JP4318420B2 - 物質のプロセス・パラメータを計測する装置及びセンサのモード・パラメータを評価する方法 - Google Patents

物質のプロセス・パラメータを計測する装置及びセンサのモード・パラメータを評価する方法 Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、パラメータ・センサの処理及びその動作方法に関し、特に振動管パラメータ・センサ及びその動作方法に関する。
【0002】
課題の記述
管を流れる物質に対する質量流量その他の情報を計測するため、コリオリ効果質量流量計が一般に用いられる。コリオリ流量計の例は、J.E.スミス等の1978年8月29日発行の米国特許第4,109,524号、1985年1月1日発行の同第4,491,025号、及び1982年2月11日発行の米国再発行特許第31,450号に開示されている。これら流量計は、典型的に、直線形又は湾曲形の1本以上の管を備えている。各管は、例えば、単純な曲げモード、捩れモード、放射方向モード及び組み合わせモードを含む1組の振動モードを持つものと見なされる。典型的な質量流量計測の用途においては、各管は、物質が管を流れるとき、その固有モードの1つにおける共振状態で振動するよう駆動される。物質で充填された振動系の振動モードは、管の質量と剛性との組合わせ特性及び管内を流れる物質の特性によって影響される。
【0003】
コリオリ流量計の典型的な構成要素は、駆動システムすなわち励振システムである。この駆動システムは、管を振動させる周期的な物理的作用力を管へ加えるように働く。駆動システムは、典型的には、流量計の管へ取付けられた少なくとも1つのアクチュエータを備える。このアクチュエータは、典型的には、第1の管へ取付けた磁石と該磁石に対向する位置関係で第2の管へ取付けられた巻線コイルとを有する音声コイル装置のような多くの周知の電気機械的装置の1つを含む。駆動回路は、例えば正弦波形波又は方形波の周期的な駆動信号をアクチュエータ・コイルへ連続的に印加する。この周期的な駆動信号により、アクチュエータはその後維持される逆の周期的パターンで2つの管を駆動する。
【0004】
駆動される流量計管における流量が実際上「ゼロ」であるとき、管に沿った諸点は、駆動される振動モードに従って、駆動装置に関してほぼ同相すなわち「ゼロ流量」位相で振動しようとする。物質が流量計の入口から管を通って流量計の出口へと流れ始めると、物質の流れから生じるコリオリ力が、管に沿う空間的に離れた諸点間に位相のずれを生じさせようとする。一般に、物質が管を流れると、管の入口側における位相は駆動装置より遅れ、管の出口側における位相は駆動装置より進む。管における2つの場所間に生じるこの位相ずれは、管を流れる物質の質量流量にほぼ比例する。
【0005】
コリオリ流量計の運動は、複数の振動モードの重ね合わせとして、すなわち、複数の独立した1自由度(SDOF)系の運動としてモデル化することができ、それぞれのSDOF系は固有周波数及び減衰で特徴付けられる。双対管型(dual-conduit) コリオリ流量計に存在するモードの典型的な1つは、第1の位相ずれ曲げモード、例えば、コリオリ流量計の2つの管が相互に逆に振動する曲げモードである。管を通過する物質により生じるコリオリ力に帰すことができる第1の位相ずれ捩れモード、及び、流量計のアクチュエータや流量計に結合されたその他の振動源によって励振される同相の横方向その他の振動モードを含む他のモードもまた、典型的な振動管型コリオリ流量計において識別される。
【0006】
所望のモード応答を生じる駆動信号を生じる技法が提案されている。1つの技法は、所望の振動モードを選択的に励振するアクチュエータに対する駆動信号を生じる力射影係数(force projection coefficient)の導出である。第2の技法は、コリオリ流量計管の1つ以上の所望のモードを選択的に励振するよう複数のアクチュエータに対する駆動信号を生成することである。
【0007】
上記の技法は、典型的には、力射影係数を生成する所定のモード・フィルタを用いる。この所定のモード・フィルタは、典型的には、古典的な実験的モード分析手法或いは有限要素モデル化法を用いてオフラインで生成される。力射影係数は、試行錯誤、逆モード変換法、或いは他の手法を用いてモード・フィルタから決定される。
【0008】
不都合なことに、所定のモード・フィルタは、時間の経過とともに生じるセンサ特性の変化を考慮に入れていない。更に、従来の手法は、センサと、該センサが動作する物質処理システムとの間の相互作用から生じる現場の(in situ)影響を考慮に入れていない。例えば、物質処理システムとの構造的結合により、又は、物質処理システムにおける振動源、例えばポンプによって、別のモードが励振され得る。
【0009】
発明の概要
以上のことに鑑みて、本発明の目的は、自己特徴付け(self-characterizing)振動管型パラメータ・センサ、及び、物質処理システムのプロセス・パラメータ例えば質量流量の更に正確な評価を提供することができる、上記センサの動作方法を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、振動管型パラメータ・センサ、及び、該センサの挙動の更に正確な特徴付けを提供することができる、上記センサの動作方法を提供することにある。
【0011】
本発明の更に別の目的は、振動管型パラメータ・センサ、及び、センサの挙動を現場で特徴付けることが可能である、上記センサの動作方法を提供することである。
【0012】
これらの及び他の目的、特徴及び利点は、本発明によれば、複数の場所におけるセンサ管の運動を表わす運動信号を受取るように構成され、モード・パラメータ、例えば、モード・フィルタ・パラメータ又は力射影(force projection)パラメータを評価するよう働くモード・パラメータ評価器を備える自己特徴付け振動管型パラメータ・センサによって提供される。本発明に係る修正逆モード・ベクトル(MRMV)の特質によれば、モード・フィルタ・パラメータの評価が、或る周波数範囲において管を励振し、この周波数範囲において周波数応答関数(FRF)行列を生成し、FRF行列からモード・フィルタ・パラメータの評価を生成することによって行われる。モード・フィルタ・パラメータの評価は、初期設定又は校正の手順の期間に生成される。適応モード・フィルタ処理の特質によれば、基準モード応答に対するモード・フィルタの評価されたモード応答の誤差が決定され、この誤差を用いて、モード・フィルタに対するモード・フィルタ・パラメータの新たな評価が生成される。このように、モード・フィルタ・パラメータ及び力射影パラメータは、センサが動作している期間に適応的に更新される。
【0013】
特に、本発明によれば、物質処理システムに対するプロセス・パラメータを計測する自己特徴付けセンサは、物質処理システムからの物質を含むように構成された管と、管の複数の場所における運動を表わす複数の運動信号を生じるように働く複数の運動トランスデューサとを備える。モード・パラメータ評価器は、複数の運動信号を受け取るように構成され、受け取られた複数の運動信号からモード・パラメータを評価するよう働く。モード・パラメータ、例えば、モード・フィルタ・パラメータ又は力射影パラメータは、管の挙動を1自由度(SDOF)システムの挙動と関連付ける。プロセス・パラメータ評価器は、モード・パラメータ評価器に応答して複数の運動信号を受け取り、評価されたモード・パラメータに従って、受け取られた複数の運動信号から、物質処理システムに対するプロセス・パラメータを評価するよう構成される。
