JP4319380B2 - 画像編集装置、記録メディア及びプリント注文装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像編集装置、記録メディア及びプリント注文装置に係り、特にデジタルカメラで撮影した静止画から動画を作成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラが普及し、デジタル静止画/動画ファイルが利用されている。
【0003】
また、静止画ファイルを印刷する機能を有するアプリケーションソフトも数多く市販されている。これらのアプリケーションソフトは、モニタに一欄表示されているファイルから印刷対象のファイルを選択した後、その選択したファイルの印刷枚数を指定し、プリント情報を作成して記録、もしくは直接プリンタへプリント出力する方式であった。
【0004】
一方、デジタルカメラで撮影された静止画を、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮・伸張方式による静止画ファイルでデジタルカメラ付属の記録メディアに記録したり、デジタルカメラで撮影された動画を、Motion JPEG などの動画ファイルでデジタルカメラ付属の記録メディアに記録することが行われている。尚、Motion JPEG は、各フレーム画像をJPEG方式で圧縮し、一連の画像群として記録する方法であり、再生時は各フレームが連続的に再生される。
【0005】
従来、動画ファイルを構成する画像群のうちの任意の1フレームの画像の印刷を可能にしたデジタルカメラが提案されている(特開2001−292404号公報)。
【0006】
このデジタルカメラは、動画ファイルから任意の1フレームが指定されると、その指定されたフレーム番号(=印刷情報)を動画ファイルと同一の記録メディア内に記録することを特徴としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記記録メディアには、静止画ファイルや動画ファイルがそのまま記録されているに過ぎず、静止画ファイルや動画ファイルを利用するためにはパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)が必須となっていた。
【0008】
即ち、静止画ファイルを閲覧するためには、予めビューアソフトがインストールされているパソコンによって記録メディア内の画像ファイルを読み込み、この読み込んだ画像の一覧表示、1コマ再生、スライドショー再生などを行う。
【0009】
また、プリント注文する場合には、予めパソコンにインストールされているアプリケーションソフトにて記録メディア内の静止画ファイルを一覧表示させた後、印刷対象の静止画ファイルのみを選択する作業が必要であり、不便であった。
【0010】
その一方、特開2001−292404号公報に記載のデジタルカメラによって印刷情報が記録された記録メディアを受け取ったプリンタにより動画ファイルの1つのフレームを印刷する場合、プリンタ側で記録媒体から印刷情報を読み出し、この読み出した印刷情報に基づいて動画ファイルから1つのフレームを静止画ファイルとして切り出す処理が必要であり、また、低精細な動画ファイルの1フレームから印刷することになるため、解像度の高いプリントが得られないという問題がある。
【0011】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、静止画ファイルから汎用の動画再生機器でも閲覧することができる動画ファイルを作成することができ、その動画ファイルの再生中にプリント注文の指示入力を行うだけで、再生中の画像に対応する静止画ファイルを特定することができる画像編集装置及び記録メディアを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、前記記録メディアに記録された動画ファイルを再生するとともに、その動画ファイルの再生中にプリント注文する指示入力があると、その指示入力時に再生中の動画(静止画)に対応する静止画ファイルを特定し、特定した静止画ファイルのプリント注文情報を作成することができるプリント注文装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係る画像編集装置は、複数の静止画ファイルに基づいて該静止画ファイルに記録された静止画を繋ぎ合わせて動画を表示するための動画ファイルを作成する動画ファイル作成手段であって、各静止画ファイルに対応する静止画ごとに該静止画の再生時間に対応するフレーム数分のフレームが記録された動画ファイルを作成する動画ファイル作成手段と、前記複数の静止画ファイルと、前記動画ファイルに基づく動画再生中の各静止画の再生位置との関係を示す再生関連付け情報を作成する再生関連付け情報作成手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
