JP4320063B2 - 高屈折率かつ高アッベ数の透明有機ポリマー材料からなる光学レンズ - Google Patents

高屈折率かつ高アッベ数の透明有機ポリマー材料からなる光学レンズ Download PDF

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Description

本発明の主題は、高屈折率で、かつ高アッベ数の透明有機ポリマー材料からなる光学レンズ、特に眼科用レンズである。
「高屈折率の光学レンズ」とは、屈折率が1.55以上、好ましくは1.57よりも大きい光学レンズをいう。
本発明に係る光学レンズは好ましくは眼鏡レンズである。
眼科用レンズは、高屈折率であるとともに下記の特性を全て併有する必要がある:
−光散乱がないかあったとしても極めて低く、透過率が高いこと(通常85%より大きい、好ましくは90%以上の透過率)、
−30以上好ましくは35以上の高アッベ数を有し、色収差がないこと、
−黄色度指数が低く、経時的に黄変することがないこと、
−衝撃強さ(特にCENおよびFDA規格による)に優れること、
−種々の処理(耐衝撃性プライマー、反射防止またはハードコート蒸着など)への適応性に優れ、特に着色性に優れること、
−ガラス転移温度が好ましくは80℃以上であり、より好ましくは80℃より高く、好ましくは90〜110℃の値であること。
さらに本発明の重合性組成物は、光学レンズ製品の工業的製造が容易である必要がある。
特に該組成物は、レンズの製造サイクル時間を短縮するために、迅速な重合性、特に光重合が望まれる。
本発明によれば、少なくとも1つのポリチオールモノマーと、環内にエチレン性二重結合を有するか、またはエチレン性不飽和好ましくは環員炭素に直接結合したビニルまたはエチリデン基を含む直鎖状または分岐状脂肪族残基を有する架橋環末端基を2〜4個含有し、高いアッベ数を示すモノマーの少なくとも1つとからなるモノマー混合物を共重合させることにより、高屈折率でかつ高アッベ数の透明有機ポリマー材料からなる光学レンズを得ることができることが見出された。
架橋環末端基は、非縮合環基でも縮合環基でもよい。
架橋環末端基は、下記式で示される基から選ばれることが望ましい:
Figure 0004320063
ここでnは0から5までの整数であり、kは0から3までの整数であり、かつjは0から10までの整数である、および
Figure 0004320063
ここでnは0から5までの整数であり、k’は0から2までの整数であり、かつj’は0から10までの整数であり、Qは−C(R’)2−、−O−、−S−、−NR’−または−SO2−基であり、このR’はHまたはC1〜C3のアルキル基好ましくはCH3を示し、Rは水素原子またはC1〜C3のアルキル基好ましくはCH3である。
上記基のうちでも、下記式で示される基が好ましく挙げられる。
Figure 0004320063
式中、Qは、−C(R’)2−、−O−、−S−、−SO2−または−NR’−基を示し、このR’は水素原子またはC1〜C3のアルキル基好ましくはCH3を示し、Rは水素原子またはC1〜C3のアルキル好ましくはCH3であり、n=0〜5およびm=0〜8である。
Qは、好ましくは−CH2−基である。
またモノマーは高いアッベ数のものが選ばれるが、その屈折率は少なくとも1.56であることが好ましい。
本発明に係るレンズに好適なポリチオールモノマーはこの技術分野で公知のものであり、式R1(SH)n1で示すことができる。式中、n1は2以上好ましくは2から5までの整数であり、R1は脂肪族、芳香族または複素環基である。
ポリチオール化合物は、好ましくはジチオール、トリチオールまたはテトラチオール化合物であり、特に高いアッベ数を有するポリチオールが好ましい。
このようなポリチオール化合物はこの技術分野で公知のものであり、特に、EP394,495号特許明細書中に開示されている。
本発明で使用されるジチオールとしては、たとえば
9,10−アントラセンジメタンチオール、
1,11−ウンデカンジチオール、
4−エチルベンゼン−1,3−ジチオール、
1,2−エタンジチオール、
1,8−オクタンジチオール、
1,18−オクタデアンジチオール、
2,5−ジクロロベンゼン−1,3−ジチオール、
1,3−(4−クロロフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、
1,1−シクロヘキサンジチオール、
1,2−シクロヘキサンジチオール、
1,4−シクロヘキサンジチオール、
1,1−シクロヘプタンジチオール、
1,1−シクロペンタンジチオール、
4,8−ジチオウンデカン−1,11−ジチオール、
ジチオペンタエリトリトール、
ジチオトレイトール、
