JP4319635B2 - 吸収ローラおよび画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナー及び液体キャリアを有する現像液を使用する画像形成装置、およびそれに用いられる吸収ローラに関する。
現像液を用いた電子写真記録装置は、サブミクロンサイズの極めて微細なトナー粒子を用いることができるためオフセット印刷並みの高画質を実現できること、少量のトナーで十分な画像濃度が得られるためコピーコストを低減できること、比較的低温でトナーを記録紙に定着できるため省エネルギーを実現できることなど、乾式電子写真記録装置では実現できない利点を有しており、近年その価値が見直されつつある。
現像液を用いた電子写真記録装置の特徴のひとつとして、中間転写体へのトナー像の転写に圧力転写方式を採用する場合の現像した後の乾燥工程がある。トナー像を効率よく転写するためにはトナー像内外に存在する液体キャリアをこの乾燥工程において十分に除去しなくてはならない。
液体キャリアを除去する構成として、吸収ローラを用いて液体キャリアを吸収する技術がある。
また、現像液を用いた電子写真記録装置の特徴のひとつとして、トナー像を転写した後に感光体に残留するトナーを除去するクリーニング工程において、キャリア液を感光体に供給して残留トナーを湿らせ、残留トナーとキャリア液を吸収ローラで除去する技術がある。
これらの技術に用いられる吸収ローラは、バキュームシステムに連結された円管の周囲に多孔体を設けたものである(例えば特許文献1参照)。すなわち、乾燥工程あるいはクリーニング工程において用いられる吸収ローラとしては、円筒壁面に通気孔を多数設けた中空軸に、多孔質弾性体のスリーブを被せたものが一般的に用いられる。
上記のような吸収ローラにおいて、中空軸にスリーブを被せてスリーブの弾性のみで接合させるだけでは、軸方向に互いにずれてしまう。スリーブがずれて中空軸の通気孔が露出してしまうと、露出した通気孔に吸引力が集中し、スリーブ中のキャリア液に対して吸引力が作用しなくなってしまう。
特開平11−249445号公報
本発明は、これらの問題、すなわち、現像液を使用する画像形成装置における吸収ローラの、中空軸と多孔質弾性体スリーブとが軸方向に互いにずれることを防止することと、中空軸を再利用しつつ多孔質弾性体スリーブを交換することを両立させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、現像液を用いて画像を形成する画像形成装置に用いられる、前記現像液を吸収する吸収ローラにおいて、前記現像液を吸収する円筒状の多孔質弾性体と、前記多孔質弾性体の円筒内部に挿入され、前記多孔質弾性体が吸収した前記現像液を吸収するための複数の孔を有する中空軸と、前記中空軸の前記孔に係合することで前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束する突起と、を備えることを特徴とする吸収ローラを提供する。
また、本発明は、静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体を帯電させる帯電装置と、帯電された前記静電潜像保持体に露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像保持体が保持する前記静電潜像を現像液で現像してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像が形成された前記静電潜像保持体に付着した前記現像液を吸収する吸収ローラと、を備え、前記吸収ローラは、前記現像液を吸収する円筒状の多孔質弾性体と、前記多孔質弾性体の円筒内部に挿入される、前記多孔質弾性体が吸収した前記現像液をさらに吸収するための複数の孔を有する中空軸と、前記中空軸の前記孔に係合することで前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束する突起と、を備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
これによって、現像液を使用する画像形成装置における吸収ローラの、中空軸と多孔質弾性体スリーブとが軸方向に互いにずれることを防止することと、中空軸を再利用しつつ多孔質弾性体スリーブを交換することを両立させることができる。
(第1の実施の形態)
図1は本実施の形態の画像形成装置1の構成図である。
画像形成装置1は、感光体10、帯電装置20、露光装置30、現像装置40、スクイーズ装置50、乾燥装置60、記録媒体としての中間転写体70、クリーニング装置80、除電装置90、転写装置100を備える。
感光体10は、円筒形で導電性を有する基体101の曲面上に感光層103を設けたものである。
