JP2001197551A - 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム - Google Patents

移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム

Info

Publication number
JP2001197551A
JP2001197551A JP2000003905A JP2000003905A JP2001197551A JP 2001197551 A JP2001197551 A JP 2001197551A JP 2000003905 A JP2000003905 A JP 2000003905A JP 2000003905 A JP2000003905 A JP 2000003905A JP 2001197551 A JP2001197551 A JP 2001197551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
communication system
mobile communication
area
sector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000003905A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ishikawa
義裕 石川
Tetsuro Imai
哲朗 今井
Hiroshi Ono
公士 大野
Seizo Onoe
誠蔵 尾上
Takashi Ueda
隆 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2000003905A priority Critical patent/JP2001197551A/ja
Publication of JP2001197551A publication Critical patent/JP2001197551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局直近における他セクタ干渉による品質
低下を防ぐ。 【解決手段】 複数の基地局とこれと通信を行う移動局
によって構成され、各基地局は自局がカバーするエリア
を分割してこれら分割された各エリアを分担するための
複数の無線装置(セクタとよぶ)413を備える。各基
地局411は自局がカバーするエリアを例えば同心円状
に分割することで、基地局411からの距離に応じて各
セクタが分担するエリア414〜416が異なるように
する。さらに、エリアを複数の扇形状に再分割するこ
と、基地局からの距離が遠いエリアほど扇形状の分割数
が多く、基地局からの距離が近いエリアほど分割数が少
なくなるように分割数を変化させること、隣り合うセク
タのチルト角を交互に深く/浅く設定することにより距
離による分割と複数の扇形状での分割を実現する、ある
いはCDMAシステムで隣り合うセクタの周波数を交互
に異ならせるとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局とこ
れら基地局と通信を行う移動局とによって構成され、各
基地局は自局がカバーするエリアを分割してこれら分割
された各エリアを分担するための複数の無線装置(セク
タとよぶ)を備えた移動通信システムのセルセクタ構成
方法および移動通信システムに関する。特に、W−CD
MA(W−Code Division Multiple Access)方式への
本発明の適用は効果的である。
【0002】
【従来の技術】現在普及している携帯電話のような移動
通信システムでは、サービスエリア全体をセルとよばれ
る比較的小さな無線ゾーンに分割してサービスを行って
いる。
【0003】このような移動通信システムの典型例は、
図1に示すように、分割された無線ゾーンをカバーする
複数の基地局111と、これら基地局との間に無線チャ
ネルを設定して通信を行う移動局112とにより構成さ
れている。
【0004】また、都市部のように大量の通信トラフィ
ックを収容する必要がある地域の移動通信システムで
は、図2に示すように、各基地局211がカバーするエ
リアをさらに複数の扇形状に分割し、扇形状のサブエリ
アを構成する方法が通常とられている。この場合、各基
地局211には、そのようなサブエリアをカバーするた
めに、各扇形状のサブエリアに対応して無線装置(送信
機,受信機,および関連する機器)や指向性アンテナな
どを備えているのが普通である。
【0005】一般に、図2に示すような構成はセクタ構
成とよばれている。本明細書では、各扇状のサブエリア
に対応して備えられる無線装置や指向性アンテナなどを
総称してセクタ213とよぶことにする。各セクタに実
装される指向性アンテナは、水平面内である方向に指向
性を持ったアンテナが使用される。指向性を一定方向に
集中させることは、与えられたエネルギを一方向に集中
することに相当するため、その方向におけるアンテナ利
得が向上する。従って、セクタ構成を用いることによ
り、指向性が向いた方向以外からの到来する干渉妨害を
低く抑え、同時に指向方向に対してより遠くまで電波を
とばすことが可能となり、周波数利用効率が向上する。
【0006】また、セルラ方式の移動通信システムで
は、水平面内の指向性のみならず、垂直方向についても
指向性を鋭くして、周波数利用効率を向上させる方法も
通常適用される。これは、基地局から見て、サービスす
べき移動局が水平方向に分布しているために、水平方向
への指向性を鋭くすることにより、移動局へより強く電
波を到達させることができるからである。
【0007】この場合には、図3に示すように、水平方
向の指向性をやや大地方向に傾けて使用することが一般
的である。これは、他の基地局方向に対しては利得の低
い方向を向けることにより、他局への干渉や他局からの
干渉を極力避け、同時に自局がカバーすべきエリアに対
してアンテナ指向方向を向けて、より自局のカバーエリ
