もされない。
【0025】
驚くことに且つ予期せぬことに、本発明者らは上記した目的のすべてが押出バーに特定タイプの固体両性界面活性剤を配合することにより同時に達成され得ることを知見した。すなわち、固体両性界面活性剤(すなわち、両性界面活性剤クラスではまれなものもある、固体範囲で特定の融点またはガラス転移温度を有する両性界面活性剤)を注意深く選択し、パーソナル洗浄用バーに前記両性界面活性剤を大量配合することにより、下記する4つの目的:
(1)高レベルの両性界面活性剤を含有するバーは、方法の欄に記載されている一般的な押出−スタンピング方法を用いて製造され得る;
(2)混合/乾燥サイクルがかなり短縮される;
(3)皮膚刺激が、他のタイプの両性界面活性剤を含有する組成物に比して有意に緩和される;及び
(4)バーの硬度が低下せず、泡立ちが改善される;
が同時に達成され得る。
【0026】
本発明者らは、パーソナル洗浄用バー組成物中に有意量の非粘着性の固体両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)を配合することにより、下記する利点:
(1)他のタイプの両性界面活性剤を同等量バーに配合するときに経験する加工上の困難さに反して、高レベルの両性界面活性剤を含有するバーが一般的な押出−スタンピング方法を用いて製造され得る;
(2)混合/乾燥サイクルがかなり短縮される;
(3)皮膚刺激が、他のタイプの両性界面活性剤を含有する組成物に比して有意に緩和される;及び
(4)バーの硬度が低下せず、泡立ちが改善される;
が同時に得られることを今回知見した。
【0027】
より具体的には、本発明は、
(1)約15〜97%の発泡性アニオン性界面活性剤、
(2)0〜70%の有機もしくは無機構造化剤(structurant)及び充填剤、
(3)0〜30%の皮膚軟化剤及びモイスチャライザー、
(4)0〜5%の(5)の定義外の吸湿性両性界面活性剤、及び
(5)3〜25%の、18〜60℃の温度範囲で固体形態にある特定の両性界面活性剤
を含む皮膚クレンジングバー組成物(A)に関し、前記両性界面活性剤は18℃を越える、好ましくは20℃を越える、最も好ましくは25℃を越える融点(Tm)を有する結晶性固体、或いは18℃を越える、好ましくは20℃を越える、最も好ましくは25℃を越えるガラス転移温度(Tg)を有する非晶質固体と定義され、前記両性界面活性剤は5%未満、好ましくは2%未満、最も好ましくは0.5%未満の水を含む。ここで、%は重量%である。
【0028】
好ましい両性界面活性剤はN−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムである。
【0029】
バー組成物(A)は、米国特許第4,207,198号明細書及び同第4,328,131号明細書に教示されている弾性バーとは対照的に、堅い非弾性バーであるべきである。
【0030】
上記バー組成物のための好ましい製造方法は、本明細書に詳記する押出法であり、高レベルの両性界面活性剤(5)を共押出法によりバーに配合することが好ましい。
【0031】
本発明を、添付図面を参照しながら例として更に説明する。
【0032】
図1は、本発明で規定する固体両性界面活性剤(Deriphat 160)含有バーと液体吸湿性両性界面活性剤(CAPベタイン)含有バーの硬度の比較を示す。バーの硬度が高いほど針入度が低い。
図2は、固体両性界面活性剤(Deriphat 160)含有バーと液体吸湿性両性界面活性剤(CAPベタイン)含有バーの泡容量の比較を示す。DEFI+Deriphat 160とDEFI単独の泡容量の比較をも示す。
図3は、DEFI/Deriphat 160の異なる重量比での発泡容量を示す。
図4は、DEFI/Deriphat 160混合物、異なるタイプのDEFI/液体吸湿性両性界面活性剤混合物及びDEFI単独のヒト皮膚に対する4日パッチテストの結果を示す。
図5は、異なる重量比のDEFI/Deriphat 160混合物及びDEFI/CAPベタイン混合物のヒト皮膚に対する4日パッチテストの結果を示す。
【0033】
優れた皮膚低刺激性は、皮膚洗浄用バーの分野で製品改良を必要とする最も重要な消費者属性の1つである。バーの低刺激性及び泡を改良するために使用されるアプローチの1つは、皮膚刺激を緩和するために両性補助界面活性剤をバーに配合することである。しかしながら、市販されている多くの両性界面活性剤(例えば、ココアミドプロピルベタイン)は高い活性(低い水)レベルでも粘性液体またはゲルの形態にある。
【0034】
バーに高レベルの両性界面活性剤を配合すると、加工が困難になり(例えば、混合/乾燥時間サイクルが長くなり、押出が減速し、スタンピングダイに粘着する)、バーが軟らかくマッシュ状になる。従って、バー中に主要成分として配合する両性界面活性剤は低水分量の固体形態のものが望ましい。前記固体両性界面活性剤がバー中のアニオン性界面活性剤により引き起こされる皮膚刺激を緩和する点で他のタイプの両性界面活性剤よりも有効であり得ることがより望ましい。
【0035】
本発明は、本明細書の方法の欄に記載されている押出法を用いて製造される新規なパーソナル洗浄用バーに関する。
【0036】
予期せぬことに、(特定範囲の融点及びガラス転移温度により規定される)特定タイプの固体両性界面活性剤を皮膚クレンジングバーに配合することにより、下記する目的:
(1)他のタイプの両性界面活性剤を同等量バーに配合するときに経験する加工上の困難さに反して、高レベルの両性界面活性剤を含有するバーを一般的な押出−スタンピング方法を用いて製造され得る;
(2)混合/乾燥サイクルがかなり短縮される;
(3)皮膚刺激が、他のタイプの両性界面活性剤を含有する組成物に比してかなり緩和される;及び
(4)バーの硬度が低下せず、泡が改善される;
を同時に満たすことができる。
【0037】
具体的には、本発明者らは、上記した要求を同時に満たす特定クラスの両性界面活性剤(例えば、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウム)を同定した。本発明者らの研究は、ココアミドプロピルベタインのような液体またはゲル様両性界面活性剤と比較して、前記クラスの両性界面活性剤は高い添加量でバーの硬度を低下させることなく押出バーに加工され得ることを示す。