帯電装置20は、感光層103を一様に帯電させる。
露光装置30は、帯電装置20が一様に帯電させた感光層103に選択的にレーザを露光して静電潜像を形成させる。
現像装置40は、露光装置30が形成させた静電潜像を、液体キャリア及びトナーを有する現像液を用いて現像し、感光体10にトナー像を形成する。
現像装置40は、現像液容器が保持する後述する現像液を、外周が感光体10に対してウィズ方向に回転する現像ローラを用いて供給する。現像ローラと感光体10の間には100μm程度の隙間がある。
スクイーズ装置50は、現像装置40がトナー像を形成した感光体10上に付着している液体キャリアを搾り取る。
乾燥装置60は、感光体10からスクイーズ装置50が搾り取りきれなかった液体キャリアをさらに除去する。乾燥装置60は、第1の吸収ローラ機構61、ブロワ62を備える。第1の吸収ローラ機構61は、感光体10に接触し、感光体10に付着している現像液の一部を吸収する。第1の吸収ローラ機構61には後述する電源613が接続され、第1の吸収ローラ機構61の表面の電位を感光層103の電位よりも高く保ち、第1の吸収ローラ機構61へ感光層103に付着した正帯電しているトナーが転写しないようにしている。また、ブロワ62は、第1の吸収ローラ機構61が吸収した後で感光体10に形成されたトナー像に風を吹きつけて乾燥を促進する。
中間転写体70は感光体10へ押し付けられ、中間転写体70と感光体10の接触部の圧力によって、感光体10のトナー像が中間転写体70へ転写される。
クリーニング装置80は、中間転写体70へトナー像を転写した後に感光体10に残留するトナーを除去する。
クリーニング装置80は湿潤ローラ82と第2の吸収ローラ機構63を備える。湿潤ローラ82はその表面が液体キャリアで湿潤しており、感光体10の表面を液体キャリアで濡らして、感光体10の表面に付着している残留トナーなどの汚れを除去しやすい状態にする。また、第2の吸収ローラ機構63は、濡れて除去しやすくなった汚れを感光体10から吸着除去する。
除電装置90は、クリーニング装置80がトナーを除去した感光体10の感光層103を一様に除電する。
転写装置100は、中間転写体70へ所定の大きさの力で押し付けられている。転写装置100の表面は高温となり、この表面と中間転写体70の接触部の圧力とによって、用紙1020へ中間転写体70上のトナー像を転写させ定着させる。
現像液は、液体キャリアとしての絶縁性の溶媒の中に、トナーとしての樹脂粒子を分散させたものである。本実施の形態のトナーは液体キャリアに分散した状態では正極性に帯電する。現像ローラと感光体10の間の隙間において、現像液のメニスカスが形成され、感光体10の露光装置30に露光された部分へ現像ローラからトナーが移動し、感光体10の露光装置30に露光されなかった部分から現像ローラへトナーが移動することで、感光体10にトナー像が形成される。

ここで、第1の吸収ローラ機構61の構成について図2を参照しながら詳述する。
第1の吸収ローラ機構61は、第1の吸収ローラ610、電源613、ポンプ616、タンク614、第1クリーニングローラ615、第1吸収ローラクリーニングブレード617を備える。
第1の吸収ローラ610は、表面に多孔質弾性体611を有する。
電源613は第1の吸収ローラ610に接続され、第1の吸収ローラ610の表面の電位を感光層103の電位よりも高く保ち、第1の吸収ローラ610へ感光層103に付着しているトナーが転写しないようにする。
ポンプ616は、中空部を有するコアシャフト612の内部の圧力を外部の圧力より低くし、第1の吸収ローラ610が吸収した液体キャリアを、多孔質弾性体611を介して中空部内へ取り込ませる。
タンク614は、コアシャフト612の中空部内へ取り込まれた液体キャリアを保持する。
第1クリーニングローラ615は、例えば液体キャリアを吸収しない鏡面で絶縁性の表面を有するステンレス製のローラである。第1の吸収ローラ610よりも低い電位で第1の吸収ローラ610に接触し、第1の吸収ローラ610に付着した正帯電しているトナーを電気的に吸着する。
第1吸収ローラクリーニングブレード617は、第1クリーニングローラ615に接触し、第1吸収ローラクリーニングブレード617に付着したトナーを機械的に除去する。
多孔質弾性体611の孔径およびコアシャフト612が有する通気孔の孔径はトナーの平均粒径に比べて十分に大きい。そのため、第1の吸収ローラ610が吸収した液体キャリアにトナーが混入していても、トナーごと中空部内へ吸引されるので、第1の吸収ローラ610の表面はトナーが付着していない状態に保たれる。
中空部内に吸引されきらずに第1の吸収ローラ610の表面に残留するトナーは、第1クリーニングローラ615が電気的に第1の吸収ローラ610から除去し、第1吸収ローラクリーニングブレード617が第1クリーニングローラ615から除去するので、第1の吸収ローラ610の表面はトナーが付着していない状態に保たれる。