ア内での通信品質を上げることが目的である。このよう
な技術は、ビームチルティングあるいはビームチルトな
どとよばれている。また、アンテナ指向方向の水平面内
からの傾き角は通常、チルト角とよばれる。
【0008】ところで、基地局211からある送信電力
で送信された電波は減衰しながら空間を伝搬し受信点に
到達する。電波が受ける減衰量は送信点と受信点の距離
が遠くなるほど大きくなるという性質があるため、基本
的に遠い基地局から送信される電波は弱い受信レベル
で、近い基地局から送信される電波は強い受信レベルで
受信される。移動局の移動に伴って各基地局から電波の
受信電力は変動するので、基地局から送信される信号を
よりよい品質で受信するためには、移動局212は各基
地局からの信号を常に監視し、最良の基地局を選択する
ことが重要となる。
【0009】通常このような動作は、基地局211から
一定の送信電力にて制御用のチャネルを送信し、移動局
212は各局から送信されるこれら制御用のチャネルを
受信,監視し、最良の基地局を選択することによって実
現される。従って、基地局211において各セクタ21
3のアンテナ指向方向や、制御用チャネルの送信電力な
どを調整することによって、移動局212が選択するセ
クタ213が変わることになり、結果として各セクタ2
13のカバーするサブエリアを構成することができる。
【0010】このように、従来のセルラシステムでは、
セクタ構成を用いることにより、各基地局211がカバ
ーするエリアを複数の扇形状にサブエリアに分割してサ
ービスエリアを構成していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来のセルセクタ構成方法では、以下のような解決す
べき点が存在していた。
【0012】まず、垂直方向の指向性はより遠くへ電波
を到達させることを目的としているので、非常に指向性
の鋭いアンテナが用いられる場合もある。このようなア
ンテナを高いビルディング上などに設置した場合、その
ビルディングの直下方向はアンテナ利得の低い方向を向
いてしまうことになる。このため、基地局211の直下
ではかえって通信品質が低下してしまうという解決すべ
き点が発生していた。
【0013】また、符合分割多元接続のように、各セル
・各セクタ213で同一の周波数を用いる場合には、そ
れ以外の解決すべき点も発生し得る。基地局の直下は、
もともと垂直指向方向からはずれているために、全セク
タからの電波が同程度の強度で受けてしまう。そのた
め、自局の希望波成分が干渉に埋もれてしまい、通信品
質が低下してしまうという好ましくない解決すべき点が
あった。
【0014】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、複数の基地局と
これら基地局と通信を行う移動局とによって構成され、
各基地局は自局がカバーするエリアを分割してこれら分
割された各エリアを分担するための複数の無線装置(セ
クタとよぶ)を備えた移動通信システムにおいて、通信
品質の低下を招くことなく、サービスエリアを高い品質
によってカバーできる移動通信システムのセルセクタ構
成方法および移動通信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の移動通信システムのセルセクタ構成方法
の発明は、複数の基地局とこれら基地局と通信を行う移
動局とによって構成され、各基地局はそれぞれ自局がカ
バーするエリアを分割してこれら分割された各エリアを
分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を備え
た移動通信システムにおいて、前記基地局からの距離に
応じて前記セクタが分担するエリアが異なるように構成
することを特徴とする。
【0016】ここで、前記各基地局はそれぞれ自局がカ
バーするエリアを自局を中心とする同心円で分割するこ
とを特徴とすることができる。
【0017】また、前記基地局からの距離に応じて分割
された各エリアをさらに複数の扇形状に分割することを
特徴とすることができる。
【0018】また、前記基地局からの距離が遠いエリア
ほど前記扇形状の分割数が多く、前記基地局からの距離
が近いエリアほど前記扇形状の分割数が少なくなるよう
に、分割数を変化させることを特徴とすることができ
る。
【0019】ここで、本発明でいう「扇形」とは、円の
2つの半径とその端点を結ぶ弧によって囲まれる部分の
形状、および2つの同心円で囲まれたドーナツ状の領域
をその同心円の中心を通って複数個に分割して得られる
部分の形状の両方を含むこととする。
【0020】また、前記各基地局は各々のセクタに対し
て、あらかじめ複数のチルト角設定を用意し、そのうち
のいずれかひとつのチルト角を使用チルト角として各セ
クタ毎に選択設定することを特徴とすることができる。
【0021】また、隣接するセクタに対して、深いチル
ト角設定および浅いチルト角設定を交互に設定すること
を特徴とすることができる。
【0022】上記目的を達成するために、請求項7の移
動通信システムのセルセクタ構成方法の発明は、複数の
基地局とこれら基地局との間で符合分割多元接続により
通信を行う移動局とによって構成され、各基地局は自局
がカバーするエリアを複数の扇形状に分割し、これら分
割された各エリアを分担するための複数の無線装置(セ
クタとよぶ)を備えた移動通信システムにおいて、各々
の前記セクタに対して設定すべき複数の無線周波数を用
意し、その無線周波数のひとつあるいは複数の無線周波
数帯を各セクタ毎に選択設定することを特徴とする。
【0023】ここで、隣接するセクタに対して、使用す
る無線周波数が交互に異なるように設定することを特徴
とすることができる。
【0024】上記目的を達成するために、請求項9の移
動通信システムの発明は、複数の基地局とこれら基地局
と通信を行う移動局とによって構成され、各基地局はそ
れぞれ自局がカバーするエリアを分割してこれら分割さ
れた各エリアを分担するための複数の無線装置(セクタ
とよぶ)を備えた移動通信システムであって、前記基地
