JP4319478B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録部を有するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1記載のインクジェット記録装置は、プリンタ機構部が動作モ−ドになってからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を経過したときにスリープモードに移行するモ−ド切換部とを具備し、スリープモードでもインクジェットヘッドのリフレッシュ動作を実行できるようにしたもので、スリープ状態からすぐに高品質の印字をすることが可能である。また、スリープモードから抜けてリフレッシュ動作を行い、次に印字を行う際も、印字起動がかかる直前までインクジェットヘッドのリフレッシュに必要な最低の機構部以外は通電を行っていないので、効果的に節電が可能である。
【0003】
特許文献2には、待機状態が一定時間継続した場合に消費電力を低減する省エネルギーモードに移行する機能を有し、該省エネルギーモードに移行した場合には制御回路の一部への電力供給を停止する手段を備えた電子写真方式の画像形成装置において、トナー画像を転写紙に定着させるための定着部の動作を制御する複数の定着制御手段と、前記省エネルギーモードから通常動作モードへの復帰時と通常動作とで前記定着部の制御に用いる定着制御手段を切り替える定着制御切替手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−193628号公報
【特許文献2】
特開2002―268441
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1記載のインクジェット記録装置においては、プリンタ機構部が動作モードになってからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を経過したときにスリープモードに移行するモード切換部とを具備し、このスリープモードでもインクジェットヘッドのリフレッシュ動作を実行できるようにしたので、スリープ状態からすぐに高品質の印字をすることが可能で、また、スリープモードから抜けてインクジェットヘッドのリフレッシュを行い、次に印字を行う際も、印字起動がかかる直前までインクジェットヘッドのリフレッシュに必要な最低の機構部以外は通電を行わないようにしている。
【0006】
しかしながら、スリープモードから抜けた後に印字起動がかかると、良好な印字品質を保持するために、印刷に先立って本格的なリフレッシュ動作を実施する。従って、スリープモードから抜けた後に印字動作が始まるまでに時間がかかってしまい、早く印字作業を行いたくてもそれができない。また、インクジェットヘッドのリフレッシュ動作が行われてからスリープモードが解除されるまでの時間に拘わらず、スリープモード解除後の動作は一律であり、印字開始までの時間やリフレッシュ動作に使用するインクを無駄に消費する場合が考えられる。また、スリープモード中にインクジェットヘッドのリフレッシュを行うか否かの選択や、スリープモード中のリフレッシュの間隔を時間帯によって変更する選択ができない。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決し、良好な記録品質を保持しながら、低消費電力状態を抜けてから記録動作を開始するまでの時間を短縮でき、記録開始までの時間やリフレッシュ動作に使用するインクの消費を削減したり、インクの節約のために低消費電力状態ではリフレッシュを行わない選択や時間帯によってリフレシュ間隔を変更する選択も可能になり、便利で使い勝手のよい画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、インク滴を吐出して記録を行う複数のノズルを有するインクジェット記録部と、当該装置がスタンバイ状態に移行してからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を計測したときに当該装置を低消費電力状態へ移行させる手段と、当該装置が低消費電力状態になってからの経過時間を計測する第2計時手段と、この第2計時手段が予め設定された第2経過時間を計測する毎に前記インクジェット記録部をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を実行する手段と、低消費電力状態の解除要求を検出して当該装置の低消費電力状態を解除する手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作を簡略化し、前記低消費電力状態の解除後短時間で記録可能な状態にする画像形成装置であって、周囲の明るさを検出する検出手段と、前記低消費電力状態時に予め設定された前記第2経過時間毎に前記リフレッシュ動作を行うか否かを、前記検出手段で検出した周囲の明るさによって自動的に決定する手段と、前記リフレッシュ動作から前記低消費電力状態が解除されるまでの第3経過時間を計測する第3計時手段を備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作が前記第3経過時間の長さによって異なるものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、インク滴を吐出して記録を行う複数のノズルを有するインクジェット記録部と、当該装置がスタンバイ状態に移行してからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を計測したときに当該装置を低消費電力状態へ移行させる手段と、当該装置が低消費電力状態になってからの経過時間を計測する第2計時手段と、この第2計時手段が予め設定された第2経過時間を計測する毎に前記インクジェット記録部をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を実行する手段と、低消費電力状態の解除要求を検出して当該装置の低消費電力状態を解除する手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作を簡略化し、前記低消費電力状態の解除後短時間で記録可能な状態にする画像形成装置であって、周囲の音量を検出する検出手段と、前記低消費電力状態時に予め設定された前記第2経過時間毎に前記リフレッシュ動作を行うか否かを、前記検出手段で検出した周囲の音量によって自動的に決定する手段と、前記リフレッシュ動作から前記低消費電力状態が解除されるまでの第3経過時間を計測する第3計時手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作が前記第3経過時間の長さによって異なるものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、カラ−画像を記録するかモノクロ画像を記録するかを設定する手段を備え、前記低消費電力状態中の前記リフレッシュ動作として、カラ−画像を記録する設定のときには前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を記録する設定のときには黒インク滴を吐出する黒インクヘッドのみのリフレッシュ動作を行うものである。