ここで、第1の吸収ローラ610について図3を参照しながら詳述する。
第1の吸収ローラ610は、多孔質弾性体611、コアシャフト612、固定具620を備える。
多孔質弾性体611は平滑で微細な気孔を均一に分散した、通気性を有する導電性材料で形成される円筒である。ポリウレタンスポンジなどのゴム系の材料や、ゴアテックス(登録商標)などのような微細多孔質材料などで形成されている。ここで、多孔質弾性体611の平均孔径は30μm以下とすることが望ましい。
コアシャフト612は、円筒形の多孔質弾性体611の中空部とほぼ同じあるいかわずかに大きな直径の金属中空軸であり、その円筒壁面に複数の通気孔が形成される。一方の端部は開口しており、ポンプ616が接続される吸入端としている。他方の端部はキャップなどによって塞がれており、ポンプ616の吸引によって内部が確実に負圧になり、通気孔から液体キャリアを吸い込めるようにしてある。
固定具620はコアシャフト612の内部に配置される、針状突起624を有する部材である。その針状突起624がコアシャフト612の通気孔を通して多孔質弾性体611に突き刺さって、コアシャフト612と多孔質弾性体611とをコアシャフト612の軸方向に拘束する。コアシャフト612と多孔質弾性体611とがコアシャフト612の軸方向にずれようとしても、多孔質弾性体611に突き刺さった針状突起624がコアシャフト612の通気孔にひっかかる(すなわち係合する)ので、両者はずれない。
このように、コアシャフト612の通気孔を貫通する針状突起624を有する固定具620で多孔質弾性体611をコアシャフト612に拘束しているため、接着剤を使ったときのように多孔質弾性体611の微細な孔を塞いでしまうことがないので、多孔質弾性体611の通気性を損なうことがない。
さらに、多孔質弾性体611が経時変化や磨耗によって劣化し、交換が必要となった場合であっても、固定具620をコアシャフト612の内部からはずして針状突起624をコアシャフト612の通気孔および多孔質弾性体611から抜けば、コアシャフト612から多孔質弾性体611を容易に外すことができる。
ここで、固定具620について図4および図5を参照しながら詳述する。
図4に示す本実施の形態の固定具620は、Cリング部(すなわち、リングの一部に切り欠きすなわち切断部を設けた形状の部分)622の外周に針状突起624を1列に設けた形状である。Cリング部622の外径はコアシャフト612の中空部内径とほぼ等しい。コアシャフト612の軸に垂直な断面上における複数の通気孔同士の間隔とほぼ等しい間隔で、Cリング部622の外周上の針状突起624も設けられている。
固定具620は切り欠きと共に中心部も空いているCリング状であるため、中空軸の内部を塞がないので、コアシャフト612内の負圧の分布が、固定具620がない場合と比べてもあまり変わらない。
固定具620のCリング部622の切り欠き部分の両端にはつまみ部626が設けられている。つまみ部626はCリング部622の内側円周から内側へ突出し、外周と内周の間の肉部の幅が広くなっている部分である。つまみ部626には孔が設けられており、ここに冶具を通して切り欠き部分を圧縮することができる。
つまみ部626があるので、Cリング部622の外周に力を加えて固定具620を圧縮することで生じる針状突起624とつまみ治具とが干渉を避け、針状突起624の傷みを避けることができる。また、確実に圧縮把持できる部分を設けるため取り落としたり飛ばしてしまったりして作業者に怪我をさせることも避けることができる。
また、図5に示すように、針状突起624の長さは、コアシャフト612の円筒壁の厚みよりも長く形成されているので、コアシャフト612の通気孔を貫通して多孔質弾性体611に突き刺さる。また、コアシャフト612の円筒壁の厚みに多孔質弾性体611の厚みを加えた長さよりも、少なくとも第1の吸収ローラ610として感光体10に接触・押圧されるときに生じる多孔質弾性体611の厚み方向の変形量だけは短く形成されているので、第1の吸収ローラ610として感光体10に接触・押圧されても感光体10を傷つけることがない。
以上のように、多孔質弾性体611をコアシャフト612に拘束する固定具を設けることで、現像液を使用する画像形成装置における吸収ローラの、中空軸と多孔質弾性体スリーブとが軸方向に互いにずれることを防止することと、中空軸を再利用しつつ多孔質弾性体スリーブを交換することを両立させることができる。
なお、クリーニング装置80の第2の吸収ローラ機構63は、以上説明した第1の吸収ローラ機構61と同じ構成でよい。第2の吸収ローラ機構63に設ける吸収ローラも、上述の吸収ローラ610と同様、すなわちコアシャフト612の通気孔と多孔質弾性体611を固定具620で互いに固定したような、構成でよい。
