JP4187404B2 - 新規重合性組成物および前記組成物から得られる高屈折率を有する光学レンズ - Google Patents

新規重合性組成物および前記組成物から得られる高屈折率を有する光学レンズ Download PDF

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Description

【0001】
本発明の主題は、高い屈折率を有する光学レンズを製造するための、新規なポリマー組成物、および該組成物から得られる光学レンズ、特に、眼科用レンズである。
「高い屈折率を有する光学レンズ」という語は、1.55以上、好ましくは1.57より大きな屈折率を有する光学レンズを意味する。
本発明に係る新規な重合性組成物は、眼鏡レンズの製造に好適に使用される。
【0002】
高い屈折率を有する眼科用レンズは、以下の特性をすべて有していなくてはならない。
−光散乱がないか、またはあったとしても極めて低い、高い透明度(通常、85%より大きく、好ましくは90%以上の透過率)、
−色収差を避けるため、30以上か、好ましくは35以上の高いアッベ数、
−黄色度指数が低く、経時的に黄変しないこと
−優れた衝撃強さ(特に、CENおよびFDA規格に従う)
−様々な処理(耐衝撃性プライマー、反射防止またはハードコート蒸着など)への適応性に優れていること、特に着色性への適応性に優れていること
−ガラス転移温度が、好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃より大きく、好ましくは90℃から110℃の間であること。
【0003】
更に、この重合性組成物はまた、工業的に加工が容易でなければならない。
特に、この組成物は、光重合可能なものであることが好ましい。そのような非常に迅速な重合は、レンズの製造サイクル時間を短縮することを可能とするからである。
【0004】
他に考慮すべき点は、有機ガラスの製造のためのこの組成物に用いられるモノマーの数と性質である。
これらのモノマーは、容易に入手可能であり、商業的に、大量に、安価に、均一の品質で入手可能である必要がある。
最後の点で、工業的な量で製造されるモノマーは、工業的生産の諸要因のため大幅に異なる品質を示すが、これはある程度、最終的なポリマー、よって光学レンズの特性に影響を及ぼし得る。
従って、この重合性組成物においては、含有する前駆体モノマーの数を減じるのが好ましい。更に、それにより、貯蔵と管理の問題が限定される。
【0005】
高い屈折率を有するポリマーを製造するための重合性組成物は、既に従来技術として知られている。
特許出願EP394,495号は、4,4′−ビス−(メタクリロイルチオ)ジフェニルスルフィド(BMTPSと記す)と、BMTPSと共重合し得る他のビニルモノマーと、一般式R(SH)(Rは多価の有機基を示し、nは2またはそれより大きい整数を表す)で表されるポリチオールとに基づく重合性組成物を開示する。
例えば、その公報の実施例27は、重量部で、BMTPS5部と、ジエトキシビスフェノールAジアクリレート4部と、下記式の芳香族ポリチオール1部とを含有する3成分の重合性組成物を示す。
【0006】
【化5】
Figure 0004187404
【0007】
公報JP61−23855号、JP61−23856号およびJP61−23858号は、4から6のモノマー成分を含有する組成物から得られる眼鏡レンズの製造を開示し、該成分は、特にBMTPSを含む。
更に、前記組成物は、光重合に適さない芳香族ビニル誘導体を含有する。
特許出願EP609,454号は、着色が抑制され、優れた透過力を示し、(ガラスのエージングの間に)黄変に抵抗を示し、低比重であり、大きな屈折率を有する硫黄含有ポリマーの製造方法に関する。
その公報に開示された重合性組成物は、重量で0.1から7%の連鎖移動剤から選ばれる少なくとも一つの化合物と、フリーラジカルを捕捉するための化合物とを含有する。
単官能または多官能メルカプト化合物が、前記化合物において言及されている。前記出願においては、重量で7%を超えると、ポリマーの機械的特性が悪化するか、過剰の化合物がポリマーとならないかであることが明記されている。
【0008】
エシロール社の特許出願FR95 006443号は、高い屈折率を有するポリマーを製造するための重合性組成物であって、ビス(2−メタクリロイルチオエチル)スルフィド(BMTESと記す)またはBMTES/BMTPS混合物を、ポリメタクリレート型ポリエトキシビスフェノールAの誘導体および芳香族またはシクランのモノ(メタ)アクリレートモノマーとともに含有する重合性組成物を開示する。
実際には、前記特許出願に開示された重合性組成物は、少なくとも4から6の重合性モノマー成分を含有する。