【0038】
前記クラスの両性界面活性剤により、押出/プロッディング中のずり減粘及び軟化及びスタンピングダイへの粘着が他のタイプの両性界面活性剤に比して少なくなる。N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムは例えば低水分量の乾燥粉末形態であるので、過剰量の水がミキサーに導入されない。従って、混合−乾燥の時間サイクルがかなり短縮され、これは脂肪酸セッケンを主成分とするバーにとって特に重要である。臨床研究は、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムがバー中のアニオン性界面活性剤により引き起こされる皮膚刺激の緩和の点で他の両性界面活性剤より有意に有効であることを示す。
【0039】
本明細書中使用する%は重量%である。
【0040】
より具体的には、本発明は、
1)15〜97%、好ましくは25〜97%の発泡性アニオン性界面活性剤、及び
2)3〜25%、好ましくは4〜20%、最も好ましくは5〜15%の、18〜60℃の温度範囲で固体形態の特定両性界面活性剤
を含む皮膚クレンジングバー組成物(A)に関する。
【0041】
アニオン性界面活性剤対両性界面活性剤の重量比は、1:1.5以上、好ましくは1:1以上、最も好ましくは2:1以上でなければならない。前記重量比より低いと、バーの泡は大きなバブルで、不安定になりがちである。
【0042】
両性界面活性剤は、18℃を越える、好ましくは20℃、最も好ましくは25℃を越える融点(Tm)を有する結晶性固体、或いは18℃、好ましくは20℃、最も好ましくは25℃を越えるを越えるガラス転移温度(Tg)を有する非晶質固体として定義される。
【0043】
固体両性界面活性剤は5%未満、好ましくは2%未満、最も好ましくは0.5%未満の水を含む。
固体両性界面活性剤は相対湿度80%及び温度26℃で自重の35%以下の水を吸収する。
【0044】
好ましい両性界面活性剤はN−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムである。
【0045】
バー組成物は、
1)0〜70重量%の有機もしくは無機構造化剤及び充填剤、
2)0〜30重量%の皮膚軟化剤及びモイスチャライザー、
3)0〜5重量%の慣用の吸湿性両性界面活性剤、及び
4)0〜20重量%のノニオン性界面活性剤
をも含有する。
【0046】
バー組成物(A)は、米国特許第4,207,198号明細書及び同第4,328,131号明細書に教示されている注型弾性バーの定義とは対照的に、堅くて非弾性の押出バーを与える。具体的には、2cm厚さの組成物(A)は親指と人差し指の間でバーを永久的に圧潰することなく1cm厚さに圧縮され得ず、前記圧力を開放したときに5秒以内に元の2cm厚さの1mm以内に戻らない。
【0047】
前記バー組成物のための好ましい製造方法は、本明細書の方法の欄に詳記されている押出法による。高量の両性界面活性剤を本明細書の方法の欄に記載されている共押出法を用いてバーに配合することが好ましい。
バー組成物(A)を以下詳細に説明する。
【0048】
アニオン性界面活性剤は、例えば、1級アルカン(例えば、C8−C22)スルホネート、1級アルカン(例えば、C8−C22)ジスルホネート、C8−C22アルケンスルホネート、C8−C22ヒドロキシアルカンスルホネートまたはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS)のような脂肪族スルホネート、またはアルキルベンゼンスルホネートのような芳香族スルホネートであり得る。
【0049】
アニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート(例えば、C12−C18アルキルスルフェート)または(アルキルグリセリルエーテルスルフェートを含めた)アルキルエーテルスルフェートであってもよい。アルキルエーテルスルフェートの中には、式:
RO(CH2CH2O)nSO3M
(式中、Rは炭素数8〜18、好ましくは12〜18のアルキルまたはアルケニルであり、nは1.0以上、好ましくは2〜3の平均数であり、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムのような可溶化カチオンである)
を有するものが含まれる。アンモニウム及びナトリウムラウリルエーテルスルフェートが好ましい。
【0050】
アニオン性界面活性剤は、(モノ−もしくはジアルキル、例えばC6−C22スルホスクシネートを含めた)アルキルスルホスクシネート、アルキル及びアシルタウレート、アルキル及びアシルサルコシネート、スルホアセテート、C8−C22アルキルホスフェート及びホスホネート、アルキルホスフェートエステル及びアルコキシアルキルホスフェートエステル、アシルラクテート、C8−C22モノアルキルスクシネート及びマレエート、スルホアセテート、並びにアシルイセチンネートであってもよい。
【0051】
スルホスクシネートは、式:
R4O2CCH2CH(SO3M)CO2M
を有するモノアルキルスルホスクシネート;
式:
R4CONHCH2CH2O2CCH2CH(SO3M)CO2M
(式中、R4はC8−C22アルキルであり、Mは可溶化カチオンである)
を有するアミド−MEAスルホスクシネート;
式:
RCONH(CH2)CH(CH3)(SO3M)CO2M
(式中、Mは上記と同義である)
を有するアミド−MIPAスルホスクシネート
であり得る。
【0052】
アルコキシル化サイトレートスルホスクシネート及びアルコキシル化スルホスクシネート、例えば式:
R−O−(CH2CH2O)nCOCH2CH(SO3M)CO2M
(式中、nは1〜20であり、Mは上記と同義である)
を有するものも含まれる。
【0053】
サルコシネートは、通常式:
RCON(CH3)CH2CO2M
(式中、RはC8−C20アルキルであり、Mは可溶化カチオンである)
で示される。
【0054】
タウレートは、通常式:
R2CONR3CH2CH2SO3M
