JP4322256B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局装置に関し、特に、無線通信のサービスエリアを複数のセクタに分割したときの各セクタに対応して設けられるセクタアンテナの不感地帯となり得るアンテナ直下周辺地域等をサービスエリアとしてカバーするのに用いて好適な、無線基地局装置に関する。
図8は従来の無線基地局装置に接続されるアンテナシステムの構成を示すブロック図で、この図8に示すように、従来のアンテナシステムは、鉄塔140等に、移動局(図示省略)との無線通信のサービスエリアを複数(ここでは、3つ)に分割したときのセクタ100,200,300毎にダイバーシティ構成のセクタアンテナ110,120,130が設けられて構成される。なお、符号101,201,301で示す網がけ領域はそれぞれセクタアンテナ110,120,130のカバーエリアを示す。
そして、従来のセル設計では最適なサービスエリアを供給するために、各セクタアンテナ110,120,130の取り付け高さや、チルト角,方位角等を調整しているが、例えば図9Aに示すように、アンテナ直下周辺の地域(エリア)400には、どのセクタアンテナ110,120,130からの電波も届かないか、移動局にとって必要な受信電力強度が得られない地域(いわゆる不感地帯)が生じる。
このような不感地帯400は、例えば図9Bに示すように、各セクタアンテナ110,120,130の規定の送信電力をいずれも大きく設定して各セクタアンテナ110,120,130のカバーエリア101,201,301をそれぞれ拡げることで無くすことができるが、この場合、アンテナ直下周辺地域400では、複数のセクタアンテナ110,120,130のカバーエリア101,201,301が重複し、1つの移動局に対してどのセクタアンテナ110,120,130からの受信電力強度も同程度になるため、1つの移動局が同時に2以上のセクタアンテナと接続する同時接続状態の多発地帯となる。そして、この場合、各セクタアンテナ110,120,130と移動局との間の距離差が小さく、且つ、電力強度の順位が容易に変動するため、セクタ間ハンドオフ(ハンドオーバ)動作が頻繁に生じてしまい、システムの処理負荷を増大させてしまう。
そこで、従来は、かかるハンドオフ動作の頻発防止を優先して、呼接続サービスの品質を落とすか、図9Aに示したようにアンテナ直下でのハンドオフエリアを最小限にするセル設計を行なっているが、不感地帯400が生じ呼接続サービスの不安定を招いている。
このような呼接続サービスの不安定をハンドオフ動作の頻発を抑制しながら抑止するためには、例えば図10A及び図10Bに示すように、サブアンテナ150を設けて当該サブアンテナのカバーエリア500により不感地帯400をカバーしたり、図11A及び図11Bに示すように、セクタアンテナ110(又は120,130)からの電波を受けて不感地帯400へ反射する反射板160を設置して、この反射板160のカバーエリア600により不感地帯400をカバーしたりすることが考えられる。
あるいは、図12A及び図12Bに示すように、セクタアンテナ110(又は120,130)からの電波を中継するリピータ170を設けて、このリピータ170のカバーエリア700により不感地帯400をカバーしたり、図13A及び図13Bに示すように、補完用基地局装置180を設置して、この補完用基地局装置180のカバーエリア800により不感地帯400をカバーしたりすることも考えられる。
しかしながら、どの場合も、アンテナ直下周辺地域400をカバーするのに専用の装置が個別に必要になるため、システム規模及びコストの増大を招いてしまう。
なお、無線基地局装置に関する従来技術として、他に、特開2000−197107号公報(以下、特許文献1という),特開平10−164637号公報(以下、特許文献2という),特許第3290990号公報(以下、特許文献3という),特開2002−345013号公報(以下、特許文献4という)および特開2003−18640号公報(以下、特許文献5という)により提案されている技術がある。
ここで、特許文献1に記載の技術は、基地局アンテナダイバーシティ方式のCDMA(Code Division Multiple Access)セルラー無線基地局において、同一セクタをカバーする少なくとも2つのアンテナのうち、少なくとも一方のアンテナを、このアンテナのカバーするセクタのトラフィック状況に応じて、基地局から移動局への通信の送信電力を時変的に変化制御するというものである。
より具体的には、各セクタ内でトラフィックに余裕がある場合には、アンテナからの送信電力を増加させて移動局の信号電力対干渉電力比を高くして通信品質を向上させ、各セクタ内でトラフィックが増加した場合には、一方のアンテナからの送信電力を減少させて、ダイバーシティ効果は一部減殺されるものの、必要な通信路を確保して、1セクタに収容できる移動局数の減少を避けることができるというものである。
加えて、この特許文献1の技術では、同一セクタ内でのハンドオーバ状態にある移動局数をモニタして、同一セクタをカバーするアンテナ間の送信電力配分を、同一セクタ内のハンドオーバ状態にある移動局数を上下限値以内とするように制御することにより、2つのアンテナ間の送信電力配分を変化させて、最適な電力配分に接近させることができ、不必要な大きな送信電力での送信を避けることもできるようにもなっている。