【0014】
本発明に係る、修正逆モード・ベクトル(MRMV)評価の特質によれば、センサ管が或る周波数範囲において励振される。励振に応答して、運動を表わす複数の運動信号が受け取られ、或る周波数範囲における複数の場所に対する複数の周波数応答が、受け取られた複数の運動信号から決定される。センサに対するモード・フィルタ・パラメータの評価が、決定された複数の周波数応答から生成される。周波数応答関数(FRF)行列が、複数の周波数応答から生成される。センサのモードに対応する極が識別され、識別された極からSDOFベクトルが生成される。次いで、モード・フィルタ・パラメータの評価が、評価されたFRF行列と評価されたSDOFベクトルとから生成される。
【0015】
本発明の適応モード・フィルタ処理の特質によれば、センサ管へ印加される励振が決定されて基準モード・システムへ印加され、基準モード応答を生じる。モード・フィルタが、励振に応答した運動を表わす複数の運動信号へ適用され、モード・フィルタ・パラメータの評価に従って、評価されたモード応答を生じる。モード・フィルタ・パラメータの新たな評価が、基準モード応答に対する評価されたモード応答の誤差に基いて生成される。モード・パラメータの新たな評価は、基準モード応答に対する評価されたモード応答の誤差が所定の基準を満たすまで、反復的に生成される。これにより、パラメータ・センサ及びその動作方法の改良が提供される。
【0016】
実施の形態の詳細な記述
ここで、本発明について、その実施の形態が示される添付図面に関して、以下に更に詳述する。当業者の理解するところであるが、本発明は多くの異なる形態で実施することができ、本文に述べる実施の形態に限定されるものと見なしてはならず、むしろこれらの実施の形態は本文の開示が充分且つ完全であり、当業者に対し本発明の範囲をよく伝えるために提示されている。図においては、同じ番号は、全図にわたり、同じ要素を示している。
【0017】
以下の検討はコリオリ流量計に関するものであり、該流量計においては、物質処理システムのプロセス・パラメータ、典型的には質量流量が、物質処理システムの一部としての振動管を流れる物質を含むよう構成された振動管を流れる物質例えば流体に対して評価される。しかし、当業者の理解するところであるが、本発明はインライン・センサ以外の振動管プロセス・パラメータ・センサにも適用し得る。例えば、本発明は、物質処理システムから取り出される物質のサンプルを含むよう構成された管を備えるサンプリング型振動管密度計に適用し得る。
【0018】
図1は、本発明によるプロセス・パラメータ・センサ5の一つの実施の形態を示している。パラメータ・センサ5は管組み立て体10を含む。管組み立て体10は、入口フランジ101、出口フランジ101′、マニフォールド102、第1の管103A及び第2の管103Bを備える。ブレース・バー106、106′が管103A、103Bを接続する。管103A、103Bに対して、リード線100に接続されたアクチュエータ104、第1の運動トランスデューサ105及び第2の運動トランスデューサ105′が接続される。アクチュエータ104は、駆動リード線110で駆動装置20により供給される駆動信号に応答して管103A、103Bを振動させるよう働く。第1の運動トランスデューサ105及び第2の運動トランスデューサ105′は、管103A、103Bの空間的に離れた場所における運動を表わす運動信号をトランスデューサ・リード線111に生じるように働く。第1の運動トランスデューサ105及び第2の運動トランスデューサ105′は、コイル型変位トランスデューサ、光学的運動センサ、超音波運動センサ、加速度計、慣性率センサなどの種々の装置を含む。
【0019】
管組み立て体10が物質処理システム1へ挿入されると、パイプラインの物質処理システム1を流れる物質は、入口フランジ101を通って管組み立て体10へ流入する。次いで、物質はマニフォールド102を通過し、ここで管103A、103Bへ送られる。管103A、103Bから出た後、物質は再びマニフォールド102へ戻り、出口フランジ101′を通って管組み立て体10から流出する。物質は、管103A、103Bを流れるとき、管103A、103Bを振動させるコリオリ力を生じる。
【0020】
管103A、103Bは、典型的には、その各々の曲げ軸W−W、W′−W′に関してアクチュエータ104によって逆方向に駆動され、第1の位相ずれ曲げモードと一般に呼ばれるモードを管組み立て体10に生じる。アクチュエータ104は、第1の管103Aへ取付けられた磁石と第2の管103Bへ取付けられた対向コイルとを含む線形アクチュエータのような、多くの周知の装置の1つを含む。駆動リード線110を介して駆動装置20により提供される駆動信号により生じる交流が前記コイルを流れ、管103A、103Bを振動させる機械的作用力を生じる。図1のパラメータ・センサ5は一体のアクチュエータ104を含むように示されているが、当業者は理解するように、本発明による管103A、103Bの振動は、管組み立て体10の外部で生成されて流体結合或いは機械結合により管組み立て体10へ伝達される励振などの他の手法によって達成され得る。
【0021】
図1のパラメータ・センサ5のようなパラメータ・センサの挙動は、モードによって記述される。モード変換、すなわちモード・フィルタは、物理的応答をモード応答へ変換する。標準的なモード変換は、
【0022】
【数1】
Figure 0004318420
によって与えられる。但し、xは物理的応答のベクトル、Φは固有ベクトル行列、ηはモード応答のベクトルである。物理的応答ベクトルxは、モード・フィルタΦに対する入力、すなわちフィードバック信号と考えることができる。式(1)をηについて解くと、モード応答は、
【0023】
【数2】
Figure 0004318420
で表される。但し、
【0024】
【外1】
Figure 0004318420
はФの一般化逆数である。行列Фが方形且つ非特異の行列であるならば、逆行列Ф-1が式(2)に用いられる。固有ベクトル行列は、モード・ベクトルが線形独立であり、且つ、運動情報が与えられるセンサ管の場所数と考慮されるモード数とが等しいとき、方形且つ非特異である。
【0025】
再び図1において、パラメータ・センサ5は、モード・パラメータ評価器30とプロセス・パラメータ評価器40を備える。モード・パラメータ評価器30は、トランスデューサ・リード線111を介して第1の運動トランスデューサ105から受け取る第1の運動信号及び第2の運動トランスデューサ105′から受け取る第2の運動信号に応答する。この運動信号は、物理領域における管103A、103Bの運動を表わし、例えば、物質が管組み立て体10を流れるときの変位量、速度又は加速度を表わす信号である。モード・パラメータ評価器30は受け取った運動信号を処理して、空間領域における管の挙動を、モード領域における少なくとも1つの独立した1自由度(SDOF)系の挙動と関係させる、モード・フィルタ・パラメータ又は力射影パラメータのようなモード・パラメータの評価値を生じる。プロセス・パラメータ評価器40もまた、上記運動信号を受け取るように構成され、評価されたモード・パラメータ35に応答して、管組み立て体10を流れる物質と関連するプロセス・パラメータ、例えば流量、総合質量流量、密度などを評価する。