(固定具の第1の変形例)
固定具の変形例について、図6および図7を用いて説明する。
図6に示す固定具630は、針状突起632、鍔634、内軸636、外軸638を有する。
内軸636は、外軸638の内部に仕込まれたバネによって、外軸638と共に突っ張り棒のような動作をする。
鍔634は、コアシャフト612の通気孔よりも大きく形成された、多孔質弾性体611への針状突起632の突き刺さり長さを規制するものである。内軸636と外軸638のそれぞれの一端に設けられている。鍔634の、内軸636あるいは外軸638と接続しているのとは反対側の端には針状突起632が設けられている。
この固定具630を、図7に示すようにコアシャフト612内に複数本、交差させて配置する。コアシャフト612内部で固定具630は突っ張り、コアシャフト612の通気孔を通して針状突起632を多孔質弾性体に突き刺し、コアシャフト612に多孔質弾性体611を拘束する。
このような固定具630はコアシャフト612の内側の形状によらず用いることができる。 (固定具の第2の変形例)
固定具の変形例について、図8を用いて説明する。
図8に示す固定具640は、針状突起642と鍔644が、ターンバックル646の両端に設けられている。
この固定具640を、第1の変形例の図7と同様にコアシャフト612内に複数本、交差させて配置する。コアシャフト612内部でターンバックル646をねじって伸ばすことで固定具640は突っ張り、コアシャフト612の通気孔を通して針状突起632を多孔質弾性体に突き刺し、コアシャフト612に多孔質弾性体611を拘束する。
このような固定具640はコアシャフト612の内側の形状によらず用いることができ、コアシャフト612へ与える突張力および多孔質弾性体への突き刺さり具合を容易に調整することができる。
(固定具の第3の変形例)
固定具の変形例について、図9を用いて説明する。
図9に示す固定具650は、針状突起652、鍔654、ピボット655、第1軸656、第2軸658、を有する。
第1軸656と第2軸658はそれぞれの一端でピボット655によって連結されている。第1軸656と第2軸658は、ピボット655を法線とする面に並行に互いに回転するので、直線状となったり、屈曲したりといった形状をとることができる。第1軸656と第2軸658はそれぞれの他端に針状突起652と鍔654を有する。
この固定具650を、第1の変形例の図7と同様にコアシャフト612内に複数本、交差させて配置する。取り付けの際は第1軸656と第2軸658をピボット655まわりに屈曲させて針状突起652同士の間を縮め、コアシャフト612内で直線状にすることで突っ張り作用を生じさせる。そしてコアシャフト612内部で固定具650は突っ張り、コアシャフト612の通気孔を通して針状突起652を多孔質弾性体に突き刺し、コアシャフト612に多孔質弾性体611を拘束する。
このような固定具650はコアシャフト612の内側の形状によらず用いることができる。さらに、固定具650を変形させるための力はほぼ不要であるため、取り付けが容易である。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の第1の吸収ローラ610について図10を参照しながら説明する。
本実施の形態の第1の吸収ローラ610は、固定具620が不要な構成である。すなわち、第1の吸収ローラ610は、多孔質弾性体611、コアシャフト612を備え、多孔質弾性体611はその内周に突起662を有する。
コアシャフト612は、金属中空軸の円筒壁面に複数の通気孔が形成される。一方の端部は開口しており、ポンプ616が接続される吸入端としている。他方の端部はキャップなどによって塞がれており、ポンプ616の吸引によって内部が確実に負圧になり、通気孔から液体キャリアを吸い込めるようにしてある。
多孔質弾性体611は平滑で微細な気孔を均一に分散した、通気性を有する導電性材料で形成され、後述するコアシャフト612の外周を覆う。ポリウレタンスポンジなどのゴム系の材料や、ゴアテックスなどのような微細多孔質材料などで形成されている。ここで、多孔質弾性体611の平均孔径は30μm以下とすることが望ましい。
多孔質弾性体611の内周には突起662が、周方向に一列に形成されている。この突起662は、コアシャフト612の軸に垂直な断面上における通気孔のピッチとほぼ等しいピッチで設けられている。
多孔質弾性体611にコアシャフト612を挿入したとき、この突起662がコアシャフト612の通気孔に嵌り込んで係合し、コアシャフト612と多孔質弾性体611のずれを防ぐ。