1,3−ジフェニルプロパン−2,2−ジチオール、
1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル2’,3’−ジメルカプトプロピルエーテル、
2,3−ジヒドロキプロピル2’,3’−ジメルカプトプロピルエーテル、
2,6−ジメチルオクタン−2,6−ジチオール、
2,6−ジメチルオクタン−3,7−ジチオール、
2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、
4,5−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、
3,3−ジメチルブタン−2,2−ジチオール、
2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジチオール、
1,3−ジ(4−メトキシフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、
3,4−ジメトキシブタン−1,2−ジチオール、
10,11−ジメルカプトウンデカン酸、
6,8−ジメルカプトオクタン酸、
2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、
2,2’−ジメルカプトビフェニル、
4,4’−ジメルカプトビフェニル、
4,4’−ジメルカプトビベンジル、
3,4−ジメルカプトブタノール、
3,4−ジメルカプトブチルアセテート、
2,3−ジメルカプト−1−プロパノール、
1,2−ジメルカプト−1,3−ブタンジオール、
2,3−ジメルカプトプロピオン酸、
1,2−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、
2,3−ジメルカプトプロピル2’,3’−ジメトキシプロピルエーテル
3,4−チオフェンジチオール、
1,10−デカンジチオール、
1,12−ドデカンジチオール、
3,5,5−トリメチルヘキサン−1,1−ジチオール、
2,5−トルエンジチオール、
3,4−トルエンジチオール、
1,4−ナフタレンジチオール、
1,5−ナフタレンジチオール、
2,6−ナフタレンジチオール、
1,9−ノナンジチオール、
ノルボルネン−2,3−ジチオール、
ビス(2−メルカプトイソプロピル)エーテル、
ビス(11−メルカプトウンデシル)スルフィド、
ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、
ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、
ビス(18−メルカプトオクタデシル)スルフィド、
ビス(8−メルカプトオクチル)スルフィド、
ビス(12−メルカプトデシル)スルフィド、
ビス(9−メルカプトノニル)スルフィド、
ビス(4−メルカプトブチル)スルフィド、
ビス(3−メルカプトプロピル)エーテル、
ビス(3−メルカプトプロピル)スルフィド、
ビス(6−メルカプトヘキシル)スルフィド、
ビス(7−メルカプトヘプチル)スルフィド、
ビス(5−メルカプトペンチル)スルフィド、
2,2−ビス(メルカプトメチル)酢酸、
1,1−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、
ビス(メルカプトメチル)ジュレン、
フェニルメタン−1,1−ジチオール、
1,2−ブタンジチオール、
1,4−ブタンジチオール、
2,3−ブタンジチオール、
2,2−ブタンジチオール、
1,2−プロパンジチオール、
1,3−プロパンジチオール、
2,2−プロパンジチオール、
1,2−ヘキサンジチオール、
1,6−ヘキサンジチオール、
2,5−ヘキサンジチオール、
1,7−ヘプタンジチオール、
2,6−ヘプタンジチオール、
1,5−ペンタンジチオール、
2,4−ペンタンジチオール、
3,3−ペンタンジチオール、
7,8−ヘプタデカンジチオール、
1,2−ベンゼンジチオール、
1,3−ベンゼンジチオール、
1,4−ベンゼンジチオール、
2−メチルシクロヘキサン−1,1−ジチオール、
2−メチルブタン−2,3−ジチオール、
エチレングリコールジチオグリコレートまたは
エチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)
を挙げることができる。
トリチオールとしては、例えば、
1,2,3−プロパントリチオール、
1,2,4−ブタントリチオール、
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、
トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、