また、特許文献2に記載の技術は、1つのセル基地局のサービスエリアを複数のセクタに分割し、移動端末の移動における位置関係に基づいて複数本、例えば、2〜4本程度の送受信アンテナを選択する切替制御によって、セクタ毎に指向性を有した送受信アンテナと変復調器との間を接続する配線数を削減して、システム構築を簡素化するものである。
さらに、特許文献3に記載の技術は、第1及び第2のセクタを介して受信された移動ユニットからの信号のうち最も弱い信号を受信したセクタを認識し、その認識したセクタから上記移動ユニットへの信号の信号強度を低減することにより、複数の基地局からなり、少なくともそのうちの1つの基地局が複数のセクタに分割された通信システムにおけるS/I比(Signal to Interference ratio)を向上するというものである。
また、特許文献4に記載の技術は、セルラシステムにおける無線基地局装置に関するもので、基地局装置が、所定数のセクタで構成された第1領域及びこの第1領域よりも内側に配置され前記所定数よりも少ない数のセクタで構成された第2領域で構成されるセルにおいて移動局装置と無線通信を行なうことにより、基地局装置に近いエリア(第2領域)で移動局装置が複数のセクタを横切る頻度を抑えて、基地局装置におけるハンドオーバ制御に関する処理量を削減するというものである。
さらに、特許文献5に記載の技術は、CDMA移動通信システムに関するもので、移動端末が必要以上の数の基地局/セクタからの送信信号が届くような環境(セクタ密集地域)に置かれている場合に、基地局制御装置で、端末の送信するパイロット強度報告よりそのことを検出し、端末をセクタ構成又は基地局構成の異なる他のキャリア周波数へとハードハンドオーバさせることにより、端末の安定した通信を実現するものである。
特開2000−197107号公報 特開平10−164637号公報 特許第3290990号公報 特開2002−345013号公報 特開2003−18640号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜5に記載のいずれの技術も、セクタアンテナ直下の周辺エリアに生じる不感地帯をどのようにして無くすかを主題とするものではなく、セクタ間ハンドオフ動作の頻発を抑制しながら、アンテナ直下周辺エリアのように、各セクタアンテナの送信電力をいずれも上昇してそれぞれの異なるカバーエリアを拡大することで重複カバーされるようなエリアにおいても他のエリアと同等の呼接続サービス品質を提供することは不可能である。
例えば、前述した特許文献1に記載の技術では、同一セクタをカバーするダイバーシティアンテナの送信電力制御に関するものであるため、アンテナ直下の周辺エリアをカバーすることは予定しておらず、不感地帯の解消は望めない。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、アンテナ直下周辺エリアのように不感地帯となり得るエリアにおいて、当該エリアをカバーするのに専用の装置を別途用意することなく、セクタ間ハンドオフ動作の頻発を抑制しながら、他のエリアと同等の呼接続サービス品質を提供できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の無線基地局装置は、移動局との無線通信のサービスエリアを複数のセクタに分割したときの異なるセクタをそれぞれカバーする複数のセクタアンテナと接続され、該複数のセクタアンテナについての送信電波制御によりそれぞれのカバーエリアのいずれをも拡大することで無線基地局装置のアンテナ直下の不感地帯である所定領域を重複カバーし得るものであって、以下の各手段をそなえたことを特徴としている。
(a)該複数のセクタアンテナのうち、も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段
(b)該検出手段で検出したセクタアンテナのみで該所定領域をカバーするように、当該セクタアンテナの送信電波制御を行なう制御手段
ここで、該制御手段は、該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、ことを特徴としている。
また、本発明の無線基地局装置は、移動局との無線通信のサービスエリアを複数のセクタに分割したときの異なるセクタをそれぞれカバーする複数のセクタアンテナと接続され、該複数のセクタアンテナについての送信電波制御によりそれぞれのカバーエリアのいずれをも拡大することで無線基地局装置のアンテナ直下の不感地帯である所定領域を重複カバーし得るものであって、以下の各手段をそなえたことを特徴としている。
(a)該複数のセクタアンテナのうち、も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段
(b)該検出手段で検出したセクタアンテナ以外のセクタアンテナについては、該所定領域をカバーしないように送信電波制御し、該検出手段で検出したセクタアンテナについては、該所定領域をカバーするように送信電波制御する制御手段
