JP4745721B2 - ネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置、方法、およびプログラム - Google Patents

ネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークコミュニケーションサービス技術に関し、特に音声や映像などのメディアを用いてネットワーク経由でユーザが通信相手と会話する双方向マルチモーダル(multimodal)サービス技術に関する。
インターネットアクセス回線の高速・広帯域化に伴い、音声や映像などの複数のメディアを用いて会話する映像コミュニケーションサービスなどの双方向マルチモーダルサービスが期待されている。
このようなネットワークコミュニケーションサービスで用いるインターネットでは通信品質が保証されているわけではない。このため、音声や映像などのメディアを用いて通信を行う場合、ユーザ間を結ぶネットワークの回線帯域が狭かったり、回線が輻輳したりすると、これらメディアに対してユーザが知覚する品質すなわち主観品質が劣化してしまう。
具体的には、音声メディアに品質劣化が加わると、途切れ・雑音・応答の遅れなどとして知覚され、映像メディアに品質劣化が加わると、ぼけ・にじみ・モザイク状の歪・ぎくしやく感・応答の遅れなどとして知覚される。また、これらメディアの信号送信時の処理時間(送信バッファ時間、音声および映像のエンコード処理時間など)、ネットワークにおける遅延時間(ネットワーク構成、通信者問の物理的距離など)、これらメディアの信号受信時の処理時間(受信バッファ時間、音声および映像のデコード処理時間など)に起因する遅延時間によって、音声や映像の応答の遅れが知覚される場合がある。
このようなネットワークコミュニケーションサービスを品質良く提供するためには、サービス提供に先立った品質設計やサービス開始後の品質管理が重要となり、この品質管理には、ユーザが享受する品質を適切に表現でき、しかも簡便かつ効率的な品質評価技術が必要となる。
従来、音声品質を推定する技術については、国際標準化機関ITU−Tにおいて、音声品質客観評価法:PESQ(Perceptual Evaluation of Speech Quality)が規定されている(例えば、非特許文献1など参照)。また、映像品質を推定する技術についても、ITU−Tにおいて映像品質客観評価法が記載されている(例えば、非特許文献2など参照)。これらの客観評価技術は、ある一定の条件下で主観品質の統計的曖昧さと同程度の推定誤差で主観品質を推定可能である。
また、テレビ放送のような片方向の音声および映像サービスを前提として、音声品質と映像品質から総合品質を求める技術も提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
しかしながら、このような従来技術では、客観品質評価法において、音声メディアあるいは映像メディアなどの個別メディアの品質を取り扱っており、音声メディアおよび映像メディアを併用する場合など、各種ネットワークコミュニケーションを統一的に品質評価できないという問題があった。また、テレビ電話/会議サービスなどのような双方向通信サービスの場合には、各メディアの伝送遅延時間やメディア間の遅延時間のずれ(同期ずれ)がサービスの品質を劣化させる原因となり得るが、テレビ放送のような片方向の音声および映像サービスを前提としている場合、双方向通信サービスの品質評価尺度として利用できないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、音声や映像などのメディアを用いたネットワークコミュニケーションサービスを統一的に品質評価できるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置、方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置は、ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、このコミュニケーションサービスの通信品質に対するユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置であって、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、およびネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録部と、このパラメータ記録部で記録された各品質パラメータに基づいて、コミュニケーションサービスからユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定部と、心理得点推定部で推定された各心理得点の線形和に基づき、ユーザのコミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定部とを備えている。
これに加えて、心理得点推定部に、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定手段と、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定手段と、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定手段と、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定手段と、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定手段とを設けたものである。
また、本発明にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定方法は、ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、情報処理装置により、このコミュニケーションサービスの通信品質に対するユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定方法であって、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、およびネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録ステップと、このパラメータ記録ステップで記録された各品質パラメータに基づいて、コミュニケーションサービスからユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定ステップと、心理得点推定ステップで推定された各心理得点の線形和に基づき、ユーザのコミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定ステップとを備えている。