ペンタエリトリトールトリチオグリコレート、
ペンタエリトリトールトリス(3−メルカプトプロピオネート)、
1,3,5−ベンゼントリチオールおよび
2,4,6−メシチレントリチオール
を挙げることができる。
本発明の組成物に使用されるポリチオールとしては、例えば、
ネオペンタンテトラチオール、
2,2−ビス(メルカプトメチル)−1,3−プロパンジチオール、
ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、
1,3,5−ベンゼントリチオール、
2,4,6−トルエントリチオール、
2,4,6−メチレントリチオールおよび
下記式で示されるポリチオール:
Figure 0004320063
4−メルカプトメチル−3,6,−ジチア−1,8−オクタンジチオール
を挙げることもできる。
本発明では、好ましいポリチオールは、エチレングリコールビス(チオグリコレート)、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプトプリピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(チオプロピオネート)(PETP)、4-メルカプトメチル-3,6-ジチア-1,8-オクタンジチオール(MDO)およびビス(2-メルカプトエチル)スルフィド(DMDS)である。
ポリチオール成分は、重合性組成物中、組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、通常、5〜60重量%好ましくは10〜50重量%より好ましくは20〜50重量%の割合で存在する。
本発明に係る眼科用レンズ製造用重合性組成物の第2必須モノマー成分は、高いアッベ数を有する共重合性モノマーであり、通常、下記式で示される基から選ばれる末端基を2〜4有している:
Figure 0004320063
好ましくは下記式で示される基:
Figure 0004320063
式中、Q、R、n、m、k、k’、jおよびj’は前記の定義と同様である。
上記したような好ましい架橋環末端基を2以上有し、高いアッベ数を示す共重合モノマーは、通常、下記式で示される:
Figure 0004320063
式中、naは2〜4の整数であり、Aは下記の基から選ばれる基であり、
Figure 0004320063
式中、Qは、−C(R’)2−、−O−、−S−、−SO2−および−NR’−基を示し、このR’はHまたはC1〜C3のアルキル基好ましくはCH3を示し、RはHまたはC1〜C3のアルキル基好ましくはCH3であり、n=0〜5およびm=0〜8であり、かつ
(I)na=2のとき、Zは下記式で示される2価の基を示し:
Figure 0004320063
式中、Xは−O−または−S−を示し、GおよびG’はn’=1〜5好ましくはn’=2で、かつm’=0〜10の数である
Figure 0004320063
基か、またはC1〜C5のアルキレン基であり、Z1は下記式で示される2価基である:
Figure 0004320063
式中、Qは上記に定義されるとおりであり、B1は−C(R22−または−S−であり、R2はC1〜C3のアルキル基好ましくは−CH3であり、x1=0または1、Y1は互いに独立にBr、ClまたはHを示し、y1は0〜4のの整数であり、Rbは互いに独立に
Figure 0004320063
基であり、qは1から4までの整数好ましくは1または2であり、pは0から4まで好ましくは0〜2の整数であり、
2は下記式で示される基から選ばれる2価の基である:
Figure 0004320063
ここでQ、Rbおよびpは上記に定義したとおりであり、Z3は下記から選ばれる2価の基である;
Figure 0004320063
ここでQおよびx1は上記に定義したとおりである;
(II)na=3のとき、Zは下記から選ばれる3価の基を示し:
Figure 0004320063
ここでRbおよびpは上記に定義されるとおりであり、RcはHまたはC1〜C3のアルキル基好ましくは−CH3を示す;および
(III)na=4のとき、Zは下記基から選ばれる4価の基を示す。
Figure 0004320063
ここでR3はC1〜C5のアルキレン基または
Figure 0004320063
基であり、Rbおよびpは上記に定義されるとおりである。
上記一般式(I)として示されるうち、架橋環末端基を有する第一のモノマー成分は下記式で示されるモノマーである:
Figure 0004320063
ここでRおよびXは上記に定義されるとおりであり、Bは−S−または−C(CH32−であり、n’およびn”=1〜5であり、かつm’およびm”は0〜10までの数である。
式(IV)のモノマーは、好ましくは下記式で示される化合物である。