局からの距離に応じて前記セクタが分担するエリアが異
なるように構成されることを特徴とする。
【0025】ここで、前記エリアは前記基地局を中心と
する同心円で分割されることを特徴とすることができ
る。
【0026】また、前記基地局からの距離に応じて分割
された各エリアはさらに複数の扇形状に分割されること
を特徴とすることができる。
【0027】また、前記基地局からの距離が遠いエリア
ほど前記扇形状の分割数が多く、前記基地局からの距離
が近いエリアほど前記扇形状の分割数が少なくなるよう
に分割数を変化させて構成されることを特徴とすること
ができる。
【0028】また、前記各基地局は各々のセクタに対し
て、あらかじめ複数のチルト角設定が用意され、そのう
ちのいずれかひとつのチルト角が使用チルト角として各
セクタ毎に選択設定されることを特徴とすることができ
る。
【0029】また、隣接するセクタに対して、深いチル
ト角設定および浅いチルト角設定を交互に設定されるこ
とを特徴とすることができる。
【0030】上記目的を達成するために、請求項15の
移動通信システムの発明は、複数の基地局とこれら基地
局との間で符合分割多元接続により通信を行う移動局と
によって構成され、各基地局は自局がカバーするエリア
を複数の扇形状に分割し、これら分割された各エリアを
分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を備え
た移動通信システムであって、各々の前記セクタに対し
て設定すべき複数の無線周波数が用意され、その無線周
波数のひとつあるいは複数の無線周波数帯が各セクタ毎
に選択設定されることを特徴とする。
【0031】ここで、隣接するセクタに対して、使用す
る無線周波数が交互に異なるように設定されることを特
徴とすることができる。
【0032】(作用)本発明では、複数の基地局とこれ
と通信を行う移動局によって構成され、各基地局は自局
がカバーするエリアを分割してこれら分割された各エリ
アを分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を
備えた移動通信システムにおいて、基地局に近い部分は
セクタ数が少なくなるように、基地局からの距離に応じ
て分担するエリアが異なるように構成し、さらには複数
の扇形状に分割して、基地局からの距離が遠いエリアほ
ど扇形状の分割数が多く、基地局からの距離が近いエリ
アほど分割数が少なくなるように分割数を変化させるよ
うに構成するので、基地局から遠いエリアにおいても、
また基地局の直近のエリアにおいても、あるエリアに互
いに隣接して存在するセクタの数をあまり大きく変化さ
せることがなくなり、基地局直近のエリアにおいて品質
が低下するという状況を回避することが可能となる。
【0033】また、本発明では、複数の基地局とこれら
基地局と通信を行う移動局とによって構成され、各基地
局は自局がカバーするエリアを複数の扇形状に分割して
これら分割された各エリアを分担するための複数の無線
装置(セクタとよぶ)を備えた移動通信システムにおい
て、隣接するセクタに対して、深いチルト角設定および
浅いチルト角設定を交互に設定することで、従来のセク
タ構成を成していた基地局の構成を大きく変更すること
なく、本願発明のセルセクタ構成方法を適用することが
可能となる。
【0034】また、本発明では、複数の基地局とこれら
基地局と符合分割多元接続により通信を行う移動局とに
よって構成され、各基地局は自局がカバーするエリアを
複数の扇形状に分割して、これら分割された各エリアを
分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を備え
た移動通信システムにおいて、隣接するセクタに対し
て、使用する無線周波数が交互に異なるように設定する
ことで、符合分割多元接続を用いたセルラシステムにお
いて、従来のセクタ構成を成していた基地局の構成を大
きく変更することなく、符合分割多元接続に特有の他セ
クタからの干渉を極力小さく抑えることが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下で、図面を参照しながら、本
発明の実施形態について詳細に説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図4は本願発明の第
1の実施形態の移動通信システムのセルセクタ構成を示
す。図4は、ひとつの基地局411に、3つのアンテナ
413が装備されている例を示す。3つのアンテナ41
3は、それぞれ基地局411からの距離に対応したほぼ
同心円状の3つのエリア414、415、416に対応
し、それぞれのエリアをカバーするよう、垂直指向性と
ビームチルト角が調整される。
【0037】アンテナ413のチルト角を変更するに
は、通常次のような2つの方法のうちのいずれかの方法
が採られる。ひとつは、図5に示すように、アンテナ4
13を機械的に傾けて設置する方法であり、もうひとつ
は、図6に示すように、複数の素子601により構成さ
れるアンテナ413において、ひとつひとつのアンテナ
素子601に給電する信号の位相を位相器602により
変化させることにより、電気的に指向方向を調整する方
法である。603は分配器である。
【0038】それら2つの方法のいずれが適用された場
合でも、本発明の適用が可能であり、同様の効果を得る
ことが可能である。また、図4のセルセクタ構成では、
3つのエリアに対するアンテナ413をそれぞれ個別の
支柱417に取り付けるごとく描かれているが、これは
本願の実施形態を限定するものではない。アンテナ41
3がどのような形態で設定されているとしても、基地局
411からの距離に応じた同心円状のエリア414、4
15、416に対応してそれぞれのアンテナ413が設
置されている限りにおいて、本願発明の適用が可能であ
って、同様の効果が得られる。
【0039】(第2の実施の形態)図7は本願発明の第
2の実施形態の移動通信システムのセルセクタ構成を示
す。基地局411がカバーする同心円状の3つのエリア
