JP4317540B2 - 映像品質推定装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、インターネットなどのネットワークを経由して行われる映像配信サービスや映像コミュニケーションサービスなどの映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定装置、方法およびプログラムに関するものである。
近年、インターネットアクセス回線の高速・広帯域化に伴い、音声及び映像メディアなどを用いた映像通信サービスが期待されている。インターネットは必ずしも通信品質が保証されていないネットワークであるため、音声及び映像メディアなどを用いて通信を行う場合、ユーザ間のネットワークの回線帯域が狭かったり、回線が輻輳したりすると、音声や映像メディアなどに対してユーザが知覚する品質(主観品質)が劣化してしまう。
具体的には、音声に品質劣化が加わると、途切れ・雑音などとして知覚され、映像に品質劣化が加わると、ぼけ・にじみ・モザイク状の歪・ぎくしゃく感などとして知覚される。また、音声及び映像メディア信号送信時の処理時間(送信バッファ時間、音声及び映像のエンコード処理時間など)、ネットワークにおける遅延時間(ネットワークを構成するルータ等での処理時間、ネットワーク回線の物理的距離など)、音声及び映像メディア信号受信時の処理時間(受信バッファ時間、音声及び映像のデコード処理時間など)に起因する遅延時間によって、音声や映像の応答の遅れが知覚される場合がある。
上記サービスを品質良く提供するためには、サービス提供に先立った品質推定やサービス開始後の品質管理が重要となり、このためには、ユーザが享受する品質を適切に表現でき、しかも簡便かつ効率的な品質評価技術が必要となる。
従来、音声品質を推定する技術については、非特許文献1において音声品質客観評価法PESQ(Perceptual Evaluation of Speech Quality )が規定され、映像品質を推定する技術についても、非特許文献2において映像品質客観評価法が記載されている。また、非特許文献3において、VoIP(Voice over IP )のネットワークプランニングを行うための品質推定法が記載されている。これらの客観評価技術は、ある一定の条件下で主観品質の統計的曖昧さと同程度の推定誤差で主観品質を推定可能である。
国際標準化機関ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告P.862. ITU−T勧告J.144. ITU−T勧告G.107.
しかしながら、ネットワークを経由して行われる映像通信サービスでは、映像品質を左右する多くの要因がある。例えば、これらの要因として、映像パケット損失率、映像ビットレート、フレームレートなどが考えられる。上述した客観評価技術を用いれば、提供中の映像通信サービスの映像品質をある程度の精度で推定することが可能ではあるが、上記の要因が映像通信サービスの映像品質に与える影響が不明確であり、どの要因が映像品質に悪影響を与えているのかなど、提供中の映像通信サービスの映像品質の実態を把握・管理することができなかった。また、映像通信サービスの提供に先立って、どの要因を改善すれば映像品質が良くなるのかなど、設計・管理の指針が得られないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、提供中の映像通信サービスの映像品質の実態を把握・管理したり、映像通信サービスの提供に先立って設計・管理の指針を得たりすることが可能な映像品質推定装置、方法およびプログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明(請求項1に係る発明)は、ネットワークを経由して行われる映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定装置において、映像通信サービスの通信品質を左右する第1〜第N(N≧2)の通信品質パラメータを入力とし、この第1〜第Nの通信品質パラメータを予め定められている第1〜第Nの関数に従って、その通信品質パラメータが単独で映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化した第1〜第Nの中間パラメータに変換する中間パラメータ変換手段と、第1〜第Nの中間パラメータを入力とし、それぞれの中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れて予め定められている評価関数に従って、映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定手段とを設けたものである。