Figure 0004320063
式(IV)で示されるモノマー、およびその製造方法については、WO88/02902号特許明細書に開示されている。
架橋環末端基を2個有する本発明に係るモノマー成分の他の好ましい例は、下記式で示されるモノマーである:
Figure 0004320063
ここでR=HまたはCH3、Rbは上記に定義されるとおりであり、好ましくはプロピレン基であり、p’は1から3までの整数であり、好ましくは2であり、かつp”は0または1の整数である。
式(V)のモノマーは、好ましくは下記式で示されるモノマー:
Figure 0004320063
またはメルカプトエチルスルフィドジチオメタノルボルネンカルボキシレートである。
上記式(V)で示される化合物は新規である。
上記式(III)で示されるモノマーにおいて、Z2はたとえば下記の基を示す:
Figure 0004320063
このようなモノマーおよびその製造方法は、JP−8 151360号特許明細書に開示されている。
架橋環末端基を有する3価のモノマーとしては、好ましくは下記式で示されるモノマーを挙げることができる:
Figure 0004320063
このタイプの化合物、特にトリス(ノルボルネニル)イソシアヌレートは米国特許第5,182,360号明細書に開示されている。
本発明に係る架橋環末端基を有する1または複数のモノマー成分は、重合性組成物中、組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、通常、10〜70重量%の割合で、好ましくは20〜70重量%の割合で、より好ましくは30〜70重量%の割合で存在する。
式中のXが−S−であるときの式(II)のモノマーは新規化合物である。
また本発明に係る重合性組成物は、上記モノマー類と共重合しうる他の付加的なモノマー、特にチオ(メタ)アクリレートモノマー、たとえば下記式で示されるモノマーなどを含んでいてもよい:
Figure 0004320063
式中、
4は、直鎖状または分岐状、1価または多価の脂肪族炭化水素質基であるか、あるいは1または複数のチオ(メタ)アクリレートのイオウ原子に環が直接結合するかまたは線状アルキル鎖を介して結合した1価または多価の芳香族または複素環基であり、R4はその鎖中に、−O−、−S−または
Figure 0004320063
から選ばれる基を1または複数含んでいてもよく;
5は水素または−CH3を示し;かつ
2は1〜6好ましくは1〜3の整数である。
1価のR4基としては、直鎖状または分岐状のC1〜C5のアルキル基または下記式の基を挙げることができる:
Figure 0004320063
式中、
6およびR7は互いに独立にHまたは直鎖状または分岐状のC1〜C5のアルキル基であり;
8は直鎖状または分岐状のC1〜C5のアルキル基、C7〜C10のアラルキル基、または任意に置換、特にアルキルおよび/またはハロゲン基で置換されていてもよいC6〜C12のアリル基であり;かつ
3は1から4までの整数である。
1価のR4基としては、たとえば
Figure 0004320063
を好ましく挙げることができる。
式(I)のモノマーのうち、n3=1として上記されたものは公知であり、特にUS−A−4,606,864号、JP−63316766号およびEP−A−0,384,725号特許明細書に開示されている。
式(VI)のモノマーのうちに示される2価のR4基としては、鎖中に−O−、−S−または
Figure 0004320063
基を1または複数有していてもよい直鎖状または分岐状C2〜C10のアルキレン基、式R10
Figure 0004320063
で示されるアルキリデン基(このR9およびR10はC1〜C5のアルキル基である)、下記の基:
Figure 0004320063
式中、R11およびR12は、鎖中に−O−、−S−または
Figure 0004320063
基を1または複数有していてもよい直鎖状または分岐状C1〜C5のアルキレン基であり、X”はC1〜C5のアルキル基、ハロゲンから選ばれ、n4は0〜4の整数である、および下記の基を挙げることができる。
Figure 0004320063
式中、R13およびR14は、鎖中に−O−、−S−または
Figure 0004320063
基を1または複数有していてもよい直鎖状または分岐状C1〜C5のアルキレン基であり、tおよびsは0または1である。
好ましい2価のR4基としては、下記の基を挙げることができる:
Figure 0004320063
ここでq’は1〜8の整数である;
Figure 0004320063
ここでXは−O−または−S−であり、uは1〜4の整数である;
Figure 0004320063