414、415、416をさらに扇形状に3つに分割し
た3セクタ構成となっている点を除き、図4で示した第
1の実施形態と同様である。従って、本実施形態の例で
は、セクタの数が3個から9個に増加する。
【0040】(第3の実施の形態)図8は本願発明の第
3の実施形態の移動通信システムのセルセクタ構成を示
し、基地局811の直近のエリア822をカバーするひ
とつのセクタ812と、基地局811から遠いエリアを
扇形状に3つに分割し、それぞれの分割エリア825、
826、827をカバーする3つのセクタ815、81
6、817とを実装した場合の例を示している。
【0041】(第4の実施の形態)図9は本願発明の第
4の実施形態の移動通信システムのセルセクタ構成を示
す。基地局811は6セクタ構成であり、そのうち3つ
のセクタ812〜814に対してチルト角を深く、それ
以外の3つのセクタ815〜817に対してチルト角を
浅く設定した場合の例を示している。図9では、チルト
角を深く設定するセクタ812〜814と浅く設定する
セクタ815〜817を同数としたが、この数を異なら
せることにより、深く設定するセクタの数を少なくし
て、基地局811に近いエリアに対する扇形状の分割数
を少なくなるような設定とすることができる。
【0042】(第5の実施の形態)図10は本願発明の
第5の実施形態の移動通信システムのセルセクタ構成を
示す。基地局811は6セクタ構成であるが、そのうち
の3つのセクタに対して第1の無線周波数(f1)を割
り当て、それ以外の3つのセクタに対して第2の無線周
波数(f2)を割り当てた場合について示している。結
果として、f1の周波数帯におけるセクタ構成、および
f2の周波数帯におけるセクタ構成は本図に図示した通
りとなる。本図ではf1とf2を割り当てるセクタを同
数としたが、この数を異ならせてもよい。また無線周波
数の数も2つではなくいくつに設定してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の基地局とこれと通信を行う移動局によって構成さ
れ、各基地局は自局がカバーするエリアを分割してこれ
ら分割された各エリアを分担するための複数の無線装置
(セクタとよぶ)を備えた移動通信システムにおいて、
基地局からの距離に応じて分担するエリアが異なるよう
にし、さらに複数の扇形状に分割すること、基地局から
の距離が遠いエリアほどその扇形状の分割数が多く、基
地局からの距離が近いエリアほど分割数が少なくなるよ
う分割数を変化させること、隣り合うセクタのチルト角
を交互に深く/浅く設定することにより、距離による分
割と扇形状の分割を実現すること、あるいはCDMAシ
ステムで隣り合うセクタの周波数を交互に異ならせるこ
とで構成したので、基地局直下はオムニセル等、それ専
用のセクタでカバーされるため、基地局から遠いエリア
においても、基地局の直近のエリアにおいても、あるエ
リアに互いに隣接して存在するセクタの数をあまり大き
く変化させることがなくなり、基地局直近のエリアにお
いて他セクタからの干渉によって品質が低下するという
状況を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の移動通信システムの構成例を示す模式図
である。
【図2】従来の移動通信システムの他の構成例を示す模
式図である。
【図3】移動通信システムおいて採用されているビーム
チルトを説明する模式図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の移動通信システムの
構成を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態においてアンテナを傾
けて設置するビームチルトの具体例を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施形態においてアンテナの位
相を調整するビームチルトの具体例を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態の移動通信システムの
構成を示す模式図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の移動通信システムの
構成を示す模式図である。
【図9】本発明の第4の実施形態の移動通信システムの
構成を示す模式図である。
【図10】本発明の第5の実施形態の移動通信システム
の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
111、211 基地局 112、212 移動局 113、213 セクタ 214 ビーム 411 基地局 413 アンテナ 414、415、416 分割されたエリア 414a〜414c,415a〜415c,416a〜
416c 分割されたエリア 417 支柱 601 アンテナ素子 602 位相器 603 分配器 811 基地局 812〜817 セクタ 822〜827 分割されたエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 公士 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 尾上 誠蔵 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 上田 隆 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE11 5K067 AA23 BB04 CC10 EE22 EE46 EE56 JJ74 KK02 KK03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局とこれら基地局と通信を行
    う移動局とによって構成され、各基地局はそれぞれ自局
    がカバーするエリアを分割してこれら分割された各エリ
    アを分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を