更に、前記特許出願に開示された重合性組成物は満足なものではあるが、特に黄色度指数およびエージング下における性状に関し、まだ改良の余地がある。
【0009】
従って、本発明の目的は、3つのベースモノマー成分を有する単純な重合性組成物であって、先行技術に関し改良された特性を有する重合性組成物を提供することである。
【0010】
本発明によれば、重合性組成物は、
−混合物M100重量部について、
(A)2つのチオ(メタ)アクリレート官能基
【0011】
【化6】
Figure 0004187404
【0012】
(式中、R=HまたはCHである。)を含む1またはそれより多い非芳香族化合物(I)、好ましくは1の非芳香族化合物(I)の20から80部と、
(B)式:
【0013】
【化7】
Figure 0004187404
【0014】
(式中、RおよびRは、互いに独立に、HまたはCHを表し、m+nは、0から20までの平均値を有する。)の化合物(II)またはこれらの化合物の混合物の80から20部とからなる混合物Mを、ベース共重合性モノマー成分として、該組成物中に存在する共重合性モノマーの全重量に対して、少なくとも重量で85%含有し;
−該混合物Mの重量に対して、重量で3から30%、好ましくは5から20%のポリチオールを含有し;
該組成物は、共重合性モノマーとして、重量で5%未満の他の芳香族チオ(メタ)アクリレート、芳香族またはシクラン(シクロアルカン)のモノ(メタ)アクリレートおよび芳香族ビニルを含有しうる。
【0015】
本発明に係る組成物は、重量で、好ましくは90%、より好ましくは95%、さらに好ましくは98%、そして、できる限り100%のベース共重合性モノマー成分を含有する。
【0016】
より好ましくは、本発明に係る組成物は、ジ−および/またはポリビニルモノマーを含有しない。本出願においては、「ジ−およびポリビニルモノマー」の語は、2またはそれより多いCH=CH−基がモノマーの炭化水素フラグメントに直接に結合しているモノマー、例えば、ジ−および/またはポリビニル炭化水素、ジビニルベンゼンおよびジビニルナフタレンのようなモノマーを意味すると理解される。
【0017】
本発明に係る重合性組成物は、好ましくは光重合可能な組成物である。
本発明の重合可能な混合物Mの2つのチオ(メタ)アクリレート官能基を含有する非芳香族化合物(I)類は、本技術において公知の化合物である。
化合物(I)が、好ましくは、式:
【化8】
Figure 0004187404
(式中、Rは、直鎖のまたは分枝を有する2価の脂肪族炭化水素基であって、鎖の中に、2価の基−O−、−S−または
【化9】
Figure 0004187404
から選ばれ、好ましくは−O−および−S−であり、更に好ましくは2価の基−S−である1またはそれより多い2価の基を含んでもよく、Rは、HまたはCH基を表す。)に該当する。
本発明において好適に例示される式(I)のモノマーとしては、例えば、
【0020】
【化12】
Figure 0004187404
1,2−ビス[(メタ)アクリロイルチオ]エタン
【0021】
【化13】
Figure 0004187404
1,2−ビス[(メタ)アクリロイルチオ]プロパン
【0022】
【化14】
Figure 0004187404
1,3−ビス[(メタ)アクリロイルチオ]プロパン
【0023】
【化15】
Figure 0004187404
1,4−ビス[(メタ)アクリロイルチオ]ブタン
【0024】
【化16】
Figure 0004187404
ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチル]エーテル
【0025】
【化17】
Figure 0004187404
ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチル]スルフィド(BMTES)
【0026】
【化18】
Figure 0004187404
ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエトキシ]メタン
【0027】
【化19】
Figure 0004187404
ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチルチオ]メタン
【0028】
【化20】
Figure 0004187404
1,2−ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエトキシ]エタン
【0029】
【化21】
Figure 0004187404
1,2−ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチルチオ]エタン
【0030】
【化22】
Figure 0004187404