ここでz’は0または1であり、u’およびv’は2〜6の整数である;
Figure 0004320063
ここでu”およびv”は1〜4の整数である、
Figure 0004320063
特に好ましい2価のR4の基は、
Figure 0004320063
である。
式(VI)で示される2価のモノマーは公知であり、特にEP−A−273,661号、EP−A−273,710号およびEP−A−384,725号特許明細書に開示されている。
式(VI)で示されるモノマーのうち、3価のR4としては、鎖中に−O−、−S−または
Figure 0004320063
基を1または複数含んでいてもよい3価アルキル基、−S−または−O−を1または複数含むアルキル鎖、および3価のアリル基を挙げることができる。
3価のR4基またはそれ以上の価数のR4基としては、
Figure 0004320063
などを挙げることができる。
本発明では、式(VI)で示されるモノマーとして、好ましくは下記を挙げることができる。
Figure 0004320063
Figure 0004320063
Figure 0004320063
但し、R5は、水素原子またはメチル基を表す。
本発明におけるとりわけ好ましいモノマーは、ビス(4-メタクリロイルチオフェニル)スルフィド(BMTPS)およびビス(2-メタクリロキシチオフェニル)スルフィド(BMTES)である。
本発明に係るモノマー組成物に含まれるチオ(メタ)アクリルモノマーの他の好ましい例は下式に示される:
Figure 0004320063
式中、
5はHまたはCH3を示し,R15は分岐していてもよいC2〜C12のアルキレン基、C3〜C12脂環基、C6〜C14アリレン(arylene)基またはC7〜C26アルカリレン(alkarylene)基を示し、R15基の炭素質鎖は鎖内にエーテルまたはチオエーテル基を1または複数有していてもよく、かつn5は1〜6の整数である。
このようなモノマーは米国特許5,384,379号明細書に開示されている。
これらの共重合性コモノマーは、それが含まれる場合には、組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、10〜60重量%好ましくは20〜50重量%に相当する量で存在することができる。
本発明に係る重合性組成物は、一般的に光学製品、特に眼鏡レンズ成形用重合性組成物中に使用される添加剤を、慣用的な量で含んでいてもよく、具体的には抑制剤、着色剤、UV吸収剤、香料、消臭剤、酸化防止剤および耐黄変性吸収剤などを含んでいてもよい。
酸化防止剤の好ましい例として、トリフェニルホスフィン(TPP)およびイルガノックス(Irganox)▲R▼1010(ペンタエリスリトールテトラキス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート](CG1010)を挙げることができる。
香料は、特に表面処理作業時に、組成物の臭気を消臭することができる。
本発明の組成物は、通常、重合開始剤、好ましくは光開始剤または光開始剤と熱開始剤との混合物を、組成物中に存在する重合性モノマーの全重量に対して、0.001〜5重量%の割合で含有する。
本発明に係る重合性組成物中に使用することができる光開始剤としては、特に2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、1-ヒドキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン、アルキルベンゾイルエーテル類、チバ=ガイギー(Ciba-Geigy)社よりCGI1700の商品名で市販されている下記式化合物の25/75混合物である光開始剤、
Figure 0004320063
および下記式で示される化合物:
Figure 0004320063
および化合物Aと、下式で示されるイルガキュア(Irgacure)▲R▼184との混合物(50/50)(重量比)であるチバ=ガイギー社より市販されている光開始剤CGI 1850を挙げることができる。
Figure 0004320063
上述したように、本発明に係る重合性組成物は、1以上の光開始剤を含む光重合性組成物であることが望ましい。
さらに好ましくは、本発明に係る重合性組成物は、光重合開始剤および熱重合開始剤のいずれをも含む光−および熱−重合可能な組成物である。
熱重合開始剤は、本技術分野において公知の化合物であるが、たとえば過酸化ベンゾイル、シクロヘキシルパーオキシジカーボネートおよびイソプロピルパーオキシジカーボネートなどを挙げることができる。