このように、コアシャフト612の通気孔に係合する突起662を有する多孔質弾性体611を用いて多孔質弾性体611をコアシャフト612に拘束しているため、接着剤を使ったときのように多孔質弾性体611の微細な孔を塞いでしまうことがないので、多孔質弾性体611の通気性を損なうことがない。
さらに、多孔質弾性体611が経時変化や磨耗によって劣化し、交換が必要となった場合であっても、接着されていないためコアシャフト612から多孔質弾性体611を容易に外すことができる。
なお、クリーニング装置80の第2の吸収ローラ機構63は、以上説明した第1の吸収ローラ機構61と同じ構成でよい。第2の吸収ローラ機構63に設ける吸収ローラも、上述の吸収ローラ610と同様、すなわち突起662を有する多孔質弾性体611とコアシャフト612とで構成されて互いに拘束するような、構成でよい。
第1の実施の形態の画像形成装置の構成図。 第1の実施の形態の吸収ローラ機構の構成図。 第1の実施の形態の吸収ローラの構成図。 第1の実施の形態における固定具を示す図。 第1の実施の形態において、固定具を装着した状態の吸収ローラの断面図。 固定具の第1の変形例を示す図。 固定具の第1の変形例を装着した状態の吸収ローラの断面図。 固定具の第2の変形例を示す図。 固定具の第3の変形例を示す図。 第2の実施の形態の吸収ローラの部分断面図。
符号の説明
1・・・画像形成装置
10・・・感光体
20・・・帯電装置
30・・・露光装置
40・・・現像装置
50・・・スクイーズ装置
60・・・乾燥装置
61・・・第1の吸収ローラ機構
62・・・第1のブロワ
63・・・第2の吸収ローラ機構
64・・・第2のブロワ
70・・・中間転写体
80・・・クリーニング装置
90・・・除電装置
100・・・転写装置
103・・・感光層
610・・・第1の吸収ローラ
611・・・多孔質弾性体
612・・・コアシャフト
620,630,640,650・・・固定具、
662・・・突起

Claims (7)

  1. 現像液を用いて画像を形成する画像形成装置に用いられる、前記現像液を吸収する吸収ローラにおいて、
    前記現像液を吸収する円筒状の多孔質弾性体と、
    前記多孔質弾性体の円筒内部に挿入され、前記多孔質弾性体が吸収した前記現像液を吸収するための複数の孔を有する中空軸と、
    前記中空軸の前記孔に係合することで前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束する突起と、
    を備えることを特徴とする吸収ローラ。
  2. 前記突起は、前記中空軸の孔を通して前記多孔質弾性体に突き刺さり、前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束することを特徴とする請求項1記載の吸収ローラ。
  3. 前記突起は、前記中空軸の内径と略等しい外径の、切断部を有する環状体の外周に設けられることを特徴とする請求項2記載の吸収ローラ。
  4. 前記孔は、前記中空軸の周方向に等間隔で形成されており、
    前記突起は、前記中空軸の前記孔とほぼ等しい間隔で設けられることを特徴とする請求項3の吸収ローラ。
  5. 前記環状体は、前記切断部の両端につまみ部が設けられることを特徴とする請求項3記載の吸収ローラ。
  6. 前記突起は、前記多孔質弾性体と一体に形成され、前記中空軸の孔に係合することで、前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束することを特徴とする請求項1記載の吸収ローラ。
  7. 静電潜像保持体と、
    前記静電潜像保持体を帯電させる帯電装置と、
    帯電された前記静電潜像保持体に露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像保持体が保持する前記静電潜像を現像液で現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記トナー像が形成された前記静電潜像保持体に付着した前記現像液を吸収する吸収ローラと、を備え、
    前記吸収ローラは、
    前記現像液を吸収する円筒状の多孔質弾性体と、
    前記多孔質弾性体の円筒内部に挿入される、前記多孔質弾性体が吸収した前記現像液をさらに吸収するための複数の孔を有する中空軸と、
    前記中空軸の前記孔に係合することで前記多孔質弾性体を前記中空軸に拘束する突起と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4084297A4 (en) * 2019-12-23 2023-06-21 LG Innotek Co., Ltd. ENGINE

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