JP4316918B2 - 棒状小型インバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は棒状小型インバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器、電気機器の小型化に伴い、それに用いられる蛍光ランプ等の放電灯による光源及びその駆動装置の小型化の要求も大きい。
【0003】
棒状昇圧トランスを使用した棒状小型インバータの小型化に関しては、いくつかの出願を見る。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
【0004】
以下に従来の棒状小型インバータの構造を図面を用いて説明する。図2は従来の棒状小型インバータを示す斜視図である。棒状昇圧トランス1は筒型ボビンを使用し、二次巻線である極細線が絡げられている高圧出力端子4を有し、端子台6が形成されている。3はインバータ回路を形成する基板であり、棒状昇圧トランス1の端子台6を介して接続され、棒状小型インバータを構成している。
【0005】
前記棒状小型インバータの小型化は、インバータ回路を形成する基板3の短辺を棒状昇圧トランス1の直径と同程度の幅の長方形とすることで成されている。このため棒状昇圧トランス1の高圧出力端子4側には基板が無い構造である。
【0006】
前記棒状小型インバータにおいて蛍光ランプ8との接続は、蛍光ランプ8に接続されたシリコンなどの絶縁被覆を持つ高耐圧リード線7を、棒状昇圧トランス1の高圧出力端子4に半田付け等の方法により直接接続することにより行われていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−163160号公報(第3−5頁、第1−2図)
【特許文献2】
実開平7−1527号公報(第2−3頁、第1−3図)
【特許文献3】
実開平7−1528号公報(第2頁、第1−2図)
【特許文献4】
実開平6−80390号公報(第2頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記棒状小型インバータと蛍光ランプとの直接的な接続方法では接続に使用される高耐圧リード線の引き回し等により発生する応力が、直接棒状昇圧トランスの高圧出力端子に掛かることになる。ここで、該高圧出力端子には棒状昇圧トランスの二次巻線である極細線が絡げられている。また、棒状昇圧トランスに使用される筒型ボビンは、樹脂製の小型化されたものであるために該高圧出力端子が筒型ボビンへ圧入されている体積は極めて小さく、外部からの力に対して極めて弱い。このため、該高耐圧リード線に引き回し等の理由により発生した応力は、該高耐圧リード線と直接接続された該高圧出力端子を傾け、前記極細線を断線させてしまうことがあった。また、前記極細線の断線を防ぐために筒型ボビンの両端を保持するコの字又はロの字に形成した基板が用いられることがあるが、小型化が困難となる。
【0009】
本発明の目的は、上記課題を解決しようとするもので、且つ棒状の形態を保つ棒状小型インバータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
棒状昇圧トランスを使用し、棒状昇圧トランスの筒型ボビンの軸が、インバータ回路を形成する棒状昇圧トランスの直径と同程度の幅を短辺とする長方形の基板の長辺に対して平行となるように、該基板の短辺側と棒状昇圧トランスとを、棒状昇圧トランスの筒状ボビンの端子台を介して接続した棒状小型インバータにおいて、インバータ回路を形成する基板とは別個体であり、インバータ回路を形成する基板の短辺と同程度の幅を短辺とする長方形あるいは正方形の基板を有し、且つ該別個体の基板の長辺が筒型ボビンの軸に対して平行となるように、棒状昇圧トランスの高圧出力端子に該別個体の基板が取り付けられ、該別個体の基板に高耐圧リード線を接続した構造とすることにより、棒状小型インバータの形態を保つことができるものである。
【0011】
ここで、前記棒状昇圧トランスの筒型ボビンの高圧出力端子側に少なくとも1本のピンを圧入等の方法により設け、該ピンにより前記棒状昇圧トランスと前記別個体の基板とを接続することで、前記棒状昇圧トランスと前記別個体の基板との接続は、前記高圧出力端子との接続と合わせ二点以上となり、前記高圧出力端子に掛かる外部からの力に対して強度を高めることができるものである。
【0012】
また、接続強度を高める方法としては接着によるものでも良く、また、該接着及び前記ピンによる2つの方法を併用するものであっても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による棒状小型インバータの一実施形態の斜視図である。
【0014】
棒状昇圧トランス1は筒型ボビンを使用し、二次巻線である極細線が絡げられている高圧出力端子4及びピン5を有し、端子台6が形成されている。2はインバータ回路を形成する基板3とは別個体である基板であり、7はシリコンなどの被覆を有する高耐圧リード線、8は蛍光ランプ、9は接着剤である。
【0015】
図1に示す棒状小型インバータは、棒状昇圧トランス1の筒型ボビンに形成された端子台6を介してインバータ回路基板3に接続され、高圧出力端子4は基板2に接続され、該接続の強度を高めるためにピン5も基板2に接続されている。ここで該接続の強度を高める方法はピン5によるものではなくてもよく、接着剤9等による固定であってもよい。また、ピン5及び接着剤9の併用による接続及び固定であってもよい。
【0016】
前記棒状小型インバータと蛍光ランプ8とを接続する高耐圧リード線7は前記棒状小型インバータの基板2に接続される。
【0017】
【発明の効果】
本発明の棒状小型インバータの構成では、インバータ回路を形成する基板とは別個体の基板に高耐圧リード線を接続することにより、該高耐圧リード線の引き回し等により発生する応力は、直接高圧出力端子には掛からないことになり、且つ別個体の基板と高圧出力端子との接続強度を高めたことにより、該高圧出力端子は外部からの応力により傾くことが無くなる。従って、該高圧出力端子に絡げられた二次巻線である極細線の断線を防止できる構造となる。
【0018】
また、本発明の棒状小型インバータの構成において、インバータ回路を形成する基板及び別個体の基板の短辺を棒状昇圧トランスの直径と同程度とすることにより棒状である形態を維持できる。
【0019】
本発明の棒状小型インバータにおいては、棒状小型インバータの形態を維持しているため小型化の進む電子機器において有用なものとなる。また、蛍光ランプとの接続における強度を確保できるので、使用において高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棒状小型インバータの一実施形態の斜視図
【図2】従来の棒状小型インバータであり斜視図
【符号の説明】
1 棒状昇圧トランス
2 基板
3 インバータ回路基板
4 高圧出力端子
5 ピン
6 端子台
7 高耐圧リード線
8 蛍光ランプ
9 接着剤
Claims (3)
- 棒状昇圧トランスを使用し、該棒状昇圧トランスの筒型ボビンの軸が、インバータ回路を形成する基板に対して平行となるように該棒状昇圧トランスと該基板を取り付けた棒状小型インバータにおいて、該基板とは別個体の基板を有し、且つ該別個体の基板が前記棒状昇圧トランスの筒型ボビンの軸に対して平行となるように、棒状昇圧トランスの高圧出力端子に該別個体の基板が取り付けられ、該別個体の基板に高耐圧リード線が接続されていることを特徴とする棒状小型インバータ。
- 前記棒状昇圧トランスの筒型ボビンの高圧出力端子側に少なくとも1本のピンが設けられ、該ピンにより前記棒状昇圧トランスと前記別個体の基板とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状小型インバータ。
- 前記棒状昇圧トランスと前記別個体の基板とを接着により固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の棒状小型インバータ。
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JP2003112343A JP4316918B2 (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 棒状小型インバータ |
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- 2003-04-17 JP JP2003112343A patent/JP4316918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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