式(I)で示される化合物は、2以上の(メタ)アクリレートまたはチオ(メタ)アクリレート基を有する化合物と、シクロペンタジエンまたはノルボルナジエンなどのシクロアルケンとのディールス−アルダー反応によるか、あるいはポリチオール化合物と、シクロペンタジエン、ノルボルナジエン、ビニルノルボルネンまたはエチリデンノルボルネンなどのエン化合物とのチオール/エン型付加反応によって合成することができる。
ポリチオール化合物およびエン化合物は、本質的にエン化合物1モルあたり、1または複数のポリチオール化合物の1つのチオール基が相当するような割合で反応させる。
本発明に係る高アッベ数を示すモノマーの合成例として、5-ビニル-2-ノルボルネンまたは5-エチリデン-2-ノルボルネンと、ジチオールとを用いた場合のスキームを以下に示す。
Figure 0004320063
ここでWは脂肪族または芳香族基である。
以下の実施例において、特にことわりのない限り、部および%はすべて重量によるものである。
ディールス−アルダー反応による式(I)のモノマーの合成例
1)ビスフェノールA 2-エトキシレートジノルボルネンカルボキシレート(EBPADN)の合成
機械的撹拌機、反応物を導入するための滴下ロート、冷却器を備えた三ツ口フラスコ内に、ビスフェノールA 2-エトキシレートジアクリレート(EBPADA)700g、サルトマー(Sartomer)▲R▼349を装入する。上記EBPADAは、21℃での屈折率nD1.5465、21℃での比重1.1478を有していた。
次いで、アクリルモノマーを真空ポンプを用いて脱ガスした後、三ツ口フラスコ内にN2を導入する。粉砕直後のシクロペンタジエン(CPD)を滴下ロートから滴下して加える。反応混合物の温度はシクロペンタジエンとジアクリレートとのディールス−アルダー反応の生起に伴って昇温する。次いで真空ポンプの使用と、三ツ口フラスコ内へのN2導入を交互に行うことにより過剰シクロペンタジエンを除去する。最後にロータリーエバポレーターを用いて過剰シクロペンタジエンを完全に除去する。不純物の存在が認められる時は、得られたモノマーは真空フラスコ法により濾過する。
分子量が556、21℃での屈折率nDが1.5497、21℃での比重が1.1569である目的生成物のEBPADNが、93.53%の収率で得られる。
2)トリメチロールプロパントリノルボルネンカルボキシレート(TMPTN)の合成
生成物を固化させないため、最後のロータリーエバポレーターによる過剰CPDの除去を行わなかったことを除いて、前記合成と同様に合成を行った。
この合成では、分子量296、21℃での屈折率nDが1.4752、21℃での比重が1.10067であり、クレイバレー(Cray Valley)社より商品名SR351として市販されているトリメチロールプロパントリアクリレート338gを使用し、またシクロペンタジエン217gを添加した。
分子量494、21℃での屈折率nD1.511、21℃での比重1.146を有した目的生成物のTMPTNは95%が超える収率で得られる。
3)メルカプトエチルスルフィドジチオメタノルボルネンカルボキシレート(MESDTMN)の合成
原料として、分子量282、21℃での屈折率nDが1.5745、21℃での比重が1.177であるビス[(2-メタクリロイルチオ)エチル]スルフィド(BMTES)を211g、およびシクロペンタジエン100gを用いて第1の合成例と同様に合成が行われる。
分子量が414であり、21℃での屈折率nDが1.5683であり、21℃での比重が1.1588である目的生成物(MESDTMN)が95%を超える収率で得られる。
チオメタクリレートは対応するメタクリレート(反応にはルイス酸型触媒が必要であろう)よりも著しく反応性が高いことは注目すべきである。
4)5-ビニル-2-ノルボルネンおよび5-エチリデン-2-ノルボルネンを用いた合成例
合成例1:
冷却器、マグネチックスターラー、不活性ガス下に合成を実施させるための窒素供給口を備えた反応器内に、5-ビニル-2-ノルボルネン(純度95%)12.6gを装入する。70℃まで加熱し、2-メルカプトエチルスルフィド8.5gを、滴下ロートを用いて30分以上かけて添加する。添加の間は、発熱がみられ、反応混合物の温度は165℃に達する。赤外スペクトルによる2571cm-1の−S−H帯が完全に消失するまで反応を監視する。
生成物は25℃での屈折率1.571を示す。
合成例2:
4-メルカプトーメチル-3,6-ジチア-1,8-オクタンジチオール(純度93%)11.2gおよび5-ビニル-2-ノルボルネン15.2gを用いて、合成例1と同様にして合成を行った。チオール添加の間に到達する最高温度は79℃である。
得られた生成物は25℃での屈折率1.579を示す。
合成例3:
ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート)12.2gおよび5-ビニル-2-ノルボルネン12.6gを用いて、合成例1と同様にして合成を行った。チオール添加の間に到達する最高温度は134℃である。得られた生成物は、25℃での粘度0.48Pa・s、25℃での屈折率1.531を示す。
合成例4:
ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート)12.2gおよび5-エチリデン-2-ノルボルネン(純度99%)12gを用いて、合成例1と同様にして合成を行った。チオール添加の間に到達する最高温度は95℃である。得られた生成物は、25℃での粘度7.66Pa・s、25℃での屈折率1.5445を示す。
下記表1に示す成分を混合して本発明の組成物1〜6を調製した。
これら組成物は、次いで2部からなる無機ガラス製成形型中で成形し、重合させ、本発明に係る眼科用レンズを得る。
これらレンズについて、21℃での屈折率、アッベ数、21℃での比重、ガラス転移温度、着色安定性および臭気が測定された。
Figure 0004320063

Claims (24)

  1. 高屈折率で、かつ高アッベ数の透明有機ポリマー材料からなり、該透明有機ポリマー材料は、
    −少なくとも1つのポリチオールモノマーと、
    −環内にエチレン性二重結合を有するか、またはエチレン性不飽和を含む直鎖状または分岐状脂肪族残基を有する架橋環末端基を2〜4含有し、高いアッベ数を示す少なくとも1つのモノマーと、
    からなるモノマー混合物を重合させることによって得られるものであることを特徴とする眼科用レンズ。
  2. 前記脂肪族残基のエチレン性不飽和が、環員炭素に直接結合したビニルまたはエチリデン基であることを特徴とする請求項1に記載の眼科用レンズ
  3. 前記架橋環末端基が、下記式で示される基から選ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
    ここでnは0から5までの整数であり、Qは−CH 2 −基であり、Rは水素原子またはC 1 〜C 3 のアルキル基である。
  4. 前記Rが、水素原子またはCH 3 基であることを特徴とする請求項3に記載の眼科用レンズ
  5. 前記高アッベ数を示すモノマーが下記式で示されることを特徴とする請求項3または4に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
    式中、Aは請求項3で定義された架橋環基であり、naは2から4までの整数であり、
    (I)na=2のとき、Zは下記式で示される2価の基を示し:
    Figure 0004320063
    式中、Xは−O−または−S−を示し、 d はv=1〜5の数である式C v 2v の直鎖または分岐基であり、GおよびG’はn’=1〜5で、かつm’=0〜10の数である
    Figure 0004320063
    基か、またはC1〜C5のアルキレン基であり、Z1は下記式で示される2価基である:
    Figure 0004320063
    式中、Qは前記に定義されるとおりであり、B1は−C(R22−、−S−または−SO2−から選ばれる2価の基であり、R2はC1〜C3のアルキル基であり、x1=0または1、Y1は互いに独立にBr、ClまたはHを示し、y1は0から4までの整数であり、Rb基は
    Figure 0004320063
    基であり、qは1から4までの整数であり、pは0から4までの整数であり、かつ
    2は下記式で示される基から選ばれる2価の基である:
    Figure 0004320063
    ここでQ,Rbおよびpは上記に定義したとおりであり、Z3は下記から選ばれる2価の基である:
    Figure 0004320063
    ここでQおよびx1は上記に定義したとおりである;
    (II)na=3のとき、Zは下記から選ばれる3価の基を示し:
    Figure 0004320063
    ここでRbおよびpは上記に定義されるとおりであり、RcはHまたはC1〜C3のアルキル基を示す;および
    (III)na=4のとき、Zは下記式で示される4価の基を示す。
    Figure 0004320063
    ここでR3はC1〜C5のアルキレン基または
    Figure 0004320063
    の2価の基であり、
    bおよびpは上記に定義されるとおりである。
  6. GおよびG’が、m’=0〜10である
    Figure 0004320063
    基か、またはC 1 〜C 5 のアルキレン基である請求項5に記載の眼科用レンズ。
  7. qは1または2の整数であり、pは0から2までの整数である請求項5に記載の眼科用レンズ