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、カラ−画像を記録するかモノクロ画像を記録するかを設定する手段を備え、低消費電力状態からの復帰後のインクジェット記録部のリフレッシュ動作として、カラ−画像を形成する設定のときには前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を形成する設定のときには黒インク滴を吐出するノズルを有する黒インクヘッドのみのリフレッシュ動作を行うものである。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の画像形成装置において、モノクロ画像を記録する設定からカラ−画像を記録する設定へ変更したときに自動的に前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行う手段を有するものである。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置のブロック構成を示す。この画像形成装置30において、システム制御部1は、CPU等から構成され、画像形成装置30の各部を制御して所定の動作を実行させる。消費電力制御部2は、画像形成装置30のスタンバイ状態(待機状態)が所定の時間以上続いたときに、画像形成装置30の各部への供給電力を制御して画像形成装置30を低消費電力状態にするとともに、低消費電力状態の解除を要求されると、画像形成装置30の各部への供給電力を制御して画像形成装置30の低消費電力状態を解除して画像形成装置30を通常のスタンバイ状態に戻す。
【0039】
ROM3は、画像形成装置30が動作するための基本プログラムが予め格納されている。RAM4は、画像形成装置30に固有な各種の情報を記憶したり、画像情報を記憶したり、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定を記憶する。第1計時手段5は、システム制御部1により制御され、画像形成装置30がスタンバイ状態になってからの経過時間を計測する。第2計時手段6は、システム制御部1により制御され、画像形成装置30が低消費電力状態になった後の経過時間を計測する。
【0040】
第3計時手段7は、システム制御部1により制御され、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作が終了してから低消費電力状態が解除されるまでの時間を計測する。第4計時手段8は、システム制御部1により制御され、インクジェット記録部15の記録動作またはインクジェット記録部15のリフレッシュ動作が終了してから電源オフ状態になるまでの経過時間を計測する。第5計時手段9は、システム制御部1により制御され、電源オフ状態になってからの経過時間を計測する。第6計時手段39は、システム制御部1により制御され、インクジェット記録部15の全てのヘッドのリフレッシュが実施されてからの経過時間を計測する。
【0041】
時計10は、システム制御部1へ時刻情報を伝える。電池11は、電源オフ時にRAM4や第4計時手段8、第5計時手段9、第6計時手段39、時計10へバックアップ電源を供給する。画像形成要求受信部12は情報処理端末32,34からの画像形成要求および画像デ−タを受け取る。周囲照度検出部13は、画像形成装置30の周囲の明るさを検出してシステム制御部1へ伝える。周囲音量検出部14は、画像形成装置30の周囲の音量を検出してシステム制御部1へ伝える。
【0042】
インクジェット記録部15は、インク滴を吐出するノズルを有したヘッド16〜19を備え、これらのヘッド16〜19のノズルから記録紙へインク滴を吐出して画像記録を行う。Kヘッド16は黒色インク滴を記録紙へ吐出し、Yヘッド17は黄色(イエロ−)インク滴を記録紙へ吐出し、Mヘッド18は赤色(マゼンタ)インク滴を記録紙へ吐出し、Cヘッド19は青色(シアン)インク滴を記録紙へ吐出する。
【0043】
画像読取部20は、原稿の画像を読み取って画像情報を出力する。操作部21は、各種操作キ−を備え、操作者が各種操作や各種設定を行うものである。表示部22は、画像形成装置30の設定状態や動作状態、操作者への注意事項を表示する。音声出力部23は、画像形成装置30の設定状態や動作状態、操作者への注意事項を音声で出力する。
【0044】
情報処理端末I/F部24は、画像形成装置30を情報処理端末32と接続するためのもので、USBインタ−フェスやセントロニクスインタ−フェ−スなどが用いられる。画像形成装置30は情報処理端末I/F部24により情報処理端末32と情報のやりとりを行う。ネットワ−クI/F部25は画像形成装置30をロ−カルエリアネットワ−ク(LAN)等のネットワ−ク33に接続するためのものであり、画像形成装置30はネットワ−クI/F部25によりネットワ−ク33を介して情報処理端末34と情報のやりとりを行う。
【0045】
モデム26は、画像情報を変復調して電話端末36と電話回線35を介して送受信するとともに、伝送制御手順における各種制御信号を送受信し、電話回線35からのDTMF信号を検出する。電話回線I/F部27は、電話回線35からの呼出信号検出や電話回線35の閉結制御を行う。無線I/F部28は無線通信内蔵端末38と無線通信を行うためのものであり、画像形成装置30は無線I/F部28により無線通信内蔵端末38と情報のやりとりを行う。
【0046】
画像形成装置30における各ブロック間のデ−タのやりとりは主としてシステムバス29を介して行われる。通信ケ−ブル31は、USBケ−ブルやセントロニクスケ−ブル等である。情報処理端末32は、通信ケ−ブル31により画像形成装置30に接続され、画像形成装置30に対して画像形成要求や画像データの送出を行う。また、情報処理端末32から画像形成装置30の各種設定を行うことができる。