ビス[2−(2−(メタ)アクリロイルチオエトキシ)エチル]エーテル
【0031】
【化23】
Figure 0004187404
ビス[2−(2−(メタ)アクリロイルチオエチルチオ)エチル]スルフィド(これらの式中、Rは、上述のように定義されている。)を挙げることができる。
特に好適な化合物(I)は、BMTESである。
【0032】
混合物Mの第二のモノマー成分は、式(II):
【0033】
【化24】
Figure 0004187404
【0034】
(式中、RおよびRは、互いに独立に、HまたはCHを表し、m+nは、0から20までの平均値を有する。)の化合物である。
化合物(II)は、好ましくは、4またはそれより大きいm+nの平均値を有するフラクションの混合物である。
これらの化合物(II)は、従来公知の化合物であり、商業的に入手することができる。
【0035】
本発明に係る組成物の第三の重合性モノマー成分は、式R(SH)(式中、nは2またはそれより大きい整数、好ましくは2から5の整数を表し、Rは脂肪族または芳香族の基を表す。)のポリチオールである。
本発明の組成物のポリチオール化合物は、好ましくは、高いアッベ数のジチオールもしくはトリチオール化合物またはポリチオールである。
これらのポリチオール化合物は、従来公知の化合物であり、特に公報EP394,495号に開示されている。
【0036】
本発明で使用されるジチオールとしては、例えば、
9,10−アントラセンジメタンチオール、
1,11−ウンデカンジチオール、
4−エチルベンゼン−1,3−ジチオール、
1,2−エタンジチオール、
1,8−オクタンジチオール、
1,18−オクタデアンジチオール、
2,5−ジクロロベンゼン−1,3−ジチオール、
1,3−(4−クロロフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、
1,1−シクロヘキサンジチオール、
1,2−シクロヘキサンジチオール、
1,4−シクロヘキサンジチオール、
1,1−シクロヘプタンジチオール、
1,1−シクロペンタンジチオール、
4,8−ジチオウンデカン−1,11−ジチオール、
【0037】
ジチオペンタエリトリトール、
ジチオトレイトール、
1,3−ジフェニルプロパン−2,2−ジチオール、
1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル2’,3’−ジメルカプトプロピルエーテル、
2,3−ジヒドロキプロピル−2’,3’−ジメルカプトプロピルエーテル、
2,6−ジメチルオクタン−2,6−ジチオール、
2,6−ジメチルオクタン−3,7−ジチオール、
2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、
4,5−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、
3,3−ジメチルブタン−2,2−ジチオール、
2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジチオール、
1,3−ジ(4−メトキシフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、
3,4−ジメトキシブタン−1,2−ジチオール、
10,11−ジメルカプトウンデカン酸、
6,8−ジメルカプトオクタン酸、
2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、
2,2’−ジメルカプトビフェニル、
4,4’−ジメルカプトビフェニル、
4,4’−ジメルカプトビベンジル、
3,4−ジメルカプトブタノール、
3,4−ジメルカプトブチルアセテート、
2,3−ジメルカプト−1−プロパノール、
1,2−ジメルカプト−1,3−ブタンジオール、
2,3−ジメルカプトプロピオン酸、
1,2−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、
2,3−ジメルカプトプロピル−2’,3’−ジメトキシプロピルエーテル
3,4−チオフェンジチオール、
【0038】
1,10−デカンジチオール、
1,12−ドデカンジチオール、
3,5,5−トリメチルヘキサン−1,1−ジチオール、
2,5−トルエンジチオール、
3,4−トルエンジチオール、
1,4−ナフタレンジチオール、
1,5−ナフタレンジチオール、
2,6−ナフタレンジチオール、
1,9−ノナンジチオール、
ノルボルネン−2,3−ジチオール、
ビス(2−メルカプトイソプロピル)エーテル、
ビス(11−メルカプトウンデシル)スルフィド、
ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、
ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、
ビス(18−メルカプトオクタデシル)スルフィド、
ビス(8−メルカプトオクチル)スルフィド、
ビス(12−メルカプトデシル)スルフィド、
ビス(9−メルカプトノニル)スルフィド、
ビス(4−メルカプトブチル)スルフィド、
ビス(3−メルカプトプロピル)エーテル、
ビス(3−メルカプトプロピル)スルフィド、
ビス(6−メルカプトヘキシル)スルフィド、
ビス(7−メルカプトヘプチル)スルフィド、
ビス(5−メルカプトペンチル)スルフィド、
2,2−ビス(メルカプトメチル)酢酸、
1,1−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、
ビス(メルカプトメチル)ジュレン、
フェニルメタン−1,1−ジチオール、
【0039】
1,2−ブタンジチオール、
1,4−ブタンジチオール、
2,3−ブタンジチオール、
2,2−ブタンジチオール、
1,2−プロパンジチオール、
1,3−プロパンジチオール、
2,2−プロパンジチオール、
1,2−ヘキサンジチオール、
1,6−ヘキサンジチオール、
2,5−ヘキサンジチオール、
1,7−ヘプタンジチオール、
2,6−ヘプタンジチオール、
1,5−ペンタンジチオール、
2,4−ペンタンジチオール、
3,3−ペンタンジチオール、
7,8−ヘプタデカンジチオール、
1,2−ベンゼンジチオール、
1,3−ベンゼンジチオール、
1,4−ベンゼンジチオール、
2−メチルシクロヘキサン−1,1−ジチオール、
2−メチルブタン−2,3−ジチオール、
エチレングリコールジチオグリコレートまたは
エチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)
を挙げることができる。
【0040】
トリチオールとしては、例えば、
1,2,3−プロパントリチオール、
1,2,4−ブタントリチオール、
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、
トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、
ペンタエリトリトールトリチオグリコレート、
ペンタエリトリトールトリス(3−メルカプトプロピオネート)、
1,3,5−ベンゼントリチオールおよび
2,4,6−メシチレントリチオール
を挙げることができる。
【0041】
本発明の組成物に使用されるポリチオールとしては、例えば、
ネオペンタンテトラチオール、
2,2−ビス(メルカプトメチル)−1,3−プロパンジチオール、
ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、
1,3,5−ベンゼントリチオール、
2,4,6−トルエントリチオール、
2,4,6−メチレントリチオールおよび
下記式で示されるポリチオール:
【0042】
【化25】
Figure 0004187404
【0043】
、(HSCHCHCOOCHCC (TMTP)、ならびに4−メルカプトメチル−3,6,−ジチア−1,8−オクタンジチオール
が挙げることができる。
本発明に係る好ましいポリチオールは、エチレングリコールビス(チオグリコレート)、トリメチロールプロパン、トリス(3−メルカプトプロピオネート)およびペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)である。
【0044】
上述したように、本発明に係る重合性組成物は、前記混合物Mの全重量に対して、重量で3から30%のポリチオールを含有する。ポリチオールは、好ましくは重量で5から20%の濃度で、より好ましくは重量で7%より大きく、そしてまたさらに好ましくは概して重量で10から15%で用いられる。
【0045】
本発明に係る重合性組成物は、光学製品、特に眼鏡レンズを成型するため、重合性組成物に従来使用されている添加物、即ち、抑制剤、着色料、UV吸収剤、香料、防臭剤、酸化防止剤および耐黄変性添加剤(anti−yellowing additives)を、慣用的な割合で含むこともできる。
酸化防止剤の好ましい例としては、トリフェニルホスフィン(TPP)および
Figure 0004187404
ス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート])(CG1010)を挙げることができる。
香料は、特に表面処理中において、組成物の消臭を可能にする。
本発明に係る組成物は、通常、重合開始剤、好ましくは光開始剤または光開始剤と熱開始剤との混合物を、組成物中に存在する重合性モノマーの全重量に対して、重量で0.001から5%の割合で含有する。
【0046】