ここで、該制御手段は、該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、ことを特徴としている。
さらに、該制御手段は、該検出手段で検出したセクタアンテナから送信する該移動局のための制御信号の送信電力を上昇制御する送信電力制御手段として構成されていてもよいし、該検出手段で検出したセクタアンテナから送信する該移動局のための制御信号の電波放射角を制御する電波放射角制御手段として構成されていてもよい。
また、該検出手段は、上記各セクタアンテナの呼接続数を監視することにより他よりも該呼接続数の少ないセクタアンテナを該通信負荷の少ないセクタアンテナとして検出する呼接続監視手段として構成されるのが好ましい。
さらに、該制御手段は、同時に2以上のセクタアンテナと接続する呼の数を表すマルチ接続数を監視するマルチ接続数監視部と、該マルチ接続数監視部で監視されたマルチ接続数のセクタアンテナ間の差が所定の閾値を超えていると、マルチ接続数の多いセクタアンテナから他のセクタアンテナへのハンドオフを許容するとともに、他のセクタアンテナから上記マルチ接続数の多いセクタアンテナへのハンドオフを拒絶するハンドオフ制御部とをそなえていてもよい。
また、該制御手段は、同時に2以上のセクタアンテナと接続した呼が同時接続しているパスの数を表す同時接続数を監視する同時接続数監視部と、該同時接続数監視部で監視された同時接続数のセクタアンテナ間の差が所定の閾値を超えていると、該同時接続数の少ないセクタアンテナのカバーエリアを拡大し、該同時接続数の多いセクタアンテナのカバーエリアを縮小するように、各セクタアンテナの送信電波制御を行なう同時接続制御部とをそなえていてもよい。
なお、該所定領域は、該複数のセクタアンテナの直下周辺の領域であることが好ましい。
さらに、本発明の無線基地局装置は、n個(nは3以上の自然数)のセクタに対応してそれぞれ設けられるn個のセクタアンテナと接続される無線基地局装置であって、該n個のセクタアンテナの直下周辺の不感地帯である所定領域について、前記n個のセクタアンテナのいずれについても送信電力を上昇することで、該所定領域をカバーし得るものにおいて、以下の各手段をそなえたことを特徴としている。
(a)該n個のセクタアンテナのうち最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段
(b)該検出手段で検出したセクタアンテナにより該所定領域をカバーし得る程度に当該セクタアンテナから送信する移動局のための制御信号の送信電力を上昇又は電波放射角を制御する制御手段
ここで、上記制御手段は、該所定領域をカバーするセクタアンテナを1つに制限するよう制御する、ことを特徴としている。
また、本発明の無線基地局装置は、n個(nは3以上の自然数)のセクタに対応してそれぞれ設けられるn個のセクタアンテナと接続される無線基地局装置であって、該n個のセクタアンテナの直下周辺の不感地帯である所定領域について、前記n個のセクタアンテナのいずれについても送信電力を上昇することで、該所定領域をカバーし得るものにおいて、以下の各手段をそなえたことを特徴としている。
(a)該n個のセクタアンテナのうち最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段
(b)該検出手段で検出したセクタアンテナ以外のセクタアンテナについては、該所定領域をカバーし得ない程度に移動局のための制御信号を送信するように送信電力又は電波放射角を制御し、該検出手段で検出したセクタアンテナについては、該所定領域をカバーし得る程度に該移動局のための制御信号を送信するように送信電力又は電波放射角を制御する制御手段
ここで、上記制御手段は、該所定領域をカバーするセクタアンテナを1つに制限するよう制御する、ことを特徴としている。
なお、該制御信号は、該移動局におけるセルサーチに用いる信号又は移動局における同期検出に用いる信号であることが好ましい
図1は本発明の一実施形態に係る移動通信システムの無線基地局システムに着目した構成を示すブロック図で、この図1に示すように、本実施形態の無線基地局システム(装置)(以下、単に「基地局システム」と称することもある)1は、移動局(図示省略)との無線通信のサービスエリアをn個(nは通常3以上の自然数で、ここでは、n=3)のセクタ(セル)に分割したときの各セクタに対応して設けられるn個のセクタアンテナ2−1,2−2,2−3と接続された1台以上の基地局装置(BTS:Base Transceiver System)2と、当該基地局装置2と接続された基地局制御装置(RNC:Radio Network Control equipment)3とをそなえて構成されている。なお、基地局制御装置3は、通常、複数の基地局装置2と接続されて各基地局装置2の呼処理等を集中制御・管理するようになっている。
そして、この図1に示すように、基地局装置2は、セクタアンテナ2−i毎に設けられた送受信機21−1,21−2,21−3と、呼処理部22と、呼接続監視部23と、電力制御部24とをそなえて構成され、基地局制御装置3は、伝送部31と、呼接続監視制御部32と、呼処理制御部33とをそなえて構成されている。