即ち、複数の静止画ファイルに記録された静止画を繋ぎ合わせて動画を表示するための動画ファイルを作成する。この動画ファイルとしては、DVD(Digital Versatile Disk) ビデオ方式や、ビデオCD方式などの汎用の再生機器(DVDプレーヤなど)で再生可能な動画ファイル形式で作成することが好ましい。
【0015】
また、このようにして作成された動画ファイルの各静止画の再生位置と、動画ファイルの元画像である複数の静止画ファイルとの関係を示す再生関連付け情報を作成し、これにより動画再生中のフレーム画像と、その元画像の静止画ファイルとの関係が分かるようにしている。
【0016】
請求項2に示すように、前記再生関連付け情報作成手段によって作成される再生関連付け情報は、前記動画ファイルに基づく動画の再生開始時点からの各静止画の繋ぎ目までの再生時間又は再生フレーム数を含むことを特徴としている。即ち、動画再生開示時点からの再生経過時間を計測することにより、各静止画ファイルと再生開始時点からの各静止画の繋ぎ目までの再生時間との生成関連付け情報から、ある再生経過時間ではいずれの静止画ファイルに対応する画像が再生されているかが分かる。同様に、動画再生開示時点からの再生フレーム数を計測することにより、各静止画ファイルと再生開始時点からの各静止画の繋ぎ目までの再生フレーム数との生成関連付け情報から、ある再生フレーム数の画像は、いずれの静止画ファイルに対応するフレーム画像が再生されているかが分かる。
【0017】
請求項3に示すように前記複数の静止画ファイル、動画ファイル及び再生関連付け情報を同一の記録メディアに記録する記録手段を有することを特徴としている。
【0018】
請求項4に係る記録メディアは、請求項3の画像編集装置によって前記複数の静止画ファイル、動画ファイル及び再生関連付け情報が記録された記録メディアである。
【0019】
請求項5に係るプリント注文装置は、請求項4の記録メディアから動画ファイルを読み込んで動画を画像表示手段に表示させる動画再生手段と、前記動画再生手段によって動画再生されている静止画の再生位置を検知する検知手段と、前記動画再生手段による動画再生中にプリント注文の指示入力があると、該指示入力時点に前記検知手段によって検知された静止画の再生位置と前記記録メディアに記録されている再生関連付け情報とに基づいて前記記録メディアに記録されている複数の静止画ファイルからプリント注文に該当する静止画ファイルを特定する静止画ファイル特定手段と、前記静止画ファイル特定手段によって特定した静止画ファイルのプリント注文情報を作成するプリント注文情報作成手段と、を備えたことを特徴としている。
【0020】
これにより、画像表示手段に動画再生されている画像を見ながらプリント注文したい所望の画像が再生されている時にプリント注文の指示入力を行うだけで、そのプリント注文に該当する静止画ファイルのプリント注文情報を作成することができ、プリント注文操作の簡易化を図ることができる。また、プリント用の画像データは、動画を構成する1フレームの画像データではなく、元画像の静止画ファイルの画像データであるため、解像度の高いプリントが得られる。
【0021】
請求項6に示すように前記静止画ファイル特定手段は、前記動画再生手段による動作再生中にプリント解除の指示入力があると、該指示入力時点に前記検知手段によって検知された静止画の再生位置と前記記録メディアに記録されている再生関連付け情報とに基づいて前記記録メディアに記録されている複数の静止画ファイルからプリント解除に該当する静止画ファイルを特定し、前記プリント注文情報作成手段は、前記プリント解除に該当する静止画ファイルのプリント注文情報を作成していた場合には、該プリント注文情報を削除することを特徴としている。
【0022】
請求項7に示すように、前記プリント注文情報をリムーバルブルの記録メディアに記録する記録手段を有することを特徴としている。
【0023】
請求項8に示すように、前記記録手段によってプリント注文情報が記録される記録メディアは、請求項4の記録メディアと同じ記録メディアであることを特徴としている。
【0024】
請求項9に示すように、前記プリント注文情報作成手段によって作成されたプリント注文情報を、ネットワークを介してプリントサーバにアップロードする通信手段を有することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る画像編集装置、記録メディア及びプリント注文装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0026】