この発明によれば、例えば、映像パケット損失率を第1の通信品質パラメータ、映像ビットレートを第2の通信品質パラメータ、フレームレートを第3の通信品質パラメータとした場合、映像パケット損失率が第1の関数に従って第1の中間パラメータ(映像パケット損失率が単独で映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化したパラメータ)に変換され、映像ビットレートが第2の関数に従って第2の中間パラメータ(映像ビットレートが単独で映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化したパラメータ)に変換され、フレームレートが第3の関数に従って第3の中間パラメータ(フレームレートが単独で映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化したパラメータ)に変換される。そして、この第1〜第3の中間パラメータから、それぞれの中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れた評価関数に従って、映像通信サービスの映像品質が推定される。
本発明において、推定される映像品質は、通信品質パラメータの値によって左右される。したがって、推定された映像品質が規定の値よりも低かったような場合、通信品質パラメータの値を擬似的に調整することにより、どの要因が映像品質に悪影響を与えているのか、どの要因を改善すれば映像品質が良くなるのかなどを知ることが可能となる。これにより、提供中の映像通信サービスの映像品質の実態を把握・管理したり、映像通信サービスの提供に先立って設計・管理の指針を得ることが可能となる。
本発明において、第1〜第Nの通信品質パラメータを第1〜第Nの中間パラメータに変換する際に使用する第1〜第Nの関数、第1〜第Nの中間パラメータから映像品質を推定する際に使用する評価関数は、主観評価実験などによって導き出すことが可能である。これらの関数において、使用される係数は、ユーザ側の通信の利用環境によって異なる。そこで、請求項2に係る発明では、ユーザ側の通信の利用環境を示す通信利用環境パラメータ(符号化方式、表示サイズ、表示解像度など)を入力とし、第1〜第Nの通信品質パラメータを第1〜第Nの中間パラメータに変換する際、第1〜第Nの関数で使用する係数を通信利用環境パラメータに基づいて決定するようにする。また、第1〜第Nの中間パラメータから映像品質を推定する際、評価関数で使用する係数を通信利用環境パラメータに基づいて決定するようにする。これにより、ユーザ側の通信の利用環境が考慮され、高精度で映像品質を推定することが可能となる。
なお、本発明は、映像品質推定装置としてではなく、映像品質推定方法としても実現することが可能である(請求項3に係る発明)。また、コンピュータにその処理を実行させるプログラムとしても提供することができる(請求項4に係る発明)。
本発明によれば、映像通信サービスの通信品質を左右する第1〜第Nの通信品質パラメータを入力とし、この第1〜第Nの通信品質パラメータをその通信品質パラメータが単独で映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化した第1〜第Nの中間パラメータに変換し、この第1〜第Nの中間パラメータからその中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れて映像通信サービスの映像品質を推定するようにしたので、推定された映像品質が規定の値よりも低かったような場合、通信品質パラメータの値を擬似的に調整することにより、どの要因が映像品質に悪影響を与えているのか、どの要因を改善すれば映像品質が良くなるのかなどを知ることが可能となり、提供中の映像通信サービスの映像品質の実態を把握・管理したり、映像通信サービスの提供に先立って設計・管理の指針を得たりすることが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る映像品質推定装置の一実施の形態の概略を示す構成図である。この映像品質推定装置100は、インターネットなどのネットワークを経由して行われる映像通信サービスとして映像コミュニケーションサービスを対象として設けられ、中間パラメータ変換部101と、映像品質推定部102と、第1のテーブルTB1と、第2のテーブルTB2とを備えている。
〔中間パラメータ変換部〕
中間パラメータ変換部101は、映像コミュニケーションサービスの通信品質を左右する通信品質パラメータ(この例では、映像パケット損失率〔pv〕、映像ビットレート〔br〕、フレームレート〔fr〕)を入力とし、またユーザ側の通信の利用環境を示す通信利用環境パラメータ(この例では、符号化方式、表示サイズ、表示解像度)を入力とし、通信利用環境パラメータに応ずる後述する係数αk,βk,γk(k=1〜3)を第1のテーブルTB1から読み出し、予め定められている第1、第2、第3の関数(後述)に従って、通信品質パラメータとして入力された映像パケット損失率、映像ビットレート、フレームレートを、その通信品質パラメータが単独で映像コミュニケーションサービスの映像品質に与える影響を定量化した中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)に変換する。