【0047】
LAN等のネットワ−ク33に接続された情報処理端末34は、ネットワ−ク33を介して画像形成装置30に画像形成要求や画像データの送出を行う。また、情報処理端末34から画像形成装置30の各種設定が行える。電話端末36は、電話回線35を介して画像形成装置30とファクシミリ送受信を行う。また、電話端末36から電話回線35を介して画像形成装置30に特定のDTMF信号を出力することにより画像形成装置30の各種設定が行える。
【0048】
無線通信手段37は、赤外線やBluetooth、携帯電話網等である。無線通信内蔵端末38は、Bluetoothや赤外線等の無線通信手段を内蔵した携帯電話機や情報処理端末等である。この無線通信内蔵端末38から無線通信手段37を介して画像形成装置30の各種設定が行える。
【0049】
次に、この画像形成装置の動作を説明する。
インクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関連した各種設定は、操作者の操作部21からの設定、情報処理端末32からの設定、ネットワ−ク33を介して接続された情報処理端末34からの設定、電話端末36からの設定、無線通信内蔵端末38からの設定のいずれかにより予め行われ、その設定内容は、システム制御部1により、操作部21からRAM4に格納され、または情報処理端末32から情報処理端末I/F部24を介してRAM4に格納され、または情報処理端末34からネットワ−ク33、ネットワ−クI/F部25を介してRAM4に格納され、または電話端末36から電話回線I/F部27、モデム26を介してRAM4に格納され、または無線通信内蔵端末38から無線通信手段37、無線I/F部28を介してRAM4に格納される。インクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関連した各種設定としては、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にリフレッシュ動作を行うか否かを操作者が選択する設定、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にリフレッシュ動作を行うか否かを操作者が時間帯によって決める設定、第2経過時間の長さを操作者が決める設定、第2経過時間の長さを時間帯によって変える設定、カラ−画像を記録するかモノクロ画像を記録するかを決める設定などがある。
【0050】
図6に示すように、画像形成装置30(システム制御部1)は、ステップ101で、操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38からリフレッシュ動作の設定変更要求があるか否かをチェックしてリフレッシュ動作の設定変更要求があると、操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38に暗証番号の入力を要求する。システム制御部1は、ステップ102で、操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38から入力された暗証番号が予め操作者によりRAM4に登録されている暗証番号と一致しているかを確認することで操作者を確認し、入力された暗証番号が予めRAM4に登録されている暗証番号と一致すると、ステップ103で、設定変更を許可して設定変更可能状態にし、ステップ104で設定変更操作が終了すると設定変更処理を終了する。
【0051】
図5に示すように、システム制御部1は、ステップ111でスタンバイ状態に移行してからステップ112で第1計時手段5が計測した時間が第1経過時間を経過したか否かをチェックし、第1計時手段5の計測時間が第1経過時間を経過すると、ステップ113で消費電力制御部2に画像形成装置30を低消費電力状態に移行させる。このとき、消費電力制御部2は、画像形成装置30の各部への電力供給を制御し、画像形成装置30を低消費電力状態にする。
【0052】
システム制御部1は、ステップ114で、低消費電力状態中に、画像読取部20に原稿がセットされたことを検知するセンサからの信号により、画像読取部20に原稿がセットされたことを検知したり、操作部21上の復帰要求キ−が押されて復帰(低消費電力状態の解除)要求信号が入力されたり、情報処理端末32からのプリント要求や設定変更要求があったり、ネットワ−ク33に接続された情報処理端末34からのプリント要求や設定変更要求があったり、電話回線35からの呼出信号を検出したり、無線通信内蔵端末38からのアクセス要求があると、ステップ130で消費電力制御部2に画像形成装置30の低消費電力状態を解除させる。このとき、消費電力制御部2は、画像形成装置30の各部への電力供給を通常の電力供給状態に制御し、画像形成装置30の低消費電力状態を解除する。
【0053】
システム制御部1は、画像形成装置30の低消費電力状態が続いた場合、画像形成装置30の低消費電力状態時に、ステップ115〜118で、リフレッシュ手段によりヘッド16〜19を拭く処理やヘッド16〜19のノズルからインクを吸引する処理でインクジェット記録部15をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を行うか否か、現在の時間帯がリフレッシュ動作を行う時間帯であるか否か、現在の時間帯でのリフレッシュ動作間隔時間(第2経過時間)が経過したか否か、画像形成装置30の周囲の明るさがリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であるか否か、画像形成装置30の周囲の音量がリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であるか否かなどの判定を、RAM4、第2計時手段6、時計10、周囲照度検出部13、周囲音量検出部14からの情報により行う。
【0054】
すなわち、システム制御部1は、ステップ115でRAM4、第2計時手段6、時計10からの情報によりリフレッシュ動作を行うか否か、現在の時間帯がリフレッシュ動作を行う時間帯であるか否かを判定する。ここに、RAM4には、画像形成装置30が低消費電力状態になってからリフレッシュ動作を実施するまでの第2経過時間と時間帯との関係が格納されており、その一例を図2に示す。