(式中、R2はC8−C20アルキルであり、R3はC1−C4アルキルであり、Mは可溶化カチオンである)
で示される。
【0055】
別のクラスのアニオン性界面活性剤はカルボキシレート、例えば式:
R−(CH2CH2O)nCO2M
(式中、RはC8−C20アルキルであり、nは0〜20であり、Mは上記と同義である)
を有するものである。
【0056】
使用可能な別のカルボキシレートはアミドアルキルポリペプチドカルボキシレート、例えばSeppic製Monteine(登録商標)LCQである。
【0057】
使用可能な別の界面活性剤は、構造式:
R−CO2M+
(式中、RはC8−C24アルキル基であり、M+はナトリウム、カリウムまたはアンモニウムのような1価カチオンである)
を有するC8−C24脂肪酸セッケン(アルキルカルボキシレートの塩)である。
【0058】
使用可能な別の界面活性剤はC8−C18アシルイセチオネートである。前記エステルは、イセチオン酸アルカリ金属を炭素数6〜18でヨウ素価が20未満の混合脂肪族脂肪酸と反応させて製造される。混合脂肪酸の少なくとも75%は12〜18個の炭素原子を有し、最高25%は6〜10個の炭素原子を有する。
【0059】
存在する場合、アシルイセチオネートは通常組成物の全量の約0.5〜15%である。好ましくは、この成分は約1〜約10%存在する。
【0060】
アシルイセチオネートは、援用により本明細書に含まれるとする米国特許第5,393,466号明細書(Ilardiら)に記載されているようなアルコキシル化イセチオネートであり得る。この化合物は、一般式:
【0061】
【化1】
(式中、RはC8−C18アルキル基であり、mは1〜4の整数であり、X及びYは水素または炭素数1〜4のアルキルであり、M+はナトリウム、カリウムまたはアンモニウムのような1価カチオンである)
を有する。
【0062】
通常、アニオン性界面活性剤は組成物の約15〜97%、好ましくは20〜90%、最も好ましくは25〜85%を占める。
【0063】
3〜25%、好ましくは4〜20%、最も好ましくは5〜15%の18〜60℃の温度範囲で固体形態である特定固体両性界面活性剤がバーに配合される。
【0064】
前記両性界面活性剤は、18℃を越える、好ましくは20℃、最も好ましくは25℃を越える融点(Tm)を有する結晶性固体、或いは18℃、好ましくは20℃、最も好ましくは25℃を越えるを越えるガラス転移温度(Tg)を有する非晶質固体として定義される。
【0065】
固体両性界面活性剤は5%未満、好ましくは2%未満、最も好ましくは0.5%未満の水を含む。
固体両性界面活性剤は一定の相対湿度80%及び温度26℃で自重の35%以下、好ましくは30%以下の水しか吸収すべきでない。
【0066】
好ましい固体両性界面活性剤は、分子構造式:
R−N−(CH2CH2COONa)2
(式中、Rは好ましくはアルキル官能基、好ましくはC10−C22、最も好ましくはC12−C18アルキル官能基である)
を有するN−アルキルイミノジプロピオン酸ジナトリウムである。
【0067】
好ましい例は、Henkel Corp.からDeriphat 160の商標で市販されているN−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムである。
【0068】
表1に示すように、N−ラウリルイミノジプロピオン酸ジナトリウムの3日で吸収された水の量(界面活性剤の自重の%)で示される吸湿性を他の慣用されている液体または吸湿性両性界面活性剤と比較している。
【0069】
【表1】
【0070】
表1は、比較の液体または吸湿性両性界面活性剤が本発明で使用される特定固体両性界面活性剤よりも有意により多くの水を吸収する傾向にあることを示している。従って、バーに前記した固体両性界面活性剤を配合すると、
1)組成物バッチに導入される水及び吸湿性が少ないので混合−乾燥時間サイクルが短縮される;
2)押出、冷却練り/ミリング、及びスタンピング工程中の組成物の粘着が少ないので、高レベルの固体両性界面活性剤を含有するバーを製造することができる;
の製造上の利点が得られる。
【0071】
実施例に示すように、アニオン性界面活性剤を主成分とするバー組成物中に前記した固体両性界面活性剤を配合すると、使用中バーの泡はよりクリーミーで、より良好な皮膚感触となる。
【0072】
実施例に示すように、アニオン性界面活性剤対前記した両性界面活性剤の重量比は1:1.5以上、好ましくは1:1以上、最も好ましくは2:1以上でなければならない。この重量比を下回ると、泡は大きなバブルで不安定になりがちである。
【0073】
両性界面活性剤が固体で低吸湿性であるために、バー組成物(A)は、米国特許第4,207,198号明細書及び同第4,328,131号明細書で教示されている注型弾性バーとは対照的に堅い非弾性抽出バーを与える。具体的には、2cm厚さのバー組成物(A)を親指と人差し指の間で1cm厚さに圧縮され得ず、前記圧力を開放したときに5秒以内に元の2cm厚さの1mm以内に戻らない。
【0074】
バー組成物が主要(50%以上)アニオン性界面活性剤として合成アニオン性界面活性剤を含む場合には、バー(A)は少なくとも15%、好ましくは少なくとも30%、最も好ましくは45%の任意の構造化剤及び充填剤を含んでいなければならない。対照的に、バー組成物が主要(50%以上)アニオン性界面活性剤として脂肪酸セッケンを含む場合には、構造化剤及び充填剤は任意成分である。
【0075】
本発明の構造化剤系は、通常水溶性アルキレンオキシド化合物と他の構造化剤(すなわち、脂肪酸、マルトデキストリン及びパラフィン蝋)の混合物であり、前記アルキレンオキシド化合物は構造化剤系の少なくとも20%、好ましくは少なくとも40%を占め、前記アルキレンオキシド化合物は組成物の全量の約70%以下しか含まれない。
【0076】
アルキレンオキシド化合物には、適当な融点(例えば、25〜100℃、好ましくは45〜65℃)を有する中位の高分子量ポリアルキレンオキシド、特にポリエチレングリコール及びその混合物が含まれる。
【0077】