〔映像品質推定部〕
映像品質推定部102は、中間パラメータ変換部101からの中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)を入力とし、また中間パラメータ変換部101への通信利用環境パラメータ(符号化方式、表示サイズ、表示解像度)を分岐入力とし、通信利用環境パラメータに応ずる後述する係数α4,β4,γ4を第2のテーブルTB2から読み出し、中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)が相互に作用する影響(交互作用による影響)を考慮に入れて予め定められている評価関数(後述)に従って、映像コミュニケーションサービスの映像品質MOSvを推定する。
〔中間パラメータ変換部における第1、第2、第3の関数〕
中間パラメータ変換部101には、第1の関数として下記(1)式が、第2の関数として下記(2)式が、第3の関数として下記(3)式が定められている。
v1(pv)=α1+β1exp(−pv/t1)+γ1exp(−pv/t2) ・・・・(1)
v2(br)=α2+(β2−α2)/{1+(br/br0 γ2 }・・・・(2)
v3(fr)=α3+β3・fr+γ3・fr2 ・・・・(3)
ここで、α1,α2,α3、β1,β2,β3、γ1,γ2,γ3は第1のテーブルTB1から読み出される係数であり、t1,t2,br0 は第1のテーブルTB1から読み出される固定値として定められる係数である。
上記(1)式、(2)式、(3)式、およびこれらの式で使用する係数は、以下のような主観評価実験により決定することができる。
まず、映像品質が異なる複数の実験条件を設定し、これらに対し主観評価実験を行う。映像品質は映像コミュニケーションサービス環境(パケット損失率などのネットワークパラメータ)が制御できる実験系を用いることで制御可能である。実験系としては、例えば、ネットワークエミュレータ装置を介して、映像コミュニケーションサービスを用いる端末/アプリケーションを接続する。
主観評価実験では、被験者に映像コミュニケーションサービスを想定した会話を実施してもらい、映像品質を5段階品質尺度(5:非常に良い、4:良い、3:普通、2:悪い、1:非常に悪い)で評価し、映像品質を被験者の平均評点(MOS)で表す。このMOSの値と各通信品質パラメータとの関係より上記(1)式、(2)式、(3)式を導き出し、各係数を決定する。
この(1)式、(2)式、(3)式において、使用される係数αk,βk,γk(k=1〜3)は、ユーザ側の通信の利用環境によって異なる。そこで、本実施の形態では、ユーザ側の通信の利用環境を示す通信利用環境パラメータを符号化方式、表示サイズ、表示解像度とし、符号化方式、表示サイズ、表示解像度毎に係数αk,βk,γk(k=1〜3)を求め、図2に示すような表示サイズと表示解像度とでその係数が示されるα1,β1,γ1のテーブル、α2,β2,γ2のテーブル、α3,β3,γ3のテーブルを符号化方式毎に作成し、第1のテーブルTB1としている。
〔映像品質推定部における評価関数〕
映像品質推定部102には、中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)が相互に作用する影響を考慮に入れた評価関数として、下記(4)式が定められている。
MOSv(pv,br,fr)=α4+β4{v1(pv)・v2(br)・v3(fr)}1/γ4 ・・・・(4)
ここで、α4,β4,γ4は第2のテーブルTB2から読み出される係数である。
上記(4)式、およびこの式で使用する係数は、上述した第1、第2、第3の関数の場合と同様の主観評価実験によって決定することができる。この(4)式において、使用される係数α4,β4,γ4は、ユーザ側の通信の利用環境によって異なる。そこで、本実施の形態では、ユーザ側の通信の利用環境を示す通信利用環境パラメータを符号化方式、表示サイズ、表示解像度とし、符号化方式、表示サイズ、表示解像度毎に係数α4,β4,γ4を求め、図3に示すような表示サイズと表示解像度とでその係数が示されるα4,β4,γ4のテーブルを符号化方式毎に作成し、第2のテーブルTB2としている。
〔映像品質の推定〕
この映像品質推定装置100では次のようにして映像品質の推定が行われる。なお、この映像品質の推定動作は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。また、プログラムは媒体に記憶された形で提供され、ハードウェアシステムに組み込まれている記憶装置、例えばハードディスク装置にインストールされることによって実行される。