ここで、基地局装置2において、セクタアンテナ2−i(i=1,2,3)は、それぞれ、指向性を有する2本の送受信アンテナ2から成るダイバーシティアンテナとして構成されており、移動局との間で無線信号の送受を行なうものである。当該無線信号には、移動局との間で制御情報を送受するための制御チャネル(CCH:Control Channel)の信号(制御信号)と、ユーザデータを送受するためのトラフィックチャネル(TCH:Traffic Channel)の信号とが含まれ、移動局への下り共通制御チャネルの信号として、移動局におけるセルサーチ(基地局装置2の識別)に用いる信号又は移動局における同期検出に用いる信号(例えば、共通パイロットチャネルの信号)を送信することにより、セクタアンテナ2−i毎にそれぞれのカバーエリア(無線ゾーン)が形成される。そして、このセクタアンテナ2−iから送信される制御信号(共通パイロットチャネルの信号)の送信電力(下り送信電力)を後述する電力制御部24によって制御(送信電波制御)することで、各セクタアンテナ2−iのカバーエリアを制御(拡大又は縮小)することができる。
送受信機21−iは、それぞれ、対応するセクタアンテナ2−iと接続されて、移動局との間で無線信号(制御チャネルの信号及び通信チャネルの信号)の送受を、当該セクタアンテナ2−iを介して行なうためのものであり、呼処理部22は、各送受信機21−i経由で移動局との間の無線通信のための呼処理を行なうものであり、呼接続監視部23は、呼処理部22での呼処理をモニタすることにより、各セクタの呼の接続数及びセクタ間のマルチ接続数(同時に2以上のセクタアンテナ2−iと接続している呼の数)を監視して、その監視結果に基づいて各セクタアンテナ2−iの送信電力制御のために電力制御部24に制御指示を与えるものである。
具体的に、本実施形態では、呼接続数の最も少ないセクタアンテナ2−iを検出し、そのセクタアンテナ2−iの送信電力(共通パイロットチャネルの信号の送信電力)を一定のペースでアンテナ直下周辺エリアをカバーし得る程度に上昇し、逆に、呼接続数の多いセクタアンテナ2−i送信電力を一定のペースで当該アンテナ直下周辺エリアをカバーしない程度に減少させるように電力制御部24に制御指示を与えることで、呼接続数の各セクタ間の格差を小さくするように機能する。また、この際、セクタ毎のマルチ接続数に格差が生じないようにセクタ間ハンドオフを許容及び拒絶するようにも機能する。
電力制御部24は、この呼接続監視部23からの制御指示に従ってセクタアンテナ2−iから送信される信号の送信電力を制御(上昇/下降)するものである。
つまり、本実施形態の呼接続監視部23は、各セクタアンテナ2−iのうち、呼接続数が最も少ない(通信負荷の最も少ない)セクタアンテナ2−iを検出する検出手段として機能するとともに、上記マルチ接続数を監視するマルチ接続数監視部として機能し、電力制御部24は、この検出手段としての呼接続監視部23で検出したセクタアンテナ2−iのみでアンテナ直下周辺エリアをカバーするように、当該セクタアンテナ2−iについて送信電波制御(制御信号としての共通パイロットチャネルの信号の送信電力制御)する制御手段として機能するのである。
一方、基地局制御装置3において、伝送部31は、基地局装置2の呼処理部22と接続されて、基地局装置2との間での呼や呼制御信号の送受を行なうインタフェースであり、呼接続監視制御部32は、各呼の同時接続数(マルチ接続した呼が同じ基地局装置2あるいは複数の異なる基地局装置2に対して同時接続しているパスの数)を監視し、その監視結果に基づいて各セクタの送信電力制御を行なうために、呼処理制御部33,伝送部31及び基地局装置2の呼接続監視部23経由で、基地局装置2の電力制御部24へ制御指示を与えるもので、本実施形態では、同時接続数が3(3−Way)以上となる呼の接続数が少ないセクタアンテナ2−iの送信電力を一定のペースで増加し、逆に、同時接続数が3となる呼の接続数の多いセクタアンテナ2−iの送信電力を一定のペースで減少させて、同時接続数の各セクタ間の格差を小さくするよう機能する。
つまり、この呼接続監視制御部32は、上記同時接続数を監視する同時接続数監視部321としての機能と、この同時接続数監視部321により監視された同時接続数のセクタアンテナ2−i間の差が所定の閾値を超えていると、同時接続数の少ないセクタアンテナのカバーエリアを拡大し、同時接続数の多いセクタアンテナのカバーエリアを縮小するように、各セクタアンテナ2−iの送信電波制御(制御信号の送信電力制御)を行なう同時接続制御部322としての機能とを兼ね備えているのである。
呼処理制御部33は、伝送部31経由で、基地局装置2の呼処理部22による呼処理を制御するとともに、上記呼接続監視制御部3からの制御指示を伝送部31経由で基地局装置2の電力制御部24に与えるものである。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の基地局システム1の動作について詳述する。
(1)電力制御