【0026】
図2は、モード・パラメータ評価器30の一つの実施の形態を示している。図示のように、モード・パラメータ評価器30は、サンプラ32例えばサンプル−ホールド又は同様の回路と、アナログ/ディジタル(A/D)コンバータ34とを備える。サンプラ32とA/Dコンバータ34とは、第1の運動トランスデューサ105及び第2の運動トランスデューサ105′により生じる運動トランスデューサ運動信号25を受け取り、これら運動信号25をサンプリングしてサンプル33を生成し、これをアナログ/ディジタル(A/D)コンバータ34によりディジタル信号値37へ変換する手段31を提供する。図示されたサンプラ32及びA/Dコンバータ34の詳細な動作は、当業者には周知の多くの回路により行われ、ここではこれ以上詳細に論述する必要はない。当業者は理解するように、図2に示された受け取る手段31は、付加的な事前サンプリング・アンチエイリアス・フィルタ処理法、事後サンプリング・フィルタ処理法などを含む多くの方法で実現され得る。また理解されるように、一般に、図2に示した受け取る手段31は、特殊用途の又は汎用のデータ処理装置上で走る特殊用途のハードウエア、ファームウエア、ソフトウエア又はそれらの組合わせを用いて実現され得る。
【0027】
モード・パラメータ評価器30の各部は、コンピュータ50、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)などにおいて具体化される。例えば、コンピュータ50は、テキサス・インストルメンツ社から販売されるDSPの中のTMS320C4XファミリのDSPのような、線形代数計算に適するパイプライン型DSPを含む。コンピュータ50は、適宜のプログラム・コード、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、電気的に消去可能なプログラム可能読出し専用メモリ(EEPROM)又は磁気ディスクなどの記憶媒体60に記憶されたソフトウエア及び/又はファームウエア並びにデータで構成されて、ディジタル信号値37からモード・フィルタ・パラメータの評価値35を生成する手段36を提供する。プロセス・パラメータ評価器40の各部も、コンピュータ50及び関連するプログラム・コードにより実現される。例えば、モード・フィルタを実現するための線形代数計算が可能なプログラム・コード及びアクチュエータ104を駆動するディジタル信号を生成するためのコードが、コンピュータ50において実行される。
【0028】
先に述べたように、図1のプロセス・パラメータ評価器40は、運動トランスデューサから運動信号を受け取るように構成されており、評価されたモード・パラメータ35により、管103A、103Bを流れる物質と関連するプロセス・パラメータを評価するように働く。図3は、プロセス・パラメータ評価器40が、モード・パラメータ評価器30により供給されるモード・フィルタ・パラメータの評価35aに応答して、管103の物理的応答を表わす運動信号25をフィルタ処理するよう動作するモード・フィルタ44を含む、本発明による一つの実施の形態を示す。モード・フィルタ44は、モード領域に対する物理的応答のマッピングを表わすモード応答47を出力する。選択的モード駆動装置48は、モード・フィルタ44及びモード・パラメータ評価器30に応答して、モード・パラメータ評価器30から与えられる力射影パラメータ35bとモード応答47とに従って、1つ以上の駆動信号43を生じる。
【0029】
1つ以上の駆動信号43は、改善された計測値を提供するために管103の1つ以上の振動モードを選択的に励振するよう設計される。プロセス・パラメータ評価手段46は、例えば、スミスの米国再発行特許第31,450号、ゾロックの米国特許第4,879,911号及びゾロックの同第5,231,884号に記載されるような周知のコリオリ流量決定回路を用いて、トランスデューサ105により出力される運動信号25からプロセス・パラメータ、例えば、質量流量、密度などの評価45を生成する。或いはまた、プロセス・パラメータの評価は、モード応答47から生成することもできる。
【0030】
図4は、本発明の一つの特質による、パラメータ・センサを特徴付けるための動作400を示す。図1の管103A、103Bのような管が励振される(ブロック410)。例えば、周期的な励振が、図1のアクチュエータ104のような1つ以上のアクチュエータにより管へ印加される。この励振に対する物理的応答を表わす運動信号が受け取られる(ブロック420)。モード・パラメータの評価、例えば、モード・フィルタ・パラメータ又は力射影パラメータの評価が、受け取られた運動信号から生成される(ブロック430)。例えば、モード・フィルタ・パラメータは、後述するMRMV又はAMF手法の1つを用いて評価され、力射影パラメータは、評価されたモード・フィルタ・パラメータから決定される。
【0031】
修正逆モード・ベクトルの評価
本発明の一つの特質によれば、修正逆モード・ベクトル(MRMV)の評価手法が、振動管パラメータ・センサの周波数応答関数(FRF)を用いてモード・フィルタ・パラメータの評価を生成する。この手法は、例えば、パラメータ・センサに対する初期設定プロセスの一部として現場で用いられる。MRMV手法は、例えば、化学処理プラントのような物質処理システムにおけるパラメータ・センサの動作期間にモード・フィルタ・パラメータの評価を断続的に更新するためにも用いられる。
【0032】
MRMV手法によれば、センサ回路が励振され、対応する周波数応答が或る周波数範囲において管の複数の場所に対して計測される。コヒーレント正弦波掃引計測又は高速フーリエ変換(FFT)手法を用いる広帯域計測のような種々の周波数応答計測手法が用いられる。周波数応答計測は、管の複数の場所についての所望の周波数に対する複数の周波数応答値を含むFRF行列を生成するのに用いられる。管構造の該当する各モードに対して極が識別され、識別された各極に対して1自由度(SDOF)ベクトルが決定される。FRF行列の逆数が、当該モードと関連するSDOFベクトルと乗算され、当該モードに対する逆モード・ベクトルが生成される。物理的領域における管の運動を表わす運動信号に印加されるときに、当該モードを含むモード領域における対応する運動の評価を生じるモード・フィルタを構成するよう、複数のモードに対する逆モード・ベクトルが組み合わされる。構造分析のためのMRMV手法に関する一般情報については、1991年にシンシナチ大学のグラジュエート・スタディーズ・アンド・リサーチ課へ提出されたS.J.シェリーの「構造力学応用のための離散モード・フィルタの研究」という名称の学位論文の70〜87ページに記載されている。
【0033】
例証のために、CMF300モデル双対U字形管コリオリ質量流量計(米国コロラド州ボールダーのマイクロモーション社製)に対する固有ベクトルが、有限要素分析を用いて評価された。有限要素モデリング手法は当業者には周知であり、本発明の一部をなすものではない。本例の有限要素モデルは、SDRC1−DEASを用いて作られ、MacNeal−Schwendlerから入手可能な有限要素コードであるMSC/NASTRANにより分析された。有限要素モデリング技術の当業者は認識するように、他の有限要素モデリング・ツール及び手法を代替的に用いることができる。コリオリ流量計の有限要素モデリングの更なる情報については、「流体搬送タイムシェンコ・ビームの振動分析のための有限要素」(AIAA論文93〜1552)を参照されたい。