今、インターネットなどのネットワークを経由して、映像コミュニケーションサービスが行われているものとする。この場合、中間パラメータ変換部101には、映像コミュニケーションサービスの通信品質を左右する通信品質パラメータとして映像パケット損失率〔pv〕、映像ビットレート〔br〕、フレームレート〔fr〕が、ユーザ側の利用環境を示す通信利用環境パラメータとして符号化方式、表示サイズ、表示解像度が入力される。また、映像品質推定部102には、中間パラメータ変換部101への通信利用環境パラメータ(符号化方式、表示サイズ、表示解像度)が分岐して入力される。
中間パラメータ変換部101は、通信利用環境パラメータとして入力された符号化方式、表示サイズ、表示解像度を検索キーとして、第1のテーブルTB1よりその符号化方式、表示サイズ、表示解像度に応ずる係数α1,α2,α3、β1,β2,β3、γ1,γ2,γ3を読み出し、第1の関数を示す上記(1)式に係数α1,β1,γ1をセットし、第2の関数を示す上記(2)式にα2,β2,γ2をセットし、第3の関数を示す上記(3)式にα3,β3,γ3をセットする。また、第1のテーブルTB1より係数t1,t2br0 を読み出し、上記(1)式および(2)式にセットする。
そして、通信品質パラメータとして入力された映像パケット損失率〔pv〕を係数α1,β1,γ1がセットされた上記(1)式に代入して、映像パケット損失率〔pv〕が単独で映像コミュニケーションサービスの映像品質に与える影響を定量化した中間パラメータv1(pv)を求める。また、通信品質パラメータとして入力された映像ビットレート〔br〕を係数α2,β2,γ2がセットされた上記(2)式に代入して、映像ビットレート〔br〕が単独で映像コミュニケーションサービスの映像品質に与える影響を定量化した中間パラメータv2(br)を求める。また、通信品質パラメータとして入力されたフレームレート〔fr〕をα3,β3,γ3がセットされた上記(3)式に代入して、フレームレート〔fr〕が単独で映像コミュニケーションサービスの映像品質に与える影響を定量化した中間パラメータv3(fr)を求める。そして、この求めた中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)を映像品質推定部102へ送る。
映像品質推定部102は、通信利用環境パラメータとして入力された符号化方式、表示サイズ、表示解像度を検索キーとして、第2のテーブルTB2よりその符号化方式、表示サイズ、表示解像度に応ずる係数α4,β4,γ4を読み出し、上記(4)式に係数α4,β4,γ4をセットする。そして、中間パラメータ変換部101から送られてきた中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)を係数α4,β4,γ4がセットされた上記(4)式で示される評価関数に代入して、すなわち中間パラメータv1(pv),v2(br),v3(fr)が相互に作用する影響を考慮に入れた評価関数に代入して、映像コミュニケーションサービスの映像品質MOSvを求める。
図4は、映像パケット損失率、映像ビットレート、フレームレート、符号化方式、表示サイズ、表示解像度を入力として、映像品質を推定した結果の一例である。図4(a)は、符号化方式をMPEG−4、表示サイズを約10.6インチ(inch)、表示解像度をVGAとした時のものであり、図4(b)は、符号化方式をMPEG−4、表示サイズを約10.6インチ(inch)、表示解像度をQVGAとした時のものである。縦軸は実測により求めた映像品質値MOSs、横軸は本推定式を用いた映像品質値MOSvを示している。ほとんどのデータが45度の線上に位置することから、本推定方式は非常に精度良く映像品質を推定していることがわかる。
この映像品質推定装置100において、推定される映像品質MOSvは、通信品質パラメータ(映像パケット損失率〔pv〕、映像ビットレート〔br〕、フレームレート〔fr〕)の値によって左右される。したがって、推定された映像品質MOSvが規定の値よりも低かったような場合、通信品質パラメータの値を擬似的に調整することにより、どの要因が映像品質に悪影響を与えているのか、どの要因を改善すれば映像品質が良くなるのかなどを知ることが可能となる。