    備えた移動通信システムにおいて、 前記基地局からの距離に応じて前記セクタが分担するエ
    リアが異なるように構成することを特徴とする移動通信
    システムのセルセクタ構成方法。
  2. 【請求項2】 前記各基地局はそれぞれ自局がカバーす
    るエリアを自局を中心とする同心円で分割することを特
    徴とする請求項1に記載の移動通信システムのセルセク
    タ構成方法。
  3. 【請求項3】 前記基地局からの距離に応じて分割され
    た各エリアをさらに複数の扇形状に分割することを特徴
    とする請求項1または2に記載の移動通信システムのセ
    ルセクタ構成方法。
  4. 【請求項4】 前記基地局からの距離が遠いエリアほど
    前記扇形状の分割数が多く、前記基地局からの距離が近
    いエリアほど前記扇形状の分割数が少なくなるように、
    分割数を変化させることを特徴とする請求項3に記載の
    移動通信システムのセルセクタ構成方法。
  5. 【請求項5】 前記各基地局は各々のセクタに対して、
    あらかじめ複数のチルト角設定を用意し、そのうちのい
    ずれかひとつのチルト角を使用チルト角として各セクタ
    毎に選択設定することを特徴とする請求項3または4に
    記載の移動通信システムのセルセクタ構成方法。
  6. 【請求項6】 隣接するセクタに対して、深いチルト角
    設定および浅いチルト角設定を交互に設定することを特
    徴とする請求項5に記載の移動通信システムのセルセク
    タ構成方法。
  7. 【請求項7】 複数の基地局とこれら基地局との間で符
    合分割多元接続により通信を行う移動局とによって構成
    され、各基地局は自局がカバーするエリアを複数の扇形
    状に分割し、これら分割された各エリアを分担するため
    の複数の無線装置(セクタとよぶ)を備えた移動通信シ
    ステムにおいて、 各々の前記セクタに対して設定すべき複数の無線周波数
    を用意し、その無線周波数のひとつあるいは複数の無線
    周波数帯を各セクタ毎に選択設定することを特徴とする
    移動通信システムのセルセクタ構成方法。
  8. 【請求項8】 隣接するセクタに対して、使用する無線
    周波数が交互に異なるように設定することを特徴とする
    請求項7に記載の移動通信システムのセルセクタ構成方
    法。
  9. 【請求項9】 複数の基地局とこれら基地局と通信を行
    う移動局とによって構成され、各基地局はそれぞれ自局
    がカバーするエリアを分割してこれら分割された各エリ
    アを分担するための複数の無線装置(セクタとよぶ)を
    備えた移動通信システムであって、 前記基地局からの距離に応じて前記セクタが分担するエ
    リアが異なるように構成されることを特徴とする移動通
    信システム。
  10. 【請求項10】 前記エリアは前記基地局を中心とする
    同心円で分割されることを特徴とする請求項9に記載の
    移動通信システム。
  11. 【請求項11】 前記基地局からの距離に応じて分割さ
    れた各エリアはさらに複数の扇形状に分割されることを
    特徴とする請求項9または10に記載の移動通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記基地局からの距離が遠いエリアほ
    ど前記扇形状の分割数が多く、前記基地局からの距離が
    近いエリアほど前記扇形状の分割数が少なくなるように
    分割数を変化させて構成されることを特徴とする請求項
    11に記載の移動通信システム。
  13. 【請求項13】 前記各基地局は各々のセクタに対し
    て、あらかじめ複数のチルト角設定が用意され、そのう
    ちのいずれかひとつのチルト角が使用チルト角として各
    セクタ毎に選択設定されることを特徴とする請求項11
    または12に記載の移動通信システム。
  14. 【請求項14】 隣接するセクタに対して、深いチルト
    角設定および浅いチルト角設定を交互に設定されること
    を特徴とする請求項13に記載の移動通信システム。
  15. 【請求項15】 複数の基地局とこれら基地局との間で
    符合分割多元接続により通信を行う移動局とによって構
    成され、各基地局は自局がカバーするエリアを複数の扇
    形状に分割し、これら分割された各エリアを分担するた
    めの複数の無線装置(セクタとよぶ)を備えた移動通信
    システムであって、 各々の前記セクタに対して設定すべき複数の無線周波数
    が用意され、その無線周波数のひとつあるいは複数の無
    線周波数帯が各セクタ毎に選択設定されることを特徴と
    する移動通信システム。
  16. 【請求項16】 隣接するセクタに対して、使用する無
    線周波数が交互に異なるように設定されることを特徴と
    する請求項15に記載の移動通信システム。
JP2000003905A 2000-01-12 2000-01-12 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム Pending JP2001197551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003905A JP2001197551A (ja) 2000-01-12 2000-01-12 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003905A JP2001197551A (ja) 2000-01-12 2000-01-12 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197551A true JP2001197551A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18532769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000003905A Pending JP2001197551A (ja) 2000-01-12 2000-01-12 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197551A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032191A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Fujitsu Limited 無線基地局装置