まず、基地局装置2は、呼接続監視部23により、例えば図2に示すように、各セクタアンテナ2−1,2−2,2−3がそれぞれカバーするセクタX,Y,Z(図3A及び図3B参照)の呼接続数(Nx,Ny,Nz)を監視し(ステップA1)、呼接続数の最も少ないセクタ(例えば、X)と最も多いセクタ(例えば、Y)を検出するとともに、両者の差(接続差)Q1を抽出する(ステップA2)。
そして、呼接続監視部23は、得られた接続差Q1が予め設定された設定値(閾値)D1を超えているか否かを判定し(ステップA3)、超えていなければ各セクタX,Y,Zの呼接続数の監視を継続し(ステップA3のNルート)、超えていれば電力制御部24に指示を与えて呼接続数の少ないセクタXのセクタアンテナ2−1の送信電力を1ステップ増加させ(ステップA4)、呼接続数の多いセクタYのセクタアンテナ2−2の送信電力を1ステップ減少させる(ステップA5)。
以上の処理を繰り返すことにより、図3A及び図3Bに示すように、セクタXのセクタアンテナ2−1の送信電力が一定のペースで増加してそのカバーエリア41が拡大し、当該カバーエリア41によってアンテナ直下周辺エリア400がカバーされるとともに、セクタYのセクタアンテナ2−2の送信電力が一定のペースで減少して、カバーエリア42が縮小する(セクタZ用のセクタアンテナ2−3のカバーエリア43には変化なし)。
つまり、呼接続監視部23で通信負荷(呼接続数)が最も少ないセクタアンテナとして検出されたセクタアンテナ2−1以外のセクタアンテナ2−2,2−3については、アンテナ直下周辺エリア400をカバーしないように送信電力制御され、呼接続監視部23で検出したセクタアンテナ2−1については、アンテナ直下周辺エリア400をカバーするように送信電力制御されるのである。
その結果、アンテナ直下周辺エリア400に位置する移動局4は、セクタXのセクタアンテナ2−1のカバーエリア41内に位置し当該セクタアンテナ21からの受信電力が他よりも大きくなるので、セクタアンテナ2−1にのみ接続するようになる。
したがって、従来のようにアンテナ直下周辺エリア400をカバーするのに専用の装置を別途用意することなく、アンテナ直下周辺エリア400におけるセクタ間ハンドオフ動作の頻発を抑制しながら、アンテナ直下周辺エリア400においても他のエリアと同等の安定した呼接続サービス品質を提供することが可能となる。
なお、上記の例では、呼接続数の最も少ないセクタアンテナ2−1の送信電力の増加とともに、呼接続数の最も多いセクタアンテナ2−2の送信電力の減少制御を行なっているが、少なくとも呼接続数の最も少ないセクタアンテナ2−1の送信電力のみをアンテナ直下周辺エリア400をカバーし得る程度に増加するだけでも(呼接続数の最も多いセクタアンテナ2−2の送信電力は維持するようにしても)、アンテナ直下周辺エリア400での安定した呼接続サービス品質を提供することができる。
(2)ハンドオフ制御
さて、上述のごとくセクタアンテナ2−iの送信電力制御を行なってセクタアンテナ2−iのカバーエリア41,42,43を変化させると、その変化に伴って異なるセクタアンテナ2−iからの受信電力が略同じとなる領域(マルチ接続ゾーン:例えば図5Aの符号44,45,46,47参照)に位置する移動局4についてセクタ間ハンドオフ動作が発生する場合がある(図3B参照)。
このような場合、もともと呼接続数(マルチ接続数)が多く通信負荷の高いセクタアンテナ2−iに対するハンドオフを許容すると、無線チャネル等の通信リソースの浪費及び呼処理の負荷が増加して基地局装置2の収容移動局数が減少することになる。
そこで、このようなハンドオフの発生による通信リソースの浪費及び呼処理負荷の増加を防止すべく、本実施形態の基地局装置1は、図4に示すような手順でハンドオフ制御を行なう。即ち、基地局装置2は、呼接続監視部23により、各セクタX,Y,Z(セクタアンテナ2−1,2−2,2−3)のマルチ接続数(Mx,My,Mz)を監視し(ステップB1)、マルチ接続数の最も大きいセクタ(例えば、X)と最も少ないセクタ(例えば、Y)及び両者の差(接続差)Q2を求める(ステップB2)。
そして、呼接続監視部23は、求めた接続差Q2が予め設定された設定値(閾値)D2を超えているか否かを判定し(ステップB3)、超えていれば両セクタX,Yのマルチ接続数に格差があるので、図5A及び図5Bに示すようにマルチ接続ゾーン44内に位置する移動局4のマルチ接続数の多いセクタXからマルチ接続数の少ないセクタYへのハンドオフを許容し(ステップB3のYルートからステップB4)、超えていなければ(格差が大きくなければ)、セクタXからセクタYへのハンドオフを拒絶する(ステップB3のNルートからステップB5)。
なお、図5A及び図5Bにおいて、他のマルチ接続ゾーン45,46,47に位置する移動局4についてハンドオフ制御を行なう場合についても、上記と同様に、各セクタでマルチ接続数に格差がある場合に、マルチ接続数の少ないセクタへのハンドオフは許容されるが、マルチ接続数の多いセクタ、あるいは、マルチ接続数に格差のないセクタへのハンドオフは拒絶される。その際、ハンドオフを拒絶された移動局4は、セクタ間を移動しても移動前のセクタアンテナ2−iとの接続を維持して通信を行なうことになる。