これに加えて、心理得点推定ステップに、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定ステップとを設けたものである。
また、本発明にかかるプログラムは、ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、このコミュニケーションサービスの通信品質に対するユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置のコンピュータに、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、コミュニケーションサービスで通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、およびネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録ステップと、このパラメータ記録ステップで記録された各品質パラメータに基づいて、コミュニケーションサービスからユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定ステップと、心理得点推定ステップで推定された各心理得点の線形和に基づき、ユーザのコミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定ステップとを実行させる。
これに加えて、心理得点推定ステップに、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定ステップと、各品質パラメータに基づいてコミュニケーションサービスからユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定ステップとを設けたものである。
本発明によれば、ネットワークコミュニケーションサービスでの映像、音声、遅延、端末、料金に関する各品質パラメータに基づいて、ネットワークコミュニケーションサービスからユーザが受ける印象を構成する美的感、躍動感、力量感、利便性、値頃感の各心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定し、これら心理得点の線形和に基づきユーザのコミュニケーションサービスに対する満足度を推定するようにしたので、ネットワークコミュニケーションサービスからユーザが受ける印象に応じた品質評価尺度を得ることができ、音声メディアや映像メディアを用いた通信サービスを総合的に評価できる。
したがって、音声のみを用いた音声コミュニケーションサービスや音声メディアと映像メディアを用いた映像コミュニケーションサービスなど、異なるメディアを用いた複数の通信サービスに関する通信品質を統一的に評価することができる。また、テレビ電話/会議サービスなど、各メディアの伝送遅延時間やメディア間の遅延時間のずれ(同期ずれ)がサービスの品質を劣化させる原因となり得る双方向マルチモーダルサービスについても、その品質評価尺度として利用できる。
このほか、サービスを利用するユーザに対してある一定以上の満足度を保っているかどうかを容易に判断することができる。また、満足度をより改善するための指針として、改善すべき品質パラメータを明確にできるとともに、料金設定などサービス提供者側が適切にユーザ満足度を設計できる。これらにより、上記サービスで用いる品質パラメータの設計や、提供中のサービスの品質実態を把握・管理することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の構成を示すブロック図である。
このネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置100は、全体として入力情報をコンピュータで演算処理して所望の情報を出力する情報処理装置からなり、パラメータ記録部1、心理得点推定部2、および満足度推定部3とから構成されている。
本実施の形態では、パラメータ記録部1で記録された映像品質(コーデック、ビットレート、フレームレート、映像無効パケット率など)、音声品質(コーデック、ビットレート、音声無効パケット率、エコーなど)、遅延品質(映像遅延時間、音声遅延時間など)に関する品質パラメータから、電話などの音声コミュニケーションサービスまたはテレビ電話などの映像コミュニケーションサービスからユーザが受ける印象を構成する各心理要因の得点を心理得点推定部2で推定し、これら心理要因の得点の線形和からネットワークコミュニケーションサービスに対する統一的な満足度を満足度推定部3で推定するようにしたものである。
通常、ユーザは、電話などの音声コミュニケーションサービスまたはテレビ電話などの映像コミュニケーションサービスについて、ユーザの感性により心理的な印象(イメージ)を受け取り、その結果として主観評価が導かれる。本発明でいう心理要因とは、評価対象となるネットワークコミュニケーションサービスからユーザが受け取る印象を構成する要因、すなわち具体的な表現指標であり、例えば美的感、躍動感、力量感などがある。また、本発明でいう心理得点とは、これら心理要因の度合い(印象の強さ)を示す尺度である。
次に、図1を参照して、ネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の構成について詳細に説明する。
ネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置100は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置を用いて各種情報を記録する記録部(図示せず)と、CPUやDSPなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、所定のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能手段を実現する演算処理部(図示せず)とを備えている。