図1は本発明に係る画像編集装置とプリント注文装置としての機能を備えたパソコンのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0027】
図1に示すようにパソコン1は、主として各構成要素の動作を制御する中央処理装置(CPU)10と、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となる主メモリ12と、パソコン1のオペレーティングシステム(OS)、パソコン1に接続された周辺機器のデバイスドライバ、本発明に係る画像編集処理やプリント注文用のプログラムを含む各種のアプリケーションソフト、ユーザの画像等が格納されるハードディスク装置14と、DVD−R/RW装置16と、表示用データを一時記憶する表示メモリ18と、この表示メモリ18からの画像データ、文字データ等により画像や文字等を表示するCRTモニタや液晶モニタ等のモニタ装置20と、キーボード22と、位置入力装置としてのマウス24と、マウス24の状態を検出してモニタ装置20上のマウスポインタの位置やマウス24の状態等の信号をCPU10に出力するマウスコントローラ26と、インターネット等のネットワーク30と接続される通信インターフェース27と、メモリカード32が着脱されるカード挿入口を有するカードインターフェース28と、上記各構成要素を接続するバス29とから構成されている。
【0028】
尚、上記構成のパソコン1は、ハードディスク装置14に格納されている、本発明に係る画像編集処理やプリント注文用のアプリケーションソフトを除いて周知のものであるため、各構成要素の詳細な説明については省略する。この画像編集処理やプリント注文用のアプリケーションソフトは、該アプリケーションソフトが記録されたCD−ROMをパソコン1のDVD−R/RW装置16にセットすることにより、パソコン1にインストールすることができる。このDVD−R/RW装置16は、CD−R/RWの機能も有している。
【0029】
次に、上記パソコン1のハードディスク装置14に格納されている複数の静止画ファイルから動画ファイルを作成し、DVD−RAMやCD−Rなどの記録メディアに書き込む場合の実施の形態について説明する。
<操作>
(ステップS1)
まず、本発明に係る画像編集用のアプリケーションソフトを起動する。これにより、パソコン1のモニタ装置20には、図2に示すようにフォルダツリーと、該フォルダツリー上で選択されたフォルダ内の静止画のサムネイル、ファイル名の一覧がウィンドウ40に表示されるとともに、メディア作成ウィンドウ42が表示される。
(ステップS2)
続いて、複数の静止画ファイルが格納された所望のフォルダを選択し、このフォルダをマウス24によってメディア作成ウィンドウ42上にドラッグ&ドロップする。
(ステップS3)
次に、メディア作成ウィンドウ42上の「メディア作成」ボタン44をクリックする。
<内部処理>
以上の操作が終了すると、以下の処理が実行される。
(ステップS10)
選択されたフォルダ内の複数の静止画ファイルに記録された静止画を繋ぎ合わせて動画ファイルを作成する。この動画ファイルの作成の際に、各静止画ファイルi(i=1, 2, …)の表示時間を規定値ti に設定する。デフォルトでは、規定値ti は、5秒に設定されているが、各静止画ファイルごとに任意に設定可能となっている。尚、便宜上、ここでは一律ti =5秒とする。
【0030】
各静止画ファイルの静止画は、動画ファイルの形式に合わせてリサイズされ、それぞれ反復画像として記録される。この反復記録数(フレーム数)は、例えば、各静止画をそれぞれ5秒間だけ動画(スライドショーの動画)として再生することが可能なフレーム数とする。フレームレートを30フレーム/秒とすると、各静止画の反復記録数は、150(=30×5)フレームである。
(ステップS12)
ステップS10にて作成した動画ファイルにおける各静止画ファイルの表示開始時間の情報(再生関連付け情報)を記述したファイルを作成する。
【0031】
図3は上記再生関連付け情報が記述されたファイルの一例である。同図に示すように、この再生関連付け情報は、静止画ファイルのDCF(Design rule for Camera File system: デジタルカメラの統一記録フォーマット) などによる命名規則により自動生成されたファイル名と、その静止画ファイルの再生開始時間との関係を示す情報であり、再生開始時間は、前記規定値ti (この例では、一律5秒)に基づいて決定される。
(ステップS14)
一連の静止画ファイル(メディア作成ウィンドウ42上にドラッグ&ドロップされたフォルダ内の静止画ファイル)と、ステップS10にて作成した動画ファイルと、ステップS12にて作成した再生関連付け情報とを、同一の記録メディア(例えば、DVD−RW、CD−R/RW等)に記録する。
