JP4320681B2 - 電気光学装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばEL素子等の発光素子またはライトバルブ素子のような電気光学素子
が配列された電気光学パネルを備えた電気光学装置およびそれを用いた画像形成装置なら
びに電気光学装置の製造方法に関する。
従来たとえば電子写真方式の画像形成装置における感光体ドラム等の像担持体上に静電
潜像を形成するために、エレクトロルミネセント素子(以下、EL素子という)等の発光
素子を複数個、例えばライン状に配列させて設けた発光素子アレイ(EL素子アレイ)等
の発光パネルを使用する技術が開発されている。このような技術では、一般的に、発光パ
ネルと像担持体との間に集束性レンズアレイが配置される。又このような配置において、
上記発光パネルから発せられた光の損失を低減するために、下記特許文献1のように発光
パネルと集束性レンズアレイとの間に光透過部材を配置することが提案されている。
図9は従来の画像形成装置の一部の概略を示す斜視図、図10はその側面図である。本
例の画像形成装置1では、EL素子アレイ等の発光パネル2と感光体ドラム等の像担持体
10との間に、集束性レンズアレイ4が配置され、発光パネル2と収束性レンズアレイ4
との間に光透過部材3が配置されている。収束性レンズアレイ4としては、例えば日本板
硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある。(セルフ
ォック、SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。
図11は収束性レンズアレイ4の概略構成を示す斜視図である。この収束性レンズアレ
イ4は、一方向(図でX方向)に千鳥状に配列させた複数の屈折率分布型レンズ41を有
する。その屈折率分布型レンズ41としては、例えば中心軸での屈折率が低く、中心軸か
ら離れるほど屈折率が高くなるように構成されたグレーデッドインデックス光ファイバ等
が用いられ、前記発光パネル2から入射した光を透過させて該パネル2上に形成される像
に対する正立像を像担持体10上に結像する構成である。これらの複数の屈折率分布型レ
ンズ41で得られた像は像担持体10上で1つの連続した像を構成する。
ところが、上記発光パネル2を構成するEL素子等の発光素子には、例えば図12に示
すように明るさ(輝度やパワー)のバラツキがある。図中のA1は発光素子から射出され
る光の明るさ、A1’は像担持体等の結像面での明るさを表す。上記のバラツキは発光素
子の製造バラツキなどが原因である。このような発光素子の明るさにバラツキがある状態
で静電潜像を形成すると、最終的に現像した画像に濃淡の差や濃淡ムラ等が出てしまい綺
麗な画像を得ることができない。そこで、上記のような発光素子の明るさのバラツキを無
くすために、下記特許文献2のようにドライバIC等の駆動回路上に上記のバラツキを補
正する機能(例えば電流・電圧の調整、発光時間の調整など)を設けることが提案されて
いる。
特開2006−218848号公報 特開2006−289721号公報
しかしながら、駆動回路上に上記のような機能を設けると、駆動回路が大型化して発光
パネルの小型化に不利となるだけでなく、コストが嵩む等の不具合がある。また発光素子
の明るさのバラツキを補正するには、発光素子の明るさの測定と、電流・電圧または発光
時間の調整とを繰り返し行わなければならないので多大な労力と時間を要し、非能率的で
製作コストが増大する等の不具合がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、発光素子の明るさのバラツキ、及び
それに起因する画像の濃淡ムラ等の不具合を容易に解消することのできる電気光学装置お
よびそれを用いた画像形成装置ならびに電気光学装置の製造方法を提供することを目的と
する。
上記の目的を達成するために本発明による電気光学装置およびその製造方法ならびに電
気光学装置の製造方法は、以下の構成としたものである。すなわち、本発明による電気光
学装置は、与えられた電気エネルギーにより発光特性または光の透過特性が変化する複数
の電気光学素子を有し、前記複数の電気光学素子の各々からの光を射出する電気光学パネ
ルと、前記電気光学パネルから射出する光を透過させて前記電気光学パネル上の像に対す
る正立像を結像可能な屈折率分布型レンズが該レンズの光軸方向と直角方向に複数配列さ
れ、その複数のレンズで得られた像が1つの連続した像を構成する集束性レンズアレイと
、前記電気光学パネルと前記集束性レンズアレイとの間に介在され、前記電気光学パネル
から射出する光を前記集束性レンズアレイに導く光透過部材とを備え、前記光透過部材の
光透過率を、前記レンズの配列方向において異ならせたことを特徴とする。
上記のように光透過部材の光透過率を、前記レンズの配列方向において異ならせたこと