本発明に係る重合性組成物に使用することができる光開始剤としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(TPO)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、アルキルベンゾイルエーテル、チバガイギー(Ciba−Geigy)社から商品名CGI 1700で販売される光開始剤、即ち、下記式の化合物:
【0047】
【化26】
Figure 0004187404
【0048】
と下記式の化合物:
【0049】
【化27】
Figure 0004187404
【0050】
との25/75混合物、およびチバガイギー(Ciba−Geigy)社から販売される光開始剤CGI 1850、即ち、化合物(A)と下記式のイルガキュ
Figure 0004187404
【0051】
【化28】
Figure 0004187404
【0052】
との混合物(50/50)(重量)を特に挙げることができる。
【0053】
上述したように、本発明に係る好ましい重合性組成物は、1またはそれより多い光開始剤を含有する光重合可能な組成物である。
より好ましくは、本発明に係る重合性組成物は、重合光開始剤および重合熱開始剤の両方を含む光および熱重合可能な組成物である。
特に、本発明に係る重合性組成物におけるポリチオールの濃度が、混合物Mの全重量に対して重量で約10%かそれより大きいかの程度である場合には、最初の光重合を1から5分までで変化させた時間に行い、次いで組成物を約1から2時間の時間、一般に60から130℃の間の温度で、熱重合に供するのが好ましいということが分かった。
熱重合開始剤は、従来公知の化合物であり、中でも、例えば、過酸化ベンゾイル、シクロヘキシルパーオキシジカーボネート、イソプロピルパーオキシジカーボネートといった過酸化物を挙げることができる。
【0054】
本発明を説明する以下の例においては、特に示す場合を除き、全ての部および百分率は重量により表される。
これらの例においては、以下の略語が用いられる:
BMTES:ビス[2−(メタクリロイルチオ)エチル]スルフィド;
80 N:シンナカムラ(Shin Nakamura)社から販売され、下記式:
【0055】
【化29】
Figure 0004187404
【0056】
(m+nの平均=2.6)で表されるBPE−80Nモノマー;
200 N:式(II)で表され、m+nの平均値が4.2である、シンナカムラ(Shin Nakamura)のBPE−200Nモノマー;
D 121:m+nの平均値が4.8である式(II)のモノマー、アクゾ(Akzo)社から販売;
EGTG:エチレングリコールビス(チオグリコレート);
TMTP:トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート);
PETP:ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート);
TPP:トリフェニルホスフィン;
UV 5411:2−(2−ヒドロキシ−5−(t−オクチル)フェニル)ベンゾトリアゾール(UV吸収剤);
CGI 1700:2つの化合物:
【0057】
【化30】
Figure 0004187404
【0058】
を比B/A=75/25で含有するチバガイギー(Ciba−Geigy)社の光開始剤。
【0059】
実施例の組成物の成型および重合で得られたポリマーの黄色度指数は、分光法により決定された。この分光法には、規格化された方法(ASTM D−1925−63)が用いられ、その方法においては、黄色度指数が下記式:
【0060】
【数1】
Figure 0004187404
【0061】
により決定され、式中、X、YおよびZは、試料の三色座標であり、それは380から780nmまでのスペクトルの全域にわたって紫外/可視分光光度計により測定された。Yi値は、ポリマーの焼きなましの前後において求められた。
Yi値が大きくなるほど、黄色度指数は大きくなる。
【0062】
実施例1から7
重合性混合物1から7が調製された。それらの組成物は下記表Iに示される。
各混合物は眼科用レンズ用の無機ガラス製のモールドに注がれ、次いで、満たされたモールドは2から3分の間、UV照射に供された。得られたポリマーは、モールドから外された後、120度で2時間、焼きなましに供された。
黄色度指数(Yi)測定は、焼きなましの前後において、中央が16mmの厚さの眼科用レンズについて行われた。
ポリマーの黄色度指数測定の結果は、屈折率、アッベ数、着色(透過率の百分率)および比重と同様に、下記表Iに示される。
【0063】
【表1】
Figure 0004187404
【0064】
実施例8および比較例CE1