【0032】
図4はDVD−RWやCD−R/RWなどの記録メディアに書き込まれる動画ファイル、静止画ファイル、再生関連付け情報等の記録構造例を示している。同図に示すように、静止画ファイルが記録される DCFイメージルートディレクトリDCIMと同じ階層に、動画ファイル、再生関連付け情報のファイルの情報を入れる同一構造のツリーをおく。
【0033】
また、この記録メディアには、上記静止画ファイルのうちのプリント注文のあった静止画ファイルのプリント情報が記述されたDPOF(Digital Print Order Format)規格の記録形式のプリント情報ファイル(DPOFファイル)も記録される。尚、このDPOFファイルを記録する際の操作については、後述する。
<再生>
次に、上記のようにして作成された記録メディアの動画ファイルの再生及びプリント注文方法について、図5及び図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
(ステップS20(図5))
図4に示した記録構造を有する記録メディアをDVD−R/RW装置16にセットし、動画ファイルを読み込んでモニタ装置20に動画を表示させる。
(ステップS22)
動画ファイルの再生中に再生開始からの再生継続時間を計測する。
(ステップS24)
動画ファイルの再生中にプリントボタンが押されたか否かを判別する。プリントボタンが押された場合には、ステップS26に進み、プリントボタンが押されていない場合には、ステップS34(図6)に跳ぶ。
(ステップS26)
プリントボタンが押されると、ステップS22で計測した再生計測時間と、再生関連付け情報(図3参照)とから該当する静止画ファイルを特定する。例えば、再生開始から11秒経過時にプリントボタンが押されると、図3に示すように3番目のファイル(DSCF0003.JPG) がプリント対象の静止画ファイルとして特定される。尚、このプリントボタンが押されたときには、図7に示すようにプリント対象の3番目の静止画ファイルに対応した動画がモニタ装置20に表示されている。従って、プリント注文を行う操作者は、モニタ装置20に表示されている動画(スライドショー)を見ながら所望の画像が表示されている期間にプリントボタンを押せばよい。
(ステップS28)
ステップS26にて特定された静止画ファイルが、既にプリント注文された静止画ファイルか否かを判別する。既にプリント注文された静止画ファイルでない場合には、ステップS30に進み、既にプリント注文された静止画ファイルの場合には、ステップS30に進む。
(ステップS30)
ステップS28にて特定された静止画ファイルが、既にプリント注文された静止画ファイルでないと判別されると、モニタ装置20の再生画面上にプリント指定されたことを示すアイコンをプリント枚数nの表記(n=1枚)とともに表示し、また、内部揮発性メモリ(例えば、主メモリ12)にファイル特定情報及び注文枚数n(=1)を記録する。
(ステップS32)
ステップS28にて特定された静止画ファイルが、既にプリント注文された静止画ファイルと判別されると、モニタ装置20の再生画面上のプリント枚数nの表記を1インクリメントするとともに、内部揮発性メモリに記録されている該当静止画ファイルの注文枚数nを1インクリメントする。このようにプリントボタンを複数回押すことにより、その押した数に対応したプリント枚数を設定することができる。
(ステップS34(図6))
プリント解除ボタンが押されたか否かを判別する。プリント解除ボタンが押された場合には、ステップS36に進み、プリント解除ボタンが押されていない場合には、ステップS42に跳ぶ。
(ステップS36)
プリント解除ボタンが押されると、ステップS22で計測した再生計測時間と、再生関連付け情報(図3参照)とから該当する静止画ファイルを特定する。尚、静止画ファイルの特定方法は、図5のステップS26の処理と同様に行われる。
(ステップS38)
ステップS36にて特定された静止画ファイルが、既にプリント注文された静止画ファイルか否かを判別する。既にプリント注文された静止画ファイルでない場合には、ステップS42に跳び、既にプリント注文された静止画ファイルの場合には、ステップS40に進む。
(ステップS40)
ステップS36にて特定された静止画ファイルが、既にプリント注文された静止画ファイルであると判別されると、モニタ装置20の再生画面上にプリント指定されたことを示すアイコン及びプリント枚数の表記を消去するとともに、内部揮発性メモリに記録されている該当する静止画ファイルのファイル特定情報及び注文枚数を消去する。
(ステップS42)