によって、複数の電気光学素子の明るさのバラツキ等に起因する画像の濃淡ムラ等の不具
合を容易に解消することが可能となる。
前記光透過部材は、例えば前記レンズの光軸方向に一層または複数層積層した構成とし
、その少なくとも1つの層の光透過部材の光透過率を、前記レンズの配列方向において異
ならせるようにしてもよい。このようにすると、光透過部材を構成する少なくとも1層の
光透過部材の光透過率を変化させるだけで、複数の電気光学素子の明るさのバラツキ等に
起因する画像の濃淡ムラ等の不具合を容易に解消することが可能となる。
具体的には、例えば前記光透過部材の光透過率を、前記複数の電気光学素子から射出さ
れる光の明るさ、又は前記複数の電気光学素子から射出され前記集束性レンズアレイを透
過した光の明るさに応じて異ならせるもので、より好ましくは上記の明るさに、ほぼ反比
例して異ならせるようにすればよい。そのようにすると、複数の電気光学素子から射出さ
れる光の明るさ、又は複数の電気光学素子から前記集束性レンズアレイを透過して射出さ
れる光の明るさが、明るいほど光透過部材の光透過率が低く設定され、逆に上記の明るさ
が低下するほど光透過部材の光透過率が高く設定される。それによって、前記複数の電気
光学素子と集束性レンズアレイとの間に光透過部材を介在させたときの明るさや光透過率
を、前記レンズの配列方向において均一化させることができる。
また本発明による画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電器と、前
記電気光学パネルから進行して前記集束性レンズアレイを透過する光を、前記像担持体の
帯電された面に照射して潜像を形成する前記の電気光学装置と、前記潜像にトナーを付着
させることにより前記像担持体に顕像を形成する現像器と、前記像担持体から前記顕像を
他の物体に転写する転写器とを備えたことを特徴とする。このように本発明による画像形
成装置は、前記のように構成された電気光学装置を用いて潜像形成を行うことで、バラツ
キやムラの無い潜像形成が可能となり、高品質な画像形成を行うことができる。
さらに本発明による電気光学装置の製造方法は、前記の電気光学装置を製造する方法で
あって、前記複数の電気光学素子から射出される光の明るさ、又は前記複数の電気光学素
子から前記集束性レンズアレイを透過して射出される光の明るさを前記レンズの配列方向
に沿って順に測定する明度測定工程と、前記明度測定工程で得られた測定結果に基づいて
前記光透過部材の光透過率を、前記レンズの配列方向において段階的もしくは連続的に異
なるように設定する光透過率設定工程とを有し、その光透過率設定工程で設定された光透
過率を有する光透過部材を、前記電気光学パネルと前記集束性レンズアレイとの間に介在
させた状態に組み付ける組付工程とを有することを特徴とする。このような電気光学装置
の製造方法によれば、前記複数の電気光学素子の明るさのバラツキ等に起因する画像の濃
淡ムラ等の不具合を解消して高品質な電気光学装置を容易・安価に提供するすることが可
能となる。
以下、本発明による電気光学装置および画像形成装置ならびに電気光学装置の製造方法
を、図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。なお、以下の各図においては、各部
の寸法の比率は実際のものとは適宜に異ならせてある。また以下の各実施形態における電
気光学装置としては、それぞれ電子写真方式を利用した画像形成装置における感光体ドラ
ム等の像担持体上に静電潜像を形成するためのライン型の光ヘッドとして用いられる場合
を例にして説明する。
<第1の実施形態>
〔電気光学装置〕
図1は本発明による電気光学装置の一実施形態を示す平面図であり、図2はその電気光
学装置の側面図である。図示例の電気光学装置1は、発光パネル(電気光学パネル)2と
、集束性レンズアレイ4と、その発光パネルと集束性レンズアレイ4との間に介在させた
光透過部材3とを有する。上記発光パネル2は、光透過性の素子基板(アレイ基板)22
と、素子基板22上に形成された複数の電気光学素子としての発光素子21と、これらの
発光素子21を覆う封止体23とを有し、各発光素子21からの光を素子基板22の光出
射面(図で上面)S3から射出する構成である。
上記各発光素子21は、与えられた電気エネルギーにより発光特性が変化する電気光学
素子であり、具体的には注入されたキャリヤの再結合によって励起して発光する発光層と
、この発光層を挟む一対の電極を有し、これら一対の電極間に印加された電圧に応じて発
光する有機EL素子である。これら一対の電極のうち、素子基板22側の電極は、ITO
(Indium Tin oxide)等の透明電極である。発光パネル2には、各発光素子21へ駆動電
圧を与えるための配線が設けられている。なお、発光パネル2に、各発光素子21へ駆動