以上のようなハンドオフ制御を前述した送信電力制御に伴って実施することにより、各セクタアンテナ2−iのカバーエリア41,42,43の変化に伴ってセクタ間ハンドオフが発生する場合でも、特定のセクタアンテナ2−iに当該ハンドオフによる呼接続が集中することを抑制しながら、呼接続の最も少ないセクタアンテナ2−iがアンテナ直下周辺エリア400をカバーすることが可能となる。したがって、通信リソースの浪費と呼処理の負荷増大とを抑制して効率よくアンテナ直下周辺エリア400での安定した呼接続サービス品質を提供することが可能となる。
(3)同時接続制御
次に、無線基地局システムでの同時接続制御について図6,図7A及び図7Bを参照しながら詳述する。
まず、図7Aにおいて、符号48は3台の移動局4がそれぞれ異なる3つの基地局装置1のセクタアンテナ2−iに対して同時にマルチ接続しているゾーンを表し、符号49は1台の移動局4が異なる3つのセクタアンテナ2−1,2−2,2−3に対して同時にマルチ接続しているゾーンを表しているが、このような同時接続は、基地局装置2の通信リソースを浪費していることになる。
そこで、本実施形態では、このような同時接続数の多いゾーンをなるべく少なくするために、例えば図6に示すような手順で同時接続制御を行なう。即ち、無線基地局システム1は、基地局制御装置3の呼接続監視制御部32により、各呼のマルチ接続の同時接続数(Wn)を監視し(ステップC1)、同時接続数が3以上となる呼の接続が最も少ないセクタ(例えば図7Aでは、セクタX)と最も多いセクタ(例えば図7Aでは、セクタY)及び両者の差(接続差)Q3を求める(ステップC2)。
そして、呼接続監視制御部32は、上記の接続差Q3が予め設定された設定値(閾値)D3を超えているか否かを判定し(ステップC3)、超えていれば、電力制御部24により、セクタY(セクタアンテナ2−2)の送信電力を1ステップ減少させる(ステップC3のYルートからステップC4)とともに、セクタX(セクタアンテナ2−1)の送信電力を1ステップ増加させる(ステップC5)。なお、上記の接続差Q3が設定値D3を超えていない場合、呼接続監視制御部32は、上記ステップC1からの処理を繰り返す(ステップC3のNルート)。
このような同時接続制御により、図7A及び図7Bに示すように、呼接続数の少ないセクタアンテナ2−1のカバーエリア41が拡大して当該カバーエリア41によってアンテナ直下周辺エリア400がカバーされるとともに、セクタアンテナ2−2のカバーエリア42が縮小して、同時接続数が3(3−Way)以上となるゾーン48,49の数を減少させることが可能となる。
したがって、この場合も、基地局装置2の通信リソースの浪費と呼処理の負荷増大とを抑制しながら、効率よくアンテナ直下周辺エリア400での安定した呼接続サービス品質を提供することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、セクタ分けされたアンテナシステムを有する移動通信システムにおいて、各セクタ配下の呼接続数を監視し、アンテナ直下周辺エリア400に位置する移動局4が呼接続数の少ない任意の1つのセクタアンテナ2−iだけに接続するようにセクタ毎に制御信号(共通パイロットチャネルの信号)の送信電力を制御して、アンテナ直下周辺エリア400での他のセクタアンテナ2−iから送信される制御信号との電力差をつけることにより、常に呼接続が少ないセクタアンテナ2−iがアンテナ直下周辺エリア400をカバーするので、従来のように当該エリア400をカバーするのに専用の装置を別途用意することなく、セクタ間ハンドオフの頻発を抑えながら、アンテナ直下周辺エリア400での呼接続サービス品質を安定させることが可能となる。
そして、本実施形態では、上記送信電力制御に伴って、図4により前述したハンドオフ制御および図6により前述した同時接続制御を併用することにより、セクタ間ハンドオフの頻発及び同時接続数の増大を抑制することができるので、通信リソースの浪費と呼処理の負荷とを抑制することも可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、セクタアンテナ2−iの通信負荷として呼接続数を基準にアンテナ直下周辺エリア400をカバーするセクタアンテナ2−iを検出(選択)しているが、この他に、例えば、通信中移動局数や総送信電力、総受信電力等をセクタアンテナ2−iの通信負荷として基準にすることも可能である。
さらに、上述した実施形態では、アンテナ直下周辺エリア400を通信負荷の少ないセクタアンテナ2−iでカバーする対象としているが、アンテナ直下周辺以外のセクタアンテナ2−iから離れた場所において、各セクタアンテナ2−iについての送信電波(電力)制御によりそれぞれのカバーエリアのいずれをも拡大することで重複カバーされるような、不感地帯となり得るエリアを対象とすることもできる。