一つの動画ファイルの再生が終了したか否かを判別し、終了した場合には、ステップS44に進み、終了していない場合には、ステップS22(図5)に戻る。尚、一つの動画ファイルの再生の終了は、その動画ファイルを構成している全ての静止画の再生が終了した場合と、動画ファイルの再生中に再生を強制終了させた場合とが含まれる。
(ステップS44)
一つの動画ファイルの再生が終了すると、内部揮発性メモリに記録された静止画ファイルのファイル特定情報及び注文枚数を有するDPOFファイルを作成し、このDPOFファイルを、図4に示すように記録メディアに記録する。
【0034】
図8はDPOFファイルの一例を示している。
【0035】
同図において、DPOFファイルのヘッダー部[HDR] には、DPOFの全般に関わる情報が記述され、“GEN REV ”にはDPOFのバージョンが記述され、“GEN CRT ”にはアプリケーション名が記述され、“GEN DTM ”にはDPOFファイルをセーブした日時が記述される。また、DPOFファイルのジョブ記述部[JOB] の“PRT PID ”にはプロダクトIDが記述され、“PRT TYP ”にはプリント種類が記述され、“PRT QTY ”にはプリント枚数が記述され、“PRT FMT ”には画像ファイルのフォーマットが記述される。
【0036】
尚、記録メディアに複数の動画ファイルが記録されている場合や、同一の動画ファイルを複数回再生する場合において、一つの動画ファイルが再生されるごとに、図5及び図6に示したステップS20〜ステップS44の処理が行われる。この再生時にプリントボタンが押されない場合にはDPOFファイルの作成や記録メディアへの記録を行うステップS44の処理は省略される。
【0037】
また、再生関連付け情報は、図3に示した各静止画ファイルと、その静止画ファイルに対応する画像の再生開始時間との関係を示す情報に限らず、各静止画ファイルに対応する画像の再生再生終了時間との関係を示す情報でもよい。また、再生開始時間や再生終了時間に限らず、再生フレーム数でもよい。即ち、1つの静止画の再生時間の規定値ti とフレームレート(フレーム数/秒)が決定されれば、1つの静止画の再生フレーム数が分かり、これにより各静止画の再生開始時間や再生終了時間に対応する再生フレーム数を求めることができ、これを再生関連付け情報とすることができる。
【0038】
いま、再生時間の規定値ti を一律5秒とし、フレームレートを30fpsとすると、動画ファイルの再生経過時間と再生開始からの再生フレーム数Nとは、図7に示す関係になる。例えば、再生フレーム数として300〜450フレームの画像の再生中にプリントボタンが押された場合には、3番目の静止画ファイルが特定されることになる。
【0039】
尚、この実施の形態では、複数の静止画ファイル、動画ファイル、再生関連付け情報及びプリント注文情報をDVD−R/RW、CD−R/RW等の記録メディアに記録するようにしたが、これに限らず、カードインターフェース28のカード挿入口に着脱されるメモリカード32に記録するようにしてもよく、要はリムーバブルの記録メディアであれば、如何なる記録メディアでもよい。また、複数の静止画ファイル、動画ファイル、及び再生関連付け情報が記録される記録メディアと、プリント注文情報が記録される記録メディアとは、同一の記録メディアでもよいし、別々の記録メディア(異種の記録メディア、又は同種の別々の記録メディア)でもよい。上記記録メディアをプリント取次店などに持参することで、プリント注文を行うことができる。
【0040】
また、プリント注文方法としては、動画ファイルの再生中にプリントボタンの操作によって特定された静止画ファイル及びプリント注文情報等を、通信インターフェース27からネットワーク30を経由してプリントサーバ31にアップロードするウエブ注文も可能である。
【0041】
更に、この実施の形態では、パソコンを例に説明したが、動画ファイルの作成機能と、再生関連付け情報を作成する機能と、これらの機能によって作成された動画ファイル及び再生関連付け情報を、各静止画ファイルが記録された同一の記録メディアに記録する機能とを備えた専用の画像編集装置でもよい。更にまた、前記記録メディアに記録された動画ファイルの再生機能を有する動画再生機器に、本発明に係る静止画ファイルの特定、プリント注文情報の作成及び記録の機能を持たせるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の静止画ファイルから汎用の動画再生機器でも閲覧することができる動画ファイルを作成するようにしたため、複数の静止画ファイルの静止画を所定のインターバルで順次表示するスライドショーなどの専用のビューアソフトを必要とせずに、スライドショーと同様な動画再生を行うことができ、特に動画再生中にプリント注文の指示入力を行うだけで、再生中の画像に対応する静止画ファイルを特定することができ、これにより軽快な操作でプリント注文情報を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像編集装置とプリント注文装置としての機能を備えたパソコンのハードウェア構成例を示すブロック図