電圧を与えるための回路素子(例えばTFT(薄膜トランジスタ))を設けてもよい。
素子基板22は、ガラスや透明なプラスチックなどの光透過性の材料で形成された平板
であり、この素子基板22上に発光素子21が一方向に千鳥状に配列されており、これら
の発光素子21を通る平面が発光面Qとなっている。封止体23は、素子基板22に取り
付けられており、素子基板22と協働して、発光素子21を外気、特に水分および酸素か
ら隔離してその劣化を抑制する。
集束性レンズアレイ4は、その光入射面S2に入射した光の一部を透過させてその光出
射面S1から射出するものであり、発光パネル2から進行する光を透過させて発光面Qの
像(発光パネル2上の像)に対する正立像を結像可能な複数の屈折率分布型レンズ41を
有する。集束性レンズアレイ4の光入射面S2と発光パネル2の光出射面S3とは互いに
対向しており、発光面Qと光出射面S3との間隔は、素子基板22の厚みと光透過部材3
の厚みの和に略一致している。上記のような電気光学装置1においては、光出射面S1と
結像面Pとの間隔が、集束性レンズアレイ4の像側の作動距離に合致するように配置され
る。
上記各屈折率分布型レンズ41は、図1に示すように一方向(X方向)に千鳥状に配列
されており、発光パネル2の発光素子21が形成された領域に重なっている。複数の屈折
率分布型レンズ41で得られた像は、1つの連続した像を構成する。なお、発光素子21
および屈折率分布型レンズ41の配列パターンは、それぞれ、図示の形態に限定されず、
単列または三列以上でもよいし他の適切なパターンで配列されていてもよい。
光透過部材3は、発光パネル2と集束性レンズアレイ4との間に介在されて両者の間隔
を一定に保つと共に、発光パネル2からの光を集束性レンズアレイ4に導く構成であり、
上記レンズ1の光軸方向に1つまたは複数個の層として構成される。また上記光透過部材
3は、各屈折率分布型レンズ41の光軸を横切って延在し、本実施形態においてはガラス
または透明なプラスチックで形成されたX方向に長い全体ほぼ直方体状に形成され、発光
パネル2から射出する光を透過させて集束性レンズアレイ4に導く。上記発光パネル2の
面のうち、発光パネル2側の面の全域は発光パネル2の光出射面S3に接し、集束性レン
ズアレイ4側の面には集束性レンズアレイ4の光入射面S2の全域が接している。
そして本発明は上記光透過部材3の光透過率、より詳しくは前記レンズ41の光軸方向
における光透過率を、前記レンズ41および発光素子21の配列方向(図1,図2におけ
るX方向)において異ならせるようにしたもので、図の実施形態においては上記光透過部
材3を1つの層として構成し、その1つの層からなる光透過部材3を長手方向(上記X方
向)に複数個の部分30a〜30cに分けて、その各部分30a〜30cの光透過率を異
ならせたものである。それによって、複数の電気光学素子としての前記発光素子21また
は、その素子21と集束性レンズアレイ4と合わせた明るさのバラツキを解消することが
可能となるものである。
具体的には、例えば前記複数の発光素子21から射出される光の明るさが、図3のA1
のように発光素子21やレンズ41の配列方向(図3で左右方向)すなわち前記X方向に
バラツキがある場合に、その明るさにほぼ反比例して光透過部材3の光透過率を設定する
ようにしたもので、本実施形態においては図3に示すように発光素子21の配列方向中央
部が明るく、両端部の明るさが中央部よりも低下するので、それに応じて光透過部材3の
両端部分30a,30cの光透過率を比較的高い光透過率a1とし、中央部分30bの光
透過率を、それよりも低い光透過率a2となるようにしたものである。
それによって、図2において光の明るさIX1の発光素子21からの光が素子基板22
と光透過部材3の部分30aおよび集束性レンズアレイ4を透過して像担持体10等の結
像面に投影結像される光の明るさIY1と、光の明るさIX2の発光素子21からの光が
素子基板22と光透過部材3の部分30aおよび集束性レンズアレイ4を透過して像担持
体10等の結像面に投影結像される光の明るさIY2とを、ほぼ等しくすることができる
ものである。その関係を下記(1)〜(3)式に示す。なお、下記式中のbは素子基板2
1の光透過率、sは集束性レンズアレイの光利用率を表す。
Figure 0004320681
上記のように本発明によれば、光透過部材3の光透過率を、前記レンズ41の配列方向
において異ならせることで、発光素子21の明るさのバラツキを補正することが可能とな
る。特に、上記実施形態のように発光素子21の明るさに応じて光透過部材3のレンズ4
1の配列方向における光透過率を段階的に異ならせる(変化させる)ことで前記図3のA
1のような発光素子の明るさのバラツキを補正できるもので、同図のA2は補正後の明る
さ、すなわち図2のように発光パネル2と集束性レンズアレイ4との間に光透過部材3を