【0034】
シミュレートされたCFM300センサにおける識別された固有ベクトルは、駆動モード、捩れモード及び曲げモードを含む3つの所望モードへ換算される。対応する固有周波数ω及び減衰ζの値が、この3つの所望モードについて計算された。すなわち、
【0035】
【数3】
Figure 0004318420
及び
【0036】
【数4】
Figure 0004318420
U字形管構造の中心付近に配置されたトランスデューサと、この中心のトランスデューサの周囲に対称的に置かれた左右のトランスデューサとを含む3つのトランスデューサ場所が用いられた。
【0037】
MRMV手法によれば、構造に対するFRF行列が構造の共振ピーク値付近の周波数において評価されることが好ましい。これは、こうした周波数での信号/雑音比が典型的には非共振周波数より高いからである。更に、周波数応答値が、評価された共振周波数において及び当該モードに対する電力半値点において、更に当該周波数範囲の最大周波数において決定されることが好ましい。シミュレートされたCFM300センサの場合は、(500Hzの最大周波数を含む)結果として生じた10個の周波数で評価されたFRF
【0038】
【外2】
Figure 0004318420
は、
【0039】
【数5】
Figure 0004318420
で表される。図示のように、FRF行列
【0040】
【外3】
Figure 0004318420
は実数部と虚数部を有する。これらの実数部と虚数部は、独立した式の組をなし、従って、FRF行列
【0041】
【外4】
Figure 0004318420
は、虚数値上にスタックされた実数値を含む3×20行列として再構成することができる。
【0042】
FRF行列の決定に加えて、MRMV手法は、極の識別、例えば、各当該モードにおける周波数及び減衰の決定を含む。本発明による自己特徴付け(self-characterizing)センサにおいては、極は多くの方法で識別され得る。極の評価は、例えば、有限要素モデルを用いて、又は、一群のセンサの実験的分析により生成される集合モデルを用いて、1つの形式のセンサに対して生成される。或いはまた、特定のセンサに対する極の評価は、センサを特定の周波数で励振し、対応する周波数応答を計測し、極評価を生成するよう種々の周知の曲線当てはめ手法の1つを応用することによって生成される。
【0043】
MRMV手法によれば、FRF行列において用いた周波数で評価される、k番目のモードを表わすSDOFベクトル
【0044】
【数6】
Figure 0004318420
を生成するために、識別された極λkが用いられる。但し、
【0045】
【数7】
Figure 0004318420
である。
【0046】
FRF行列
【0047】
【外5】
Figure 0004318420
と、或るモードに対するSDOFベクトルとが分かると、当該モードに対する逆モード・ベクトルが決定される。特に、FRF行列、SDOFベクトル及びk番目のモードに対する逆モード・ベクトルは、
【0048】
【数8】
Figure 0004318420
又は
【0049】
【数9】
Figure 0004318420
により関連付けられる。但し、
【0050】
【外6】
Figure 0004318420
は、FRF行列
【0051】
【外7】
Figure 0004318420
の一般化逆数である。
【0052】
前述のシミュレートされたCFM300センサの場合には、曲げモード(Ψb)と捩れモード(Ψt)に対する修正逆モード・ベクトルは、(有限要素分析により識別された極を用いて)
【0053】
【数10】
Figure 0004318420
及び
【0054】
【数11】
Figure 0004318420
と表される。予想されるように、シミュレートされたCFM300センサの対称的に置かれた左右のトランスデューサの出力には、それぞれのベクトルにおいて等しい重みが与えられ、曲げモード・ベクトルは捩れモード・ベクトルよりも中心のトランスデューサの出力に対して大きな重みを与える。修正逆モード・ベクトルは、先に述べた固有ベクトル行列Фの挙動に近似するモード・フィルタ行列を形成するよう組合わされる。
【0055】
図5は、MRMV手法を用いてセンサのモード・パラメータを評価するよう働く自己特徴付けパラメータ・センサ5の一つの実施の形態を示している。モード・パラメータ評価器30は、或る周波数範囲において管103の複数の場所に対する複数の周波数応答を生成する周波数応答決定手段510を備えている。励振決定手段560は、管103に対して印加される励振を決定して、周波数応答決定手段510に、管組み立て体の複数の場所に対する周波数応答計測値が得られるように、管103へ印加される励振の計測値を提供する。しかし、当業者は理解するように、励振レベルは他の方法によっても決定され得る。例えば、励振レベルは仮定するのでも、アクチュエータ104に対する駆動命令から導出されてもよく、これによって、図5に示す励振決定手段580は不必要になる。
【0056】
FRF行列525を生成する手段520は、周波数応答決定手段510に応答して、管103の複数の場所(列)における複数の周波数(行)での周波数応答値を含むFRF行列525を生成する。SDOFベクトル生成手段530は、極識別手段540により識別される、管103の極に対する固有周波数及び減衰の情報を表わすSDOFベクトル535を生成する。極識別手段540は、例えば周波数応答決定手段510に応答して、先に述べた種々の周知の極識別手法の1つを現場で用いて、極の評価を生じる。或いはまた、極識別手段540は、先に述べた有限要素モデリングのようなオフライン手法を用いることにより、管103の極を識別する。モード・フィルタ・パラメータの評価を生成する手段550は、FRF行列生成手段520及びSDOFベクトル生成手段530に応答して、FRF行列525及びSDOFベクトル535からモード・フィルタ・パラメータの評価35を生成する。
【0057】
当業者は理解するように、図5に示された励振決定手段560、周波数応答決定手段510、極識別手段540、SDOFベクトル生成手段530、FRF行列生成手段520及びモード・パラメータ評価生成手段550は、図2に示されたコンピュータ50のような、コンピュータその他のデータ処理装置において実現され得る。理解されるように、一般に、図5に示す手段は、特殊或いは汎用の計算用ハードウエア上で走る特殊目的のハードウエア、ソフトウエア又はファームウエア、或いはその組合わせを用いて実現され得る。
【0058】
図6は、本発明による、MRMV手法を用いてモード・フィルタ・パラメータを評価する動作600を示す。或る周波数範囲において管が励振される(ブロック610)。管の複数の場所における励振に対する物理的応答を表わす運動信号が受け取られる(ブロック620)。受け取られた複数の運動信号から、前記周波数範囲における複数の場所に対する複数の周波数応答が決定される(ブロック630)。次いで、FRF行列が複数の周波数応答から生成される(ブロック640)。管の極が識別され(ブロック650)、これからSDOFベクトルが生成される(ブロック660)。FRF行列及びSDOFベクトルから、モード・フィルタ・パラメータの評価が生成される(ブロック670)。