また、上述した実施形態では、前記のハンドオフ制御及び同時接続制御を通信負荷の最も少ないセクタアンテナ2−iの送信電力制御と併用することを前提としているが、併用しなくても本発明の目的は達成することは可能であり、また、ハンドオフ制御及び同時接続制御のいずれか一方のみを併用することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、セクタアンテナ2−iのカバーエリアの拡大/縮小をセクタアンテナ2−iの送信電力制御(上昇/減少)により行なっているが、セクタアンテナ2−iの取り付け角やチルト角、方位角等を物理的に制御、あるいは、電気チルト制御によりセクタアンテナ2−iの送信電波の偏波状態を電気的に制御、もしくは、これらの物理的及び電気的な制御をともに行なって、セクタアンテナ2−iの電波放射角を制御することによっても、セクタアンテナ2−iのカバーエリア(送信電波ビームの拡がり方)を変形することが可能であり、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この場合、前記の電力制御部24(図1参照)は、通信負荷の少ないセクタアンテナ2−iとして呼接続監視部23で検出されたアンテナから送信する制御信号の電波放射角を制御する電波放射角制御手段として構成すればよい。
以上詳述したように、本発明によれば、通信負荷の少ないセクタアンテナのみでアンテナ直下周辺エリアのように不感地帯となり得るエリアをカバーするので、当該エリアでのハンドオフの頻発を抑制しながら、他のエリアと同等の接続サービス品質を提供することができるので、移動通信技術の分野において極めて有用であると考えられる。
本発明の一実施形態に係る移動通信システムの無線基地局システムに着目した構成を示すブロック図である。 図1に示す無線基地局システムの動作(電力制御)を説明するためのフローチャートである。 図2に示す電力制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 図2に示す電力制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 図1に示す無線基地局システムの動作(ハンドオフ制御)を説明するためのフローチャートである。 図4に示すハンドオフ制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 図4に示すハンドオフ制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 図1に示す無線基地局システムの動作(同時接続制御)を説明するためのフローチャートである。 図6に示す同時接続制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 図6に示す同時接続制御によるセクタアンテナのカバーエリアの変化を説明するための模式図である。 従来の無線基地局装置に接続されるアンテナシステムの構成を示すブロック図である。 従来のアンテナシステムのカバーエリアを説明するための模式図である。 従来のアンテナシステムのカバーエリアを説明するための模式図である。 従来のアンテナシステムのアンテナ直下周辺エリア(不感地帯)を補完する手段としてサブアンテナを用いる場合のシステム構成例を示す模式図である。 図10Aに示すアンテナシステムのカバーエリアを示す模式図である。 従来のアンテナシステムのアンテナ直下周辺エリア(不感地帯)を補完する手段として反射板を用いる場合のシステム構成例を示す模式図である。 図11Aに示すアンテナシステムのカバーエリアを示す模式図である。 従来のアンテナシステムのアンテナ直下周辺エリア(不感地帯)を補完する手段としてリピータを用いる場合のシステム構成例を示す模式図である。 図12Aに示すアンテナシステムのカバーエリアを示す模式図である。 従来のアンテナシステムのアンテナ直下周辺エリア(不感地帯)を補完する手段として補完用基地局装置を用いる場合のシステム構成例を示す模式図である。 図13Aに示すアンテナシステムのカバーエリアを示す模式図である。

Claims (11)

  1. 移動局との無線通信のサービスエリアを複数のセクタに分割したときの異なるセクタをそれぞれカバーする複数のセクタアンテナと接続され、該複数のセクタアンテナについての送信電波制御によりそれぞれのカバーエリアのいずれをも拡大することで無線基地局装置のアンテナ直下の不感地帯である所定領域を重複カバーし得る前記無線基地局装置であって、
    該複数のセクタアンテナのうち、最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段と、
    該検出手段で検出したセクタアンテナのみで該所定領域をカバーするように、当該セクタアンテナの送信電波制御を行なう制御手段とをそなえ、
    該制御手段が、
    該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、
    ことを特徴とする、無線基地局装置。
  2. 移動局との無線通信のサービスエリアを複数のセクタに分割したときの異なるセクタをそれぞれカバーする複数のセクタアンテナと接続され、該複数のセクタアンテナについての送信電波制御によりそれぞれのカバーエリアのいずれをも拡大することで無線基地局装置のアンテナ直下の不感地帯である所定領域を重複カバーし得る前記無線基地局装置であって、
    該複数のセクタアンテナのうち、最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段と、