介在させた状態での結像面P上での明るさを表す。A1に比べA2の明るさのバラツキが
少ないことが分かる。
なお、上記実施形態は光透過部材3の光透過率を段階的に異ならせたが、連続的に変化
させるようにしてもよい。また上記実施形態は、発光素子21の明るさのバラツキを補正
したが、集束性レンズアレイ4にも透過率や明るさのバラツキがある場合には、発光素子
21と集束性レンズアレイ4とを合わせた明るさのバラツキに応じて光透過部材3の光透
過率を異ならせるようにしてもよい。さらに上記光透過部材3として、なるべく光透過率
の高いものを使用すると、補正後の明るさを、より明るくすることができる。
以上説明したように、上記の電気光学装置1は、複数の電気光学素子としての発光素子
21を有する電気光学パネルとしての発光パネル2と、発光パネル2から射出する光を透
過させて発光パネル2上の像に対する正立像を結像可能な屈折率分布型レンズ41が一方
向に複数配列され、複数の屈折率分布型レンズ41で得られた像が1つの連続した像を構
成する集束性レンズアレイ4と、上記発光パネル2と集束性レンズアレイ4との間に配置
され、発光パネル2から射出した光を集束性レンズアレイ4に導く光透過部材3とを備え
、その光透過部材3の光透過率を、上記レンズ41の配列方向において異ならせることに
よって、上記発光素子21の明るさ若しくは集束性レンズアレイ4を含めた上記素子21
の明るさのバラツキを容易に補正することが可能となるものである。
〔電気光学装置の製造方法〕
次に、上記実施形態の電気光学装置を例にして本発明による電気光学装置の製造方法を
具体的に説明する。上記実施形態の電気光学装置1の製造方法としては多種の方法が考え
られるが、ここでは製造方法1と製造方法2の2つの方法を例示する。
<製造方法1>
製造方法1では、まず、発光パネル2および光透過部材3を製造する。発光パネル2の
製造では、光透過性の平板を素子基板22として用い、この平板上に図1に示すように複
数のEL素子よりなる発光素子21を一方向(前記X方向)に千鳥状に配列する。一方、
光透過部材3を製造するに当たっては、先ず、上記複数の発光素子21から射出される光
の明るさ、または上記複数の発光素子21から射出され集束性レンズアレイ4を透過した
光の明るさを測定する。これらの測定では、発光素子21や集束性レンズアレイ4のレン
ズ41の配列方向(前記X方向)に沿って順に若しくは一括して測定する。
なお、上記複数の発光素子21から射出される光の明るさを測定する場合には、複数の
発光素子21から射出された光が、発光パネル2を構成する部材(上記実施形態において
は素子基板22)を透過した後の明るさを測定すればよい。また上記複数の発光素子21
から射出され集束性レンズアレイ4を透過した光の明るさを測定する場合には、上記発光
素子21と集束性レンズアレイ4を所定の組立て状態に配置するか、若しくは両者が上記
レンズ41の光軸方向に重なるように配置した状態で測定する。或いは複数の発光素子2
1から射出される光の明るさの測定と、集束性レンズアレイ4を透過する光の明るさや透
過率もしくは光減衰率を別々に測定し、その測定結果に基づいて上記複数の発光素子21
から集束性レンズアレイ4を透過した光の明るさを計算により求めるようにしてもよい。
次いで、上記の測定結果に基づいて上記の明るさに前記X方向におけるバラツキがある
場合には、それに応じて光透過部材3の光透過率を異ならせるもので、前記図2のように
光透過部材3を1つの層として構成し、その光透過率を、その長手方向(前記X方向)に
段階的に異ならせる場合には、光透過部材3を上記長手方向に複数個の部分30a〜30
cに分けて、各部分30a〜30cの長さ寸法と光透過率とをそれぞれ決定して、それに
応じた光透過率を有する各部分を繋ぎあわせて光透過部材3を形成すればよい。本実施形
態においては図4(a)に示すように光透過率a2の透光性材料で形成した中央部分30
bの両側に、光透過率a1の透光性材料で形成した両端部分30a、30cを一体的に固
着してなる光透過部材3を形成する。
次に、上記光透過部材3を図4(a)のように発光パネル2に接合する。この接合は、
光透過部材3の一方の最広面(図の下面)の全域が発光パネル2の光出射面S3に接し、
発光パネル2の発光素子21が形成された領域の全域が上記の最広面に重なり、上記光透
過部材3の長手方向と発光素子21の配列方向とが一致するように行われる。次いで、図
4(b)のように光透過部材3の他方(発光パネル2と反対側)の最広面(図で上面)に
集束性レンズアレイ4を接合する。この接合は、集束性レンズアレイ4の光入射面S2の
全域が光透過部材3の上記他方の最広面に接し、集束性レンズアレイ4の屈折率分布型レ
ンズ41の配列方向(X方向)と上記光透過部材3の長手方向とが一致し、各屈折率分布
型レンズ41が発光パネル2の発光素子21が形成された領域に重なるように行われる。