【0059】
当業者は理解するように、上述の周波数応答の計測は多くの方法で行われ得る。例えば、管が一連の実質的にコヒーレントな周期的励振により順次励振され、周波数応答の計測が各励振周波数において行われる、正弦波掃引が行われる。或いはまた、或る周波数範囲の周波数を持つ複数の周期的成分を有する広帯域の励起により管が励振され、周波数応答の計測が高速フーリエ変換(FFT)手法のような手法を用いて当該周波数範囲において行われる。また当業者は理解するように、極識別プロセス(ブロック650)は、周波数応答計測プロセス(ブロック630)に先立ってオフラインで行われても、上述した周波数応答計測プロセスに応答して行われてもよい。
【0060】
適応モード・フィルタ処理
本発明の適応モード・フィルタの特質によれば、モード・フィルタ・パラメータの連続的な評価は、パラメータ・センサが動作するとき、反復的に生成される。モード・フィルタ・ベクトルの初期の評価
【0061】
【外8】
Figure 0004318420
(すなわち、モード・フィルタ係数の初期評価)が形成される。この初期評価は、収束問題へ導くほどには所望の結果から外れないことが望ましいゼロ又は他の値のベクトルであり得る。この初期モード・フィルタ・ベクトルは、管組み立て体のトランスデューサから受け取られた運動信号から得られる実際の運動値xkに適用され、センサに対するモード応答の初期評価
【0062】
【外9】
Figure 0004318420
を生じる。誤差は、評価されたモード応答
【0063】
【外10】
Figure 0004318420
と時間kに対する「真の」モード応答ηkとの間の差として定義される。すなわち、
【0064】
【数12】
Figure 0004318420
誤差ekは、評価されたモード応答
【0065】
【外11】
Figure 0004318420
を真のモード応答ηkに一致させるようにモード・フィルタを修正するのに用いることができる。しかし、真のモード応答ηkは一般に未知であるので、振動管型センサの真のモード応答と高度に相関する基準モード応答ηr kを有する基準モード・システムが、本発明に従って、モード・フィルタ・パラメータを調整する情報を提供するように用いられる。この基準モード・システムは、システムの当該モードに対する極から構成されるSDOFモデルから生成される。基準モード・システムに対する連続時間SDOFシステム・モデルは、
【0066】
【数13】
Figure 0004318420
により与えられる。但し、ηrは基準モード応答である。
【0067】
式(4)は、ディジタル・コンピュータでの実現に適した離散的形態へ変換することができる。すなわち、
【0068】
【数14】
Figure 0004318420
但し、fは、管に印加される励振、例えば、アクチュエータ電流のような力又は力の尺度である。式(5)は、モード・フィルタ・ベクトルの修正評価
【0069】
【外12】
Figure 0004318420
を連続的に生成することにより、誤差ekを最小化するように、一連の時間ステップにわたって適用することができる。最小平均2乗(LMS)手法を用いて解が取得される。正規化LMS法や、格子フィルタ、カールマン・フィルタ又は適応最小2乗法のような他の適応手法などの種々のLMS法が用いられる。
【0070】
例示的な手法によると、2乗された誤差e2 kが最小化される。k番目の時間サンプルに対して、誤差e2 kの勾配の評価
【0071】
【外13】
Figure 0004318420
が計算され、評価されたモード・フィルタ・ベクトル
【0072】
【外14】
Figure 0004318420
の調整が、勾配
【0073】
【外15】
Figure 0004318420
のステップが誤差e2 kを低減するように行われる。勾配の評価
【0074】
【外16】
Figure 0004318420
は、
【0075】
【数15】
Figure 0004318420
より与えられる。反復毎に、
【0076】
【外17】
Figure 0004318420
が、勾配の小さな倍数を差引くことにより調整される。すなわち、
【0077】
【数16】
Figure 0004318420
但し、μは、収束の速度及び安定度を一般に決定する適応利得である。
【0078】
複数入力の場合は、モードの応答は、複数の入力される作用力から生じるものと見なすことができる。これらの入力される作用力のそれぞれによる影響は、一般的に複素の作用力適合(force appropriation)係数
【0079】
【外18】
Figure 0004318420
の未知のベクトルにより記述される。このような場合に対する基準モードは、
【0080】
【数17】
Figure 0004318420
により与えられる。但し、{fk}は、印加される作用力のベクトルである。基準システムは、作用力適合係数
【0081】
【外19】
Figure 0004318420
により加重された入力作用力{fk}の和を含むモード作用力で駆動される。対応する基準モード座標は、Ni個の基準モデル
【0082】
【数18】
Figure 0004318420
をNi個の加重されない力で駆動し、作用力適合ベクトル
【0083】
【外20】
Figure 0004318420
を用いてNi個の基準モード座標の加重平均
【0084】
【数19】
Figure 0004318420
を形成することによって生成される。「合計の」スカラ・モード座標応答ηr kは、モード関与ベクトル
【0085】
【外21】
Figure 0004318420
と、個々の入力された作用力に関連する部分スカラ・モード座標
【0086】
【外22】
Figure 0004318420
のベクトルとの内積から得られる。
【0087】
従って、複数入力モード・フィルタ誤差は、
【0088】
【数20】
Figure 0004318420
により与えられる。この形態においては、問題の解は、モード・フィルタ内積ベクトル{Ψ}と作用力適合ベクトル又はモード関与ベクトル
【0089】
【外23】
Figure 0004318420
とを生じる。避けるべき当たり前の解は、モード・フィルタ・ベクトル{Ψ}と作用力適合ベクトル
【0090】
【外24】
Figure 0004318420
とがゼロであるゼロ誤差解である。これは、係数の一つを1のような所定の数へ正規化することによって達成される。例えば、もし
【0091】
【外25】
Figure 0004318420
が1へ正規化されるならば、式(11)は
【0092】
【数21】
Figure 0004318420
となる。
【0093】
この手法は、係数
【0094】
【外26】
Figure 0004318420
がゼロに近いならば、問題は悪条件となり、不正確な結果を生じ得るという潜在的な欠陥を有する。代替的な解は、解のベクトルにノルム規制を課すことを含み、例えば、解のベクトルのノルムは1へ規制される。この試みは、悪条件が付された問題を回避するが、計測データにおいてノイズに対して一層感応し易くなり得る。
【0095】