【図2】本発明に係る画像編集用のアプリケーションソフトの起動時におけるモニタ装置の操作画面を示す図
【図3】本発明に係る再生関連付け情報が記述されたファイルの一例を示す図
【図4】記録メディア内の記録構造例を示す図
【図5】本発明に係る記録メディアの動画ファイルの再生及びプリント注文方法を説明するために用いたフローチャート
【図6】本発明に係る記録メディアの動画ファイルの再生及びプリント注文方法を説明するために用いたフローチャート
【図7】動画ファイルの再生経過時間又は再生フレーム数と、再生される静止画ファイルに対応する画像との関係を示す図
【図8】DPOFファイルの一例を示す図
【符号の説明】
1…パソコン、10…中央処理装置(CPU)、12…主メモリ、14…ハードディスク装置、16…DVD−R/RW装置、20…モニタ装置、22…キーボード、24…マウス、27…通信インターフェース、28…カードインターフェース、30…ネットワーク、32…メモリカード、31…プリントサーバ、40…ウィンドウ、42…メディア作成ウィンドウ
Claims (9)
- 複数の静止画ファイルに基づいて該静止画ファイルに記録された静止画を繋ぎ合わせて動画を表示するための動画ファイルを作成する動画ファイル作成手段であって、各静止画ファイルに対応する静止画ごとに該静止画の再生時間に対応するフレーム数分のフレームが記録された動画ファイルを作成する動画ファイル作成手段と、
前記複数の静止画ファイルと、前記動画ファイルに基づく動画再生中の各静止画の再生位置との関係を示す再生関連付け情報を作成する再生関連付け情報作成手段と、
を備えたことを特徴とする画像編集装置。 - 前記再生関連付け情報作成手段によって作成される再生関連付け情報は、前記動画ファイルに基づく動画の再生開始時点からの各静止画の繋ぎ目までの再生時間又は再生フレーム数を含むことを特徴とする請求項1の画像編集装置。
- 前記複数の静止画ファイル、動画ファイル及び再生関連付け情報を同一の記録メディアに記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1又は2の画像編集装置。
- 請求項3の画像編集装置によって前記複数の静止画ファイル、動画ファイル及び再生関連付け情報が記録された記録メディア。
- 請求項4の記録メディアから動画ファイルを読み込んで動画を画像表示手段に表示させる動画再生手段と、
前記動画再生手段によって動画再生されている静止画の再生位置を検知する検知手段と、
前記動画再生手段による動画再生中にプリント注文の指示入力があると、該指示入力時点に前記検知手段によって検知された静止画の再生位置と前記記録メディアに記録されている再生関連付け情報とに基づいて前記記録メディアに記録されている複数の静止画ファイルからプリント注文に該当する静止画ファイルを特定する静止画ファイル特定手段と、
前記静止画ファイル特定手段によって特定した静止画ファイルのプリント注文情報を作成するプリント注文情報作成手段と、
を備えたことを特徴とするプリント注文装置。 - 前記静止画ファイル特定手段は、前記動画再生手段による動画再生中にプリント解除の指示入力があると、該指示入力時点に前記検知手段によって検知された静止画の再生位置と前記記録メディアに記録されている再生関連付け情報とに基づいて前記記録メディアに記録されている複数の静止画ファイルからプリント解除に該当する静止画ファイルを特定し、
前記プリント注文情報作成手段は、前記プリント解除に該当する静止画ファイルのプリント注文情報を作成していた場合には、該プリント注文情報を削除することを特徴とする請求項5のプリント注文装置。 - 前記プリント注文情報をリムーバルブルの記録メディアに記録する記録手段を有することを特徴とする請求項5又は6のプリント注文装置。
- 前記記録手段によってプリント注文情報が記録される記録メディアは、請求項4の記録メディアと同じ記録メディアであることを特徴とする請求項7のプリント注文装置。
- 前記プリント注文情報作成手段によって作成されたプリント注文情報を、ネットワークを介してプリントサーバにアップロードする通信手段を有することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のプリント注文装置。
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