そして最後に、上記発光パネル2と光透過部材3および集束性レンズアレイ4との相対
位置を固定化する。この固定化の方法は任意であり、例えば、光透過部材3の側面(上下
面)を発光パネル2および集束性レンズアレイ4に接着してもよいし、発光パネル2およ
び集束性レンズアレイ4を光透過部材3側に付勢するケースに、発光パネル2、光透過部
材3および集束性レンズアレイ4を収容してもよい。
<製造方法2>
製造方法2では、発光パネル2の製造と、前記のバラツキの測定は、製造方法1と同様
であり、その測定結果に基づいて光透過部材3の光透過率を異ならせる点も同様である。
特に、前記のように1つの層よりなる光透過部材3を長手方向に複数に分割し、その各部
分の長さ寸法と光透過率を決定する点は前記と同様である。そして、当該製造方法2にお
いては、先ず中央部分30bを光透過率a2の透光性材料で形成するもので、その透光性
材料を発光パネル2上に直接載せて上記中央部分30bを形成するか、或いは別途形成し
たものを発光パネル2上に載せてもよい。
図5(a)は予め略直方体状に形成した光透過率a2の中央部分30bを発光パネル2
上に載せ、その上に集束性レンズアレイ4を載置したものである。上記部分30aと発光
パネル2及び集束性レンズアレイ4とは互いに密着した状態に接合させる。次いで、図5
(b)のように上記部分30bの両側の発光パネル2と集束性レンズアレイ4との間に、
接着材を兼ねる光透過率a1の透明な透光性材料を注入し、これを硬化させて部分30a
および30cを形成する。なお、流動性のある上記透光性材料の流出を防止すると共に、
上記部分30a、30cを所望の形状に成形するためにガイド枠等を用いてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る電気光学装置について説明する。本実施形態の電
気光学装置1では、光透過部材を前記レンズの光軸方向に複数の積層した多層構造に構成
し、これらの層の少なくとも1つ、本実施形態においては2つの層の光透過率を異ならせ
たものである。以下、前記第1の実施形態と異なる点を中心に詳細に説明する。
〔電気光学装置〕
図6は本発明による第2の実施形態の電気光学装置の側面図(立面図)である。本実施
形態の電気光学装置1が前記図2の実施形態と異なる点は、前記の光透過部材3が1つの
層で構成されているのに対し、本実施形態の光透過部材3は複数の層で構成されている点
であり、図の場合は3つの層31〜33で構成されている。その光透過部材3は、発光パ
ネル2と集束性レンズアレイ4の間に充填されて両者の間隔を一様とする部材であり、各
屈折率分布型レンズ41の光軸を横切って延在する光透過性の複数の層31〜33で構成
され、発光パネル2から進行する光を透過させる。
層31は、層32と層33に介在された等厚の中間層であり、本実施形態においてはガ
ラスまたは透明なプラスチックで形成され、その層31の光透過率はa3で全長にわたっ
て一定に保たれている。上記層31の発光パネル2側の面の全面は、層32の集束性レン
ズアレイ4側の面の全面に接合しており、層31の集束性レンズアレイ4側の面の全面は
、層33の発光パネル2側の面の全面に接合している。
層32は層31と発光パネル2に挟まれた等厚の接着材を兼ねる層であり、X方向に連
なる直方体状の複数の部分32a〜32cで構成されている。部分32bは光透過率がa
5の透明な接着材を兼ねる透光性材料で形成されており、部分32aおよび32cは、そ
れぞれ光透過率がa4の透明な接着材を兼ねる透光性材料で形成されている。
層33は層31と集束性レンズアレイ4に挟まれた等厚の接着材を兼ねる層であり、X
方向に連なる直方体状の複数の部分33a〜33bで構成されている。部分33aは光透
過率がa6の透明な接着材を兼ねる透光性材料で形成されており、部分33bは、光透過
率がa7の透明な接着材を兼ねる透光性材料で形成されている。
上記層32と層33の上記各部分32a〜32c,33a〜33bのX方向の長さ及び
光透過率は、前記と同様に複数の発光素子21の明るさ、または該発光素子21と集束性
レンズアレイ4とをあわせた明るさに応じて適宜設定し、それによって発光パネル2と光
透過部材3および集束性レンズアレイ4とを図6のように組付けた状態での明るさがX方
向においてほぼ一定になるようにしたものである。
その関係を数式を用いて説明すると、図6において所定の明るさIを有する発光素子
21から射出された光が、素子基板22と複数層の光透過部材3および集束性レンズアレ
イ4を透過して結像面に結像される際の光の明るさをIとすると、そのIは、下記式
(4)のように表すことができる。なお、式中のa、b、c、d‥‥は、上記発光素子2
1からの光が順に透過する部材の光透過率であり、sは集束性レンズアレイ4の光利用率
を表す。
Figure 0004320681
なお、上記式(4)中の光透過率aは、下記式(5)のように表すことができる。その