図7は、本発明による適応モード・フィルタ処理手法を用いるパラメータ・センサ5の一つの実施の形態を示している。励振は1つ以上のアクチュエータ104により管103へ印加され、それに応答してトランスデューサ105が運動信号を生じる。モード・パラメータ評価器30は、管103へ印加される励振を決定する励振決定手段710を備える。決定された励振は、基準モード応答725、すなわち基準モード・システムの応答を生じる手段720へ加えられる。センサ・モード応答の評価を生じる手段730、例えば、評価されたモード・フィルタは、トランスデューサ104に応答して、供給されたモード・フィルタ・パラメータの評価745に従って、評価されたモード応答735を生じる。評価されたモード応答735の誤差755を基準モード応答725に対して決定する手段750が設けられる。誤差755に従ってモード・フィルタ・パラメータの評価745を生成する手段740が設けられる。
【0096】
当業者は理解するように、図7に示される励振決定手段710、基準モード応答生成手段720、モード応答評価生成手段730、誤差決定手段750及びモード・フィルタ・パラメータ評価生成手段740は、例えば、図2に示されたコンピュータ50のようなコンピュータその他のデータ処理装置において実現され得る。理解されるように、図7に示される手段は、一般に、特殊又は汎用目的の計算ハードウエアで走る特殊目的のハードウエア、ソフトウエア又はファームウエア、或いはその組合わせを用いて実現され得る。
【0097】
図8は、適応モード・フィルタ処理を用いてモード・フィルタ・パラメータの評価を生成する動作800を示す。センサ管へ印加される励振が決定され(ブロック810)、決定された励振が基準モード・システムへ印加されて基準モード応答が生成される(ブロック820)。印加される励振に対するセンサ管の応答を表わす運動信号に対してモード・フィルタが適用され、モード・フィルタ・パラメータの評価に従って、評価されたモード応答が生成される(ブロック830)。基準モード応答に対する評価されたモード応答の誤差に基いて、モード・フィルタ・パラメータの新たな評価が生成される(ブロック840)。誤差が所定の基準を満たさないならば(ブロック850)、例えば、誤差又はその或る形態が所定の閾値より大きければ、基準が満たされるまでブロック810〜840の動作が反復される。
【0098】
図9は、本発明の別の特質、特に、離散的な計算サイクルが前述の式(5)に従って行われるモード・フィルタの評価を生成する動作900を示している。モード・フィルタ・パラメータの初期の評価が生成される(ブロック905)。時間kにおいてセンサ管へ印加される励振が決定され(ブロック910)、これから基準モード応答値ηk rが生成される(ブロック915)。物理領域におけるセンサ管の運動を表わす運動信号が受け取られ(ブロック920)、運動値xkが決定され(ブロック925)、これから、評価されたモード応答値ηkが生成される(ブロック930)。基準モード応答に対する評価されたモード応答の誤差が決定され(ブロック935)、モード・パラメータの新たな評価が、例えば前述の式(7)を用いて誤差に基いて生成される(ブロック940)。誤差が所定の基準を満たさないならば、例えば、所定の閾値より大きな大きさを持つならば、所定の基準が満たされるまで、評価プロセスが反復される(ブロック945〜950及びブロック910〜940)。
【0099】
理解されるように、図4、図6、図8、図9のフロー図におけるブロック又はブロックの組合わせは、コンピュータ読み取り可能なプログラム・コード、例えば、図2に示すコンピュータ50のようなコンピュータ又はデータ・プロセッサにおいて動作されるプログラム命令及び/又はデータを用いて実施され得る。ここで用いられるように、コンピュータ読み取り可能なプログラム・コードは、オペレーティング・システム・コマンド(例えば、オブジェクト・コード)や高級言語命令など、並びに、このようなプログラム言語に関連して読み出され、アクセスされ又は利用されるデータのようなものを含むが、これに限定されるものではない。
【0100】
プログラム・コードは、コンピュータや、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)などを含む類似のデータ処理装置へロードされるが、これに限定されない。プログラム・コードとコンピュータの組合わせは、フロー図のブロックにおいて指定された機能を実現するように働く装置を提供する。同様に、プログラム・コードは、プログラム・コード及びコンピュータがフロー図のブロックにおいて指定された機能を実施する手段を提供するように、コンピュータ又はデータ処理装置へロードされる。
【0101】
プログラム・コードはまた、磁気ディスク又はテープ、バブル・メモリ、電気的に消去可能なプログラム可能読出し専用メモリ(EEPROM)などのプログラム可能な記憶装置のようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納され得る。格納されたプログラム・コードは、記憶媒体にアクセスするコンピュータに指令して、記憶媒体に格納されたプログラム・コードがフロー図のブロックにおいて指定された機能を実現するプログラム・コード手段を備える製品を形成するように機能させる。また、プログラム・コードは、一連の操作ステップを実施させるようコンピュータにロードされ、これにより、プログラム・コードは、コンピュータと関連して、フロー図のブロックにおいて指定された機能を実現するステップを提供するようプロセスを実施する。従って、フロー図のブロックは、指定された機能を実施するよう働く装置、指定された機能を実施する手段の組合わせ、指定された機能を実施するステップの組合わせ、及び、指定された機能を実施するためコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に具現されるコンピュータ読み取り可能なプログラム・コード手段をサポートする。
【0102】
また理解されるように、フロー図の各ブロック及びフロー図におけるブロックの組合わせは、一般に、汎用コンピュータで実行する特殊目的のハードウエア、ソフトウエア又はファームウエア、或いはその組合わせによって実現され得る。例えば、フロー図のブロックの機能は、特定用途集積回路(ASIC)、プログラム可能なゲート・アレイ又は類似の特殊目的の装置によって、或いは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPその他の汎用計算装置にロードされて実行されるプログラムによって実施され得る。
【0103】
ここで述べたように、振動管パラメータ・センサ、例えば、コリオリ流量計、振動管型密度計などは、センサのトランスデューサにより生じる運動信号に応答してセンサのモード・パラメータを評価するよう働くモード・パラメータ評価器を含む。モード・パラメータは多くの手法によって評価され得る。例えば、モード・フィルタ・パラメータは、修正逆モード・ベクトル(MRMV)評価手法又は適応モード・フィルタ処理手法により評価される。評価されたモード・フィルタ・パラメータは、センサ管の1つ以上のモードを選択的に励振するための力射影パラメータを生成するのに用いられる。これらの手法は、本発明の範囲内で更に多くの方法において修正される。例えば、当該モードに対する一層正確な評価、例えば、極の評価、周波数応答の評価などを取得して一層正確なモード・パラメータ評価を生成するのに用いるように、センサ管のモードを選択的に励振するため、評価されたモード・フィルタ及び力射影パラメータを用いることにより、改善された計測が達成される。