  8. 前記高いアッベ数を示すモノマーが下記式で示されることを特徴とする請求項5に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
    ここでXは−O−または−S−であり、Bは−S−または−C(CH 3 2 −であり、RはHまたはCH3であり、n’およびn”=1〜5であり、かつm’およびm”は0〜10までの数である。
  9. 前記高いアッベ数を示すモノマーが下記式で示されることを特徴とする請求項8に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
  10. 前記高いアッベ数を示すモノマーが下記式で示されることを特徴とする請求項5に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
    ここでRおよびRbは前記に定義されるとおりであり、p’は1から3までの整数であり、かつp”は0または1の整数である。
  11. 前記高いアッベ数を示すモノマーが下記式で示されることを特徴とする請求項10に記載の眼科用レンズ:
    Figure 0004320063
  12. 前記ポリチオールモノマーが、式R1(SH)n1、ここでn1は少なくとも2の整数であり、R1は脂肪族、芳香族または複素環基である、で示されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の眼科用レンズ。
  13. 前記ポリチオールモノマーが、ジチール、トリチオールまたはテトラチオールであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の眼科用レンズ。
  14. 前記モノマー組成物が、他の付加的な共重合モノマーを1または複数含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の眼科用レンズ。
  15. 前記1または複数の他の付加的な共重合モノマーが、2官能性のチオ(メタ)アクリレートモノマーから選ばれることを特徴とする請求項14に記載の眼科用レンズ。
  16. 前記ポリチオールが、4-メルカプトメチル-3,6-ジチア-1,8-オクタンジチオール、ビス(2-メルカプトエチル)スルフィドおよびペンタエリスリトールテトラキス(チオプロピオネート)から選ばれることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の眼科用レンズ。
  17. 前記ポリチオールが、前記組成物中に存在する重合性モノマーの全重量に対して、10〜60重量%に相当する割合で存在することを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のレンズ。
  18. 前記ポリチオールが、前記組成物中に存在する重合性モノマーの全重量に対して、20〜50重量%に相当する割合で存在することを特徴とする請求項17に記載のレンズ。
  19. 前記高いアッベ数を示すモノマーが、前記組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、10〜70重量%に相当する割合で存在することを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載のレンズ。
  20. 前記高いアッベ数を示すモノマーが、前記組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、20〜50重量%に相当する割合で存在することを特徴とする請求項19に記載のレンズ
  21. 前記他の付加的な共重合モノマーは、それが含まれる場合には、前記組成物中に存在するモノマーの全重量に対して、10〜50重量%に相当する割合で存在することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のレンズ。
  22. 前記レンズが眼鏡用レンズであることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載のレンズ。
  23. 下記式で示される高いアッベ数を示す重合モノマー:
    Figure 0004320063
    ここでA、G、G’およびZ1請求項5で定義したとおりである。
  24. 下記式で示されることを特徴とする請求項23に記載の高いアッベ数を示す重合性モノマー:
    Figure 0004320063
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