【0055】
システム制御部1は、ステップ116でRAM4、第2計時手段6、時計10からの情報により現在の時間帯でのリフレッシュ間隔時間(第2経過時間)が経過したか否かを判定し、ステップ117で周囲照度検出部13からの情報により画像形成装置30の周囲の明るさがリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であるか否かを判定し、ステップ118で周囲音量検出部14からの情報により画像形成装置30の周囲の音量がリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であるか否かを判定するなどの判定を行う。
【0056】
システム制御部1は、リフレッシュ開始の判定をすると、つまり、リフレッシュ動作を行い、現在の時間帯がリフレッシュ動作を行う時間帯であり、現在の時間帯でのリフレッシュ間隔時間(第2経過時間)が経過し、画像形成装置30の周囲の明るさがリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であり、画像形成装置30の周囲の音量がリフレッシュ動作実施条件のスレッシュレベル以上であるなどの条件が成立すると、ステップ119で消費電力制御部2に画像形成装置30の低消費電力状態を解除させる。このとき、消費電力制御部2は、画像形成装置30の各部への電力供給を通常の電力供給状態に制御し、画像形成装置30の低消費電力状態を解除する。さらに、システム制御部1は、ステップ120でリフレッシュ動作を開始することを表示部22に表示させ、ステップ121でリフレッシュ動作を開始することを音声出力部23に音声で出力させ、ステップ122で上記リフレッシュ手段にインクジェット記録部15をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を開始させる。
【0057】
システム制御部1は、ステップ123で画像形成装置30の設定がカラ−画像形成モ−ド(インクジェット記録部15によりカラ−画像を記録するモード)であるかモノクロ画像形成モ−ド(インクジェット記録部15によりモノクロ画像(ここでは黒色画像)を記録するモード)であるかを判断し、画像形成装置30の設定がカラ−画像形成モ−ドあれば、ステップ124で上記リフレッシュ手段にKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18及びCヘッド19の全ヘッドのリフレッシュを行わせる。
【0058】
システム制御部1は、画像形成装置30の設定がモノクロ画像形成モ−ドであれば、ステップ125で全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定かどうかをRAM4内の設定から確認する。この設定は、上述のように操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38から行われる。システム制御部1は、全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定がなされていると、ステップ124で上記リフレッシュ手段にKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18及びCヘッド19の全ヘッドのリフレッシュを行わせる。システム制御部1は、全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定がなされていなければ、ステップ126で上記リフレッシュ手段にKヘッド16のみのリフレッシュを行わせる。
【0059】
システム制御部1は、ステップ127でリフレッシュ動作が終了すると、ステップ128、ステップ129で再度低消費電力状態になることと低消費電力状態が続いた場合の次回リフレッシュ動作の予定時刻を、表示部22に表示させるとともに音声出力部23から音声で出力させ、ステップ113に戻って再び低消費電力状態に移行させる。
【0060】
システム制御部1は、上述のように低消費電力状態中にステップ114で低消費電力状態の解除要求があると、ステップ130で消費電力制御部2に画像形成装置30各部への電力供給制御を行わせて画像形成装置30の低消費電力状態を解除させる。インクジェット記録部15のリフレッシュ動作が終了してから低消費電力状態を解除するまでの第3経過時間の長さが第3計時手段7により計測されており、システム制御部1はステップ131でその第3経過時間の長さによって、低消費電力状態解除後のリフレッシュ動作の種類を決定して上記リフレッシュ手段にその決定したリフレッシュ動作を行わせる。システム制御部1は、第3計時手段7、RAM4からの情報により、第3経過時間が短ければ短いほどリフレッシュ動作をより簡易とし、第3経過時間が長ければ長いほどリフレッシュ動作をより本格的なものにする。第3経過時間の長さと複数種類のリフレッシュ動作A〜Eとの関係はRAM4に格納されており、その一例を図3に示す。
【0061】
また、システム制御部1は、ステップ132で画像形成装置30の設定がカラ−画像形成モ−ドであるかモノクロ画像形成モ−ドであるかを判断し、画像形成装置30の設定がカラ−画像形成モ−ドあれば、ステップ135で上記リフレッシュ手段にKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18及びCヘッド19の全ヘッドのリフレッシュを行わせる。
【0062】
システム制御部1は、画像形成装置30の設定がモノクロ画像形成モ−ドであれば、ステップ133で全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定かどうかをRAM4内の設定から確認する。システム制御部1は、全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定がなされていると、ステップ135で上記リフレッシュ手段にKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18及びCヘッド19の全ヘッドのリフレッシュを行わせる。システム制御部1は、全ヘッド16〜19のリフレッシュを行う設定がなされていなければ、ステップ134で上記リフレッシュ手段にKヘッド16のみのリフレッシュを行わせる。
【0063】