使用されるポリエチレングリコール(PEG)は、2,000〜25,000、好ましくは3,000〜10,000の分子量を有し得る。しかしながら、本発明の幾つかの実施態様では、50,000〜500,000、特に約100,000の分子量を有するポリエチレングリコールをかなり少量含有させることが好ましい。前記ポリエチレングリコールはバーの摩耗率を向上させることが判明した。これは、バー組成物が使用中濡れたとしてもポリエチレングリコールの長いポリマー鎖が絡まったままであるためと考えられる。
【0078】
前記した高分子量ポリエチレングリコール(または他の水溶性高分子量ポリアルキレンオキシド)を使用する場合、その量は好ましくは組成物の1〜5%、より好ましくは1乃至1.5〜4乃至4.5%である。前記物質は通常大量の他の水溶性構造化剤、例えば上記した2,000〜25,000、好ましくは3,000〜10,000の分子量を有するポリエチレングリコールと併用される。
【0079】
水溶性スターチ(例えば、マルトデキストリン)は、組成物の全量の1〜15重量%の量で配合され得る。
【0080】
水不溶性構造化剤は、25〜100℃、より好ましくは少なくとも45℃、特に50〜90℃の融点を有する。特に考えられる好適な物質は脂肪酸、特に炭素数12〜24の脂肪酸である。その例は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキド酸、ベヘン酸及びその混合物である。これらの脂肪酸のソースはヤシ、抜頭ヤシ、パーム、パーム核、ハバス及びタロー脂肪酸、及び部分もしくは完全水素化脂肪酸または蒸留脂肪酸である。他の好適な水不溶性構造化剤には、炭素数8〜20のアルカノールが含まれ、特にセチルアルコールである。前記物質は通常20℃で5g/L未満で水溶解度を有する。
【0081】
水溶性構造化剤対水不溶性構造化剤の相対比率により、使用中にバーが摩耗する率が決まる。水不溶性構造化剤を存在させると、使用中水に接したときのバーの溶解が遅れ、よって摩耗率が遅れる傾向にある。
【0082】
皮膚クレンジングバーはタルク、クレー、ヒュームシリカ、シリカ、シリケート、カーボネート、尿素、セルロース繊維、スクロース及び無機塩(例えば、塩化ナトリウム)、好ましくは水和性電解質(例えば、ピロリン酸テトラナトリウム)及びその混合物から選択される任意充填剤をも含む。この充填剤を主要アニオン性界面活性剤として脂肪酸セッケンを含有するバーに配合することが特に好ましい。
【0083】
別の任意成分は油/皮膚軟化剤であり、これはバー組成物に有効物質として添加され得る。
【0084】
各種油を以下に示す:
植物油類:落花生油、ヒマシ油、カカオ脂、ヤシ油、コーン油、綿実油、オリーブ油、パーム核油、菜種油、サフラワー油、ゴマ油及び大豆油、
エステル類:ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸グリセリル、リシノール酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸イソプロピル、リノール酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、モノラウリン酸プロピレングリコール、リシノール酸プロピレングリコール、ステアリン酸プロピレングリコール及びイソステアリン酸プロピレングリコール、
動物脂肪類:アセチル化ラノリンアルコール、ラノリン、ラード、ミンク油及び獣脂、
脂肪酸及びアルコール類:ベヘン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、セチルアルコール、エイコサニルアルコール及びイソセチルアルコール。
【0085】
油/皮膚軟化剤の他の例には、鉱油、ペトロラタム及びシリコーン油、例えばジメチルポリシロキサン、ラウリルラクテート及びミリスチルラクテートが含まれる。
【0086】
アルコール類には、オレイルアルコール及びイソステアリルアルコールが含まれる。エーテル誘導体類の例には、イソステアレスまたはオレスカルボン酸、またはイソステアレスまたはオレスアルコールが含まれる。
【0087】
使用可能な液体脂肪酸類は、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸、エライジン酸、アラキドン酸、ミリストール酸及びパルミトール酸である。エステル誘導体類には、プロピレングリコールイソステアレート、プロピレングリコールオレエート、グリセリルイソステアレート、グリセリルオレエート及びポリグリセリルジイソステアレートが含まれる。
【0088】
配合し得る他の成分は、ポリオキシエチレンビーズ、クルミ殻及びアプリコット種子のような落屑剤(exfoliant)である。
【0089】
泡立ち及び皮膚低刺激性を改善する目的で、低量の液体吸湿性の双イオン性及び両性界面活性剤を任意に押出バーに配合することができる。前記双イオン性及び両性界面活性剤は、表1に例示するように本発明で使用される特定の固体両性界面活性剤よりもかなり吸湿性である傾向にある。
【0090】
前記界面活性剤の例は、脂肪族基が直鎖もしくは分枝鎖であり得、脂肪族置換基の1つが約8〜約18個の炭素原子を含み、1つがカルボキシル、スルホネート、スルフェート、ホスフェートまたはホスホネートのようなアニオン性基を含む脂肪族4級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体として包括的に記載され得るものである。前記化合物の一般式は、
【0091】
【化2】
(式中、R2は約8〜約18個の炭素原子、0〜約10個のエチレンオキシド部分及び0〜約1個のグリセリル部分を有するアルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基を含み、Yは窒素、リン及び硫黄原子からなる群から選択され、R3は約1〜約3個の炭素原子を有するアルキルまたはモノヒドロキシアルキル基であり、XはYが硫黄原子のときには1、Yが窒素またはリン原子のときには2であり、R4は約1〜約4個の炭素原子を有するアルキレンまたはヒドロキシアルキレンであり、Zはカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスホネート及びホスフェート基からなる群から選択される基である)