例えば、映像パケット損失率〔pv〕を擬似的に低くすることによって、映像品質MOSvの規定の値を超える大きな上昇が確認できれば、映像パケット損失率〔pv〕が悪影響を与えており、この映像パケット損失率〔pv〕を改善することによって映像品質が良くなることが分かる。これにより、提供中の映像通信サービスの映像品質の実態を把握・管理したり、映像通信サービスの提供に先立って設計・管理の指針を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態では、通信利用環境パラメータを入力とし、この通信利用環境パラメータに応ずる係数α,β,γを使用することによってユーザ側の通信利用環境を考慮に入れるようにしたが、必ずしもユーザ側の通信利用環境を考慮にいれなくてもよい。本実施の形態では、ユーザ側の通信利用環境を考慮に入れているので、映像品質の推定をより高精度で行うことができている。
また、本実施の形態では、通信品質パラメータを映像パケット損失率、映像ビットレート、フレームレートとし、通信利用環境パラメータを符号化方式、表示サイズ、表示解像度としたが、これらに限られるものではない。例えば、通信品質パラメータとしてパケット遅延時間を入力するようにしてもよく、通信品質パラメータは2つ以上であればその数は幾つであってもよい。また、通信利用環境パラメータは、必ずしも複数でなくてもよく、1つあっても構わない。
本発明に係る映像品質推定装置の一実施の形態の概略を示す構成図である。 この映像品質推定装置で用いる第1のテーブルの構成を例示する図である。 この映像品質推定装置で用いる第2のテーブルの構成を例示する図である。 この映像品質推定装置によって推定した映像品質の評価精度を実証する図である。
符号の説明
100…映像品質推定装置、101…中間パラメータ変換部、102…映像品質推定部、TB1…第1のテーブル、TB2…第2のテーブル。

Claims (4)

  1. ネットワークを経由して行われる映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定装置において、
    前記映像通信サービスの通信品質を左右する第1〜第N(N≧2)の通信品質パラメータを入力とし、この第1〜第Nの通信品質パラメータを予め定められている第1〜第Nの関数に従って、その通信品質パラメータが単独で前記映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化した第1〜第Nの中間パラメータに変換する中間パラメータ変換手段と、
    前記第1〜第Nの中間パラメータを入力とし、それぞれの中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れて予め定められている評価関数に従って、前記映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定手段と
    を備えることを特徴とする映像品質推定装置。
  2. 請求項1に記載された映像品質推定装置において、
    前記中間パラメータ変換手段は、ユーザ側の通信の利用環境を示す通信利用環境パラメータを入力とし、前記第1〜第Nの通信品質パラメータを前記第1〜第Nの中間パラメータに変換する際、前記第1〜第Nの関数で使用する係数を前記通信利用環境パラメータに基づいて決定する手段を備え、
    前記映像品質推定手段は、前記通信利用環境パラメータを入力とし、前記第1〜第Nの中間パラメータから前記映像通信サービスの映像品質を推定する際、前記評価関数で使用する係数を前記通信利用環境パラメータに基づいて決定する手段を備える
    ことを特徴とする映像品質推定装置。
  3. ネットワークを経由して行われる映像通信サービスの映像品質を推定する映像品質推定方法において、
    前記映像通信サービスの通信品質を左右する第1〜第N(N≧2)の通信品質パラメータを入力する第1ステップと、
    前記第1〜第Nの通信品質パラメータをその通信品質パラメータが単独で前記映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化した第1〜第Nの中間パラメータに変換する第2ステップと、
    前記第1〜第Nの中間パラメータからその中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れて前記映像通信サービスの映像品質を推定する第3ステップと
    を備えることを特徴とする映像品質推定方法。
  4. コンピュータに、
    ネットワークを経由して行われる映像通信サービスの通信品質を左右する第1〜第N(N≧2)の通信品質パラメータを入力させる第1の処理と、
    前記第1〜第Nの通信品質パラメータをその通信品質パラメータが単独で前記映像通信サービスの映像品質に与える影響を定量化した第1〜第Nの中間パラメータに変換させる第2の処理と、
    前記第1〜第Nの中間パラメータからその中間パラメータが相互に作用する影響を考慮に入れて前記映像通信サービスの映像品質を推定させる第3の処理と
    を実現させるための映像品質推定プログラム。
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