システム制御部1は、ステップ136でリフレッシュ動作が終了すると、ステップ137で操作部21や画像形成要求受信部12からの画像形成要求(印字出力の要求)の有無をチェックし、画像形成要求(印字出力の要求)があればステップ138でインクジェット記録部15に画像読取部20や画像形成要求受信部12などからの画像データによる画像記録(印字出力処理)を行わせ、ステップ139で画像記録(印字出力処理)を終了する。ここに、画像形成要求受信部12は情報処理端末32,34からの画像形成要求および画像デ−タを受け取る。インクジェット記録部15は、モノクロ画像形成モ−ドであればKヘッド16により黒色インク滴を記録紙へ吐出して黒色の画像記録を行い、カラ−画像形成モ−ドであればKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18、Cヘッド19により黒色インク滴、黄色(イエロ−)インク滴、赤色(マゼンタ)インク滴、青色(シアン)インク滴を記録紙へ吐出して黒色の画像記録、黄色の画像記録、赤色の画像記録、青色の画像記録を重ねて行うことによりカラ−画像を記録する。
【0064】
システム制御部1は、複写モードで操作部21からの画像形成要求があれば画像読取部20に原稿画像を読み取らせ、インクジェット記録部15に画像読取部20からの画像データによる画像記録(印字出力処理)を行わせて原稿画像を複写させる。システム制御部1は、プリンタモードで画像形成要求受信部12が情報処理端末32,34からの画像形成要求および画像デ−タを受け取って画像形成要求受信部12からの画像形成要求(印字出力の要求)があれば画像形成要求受信部12からの画像データによる画像記録(印字出力処理)を行わせる。電話端末36、無線通信内蔵端末38による記録要求(印字出力の要求)はRAM4に格納され、システム制御部1は電話端末36、無線通信内蔵端末38による記録要求(印字出力の要求)があるか否かをRAM4の内容からチェックして記録要求(印字出力の要求)があればインクジェット記録部15に電話端末36、無線通信内蔵端末38からの画像データによる画像記録(印字出力処理)を行わせる。
【0065】
図7に示すように、システム制御部1は、ステップ141で画像形成装置30の電源がオンすると、ステップ142で上記リフレッシュ手段にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を、第4計時手段8で計測した印字動作またはリフレッシュ動作が終了してから画像形成装置30が電源オフ状態になるまでの第4経過時間と、第5計時手段9で計測した、画像形成装置30が電源オフ状態になってからの第5経過時間との合計時間に対応して行わせる。
【0066】
4計時手段8が計測した第4経過時間と第5計時手段9が計測した第5経過時間の合計時間と、画像形成装置30の電源オンによる再起動時のリフレッシュ動作との関係はRAM4に格納されており、その一例を図4に示す。上記リフレッシュ手段は複数種類のリフレッシュ動作A〜Eのうち第4経過時間と第5経過時間の合計時間に対応したリフレッシュ動作を実施する。
【0067】
システム制御部1は、リフレッシュ動作実施後、ステップ143で上述のように画像形成要求(印字出力の要求)の有無をチェックし、画像形成要求(印字出力の要求)があればステップ144で上述のステップ138と同様にインクジェット記録部15に画像記録(印字出力処理)を行わせる等の処理を行ってステップ145で画像記録(印字出力処理)を終了する。
【0068】
図8に示すように、システム制御部1は、ステップ151でモノクロ画像形成モ−ドからカラ−画像形成モ−ドへの設定変更操作が行われたか否かをチェックし、モノクロ画像形成モ−ドからカラ−画像形成モ−ドへの設定変更操作が行われると、ステップ152で上記リフレッシュ手段にインクジェット記録部15のKヘッド16、Yヘッド17、Mヘッド18及びCヘッド19の全ヘッドのリフレッシュ動作を、前回の全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作からの経過時間を計測する第6計時手段39の計測結果に対応させて行わせ、ステップ153でリフレッシュ動作を終了する。
【0069】
この実施形態によれば、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作から画像形成装置30の低消費電力状態を解除するまでの第3経過時間を計測する第3計時手段7を備え、低消費電力状態解除後のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作が、第3経過時間の長さによって異なるようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができる。
【0070】
また、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行うか否かを、操作者が操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38からの設定で選択できるようにしているので、低消費電力状態時にインクを消費させたくない操作者や、低消費電力状態解除後にすぐに記録可能状態にしたい操作者などの各々の要求に合致した選択が行えて便利である。
【0071】
また、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行うか否かを、操作者が操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38からの設定で時間帯によって設定できるようにしているので、時間帯に適した選択を行うことができ、頻繁に使用される時間帯には低消費電力解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、使用されない時間帯にはリフレッシュ動作に伴うインクの消費を抑えることができる。
【0072】
また、第2経過時間の長さを操作者が操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38により設定できるようにしているので、低消費電力状態時にインクをあまり消費させたくない操作者や、低消費電力状態解除後にすぐに記録可能状態にしたい操作者などの各々の要求に合致した選択が行えて便利である。
【0073】