パラメータ記録部1は、上記記録部からなり、装置外部から入力された各種品質パラメータを受け取って記録する機能を有している。主な品質パラメータとしては、フレームレート、映像ビットレート(スループット)、音声/映像コーデック、音声無効パケット率、映像無効パケット率、遅延時間などの映像、音声、遅延に関するパラメータがある。特に、無効パケット率に関連が高い公知技術としては、例えば、特開2002−064539号公報があげられる。
パラメータ記録部1には、品質パラメータの種別ごとに、映像品質パラメータ記録手段11、音声品質パラメータ記録手段12、および遅延品質パラメータ記録手段13が設けられている。
入力された品質パラメータのうち、映像メディアに関する映像品質パラメータ51については映像品質パラメータ記録手段11で記録される。また、音声メディアに関する音声品質パラメータ52については音声品質パラメータ記録手段12で記録され、遅延に関する遅延品質パラメータ53については遅延品質パラメータ記録手段13で記録される。
心理得点推定部2は、上記演算処理部からなり、この心理得点推定部2で実現される主な機能手段としては、美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23がある。
美的感推定手段21は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延に関する品質パラメータ値から美的感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。躍動感推定手段22は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延に関する品質パラメータ値から躍動感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。力量感推定手段23は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延に関する品質パラメータ値から力量感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。
満足度推定部3は、演算処理部からなり、心理得点推定部2により推定された美的感、躍動感、力量感の心理得点を入力とし、それらの値に重み付けした値の和すなわち線形和に基づいて、ネットワークコミュニケーションサービスに対するユーザの満足度を推定し、満足度評価値4を出力する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の心理得点推定部の各推定手段を示す構成例である。
発明者らは、主観評価実験を行った結果、音声または映像を用いたネットワークコミュニケーションサービスに対する満足度MOS(Mean Opinion Score)は、以下の関数で推定可能であることがわかった。
MOS=α+βS1+γS2+δS3
ここで、α、β、γ、δは定数、S1,S2,S3はそれぞれ美的感、躍動感、力量感の心理得点で、音声または映像コミュニケーションサービスをどのような利用シーンで利用するのか、どのような会話を行うかなどにより変化する値である。想定するサービス利用シーンを決定し、予め主観評価実験を行うことでこれら定数を求めることが可能である。
各定数を求める具体的方法は、まず、音声/映像品質の異なる複数の実験条件を設定し、これらに対し主観評価実験を行う。各品質は音声/映像通信サービス環境(無効パケット率、パケット遅延時間/ゆらぎ時間などのネットワークパラメータ)が制御できる実験系、例えば、ネットワークエミュレータ装置を介して、音声または映像コミュニケーションサービスを用いる端末/アプリケーションを接続するなどの実験系を用いることで制御可能である。
主観評価実験では、被験者に想定するサービス利用シーンを模擬する会話を実施してもらい、MOS値として、5段階尺度(非常に良い、良い、どちらともいえない、悪い、非常に悪い)により得られる値を求める。また、心理要因の抽出と心理得点の算出には、SD法により得られたデータに因子分析を施し、それらのデータに重回帰モデルを適用することにより心理(因子)得点S1,S2,S3を算出することができる。
次に、図2を参照して、心理得点推定部2の美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23で、心理得点S1,S2,S3(Sn,n=1〜3の整数)を算出するステップについて説明する。
美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23は、それぞれ図2に示した推定手段20の構成を用いて、それぞれ心理得点S1(美的感)、心理得点S2(躍動感)、心理得点S3(力量感)を計算する。
推定手段20では、まず、個別計算部61〜6i,71〜7j,81〜8kにより、それぞれ所定の推定式を用いて、品質パラメータごとに、個別映像品質心理得点Vn1〜Vni、個別音声品質心理得点An1〜Anj、および個別遅延心理得点Dn1〜Dnkを推定算出する(ステップ1)。
次に、統合計算部60,70,80によりステップ1で得られた品質パラメータごとの個別心理得点Vn1〜Vni,An1〜Anj,Dn1〜Dnkに基づき、予め求めた推定式を用いて、映像、音声、遅延のパラメータを統合した統合映像品質心理得点Vn、統合音声品質心理得点An、統合遅延品質心理得点Dnを算出する(ステップ2)。最後に、心理得点計算部90により、ステップ2で得られた映像、音声、遅延に関する統合心理得点Vn,An,Dnに基づき、予め求めた推定式を用いて心理得点Snを算出する(ステップ3)。
以下の各推定式において、αn、βn、γn、αnm、βnm、γnmは主観評価実験で予め求めた定数である。また、Frはフレームレート、Brは映像ビットレート(スループット)、Paは音声無効パケット率、Pvは映像無効パケット率、Dは映像と音声が同期する場合の遅延時間であり、これらはパラメータ記録部1で記録され心理得点推定部2へ入力される。
美的感に関する心理得点S1を推定するための推定式の一例を以下に示す。