【0104】
本願の図面及び明細書は、本発明の実施の形態を開示している。特定の用語が用いられているが、これらの用語は一般的な記述の意味で用いられているのみであり、限定の目的はない。当業者は予期するように、代替的な実施の形態を製造し、使用し又は販売することは可能であるが、それらは文言上又は均等論により請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパラメータ・センサの一つの実施の形態を示す。
【図2】 本発明によるモード・パラメータ評価器の一つの実施の形態を示す。
【図3】 本発明の一つの特質による、モード・パラメータを評価する動作を示す。
【図4】 本発明によるパラメータ・センサの一つの実施の形態を示す。
【図5】 修正逆モード・ベクトル(MRMV)の評価手法を用いる、本発明によるパラメータ・センサの一つの実施の形態を示す。
【図6】 本発明のMRMVの特質による、モード・フィルタ・パラメータを評価する動作を示す。
【図7】 適応モード・フィルタ処理手法を用いる、本発明による一つの実施の形態を示す。
【図8】 本発明の適応モード・フィルタ処理の特質によるモード・フィルタ・パラメータの評価動作を示す。
【図9】 本発明の適応モード・フィルタ処理の特質によるモード・フィルタ・パラメータの評価動作を示す。

Claims (27)

  1. 物質が流れる管103A、103Bと、該管103A、103Bへ固定されてこれを振動させる駆動装置104と、前記管103A、103Bへ固定されて、該管の複数の場所における運動を表わす複数の運動信号を生じるよう働く複数の運動トランスデューサ105、105′とを備え、物質のプロセス・パラメータを計測する装置5であって、
    前記複数の運動信号を受け取るよう構成された回路であって、前記の受け取られた複数の運動信号から、前記管103A、103Bの挙動を1自由度(SDOF)システムの挙動と関連付けるモード・パラメータ35を評価するよう働く第1の回路30と、
    前記複数の運動信号を前記複数の運動トランスデューサから受け取り、前記モード・パラメータ35を前記第1の回路30から受け取り、前記の評価されたモード・パラメータに従って、前記の受け取られた複数の運動信号から、前記物質に対するプロセス・パラメータ45を評価するように構成された第2の回路40と、
    を具備する装置。
  2. 前記第1の回路30が、モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された回路を含む、請求項1記載の装置5。
  3. モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された前記回路が、
    前記複数の運動トランスデューサに応答して、前記複数の運動信号から、前記複数の場所に対する複数の周波数応答を決定するよう構成された回路と、
    複数の周波数応答を決定するよう構成された前記回路に応答して、前記の決定された複数の周波数応答からモード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された回路と、
    を含む、請求項2記載の装置5。
  4. 前記駆動装置104が、励振周波数を持つコヒーレントで周期的な励振で前記管103A、103Bを励振させるよう働き、
    複数の周波数応答を生成するよう構成された前記回路が、前記複数の場所に対する前記励振周波数において複数の周波数応答値を決定する手段を含む、
    請求項3記載の装置5。
  5. 前記駆動装置104が、前記管103A、103Bを複数の周期的成分を含む励振で励振するよう働き、
    前記複数の周期的成分の各々がこれと関連する各周波数を持ち、
    前記周期的成分の前記周波数が周波数範囲に分布され、
    複数の周波数応答を決定する前記回路が、前記周波数範囲において複数の周波数応答値を決定する手段を含む、
    請求項3記載の装置5。
  6. モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された前記回路が、
    前記複数の周波数応答から周波数応答関数(FRF)行列を生成するよう構成された手段であって、複数の周波数応答を生成する前記手段に応答する手段520と、
    FRF行列を生成する前記手段520に応答して、前記装置のモードに対応する極を識別するよう構成された手段540と、
    極を識別する前記手段540に応答して、前記の識別された極からSDOFベクトルを生成するよう構成された手段530と、
    FRF行列を生成するよう構成された前記手段520と、SDOFベクトルを生成するよう構成された前記手段530とに応答して、前記の評価されたFRF行列と前記の評価されたSDOFベクトルとからモード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された手段550と、
    を含む、請求項2記載の装置。
  7. モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するよう構成された前記回路が、
    前記管に印加される励振を決定するよう構成された回路と、
    励振を決定するよう構成された前記回路に応答して、決定された励振に対する基準モード応答を生成するよう構成された回路710と、
    前記複数の運動トランスデューサに応答して、前記モード・フィルタ・パラメータの評価に従って、前記複数の運動信号から、評価されたモード応答を生成するよう構成された回路720と、
    基準モード応答を生成するよう構成された前記回路と、評価されたモード応答を生成するよう構成された前記回路とに応答して、前記基準モード応答に対する前記評価されたモード応答の誤差に基づいて前記モード・フィルタ・パラメータの新たな評価を生成するよう構成された回路740と、
    を含む、請求項2記載の装置5。
  8. 前記第2の回路40が、SDOFシステムにおける挙動を前記管の挙動に関連付ける力射影パラメータの評価を生成するよう構成された回路を備え、
    前記駆動装置が、力射影パラメータの評価を生成するよう構成された前記回路に応答し、且つ、前記力射影パラメータの生成された評価に従って、駆動命令に応答して前記アクチュエータへ駆動信号を印加するよう働く、
    請求項1記載の装置5。
  9. 前記第2の回路が、質量流量を評価する手段を含む、請求項1記載の装置。
  10. 物質処理システム1からの物質を含むよう構成された管103A、103Bと、該管103A、103Bと関連する複数の運動トランスデューサ105、105′とを備えるセンサ5のモード・パラメータを評価する方法400であって、
    前記管を励振するステップ410と、
    前記励振に応答して、前記管の複数の場所における運動を表わす複数の運動信号を前記複数の運動トランスデューサから受け取るステップ420と、
    前記の複数の受け取られた運動信号から前記センサ5に対するモード・パラメータの評価を生成するステップ430と、
    を備え、前記モード・パラメータが、前記管の挙動を1自由度(SDOF)システムの挙動と関連付ける方法400。