また、第2経過時間の長さの設定を、操作部21、情報処理端末32、情報処理端末34、電話端末36、無線通信内蔵端末38により時間帯によって変えることができるようにしているので、時間帯に適した選択を行うことができ、頻繁に使用される時間帯には低消費電力解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、使用されない時間帯にはリフレッシュ動作に伴うインクの消費を抑えることができる。
【0074】
また、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定が、暗証番号の採用で、不特定多数の人によって行われることを防ぐようにしているので、操作者以外の人によって勝手に設定を変えられるようなことがなく便利である。
【0075】
また、操作者により予め登録された暗証番号によって操作者を特定し、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定を許可するようにしているので、操作者以外の人によって勝手に設定を変えられるようなことがなく便利である。
【0076】
また、情報処理端末32を接続する手段24を備え、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定が、画像形成装置30に接続された情報処理端末32から行えるようにしているので、画像形成装置を操作しなくても机上の情報処理端末への入力により簡単な操作で設定を行うことができて便利である
また、ネットワ−ク33に接続する手段25を備え、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定が、ネットワ−ク33に接続された情報処理端末34から行えるようにしているので、画像形成装置から離れたところからでも情報処理端末への入力により簡単な操作で設定を行うことができて便利である。
【0077】
また、電話回線35に接続する手段27を備え、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定が、電話回線35に接続された電話端末36から行えるようにしているので、画像形成装置から離れたところからでも電話端末への入力により設定を行うことができて便利である。
【0078】
また、無線通信のインタ−フェ−ス手段28を備え、低消費電力状態時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作に関する設定が、無線通信手段38によって行えるようにしているので、画像形成装置から離れたところからでも無線通信手段を使って設定を行うことができて便利である。
【0079】
また、低消費電力状態時にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行う際、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を開始する旨を表示するようにしているので、突然のリフレッシュ動作で周囲の人を驚かせるようなことがなく、動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0080】
また、低消費電力状態時にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行う際、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を開始する旨を音声で出力するようにしているので、突然のリフレッシュ動作で周囲の人を驚かせるようなことがなく、動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0081】
また、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行った後、再度低消費電力状態に戻る際、再度低消費電力状態になることを表示するようにしているので、動作しなくなったことに対し周囲の人が不安を感じることを防ぎ、動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0082】
また、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行った後、再度低消費電力状態に戻る際、再度低消費電力状態になることを音声で出力するようにしているので、動作しなくなったことに対し周囲の人が不安を感じることを防ぎ、動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0083】
また、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行った後、再度低消費電力状態に戻る際、この後低消費電力状態が続いた場合にリフレッシュ動作が実施される次回の予定時刻を表示するようにしているので、リフレッシュ動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0084】
また、インクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行った後、再度低消費電力状態に戻る際、この後低消費電力状態が続いた場合にリフレッシュ動作が実施される次回の予定時刻を音声で出力するようにしているので、リフレッシュ動作の状況が周囲の人に伝わり便利である。
【0085】
また、周囲の明るさを検出する手段13を備え、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行うか否かを、周囲の明るさによって自動的に決定するようにしているので、業務日や業務時間に適した判断が自動的に行われ、無駄なリフレッシュ動作が行われることを防ぐことができる。
【0086】
また、周囲の音量を検出する手段14を備え、低消費電力状態時に予め設定された第2経過時間毎にインクジェット記録部15のリフレッシュ動作を行うか否かを、周囲の音量によって自動的に決定するようにしているので、業務日や業務時間に適した判断が自動的に行われ、無駄なリフレッシュ動作が行われることを防ぐことができる。
【0087】
また、記録動作またはリフレッシュ動作から画像形成装置30が電源オフになるまでの経過時間を計測する第4計時手段8と、画像形成装置30が電源オフ状態になってからの経過時間を計測する第5計時手段9とを備え、第4計時手段8が計測した第4経過時間と第5計時手段9が計測した第5経過時間との合計時間によって、電源オンによる再起動時のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作が異なるようにしているので、良質な印字品質を保持しながら、電源オンから記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、電源オン時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができる。