JP2006253977A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Bb Mobile Corp マルチビームアンテナシステム及び無線通信サービスエリア構成方法
JP2007228422A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 通信システム
JP2007533256A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 クゥアルコム・フラリオン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド 通信システムを段階的に展開する方法及び装置
WO2008041281A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-10 Fujitsu Limited Dispositif de station de base et procédé de configuration de cellules
JP2008527793A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セルラ無線カバレッジ用改良システム及びそのシステム用アンテナ
JP2008219338A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Kddi Corp 基地局装置およびセル構成方法
US7519352B2 (en) 2005-06-27 2009-04-14 Nec Corporation Wireless communication network and method for broadcasting high priority information using downlink common channels
US8068841B2 (en) 2004-04-15 2011-11-29 Qualcomm Incorporated Multi-carrier communications methods and apparatus
JP2012156589A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Fujitsu Ltd 無線基地局、アンテナウェイト設定方法
JP2012519443A (ja) * 2009-03-02 2012-08-23 アルカテル−ルーセント 移動局のハンドオーバを機能強化する方法およびその方法を実行する基地局
WO2013024852A1 (ja) * 2011-08-15 2013-02-21 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法
WO2013118682A1 (ja) * 2012-02-08 2013-08-15 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 層別割当装置及び層別割当方法
JP2014007750A (ja) * 2007-02-27 2014-01-16 Ajou Univ Industry-Academic Cooperation Foundation 通信システムにおける資源使用装置及び方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032191A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Fujitsu Limited 無線基地局装置
US8068841B2 (en) 2004-04-15 2011-11-29 Qualcomm Incorporated Multi-carrier communications methods and apparatus
JP2007533256A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 クゥアルコム・フラリオン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド 通信システムを段階的に展開する方法及び装置
JP2008527793A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セルラ無線カバレッジ用改良システム及びそのシステム用アンテナ
US8068878B2 (en) 2004-12-30 2011-11-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System. method, and base station antenna for cellular radio coverage
JP2006253977A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Bb Mobile Corp マルチビームアンテナシステム及び無線通信サービスエリア構成方法
US7519352B2 (en) 2005-06-27 2009-04-14 Nec Corporation Wireless communication network and method for broadcasting high priority information using downlink common channels