である。
【0092】
前記界面活性剤の例には、
4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート、
5−[S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ]−3−ヒドロキシペンタン−1−スルフェート、
3−[P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテトラデキソシルホスホニオ]−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート、
3−[N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルアンモニオ]−プロパン−1−ホスホネート、
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート、
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート、
4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシドデシル)アンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート、
3−[S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホニオ]−プロパン−1−ホスフェート、
3−[P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ]−プロパン−1−ホスホネート、及び
5−[N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ]−2−ヒドロキシ−ペンタン−1−スルフェート
が含まれる。
【0093】
本発明で使用可能な両性界面活性剤は、通常少なくとも1つの酸基を含む。これはカルボン酸またはスルホン酸基であり得る。前記両性界面活性剤は4級窒素を含み、よって4級アミド酸である。前記両性界面活性剤は通常炭素数7〜18のアルキルまたはアルケニル基を含むべきである。これらは通常、一般構造式:
【0094】
【化3】
(式中、R1は炭素数7〜18のアルキルまたはアルケニルであり、R2及びR3はそれぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはカルボキシアルキルであり、nは2〜4であり、mは0〜1であり、Xは任意にヒドロキシ置換されている炭素数1〜3のアルキレンであり、Yは−CO2−または−SO3−である)
を有する。
【0095】
上記一般式に包含される好適な両性界面活性剤には、式:
【0096】
【化4】
を有する単純ベタイン、及び
式:
【0097】
【化5】
(式中、mは2または3である)
を有するアミドベタインが含まれる。
【0098】
上記両式中、R1、R2及びR3は上記と同義である。R1は特に、R1基の少なくとも半分、好ましくは3/4が10〜14個の炭素原子を有するようなヤシ由来のC12及びC14アルキル基の混合物であってもよい。R2及びR3は好ましくはメチルである。
【0099】
両性界面活性剤は、式:
【0100】
【化6】
(式中、mは2または3である)
を有するスルホベタイン、または−(CH2)3SO3 −が
【0101】
【化7】
で置換されているその変形体であり得る。
【0102】
上記式中、R1、R2及びR3は上記と同義である。
【0103】
また、両性界面活性剤は、式:
【0104】
【化8】
(式中、mは2または3である)
を有するスルホベタイン、または−(CH2)3SO3 −が
【0105】
【化9】
で置換されているその変形体であり得る。
【0106】
上記式中、R1、R2及びR3は上記と同義である。
【0107】
アンホアセテート及びジアンホアセテートも使用可能な双イオン性及び/または両性化合物に包含されると考えられる。
【0108】
任意成分の双イオン性/両性界面活性剤は、通常バー組成物の0〜5重量%、好ましくは0.1〜4重量%、より好ましくは0.1〜3重量%を占める。
【0109】
1つ以上のアニオン性界面活性剤と双イオン性及び/または両性界面活性剤に加えて、界面活性剤系は任意にノニオン性界面活性剤を含み得る。好ましいノニオン性界面活性剤はアルキルアミンオキシドから選択され、最も好ましくはC10〜C22アミンオキシドである。
【0110】
添加され得る別の任意成分は、援用により本明細書に含まれるとする米国特許第5,147,576号明細書(Montague)に教示されているような解こうポリマーである。
【0111】
更に、本発明の組成物は任意成分として、有機溶媒(例えば、エタノール);補助増粘剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボポール、グルカミド、またはRhone Poulenc製Antil(登録商標));香料;金属イオン封鎖剤(例えば、0.01〜1%、好ましくは0.01〜0.05%の量のエチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリウム(EDTA)、EHDPまたは混合物);着色剤、乳白剤及び真珠光沢剤(例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、TiO2、EGMS(エチレングリコールモノステアレート)、またはLytron 621(スチレン/アクリレートコポリマー)を含み得る。これらの任意成分はすべて製品の外観または化粧品特性を改善するのに有用である。
【0112】
本発明の組成物は、更に抗菌剤(例えば、2−ヒドロキシ−4,2’,4’−トリクロロジフェニルエーテル(DP300))及び保存料(例えば、ジメチロールジメチルヒダントイン(Glydant XL1000)、パラベン、ソルビン酸等)を含み得る。
【0113】