  11. モード・パラメータの評価を生成する前記ステップが、前記管の運動をSDOFシステムの運動と関連付けるモード・フィルタ・パラメータの評価を生成するステップを含む、請求項10記載の方法400。
  12. 励振する前記ステップ410が、前記管を励振するステップ610を含み、
    モード・フィルタ・パラメータの評価を生成する前記ステップ420が、
    前記の受け取られた複数の運動信号から、前記複数の場所に対する複数の周波数応答を決定するステップ630と、
    前記の決定された複数の周波数応答から、前記センサに対するモード・フィルタ・パラメータの評価を生成するステップ670と、
    を含む、請求項11記載の方法400。
  13. 励振する前記ステップ410が、第1の励振周波数を持つコヒーレントで周期的な励振で管を励振するステップ610を含み、
    受け取る前記ステップが、前記管が前記第1の励振周波数で励振される間の前記管の運動を表わす第1の複数の運動信号を受け取るステップを含み、
    複数の周波数応答を決定する前記ステップ420が、前記第1の複数の運動信号から、前記複数の場所に対する前記第1の励振周波数における第1の複数の周波数応答値を決定するステップを含み、
    励振する前記ステップ410が更に、第2の励振周波数を持つコヒーレントで周期的な励振で前記管を励振するステップ610を含み、
    受け取る前記ステップが更に、前記管が前記第2の励振周波数で励振される間の前記管の運動を表わす第2の複数の運動信号を受け取るステップを含み、
    複数の周波数応答を決定する前記ステップが更に、前記第2の複数の運動信号から、前記複数の場所に対する前記第2の励振周波数における第2の複数の周波数応答を決定するステップを含む、
    請求項12記載の方法410。
  14. 励振する前記ステップ410が、複数の周期的成分を含む励振を印加するステップを含み、
    それぞれの前記周期的成分が、これと関連する各々の周波数を持ち、
    前記周期的成分の前記周波数が周波数範囲に分布され、
    受け取る前記ステップが、前記管が複数の周期的成分を含む励振で励振される間の前記管の運動を表わす複数の運動信号を受取るステップを含み、
    複数の周波数応答を決定する前記ステップが、前記周波数範囲において前記複数の場所に対する複数の周波数応答を決定するステップを含む、
    請求項13記載の方法。
  15. モード・フィルタ・パラメータの評価を生成する前記ステップ430が、
    前記複数の周波数応答から周波数応答関数(FRF)行列を生成するステップ640と、
    前記センサのモードに対応する極を識別するステップ650と、
    前記の識別された極からSDOFベクトルを生成するステップ660と、
    前記の評価されたFRF行列と前記の評価されたSDOFベクトルから、モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するステップ670と、
    を含む、請求項13記載の方法。
  16. モード・フィルタ・パラメータの評価を生成する前記ステップ430が、
    前記管へ印加される励振を決定するステップ910と、
    運動値を決定するステップ925と、
    前記モード・フィルタ・パラメータの評価に従って、評価されたモード応答を生成するよう、モード・フィルタを前記複数の運動信号へ適用するステップ930と、
    前記の評価されたモード応答と前記基準モード応答との差に基づいて、前記モード・フィルタ・パラメータの新たな評価を生成するステップ940と、
    を含む、請求項12記載の方法。
  17. 決定する前記ステップ、適用する前記ステップ及び生成する前記ステップを、前記基準モード応答に対する前記の評価されたモード応答の誤差が所定の基準を満たすまで反復して実行する、請求項16記載の方法。
  18. 基準モード応答値を生成するステップ915と、
    前記モード・フィルタ・パラメータの評価を生成するステップ920と、
    或る瞬間に対する運動値を決定するステップ925と、
    前記モード・フィルタ・パラメータの評価と前記運動値から、評価されたモード応答値を生成するステップ930と、
    前記基準モード応答値に対する前記の評価されたモード応答値の誤差を決定するステップ935と、
    以前の前記モード・フィルタ・パラメータの評価と前記の決定された誤差から、前記モード・フィルタ・パラメータの新たな評価を生成するステップ940と、
    を含む、請求項10記載の方法。
  19. モード応答値を生成する前記ステップ、運動値を決定する前記ステップ、評価されたモード応答値を生成する前記ステップ、誤差を決定する前記ステップ、及び、モード・フィルタ・パラメータの新たな評価値を生成する前記ステップを、基準モード応答値に対する評価されたモード応答値の誤差が所定の基準を満たすまで反復して実行する、請求項18記載の方法。
  20. 前記管に対して印加される前記励振を決定するステップを更に含み、
    モード・パラメータを評価する前記ステップが、決定された前記励振と前記複数の運動信号とからモード・パラメータを評価するステップを含む、請求項10記載の方法。
  21. 前記センサが、前記管と関連するアクチュエータを備え、
    励振する前記ステップが、前記アクチュエータで前記管を励振するステップを含む、
    請求項10記載の方法。
  22. モード・パラメータの評価を生成する前記ステップが、SDOFシステムにおける挙動を前記管の挙動と関連付ける力射影パラメータの評価を生成するステップを含む、請求項10記載の方法。
  23. 励振する前記ステップが、前記力射影パラメータの生成された評価に従って前記管を励振するステップを含む、請求項22記載の方法。
  24. 励振する前記ステップの前に、前記センサの複数のモードを評価するステップが行われ、
    励振する前記ステップが、前記の評価されたモードのうちの1つを選択的に励振するよう働く励振を前記管に印加するステップを含む、
    請求項10記載の方法。
  25. モード・パラメータの評価を生成する前記ステップに続いて、
    前記物質処理システムからの物質を前記管に入れるステップと、
    前記複数の運動トランスデューサから複数の運動信号を受け取るステップと、
    前記のモード・パラメータの評価に応答して、前記物質処理システムに対するプロセス・パラメータの評価を生成するステップと、
    が行われる、請求項10記載の方法。
  26. プロセス・パラメータの評価を生成する前記ステップが、前記管における質量流量を評価するステップを含む、請求項25記載の方法。
  27. プロセス・パラメータの評価を生成する前記ステップに続いて、
    前記モード・パラメータの新たな評価を生成するステップと、
    前記物質処理システムからの物質を前記管に入れるステップと、
    前記複数の運動トランスデューサから複数の運動信号を受け取るステップと、
    前記モード・パラメータの前記新たな評価に応答して、プロセス・パラメータの評価を生成するステップと、
    が行われる、請求項24記載の方法。
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