    該検出手段で検出したセクタアンテナ以外のセクタアンテナについては、該所定領域をカバーしないように送信電波制御し、該検出手段で検出したセクタアンテナについては、該所定領域をカバーするように送信電波制御する制御手段とをそなえ、
    該制御手段が、
    該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  3. 該制御手段が、
    該検出手段で検出したセクタアンテナから送信する該移動局のための制御信号の送信電力を上昇制御する送信電力制御手段として構成されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線基地局装置。
  4. 該制御手段が、
    該検出手段で検出したセクタアンテナから送信する該移動局のための制御信号の電波放射角を制御する電波放射角制御手段として構成されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線基地局装置。
  5. 該検出手段が、
    上記各セクタアンテナの呼接続数を監視することにより他よりも該呼接続数の少ないセクタアンテナを該通信負荷の少ないセクタアンテナとして検出する呼接続監視手段として構成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線基地局装置。
  6. 該制御手段が、
    同時に2以上のセクタアンテナと接続する呼の数を表すマルチ接続数を監視するマルチ接続数監視部と、
    該マルチ接続数監視部で監視されたマルチ接続数のセクタアンテナ間の差が所定の閾値を超えていると、マルチ接続数の多いセクタアンテナから他のセクタアンテナへのハンドオフを許容するとともに、他のセクタアンテナから上記マルチ接続数の多いセクタアンテナへのハンドオフを拒絶するハンドオフ制御部とをそなえたことを特徴とする、請求項5記載の無線基地局装置。
  7. 該制御手段が、
    同時に2以上のセクタアンテナと接続した呼が同時接続しているパスの数を表す同時接続数を監視する同時接続数監視部と、
    該同時接続数監視部で監視された同時接続数のセクタアンテナ間の差が所定の閾値を超えていると、該同時接続数の少ないセクタアンテナのカバーエリアを拡大し、該同時接続数の多いセクタアンテナのカバーエリアを縮小するように、各セクタアンテナの送信電波制御を行なう同時接続制御部とをそなえたことを特徴とする、請求項5又は6に記載の無線基地局装置。
  8. 該所定領域が、該複数のセクタアンテナの直下周辺の領域であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線基地局装置。
  9. n個(nは3以上の自然数)のセクタに対応してそれぞれ設けられるn個のセクタアンテナと接続される無線基地局装置であって、該n個のセクタアンテナの直下周辺の不感地帯である所定領域について、前記n個のセクタアンテナのいずれについても送信電力を上昇することで、該所定領域をカバーし得る無線基地局装置において、
    該n個のセクタアンテナのうち最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段と、
    該検出手段で検出したセクタアンテナにより該所定領域をカバーし得る程度に当該セクタアンテナから送信する移動局のための制御信号の送信電力を上昇又は電波放射角を制御する制御手段とをそなえ、
    該制御手段が、
    該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、
    ことを特徴とする、無線基地局装置。
  10. n個(nは3以上の自然数)のセクタに対応してそれぞれ設けられるn個のセクタアンテナと接続される無線基地局装置であって、該n個のセクタアンテナの直下周辺の不感地帯である所定領域について、前記n個のセクタアンテナのいずれについても送信電力を上昇することで、該所定領域をカバーし得る無線基地局装置において、
    該n個のセクタアンテナのうち最も通信負荷が少ないセクタアンテナを検出する検出手段と、
    該検出手段で検出したセクタアンテナ以外のセクタアンテナについては、該所定領域をカバーし得ない程度に移動局のための制御信号を送信するように送信電力又は電波放射角を制御し、該検出手段で検出したセクタアンテナについては、該所定領域をカバーし得る程度に該移動局のための制御信号を送信するように送信電力又は電波放射角を制御する制御手段とをそなえ、
    該制御手段が、
    該所定領域をカバーするセクタアンテナを該検出手段で検出した1つのセクタアンテナに制限するよう制御する、
    ことを特徴とする、無線基地局装置。
  11. 該制御信号は、該移動局におけるセルサーチに用いる信号又は移動局における同期検出に用いる信号であることを特徴とする、請求項3〜10のいずれか1項に記載の無線基地局装置。
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