前記組成物はまた、起泡増進剤としてココナッツアシルモノ−もしくはジエタノールアミドを含み得、塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムのような強イオン性塩をも有利に使用し得る。
【0114】
有利には、抗酸化剤(例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT))を適宜約0.01%以上の量使用し得る。
【0115】
使用可能なカチオン性コンディショナーには、Quatrisoft LM−200 Polyquaternium−24、Merquat Plus 3330−Polyquaternium 39、及びJaguar(登録商標)コンディショナーが含まれる。
【0116】
使用可能なポリエチレングリコールには、
Polyox WSR−205 PEG 14M、
Polyox WSR−N−60K PEG 45M、または
Polyox WSR−N−750 PEG 7M
が含まれる。
【0117】
使用可能な増粘剤には、Amerchol Polymer HM 1500(ノノキシニルヒドロキシエチルセルロース)、Glucam DOE 120(PEG120メチルグルコースジオレエート)、Rewo Chemicals製Rewoderm(登録商標)(PEG修飾グリセリルココエート、パルメートまたはタローエート)、Goldschmidt製Antil(登録商標)141が含まれる。
【0118】
下記実施例により本発明を更に説明するが、これらの実施例は本発明を限定するものではない。
【0119】
操作例及び比較例または特に明記している場合を除いて、材料または反応条件の量または比、材料の物理的特性及び/または使用に関する記載には「約」が付くと理解されたい。
【0120】
本明細書中で使用するとき、用語「含む(comprising)」は記載の構成、数、ステップ、成分の存在を特定するが、1つ以上のその構成、数、ステップ、成分または基の存在または追加を排除しないと理解すべきである。
【0121】
特記しない限り、%はすべて重量%である。
【0122】
方法
皮膚低刺激性評価のプロトコル
4日パッチテストのプロトコル:パッチテストを、1%のアニオン性活性物質(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウムまたはNa−LED3A)及び異なる量の構造化剤/補助活性物質を含有する水性分散液の皮膚低刺激性を評価するために使用した。パネリストの外側上腕にパッチ(Hilltop(登録商標)Chamgers,大きさ25mm)を貼り、その上に包帯(Scanpor(登録商標)テープ)を巻いた。指定の各接触時間(パッチ適用1日目に対しては24時間、適用2、3及び4日目に対しては18時間)後、パッチを外し、専門家がその部位の重篤度(紅斑及び乾燥)を一定の光の下で観察してランク付けした。
【0123】
泡容量測定:泡性能をシリンダー振盪試験により調べた。試験溶液40gを蓋付き250ml容量のパイレックス(商標)シリンダーに入れた。シリンダーを0.5分間振盪して発泡させた。泡を2.5分間落ち着かせた後、泡の高さを測定した。
【0124】
バー硬度測定:バーの硬度をコーン形針入度計を用いて測定した。針入度計を外してから2分後に針入深度(mm)を測定した。
【0125】
組成物の製造方法
本発明のバー組成物は、高い処理量、高品質のバーを与え、バー製造業界で広く使用されている押出製造法で製造される。前記製造方法は多くの特許文献及び教書に詳記されている。例えば、Merilyn S.Mohrは1989年に“Art of Soap Making”の自書の中でセッケン製造を検討しており、Luis Spitzは1996年に“Soap and Detergents:A Theoretical and Practical Review”の自書の中で脂肪酸セッケンバー及び合成界面活性剤バーの製造を検討していた。いずれの文献も援用により本明細書に含まれるとする。押出方法の乾燥及び仕上げ部分をここに簡単に紹介する。
【0126】
a)混合及び乾燥
バー組成物を、シグマブレードを備えたミキサーにおいて製造した。成分を約70〜130℃(好ましくは、85〜120℃)で混合し、水レベルを約8〜30重量%に調節した。水分のロスを防止するためにバッチをカバーし、均質になるまで混合した。次いで、混合物を(例えば、真空乾燥、噴霧乾燥または風乾により)乾燥した。乾燥中の異なる時間に採取した試料の含水量をターボ滴定装置を用いるカールフィッシャー滴定により測定した。
【0127】
b)冷却ロール練り及びミリング
最終水分レベル(約2〜20%)で、組成物を加熱したアプリケータロール、次いでチルロール、またはミルロールに垂らし、その後フレークまたはシートに削った。
【0128】
c)精砕及びプロッディング
チップまたはシートを一連のリファイナー(refiner)及びプロッダー(plodder)において真空下でプロッディングし、ヌードル状に押出し、その後丸木状(log)に押出した。プロッダーのノーズコーンを45〜50℃に加熱した。
【0129】
d)スタンピング
削ったビレットを固定形態ダイを有するスタンパーを用いてバーに適切に打抜いた。
【0130】
上記した固体両性界面活性剤を含有するバー組成物は、1)混合及び乾燥、2)精砕及びプロッディング、及び3)スタンピング段階の少なくとも2つまたは全部を含む改良押出方法と同一の加工性、皮膚低刺激性及びバー特性を有する。
【0131】
例えば、押出方法の1つである米国特許第5,425,892号明細書、同第5,225,098号明細書及び同第5,194,172号明細書に教示されている「フリーザーバー(freezer bar)」方法は混合−乾燥、プロッディング及びスタンピングを含む。従って、フリーザーバー法は好適であり、実際本発明のバー組成物のための好ましい製造方法である。
【0132】
他の好ましい改良押出方法は共押出を用いる。この方法では、粉末、ペレット、フレークまたは粒子形態の固体両性界面活性剤(例えば、Deriphat 160)を同様に固体形態(すなわち、粉末、ペレット、フレークまたは粒子)のベース組成物と乾式混合する。固体混合物を冷却−練りまたはミリングしてチップまたはフレーク状とし、精砕して新しいペレットとし、プロッディングしてロッグとし、バーにスタンピングする。或いは、前記した固体両性界面活性剤を直接固体供給デバイスを介してリファイナーまたはプロッダーに添加し、ベースのバー組成物と一緒にプロッディングしてロッグとし、バーにスタンピングする。