[ステップ1]
11=α11+β11・exp(−Pv/γ11)
12=α12+β12・exp(−Fr/γ12)
13=α13+β13・exp(−Br/γ13)
11=α14+β14・exp(−Pa/γ14)(映像有の場合)
11=α15+β15・exp(−Pa/γ15)(映像無の場合)
[ステップ2]
1=α1011+β1012+γ1013(映像有の場合)
1=0(映像無の場合)
1=A11
[ステップ3]
1=α1+β11+γ11(映像有の場合)
1=A1(映像無の場合)
躍動感に関する心理得点S2を推定するための推定式の一例を以下に示す。
[ステップ1]
21=α21+β21・exp(−Pv/γ21)
22=α22+β22・exp(−Fr/γ22)
21=α23+β23・exp(−Pa/γ23)(映像有の場合)
21=0(映像無の場合)
21=α24+β24・exp(−D/γ24)(映像有の場合)
21=α25+β25D(映像無の場合)
[ステップ2]
2=α20+β2021+γ2022(映像有の場合)
2=0(映像無の場合)
1=A11
2=D21
[ステップ3]
2=α2+β22+γ22+δ22(映像有の場合)
2=D2(映像無の場合)
力量感に関する心理得点S3を推定するための推定式の一例を以下に示す。
[ステップ1]
31=α31+β31・exp(−Fr/γ31)
31=α32+β32・exp(−D/γ32)(映像有の場合)
31=α33+β33・exp(−D/γ33)(映像無の場合)
[ステップ2]
3=V31(映像有の場合)
3=0(映像無の場合)
3=D31
[ステップ3]
3=α3+β33+γ33(映像有の場合)
3=D3(映像無の場合)
このようにして、心理得点推定部2の美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23で、心理得点S1,S2,S3を算出した後、満足度推定部3により、所望のコミュニケーションサービスに関する満足度評価値MOSを目的変数とし、美的感の心理得点S1、躍動感の心理得点S2、力量感の心理得点S3を説明変数として、重回帰分析を行うことにより、以下の満足度MOSの推定式
MOS=α+βS1+γS2+δS3
に関する定数α、β、γ、δの値を求める。
なお、音声または映像を用いたネットワークコミュニケーションサービスに対する満足度MOSを推定する関数を導出するための具体的な主観評価実験は、例えば講演論文集、2005年3月:電子情報通信学会総合大会「双方向マルチモーダルサービスにおける映像付加の効果に関する一検討」などの公知の実験方法を用いればよい。
また、上記ステップ2、ステップ3での推定式の決定は、多重共線性(マルチコ)、有意水準の観点から決定される。同様に、相互作用の項、例えば後述のステップ2におけるVn1n2、An1n2、Dn1n2や、ステップ3におけるVnn、Ann、Dnnなど)の項に関しては、マルチコや有意水準の観点から有無を判断する。なお、ステップ2を考慮せず、ステップ1からステップ3へ直接推定する推定式を用いてもよい。
指示者の出す指示に従いながらブロックをある形状(例えば、文字など)に完成するための会話をする場合を想定した評価結果に本推定関数を適用した結果を図3に示す。縦軸は実測により求めた総合品質値MOSs(Subjective MOS)、横軸は心理得点を利用し求めた総合品質値MOSe(Estimated MOS)を示している。図3に示すように、実測したMOSsと本実施の形態により推定したMOSeとの交点に位置するデータのほとんどが、誤差ゼロを示す45度の線上に位置することから、上記MOS推定式は非常に精度良く総合品質を推定していることがわかる。
このように、本実施の形態では、ネットワークコミュニケーションサービスでの映像、音声、遅延に関する各品質パラメータに基づいて、ネットワークコミュニケーションサービスから利用者が受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定し、これら心理得点の線形和に基づき、ユーザのコミュニケーションサービスに対する満足度を推定するようにしたので、ネットワークコミュニケーションサービスからユーザが受ける印象に応じた品質評価尺度を得ることができ、音声メディアや映像メディアを用いた通信サービスを総合的に評価できる。
したがって、音声のみを用いた音声コミュニケーションサービスや音声メディアと映像メディアを用いた映像コミュニケーションサービスなど、異なるメディアを用いた複数の通信サービスに関する品質を統一的に評価することができる。これにより、各ネットワークコミュニケーションサービスを同じ基準で比較することができ、各種サービスが混在した現状において、いずれのサービスがユーザにとって有用であるかを判別することができる。
また、テレビ電話/会議サービスなど、各メディアの伝送遅延時間やメディア間の遅延時間のずれ(同期ずれ)がサービスの品質を劣化させる原因となり得る双方向マルチモーダルサービスについても、その品質評価尺度として利用できる。
このほか、サービスを利用するユーザに対してある一定以上の満足度を保っているかどうかを容易に判断することができる。また、満足度をより改善するための指針として、改善すべき品質パラメータを明確にできるとともに、料金設定などサービス提供者側が適切にユーザ満足度を設計できる。これらにより、上記サービスで用いる品質パラメータの設計や、提供中のサービスの品質実態を把握・管理することが可能となる。
具体的には、ユーザに対してある一定以上の満足度を保つための品質要求条件を明確にすることができる。また、音声コミュニケーションと映像コミュニケーションが混在する現状で、どちらのサービスがユーザにとって有用であるか不明確であった点を数値化することができる。これにより、上記サービスで用いる映像品質パラメータ(映像無効パケット率、映像ビットレート、フレームレート、コーデックなど)、音声品質パラメータ(音声無効パケット率、コーデックなど)、遅延品質パラメータ(遅延時間、同期ずれなど)、さらには後述の利便性(デスクトップPC、ノートPC、PDA、携帯電話など)や料金の設計、提供中のサービス品質実態を把握・管理することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の構成を示すブロック図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