式(5)中のαは吸収係数で物質固有の値であり、そのαは下記式(6)のように表すこ
とができる。式(6)中のkは消衰係数で物質固有の値であり、λは光の波長を表す。他
の光透過率b、c、d・・についても同様である。
Figure 0004320681
そして、本実施形態においては、光透過部材3の層32と層33の光透過率を部分的に
異ならせることで、全ての発光素子21から射出されて結像面に結像される際の光の明る
さIがほぼ一定になるようにしたものである。それによって、前記各発光素子21また
は集束性レンズアレイ4をも含めた発光素子21からの光の明るさにバラツキがある場合
でも、前記X方向における明るさをほぼ一定にすることができるものである。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においても前記第1の実施形態と同様の作
用効果が得られる。また本実施形態のように光透過部材3を複数の層31〜33で形成す
ると共に、その2以上の層を複数の部分に分割して各部分の光透過率を異ならせると、よ
り多くの種類の光透過率分布を得ることが可能となり、前記の明るさのバラツキを、より
きめ細かく補正することができるものである。
なお、上記実施形態は、複数の発光素子21から射出される光の明るさ、又は複数の電
発光素子21から射出され集束性レンズアレイ4を透過した光の明るさに応じて2つの層
32と33の光透過率の分布を異ならせるようにしたが、そのいずれか一方のみ若しくは
3つ以上の層の光透過率分布を異ならせてもよい。また上記複数の電発光素子21から射
出され集束性レンズアレイ4を透過した光の明るさに応じて光透過部材3の光透過率を異
ならせる場合、複数の電発光素子21から射出される光の明るさのバラツキはいずれかの
層(例えば層33)で補正し、集束性レンズアレイ4の明るさや光透過率もしくは光吸収
率のバラツキは他の層(例えば層32)で補正することもできる。さらに上記層の数や分
割する層の数および分割する部分の個数は適宜変更可能である。
〔電気光学装置の製造方法〕
次に、上記第2の実施形態における電気光学装置1を例にして光透過部材3を複数の層
で形成する場合の製造方法について説明する。上記第2の実施形態における電気光学装置
の製造方法についても多種の方法が考えられるが、ここでは1つの製造方法を例示する。
まず、発光パネル2および層31を製造する。その層31は例えばガラスや透明なプラ
スチックなどの透光性材料で所定の大きさ形状に形成する。その透光性材料としては前記
の明るさが低下しないようになるべく光透過率が高いものを用いるとよく、本実施形態に
おいて前述のように光透過率がa3で全長にわたって一定になるように構成されている。
そして、図7(a)に示すように、発光パネル2の光出射面S3上の部分32bの設置
位置に、光透過率がa5の透明な接着材を兼ねる透光性材料をコートし、その透光性材料
を、発光パネル2と層31との間に挟んで所定の厚さになるまで圧縮する。その状態で硬
化させることによって、同図(b)のように部分32bを形成すると共に、その部分32
bを介して発光パネル2と層31とを接着させる。次いで、同図(b)のように、上記部
分32bの両側の発光パネル2と層31との間に光透過率がa4の透明な接着材を兼ねる
透光性材料を注入し、それを硬化させて図7(c)に示すように部分32aと部分32c
とを形成する。
次に、図7(c)に示すように、層31の発光パネル2と反対側の面(上面)に、部分
33bを形成するための光透過率がa7の透明な接着材を兼ねる透光性材料をコートし、
その透光性材料を、層31と集束性レンズアレイ4との間に挟んで所定の厚さになるまで
圧縮する。その状態で硬化させることによって、同図(d)のように部分33bを形成す
ると共に、その部分33bを介して層31と集束性レンズアレイ4とを接着する。次いで
、上記部分33bの側方の層31と集束性レンズアレイ4との間に光透過率がa6の透明
な接着材を兼ねる透光性材料を注入し、それを硬化させて部分33aを形成すればよい。
なお、上記の接着材を兼ねる透光性材料をコートまたは注入する工程では、流動性のあ
る硬化前の透光性材料の流出を防止すると共に、透光性材料で形成される前記部分を所定
の形状に形成するためにガイド枠等を用いてもよい。また、透光性材料を圧縮して上記部
分を形成する際、その部分が所定の厚さに精度よく形成されるように所定の径を有するボ
ール状その他所望形状のギャップ確保材を、上記透光性材料を圧縮する部材間に介在させ
るか、或いは上記透光性材料中に混入させてもよい。なお、上記のギャップ確保材として
は、透光性を有し、かつ上記透光性材料とほぼ同等の光透過率を有するものが好ましい。
上記のようにして発光パネル2と集束性レンズアレイ4との間に、複数層31〜33の
光透過部材3を介在させることで前記図6に示すような電気光学装置を簡単・確実に製造