【0133】
固体バー組成物(A)は非弾性で十分なバー硬度を与える。例えば、厚さ2cmのバーを指で1cm厚さに圧するには並はずれた力を必要とする。圧縮できた場合、バーは圧潰し、その構造は不可逆的なダメージを受け、力を離しても2cm厚さに戻ることができない。
【0134】
(実施例)
実施例1
固体両性界面活性剤の使用のバー製造及びバー硬度に対する効果
10重量部の固体両性界面活性剤(すなわち、Henkel Corp.製Deriphat 160)粉末をシグマブレードミキサーにおいて90重量部の市販Dove(登録商標)固体フレーク状バー原料と40〜70℃の温度で混合し、混合物を練り、ペレットに精砕し、丸木状に押し出した。次いで、丸木状物はバーにうまく打抜かれた。
【0135】
比較として、10重量部の液体吸湿性ココアミドプロピルベタインをミキサーにおいて90重量部の同一ロットからの市販Dove(登録商標)バー原料と85〜120℃の温度で混合し、目標水分量(バー組成物の全量の約5%)を有する混合物をチルロールに滴下し、フレークに削った。これをその後精砕した、押出し、バーにスタンピングした。この方法中、組成物が粘性になることが観察され、押出量が有意に低下した。組成物はスタンピングダイに粘着しているのが認められた。また、混合及び乾燥サイクル時間が、ココアミドプロピルベタイン溶液(活性成分40%)からもたらされる過剰の水及びココアミドプロピルベタインの吸湿性のために延長された。
【0136】
10% Deriphat 160含有バーの硬度を測定し、10%ココアミドプロピルベタイン含有バーの硬度と比較した。図1に示す結果は、Deriphat含有バーがココアミドプロピルベタイン含有バーに比して有意に硬いことを示す。最後に、親指と人差し指の間で2cmから1cmに圧縮する(並はずれた力を必要とする)と、バーは圧潰し、5秒以内に元の2cmの1mm以内に戻らなかった。
【0137】
実施例2
起泡増進剤としての固体両性界面活性剤
3重量部の固体両性界面活性剤(Deriphat 160)を97重量部の市販のDove(登録商標)バー原料に配合し、方法の欄に詳記した標準の押出法を用いてバーにうまく加工した。このバーの泡容量を3%ココアミドプロピルベタインを含有するDoveを主成分とするバーと比較した。図2に示すように、2つのバーは匹敵する泡及び同等のクリーミーさを有する。このことから、固体両性界面活性剤によりCAPベタインと同様に泡を改善することが分かる。
【0138】
別の実験で、DEFI(約73%のココイルイセチオン酸ナトリウム、23%の脂肪酸、3%のイセチオン酸ナトリウム及び1%の水の混合物)の泡をDEFI/Deriphat 160混合物と比較した。図2に示すデータから、固体両性界面活性剤は有意にDEFIを起泡増進し、観察される泡のクリーミーさも向上させることが分かった。
【0139】
実施例3
バーの泡性能の改良のためのアニオン性界面活性剤/固体両性界面活性剤の重量比
図3に示すように、異なるDEFI/Deriphat 160重量比での泡容量を測定し、泡のクリーミーさを観察した。その結果から、DEFIにDeriphat 160を添加すると泡容量が増加したことが分かる。しかしながら、DEFI/Deriphat 160の重量比が1:1.5以下では、泡は大きく、不安定になる。従って、アニオン性界面活性剤/固体両性界面活性剤の重量比を、泡のクリーミーさ及び泡容量の両方を改善するためには1:1.5以上、好ましくは1:1以上、最も好ましくは2:1以上に設定した。
【0140】
実施例4
バー用途のための固体両性界面活性剤の優れた皮膚低刺激性
固体両性界面活性剤の、アニオン性界面活性剤により引き起こされる皮膚刺激を緩和する能力を、ヒト皮膚に対する4日パッチテストで調べた。本研究では、DEFI/Deriphat 160混合物を異なる種類のDEFI/液体吸湿性両性界面活性剤混合物及びDEFI単独と比較した。
【0141】
その結果から、固体両性界面活性剤(Deriphat 160)がDEFIにより引き起こされる皮膚刺激の緩和の点でココアミドプロピルベタインやココアンホジアセテートジナトリウムのような液体吸湿性両性界面活性剤と比較してかなり有効であったことが分かった。
【0142】
実施例5
バー用途のための固体両性界面活性剤の優れた皮膚低刺激性
図5に示すように、ヒト皮膚に対する4日パッチテストで、異なる重量比のDEFI/Deriphatのヒト皮膚に対する刺激は同じ重量比のDEFI/ココアミドプロピルベタイン混合物に比して弱い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で規定する固体両性界面活性剤(Deriphat 160)含有バーと液体吸湿性両性界面活性剤(CAPベタイン)含有バーの硬度の比較を示す。
【図2】 固体両性界面活性剤(Deriphat 160)含有バーと液体吸湿性両性界面活性剤(CAPベタイン)含有バーの泡容量の比較を示す。DEFI+Deriphat 160とDEFI単独の泡容量の比較をも示す。
【図3】 DEFI/Deriphat 160の異なる重量比での発泡容量を示す。
【図4】 DEFI/Deriphat 160混合物、異なるタイプのDEFI/液体吸湿性両性界面活性剤混合物及びDEFI単独のヒト皮膚に対する4日パッチテストの結果を示す。
【図5】 異なる重量比のDEFI/Deriphat 160混合物及びDEFI/CAPベタイン混合物のヒト皮膚に対する4日パッチテストの結果を示す
Claims (21)
- (a)合成アニオン性界面活性剤、脂肪酸セッケン及びその混合物から選択される発泡性アニオン性界面活性剤15〜97重量%、
(b)18〜60℃の温度範囲で固体形態にある特定の両性界面活性剤3〜25重量%、