【0088】
また、低消費電力状態から復帰した後の、第3計時手段7が計測した第3経過時間に対応したインクジェット記録部15のリフレッシュ動作A〜Eと、電源オンによる再起動時の第4経過時間と第5経過時間の合計時間に対応したインクジェット記録部のリフレッシュ動作A〜Eとが同一であるようにしているので、メモリ4内のテ−ブル値の共通使用によりROM3およびRAM4のメモリ容量を削減することができる。
【0089】
また、カラ−画像を形成するかモノクロ画像を形成するかを設定できる手段21、32、34、36、38を備え、低消費電力状態中のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作について、カラ−画像を形成する設定のときには全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を形成する設定のときには黒インクヘッド16のみのリフレッシュ動作を行うようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態中のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができる。
【0090】
また、カラ−画像を形成するかモノクロ画像を形成するかを設定できる手段21、32、34、36、38を備え、低消費電力状態からの復帰後のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作について、カラ−画像を形成する設定のときには全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を形成する設定のときには黒インクヘッド16のみのリフレッシュ動作を行うようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができる。
【0091】
また、モノクロ画像を形成する設定からカラ−画像を形成する設定に変更すると、自動的にインクジェット記録部15の全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作を行うようにしているので、良質なカラ−画像記録品質を保持しながら、記録要求があった場合に記録可能状態になるまでの時間を短縮することができる。
【0092】
また、前回の全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作からの経過時間を計測する第6計時手段39を備え、モノクロ画像を形成する設定からカラ−画像を形成する設定へ変更したときに実施するインクジェット記録部15の全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作が、第6計時手段39が計測した第6経過時間の長さによって異なるようにしているので、モノクロ画像形成からカラ−画像形成への設定変更時のリフレッシュ動作に伴う、リフレッシュ動作時間とインクの消費を削減することができる。
【0093】
また、カラ−画像を形成するかモノクロ画像を形成するかを設定できる手段21、32,33、36、38を備え、低消費電力状態中のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作について、モノクロ画像を形成する設定のときに、黒インクヘッド16のみのリフレッシュ動作を行うか全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作を行うかを予め設定できるようにしているので、低消費電力状態中のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができ、また、使用状況に適した選択が行えて便利である
また、カラ−画像を形成するかモノクロ画像を形成するかを設定できる手段21、32,33、36、38を備え、低消費電力状態からの復帰後のインクジェット記録部15のリフレッシュ動作について、モノクロ画像を形成する設定のときに、黒インクヘッド16のみのリフレッシュ動作を行うか全ヘッド16〜19のリフレッシュ動作を行うかを予め設定できるようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができ、また使用状況に適した選択が行えて便利である。
【0094】
また、画像読み取り手段20を備え、原稿複写機能を有するようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から原稿複写可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することが可能な、インクジェット記録部15を備えた複写機を構成できる。
【0095】
また、情報処理端末32,34からの画像形成要求を受け取る要求受信手段12を有するようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除からプリント可能となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することが可能な、インクジェット記録部15を備えたプリンタ装置を構成できる。
【0096】
さらに、画像読み取り手段20と、呼出信号検出手段27と、ファクシミリ通信手段26,27とを有するようにしているので、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力態の解除からファクシミリ受信画像が記録可能となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することが可能な、インクジェット記録部15を備えたファクシミリ装置を構成できる。
【0097】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、良質な記録品質を保持しながら、低消費電力状態の解除から記録可能状態となるまでの時間を短縮でき、低消費電力状態解除時のリフレッシュ動作に伴うインクの消費を削減することができる。
【0099】