下記表IIに示される混合物が、上記と同様の方法により調製された。ただし、比較例CE1の実施については、モールドに導入する前に混合物がよく均質化することを確保するために、約45℃までモノマーの混合物を熱する必要があった。
焼きなましの前後の黄色度指数、可視光散乱およびヘーズ率の結果は、下記表IIに示される。
レンズは中央の厚さが16mmを示した。
【0065】
Figure 0004187404
TPO=(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ジフェニルホスフィン
【0066】
比較例CE2
FR2,734,828号として公表された、エシロールのフランス国特許出願9506443号の実施例11の教えに係る組成物が、再現された。
【0067】
Figure 0004187404
EBADMA:R=CH、R=CH、m+n=2.6である式(II)
のモノマー
OBADMA:R=CH、R=CH、m+n=10である式(II)の
モノマー
TBrBa:トリブロモベンジルアクリレート
Figure 0004187404
ェニルケトン
TPO:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィン
【0068】
実施例1から7のように、モールドでの光重合および焼きなましの後、中央厚さが16mmの眼科用レンズが得られた。
測定されたYi値は:
・焼きなまし前:5.83
・焼きなまし後:6.08
である。
日光に曝露しての劣化促進試験が、得られたレンズについて行われた。この日光曝露試験は、サンテストハナウ(Suntest Hanau)放射装置を用いて、300−400nmのスペクトル領域において24.4W/mの出力で、100から200時間、同一の条件の下に日光に曝露するために、レンズを提供することにより行った。
ポリマーの黄色度指数は、日光に100時間曝露された後と200時間曝露された後に測定された。日光曝露試験のために100時間曝露した後、黄色度指数Yi=6.57であり、200時間後、Yi=19.56であった。
【0069】
実施例9
比較のため、下記の重合性混合物を用いて比較例CE2と同様の条件で本発明に係るレンズが調製された。
【0070】
Figure 0004187404
【0071】
200時間日光に曝露した後、黄色度指数Yiは4.67を示した。
DBADMA、RおよびR=CHならびにm+n=4である式(II)の化合物。
【0072】
実施例10および11
下記の表IIIの組成物が調製され、モールドに投入された。
重合の条件は、下記に示される。
【0073】
Figure 0004187404
PETG:ペンタエリトリトールテトラキス(チオグリコレート)
【0074】
レンズは中央の厚さが16mmを示した。
化学抵抗試験は、レンズを95%エタノールに120分間;アセトンに3、15および30分間;3%酢酸に30分間;50℃の10%水酸化ナトリウム水溶液に5および15分間;ならびに食塩水(45g/l)に8、24および48時間浸せきすることにより行った。レンズは、続いて蛍光灯の下で目視により検査された。
レンズがいかなる目に見える欠陥をも示さない場合に、試験は陽性(化学抵抗:あり)とする。反対の場合に、試験は陰性とする。
Figure 0004187404
ヘーズ率の値は、装置から直接読み取られる。読み取られた値が小さいほど、散乱が小さい。
散乱の視覚による測定は、レンズを蛍光灯の下に置き、レンズの中に散乱した小領域があるかを目視により観察することにより行った。
裸眼により見える散乱した小領域がない場合は、「なし」と認定される。そのような小領域がある場合は、「あり」と認定される。

Claims (16)

  1. 重合性組成物であって、
    ポリチオールおよび混合物Mを、ベース共重合性モノマー成分として、該組成物中に存在する共重合性モノマーの全重量に対して、少なくとも重量で85%含有し;
    該混合物Mが、該混合物M100重量部について、
    (A)式:
    Figure 0004187404
    (式中、R3 は、直鎖のまたは分枝を有する2価の脂肪族炭化水素基であって、鎖の中に、2価の基−O−、−S−または
    Figure 0004187404
    から選ばれる1またはそれより多い2価の基を含んでもよく、R4 は、HまたはCH3 基を表す。)の非芳香族化合物(I)の20から80部と、
    (B)式:
    Figure 0004187404
    (式中、R1 およびR2 は、互いに独立に、HまたはCH3 を表し、m+nは、0から20までの平均値を有する。)の化合物(II)の80から20部とからなり
    該ポリチオールが、該混合物Mの重量に対して、重量で3から30%に相当し