前述した第1の実施の形態では、心理得点推定部2において、通信サービスから利用者が感じる美的感、躍動感、および力量感に関する得点を推定する場合について説明した。本実施の形態では、これらに加えて利便性および値頃感に関する得点についても推定し、これら得点からコミュニケーションサービス満足度を推定する場合について説明する。
図4のネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置100Aにおいて、パラメータ記録部1には、映像品質パラメータ記録手段11、音声品質パラメータ記録手段12、および遅延品質パラメータ記録手段13に加えて、端末情報記録手段14および料金記録手段15が設けられている。
入力された品質パラメータのうち、評価対象となるネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ54については端末情報記録手段14で記録される。また、評価対象となるネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータ55については料金記録手段15で記録される。
また、心理得点推定部2には、前述した美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23に加えて、利便性推定手段24および値頃感推定手段25が設けられている。これら利便性推定手段24および値頃感推定手段25は、いずれか一方を設けてもよく、両者を設けてもよい。
美的感推定手段21は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延、端末情報、料金に関する品質パラメータ値から美的感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。躍動感推定手段22は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延、端末情報、料金に関する品質パラメータ値から躍動感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。
力量感推定手段23は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延、端末情報、料金に関する品質パラメータ値から力量感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。利便性推定手段24は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延、端末情報、料金に関する品質パラメータ値から利便性に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。値頃感推定手段25は、パラメータ記録部1で記録された映像、音声、遅延、端末情報、料金に関する品質パラメータ値から値頃感に関する心理要因推定値を算出し出力する機能を有している。
満足度推定部3は、心理得点推定部2により推定された美的感、躍動感、力量感、利便性、値頃感の心理得点を入力とし、それらの値に重み付けした値に基づいて音声または映像コミュニケーションサービスに対する満足度を推定し、満足度評価値4を出力する機能を有している。
なお、心理得点推定部2や満足度推定部3で用いる各推定式については、前述した第1の実施の形態と同様に、予め主観評価実験を行うことで各推定式の定数を求めることが可能である。
このように、本実施の形態によれば、心理得点推定部2に、美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23に加えて、利便性推定手段24を追加して設け、これら心理要因に関する心理得点から満足度評価値4を推定するようにしたので、ネットワークコミュニケーションサービスを利用するユーザの利用環境に起因する利便性を満足度に反映させることができる。これにより、異なる利用環境下におけるネットワークコミュニケーションサービスを同一基準で比較でき、個々のユーザの利用環境に応じた有用性を精度よく判別できる。
また、心理得点推定部2に、美的感推定手段21、躍動感推定手段22、および力量感推定手段23に加えて、値頃感推定手段25を追加して設け、これら心理要因に関する心理得点から満足度評価値4を推定するようにしたので、ネットワークコミュニケーションサービスを利用するユーザの経済観念に起因する経済性を満足度に反映させることができる。これにより、異なるコスト環境下におけるネットワークコミュニケーションサービスを同一基準で比較でき、経済性に応じた有用性を精度よく判別できる。
なお、以上の各実施の形態において、パラメータ記録部1は、ユーザが利用しているネットワークコミュニケーションサービスについて、ネットワークやユーザ端末あるいは通信相手端末で取得された映像品質パラメータ51、音声品質パラメータ52、遅延品質パラメータ53、さらには端末パラメータ54や料金パラメータ55を取得して記録し、心理得点推定部2および満足度推定部3で演算処理することにより、所望の満足度をリアルタイムで推定するようにしてもよい。
あるいは、これらパラメータを別個の収集装置で収集しておき、ネットワークコミュニケーションサービスが終了した後、その収集装置から取り込んでパラメータ記録部1で記録し、所望の満足度を推定するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の構成を示すブロック図である。 心理得点推定部の各推定手段の構成例を示すブロック図である。 実際の主観評価結果と推定結果との対応関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,100A…サービス満足度推定装置、1…パラメータ記録部、11…映像品質パラメータ記録手段、12…音声品質パラメータ記録手段、13…遅延品質パラメータ記録手段、14…端末情報記録手段、15…料金記録手段、2…心理得点推定部、20…推定手段、21…美的感推定手段、22…躍動感推定手段、23…力量感推定手段、24…利便性推定手段、25…値頃感推定手段、3…コミュニケーション満足度推定手段、4…満足度評価値(MOS値)、51…映像品質パラメータ、52…音声品質パラメータ、53…遅延品質パラメータ、54…端末パラメータ、55…料金パラメータ、61,62〜6i,71,72〜7j,81,82〜8k…個別計算部、60,70,80…統合計算部、90…心理得点計算部。