また、業務日や業務時間に適した判断が自動的に行われ、無駄なリフレッシュ動作が行われることを防ぐことができる。
【0100】
また、良質なカラ−画像記録品質を保持しながら、記録要求があった場合に記録可能状態になるまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】同実施形態における第2経過時間と時間帯との関係の一例を示す図である。
【図3】同実施形態における第3経過時間の長さと複数種類のリフレッシュ動作A〜Eとの関係の一例を示す図である。
【図4】同実施形態における第4経過時間と第5経過時間の合計時間と、電源オンによる再起動時のリフレッシュ動作との関係の一例を示す図である。
【図5】同実施形態の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】同実施形態の他の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】同実施形態の他の動作フローを示すフローチャートである。
【図8】同実施形態の他の動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 消費電力制御部
3 ROM
4 RAM
5 第1計時手段
6 第2計時手段
7 第3計時手段
8 第4計時手段
9 第5計時手段
10 時計
11 電池
12 画像形成要求受信部
13 周囲照度検出部
14 周囲音量検出部
15 インクジェット記録部
16 Kヘッド
17 Yヘッド
18 Mヘッド
19 Cヘッド
20 画像読取部
21 操作部
22 表示部
23 音声出力部
24 情報処理端末I/F部
25 ネットワ−クI/F部
26 モデム
27 電話回線I/F部
28 無線I/F部
29 システムバス
30 画像形成装置
31 通信ケーブル
32 情報処理端末
33 ネットワーク
34 情報処理端末
35 電話回線
36 電話端末
37 無線通信手段
38 無線通信内蔵端末
39 第6計時手段

Claims (5)

  1. インク滴を吐出して記録を行う複数のノズルを有するインクジェット記録部と、当該装置がスタンバイ状態に移行してからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を計測したときに当該装置を低消費電力状態へ移行させる手段と、当該装置が低消費電力状態になってからの経過時間を計測する第2計時手段と、この第2計時手段が予め設定された第2経過時間を計測する毎に前記インクジェット記録部をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を実行する手段と、低消費電力状態の解除要求を検出して当該装置の低消費電力状態を解除する手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作を簡略化し、前記低消費電力状態の解除後短時間で記録可能な状態にする画像形成装置であって、周囲の明るさを検出する検出手段と、前記低消費電力状態時に予め設定された前記第2経過時間毎に前記リフレッシュ動作を行うか否かを、前記検出手段で検出した周囲の明るさによって自動的に決定する手段と、前記リフレッシュ動作から前記低消費電力状態が解除されるまでの第3経過時間を計測する第3計時手段を備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作が前記第3経過時間の長さによって異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. インク滴を吐出して記録を行う複数のノズルを有するインクジェット記録部と、当該装置がスタンバイ状態に移行してからの経過時間を計測する第1計時手段と、この第1計時手段が予め設定された第1経過時間を計測したときに当該装置を低消費電力状態へ移行させる手段と、当該装置が低消費電力状態になってからの経過時間を計測する第2計時手段と、この第2計時手段が予め設定された第2経過時間を計測する毎に前記インクジェット記録部をリフレッシュさせるリフレッシュ動作を実行する手段と、低消費電力状態の解除要求を検出して当該装置の低消費電力状態を解除する手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作を簡略化し、前記低消費電力状態の解除後短時間で記録可能な状態にする画像形成装置であって、周囲の音量を検出する検出手段と、前記低消費電力状態時に予め設定された前記第2経過時間毎に前記リフレッシュ動作を行うか否かを、前記検出手段で検出した周囲の音量によって自動的に決定する手段と、前記リフレッシュ動作から前記低消費電力状態が解除されるまでの第3経過時間を計測する第3計時手段とを備え、前記低消費電力状態解除後の前記リフレッシュ動作が前記第3経過時間の長さによって異なることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、カラ−画像を記録するかモノクロ画像を記録するかを設定する手段を備え、前記低消費電力状態中の前記リフレッシュ動作として、カラ−画像を記録する設定のときには前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を記録する設定のときには黒インク滴を吐出する黒インクヘッドのみのリフレッシュ動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、カラ−画像を記録するかモノクロ画像を記録するかを設定する手段を備え、低消費電力状態からの復帰後のインクジェット記録部のリフレッシュ動作として、カラ−画像を形成する設定のときには前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行い、モノクロ画像を形成する設定のときには黒インク滴を吐出するノズルを有する黒インクヘッドのみのリフレッシュ動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像形成装置において、モノクロ画像を記録する設定からカラ−画像を記録する設定へ変更したときに自動的に前記ノズルを有する複数のヘッド全部のリフレッシュ動作を行う手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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