することができるものである。なお、前述のように光透過部材3の層の数や光透過率が異
なる層の数および部分の配置構成等を変更する場合には、それに併せて前記のプロセスを
適宜変更すればよい。
〔画像形成装置〕
本発明による上記各実施形態に係る電気光学装置は、それぞれ、電子写真方式を利用し
た画像形成装置における像担持体に潜像を書き込むためのライン型の光ヘッドとして用い
ることが可能である。そのような画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機の印刷部
分およびファクシミリの印刷部分等がある。
図8は本発明の実施形態に係る画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、
ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。この画像
形成装置では、同様な構成の4個の光ヘッド10K,10C,10M,10Yが、同様な
構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの
露光位置にそれぞれ配置されている。光ヘッド10K,10C,10M,10Yは、本発
明の実施形態に係る電気光学装置が用いられている。
図に示すように、この画像形成装置には、駆動ローラ121と従動ローラ122が設け
られ、その両ローラ121,122に無端状の中間転写ベルト120が巻回されている。
その中間転写ベルト120は、上記駆動ローラ121の回転で図中矢印の方向に所定の速
度で回動駆動される。なお、図示しないが、上記中間転写ベルト120に張力を付与する
テンションローラ等の張力付与手段を適宜設けるようにしてもよい。
上記中間転写ベルト120の周囲には、外周面に感光層を有する4つの感光体ドラム1
10K,110C,110M,110Yが互いに所定間隔をおいて配置され、その各感光
体ドラム110K,110C,110M,110Yは、中間転写ベルト120の駆動と同
期して回転駆動される。なお、上記感光体ドラムの符号の添え字K,C,M,Yは、それ
ぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形成するために使用されることを意味して
いる。以下、上記のような符号を共通項で括って「110(K,C,M,Y)」のように
表記する。後述する他の機器や部材についても同様である。
上記各感光体ドラム110(K,C,M,Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K,
C,M,Y)と、光ヘッド10(K,C,M,Y)と、現像器114(K,C,M,Y)
が配置されている。コロナ帯電器111(K,C,M,Y)は、対応する感光体ドラム1
10(K,C,M,Y)の外周面を一様に帯電させる。光ヘッド10(K,C,M,Y)
は、感光体ドラムの帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。各光ヘッド10(K,
C,M,Y)は、複数の発光素子21の配列方向が感光体ドラム110(K,C,M,Y
)の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上記の複数の
発光素子21により光を感光体ドラムに照射することにより行う。現像器114(K,C
,M,Y)は、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラムに
顕像すなわち可視像を形成する。
このような4色の単色顕像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、
イエローの各顕像は、中間転写ベルト120上に順次一次転写されることにより、中間転
写ベルト120上で重ね合わされて、この結果フルカラーの顕像が得られる。中間転写ベ
ルト120の内側には、4つの一次転写コロトロン(転写器)112(K,C,M,Y)
が配置されている。一次転写コロトロン112(K,C,M,Y)は、感光体ドラム11
0(K,C,M,Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K,C,
M,Y)から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写コロトロンの
間を通過する中間転写ベルト120に顕像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としての紙等のシート102は、ピックアップローラ10
3によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラ121に接した
中間転写ベルト120と二次転写ローラ126の間のニップに送られる。中間転写ベルト