    該組成物が、該組成物中に存在する共重合性モノマーの全重量に対して、モノマーとして、重量で5%未満の他の芳香族チオ(メタ)アクリレート、芳香族またはシクランのモノ(メタ)アクリレートおよび芳香族ビニルを含有しうることを特徴とする重合性組成物。
  2. 請求項1に記載の重合性組成物であって、前記ベース共重合性モノマー成分(前記混合物Mおよび前記ポリチオール)が、該組成物中に存在する共重合性モノマー成分の90重量%であることを特徴とする重合性組成物。
  3. 請求項1に記載の重合性組成物であって、前記ベース共重合性モノマー成分(前記混合物Mおよび前記ポリチオール)が、該組成物中に存在する共重合性モノマー成分の95重量%であることを特徴とする重合性組成物。
  4. 請求項1に記載の重合性組成物であって、前記ベース共重合性モノマー成分(前記混合物Mおよび前記ポリチオール)が、該組成物中に存在する共重合性モノマー成分の98重量%であることを特徴とする重合性組成物。
  5. 請求項1に記載の重合性組成物であって、前記ベース共重合性モノマー成分(前記混合物Mおよび前記ポリチオール)が、該組成物中に存在する共重合性モノマー成分の100 重量%であることを特徴とする重合性組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の重合性組成物であって、前記R 3 に含まれうる2価の基が、−O−、および、−S−から選ばれることを特徴とする重合性組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の重合性組成物であって、前記化合物(I)がビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチル]スルフィドであることを特徴とする重合性組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の重合性組成物であって、前記化合物(II)が、4またはそれより大きいm+nの平均値を有するフラクションの混合物であることを特徴とする重合性組成物。
  9. 前記請求項1〜8のいずれかに記載の重合性組成物であって、前記ポリチオールが、アッベ数30以上のジチオール、トリチオール化合物またはポリチオールであることを特徴とする重合性組成物。
  10. 前記請求項1〜9のいずれかに記載の重合性組成物であって、前記ポリチオールが、混合物Mの全重量に対して、重量で5から20%の濃度で存在することを特徴とする重合性組成物。
  11. 請求項10に記載の重合性組成物であって、前記ポリチオールが、混合物Mの全重量に対して、重量で10から15%の濃度で存在することを特徴とする重合性組成物。
  12. 請求項10に記載の重合性組成物であって、前記ポリチオールが、混合物Mの全重量に対して、重量で7%より大きい濃度で存在することを特徴とする重合性組成物。
  13. 前記請求項1〜12のいずれかに記載の重合性組成物であって、該組成物が光重合可能な組成物であることを特徴とする重合性組成物。
  14. 重合性組成物の重合により得られたポリマーであって、
    ポリチオールおよび混合物Mを、ベース共重合性モノマー成分として、該組成物中に存在する共重合性モノマーの全重量に対して、少なくとも重量で85%含有し;
    該混合物Mが、該混合物M100重量部について、
    (A)式:
    Figure 0004187404
    (式中、R3 は、直鎖のまたは分枝を有する2価の脂肪族炭化水素基であって、鎖の中に、2価の基−O−、−S−または
    Figure 0004187404
    から選ばれる1またはそれより多い2価の基を含んでもよく、R4 は、HまたはCH3 基を表す。)の非芳香族化合物(I)の20から80部と、
    (B)式:
    Figure 0004187404
    (式中、R1 およびR2 は、互いに独立に、HまたはCH3 を表し、m+nは、0から20までの平均値を有する。)の化合物(II)の80から20部とからなり
    該ポリチオールが、該混合物Mの重量に対して、重量で3から30%に相当し
    該組成物が、該組成物中に存在する共重合性モノマーの全重量に対して、モノマーとして、重量で5%未満の他の芳香族チオ(メタ)アクリレート、芳香族またはシクランのモノ(メタ)アクリレートおよび芳香族ビニルを含有しうることを特徴とする重合性組成物の重合により得られたポリマー。
  15. 請求項14に記載のポリマーで作られていることを特徴とする光学レンズ。
  16. 請求項15に記載の光学レンズであって、該レンズが眼鏡レンズであることを特徴とする光学レンズ。
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