ここで前記アニオン性界面活性剤(a)対前記両性界面活性剤(b)の重量比が1:1.5またはそれ以上であり、前記両性界面活性剤(b)は5重量%未満の水を含むとき18℃を越える融点(Tm)を有する結晶性固体または18℃を越えるガラス転移温度(Tg)を有する非晶質固体であり、固体両性界面活性剤(b)は5重量%未満の水を含むとき、相対湿度80%及び温度26℃で自重の35重量%以下の水を吸収することができ、
(c)有機もしくは無機構造化剤(structurant)及び充填剤0〜70重量%、
(d)皮膚軟化剤及びモイスチャライザー0〜30重量%、
(e)慣用の吸湿性両性界面活性剤0〜5重量%、及び
(f)ノニオン性界面活性剤0〜20重量%
を含む、pH6〜12の範囲のpHを有する皮膚クレンジングバー組成物であって、
前記バー組成物は硬い非弾性押出を与え、ここで非弾性押出は前記バーの2cm厚さ部分を親指と人差し指の間で1cm厚さまで圧した場合、前記圧力を解放したときに前記バーのその部分は5秒以内に元の2cm厚さの1mm以内に戻らないことと規定されること、及び、両性界面活性剤(b)が、N−アルキル基が10〜22個の炭素原子を有するN−アルキルイミノジアルカン酸ジアルカリ金属塩、N−アルキル基が10〜22個の炭素原子を有するN−アルキルイミノジアルカン酸ジナトリウム、N−アルキル基が10〜22個の炭素原子を有するN−アルキルイミノジプロピオン酸ジアルカリ金属塩、N−アルキル基が12〜18個の炭素原子を有するN−アルキルイミノジアルカン酸ジアルカリ金属塩、またはN−ラウリルイミノジプロパン酸ジナトリウムであることを特徴とする前記組成物。 - アニオン性界面活性剤が、アシルイセチオン酸ナトリウム、アルキルカルボキシレート塩及びその混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
- アニオン性界面活性剤が、バー組成物の全量の25〜97重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物。
- 両性界面活性剤(b)が、バー組成物の全量の4〜20重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の組成物。
- アニオン性界面活性剤(a)対両性界面活性剤(b)の重量比が1:1またはそれ以上であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の組成物。
- アニオン性界面活性剤(a)対両性界面活性剤(b)の重量比が2:1またはそれ以上であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の組成物。
- 両性界面活性剤(b)が、5重量%未満の水を含有するとき、20℃を越える融点を有する結晶性物質であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の組成物。
- 両性界面活性剤(b)が、5重量%未満の水を含有するとき、20℃を越えるガラス転移温度を有する非晶質物質であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の組成物。
- 使用する両性界面活性剤(b)が5重量%未満の水を含むことを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載の組成物。
- 両性界面活性剤(b)が相対湿度80%及び温度26℃で自重の32重量%以下の水を吸収できることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の組成物。
- N−アルキルイミノジプロピオン酸ジナトリウムが粉末、ペレット、フレーク及び粒子から選択される形態の固体で供給されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の組成物。
- 使用するアニオン性界面活性剤が50重量%以上の合成アニオン性界面活性剤からなり、構造化剤及び充填剤(c)が、バー組成物の全量の15重量%以上であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第11項のいずれかに記載の組成物。
- 構造化剤及び充填剤(c)が、バー組成物の全量の25重量%以上であることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の組成物。
- 構造化剤及び充填剤(c)が、バー組成物の全量の45重量%以上であることを特徴とする請求の範囲第12項または第13項に記載の組成物。
- 脂肪酸セッケンがアニオン性界面活性剤の全量の50重量%以上を占め、構造化剤及び充填剤(c)がタルク、クレー、フュームシリカ、シリカ、シリケート、カーボネート、尿素、セルロース繊維、スクロース及び無機塩から選択されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第14項のいずれかに記載の組成物。
- 無機塩がアルカリ金属塩化物であることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成物。
- 無機塩がピロリン酸テトラナトリウムを含めた水和性電解質から選択されることを特徴とする請求の範囲第15項または第16項に記載の組成物。
- 吸湿性両性界面活性剤(e)が、バー組成物の全量の0〜4重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第17項のいずれかに記載の組成物。
- ノニオン性界面活性剤(f)が、バー組成物の全量の0〜10重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第18項のいずれかに記載の組成物。
- 押出法を用いて製造されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第19項のいずれかに記載の組成物。
- 共押出法を用いて製造されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第20項のいずれかに記載の組成物。
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