JP2007228422A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 通信システム
US8180355B2 (en) 2006-09-29 2012-05-15 Fujitsu Limited Base station device and cell forming method
WO2008041281A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-10 Fujitsu Limited Dispositif de station de base et procédé de configuration de cellules
JP2014007750A (ja) * 2007-02-27 2014-01-16 Ajou Univ Industry-Academic Cooperation Foundation 通信システムにおける資源使用装置及び方法
US8913567B2 (en) 2007-02-27 2014-12-16 Ajou University Industry-Academic Cooperation Foundation System and method for using resources in a communication system
US9161365B2 (en) 2007-02-27 2015-10-13 Ajou University Industry-Academic Cooperation Foundation System and method for using resources in a communication system
JP2008219338A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Kddi Corp 基地局装置およびセル構成方法
JP2012519443A (ja) * 2009-03-02 2012-08-23 アルカテル−ルーセント 移動局のハンドオーバを機能強化する方法およびその方法を実行する基地局
JP2012156589A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Fujitsu Ltd 無線基地局、アンテナウェイト設定方法
US8886254B2 (en) 2011-01-21 2014-11-11 Fujitsu Limited Radio base station and antenna weight setting method
WO2013024852A1 (ja) * 2011-08-15 2013-02-21 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法
JPWO2013024852A1 (ja) * 2011-08-15 2015-03-05 株式会社Nttドコモ 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法
WO2013118682A1 (ja) * 2012-02-08 2013-08-15 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 層別割当装置及び層別割当方法
JP2013162498A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Ntt Docomo Inc 層別割当装置及び層別割当方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6167036A (en) Method and apparatus for a sectored cell of a cellular radio communications system
JP2949533B2 (ja) 移動通信無線ゾーン構成方法
CA2393552C (en) A three-dimensional space coverage cellular network
JP4454641B2 (ja) 基地局システム
JP2001197551A (ja) 移動通信システムのセルセクタ構成方法および移動通信システム
US20060084474A1 (en) Method and system for managing a cell sectorized by both an angle in azimuth and a distance from a base station
WO2002007259A2 (en) Base station clustered adaptive antenna array
JP4481508B2 (ja) 適応セクター化
CN100435492C (zh) 一种用于码分多址系统实现波束成形的装置及方法
US20040152415A1 (en) Active antenna method and system with variable directivity and gain
JPH10335918A (ja) アダプティブアレーアンテナ装置
JPH0447722A (ja) 移動通信における無線チャネル割当制御方法
JPH04297138A (ja) マルチアンテナによる移動通信セル構成方式及び移動通信方式
JP2001257527A (ja) 基地局アンテナ装置
JPH04237223A (ja) セクタゾーンアンテナ構成方式
KR20050021975A (ko) 3차원 서비스영역 셀룰러망

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040430

A521 Written amendment

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040831