Claims (3)

  1. ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、このコミュニケーションサービスの通信品質に対する前記ユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置であって、
    前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、前記ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、および前記ネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録部と、
    このパラメータ記録部で記録された前記各品質パラメータに基づいて、前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定部と、
    前記心理得点推定部で推定された各心理得点の線形和に基づき、前記ユーザの前記コミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定部と
    を備え
    前記心理得点推定部は、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定手段と、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定手段と、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定手段と、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定手段と、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定手段とを有する
    ことを特徴とするネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置。
  2. ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、情報処理装置により、このコミュニケーションサービスの通信品質に対する前記ユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定方法であって、
    前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、前記ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、および前記ネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録ステップと、
    このパラメータ記録ステップで記録された前記各品質パラメータに基づいて、前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定ステップと、
    前記心理得点推定ステップで推定された各心理得点の線形和に基づき、前記ユーザの前記コミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定ステップと
    を備え
    前記心理得点推定ステップは、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定ステップとを有する
    ことを特徴とするネットワークコミュニケーションサービス満足度推定方法。
  3. ネットワークを介して音声や映像などのメディアを送受信することによりユーザが通信相手と会話するコミュニケーションサービスについて、このコミュニケーションサービスの通信品質に対する前記ユーザの満足度を推定するネットワークコミュニケーションサービス満足度推定装置のコンピュータに、
    前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した映像メディアの品質に関する映像品質パラメータ、前記コミュニケーションサービスで前記通信相手から受信した音声メディアの品質に関する音声品質パラメータ、これらメディアの遅延に関する遅延品質パラメータ、前記ネットワークコミュニケーションサービスで用いた端末に関する端末パラメータ、および前記ネットワークコミュニケーションサービスの料金に関する料金パラメータを記録部にそれぞれ記録するパラメータ記録ステップと、
    このパラメータ記録ステップで記録された前記各品質パラメータに基づいて、前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける印象を構成する所定の心理要因ごとに、その度合いを示す心理得点をそれぞれ推定する心理得点推定ステップと、
    前記心理得点推定ステップで推定された各心理得点の線形和に基づき、前記ユーザの前記コミュニケーションサービスに対する満足度を推定する満足度推定ステップと
    を実行させ
    前記心理得点推定ステップは、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける美的感に関する心理得点を推定する美的感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける躍動感に関する心理得点を推定する躍動感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける力量感に関する心理得点を推定する力量感推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける利便性に関する心理要因推定値を推定する利便性推定ステップと、前記各品質パラメータに基づいて前記コミュニケーションサービスから前記ユーザが受ける値頃感に関する心理要因推定値を推定する値頃感推定ステップとを有する
    ことを特徴とするプログラム。
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