120上のフルカラーの顕像は、二次転写ローラ126によってシート102の片面に一
括して二次転写され、定着部である定着ローラ対127を通ることでシート102上に定
着される。この後、シート102は、排紙ローラ対128によって、装置上部に形成され
た排紙カセット上へ排出される。上述した各画像形成装置によれば、光ヘッドとして、本
発明の実施形態に係る電気光学装置を用いているから、高い品質の画像を形成することが
できる。
以上、本発明の前記各実施形態に係る電気光学装置を応用可能な画像形成装置を例示し
たが、前記各実施形態に係る電気光学装置は上記以外の他の電子写真方式の画像形成装置
にも適用できる。例えば、ベルト中間転写体方式を利用したロータリ現像式のフルカラー
画像形成装置や、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写
するタイプの画像形成装置、さらにモノクロの画像を形成する画像形成装置等にも適用可
能である。
なお、上述した各実施形態では、各発光素子21から発せられた光が素子基板22を透
過して発光パネル2から出射するボトムエミッションタイプの発光パネル2を用いるよう
にしたが、これとは逆の方向に光が出射するトップエミッションタイプの発光パネルを用
いるようにしてもよい。つまり、複数の電気光学素子(発光素子)から進行する光を透過
させる物体は、封止体23であってもよい。この場合には、各発光素子から発して封止体
側へ進行する光が遮られないように、各部の材質としては透光性を有するものを用いる。
また、上述した各実施形態では、与えられた電気エネルギーにより発光特性または光の
透過特性が変化する複数の電気光学素子として、キャリヤの再結合による励起を必須とす
る有機EL素子を採用したが、キャリヤの再結合を必須としない発光素子(例えば無機E
L素子)や、励起を必須としない発光素子(例えば無機LED)、与えられた電気エネル
ギーにより光の透過特性が変化するライトバルブ素子(例えば液晶素子)等を採用しても
よい。
本発明による電気光学装置の一実施形態を示す平面図。 上記電気光学装置の側面図。 発光素子の配列方向と明るさとの関係を示すグラフ。 上記電気光学装置の製造プロセスの一例を示す説明図。 上記電気光学装置の製造プロセスの他の例を示す説明図。 本発明による電気光学装置の他の実施形態を示す側面図。 上記電気光学装置の製造プロセスの一例を示す説明図。 本発明による画像形成装置の一実施形態を示す縦断面図。 画像形成装置に適用した従来の電気光学装置の斜視図。 従来の電気光学装置の側面図。 収束性レンズアレイの概略構成を示す斜視図。 従来の電気光学装置における発光素子と明るさとの関係を示すグラフ。
符号の説明
1…電気光学装置、2発光パネル(電気光学パネル)、21…発光素子(電気光学素子
)、22…素子基板、23…封止体、3…光透過部材、30〜33…層、4…収束性レン
ズアレイ、41…屈折率分布型レンズ、10、110…像担持体(感光体ドラム)。

Claims (5)

  1. 複数の発光素子が配列されてなる発光パネルと、
    前記発光パネルに対向して配置されており、複数のレンズが配列されてなるレンズアレイと、
    前記発光パネルと前記レンズアレイとの間に介在され、前記発光パネルから射出する光を前記レンズアレイに導く透光性の層を備え、
    前記透光性の層は、前記レンズの配列方向において、互いに異なる光透過率を有する複数の接着材を含んでなり、
    前記複数の接着材によって、前記透光性の層と、前記発光パネル及び前記レンズアレイのうち少なくとも一方と、が接合されてなること、を特徴とする電気光学装置。
  2. 前記発光パネルと前記レンズアレイとが、前記複数の接着材によって接合されてなること、を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記透光性の層は、前記レンズの配列方向において光透過率が一定である光透過部材を更に含んでなること、を特徴とするに請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記発光パネルは第1の部位と、前記第1の部位より明るさが低下してなる第2の部位を含み、前記第1の部位における前記透光性の層の透過率が、前記第2の部位における前記透光性の層の光透過率より低いこと、を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 感光体ドラムと、前記感光体ドラムに像を書き込む光ヘッドと、を含んでなる画像形成装置であって、
    前記光ヘッドが、請求項1乃至4のうちいずれかに記載の電気光学装置を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
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